- 「ハタラクティブ」トップ
- 記事トップ
- 「選考対策」についての記事一覧
- 「就職・転職のノウハウ」についての記事一覧
- 「転職ノウハウ」についての記事一覧
- 転職活動で作文試験が出たらどうする?書き方のコツを押さえよう
転職活動で作文試験が出たらどうする?書き方のコツを押さえよう
この記事のまとめ
- 企業は転職や就職の作文試験を通して、価値観や学力などを判断している
- 転職や就職試験の主な作文テーマは「入社後の目標」「学生時代に頑張ったこと」など
- 作文は、序論→本論→結論の流れでまとめよう
- 文章は「一文一義」とし、一文に情報を盛り込み過ぎないことが大切
- 転職や就職試験の作文が不安な場合は、転職エージェントなど第三者に見てもらうのも手
あなたにおすすめ!
転職や就職試験で作文が書けなかった方や、書き方が分からずに悩む方もいるでしょう。企業側が採用選考で作文を課すのには、応募者の価値観や学力を確認し、会社の方針とマッチしているかを判断する意図があります。このコラムでは、転職や就職における作文の書き方のコツを解説。また、試験で出題されやすい作文のテーマも紹介します。書き方の注意点も参考のうえ、転職や就職での作文試験に臨みましょう。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
就職・転職でお困りではありませんか?
なぜ転職で作文試験が行われるの?
企業が就活や転職で作文を書かせる意図は、仕事に必要な文章力や漢字が書けるといった基礎的な学力、論理性、意欲などを判断したいためです。新卒の採用試験をはじめ、転職でも作文や小論文の試験が課されることがあります。また、企業の就職や転職試験によっては、800字程度の作文を書く場合もあるようです。
応募者の考え方を知るため
企業は転職時の作文試験をとおして、人間性や価値観、論理性など、応募者がどのような考え方をもっているのかを知ろうとしていると考えられます。「社員の一員として一体感をもって仕事ができるか」「良好な関係を構築するうえでコミュニケーションが取れるか」などは、応募者の人間性や価値観が肝心となるためです。
仕事への意欲を確認するため
作文のテーマによっては、仕事に対しての熱量や野望があるかを見極める目的もあるでしょう。仕事への意欲からは、応募者の目標や将来のビジョンが見えてくるため、企業でどのくらいの活躍が期待できるかを判断しやすくなります。
また、転職の場合、新しい企業でチャレンジしたいことや成し遂げたい抱負を作文に書けると、意欲が伝わりやすいでしょう。
基礎的な学力を確認するため
仕事に必要な文章力や漢字が書けるかどうかなど、基礎的な学力を把握したい意図もあるようです。特に、出版系や新聞社などでは高い文章力が求められることも。それ以外の業界でも、「誤字脱字がないか」「相手に伝わる文章になっているか」といった基本的な部分が大切になるでしょう。
転職試験でよく出題される作文のテーマ
作文試験で出題されるテーマは、業界や企業によってさまざまです。そのなかでも、転職の作文試験で出題されやすいお題として、以下のものが挙げられるでしょう。
- ・入社後の目標
- ・10年後の自分
- ・学生時代に頑張ったこと
- ・最近気になったニュース
- ・理想の社会人像
- ・自分のつくりたい商品やサービスについて
「入社後の目標」「10年後の自分」「理想の社会人像」のテーマからは、応募者が目指す方向と企業の方針にずれがないかを確かめる意図があると考えられます。「学生時代に頑張ったこと」からは、そのとき発揮された強みが仕事に活かせるかどうかを判断されているでしょう。
作文はすぐに書き始めるのではなく、まずはテーマを見て構成を考えるのが大切です。「企業がテーマに込めた意図は何か?」を考えると、話の内容や方向性が定まりやすくなります。そして、企業の求めているものを読み取れると、スムーズに書けるようになるでしょう。
面接でよく聞かれる質問は、「面接でよくある質問と回答例を紹介!中途採用と新卒では内容が違う?」のコラムにまとめています。作文のテーマにつながるものもあるので、あわせて確認してみてください。
転職での作文試験の書き方のコツ
読みやすい作文やエントリーシートを作成するには、文法を守った正しい文章が求められます。また、テーマを複数設定すると散漫な印象になるので、1つの作文ではテーマを1つに絞るのがコツです。第三者が読んだときに、分かりやすい話の流れと内容になっているかを見直し、誤字脱字にも気をつけましょう。
序論・本論・結論でまとめる
文章の構成は「序論・本論・結論」が基本となっているため、転職試験の作文の書き出しでは、内容の論点から述べます。作文を書く途中で話に矛盾が生じたり、論理が破綻したりするのを防ぐことにつながるためです。
序論
自分がこれから何について論じるのかを明確に示します。テーマによっては問題提示をすることもあるでしょう。
本論
テーマについてより詳しく深掘りしていき、自分の考えを明らかにしていきます。このとき、具体例や過去のエピソードを交えると伝わりやすいでしょう。
結論
結論では、本論で述べた内容を簡潔にまとめて締めます。最初に示した論点と作文のテーマが、始めと終わりで変わってしまわないように気をつけることが大切です。
企業によって作文のテーマは異なりますが、採用試験の作文には仕事への思いや考えを入れると働く意欲を示せます。また、テーマの流れに沿う形で、さりげなく自己アピールを盛り込むことも忘れないようにしましょう。文中に具体的なエピソードを入れる場合は、自分の資質や強みが表れた経験を選ぶとより伝わりやすくなります。
文章は「一文一義」を意識する
作文では「一文一義(1つの文章に1つの情報を入れる)」を意識することも大切です。一文に情報を詰め込みすぎると、冗長的になり伝えたい内容が何か分かりにくくなります。以下で、読みづらい例文と読みやすい例文をチェックしてみてください。
読みづらい例
「看護師に転職するメリットは、給料が比較的高いことや転職先に困らないこと、患者さまに感謝されたときにやりがいを感じること、院内託児所があるところも多く子育てしながら働ける環境が整っている点だと思います」
読みやすい例
「看護師に転職するメリットは、給料が比較的高いことや転職先に困らないことです。また、患者さまに感謝されたときにやりがいを感じられる点も挙げられます。さらに、院内託児所がある病院も多いため、子育てしながら働く環境が整っているのも利点です」
読みやすい例のように一文の長さを短くし、情報量を少なくすることで、相手も理解しやすい文章になります。
主語と述語のねじれに気を付ける
主語に対して述語の意味がともっていない「ねじれ」が発生すると、違和感のある読みにくい文章になるため気をつけましょう。以下の例文を読んでみてください。
- ×「私の夢は、プロ野球選手になりたいです」
- ○「私の夢は、プロ野球選手です(なることです)」
1例目の文章では、主語の「私の夢は」に対して、述語は「なりたいです」になっているため、読み手に伝わりにくい文章になっています。「私の夢は」に対する述語は「△△です」となるので、正しい意味になっているか確認しながら文章を作成しましょう。特に、長い文章では主語と述語のねじれが起こりやすいので注意が必要です。
上記の書き方のコツは作文だけでなく、エントリーシートや履歴書の自己PRの作成などでも役立つ方法なので、繰り返し書く練習をすることで身についていきます。「自己PRとは?面接で話せる効果的な書き方を例文とあわせて紹介」のコラムも参考にしてみてください。
就職・転職の作文試験や応募書類に不安がある方は、第三者に確認してもらうのもおすすめです。自分では気付きにくい点を添削して、改善に導いてくれます。作文添削だけでなく、エントリーシートの書き方や転職の面接対策も徹底したい方は、転職エージェントへの相談が望ましいでしょう。
転職・就職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングや求人提案、選考対策を全面的にサポートします。チャットツールで気軽にやり取りできるので、転職の疑問や不安をすぐに解消できるのもメリット。希望条件を丁寧にヒアリングし、適性を考慮したうえであなたに合った求人をご紹介するため、初めて就活をする方も安心です。サービスのご利用はすべて無料のため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
こんなときどうする?転職活動の作文試験に関するお悩みQ&A
ここでは、転職活動の作文試験に関するお悩みをQ&A形式で解決していきます。
転職の選考でなぜ作文があるの?
企業は、作文試験を通して候補者の思考力や人間性、価値観などを把握したいと考えています。また、作文の内容から入社に対する意欲を判断されることもあるでしょう。作文試験を突破するには、誤字脱字に注意するのはもちろん、根拠に基づいた具体的な説明をすることが大切です。
作文試験でよくあるテーマは?
作文試験でよく出題されるテーマには、「自分にとって仕事とは何か」「△年後の自分について」「最近のニュース・関心事」「家族や友人について」などが挙げられます。新卒や第二新卒の場合は「学生時代について」のテーマが出されることも考えられるでしょう。作文試験についてまとめた記事「就職試験の作文の書き方や注意点を解説!よく出題されるテーマや例文も紹介」でも、就職や転職での作文試験のテーマや例文を紹介しているので、参考にしてみてください。
「仕事とは何か」の答え方を教えてください
「仕事とは何か」は、就職や転職の作文試験で出題されやすいテーマの一つですが、答える際は就労意欲をアピールすることがポイントとなります。例として、「自己成長のために欠かせないもの」「実現したい目標を叶えるために必要なもの」「社会貢献の一つの形」などの答え方があるでしょう。なお、「面接で『仕事とは何か』を聞く意図とは?上手な回答方法を紹介」のコラムでは、避けるべき答えも解説しているので確認してみてください。
作文の書き方のコツは?
作文の書き方のコツは、「序論・本論・結論」の構成でまとめることです。最初に論点や問題点を示しておかないと、途中で矛盾が生じやすくなったり、相手に伝わりにくくなったりするでしょう。詳しい書き方は、このコラムの「転職での作文試験の書き方のコツ」でまとめています。また、採用選考に関するお悩みは就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。求職活動支援の一環として、就活が初めての方も安心してプロのアドバイスを受けられます。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。