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履歴書に書ける資格は何級から?正しい書き方やポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の資格欄には何級から書くという決まりはないが評価対象とされる級を書くと良い
- 履歴書の資格欄には正式名称で書くこと
- 履歴書に資格を書くときは「取得」と「合格」を区別する
- 履歴書にはなるべく応募する職種や業界に関係のある資格を書くよう意識
- 履歴書に書ける資格がないときは「特になし」と記載する
「履歴書の資格欄は何級から書いて良いの?」と書き方が分からず、悩む方もいるのではないでしょうか。履歴書の資格は何級から書くという決まりはありません。ただし、一般的に評価対象とされている2級以上が良いでしょう。このコラムでは、履歴書の資格欄への正しい書き方を分かりやすく解説。資格がない・取得している資格が少ないときの書き方もまとめているので、ポイントを押さえたうえで就職・転職活動に役立てましょう。
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履歴書に書ける資格は何級から?
結論から言うと、履歴書には資格の何級から書くという決まりは特にありません。保有資格は就職・転職活動において、自分のアピールポイントにもなるので、保有資格がある方は資格欄にしっかりと書きましょう。
履歴書の評価対象になるのは一般的に2級以上
履歴書に書くときは、なるべく2級以上の資格を書くのが良いとされています。資格の種類によって、誰でも取得しやすいと思われる階級は能力のアピールにつながらないことも。たとえば、英検や簿記なら2級以上を記載するのが良いでしょう。
3級・4級などの資格は履歴書に書かないほうが良い?
「漢検3級」「英検4級」などの2級以下の資格を記載しても問題はありません。たとえ2級以下だとしても、応募する職種や業種に応じて、不利にならない資格であればアピールのために書くのが良いでしょう。また、企業側が応募条件を「3級以上」と設けているなら、3級の場合もしっかり記載してください。
TOEICの点数にも注意
TOEICは点数によって記載を控えたほうが良いこともあります。点数が著しく低い場合、英語力がないと判断されてしまう可能性があるからです。履歴書を書く際、応募条件にTOEICを記載する指定がないのであれば、書かないほうが無難でしょう。「TOEICのスコアは就活でアピールできる?概要と学習方法について解説」のコラムでは、履歴書に書けるTOEICの点数について解説しているので、あわせて参考にしてください。
履歴書における資格や免許の書き方
履歴書の資格欄には、自分が保有している資格や免許を1つずつ書いていきます。どちらも基本的な書き方は同じですが、「取得」「合格」の書き方が異なるので気をつけましょう。
以下を参考に、履歴書における資格や免許の正しい書き方を身につけてください。
資格の場合
履歴書における資格の書き方は、以下のとおりです。
年号の古い順番から記載する
履歴書の日付欄は、資格を取得した年号が古いものから順に記載していきます。取得年号が分からないときは、合格証を確認しましょう。もし、手元に合格証や取得年号が分かる資料がなければ、試験の実施団体へ問い合わせするのも一つの手段です。
資格名は正式名称を記載する
資格名は略称ではなく、正式名称で書きます。「英検」「簿記」など、普段からよく略称で聞く資格についても正式名称を書いてください。資格の正式名称が分からないときは、合格証や公式サイトなどを見て確認しましょう。
「取得」「合格」の違いに注意しよう
資格の種類によっては、「取得」「合格」といった表現が異なるため、間違えないように注意しましょう。たとえば、漢検や英検などは「合格」ですが、TOEICでは「取得」と書きます。履歴書の資格欄には、資格の正式名称と階級を書いた横に1文字分の空白を入れて「取得」または「合格」と書いてください。
正しい取得年月日を記載する
履歴書には、資格を取得した正しい年月日を書きましょう。ここで気をつけたいのは、実際に受験した年月日ではなく、合格した年月日を書くことです。間違えないよう、よく確認してから書くのが良いでしょう。
取得年月日の書き方や、取得した日付が分からないときの対処法については、「履歴書の資格取得日の書き方とは?日付がわからないときの対処法も解説!」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
応募先の企業やキャリアで活かせる資格を記載する
履歴書に書く資格は、応募先企業の求人や業務に関連したものを書きましょう。たとえば、応募先企業が不動産であれば宅建、IT系なら基本情報技術者などです。転職先の仕事に直接関わりのない資格は記載を避けてください。
また、未経験の業界や職種に挑戦する際は、仕事に活かせる資格を記載すると、働く意欲や向上心などが伝わります。
運転免許の場合
履歴書における運転免許の書き方は、以下のとおりです。
運転免許の区分を間違えないようにする
履歴書の資格欄に運転免許を書く際は、自分が持っている運転免許の区分を間違えないようにしましょう。運転免許の区分には、大きく分けて通常自動車を運転する際に必要な「第一種」と、営利目的で運転する際に必要な「第二種」があります。
タクシーや高速バスの運転手などに応募する場合、第二種の免許を取得していないと応募ができません。そのため、手元にある免許証と照らし合わせながら、正しい区分を記載するようにしてください。
「取得日」「交付日」を確認し正しく記載する
履歴書の資格欄に運転免許を書くときは、略称ではなく正式名称で書きましょう。運転免許の取得年月は、運転免許証の左下を見ることで確認できます。運転免許証の住所欄下に書いてある日付は「交付日」なので、「取得日」と間違えないように気をつけてください。
同じ種類の運転免許を複数持っているときの確認方法
バイクと原付きなど、同じ種類の運転免許を複数持っている場合、運転免許証だけでは取得日の確認ができないため、「運転免許経歴証明書」の発行が必要です。運転免許経歴証明書では、現在受けている運転免許の種類や取得年月日が確認できます。自動車安全運転センターや警察署などに備え付けの申込書に必要事項を記入し、手数料とあわせて最寄りの郵便局か、自動車安全運転センターの窓口で申請手続きをしてください。
運転免許は「取得」と書く
運転免許を書くときは、正式名称のあとに1文字分の空白を入れて「取得」と書きましょう。間違えて「合格」と書かないように確認しながら書くことをおすすめします。
ペーパードライバーはどうする?
免許は持っているものの、運転に自信のないペーパードライバーでも免許を持っている事実に変わりはないので、履歴書に資格として書くことに問題ありません。ただし、業務で運転が必要になった場合、「運転ができない」ではトラブルになりかねないので、ペーパードライバーである旨は応募書類に書き添えた方が良いでしょう。先述したように、応募資格として運転免許が必須の際は特に注意が必要です。トラブルを回避するためにも、実際の業務で運転の可能性がある場合は、事前に運転練習をしておくのが良いでしょう。
履歴書に書ける資格一覧
履歴書に書ける資格の例を、略称と正式名称に分けて一覧にしました。履歴書に書くときの参考にしてみてください。
資格
以下が主な資格の書き方です。資格の種類によって「取得」「合格」が異なるため、書くときは注意しましょう。
略称 | 正式名称 | 合格または取得 |
---|---|---|
漢検 | 日本漢字能力検定○級 | 合格 |
英検 | 実用英語技能検定○級 | 合格 |
簿記 | 日本商工会議所簿記検定試験○級 | 合格 |
秘書検 | 秘書技能検定○級 | 合格 |
FP | ○級ファイナンシャル・プランニング技能士 | 合格 |
MOS | Microsoft Office Specialist 科目・バージョン・レベル | 合格 |
TOEIC | TOEIC Listening & Reading Test ○点 | 取得 |
運転免許
普通自動車免許では、マニュアル免許が必要でない場合、「AT限定」と入れる必要はありません。記載する場合は「普通自動車第一種運転免許 (AT限定)取得」としてください。
【第一種運転免許】
略称 | 正式名称 |
---|---|
大型 | 大型自動車免許 |
中型 | 中型自動車免許 |
準中型 | 準中型自動車免許 |
普通 | 普通自動車免許 |
大特 | 大型特殊自動車免許 |
大自二 | 大型自動二輪車免許 |
普自二 | 普通自動二輪車免許 |
小特 | 小型特殊自動車免許 |
原付 | 原動機付自転車免許 |
引 | 牽引免許 |
【第二種転免許】
略称 | 正式名称 |
---|---|
大二 | 大型自動車第二種免許 |
中二 | 中型自動車第二種免許 |
普二 | 普通自動車第二種免許 |
大特二 | 大型特殊自動車第二種免許 |
引二 | 牽引第二種免許 |
履歴書に資格や免許を書くときの3つのポイント
履歴書に資格や免許を正しく書くため、以下のポイントを押さえておきましょう。
1.嘘は書かない
履歴書に資格や免許を書くときの大前提として、虚偽の内容は書かないことです。応募先の企業へアピールするために虚偽の内容を書いてしまうと、嘘が判明したときに内定の取り消しや、のちに解雇となる可能性もあります。どちらにとっても良くないので、履歴書には事実のみ書きましょう。
2.仕事に関係ない資格や免許はあえて書かない
履歴書には、応募する求人の業務に関係あるものを優先して書きましょう。業務と全く関係のない資格や免許が書かれていると、本人の意志と仕事内容が合わないのではないかと捉えられる可能性があります。また、スポーツや趣味などの資格を書くのも避けたほうが無難です。
3.資格がないときは「特になし」と記載する
履歴書に書ける資格が何もないときは「特になし」と書きましょう。履歴書を空欄状態で提出するのはマナー違反とされています。もし、空欄のまま提出してしまうと、応募先の企業に書き忘れと判断されてしまう可能性があるので注意が必要です。また、「特になし」と書いたあとに、学歴や職歴欄で使用する文言の「以上」を書く必要はありません。
履歴書の空欄が良くない理由や空欄をつくらない方法については、「履歴書に空欄をつくるのは良くない?その理由や適切な書き方を項目別に紹介」でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
取得済みの資格や免許が少ないときはどうする?
履歴書に書ける資格や免許が少ない、または持っていないときは、勉強中や取得予定のものを書いてアピールするのも良いでしょう。書き方のポイントは「△△取得に向け勉強中(○年×月受験予定)」など、誰が見ても内容が分かるように書くことです。勉強中や取得予定のものがなければ「特になし」のままで問題ありません。くれぐれも虚偽の内容は書かず、本当に勉強している資格や免許について書きましょう。
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履歴書における資格や免許の書き方に関するお悩みQ&A(FAQを作成する場合に使用)
ここでは、履歴書における資格や免許の書き方に関する疑問やお悩みをQ&A形式で解消します。履歴書の資格欄に書くときの参考にしてみてください。
高校生や中学生のときなど過去に合格した資格を書いても良いの?
問題ありません。ただ、なかには有効期限が設けてある資格や免許もあります。
たとえば、運転免許は講習を定期的に受けて更新する必要があります。履歴書に書く前に、自分が保有している資格や免許に期限があるのか一度確認してみましょう。
資格や免許が多くてすべて書ききれないときは?
履歴書の資格記載欄は書ける行数に制限があるので、応募する求人の応募条件で必須となっているものや、業務と関係があるものを優先して書きましょう。
もし、業務と直接関係するものがないときは、自分の目指すキャリアで活かせる資格や免許を記載するのがおすすめです。資格の評価対象は一般的に2級以上とされているので、なるべく上位の資格を書くように意識してください。
履歴書に書けるおすすめの資格や免許は?
資格や免許にはさまざまな種類があるので、自分の目指す職種や業界に関係する資格や免許を保有し、応募先の企業にアピールするのが良いといえるでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。