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一人っ子の就職活動は不利?抱かれがちなイメージやおすすめ職種を紹介
この記事のまとめ
- 企業とのマッチ度で合否が決まるため、一人っ子という理由で就職は不利にはならない
- 一人っ子は自由なイメージから、「協調性が低そう」などと想像されやすい
- 一人っ子は、「集中力が高く想像力が豊か」などの特徴がみられる傾向にある
- 一人っ子に向いている可能性がある仕事は事務職や営業職、デザイナー職など
一人っ子の方の中には、「就職するのに不利なのでは」「地元を出て就職するのは家族に反対されるのでは」などの悩みを持つ方もいるでしょう。一人っ子であることに悩む必要はありませんが、就職活動では自身の特徴を理解して、うまくアピールすることが大切です。
このコラムでは、一人っ子の特徴や向いている職種、地元・県外で働くメリットを解説します。就活の参考にぜひご覧ください。
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一人っ子の就職活動は不利ではない
自分が兄弟姉妹のいない「一人っ子」という理由だけで、就職活動が不利になることはありません。企業は応募者の人柄やスキル、仕事への適性など、あらゆる面を判断して採用を決定するため、家族構成を重視することは基本的にないといえるでしょう。また、「家族構成を面接で聞かれたら?企業側が聞く理由や回答を拒否する方法も解説」で詳しく記載していますが、家族の質問は公正な選考基準という面から避けるべきとされており、「一人っ子かどうか」と聞かれることは少ないようです。
しかし、面接中に話の流れで家族の話題になる可能性は考えられます。その場合も、基本的に家族構成は選考基準にならないので、「一人っ子だと伝えれば不利になってしまうのでは…」と極度に心配する必要はありません。
一人っ子の割合は48.6%
厚生労働省が調査した「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、児童のいる世帯の48.6%が一人っ子であり、年々増加傾向にあるようです。
また、児童のいない世帯も含めた一人っ子の割合は、児童のいる世帯18.1%に対して、8.8%でした。図で見てみると以下のとおりです。
引用:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況(7p)I 世帯数と世帯人員の状況 図6 児童の有(児童数)無の年次推移(p.7)」
企業や年代によって、兄弟姉妹の有無で特定の性格がイメージされやすいことがあるでしょう。しかし、就職・転職活動の合否は個々の人間性や能力、企業とのマッチ度などによって決まるため、自分に合った仕事は何かについて考えることを優先しましょう。
参照元
厚生労働省
2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況
一人っ子は就職活動でどうみられる?
就職活動において、「一人っ子であるかどうか」は採用試験の合否に関係ありません。しかし、自分が世間的にどのようにみられやすいか気になる人もいるでしょう。以下では、「一人っ子」に対する世間的なイメージとして考えられる弱みと強みをまとめています。気になる場合は、参考にしてみてください。
イメージされやすい一人っ子の弱み
世間的にイメージされやすい「一人っ子」の弱みをご紹介します。一人ひとり性格は異なるものですが、一般的に想像されやすい特徴を把握することで、有効的なアピール方法が分かるでしょう。
協調性が低め
一人っ子は家庭内において、「自身の価値観やペースで育ってきた」と捉えられやすく、協調性が低いとイメージされることがあるようです。就活では協調性が低いことは、「周りとうまくコミュニケーションをとりながら仕事に取り組めるのか」といった疑問を生じさせる場合があるでしょう。
頑固な面がある
一人っ子は、「独自のこだわりを持っている」という頑固な印象を持たれる傾向にあるようです。また、何かを始める際も「自分のタイミングでしか動かない」という性質を持っていると思われることも。就職において頑固過ぎることは、「仕事でトラブルが起きたとき、臨機応変に動けないのでは」といったイメージを持たれる場合があるようです。
人を頼れない
一人っ子は身の周りのことを一人でこなせる印象から、「人に頼るのが苦手なのでは」と思われる可能性があるでしょう。就活において人を頼れないことは、「困ったときに頼ってもらえない」「トラブルがあった際に相談してもらえない」といったイメージから、企業に懸念を抱かれる恐れがあります。
就職で強みとなりやすい一人っ子の強み
ここでは、「一人っ子」の強みとして考えられることを挙げています。自身と照らし合わせ、就職・転職活動で強みとしてアピールできるものがあるか考えてみましょう。
集中して物事に取り組める
一人っ子は、幼少期から自分のペースを大事にしながら物事を行う機会が多かったことで、集中力が高いイメージを持たれる傾向にあるようです。特に、興味があることや得意分野に関しては、より神経を集中させて取り組めると期待される可能性があります。就職活動において、「物事に対して熱心に取り組める」という点は評価されるポイントでしょう。
想像力が豊か
子どものころから自身のイメージを働かせて遊ぶことが多い場合は、「想像力に長けている」とイメージされやすいようです。仕事には商品開発職や企画職など、発想力を必要とする職種があります。そのため、新しいことを思いつく発想力を持ち合わせている場合、就職・転職活動でアピールできる要素といえます。
正直である
人によっては、一人っ子は真っ直ぐにのびのびと成長できる環境があり、裏表なく正直な性格になりやすいというイメージを持つようです。社会生活では、人に対して偽りなく誠実に対応することが求められます。素直な性格は、就職活動においてアピールポイントになるでしょう。
自己肯定感が高め
一人っ子は自分に自信があり、自己肯定感が高いイメージを抱かれる場合もあるでしょう。自己肯定感が高いことで、思考がポジティブになり、前向きに物事を進められる可能性があります。自己肯定感の高さからくる前向きな思考や主体性は、仕事において不可欠なため、就職・転職活動でアピールポイントになるでしょう。
一人っ子は地元と県外のどちらに就職すべき?
就職の際、勤務地が遠方であれば基本的に引っ越しが必要になります。一人っ子の方が就職で引っ越す場合、「寂しい」「心配」などの理由から家族に反対されることがあるようです。地元と県外、それぞれにメリットがあります。就職で後悔しないためには、それらを十分に理解して勤務地を選ぶことが大切です。
一人っ子が地元で就職するメリット
地元に就職することで、生まれ育ってきた地域に貢献できるというメリットがあります。また、地元にある企業は家族も知っている会社も多く、安心させられるでしょう。今までどおり実家で家族と生活を送ることもできるため、環境の変化が少なく、スムーズに新生活をスタートさせたい場合におすすめです。
一人っ子が県外で就職するメリット
地元を離れて就職する場合、視野が広がり新しい経験を多く積める可能性があります。就職先が都心であれば、一般的に給与が高く、多様な業務に関わる機会が多い傾向にあり、スキルアップしやすい環境といえるでしょう。また、一人暮らしすることによって、自然と生活力がつくというメリットもあります。今まで家族に囲まれていた生活は一変し、自立心も身につくでしょう。
地方と都市部それぞれの就職するメリットは、「地方と都会、就職するなら?メリット・デメリットを知って後悔しない選択を」でもお伝えしているのでご覧ください。
一人っ子の就職活動をうまく進めるポイント
一人っ子が就職活動をうまく進めるには、先述したような企業が抱きやすいイメージを踏まえつつ、自身の強みをアピールすることが大切です。自分の適性を十分に理解し、就職活動に臨みましょう。
自己分析を行い一人っ子である自分の性格を理解する
採用担当者によって、一人っ子に対する印象は異なります。応募書類や面接で自分の強みを的確にアピールするには、自分の価値観や思考を認識することが大切です。自己分析を念入りに行い、強みや弱み、得意なことを洗い出してください。自身の性格を十分に理解することで、マッチする仕事が探しやすくなるほか、説得力のある志望動機や自己PRを作成できるでしょう。
選考結果や面接内容に落ち込み過ぎない
就職活動は企業とのマッチ度が重視される傾向にあるため、応募書類や面接内容に自信があっても不採用になってしまうことも。人によっては「不合格がショックで就職活動を続けたくない」と感じてしまう恐れがあります。就職先を決めるには、一つひとつの選考結果に落ち込み過ぎないことが大切です。気持ちを切り替えて、前向きに就職活動を続けましょう。
周りに就職活動の相談をする
就職活動で行き詰まってしまった場合は、すでに社会人として働いている友人や先輩にアドバイスをもらうのも一つの手。一人での就職活動は行き詰まりやすく、第三者に頼ることが大切です。周りに相談することで、筆記試験や面接に関するアドバイスや、仕事の大変さ、楽しさといったリアルな話が聞けるため、就職活動に活かせる可能性があります。
一人っ子に向いている仕事とは
一人っ子の特徴や得意なことは人によって異なりますが、一人っ子によくみられる「集中力」「想像力」といった強みを活かせる仕事があります。以下に挙げているので、参考にしてみてください。
事務職
会社のサポートを行う事務職では、細かい作業や一人で黙々と作業することが多い傾向にあります。そのため、集中して物事に取り組める強みがある一人っ子の方に向いている場合があるでしょう。
事務職は、就職を目指すうえで必須となるスキルや経験がなく、未経験から挑戦しやすい可能性があるため、気になる方は検討してみてください。
営業職
コツコツと顧客を開拓する営業の仕事は、継続力のある一人っ子の方に向いているといえます。また、営業の仕事では顧客と信頼関係を築くことが求められるため、素直で正直な一人っ子の特性は人の心を開きやすく適しているでしょう。営業職は自身で考えて行動することも求められるので、就職活動の際は自己PRで主体性をアピールできると評価されやすいようです。
デザイナー職
デザイナーは、物事に没頭して何かを作り出すのが得意な一人っ子の方に向いています。想像力が豊かな人に適しているので、一人っ子の特性にも合っているといえるでしょう。人とのやり取りも必要な業務のため、就職活動の際はコミュニケーションスキルをアピールできると好印象です。
マーケティング職
データの分析やリサーチを行い、ニーズに沿ったサービスや商品を作り出すマーケティングは、熱心に物事に取り組める一人っ子の方に向いている職種です。就職先では客観的に数値を読み取るスキルも求められるため、集中して物事に取り組める人にぴったりでしょう。
商品開発職
商品開発職では、新しい商品を生み出すためのアイディアが必要不可欠です。そのため、発想力が豊かな一人っ子の方に向いている可能性があるでしょう。また、愛される商品を作るにはこだわりを持つことが必要な場面があるため、一見すると弱みである「頑固な面」も強みとして生かせる場合があります。
「一人っ子であることで将来仕事に影響するのでは」「周りに迷惑かけてしまうのでは」など、思いつめてしまうこともあるでしょう。しかし、実際は家族構成が就職活動に大きく影響することはありません。後悔のない就職先を決めるには、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。
「どのような仕事が自分に合っているのか分からない」「職場選びのポイントが知りたい」と考えているなら、一人で悩まずに第三者のアドバイスを受けるのも一つの方法といえるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。