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未経験から事務職を目指すのは難しい?役立つ資格や転職成功のコツを紹介!
この記事のまとめ
- 一般事務は、比較的複雑な業務が少ないため未経験からの挑戦におすすめ
- 事務職に向いている人は、柔軟性があり幅広い業務に携われる人
- 未経験から事務職に挑戦しやすい業界は、「金融業界」や「IT業界」「広告業界」など
- 選考でアピールするなら、MOSや簿記といった業務に関連する資格の取得がおすすめ
- 未経験から事務職を目指すなら、コミュニケーション能力とマナーを身につけておくと入社後役立つ
このコラムでは、未経験から事務職を目指す方法や、向いている人の特徴をご紹介。また、未経験から事務職に就くメリットやデメリット、評価されやすい資格なども解説しています。未経験から事務職を目指している方は、ぜひ内容をご一読ください。
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未経験から事務職への就職・転職は難しい?
事務職の求人のなかには「未経験者歓迎」の求人もあるため、未経験から事務職を目指すことは可能だといえます。
ただし、企業や職種によっては業務の難易度や求められる条件が異なるため、すべての事務職求人が未経験から挑戦できるわけではありません。そのため、未経験から事務職を目指す場合は、募集内容をよく確認してから応募することが重要です。
19~28歳の男女で正社員として就業している職種1位は「事務職」
企業や業務の種類によっては、難易度が異なりやすい事務職ですが、ハタラクティブの「若者しごと白書2025」によると、正社員が現在就業している職種のなかで最も多かったのが「事務職」であることが分かりました。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 1-1. 現在就業している職種(p.4)」
上記の結果から多くの正社員が事務職として働いているといえます。また、次に就業数が多い技術職(12.4%)と比べても、事務職(22.4%)として働く正社員は約2倍いるといえるでしょう。
未経験から事務職を目指すうえで一定の難しさはあるものの、経験なしの状態から就職する難しさは事務職に関わらずどの職種にもいえます。そのため、「未経験だから…」と諦めずにまずは挑戦してみることが大切です。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
未経験から挑戦しやすいのは「一般事務」
事務職のなかでも未経験から挑戦しやすいのは、「一般事務」です。一般事務は、ほかの事務職に比べ複雑な業務が少ない傾向にあり、専門的なスキルを問われにくいことが理由として挙げられます。正社員求人だけでなく、派遣社員やアルバイト向けの求人も展開されているため、雇用形態を問わず活躍しやすいといえるでしょう。
一般事務は挑戦しやすいものの応募倍率は高い傾向にあるので対策が必要
一般事務の仕事は未経験から挑戦しやすいからといって、誰でも簡単に採用される訳ではありません。事務職は、特別なスキルや資格を求められにくいことから、応募者が集まりやすく競争率も高くなりやすいといえるでしょう。
また、中途採用で事務職の仕事を受ける場合は、未経験者だけでなく経験者も同じ採用試験を受ける可能性もあるため、しっかりと対策を行っておく必要があります。未経験から一般事務への就職を目指す際は、自己分析や企業研究をよく行い、自分のどのような能力が企業に貢献できるのかかをアピールするのが効果的です。さらに、経験者に差をつけられないためにも、「MOS」や「簿記」「ビジネス文書検定」などの資格を取得しておくこともおすすめといえます。
事務職の仕事内容
事務職の仕事内容には、大きく分けて「データ入力」「電話・メール・来客対応」「書類の作成」「資料のファイリング」の4つが挙げられます。以下で詳しい仕事内容について紹介するので、見てみましょう。
データ入力
データ入力では、パソコンを使用して会社の売上や顧客情報などを打ち込みます。数値や情報にミスがあると大きなトラブルにつながりかねないため、正確に入力することが大切です。データ入力をする際は、PCスキルや集中力が求められます。
電話・メール・来客対応
事務職は、電話やメール対応、会社に来訪されたお客さま対応なども行います。来客対応では、会社の顔として見られるため、身だしなみや立ち居振る舞いに気を配ることが必要です。
電話やメールの対応では、担当者がいなかった場合や急ぎの場合に、相手の連絡先を伺ったうえで折り返しの旨を伝えるなど、臨機応変な対応が求められます。
対面の有無を問わず、そのときの状況に適した判断が重要です。
書類の作成
「会議で使用する書類」、「取引先で使用する契約書」や「請求書作成」なども、事務職が行います。社内外で使用する書類は、簡単なフォーマットから複雑化されたものまでさまざまです。必要に応じて内容を調整したり、誰にとっても見やすい形式に整えたりといった作業を行う場合もあります。
資料のファイリング
社内外で使用する書類や資料のファイリングを行うのも、事務職が担う仕事です。資料は、自分だけでなくほかの社員も使用するため、必要なときにすぐ取り出せるようファイリングをすることが求められます。
「事務職」と「事務員」の違い
「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムで触れているように、「事務員」と「事務職」に明確な違いはなく、企業によって呼称が異なるようです。しかし、事務の仕事には経理事務や総務事務などの種類が複数あり、業務内容が異なる場合があります。そのため、自分が就きたい事務職はどの種類なのかを理解し、求人を見極めることが重要です。以下で、事務職の仕事の種類について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
事務職の仕事の種類
事務職は、先にご紹介した「一般事務」だけではありません。ここでは、代表的な事務の仕事を6つを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
事務職の仕事の種類
- 一般事務
- 経理事務
- 総務事務
- 営業事務
- 人事事務
- 医療事務
1.一般事務
一般事務は、事務職のなかでも基本的なオフィス業務を担い、会社のサポートを行う仕事です。具体的な仕事内容は以下のとおりです。
- ・パソコンでの書類作成
- ・電話、メール対応
- ・備品の管理
- ・書類や資料のファイリング
一般事務は他部署のサポートを行うので、縁の下の力持ちとしてコツコツ作業できる人に適しているでしょう。時間外労働が少ない傾向にあり、基本的に暦通りの出勤になるため、肉体的な負担が少ないのがポイントです。
2.経理事務
経理事務は、会社のお金に関すること全般を管理するのが仕事です。具体的には以下のような業務を行います。
- ・帳簿の管理
- ・経費の精算
- ・税理士との連絡業務
- ・請求書の作成
- ・社員の給与管理
- ・集金、支払業務
月末や決算期は忙しい傾向がありますが、それ以外は比較的ゆとりをもって働ける仕事です。「日商簿記検定」の資格を取得しておけば、就職・転職の選考時や入社後に業務で役立つことも。正社員の事務職のなかでも、スキルを求められやすい業務のため、経験者優遇の求人が多い傾向にあります。
3.総務事務
総務事務は、社員の快適な職場環境を整えるのが仕事です。業務内容としては、以下のような例が挙げられます。
- ・会議室の予約
- ・備品管理、発注
- ・書類の作成、管理
- ・来客時の対応、お茶出し
- ・社内イベントの企画
- ・冠婚葬祭への対応
会社の体制によっては、総務事務が人事や法務に関する業務を任される場合があります。社内外や部署の枠を超えて人と接することもあるので、スムーズな対応や状況にあった情報共有を行うためにもコミュニケーションスキルは求められやすいといえるでしょう。
4.営業事務
営業事務の主な業務は、営業職のサポートをすることです。営業職が取引先にスムーズな提案をするためにも、以下のような仕事を行います。
- ・資料の作成
- ・受発注の管理
- ・請求書の発行
- ・取引先との電話、メールのやり取り
- ・営業職と取引先へ同行
営業事務に求められるのは、「ビジネスマナー」や「PCスキル」「コミュニケーションスキル」など。営業職が不在の際は、営業事務の判断に委ねられることもあります。営業事務の仕事内容を詳しく知りたい方は、「営業事務の仕事」をご一読ください。
5.人事事務
人事事務は、採用対応や人材管理に携わります。人事事務に任される仕事内容は、以下のとおりです。
- ・人材の採用のサポート業務
- ・人材の教育のサポート業務
- ・人事評価のサポート業務
- ・労務管理のサポート業務
人事事務の仕事は、主に人事をサポートする業務が多いため、臨機応変に動く対応力が必要です。そのほか、入退社に必要な手続きに対応したり、社員情報を更新したりと、人材を管理するうえで迅速な対応が求められます。
6.医療事務
医療事務とは、医療機関で行う事務の仕事を指します。医療業界を支える「医療事務」の主な仕事内容は、以下のとおりです。
- ・病院や薬局における受付対応
- ・会計業務
- ・カルテ管理
- ・診療報酬請求
医療事務には、患者さんの要望や質問を聞く傾聴力や、医師・看護師に正しい情報を伝える力などが求められるでしょう。医療事務は無資格でも働けますが、医療事務技能認定試験や医療事務管理士などの資格を取得すると、勤務する病院によっても異なりますが、約5,000円前後の資格手当が付く可能性があります。
未経験から事務職を目指すメリット・デメリット
ここでは、未経験から事務職を目指すメリット・デメリットを解説します。それぞれの内容を参考に、自分の希望と合うかどうか見極めてみましょう。
未経験から事務職になるメリット
未経験から事務職を目指すメリットには、以下のようなものがあります。
- ・「未経験可」の求人が多い
- ・雇用形態の選択肢が多い(正社員、派遣社員など)
- ・PCスキルを身につけられる
- ・幅広い経験からキャリアアップにつなげやすい
- ・ワークライフバランスを保った働き方ができる
事務職は必須のスキルや資格などは特にないため、未経験から始めやすい職業といえるでしょう。日々決まった業務をこなしていくので、勤務時間内で対応しやすく定時退勤も可能です。場合によっては繁忙期もありますが、それ以外は基本的に自分のペースで仕事ができるので、家庭と仕事の両立も図りやすいといえます。
また、経理事務や貿易事務など専門性のある職種の場合、会計スキルやビジネス英語、貿易に関する専門知識などが身につくことから、キャリアアップにつながりやすいようです。
未経験から事務職になるデメリット
未経験から事務職を目指すデメリットには、以下のようなものがあります。
- ・競争率が高い
- ・定型業務が多く新しいスキルが積めない
- ・業務内容の許容範囲が広い
- ・裏方の仕事が中心のためやりがいを感じられない
特定の分野における知識や技術を問われない事務職の場合、応募のハードルの低さから競争率が高くなる傾向にあるようです。会社の規模によっては、任される業務の内容や量が異なる場合もあります。事務職として幅広い業務を経験したい方は、一人あたりが担当する業務の幅が広い小規模の企業を選ぶのがおすすめです。
未経験から事務職を目指すのに向いている人
未経験から事務職に就くなら、企業側がどのような人材を求めているのかを知ることが重要です。以下では、事務職に向いている人の特徴を解説します。自分のアピールポイントをしっかりと企業側へ伝えられるようにしましょう。
柔軟性があり幅広い業務に携われる人
その場の状況に応じて行動し幅広い業務に携われる人は、事務職に向いている可能性があるでしょう。事務職は一人で黙々と作業を進めるより、周囲の状況を把握しながら臨機応変に動く姿勢が求められます。
また、事務職の種類によっては他部署で人手不足やトラブルがあった際に、書類作成やファイリング、電話対応などのサポート業務を任される可能性もあるので、新しい業務にも興味を示し、幅広い業務に携われる人が適しているといえるでしょう。
単調な作業やルーティンワークが得意な人
事務職は決められた仕事が多く、大きな変化が生じにくいため、単調な作業やルーティンワークを苦痛に感じない人に向いているといえます。事務職はルールに沿って淡々と業務をこなす傾向にあるため、人によっては物足りないと感じることもあるでしょう。
目立つような業務は少ないものの、縁の下の力持ちとして仕事を丁寧にこなすことが好きな方におすすめの仕事です。
周囲を気遣いながら行動できる人
周囲に配慮しながら行動できる人も、事務職に向いている可能性があります。事務職は、電話対応や書類作成などを通じて、ほかの従業員をサポートする存在です。
「仕事を依頼しやすい」「人当たりが良い」というように、周囲の気持ちを汲み取って行動し、職場の雰囲気を良くするための役割を担える人は、会社からも重宝されやすいでしょう。
計画的に仕事が進められる人
納期を意識しながら、計画的に仕事が進められる人も事務職に向いているといえるでしょう。経理や労務の業務では、契約書作成や手続きの処理を期日までにこなすことが求められます。
期日までに対応ができないと、ほかの従業員だけでなく取引先にも迷惑がかかる恐れも。ルーティンワークであっても、しっかりとスケジュール管理をしながら進めるのが重要です。
パソコンを使う業務に抵抗がない人
パソコンを使う業務に抵抗がない人も、事務職に向いている可能性があります。事務職の仕事は、パソコンを使用して業務を進めることが主なため、ExcelやWordなどの一定のパソコンスキルが求められがちです。
また、企業によっては会社独自のソフトを使用して仕事を行うところもあるため、基礎的なパソコン操作を覚えておくとスムーズに扱いやすいでしょう。
そのため、日ごろからパソコンを使用することが好きな人や、パソコン操作に慣れている人は、事務職の仕事で役立つ可能性が高いといえます。
未経験から事務職を目指す際に評価されやすい資格
求人に「未経験者歓迎」と記載されていても、より能力が高く、会社が求める人物像に合っている人を採用したいというのが企業の本音です。この項では、取得しておくと選考で評価されやすい資格をまとめました。
簿記(日商簿記検定)
簿記は、決算書や収支明細書などを作成するために必要な知識を証明できます。経理事務に従事する人には必須ともいえる資格です。一見、経理事務以外の事務職には関係ないように思われますが、小規模な企業では事務職が経理の役割を担っていることもあり、持っていると業務に役立つ場合があります。
簿記には、「簿記初級」や「3級」「2級」「1級」などがあり、選考でアピールするなら2級以上を取得するのが望ましいでしょう。
秘書検定
秘書検定は、社会人に求められる能力や知識、マナーなどが身についているかを証明できる資格です。人と関わる職業で活かせることから、取得をすれば事務職も必要な来客対応や電話の応対に自信をつけられます。
秘書検定には3級、2級、準1級、1級の4段階があり、準1級から面接があるのが特徴。面接では、立ち居振る舞いや言葉遣いなどもみられるようです。履歴書には3級から記載できるので、はじめは3級の合格を目指し、準1級や1級へステップアップを図りましょう。
MOS(マイクロソフト・オフィススペシャリスト)
MOSは、Wordや ExcelといったMicrosoft Office製品に関するスキルがどの程度なのかを証明できる資格のことをいいます。MOSを取得すれば、未経験者であっても自分のPCスキルを客観的にアピールすることが可能です。MOSは各種ソフト毎に、スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)があるので、自分に合った試験を選択しましょう。
業務内容にマッチした資格を取得してアピールにつなげよう!
応募先企業の特徴や求められる能力を調べたうえで、業務で活かせそうな資格を取得すれば、選考時に評価を受けやすくなります。
転職前に資格を取得しておくことで、事前に仕事の知識を身につけられるだけでなく、働く意欲のアピールにもつながるでしょう。選考時に資格取得が間に合わなくても、就職・転職のために資格取得の勉強をしている姿勢から熱意を伝えられるのでおすすめです。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
未経験から事務職を目指すうえで身につけておくべきスキル
未経験から事務職を目指すなら、以下のようなスキルを身につけましょう。以下で事務職が重視される3つのスキルを解説しているので、参考にしてみてください。
未経験から事務職を目指すうえで身につけておくべきスキル
- コミュニケーションスキル
- 基本的なPCスキル
- ビジネスマナー
1.コミュニケーションスキル
社内外を問わず人とのやり取りが多い事務職には、コミュニケーションスキルが求められます。各部署の社員や取引先とスムーズに連携するために、物事を正確に捉え、伝達する能力が必要です。
顔が直接見えない電話やメールでも、相手が求めているものは何か、確実に聞き出せるようなコミュニケーション能力のある人が重宝されるでしょう。
2.基本的なPCスキル
事務職に就くときは、基本的なPCスキルを身につけておくのが望ましいでしょう。タイピングスキルやメールの送受信、ファイルの操作などをできるようにすると、スムーズに業務を進められます。
事務職の仕事で使用頻度の高い「Excel」や「Word」「PowerPoint」などのソフトは、一定のレベルまで操作できるようにしておくのがおすすめです。
会社によっては、社内で利用するチャットツールやクラウドなどを導入している場合があるので、ある程度PCに関する知識があると柔軟に対応できるでしょう。
3.ビジネスマナー
事務職は、来客対応や電話・メール対応などを行うため、ビジネスマナーの習得が必須といえます。話し方や言葉遣いはもちろん、お礼やお詫びの伝え方、名刺の渡し方など、さまざまなマナーが求められるでしょう。
日々の業務で覚えていくこともできますが、身だしなみや話を聞く姿勢は、就活中にも役立ちます。今のうちからビジネスマナーを意識しておくと、入社後には自然と振る舞えるでしょう。
正確な処理能力も求められる
事務職は重要な書類やデータを扱うこともあるため、正確に仕事をこなす能力が求められます。仕事上のミスが多いと信頼を失くしてしまう可能性も考えられるでしょう。数字を扱う業務では正確に情報をまとめられるよう、限られた時間のなかで対応できる工夫が必要です。
「事務職の志望動機はどう書く?未経験のアピールポイントや例文を紹介」では、事務職の選考で自分の能力をアピールする方法を解説しているので、お役立てください。未経験から事務職への就職・転職を成功させるコツ
未経験から事務職への就職・転職を目指すには、「未経験者歓迎の求人が多めの業界を狙う」「どの種類の事務職に挑戦するかを決める」といったコツが挙げられます。以下で詳しい内容について紹介するので、見てみましょう。
未経験者歓迎の求人が多い業界を狙う
未経験から事務職への就職・転職を目指すなら、未経験者歓迎の求人が多めの業界を狙うのがおすすめです。ここでは、「金融・保険業界」「IT・通信業界」「広告・マスコミ業界」の3つをご紹介します。
1.金融・保険業界
金融・保険業界は、「未経験者歓迎求人」が多い傾向にあります。金融・保険業界の事務職は企業によって、資格やスキルを求められないものもあるので、人間性や意欲、ポテンシャルなどを評価されやすいでしょう。
未経験者を歓迎している求人であれば、入社後の教育や研修制度も手厚い傾向にあるため、働きながら必要な知識を身につけることが可能です。
金融・保険業界の事務職の主な勤務先は、「銀行」や「証券会社」「保険会社」などが挙げられます。他業界の事務職よりも専門用語が多い傾向があり、大変さを感じる可能性もありますが、その分着実に成長できるでしょう。
2.IT・通信業界
IT・通信業界も「未経験OK」の事務職の求人が豊富です。昨今、めまぐるしく進歩するIT業界では、深刻な人手不足が原因で若い人材を求める傾向があります。
IT業界の事務職は「ITサポート」と呼ばれ、クライアントのシステム開発現場に赴いて業務を行うこともあるようです。事務職とエンジニアを兼任する可能性もあるのが、他業界の事務職との違いといえます。事務能力と同時にIT技術スキルが身につく、やりがいのある業界です。
3.広告・マスコミ業界
広告・マスコミ業界も、未経験者向け求人が多い業界だといわれています。広告業界の事務職は、マニュアルに従い業務を進めていく形が基本です。ただし、営業をサポートする役割を担っていると、一般的な事務職と異なる点も少なからずあります。
Web広告のデザインや文章のチェック、営業のスケジュール管理など、業務が多岐にわたっているため、柔軟な対応力や専門的な知識が求められるでしょう。
スキルの棚卸しをして自分のアピールポイントを見つける
未経験から事務職への就職・転職を成功させるには、スキルの棚卸しをして自分のアピールポイントを見つけるのもおすすめです。自分のスキルを棚卸しすることで、業務に活かせるスキルを理解でき、アピールポイントが明確になります。そのため履歴書や面接などで、より説得力のある具体的な自己アピールを行えるようになるでしょう。
スキルの棚卸しを行う際は、今までの業務を振り返り、うまくいったことや褒められたことを思い出してみるのが効果的です。その際にただ自分のできることや得意なことを挙げるだけではなく、「そのスキルが事務職にどう活かせるのか」を合わせて考えると、面接時にアピールしやすくなるのでおすすめといえます。
自分の強みを活かせる志望動機や自己PRを作る
前述したスキルの棚卸しが終わったら、自分の強みを活かせる志望動機や自己PRを作りましょう。早めに志望動機や自己PRを作っておくことで、採用選考時に焦らず余裕をもって面接に臨めます。
志望動機や自己PRを作る際は、強みを述べるだけでなく、「強みを活かして企業にどう貢献するか」「強みを活かして挑戦してみたいこと」などを書くと、採用担当者により熱意が伝わりやすくなるでしょう。
また、同じ事務職でも、企業によって求める人物像や働き方、企業理念が異なるので、志望動機や自己PRは企業ごとに少し内容を変えるのがおすすめです。
ハタラクティブでは、志望動機や自己PRの添削も行っているため、「企業ごとに書き換えるのが難しい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
未経験から事務職を目指す人向け!志望動機の書き方と例文
ここでは、未経験から事務職を目指す人に向けて、志望動機の書き方や例文をご紹介します。志望動機のポイントをおさえ、実際に履歴書を書く際の参考にしてみてください。
志望動機の構成は「結論→エピソード→ビジョン」にする
志望動機を書くときに何から書いたらいいのか迷う方もいるでしょう。志望動機を書く際の構成は、「結論→エピソード→ビジョン」の順番で書くのが効果的といえます。
初めに結論を述べ、具体的なエピソードを交えながら「入社後にどうしていきたいか」のビジョンを述べると、読み手も話を理解しやすく好印象を与えられるでしょう。
以下で、志望動機の詳しい書き方について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
冒頭で志望理由を明確に書く
未経験で事務職を目指すときは、志望動機のはじめに「なぜ事務職に就きたいのか」という理由を伝えましょう。採用担当者は多数の応募者の志望動機を見るため、応募書類の全文を読むとは限りません。そのため、冒頭に明確な志望理由を記載しておけば、応募者が何を理由に志望しているかがすぐに分かります。
事務職を目指すきっかけとなるエピソードを取り入れる
志望動機では、志望理由につながるエピソードを記載することも重要です。具体的なエピソードがあれば、より説得力のある志望理由になります。きっかけとなるエピソードは、時系列で簡潔にまとめると、採用担当者も内容を理解しやすくなるためおすすめです。
事務職として働く熱意を込めて内容を締める
志望理由とエピソードを綴ったら、最後に事務職として働く熱意で内容を締めくくりましょう。「学んだことをどう仕事に活かしていきたいのか」や「入社後どのように活躍していきたいか」を明確に伝えられると、入社に対する強い意志を示しやすくなります。
未経験で一般事務を目指す場合の例文
未経験から一般事務を目指す場合の志望動機は以下のとおりです。
「私は、会社の土台となり、社員を支える役割を担いたいと思い、一般事務を志望しました。前職では販売職として活躍し、資料の作成や商品の手配などを事務職の方にサポートしていただきました。自分一人ではできない作業をサポートしていただくうちに、事務という仕事の偉大さに気づきました。
そこから、私も会社や社員を支える側の人になり、スムーズに仕事を進められるようサポートしたいと思うようになったのが、事務職を目指したきっかけです。支えられる側としての経験から、相手が求めるサポートを実現できる事務職として、貴社に貢献していきたいと考えております」未経験から事務職を目指すなら転職エージェントに相談しよう
未経験から事務職に挑戦するときは、転職エージェントへの相談もおすすめです。転職エージェントでは、一人ひとりの求職者に合った求人を紹介してくれたり、応募書類の添削を行ってくれたりします。また、未経験者向けの求人の紹介や詳しい企業情報も教えてもらえるため、一人での就活が不安な方も安心できるでしょう。
未経験から事務職を目指すのが不安な方は、ハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや第二新卒をはじめとした若年層向けの就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで、求人の紹介や書類の添削、面接練習まで幅広くサポートいたします。
サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
未経験者から事務職を目指す人によくある質問
ここでは、未経験から事務職を目指すことに関する疑問や不安をQ&A方式で解決していきます。
未経験から事務職に転職するときの自己PRはどうしたらいい?
未経験から事務職に挑戦するときは、前職での経験や事務の仕事に活かせるスキルなどを自己PRでアピールしましょう。事務職として入社したらどのように活躍していきたいのか、将来性を踏まえた内容にすると、事業に貢献する姿勢を示すことが可能です。
自己PRの仕方について詳しく知りたい方は、「面接の自己紹介で伝える内容は?好印象を残すコツや回答例を紹介」のコラムも参考にしてみてください。
未経験で仕事にブランクがあると事務職に就くのは難しい?
事務経験がない方はもちろんニートやフリーターの方も、事務員に就けるチャンスがあります。「育成しやすい」「長期的に働いてもらえる」などの理由から、若い人材を歓迎している企業もあるため、事務職を目指したい方は早めに行動するのが望ましいでしょう。
「ニートから事務職の正社員になれる?押さえておきたいポイントを紹介」では、ブランク期間のある人が事務員を目指す際のポイントに触れているので、あわせてご一読ください。
パソコン操作ができない未経験者も事務職になれる?
パソコンが操作できない場合も、事務職を目指すことは可能です。とはいえ、入社後の業務で苦労する可能性があるので、最低限のパソコンスキルを身につけておくことをおすすめします。
パソコンの操作方法やスキルに自信がない人は、資格を取得したり、パソコン操作を学べる学校に通ったりするのも手です。
最低限のパソコンスキルの目安を知りたい方は、「基本的なPCスキルとはどこまで?履歴書の記載方法とスキルの身につけ方」のコラムで紹介しているのでぜひご覧ください。
未経験から事務職に就いたら「きつい」と思うことはある?
一般事務の仕事は、基本的な仕事内容以外にも雑務を任される場合があります。状況によっては「都合よく扱われているのでは」と感じ、「きつい」と思ってしまう人もいるでしょう。また、単調な作業やルーティンワークの多さから、「思っていた以上にやりがいを見出だせなかった」と感じる場合も。入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分の特性と仕事内容を照らし合わせて向き不向きを判断しましょう。
なかなか採用されない…未経験者が事務職を目指すコツは?
なかなか採用されない状態には、企業が求める人物像と自分の適性が合っていない可能性があります。自己分析や企業研究をよく行い、企業が求める人材と自分の適性が合っているかを確認してみましょう。
ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが自己分析から面接対策までサポートしています。未経験から事務職への就職を成功させたい方は、お気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。