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やりたい仕事の給料が低いときはどうする?解決につながる方法を紹介
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この記事のまとめ
- 給料が低いとしてもやりたい仕事は大きなやりがいを感じやすくなる
- 給料を優先すると生活に余裕が出て選択肢が広がる
- やりたい仕事の給料が低いときも、スキルアップや副業で解決することもある
- やりたい仕事の給料が低い場合は、適性に合う職業を選ぶのも一つの方法である
やりたい仕事ができるものの「給料低い」と転職を検討する人も多いでしょう。好きな仕事か給料の高い仕事か、選ぶのは難しいものです。このコラムでは、やりたい仕事と給料どちらを優先するか悩んでいる人に向けて、給料をアップさせる方法や解決につながる方法をまとめました。やりたい仕事と別の要素をかけ合わせることで、状況改善が叶うこともあります。
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やりたい仕事と給料どちらを優先するべきか
やりたい仕事の給料が低いと、「仕事は好きだけど給料が低い」といった悩みを抱えている人もいるでしょう。実家暮らしで生活費がそこまで必要でない、家族がいて扶養の必要があるなど、状況によって優先すべきことは変わります。「仕事を優先した場合」「給料を優先した場合」の例から、何を優先すべきか考えてみてください。
やりたい仕事と給与がいい仕事、どちらを優先するべきですか?
やりがいと収入、どちらも叶える働き方は「好き」と「得意」のバランスから
若手の方々からしばしばいただく「やりたい仕事と給与がいい仕事、どちらを優先するべきですか?」というご相談。「今」よりも「3年後、5年後」を見据えて考えることをおすすめします。
必ずしも「好きな仕事」だけが選択肢ではありません。実は「苦にならない仕事」「自然とできる仕事」という選択肢も、長期的なキャリアを考える上ではとても有効です。
ご相談いただいた方には、必ずしも好きな仕事への情熱だけでなく「苦じゃない」「それなりに面白い」という気持ちで新たな仕事をスタートし、実績を重ねながら確かなやりがいを見出した方が大勢いらっしゃいます。
また、給与は多くの場合、その仕事における専門性や経験値に比例して上昇していきます。選んだ仕事での「専門性」をいかに向上させていくかがポイントです。
奨学金の返済や今後のライフイベントも考慮しつつ、「好き」と「得意」のバランスを取りながら、比較的給与水準の高い企業や、将来的なキャリアパスが明確な企業を探してみましょう。
やりたい仕事を優先した場合
やりたい仕事を優先する場合、自分が望む仕事が叶っている状態のため、日々が充実したり仕事に大きなやりがいを感じたりできます。また、やりたい仕事のため成長意欲も強く、知識やスキルを積極的に身につけられるでしょう。
意欲的に仕事に取り組めるため、職場で評価され、昇格や昇給スピードが早くなる可能性もあります。ただし、給料が低いので、生活が厳しい・余裕がないといった悩みを抱えやすいでしょう。
日本人の平均収入は?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、正社員の平均賃金は33万6,300円でした。自身の収入が多いか少ないかを比較したいときは、上記の平均賃金を参考にすると良いでしょう。ただし、「△円だと給料は低い」と一概に表すことはできません。いくらだと給料が低いかは、居住地域や雇用形態、個人の認識によっても異なるため、注意しましょう。参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
給料を優先した場合
給料を優先すると、生活に余裕が出て選択肢が広がります。会社以外の場所で勉強やスキルを磨くといった自己投資もできるでしょう。
ただし仕事内容はやりたいことではないため、成長意欲が持てなかったりやりがいを感じられなかったりすることが考えられます。働く意欲が低いと、職場からの評価が低くなる可能性があるため、注意が必要です。
給料が高い仕事の特徴は?
一般的に給料が高いといわれる仕事には、医師や弁護士といった士業やパイロットなど、業務独占資格が必要な専門性の高い職種が挙げられます。やりがいのある仕事ですが、人命を預かったり大きな責任を担ったりと、プレッシャーがかかる仕事が多めです。給与が高い仕事に興味をお持ちでしたら、「給料が高い仕事とは?男性・女性別に平均収入が多い職業のランキングを紹介」でランキングを紹介していますので、ぜひご覧ください。やりたい仕事の給料が低いときの解決策
やりたい仕事の給料が低くても、諦める必要はありません。会社によっては、スキルアップをはかって昇給を狙ったり、資格を取得して手当をもらったりして給料を上げることもできます。大幅な給料アップを望む場合や、現在の会社に昇給の機会がない場合は、同じ仕事ができる会社への転職も検討しましょう。
やりたい仕事でスキルアップをはかる
やりたい仕事でスキルアップすれば、昇給や昇格の対象になるでしょう。また、スキルアップの一環として資格を取得すると、企業によっては資格手当が支給されることも。
スキルアップは給料面だけでなく、業務理解や効率化にも好影響を及ぼします。好きな仕事ややりたい仕事であれば、前向きなスキルアップができ、やりがいもあるでしょう。
やりたい仕事は続けながら副業を始める
給料が低いという悩みがあるなら、やりたい仕事とは別に副業を始めるのも、収入をアップさせる方法です。ただし、就業後や休日に働く必要が出るため、もともと残業の多い仕事だと難しい可能性があります。
また、会社によっては正社員の副業を禁止していることもあるため、検討する場合はまず就業規則の確認が必要です。詳しくは、「なぜ副業禁止の企業があるの?具体的な理由と法律的な側面を解説」のコラムを参考にしてください。
やりたい仕事と別の要素を組み合わせる
自分がやりたい・好きな仕事と別の要素を組み合わせることで、給料を上げることもできます。たとえば、教育系の仕事にやりがいを感じているものの、給料の低さで悩んでいる人もいるでしょう。その場合は、コンサルタントの要素を組み合わせて「教育コンサルタント」として働く選択肢が考えられます。
独立が必要になる場合もありますが、やりたい仕事の問題点や課題を解決できるような要素と組み合わせると、給料の悩みも解決してやりがいが得られる可能性が高くなるでしょう。
やりたい仕事ができる給与水準の高い会社に転職する
やりたい仕事を行っている企業が一つだけだと難しいものの、ほかの会社でもやりたい仕事が叶うのであれば、給与水準の高い会社への転職も解決法として挙げられます。業界として給与が低い傾向があったとしても、業界内で給与が高めの企業を探すことは可能でしょう。
転職を考えている方は「転職がうまくいく人の特徴とは?企業選びのコツもあわせて紹介」をご一読ください。
中途採用の場合、経験や資格、前職の給与などで提示される給与が異なるため、明確な月給や基本給が記載されていないことが一般的です。新卒採用をしている場合、多くが月給かつ全員に支給される給与を記載するため、職歴のない方に提示する最低限の金額として参考になるでしょう。初任給が高い企業はその後の給与水準も比較的高くなる傾向があります。
給料が上がらない人にみられる特徴
好きな仕事をしているのに給料が上がらず悩んでいる方もいるでしょう。給料が上がらない方にみられる特徴としては、「職場の評価基準を把握していない」「努力の方向性が間違っている」などが挙げられます。給料が上がらない要因が企業側にあるケースもありますが、まずは自分に原因がないかを見直してみましょう。「給料が上がらない場合の原因とその対処の仕方」のコラムでは、給与の上がらない要因と対処法について解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
評価基準を意識して業務に取り組もう
毎月の基本給が上がることを「昇給」、ボーナスのことを「賞与」と呼び、どちらかが上がることを「給料が上がる」といいます。どちらも対象となる期間の働きや成果に応じて評価され、高評価であれば昇給幅や賞与にプラスの査定が加わるものです。
給与が上がる働き方とは、評価項目の基準をよりよい方向に越える働き方を指します。期首に設定した「当期目標」「行動指針」に沿って行動していますか?評価項目を意識し、クリアするための行動をとり、定期的に評価者である上司に途中経過を報告し、課題があればフィードバックをもらうことを継続すると、上司は給料を上げるための査定を付けやすくなるでしょう。
営業職のような明確な「売上目標」以外にも、さまざまな職種でKPI(Key Performance Indicator)というプロセス上の目標数値を設定するようになっています。このような明確な数値目標がない場合、評価基準から自分でKPIを設定し、それを期首目標に掲げてみてはいかがでしょうか。
やりたい仕事と合わせて適正のある仕事も探してみよう
やりたい仕事がある人は多いですが、「やりたい仕事=自分に合っている仕事」とは限りません。給料が低いという悩みを抱えている人もいます。そこで、仕事を選ぶときは、適性にも注目してみましょう。
自分に向いている仕事は「適性」と「働く環境」を考慮して選びましょう
社会保険労務士、そしてキャリアコンサルタントとして、多くの若手の方々のキャリア相談に携わってきた経験から、仕事選びの重要なポイントをお伝えします。
まず注目してほしいのは「自然と集中して取り組める」「周囲から高い評価を得られる」といった、あなたの得意分野です。たとえば、コミュニケーションが得意な方は営業職や接客職、緻密な作業が得意な方は事務職や技術職など、あなたがもつ特性を活かせる職種を検討しましょう。
ただし、現在の労働市場では「その先の視点」も重要です。デジタル化やAI化による産業構造の変化を踏まえつつ、検討する職種の将来性も検討してください。特に若手の方は、将来のキャリア形成を見据えた判断が大切です。
また、研修制度や資格取得支援など、会社の人材育成方針も重要なポイントです。労働時間や有給休暇の取得状況、育児・介護休業制度の整備状況など、実際の労働環境もしっかり確認してくださいね。
適性とは、好みではなく能力やスキルが合致しているかを意味する言葉です。仕事に適性があれば業務をスムーズに進められたり、高い評価を得やすかったりというメリットがあります。
働きやすい環境で評価も得られるようになると、「特に好きなわけではない」という仕事であっても、やりがいを得られる可能性は高いでしょう。反対に、どれだけ好きな仕事であっても、適性がなければ結果につながりにくくなり、評価も期待できないといえます。「やりたい仕事があるけど給料が低い…」と悩んでいるときは、適性から仕事を考えてみるのもおすすめです。
やりたい仕事で働く経験は、単なる「好き」以上の価値があります。労働時間や職場環境が同じでも、知識や経験が自然と身につきやすく、結果的に高い評価や好待遇につながります。
また、労働法の専門家として、近年の働き方改革により、挑戦を後押しする制度や環境は着実に整ってきていると感じています。あなたにとって「やりたい仕事」に就く意欲を大切にしてくださいね。応援しています!
自分の適性を知りたければ、自己分析や他己分析をしてみましょう。自己分析の方法については「『自己分析のやり方が分からない』方へ、有効な方法や就活への活用を紹介」、他己分析の方法については「他己分析とは?やり方や得られるメリットについて解説!」のコラムをご覧ください。
転職エージェントのハタラクティブでは、専任のアドバイザーが自己分析のお手伝いや、プロ目線からの他己分析を行っています。客観的に自分を理解することで、自分に合った仕事ややりがいのある仕事が見つけやすくなるでしょう。やりたい仕事が決まっている場合は、適性や希望を考慮したうえで、おすすめの求人をご紹介いたします。
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やりたい仕事と自分に合っている仕事の違いはなんですか?
「自分一人で決めるか」「誰かに評価してもらえるか」です
やりたい仕事と自分に合っている仕事の違いは、それを決める人は誰かという点です。
やりたい仕事を決めるのは「自分の気持ち」だけ。「親に勧められたから△△職をやりたいです」は、やりたい仕事とは言いません。
一方、自分に合っている仕事は、自分の認識や自己評価以外に「他人からの評価」を加味して考えることが大切です。「自分ではあまり向いていると思わないけれど、友人や先生には手先が器用だし、観察眼があるから△△に向いていると言われた」など、客観的に他の人と比較したうえで「能力がある」と第三者に認められることが「自分に合っている仕事」になります。
自分に合っている仕事を探したいときは、できるだけ多くの人に意見を聞いてみるとよいでしょう。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。