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仕事を辞めてもなんとかなるの?メリット・デメリットや退職前にすべきこと
更新日
この記事のまとめ
- 仕事を辞めてもなんとかなるとは限らないので、慎重に考えることが大切
- 退職後の選択肢をいくつか持っておくと、仕事を辞めてもなんとかなる可能性が高い
- 仕事を辞めるかどうか迷った場合は、メリットとデメリットから考えてみよう
- 自分で仕事を辞めるかどうかの判断がつかない場合は、プロに相談するのがおすすめ
転職を検討している人のなかには、「仕事を辞めてもなんとかなるって本当?」「とりあえず仕事を辞めてもいい?」のようにお考えの方もいるでしょう。しかし、「安易に仕事を辞めて後悔した」という方もいるので、きちんと考えてから退職するのがおすすめです。このコラムでは、転職先が決まる前に仕事を辞めるメリット・デメリットについてまとめました。本当に今の仕事を辞めても良いのかを考えるヒントにしてみてください。
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仕事を辞めてもなんとかなるの?
結論からいうと、仕事を辞めてもなんとかなるかどうかは、その人の置かれている状況によって異なります。そのため、安易に仕事を辞めることだけを考えるのは避けたほうが無難です。
年齢が若いほどなんとかなりやすい
前述のとおり、安易に仕事を辞めるのはおすすめしませんが、年齢が若ければなんとかなりやすい傾向にあります。なぜなら、採用の場では、20代のような若い人材を募集する企業は多く、応募できる求人も豊富にあるからです。そうは言っても、「絶対に仕事を辞めても大丈夫!」というわけではないので、しっかり考えてから行動に移すようにしましょう。
30代以降は転職のハードルが上がるので注意
30代以降になると、転職で経歴や実績、スキルなどを重視される傾向があります。ポテンシャルや若さを評価されやすい20代よりも転職のハードルが一段上がるので、考えなしに仕事を辞めると後悔する恐れがあるでしょう。20代のころに「仕事を辞めてもなんとかなる」という経験があっても、30代で全く同じ状況になるとは限りません。今置かれている状況に合った行動を取ることが大切です。
先のことを考えずに辞めるのは避けよう
20代であっても30代であっても、先のことを考えずに仕事を辞めるのは避けましょう。「やっぱり辞めなければよかった…」と後悔した場合、そのあとの転職活動に集中できなくなったり、モチベーションが下がったりすることも考えられます。前向きな気持ちで過ごすためにも、将来のビジョンはぜひ考えておくのがおすすめです。仕事を辞めてもなんとかなる3つの理由
次の3つのような状況下であれば、仕事を辞めてもなんとかなる場合もあるでしょう。ただし、下記のような条件がそろっていても、人によっては「失敗した」と感じることもあるかもしれないので、慎重に考えるようにしてください。
1.仕事を辞めたあとの選択肢がある
退職後の選択肢を広く持っている人は、仕事を辞めてもなんとかなる可能性が高いでしょう。たとえば、「アルバイトや派遣の仕事で稼ぐ」「知人や親戚から仕事を紹介してもらえる」「貯金があるのでしばらく働かなくても大丈夫」など、仕事を辞めたあとの選択肢を持っていれば、退職後も迷わず再スタートを切れるでしょう。
2.失業手当を受給できる
失業手当とは、雇用保険の被保険者が一定の条件を満たしたうえで受給できるお金のことです。失業手当を貰える条件がそろっている場合は、仕事を辞めてもしばらくの生活費などの不安はいくらか解消されるでしょう。ただし、失業手当の目的は、「失業中の生活の心配をなくし、1日も早く再就職すること」。転職活動が前提となっていることを念頭に置きましょう。
3.求職者支援制度を利用できる
日本には、「求職者支援制度」というものがあります。前述した失業手当の対象にならない方の転職活動を支援するための制度で、再就職に活かせるスキルを身につけるための職業訓練、職業訓練受講給付金の支給などのサポートがあるのが特徴です。職業訓練中は、ハローワークによる転職支援も受けられます。もちろん、求職者支援制度を利用すれば仕事を辞めてもなんとかなるというわけではありませんが、転職活動を進めるうえでのスキルを身につければ、退職後の選択肢がぐっと広がるはずです。
なお、ハローワークについては、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」でご紹介しているので、参考にしてください。
参照元
厚生労働省
求職者支援制度のご案内
仕事を辞める3つのメリット
ここでは、仕事を辞めるメリットを3つご紹介します。
1.時間に縛られずに生活できる
1つ目のメリットは、時間に縛られずに生活できることです。会社員として仕事に従事していれば、「○○時に起きて○○時に出社する」「○○時から取引先の会議に参加する」など、時間の決まりが多いと感じることもあるでしょう。仕事を辞めたあとは、自分のタイミングで起床し、自由に過ごすことができます。ただし、生活リズムが乱れると、体調を崩す原因になりかねないので、自己管理はしっかり行いましょう。
2.好きなことに時間を使える
メリットの2つ目は、好きなことに時間を使えることです。仕事をしていると、「プライベートの時間がゆっくり取れない」と感じる人も少なくありません。退職後は、旅行や趣味の時間など、自分の好きなことに好きなだけ時間を使えます。しかし、旅行や趣味などに費用を掛け過ぎると、貯金がなくなったり生活に困ってしまったりする可能性があるため、計画的に実行するようにしましょう。
3.仕事のストレスから解放される
仕事にストレスを感じていた場合は、その原因から解放されるのもメリットといえるでしょう。「合わない仕事を続けているのがつらい」「人間関係への不満があり仕事に集中できない」など、仕事をストレスに感じる理由は人それぞれ。上司へ相談したり、異動願を出したりするといった努力では改善されず、どうしてもつらい場合は、仕事から離れてみるのも方法の一つです。
ほか、仕事を辞めるメリットは、「正社員を辞めるメリット、デメリット」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
仕事を辞めるデメリット
仕事を辞めるのはメリットがある反面、デメリットもあります。「仕事を辞めてもなんとかなるかな…」とぼんやりと考えている方は、下記のようなデメリットがあることも知っておきましょう。
収入がなくなる
仕事を辞めれば、収入源がなくなります。貯金がなかったり、前述した失業手当が受けられなかったりすると、生活に困ってしまう可能性があるでしょう。アルバイトやフリーランスとして働く方法もありますが、仕事を辞める前の収入を初めから得られるとは限りません。経済的な不安がある場合は、仕事を辞める前に転職先を探すのがおすすめです。
社会とのつながりが減る
職場で多くの人とコミュニケーションを取っていた人の場合、仕事を辞めるとコミュニケーションの機会が減る可能性があります。もちろん、家族や友人と会ったり、買い物先の店員さんと会話したりするなど、コミュニケーションの機会が全くなくなるわけではありません。しかし、「人と接するのが好き」という人は、急に機会が減ることで寂しさを感じる場合もあるでしょう。
体調面の不安があるときは仕事を辞めてもいい?
仕事が原因で体調不良になり、生活に支障をきたしている場合は、仕事を辞めるほか、休職する方法もあるので、最適な手段を選びましょう。仕事を辞めなくても、会社に休職を申請することで一定期間休める場合があります。体調面の不安があるときは、無理に仕事を続けるよりも、回復する方法を考えることが大切です。ストレスでつらいときの対処法は、「ストレスで退職したいときの5つの対処法!円満退社をするには」をご参照ください。仕事をなかなか辞められない…と感じる人の4つの特徴
ここでは、仕事を辞めようと思っているのになかなか退職できない傾向のある人の特徴をご紹介します。特に、「なんとなく仕事を辞めようかな」のように漠然と考えている方は、下記に当てはまっている可能性が高いでしょう。
1.仕事を辞める理由がはっきりしていない
仕事を辞める理由がはっきりしていなければ、前向きに退職を進めるのは難しいでしょう。仕事を辞める際は、上司へ退職の旨を伝えなければなりません。しかし、理由がはっきりしていなければ、なかなか話を切り出せない可能性があります。仕事を辞めるなら、強い意思や明確な目的を持つことが大切です。
2.転職するのを恐れている
転職自体に抵抗感がある人は、なかなか行動に移せない場合もあるでしょう。「転職をするのが初めて」「本当に転職してしまって良いのだろうか…」と迷いや悩みのあるうちは、転職活動の一歩を踏み出すことに難しさを感じるもの。転職活動のノウハウを身につけることで、転職に前向きになれる可能性もあるので、まずは転職の基本をチェックしてみましょう。転職の基本が知りたい方は、「転職の流れを知ることが成功の近道!最短で終わらせる方法と退職タイミング」のコラムをぜひご覧ください。
3.ほかにやりたいことがない
「退職する理由もなく、特にやりたいことがない…」といった方は、仕事を辞める必要性がないといえます。仕事を辞めたあとの選択肢が未定であれば、今すぐに退職をしても、その先の生活をイメージするのは難しいはずです。必ずやりたいことを見つけなければならないわけではありませんが、仕事を辞めたあとの方向性はある程度考えておいたほうが良いでしょう。
4.周囲の目を気にし過ぎている
周囲の目を気にしてなかなか仕事を辞められないという人もいます。「退職することが職場の人に伝われば、最後まで仕事をしづらくなるかも…」「人間関係が原因で辞めると思われたらどうしよう」など、過度に不安になっている場合は、退職の相談をするのも難しいと感じるでしょう。とはいえ、仕事中は周囲の人も仕事に集中しているはず。あまり気にせず、自分が退職したいと思うなら相談してみることをおすすめします。
不安がある場合は退職代行サービスを使うのもあり
不安な場合は、退職代行サービスを利用する手もあります。退職代行サービスとは、その名のとおり、退職を代行してくれるサービスのことです。退職代行のプロが、自分に代わって会社側へ退職の意向を伝えてくれます。詳しくは「退職の申し出をメールで済ますのはアリ?注意点や例文をご紹介」をご覧ください。仕事を辞めてもなんとかなるように行動しよう
「仕事を辞めてもなんとかなる!」と自信を持てるよう、早めに転職活動を始めておくのがおすすめです。転職活動は、ただ求人に応募するだけでなく、情報収集といった地道な作業も含まれます。次の内容を参考にして、仕事を辞めても後悔しないよう対処しておきましょう。
早めに転職活動を始める
「仕事を辞めようかな」と思ったタイミングで転職活動を始めてみましょう。今すぐ退職して転職するつもりがなくても、情報収集をある程度進めておくのがポイントです。情報収集の一環として、自己分析や業界・企業研究があります。自分の傾向や価値観、世の中の仕事の多さなどに興味を持つと、転職先の選択肢を効果的に増やせるでしょう。自己分析のやり方は「自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」、業界・企業研究の方法は「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」を参考にしながら、進めてみてください。
転職先の理想を高くし過ぎないのが大切
転職活動を進めるなかで応募先の企業を探すときは、自分の理想を求め過ぎないことも必要です。理想を高く持つことも良いことですが、あまりに高かったり多過ぎたりする場合は、それをすべて満たすような求人を探すのは難しいでしょう。理想や希望が複数ある場合は、優先順位をつけ、「絶対に譲れない条件」を軸に転職活動を進めるのがコツです。
転職支援サービスを利用する
転職支援サービスには種類がいろいろありますが、公営の「ハローワーク」と民間の「転職エージェント」が代表的です。ハローワークを初めて利用する際は、求職者登録を行い、ハローワークカードを受け取るところから始めます。退職後に求職活動を行う場合は窓口で失業手当の手続きもできるので、合わせて行っておくと良いでしょう。
転職エージェントの利用は、「登録→カウンセリング(面談)→求人紹介」の流れで行うのが一般的です。専任のアドバイザーが丁寧にサポートしてくれるはずなので、話しながら自分の希望や理想がまとまってくる場合もあるでしょう。転職エージェントの口コミや体験談から、ほかの人の転職活動の流れをチェックしてみるのもおすすめです。転職エージェントのハタラクティブの体験談「みんなの就職エピソード」では、学歴や年齢、経歴別に体験談をまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
「仕事を辞めてもなんとかなるのかな…」と不安な方は、転職エージェントのハタラクティブを活用しましょう。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層向けに、就職・転職支援サービスを提供しています。プロのアドバイザーがヒアリングを通して、あなたの特性や強みを活かせる求人をピックアップ。ご紹介する求人のなかから、応募してみたいところを選べるので、選択肢も豊富です。また、サービスの一環として、応募書類の添削や面接対策なども実施。サービス内容が手厚いのが魅力です。興味のある方は、お気軽にハタラクティブまでお問い合わせください。
「仕事を辞めてもなんとかなるの?」と悩む人のQ&A
最後に、「仕事を辞めてもなんとかなるの?」とお悩みの方にありがちな疑問をQ&A形式でまとめました。仕事を辞めてもなんとかなる?
仕事を辞めてもなんとかなる場合とそうでないときがあります。特に、経済的な不安があるときに退職してしまうと、収入が途絶えて生活が厳しくなる恐れがあるので注意が必要です。このように、「なんとかなる!」とは言い切れないので、めんどうでも慎重に考えましょう。詳しくは、このコラムの「仕事を辞めてもなんとかなるの?」をご覧ください。
仕事を辞めたら何をすればいい?
仕事を辞めたら、健康保険や年金保険、雇用保険などの手続きが必要かどうか考えましょう。すぐに転職をしない場合は、社会保険から国民健康保険や国民年金への切り替え手続きなどをする必要がでてくるためです。詳しくは、「仕事を辞めたらすることは?もらえるお金や税金は?退職後の流れを解説」で解説しているのでチェックしてみてください。
仕事を辞めて後悔しないか心配…
仕事を辞めて後悔しないか心配なときは、在職中に転職活動を始めておくのが安心です。仕事を辞めて後悔する理由に経済的な不安がある場合は、在職中に転職活動を始めれば収入が途切れることなくスムーズに転職できるでしょう。また、途中で「やっぱり転職しない」と決めても、退職する前なら仕事はそのまま続けられます。このほか、在職中に転職活動を進めるメリットはたくさんあるので、「転職活動は在職中と退職後のどちらですべき?伝えるタイミングはいつ?」を確認してみましょう。
仕事を辞めたら転職できる自信がない…
仕事を辞めてから転職をするつもりなら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントでは、求職活動の基本といえる、履歴書の作成ノウハウや面接対策のやり方に関するアドバイスを貰えます。少しずつ慣れていけば大丈夫なので、焦らず自分のペースで進めていくことを心掛けましょう。転職エージェントのハタラクティブでも、転職のサポートをいたしますので、ぜひご相談ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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