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仕事にやる気が出ないのは当たり前?原因や対処法とは
更新日
この記事のまとめ
- 「仕事にやる気がないのは当たり前」と一概には言い切れない
- 仕事にやる気が出ないのが当たり前になっている場合は原因を探り、対処法を考えよう
- 仕事にやる気が出ない主な原因は「労働条件の不満」「人間関係のストレス」など
- 仕事にやる気が出ないときの対処法は「上司に相談する」などが挙げられる
- 仕事にやる気が出ないのが当たり前の状態で無理に働き続けるのは避けた方が良い
「仕事にやる気が出ない…これって当たり前なのかな?」と、自身の現状に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。仕事に対してやる気が出ない場合、まずは原因を究明することが大切です。そのうえで、自分に合った対処法を試してみましょう。このコラムでは、仕事にやる気が出ない主な原因やおすすめの対処法をまとめました。仕事にやる気が出ないときの注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事にやる気が出ないのは当たり前?
「仕事にやる気が出ないのは当たり前」とは、一概にはいえません。仕事に対するやる気は、その人の置かれている環境によって左右されるもの。そのため、人によっては、仕事が生きがいになっていることもあるでしょう。また、やる気が出ない場合も、やる気を失わせている問題が解消すれば、仕事への意欲を取り戻せる可能性もあります。「仕事のモチベーションが上がらない」「やる気を失ってしまった…」と悩んでいる場合は、その原因を探り、現状を改善する方法を考えてみましょう。
仕事にやる気が出ない5つの原因
仕事にやる気が出ない原因には、「労働条件の不満」や「人間関係のストレス」などが挙げられます。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況(p15)」では、転職者が前職を辞めた個人的理由は、「その他の個人的理由」を除くと、男女ともに「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が最も多いという結果でした。次に多かったのは「職場の人間関係が好ましくなかった」で、3番目は「給与等収入が少なかった」です。ここでは、仕事にやる気がなくなる主な原因を考察し、まとめています。仕事にやる気が出ない場合は、自分の状況と照らし合わせて、原因を探ってみましょう。
1.仕事が多忙で休みが取れない
「仕事量が多過ぎる」「残業や休日出勤が当たり前」といった状況は、仕事のやる気を失わせることがあります。仕事ばかりで休めないと、心身の疲れが取れません。疲労やストレスを溜め続ければ、「何のために働いているのだろう?」と疑問が生じ、仕事へのモチベーションが保てなくなる場合があるでしょう。休息は、働くうえで重要な役割を担っているといえます。
2.職場の人間関係にストレスを感じている
職場の人間関係が原因で、仕事にやる気が出ないこともあるでしょう。たとえば、「仕事について相談できる同僚や先輩がいない」「苦手な上司がいる」「パワハラやセクハラがある」などの状況は、ストレスを溜め込む原因になりかねません。職場での時間は一日の大半を占める場合が多いため、職場の人間関係に過度なストレスを感じると、仕事が憂鬱になる可能性があります。働くうえで、人との関わりも欠かせない重要な要素だと考えられます。
3.仕事の量や内容に対して給料が少ない
自分の仕事に対して「給料が少ない」と感じることで、やる気が出なくなるケースも考えられます。収入も、仕事のモチベーションや自身の肯定感につながる大切な要素の一つです。給与額が適正だと、会社から正当に評価されているという納得感を持ちながら働けます。反対に、自分の働きに見合った給料だと思えなければ、「これだけやっているのに評価されない…」と、仕事のモチベーションが下がるきっかけになるでしょう。
4.自分に向いていない仕事だと感じている
今の仕事が自分に向いていないと感じ、やる気が出ない場合もあります。一生懸命取り組んでいるのに成果が出なければ、仕事に対する自分の適性に疑問が湧くこともあるでしょう。「自分はこの仕事に向いていないのかも…」と仕事を続けることに迷いが生まれると、やりがいが見出せなくなり、やる気を失うことも考えられます。
5.仕事上のスキルアップが見込めない
スキルアップが見込めない環境で働くことも、やる気が出ない原因の一つとして挙げられます。「新しい業務に携わる機会がない」「入社から数年経っても責任ある仕事を任せてもらえない」など、今以上の成長が目指しにくい状況に置かれることもあるでしょう。今の仕事を長く続けても「自分のキャリアビジョンは達成できない」と感じれば、モチベーションの低下につながる可能性があります。
仕事にやる気が出ない原因については、「仕事でどうしてもやる気が出ない原因と10個の対処法をご紹介」のコラムでも解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和4年雇用動向調査結果の概況
仕事にやる気が出ないときの5つの対処法
「仕事にやる気が出ないのが当たり前」という状態になっている場合は、「上司や人事部に掛け合ってみる」「短期目標を立ててみる」などの対処法を検討しましょう。詳しくは以下を参考にしてみてください。
1.職場の上司や人事部に掛け合ってみる
仕事にやる気が出ないときは、直属の上司や会社の人事部に掛け合ってみましょう。抱えている仕事量が多すぎる場合は調整してもらえたり、適性に疑問がある場合は異動や配置換えを検討してもらえたりする可能性があります。なお、仕事について相談する際は、対応してもらうことを当たり前とせず、謙虚な姿勢を示すことが大切です。また、「現状をより良くするために、どうすべきか助言をいただきたい」というように、ポジティブな伝え方を意識しましょう。
現状を変えるには時期を見計らうことも大切
上司や人事部へ相談するときは、時期を見計らうのもポイントです。上司が忙しそうにしているタイミングや会社の繁忙期などに相談するのは、できるだけ避けましょう。また、人事異動が行われる時期に合わせて話を持ち掛けると、異動や配置換えの希望が通りやすくなる可能性があります。2.仕事で「成し遂げたこと」に目を向ける
仕事にやる気が出ない場合は、自分が「成し遂げたこと」に目を向けてみることも大切です。できなかったことやミスしたことばかりに囚われてしまうと、「自分にこの仕事は向いていない」「自分はだめな人間だ」とネガティブな思考に陥る恐れがあります。仕事で思うような成果が出なくても、「昨日は△△ができた」「◇◇は問題なく進められている」など、できていることに目を向けて、落ち込み過ぎないようにしましょう。
3.仕事の短期目標を立ててみる
仕事をするうえで目標を立てるのも、やる気が出ないときにおすすめの対処法です。「今日中に△△を完了させる」「今月は◇本の企画書を提出する」といったように、仕事の短期目標を設定し、一つ一つクリアしていきましょう。なお、クリア後の自分へのご褒美を考えておくのも、モチベーション維持に有効です。目標を達成する充足感が得られ、仕事にやりがいや楽しさを感じられるようになるでしょう。
4.将来を見据えた仕事の仕方を考える
「仕事にやる気が出ないのが当たり前」という状態になっている場合は、自身の将来のビジョンを明確化するのも良い方法でしょう。将来を見据えて目的を持った働き方ができれば、仕事にやる気が出る場合があります。「今後どのような仕事をしていきたいか」「10年後にどのようなポジションで働きたいか」など、自分のキャリアビジョンを思い描いてみてください。将来の自分像が定まったら、そのイメージに近づくためにどうしたら良いかを考えてみましょう。
5.第三者に仕事について相談する
仕事にやる気が出ないときは、1人で考え込まず、第三者に相談するのも一つの方法です。家族や友人なら、性格や傾向を把握したうえでのアドバイスをくれる可能性があります。また、他者に話を聞いてもらうことで気持ちが軽くなり、仕事に対して前向きになれることもあるでしょう。
仕事へのやる気を出すための対処法については、「仕事で全くやる気が出ない!年代別の原因や8つの対処法を解説」のコラムでも紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
仕事にやる気が出ないときに注意したいこと
「仕事にやる気が出ないのは当たり前だから」と、職場での立ち振る舞いや業務の対応をおろそかにするのは避けましょう。ここでは、仕事にやる気が出ないときに注意したほうが良いことをご紹介します。
誰にでも仕事の不平不満を言う
仕事にやる気が出ないことを、誰彼構わず話すのは控えましょう。「仕事への意欲が低い」と、職場での評価を下げるリスクがあります。また、仕事の不満を言っていることが上司の耳に届き、心象を悪くする可能性もゼロではありません。仕事の悩みや不満を誰かに相談したいときは、相手や状況を見て話すよう心掛けることが大切です。
いい加減な仕事をする
仕事にやる気が出ないからといって、いい加減な態度で業務をこなすのも避けましょう。社会人として会社に勤めるのであれば、給料分の仕事をする責任が求められます。また、いい加減な仕事をして会社に損失が出てしまうと、職場に居づらくなったり処分の対象になったりするリスクもあります。自分自身にとってもデメリットになるため、仕事に対するやる気の有無に関わらず、真摯な姿勢で働くと良いでしょう。やる気がないときの仕事との向き合い方は、「仕事がどうでもいいと思うときは適当でも大丈夫?原因や対処法を解説!」も、ご一読ください。
無理して働く
仕事にやる気が出ない状態で無理して働くのも、良いこととはいえないでしょう。やる気が出ないまま働くデメリットには、以下のようなことが挙げられます。
- ・気づかないうちに心身に多大な負荷を掛けてしまう
・仕事を通じたやりがいや楽しみがなくなる
・スキルやキャリアを積む機会を失う
・ストレスが溜まりやすくなる
仕事にやる気が出ない状況は、さまざまな原因によって引き起こされます。無理して働き続けるのではなく、原因を特定し、現状を打破する方法を考えてみましょう。
現状の要因を明らかにしないまま仕事を変える
仕事にやる気が出ない原因を明らかにせず、感情に任せて転職するのも避けた方が無難です。原因が曖昧な状態で転職をすると、次の職場でまた同じような課題にぶつかる可能性があります。同じことを繰り返さないためには、仕事にやる気が出ない原因を明確にし、それをもとに転職活動の方向性を定めることが大切です。また、転職してから「やっぱり前の職場の方が良かった…」と後悔しないよう、今の職場で現状を変える方法がないか、よく検討してから決断しましょう。今の職場で自分なりに対策を講じたにも関わらず、どうしても仕事にやる気が出ないときは、転職を視野に入れるのがおすすめです。
転職を決意したものの、「どんな仕事が自分に向いているんだろう…」と悩む場合は、ハタラクティブまでご相談ください。
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「仕事にやる気が出ないのは当たり前?」という悩みに関するFAQ
ここでは、「仕事にやる気が出ないのは当たり前?」と悩んでいる方の疑問や不安にQ&A形式で回答していきます。
仕事にやる気が出ないのは当たり前ですか?
「仕事にやる気が出ないのは当たり前」とは言い切れません。仕事にやる気が出ない原因は人によって異なり、置かれている労働環境に起因する場合もあります。仕事にやる気が持てない原因を究明し、必要な対処法を取れれば現状が変わる可能性があるでしょう。仕事にやる気が出ないときの対処法については、「仕事のやる気が出ない…そんなときどうする?」のコラムも参考にしてみてください。
仕事へのやる気がないことに原因はある?
仕事へのやる気が出ない主な原因として、「仕事が多忙で休みが取れない」「職場の人間関係」などの理由が考えられます。このコラムの「仕事にやる気が出ない5つの原因」で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
仕事にやる気が出ない…どうすればいい?
仕事にやる気が出ないときは、「上司や人事部に掛け合ってみる」「短期目標を立ててみる」などの対処法を実践してみましょう。自身の将来のビジョンを明確化するのも良い方法です。仕事にやる気が出ない場合の対処法については、このコラムの「仕事にやる気が出ないときの5つの対処法」も、ぜひ参考にしてみてください。
仕事へのやる気はあるのに成果につながりません…
仕事にやる気があり、努力しているのに成果が出ない場合は、今の仕事と自分の適性がマッチしていない可能性も考えられます。自分なりに今の職場でできる対策を取ったにも関わらず、どうしても現状が変わらないのであれば、転職を検討するのも一つの手段です。「ハタラクティブ」では、就活アドバイザーが一人ひとりの適性や悩みに合った仕事を提案しています。「転職を考えている」「自分に向いている仕事が知りたい」という方は、ぜひ一度ハタラクティブをご活用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。