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「どうしても仕事に行きたくない」は甘えではない!乗り切る方法を紹介
更新日
この記事のまとめ
- どうしても仕事に行きたくないと思うのは、必ずしも甘えとはいえない
- 仕事に行きたくない理由には、人間関係の悩みや業務過多などが挙げられる
- どうしても仕事に行きたくないときは、リフレッシュしたり楽しみを作ったりすると良い
- 我慢し続けると、仕事に影響したり会社に行けない状態が続いたりする可能性がある
- どうしても仕事に行きたくないなら、働き方を変えたり転職したりするのも一つの手
「どうしても仕事に行きたくないのは甘え?」と悩んでいる方もいるでしょう。「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちは必ずしも甘えとはいえません。
このコラムでは、どうしても仕事に行きたくないと思う理由と対処法を解説します。仕事に対するモチベーションの上げ方や休めないときの対応方法も説明するので、「仕事を休んで家にいたい」と悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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「どうしても仕事に行きたくない」は甘えではない
「どうしても仕事に行きたくない」「家にいたい」と思う気持ちは、必ずしも甘えとはいえません。働いている方のなかには、「今日は仕事を休みたい」と思った経験がある方もいるでしょう。長期休み明けやミスをした次の日などに、「どうしても仕事に行きたくない」と感じるのはみんな一緒のようです。一時的な気持ちであれば、時間の経過とともに解消されることも少なくありません。
しかし、「会社を休むのは甘え」だと我慢し続けると体調が悪くなったり、仕事以外のこともやる気がなくなったりと、心身に影響を及ぼす恐れがあります。仕事に行きたくないと思う自分を責めたり、自信を失ったりせず、感情をしっかりと受け止めて対処することが大切です。まずは仕事に行きたくないと思う理由を明確にし、問題の解決を目指しましょう。
仕事を休みたい気持ちが甘えなのか気になる方は、「会社に行きたくないのは甘え?正直に言うべき?よくある原因と対処法を解説」のコラムでも解説しているので、ぜひご一読ください。
仕事に不安やストレスを感じている人の割合は82.7%
厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」で、仕事に対して「強いストレス、不安、悩みと感じる事柄がある」と答えた人の割合は全体で82.7%でした。この結果から、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちになるのは当たり前のことといえるでしょう。
年代 | 強いストレス、不安、悩みと感じる事柄がある |
---|---|
20歳未満 | 21.1% |
20~29歳 | 72.0% |
30~39歳 | 86.0% |
40~49歳 | 87.9% |
50~59歳 | 86.2% |
60歳以上 | 64.8% |
合計 | 82.7% |
参照:厚生労働省「労働安全衛生調査(実態調査)(p.15)第17表 仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスの有無及び内容(主なもの3つ以内)別労働者割合」
最も数値が高いのは、40~49歳の87.9%でした。社会に出て20年ほど経過している40代は管理職に昇進する人も多く、職場での責任が重くなることが関係しているのかもしれません。
参照元
厚生労働省
令和5年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概要
どうしても仕事に行きたくない14個の理由
どうしても仕事に行きたくないと思う理由は、人によって異なります。ここでは、仕事に行きたくないと思う主な理由を14個紹介するので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
1.人間関係で悩みやストレスがある
どうしても仕事に行きたくないと思う理由として、人間関係の悩みやストレスが挙げられます。職場に自分と気の合う同僚や上司がいれば、仕事内容に不満があっても耐えられる場合があるでしょう。
しかし、どうしても合わない同僚や上司がいると、気軽に分からないところを聞いたり、悩みを相談したりすることが難しく、業務パフォーマンスに影響を与える可能性があります。そのため、職場の人間関係による悩みやストレスが、仕事に行きたくない原因になるといえるでしょう。
2.仕事量が多く忙し過ぎる
仕事量が多く忙し過ぎたりノルマが厳し過ぎたりすることも、仕事に行きたくないと思う理由の一つです。タスクやスケジュールを調整しても対応しきれないと、気持ちに余裕をもって業務をこなすのが難しくなります。
また、営業ノルマで数を追うだけの作業が続く場合も、仕事に対する意欲が低下しがちです。仕事が負担になっている場合には上司に相談し、人員補充や業務の見直しをしてもらう必要があるでしょう。
3.睡眠不足で朝起きるのが辛い
睡眠不足により朝起きるのが辛いことも、「どうしても仕事に行きたくない」と感じやすい原因になるようです。睡眠不足で朝起きるのが辛いという背景には、「オーバーワークで疲労が溜まっている」「夜遅くまで残業が続き、十分な睡眠が取れていない」「休日出勤が重なり心身に負担がかかっている」などが考えられます。
4.仕事にやりがいを感じられない
与えられた仕事にやりがいを感じられないことが原因で、「どうしても仕事に行きたくない」と思うことも少なくありません。仕事で自分の能力を発揮できない状態が続くと、モチベーションが下がり仕事への意欲を失う恐れがあります。
「頑張っても結果が出ない」「周りから評価されない」「自分が成長していると感じられない」という状況が続くと、会社を辞めたくなることもあるようです。
5.今の仕事が向いていないと感じる
ミスが続いたり達成感が得られなかったりすると、今の仕事が向いていないと感じ、「どうしても仕事に行きたくない」という状態に陥ってしまうこともあるでしょう。
また、仕事についていけないと感じている場合も、仕事に行きたくなくなる原因になり得ます。特に、入社してすぐのころや新しいタスクが始まったばかりのときには、仕事についていくのに苦労するものです。
6.やりたくない仕事がある
やりたくない仕事がある場合も、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちが強くなりやすいといえます。特に、過去に失敗したり結果が伴わなかったりした経験がある業務には、苦手意識をもつことがあるようです。
そのほかにも、「自分の適性に合っていない」「部署異動などで業務に慣れていない」場合もミスが多くなりやすいため、「仕事に行きたくない」と思う傾向があります。
7.会社の待遇に不満がある
「どうしても仕事に行きたくない」とモチベーションが下がる理由として、給与や休日、福利厚生など、会社の待遇に不満を抱えていることも考えられます。ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、正社員の方が転職活動を始める主なきっかけは下記のとおりです。
転職活動を始めるきっかけ | 割合 |
---|---|
給与が低い | 44.6% |
やりがい・達成感がない | 29.9% |
人間関係が悪い | 23% |
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ(p.31)」
正社員の方が転職活動を始めるきっかけのなかで一番多かったのが、「給与が低い」で44.6%でした。
仕事を頑張っても正当に評価をされず、昇進・昇給もなければモチベーションを保つのは難しいでしょう。会社の待遇に対する不満から仕事に行きたくない状態が長く続くと、「今よりも条件が良い会社へ転職したい」と考える人もいるようです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
8.会社の将来性に不安がある
会社の将来性に不安があることも、「どうしても仕事に行きたくない」と感じる理由として挙げられます。売上高の低迷が続いていたり、リスク管理が徹底されていなかったりすると、会社の将来性に不安を感じることもあるでしょう。
「このままこの会社にいても大丈夫なのか」「なるべく早めに転職したほうが良いのかな」と不安な状態でいると、業務が手につかなくなったり、「仕事に行きたくない」と感じたりするようです。
9.社風が合っていない
「入社する前のイメージと違った」「社員の性格や考え方が自分とは合わないかも」と感じることもあるでしょう。
社風が合わずに「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちになっている場合は、どのような仕事であれば自分に合うのかを考えてみるのがおすすめです。たとえば、個人主義の社風が合わないのであればチームで進める仕事、年功序列の社風が合わないのであれば成果重視の仕事、のように考えてみましょう。
10.仕事でミスをした
仕事でミスをした翌日に、「どうしても仕事に行きたくない」と思うのはみんな一緒でしょう。自分の失敗のせいでほかの人に迷惑をかけたり、クライアントや上司を怒らせてしまったりした場合、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちになるのは自然なことです。一度大きな失敗をすると、「また同じことをしてしまうのでは」と不安になり、仕事に行きたくないと感じる人は少なくありません。
11.仕事のプレッシャーが大きい
仕事へのプレッシャーが大き過ぎると、不安やストレスから「どうしても仕事に行きたくない」と思うこともあるようです。責任が大きい仕事を任せられると、仕事へのプレッシャーが大きくなる傾向があります。
また、期限内にノルマを達成しなければならないような場合も、負担の大きさから仕事に行きたくないと思いやすいでしょう。
12.通勤にストレスを感じる
通勤すること自体をストレスに感じて、仕事に行きたくない理由になっていることも少なくありません。満員電車にストレスを感じたり、通勤時間が長過ぎたりすると、仕事に行くことが億劫になりやすいようです。
また、コロナ禍に在宅勤務を経験後、出社する働き方に戻った場合には、通勤がより苦痛に感じられることもあるでしょう。
13.連休明けで心身が仕事モードに切り替わらない
「どうしても仕事に行きたくない」と感じる理由の一つは、土日休みや長期休暇のあとで心身を仕事モードに切り替えるのが難しいことです。日ごとの疲れを癒やそうとリラックスする気持ちから、急に仕事モードに切り替えるのはなかなか難しいもの。長期休暇の間に仕事へのモチベーションが下がることもあるようです。
14.プライベートの悩みがある
プライベートの悩みが影響し、仕事に行きたくない原因となっていることも考えられます。家庭の問題や健康上の不安などがあり、悩みが解決しないまま仕事に行かなければならない場合、憂鬱な気分が晴れず、出勤しても仕事に集中できないこともあるでしょう。
仕事に行きたくない理由については、「『会社に行きたくない』と感じるのはなぜ?主な理由と対処法を解説!」のコラムでも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
どうしても仕事に行きたくないときに乗り切る方法
どうしても仕事に行きたくないという気持ちが一時的なものである場合、時間の経過などにより自然と解消されることもあるでしょう。しかし、慢性的に続くようであれば、原因を明確にして適切に対処する必要があります。
ここでは、どうしても仕事に行きたくないときにおすすめの乗り切る方法を紹介するので、状況に合わせて試してみてください。
どうしても仕事に行きたくないときに乗り切る方法
- 有給休暇や休日にリフレッシュする
- 生活習慣が乱れている場合は整える
- 仕事に行きたくない原因を探る
- やるべきことや働く目的を考え直す
- 目標を定めて達成するための方法を考える
- 職場の人との接し方を変えてみる
- 仕事への意識を変えてモチベーションを上げる
- 失敗を前向きに捉える
- 仕事のあとに楽しみやご褒美を作る
- 自分の強みを書き出して自己肯定感を上げる
- 資格やスキルを身につけてキャリアアップを目指す
- 通勤ルートを変える
- 好きな音楽を聴く
- 軽い運動をする
- 何事も楽しむ意識をもつ
- 気分転換の時間を作る
- 仕事をゲームだと思って取り組んでみる
- 仕事に行きたくない気持ちが強くなる時間を把握しておく
- とりあえず会社に行く準備をする
1.有給休暇や休日にリフレッシュする
仕事が忙し過ぎて疲労が溜まっている場合は、有給休暇や休日に心身のリフレッシュを図りましょう。休息をとり、仕事から一旦離れる時間を作ることがポイントです。友人や家族と出かけたり趣味を楽しんだりして、心をリフレッシュさせるのも有効です。
休日に充実した時間を過ごせれば、休み明けの仕事も明るい気持ちで取り組める可能性があります。
2.生活習慣が乱れている場合は整える
どうしても仕事に行きたくないときは、生活習慣を整えるのもおすすめです。十分な睡眠時間を確保できていない場合は、朝目が覚めても頭がすっきりせず、「仕事に行きたくない」という気持ちになる傾向があります。寝る前にスマートフォンやパソコンを見るのを避けたり、ストレッチをしたりして、睡眠の質を上げることを心掛けてみましょう。
また、「朝起きたらシャワーを浴びる」「毎日朝食を食べる」などもおすすめです。
朝食に楽しみを作ると気分が上がることも
「明日の朝は△△を食べよう」と朝食に楽しみを作っておくと、仕事に行く前に気分を上げられる可能性があります。「どうしても仕事に行きたくない」というときは、朝食を楽しむことを目標にしてみるのも良いでしょう。
3.仕事に行きたくない原因を探る
「仕事に行きたくない」「会社を休みたい」という悩みを抱えているなら、その原因を探ってみましょう。
たとえば、仕事に行きたくない理由が「やりがいを感じられないから」であれば、そこから「やりがいを見つけるにはどうするべきか」という対策を考えられます。「毎朝目標を設定してから仕事に取り組む」「ほかの人をサポートして喜んでもらう」といった具体的な行動に落とし込めれば、原因を解決するのに役立つでしょう。
4.やるべきことや働く目的を考え直す
「どうしても仕事に行きたくない」と悩んでいる場合は、やるべきことや何のために働くのかを考え直してみるのがおすすめです。働く目的が明確になると、「今何をするべきなのか」が見えてくる可能性があります。
たとえば、「起業という目標を叶えるため」といった目的があるなら、「今は働いてお金を貯める」「スキルを磨く」などを実行する必要があるでしょう。自分が何のために働くのかが分かれば、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちが和らぐ可能性があります。
5.目標を定めて達成するための方法を考える
目標を定めて達成するための方法を考えるのも、仕事に行く意欲が湧かないときの対処法の一つです。自主的に目標を設定することで、達成意欲やモチベーションの向上が期待できます。
たとえば、「今月は△△件のアポイントをとる」「3ヶ月後までに△△の資格を取得する」といったように具体的な目標を定めると、達成のために必要な行動が見えてくるでしょう。また、職場内で目標となる人を見つけ、その人の仕事ぶりや考え方を参考にしてみるのもおすすめです。
「目標が見つからない無気力な日々を変えるには?社会人が今日からできること」のコラムでは、適切な目標の見つけ方や達成方法について解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
6.職場の人との接し方を変えてみる
職場の人間関係が悩みで「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちになる場合は、接し方を変えてみましょう。職場の合わない人と接するときは、相手の言動を主観で捉えていないか意識してみるのが有効です。客観的に見てみることで、相手の言動の本質を理解できる可能性があります。
それでも職場での人間関係の悩みが消えない場合は、仕事を進めるうえで必要な最低限のコミュニケーションを心掛けるのも一つの手です。「どうしても仕事に行きたくない」と悩むときは、無理に合わない相手と仲良くなる必要はありません。
雑談の時間を増やすのも一つの方法
職場で気が合う人がいれば、雑談の時間を増やすのも一つの方法です。昼食に誘う、仕事に関する質問をするなど、意識的にコミュニケーションの時間を増やしてみましょう。職場での時間を少しでも楽しめるように工夫をすれば、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちを軽減できる可能性があります。
7.仕事への意識を変えてモチベーションを上げる
仕事に行きたくない理由が「やりがいのなさ」であれば、仕事に対する意識を変えてモチベーションを上げることを意識してみましょう。業務を行う目的を意識するとモチベーションが上がり、仕事に前向きになれる可能性もあります。小さな目標を設定して一つずつクリアしていけば、徐々にやりがいを感じられるようになる場合があるでしょう。
仕事に対してプレッシャーを感じ過ぎている場合は、「仕事をするのはお金のため」と割り切ることで気持ちが楽になる場合もあります。日々の業務に追われ、自分が本来目指していた目標を見失っていることも考えられるので、一度落ち着いて仕事に向き合ってみるのも効果的です。
8.失敗を前向きに捉える
失敗したことが気になり「どうしても仕事に行きたくない」という場合は、失敗をなるべく前向きに捉えるのがおすすめです。「失敗は成功のもと」ということわざがあるとおり、失敗した経験を活かすことで成功につながる可能性もあります。失敗を前向きに捉え、成長するための機会と考えることが大事です。
仕事の失敗で周りに迷惑をかけた場合には真摯に謝り、同じミスを繰り返さないように努力しましょう。
9.仕事のあとに楽しみやご褒美を作る
仕事に対するストレスなどから、どうしても仕事に行きたくない気持ちが続く場合は、就業後の楽しみを作るとモチベーションアップに効果的です。
たとえば、友人との食事やショッピングなどの予定を入れたり、趣味や習い事を始めたりするのも良い気分転換になるでしょう。映画や音楽など自宅で自分の好きなことを楽しむ時間を作るのもおすすめです。
退勤後に楽しみが待っていると思えば、仕事にも前向きに臨める可能性があります。
10.自分の強みを書き出して自己肯定感を上げる
自分なりに頑張っていても仕事で評価してもらえないことが原因で「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちになる場合は、自分の強みを書き出して自己肯定感を上げるのも一つの方法です。そして、どうしたら自分の強みを仕事で活かせるかを考えてみましょう。
11.資格やスキルを身につけてキャリアアップを目指す
資格やスキルを身につけてキャリアアップを目指すのも、おすすめの方法の一つです。将来のキャリアに役立つ資格やスキルを取得すれば、今よりも条件の合う会社に転職できる可能性があります。
目標が明確になれば、今の仕事は通過点であると捉えられ、業務に対する不満が和らぐことも考えられるでしょう。転職を視野に入れ、今の仕事で何らかの実績を積むことを意識すれば、仕事に対するモチベーションアップにもつながる可能性があります。
12.通勤ルートを変える
通勤がストレスで仕事に行きたくない人は、ルートを変えるのが有効です。毎日の満員電車が苦痛なら、遠回りでも混雑の少ないルートを調べてみましょう。可能であれば通勤時間をずらし、混雑する時間帯を避けるのも効果的です。
通勤時間がストレスで「どうしても仕事に行きたくない」という場合は、「通勤時間がストレス?原因と解消法を紹介」のコラムもチェックしてみてください。
仕事に行きたくない理由が通勤時間の長さなら引っ越しも検討しよう
会社が遠過ぎることが原因の場合は、通勤時間の短縮を目的として引っ越しを検討してみましょう。駅の近くや乗り換えの必要がない場所に引っ越すだけでも、負担が軽減する場合があります。通勤時間が短縮することによって、睡眠時間の確保にもつながるでしょう。
13.好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くことで、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちを軽減できる場合もあるでしょう。仕事から離れて自分の好きな音楽を聴くことに集中すれば、リラックスできたり、気分をリフレッシュできたりするかもしれません。「どうしても仕事に行きたくない」と悩むときは、自分の好きな音楽を聴いてみましょう。
14.軽い運動をする
軽い運動は、仕事に行きたくない気持ちを解消するのにおすすめな方法の一つです。運動をすることで、体が温まったり爽やかな気持ちになれたりするでしょう。仕事に行く前や仕事中に短時間の運動を取り入れて適度にリフレッシュできれば、仕事に集中しやすくなる可能性もあります。
15.何事も楽しむ意識をもつ
仕事に行きたくないときには、「何事も楽しもう」という意識をもつのが前向きに取り組むコツの一つです。「仕事はつまらないもの」と捉えていると、仕事への興味や意欲をもちづらくなるため、あえて楽しもうとすることで仕事への見方を変えられるでしょう。
たとえば、「販売の仕事は商品を売るだけでなく、顧客の人生に喜びや彩りをもたらせるクリエイティブな仕事」と考えると、仕事に対して楽しさややりがいを見出せるようになることもあります。また、日ごろから「何事も楽しもう」という意識をもつと、自然と物事のポジティブな面に目を向けやすくなり、仕事や人間関係にも良い影響を与える可能性があるでしょう。
16.気分転換の時間を作る
責任感が強く、仕事に真面目に取り組んでいるために疲れが溜まり、「仕事に行きたくない」という気持ちになっている場合は、適度に気分転換の時間を作るのがコツです。責任をもって仕事に向き合うのは大切ですが、肩の力を抜いたほうがスムーズに進んだり、新しいアイディアが浮かんだりすることもあります。
「コーヒーブレイクをとる」「同僚と雑談する」「甘いものを食べる」「仮眠をとる」など、自分に合ったリフレッシュ方法を探してみましょう。
「仕事のストレスがやばい…会社に行きたくないときの理由や対処法」のコラムのストレス解消法も、ぜひ参考にしてみてください。
17.仕事をゲームだと思って取り組んでみる
仕事をゲームだと思って取り組んでみることで、「行きたくない仕事」に対しても前向きに取り組めるようになる可能性があります。
たとえば、営業職であれば「お客さまの満足度を上げるゲーム」と設定し、「まずは相手の希望を聞いてみよう」「話し方や表情を工夫してみよう」など、「攻略法」を考えてみるのがおすすめです。さらに、ゲームの過程に自分で小さな目標を設定してクリアすれば、小さなワクワクや達成感をもちながら取り組めるでしょう。
18.仕事に行きたくない気持ちが強くなる時間を把握しておく
朝起きたときや夜寝る直前など、仕事に行きたくない気持ちが強くなる時間を把握しておくことも大切です。そうすれば、ネガティブな感情が湧いてきても「いつもどおりのことだから、この時間が過ぎてしまえば大丈夫」と気持ちが落ち込み過ぎてしまうのを防げるでしょう。
19.とりあえず会社に行く準備をする
仕事に行きたくない気持ちがあっても、とりあえず会社に行く準備を始めてみると、思いのほか出社する気になれることもあります。動かないまま行くか行かないかを考えていると動き出すのが面倒になるため、「とりあえずベッドから出る」「着替える」「食事をする」など、簡単な支度から始めてみるのがおすすめです。
それでも仕事を休みたいと思ったら、行きたくない気持ちがどの程度か考えてみてください。少しでも頑張れそうであれば、「明日は休んでも良い」「今週は頑張ってみる」と気持ちを切り替え、出社してみましょう。会社に行ってしまえば、思っていたより順調に取り組めることもあるようです。
どうしても仕事に行きたくない…我慢し過ぎるリスク
仕事に行きたくない気持ちは、早めに改善・解決する必要があります。行きたくない気持ちのまま仕事を続けていると、仕事の効率低下や心身状態の悪化などを招きかねません。
集中力が低下して仕事に影響する可能性がある
「仕事に行きたくない」という気持ちを抱えたままだと、集中力が低下して仕事のパフォーマンスが低下する恐れがあります。業務に集中できなければ、ミスが増えて生産性が落ちてしまうでしょう。
ミスを繰り返していると周りから心配されたり、ときには怒られたりと、周囲に悪影響を与える可能性もあります。さまざまな方法を試しても仕事に行きたくないのであれば、しっかりと休息をとって冷静に原因を探りましょう。
ネガティブな気持ちが周囲に伝わる可能性がある
「どうしても仕事に行きたくない」と思いながら働いていると、ネガティブな気持ちが周囲に伝わる可能性があります。表情や態度にネガティブな気持ちが表れていると、周囲から「仕事にやる気がないのでは」「一緒に仕事をしたくないのだろうか」といった印象をもたれることもあるでしょう。同じ部署やチームで仕事をするうえで、影響を受けたり士気が下がったりする人も一定数いるかもしれません。
そのような状況が続くと、周囲との連携がうまくいかなくなり業務を進めづらくなる恐れもあるため、注意が必要です。
会社に行けない状態が続く可能性がある
仕事に行きたくない気持ちを抱えながら無理に続けていると、ある日突然会社に行けない状態に陥る恐れがあります。たとえば、通勤途中に気分が悪くなったり、オフィスに入ろうとすると吐き気を催したりと、身体が拒否反応を起こす可能性もゼロではありません。2〜3日休息しただけでは回復しない場合、仕事に行きたくないと思う原因を探ることが大事です。
どうしても仕事に行きたくない状態が続いて休みたいときは、「仕事に行きたくないときに休むのはあり?憂鬱な気持ちを解消する方法9つ」のコラムにも目を通してみてください。
心身に影響が出ているときは早めに対処しよう
「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちから心身に影響が出ているときは、早めに対処することが大切です。無理を続けることで、体調が悪化する可能性も考えられます。身体が拒否反応を起こすほどストレスを感じている場合は、休職や退職なども検討し、一度仕事から離れることを視野に入れましょう。
どうしても仕事に行きたくないときに休む場合の注意点
「どうしても仕事に行きたくない」と会社を休むこともあるでしょう。仕事を休む場合には、次の点に注意してみてください。
無断欠勤せず会社に連絡をする
会社を休むときには、きちんと連絡するのが社会人としての最低限のマナーです。無断欠勤をするとほかの人に迷惑をかけるだけではなく、信用を失う可能性があります。どうしても会社に連絡したくないからといって親に連絡を頼んだり、同僚から上司に伝えてもらったりと、他人任せにするのも避けましょう。
部屋に閉じこもらない
数日間にわたって会社を休んだ場合は、部屋に閉じこもらず気分をリフレッシュさせることも大切です。1~2日程度なら問題ありませんが、何日も部屋に閉じこもり続けると気分が滅入りやすくなるため、適度に外に出て気持ちを切り替えるように心掛けましょう。
ただし、休む理由を「体調不良」と伝えている場合、外を出歩いているのを職場の人に見られたときに、ずる休みだと誤解されてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
過度な飲酒や暴飲暴食でストレスを発散しない
過度な飲酒や暴飲暴食でストレスを発散するのは避けましょう。仕事の悩みからは一時的に解放されるかもしれませんが、身体に良くないうえに、翌日に後悔する可能性もあります。
休んだ勢いで退職しない
どうしても仕事に行きたくないからといって、休んだ勢いで仕事を辞めるのは避けましょう。辞めたあとのことを考えないと、転職活動で苦労したり次の職場でも同じ悩みを抱えたりして、「辞めなければ良かった」と後悔する事態になりかねません。
まずは仕事に行きたくないと思う原因を探り、辞めずに解決できる方法はないか検討しましょう。今の仕事でやりたいことはないのかも考え、時間をかけて気持ちを整理することが大切です。
仕事を休むときの注意点やマナーについては、「仕事を休みたいのはこんなとき!休むときのマナーや対処法を紹介」のコラムでも解説しているので、確認してみてください。
どうしても仕事に行きたくない日が続く場合の対処法
ここでは、どうしても仕事に行きたくない日が続く場合の対処法についてまとめました。以下で詳しく解説するので、ぜひご一読ください。
上司や会社の窓口に相談する
人間関係や仕事が忙し過ぎることが原因と考えられるなら、上司に相談しましょう。会社にもよりますが、職場の人間関係が原因なら配置換えや異動で解消される場合があります。業務量の多さが原因と思われる場合は、人員の増員や業務の振り分けといった対応で負担が軽減されることもあるでしょう。
パワハラやセクハラなどの問題行為が原因なら、会社の窓口などに相談して適切に対処してもらうのがおすすめです。会社での対応が難しい場合は、「パワハラ対策でストレスを溜めない!ハラスメントの原因や対処法を徹底解説」のコラムも参考に、外部機関に相談してみましょう。
業務の改善を打診する
仕事に行きたくない原因が「仕事ができない」「仕事量が多い」などの場合は、退職する前に業務改善に取り組んでみましょう。仕事の優先度を意識したり無駄を省いたりすることから始め、「自分の仕事を周囲に頼んで巻き取ってもらう」「上司に相談して仕事量を調整してもらう」といった方法も有効です。
「仕事の効率化に効果的な3つのテクニックをご紹介!」では、仕事の効率化を図る方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
休職して一旦仕事から離れてみる
どうしても仕事に行きたくない状況が続くようなら、「心身に影響が出ているときは早めに対処しよう」でも触れたように、休職して一旦業務から離れてみるのも手です。休職することで時間と心に余裕が生まれ、気持ちを整理できたり仕事のストレスから離れられたりするメリットがあります。
また、休職している間に自分のキャリアプランを見直してみるのもおすすめです。
在宅勤務やリモートワークなどの働き方に変えてみる
職場にいること自体にストレスを感じるのであれば、在宅勤務やリモートワークなどの働き方に変えるのも一つの手。テレワークを導入する企業もあり、在宅勤務をする人は増加傾向にあるようです。自宅で仕事ができれば対人関係や通勤のストレスが軽減され、業務を効率的に進められる可能性があります。
勤めている会社に在宅勤務やリモートワーク制度があるかを確認してみましょう。
在宅勤務やテレワークを検討している方は、「リモートワークとは?メリット・デメリットや具体的な働き方を紹介」のコラムもチェックしてみてください。
違う部署に異動する
どうしても仕事に行きたくない日が続く場合は、違う部署に異動するのも有効です。職場の人間関係や業務内容が自分に合っていない場合は、部署が変われば状況が変わる可能性があります。
ゆっくりと話せる時間を見つけて、違う部署に移りたい旨を上司に相談してみましょう。
転職を検討する
さまざまな対処法を試しても「どうしても仕事に行きたくない」という場合は、転職するのも手段の一つです。「上司からパワハラを受けている」「長時間労働が常態化している」「社風が自分とは合わずに辛い」など、自力での解決が難しいことが原因の場合は、転職する理由に十分値するでしょう。
「周りが我慢しているのに自分だけ辞めるのは罪悪感がある」「会社を辞めるとキャリアが崩れる」「家族を支えられなくなる」などの思いから転職に踏み切れずにいると、心身ともに不調を起こす可能性もあります。
自分に向いている仕事を探したいときは適職診断がおすすめ
「自分に向いている仕事が分からない」という場合は、適職診断がおすすめです。適職診断とは、性格や特性から自分に合った仕事を分析できるツールのことを指します。
Webサイト上で無料で診断できるものもあるようです。仕事探しの参考に活用してみましょう。
転職エージェントへの相談も効果的
「どうしても仕事に行きたくない」という悩みから転職を検討している場合は、転職エージェントに相談してみるのも効果的といえます。
転職エージェントでは、書類の書き方や面接対策など、転職活動に関するさまざまなアドバイスを行っているのが一般的です。仕事探しやスケジュール調整を代行してくれるうえ、非公開求人の紹介も受けられる場合もあるため、転職活動が初めての方にも心強い存在といえるでしょう。
退職する
精神的に追い詰められていて限界を感じる場合は、退職をすることも視野に入れましょう。空白期間を作らないためには転職先が決まってから退職するのが望ましいですが、心に余裕がない場合は退職してから転職活動を始めても問題ありません。
仕事が限界だと感じている方は、「仕事に限界を感じるサインは?ストレスを抱えやすい人の特徴や解決法を紹介」のコラムもぜひご一読ください。
どうしても仕事に行きたくないときに退職を判断するポイント
どうしても仕事に行きたくないときに退職を判断するポイントとして、「退職するデメリットよりメリットのほうが大きいか」「職場や労働環境が適切か」といった観点があります。以下で詳細を解説するので、退職を検討する際にお役立てください。
退職を判断するポイント
- 退職するデメリットよりメリットが大きい
- 職場にいじめやハラスメントがある
- 労働環境が劣悪
- 転職してやりたいことが決まっている
- 慢性的に仕事に行きたくないと感じている
退職するデメリットよりメリットが大きい
退職すべきかを判断するにあたって、仕事を辞めるメリットとデメリットを比較してみましょう。たとえば、退職するメリットは、今置かれている辛い状況から抜け出せることです。一方、デメリットは、会社からの収入が途絶えてしまうため、経済的な不安が生まれることといえます。
これらのほかにも、自分にとってのメリットとデメリットを洗い出し、退職するデメリットよりメリットのほうが大きくなるのであれば、仕事を辞めることを検討してみましょう。
仕事を辞めるメリット・デメリットについては、「正社員が仕事を辞めるメリットとは?辞めた方が良いサインも解説!」のコラムも参考にしてみてください。
職場にいじめやハラスメントがある
職場にいじめやハラスメントがある場合は、すぐに仕事を辞めても問題ありません。いじめやハラスメントがある職場で働き続けると、健康に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
精神的に辛い場合や、上司や担当部署に相談しても改善しない場合には、体調不良を引き起こす前に退職を検討しましょう。
職場でのいじめやハラスメントについては、「職場いじめの対処法は?相談窓口も紹介」のコラムで相談窓口や退職すべき事例を紹介しているので、気になる方はご一読ください。
労働環境が劣悪
退職を検討するにあたって、労働環境も重要なポイントです。たとえば、前述のように職場でハラスメントが横行している場合のほか、労働時間や賃金、休暇に関する法律違反があった場合、適切な労働環境とはいえないでしょう。
自身の努力で労働環境が改善される可能性が低いのであれば、健康や精神状態を最優先に考えて、仕事を辞める選択も検討してみてください。
転職してやりたいことが決まっている
転職してやりたいことが明確に決まっている場合、すぐに仕事を辞めることも選択肢の一つになるでしょう。現在の仕事に満足していないのであれば、新しいキャリアを模索するためのステップとして退職するのは良くないことではありません。
しかし、転職するには慎重な計画と準備が不可欠です。自分の状況や将来の目標に合った最善の選択をするために、本当に今退職して良いのか熟慮してから決断しましょう。
慢性的に仕事に行きたくないと感じている
仕事に行きたくない理由が、一時的である場合や何らかの対処によって改善する場合は、深刻な問題ではありません。しかし、勤務環境や生活習慣を改善しても「仕事に行きたくない」と慢性的に思い続けるなら、職場の環境や考え方が今の自分と合っていない可能性があります。
そのような場合は、仕事を辞めて転職を視野に入れるのも一つの方法です。ハローワークやジョブカフェなどの公共機関や、民間の転職エージェントを活用して自分に合った転職先を探してみることをおすすめします。
転職の相談ができるサービスについては、「転職の相談は誰にする?エージェントやハローワークのサービスを紹介」のコラムもチェックしてみてください。
仕事を辞めないほうが良い場合とは
仕事に行きたくない理由や自身の置かれている状況によっては、仕事を辞めないほうが良い場合もあります。たとえば、「何となく辞めたい」「リフレッシュしたい」といった理由の場合、転職先を決めずに退職すると経済的に不安定になったり、「休んで回復したから会社に戻りたい」と思っても戻れなかったりすることもあるでしょう。そのようなときは、自分の仕事への価値観や目標を明確にしたり、長期休暇や有給休暇を利用して気分転換したりするのがおすすめです。
また、家族の介護や出産、育児などが理由の場合、退職により生活面での不安を抱えやすいほか、再就職までに空白期間ができるため選考に影響する可能性もあります。介護休業や産休、育休など、会社の制度をできる限り活用するのがおすすめです。
仕事に行きたくない人が退職を決めたらやること
仕事に行きたくない人が慎重に検討したうえで、退職する道を選ぶ場合もあるでしょう。仕事を辞めると決めたら、円満退職のためにやるべきことを始めていく必要があります。
以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。
退職を決めたらやること
- 退職に関する就業規則を確認する
- 上司に伝える退職理由を考える
- 直属の上司に退職の旨を伝え退職予定日を決める
- 退職手続き・引き継ぎの準備をする
- 転職活動を始める
退職に関する就業規則を確認する
仕事を辞めるときは、退職に関する会社の就業規則を確認しましょう。通常、企業の就業規則には退職に関する具体的な規定が含まれています。退職手続きや通知期間、給与の支払いなどに関する情報が記載されているため、事前に目を通すことでスムーズに手続きを進められるでしょう。
不明点があれば必要に応じて人事部や上司に相談し、詳細を確認してみてください。
上司に伝える退職理由を考える
仕事を辞めるにあたって、上司に伝える退職理由を考えることも重要です。嘘をついて退職するのは適切ではありませんが、辞めたい理由のすべてを包み隠さず話す必要はないため、状況に応じた伝え方を考えましょう。
なお、退職したい旨を伝えると引き止められる可能性があるので、意思が固まっていることを明言するのがポイントです。
直属の上司に退職の旨を伝え退職予定日を決める
退職を決意したら、直属の上司に退職する旨を伝え、退職予定日を決めましょう。引き継ぎ期間や自分の予定なども考慮するほか、退職日が会社の繁忙期と重ならないよう注意して、適切な時期を選ぶことが大切です。
なお、退職の相談は、辞めたい日の1~3ヶ月前に伝えるのが良いとされています。詳しくは「退職は何ヶ月前に会社へ言うのが一般的?相談の時期や法律上のルールを紹介」のコラムで解説しているので、ご覧ください。
退職手続き・引き継ぎの準備をする
退職予定日が決まったら退職届を記入し、直属の上司を通して提出します。
その後、会社への備品返却や身の回りの整理整頓を進めながら、業務の引き継ぎを始めましょう。自分が辞めても業務に支障が出ないよう、退職時には後任者にスムーズに業務を引き継ぐ必要があります。業務の文書化や資料作成、後任者からの質問への説明などを少しずつ進めましょう。
退職届の書き方や提出日については、「退職届の提出日は退職日と同じ?日付や書かない場合についても解説!」のコラムを参考にしてみてください。
円満退職が難しいときは退職代行サービスを使うのも手
円満退職が難しい場合、退職代行サービスを利用することも選択肢の一つです。退職代行サービスは、専門のコンサルタントや弁護士が退職手続きや交渉を代行してくれるサービスで、円満な退職をサポートしてくれます。特に、雇用条件や法的な問題が複雑な場合や、円満な退職が難しい状況である場合は、退職代行サービスを利用することでスムーズに退職手続きを進められるでしょう。
ただし、退職代行サービスは基本的に有料です。利用する際は信頼できるサービスを選び、契約内容や料金などを事前によく確認しましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
転職活動を始める
転職先が決まっていない場合は、退職予定日に向けて転職活動を行いましょう。在籍中の転職活動であれば、退職予定日の2~3ヶ月前を目安に始めるのがおすすめです。仕事をしながらの転職活動は、スケジュール管理や要点をおさえた選考対策が必要になります。
また、年齢によって企業側に求められるポイントが異なるため、以下で確認してみましょう。
20代の転職は若さが強みになりやすい
20代の転職活動では、年齢の若さがポテンシャルとして評価されやすく強みになります。企業側も、20代は社会人経験が浅いことを理解しており、長期的に育成するつもりで採用するため、スキルや経験はそこまで重視しないといえるでしょう。
一方で、仕事に対する意欲や向上心、基礎的なビジネスマナーなどは重点的に見られるポイントです。企業研究や自己分析で転職の軸を明確にして志望動機にまとめたり、正しい言葉遣いや立ち振る舞いを確認したりしておきましょう。
20代で転職を考えている方は、「転職する年齢は20代がおすすめ!成功させるポイントを解説」のコラムもぜひご一読ください。
30代は計画性と早めの行動が大切
30代の転職活動は、計画性をもって早めに行動することが重要といえます。転職活動では、年齢が上がるごとに求人数が減ったり、スキルや経験が重視されたりする傾向にあるためです。
自分のスキルやキャリアを棚卸しするほか、資格取得を目指したり現職で実績を作ったりしておくと、転職活動においてアピールポイントになるでしょう。
どうしても仕事に行きたくないときは自分の状況に合わせて対処しよう
仕事に行きたくない気持ちが続くときには、「どうしても仕事に行きたくないときに乗り切る方法」を参考にして、自分の状況に合わせた対処をすることが大切です。
「仕事に行きたくない」という気持ちになるのは、それだけ真摯に向き合っている証拠ともいえます。ネガティブな気持ちになっている自分を責めず、どのようにすれば今の状況を改善できるかゆっくりと考えてみてください。
「どうしても仕事に行きたくない」「一人での転職活動は不安」という方は、若年層の就職・転職をサポートするハタラクティブにご相談ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりの要望やこれまでの経験を丁寧にヒアリングして、最適な転職先を紹介します。求人紹介のみではなく、履歴書や職務経歴書を作成するお手伝いから面接対策まで、幅広くサポートしているのが強みです。働きながら転職活動をする方も、安心してご利用いただけます。サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
どうしても仕事に行きたくないときの対処法に関するQ&A
「どうしても仕事に行きたくない」という場合に抱えやすいお悩みにQ&A方式で回答します。仕事に行きたくないと思うことがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
「どうしても仕事に行きたくない」と感じる理由が分からない場合は?
心身が疲弊している可能性があります。家からなかなか出られなかったり、夜眠れなかったりする場合は、周りに相談してみましょう。友人や家族に話しにくい場合は、医療機関や公的機関で相談したり、カウンセリングを受けたりするのも一つの手段です。
どうしても仕事に行きたくない気持ちを乗り切るには?
朝食や仕事が終わったあとの時間に楽しみを作りましょう。自分がリラックスして充実できる時間をもてば、オンとオフを切り替えやすくなり、仕事に対するモチベーションの維持に役立つ可能性があります。たとえば、「朝起きたらお気に入りのカップでコーヒーを飲む」「大好きな△△を食べる」「仕事が終わったら好きなテレビドラマを観る」などです。
仕事を乗り切るための対処法をほかにも知りたい方は、「仕事が憂鬱…乗り切る方法は?会社に行きたくないと感じるときの対処法」のコラムを併せてご覧ください。
職場の人間関係が辛くて仕事に行きたくないです…
職場の人間関係が良好でない場合、「仕事に行きたくない」と感じることは自然な感情です。人間関係に悩んでいるときは、相手とのコミュニケーションを見直してみることが大切です。問題点を1人で抱えず相手に伝えることで、改善のきっかけになるでしょう。
また、上司や人事部に相談するのもおすすめです。会社の人間関係にお悩みの方は、「職場に合わない人がいる!ストレスを感じる理由や11の対処法を紹介」のコラムも併せてご覧ください。
入社してすぐに退職しても良いですか?
できるだけ控えるのが望ましいでしょう。新しい職場に適応するのに時間がかかるのは一般的であり、入社直後は会社との相性や適性を正しく判断できない可能性があるためです。
しかし、健康上の理由で職場環境が合わない場合といったやむを得ない事情があれば、入社後すぐの退職であっても問題ありません。
仕事に行こうとすると涙が止まらなくなります…
気持ちが辛いときは、無理をせず自分を労って休むことも大切です。仕事に行く前に自分の感情を整理し、必要に応じて心のケアを行いましょう。悩みや不安があれば、信頼できる人に相談してみるのもおすすめです。
どうしても仕事に行きたくないけど行くしかない場合は?
職場の同僚や上司に相談したり、会社の相談窓口で状況を伝えたりしましょう。「仕事が忙しく業務が溜まるから休めない」「代わりがいないから休めない」など、仕事に行きたくないけど行くしかない場合も考えられます。
しかし、ストレスを我慢して仕事を続けていると、心身ともに体調不良を引き起こしかねません。会社に相談しても休めない場合は、「労働基準監督署に相談できる内容は?効果的な通報方法や注意点も解説」のコラムを参考に、公的機関や相談センターなどに相談しましょう。
「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちが解消されず転職を検討している場合は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。