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「ダメな会社」の特徴とは?見切りをつけて転職するときのポイントも解説
更新日
この記事のまとめ
- 「ダメな会社」に見られがちな特徴は「離職率が高い」「責任の所在が不明瞭」など
- 「ダメな会社」では違法行為が常態化している場合がある
- 「ダメな会社かも…」と感じたら、早めに見切りをつけて転職することも検討してみる
- 転職時にダメな会社を選ばないためには、エージェントを利用するのも手
「ダメな会社」の特徴が自分の会社に当てはまるか気になる方もいるのではないでしょうか。「ダメな会社」では社員やスタッフの存在を軽視していたり、派閥があり組織にまとまりがなかったりする特徴があるでしょう。
このコラムでは、「ダメな会社」に見られがちな特徴を解説します。会社に見切りをつけて転職活動をする際に気を付けたいポイントもまとめたので、ご一読ください。
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「ダメな会社」に見られがちな6個の特徴
「ダメな会社」に見られがちな特徴として「社員やスタッフの存在を軽視している」「派閥色が強く組織にまとまりがない」などが挙げられます。以下で詳しく解説しているので、確認してみてください。
「ダメな会社」に見られがちな特徴
- 社員やスタッフの存在を軽視している
- 派閥があり組織にまとまりがない
- 責任の所在が不明瞭
- 過剰な目標やノルマを強いる
- 意思決定に時間がかかり過ぎる
- コンプライアンスの意識が低い
1.社員やスタッフの存在を軽視している
「ダメな会社」に見られがちな特徴として、社員やスタッフの存在を軽視している点が挙げられます。一般的に優良企業と呼ばれる企業には、社員やスタッフを大切に育てて人材の質を高める風土が根づいています。これは社員が気持ちよく仕事ができる体制を整えることが、結果的に業績アップや企業全体の成長につながることを熟知している経営方針の表れといえるでしょう。
一方、社員やスタッフへの配慮がなく、従業員としての立場を十分に保障しないような待遇で雇用している会社では、社員の不満が募りやすく定着率が悪くなることがあります。人材教育のノウハウも蓄積されず、優秀な正社員が自ら会社に見切りをつけて離職する場合もあるでしょう。
離職率が高い
離職率の高さも「ダメな会社」に見られがちな特徴の一つです。「ダメな会社」における自主的な退職の理由としては以下のことが考えられます。
- ・社内の人間関係が悪かった
- ・残業や休日出勤が多く勤務時間が長い
- ・周囲が休まない、休みを取りづらい
- ・仕事にやりがいを感じない
- ・給与が低い
- ・組織の体質に合わない
- ・経営方針や組織体制が変わった
- ・人事評価に対する不満があった
上記の理由から離職率が高い会社は「ダメな会社」に当てはまる可能性があるでしょう。
せっかく採用コストをかけて人材を確保したとしてもすぐに離職してしまうため、知識や技術が共有されず、ほかの職員の成長にもつながりません。また、人材不足により仕事量が増えたり、引継ぎが十分でなく業務の進め方が分からなかったりして、社内の業務の停滞につながることもあります。
離職率が高くても「ダメな会社」とは言い切れない
離職率が高いからといって「ダメな会社」とは言い切れません。企業によっては、社員のキャリアアップのために転職や起業をサポートすることもあります。企業を選ぶ際には、離職率だけでなく勤続年数や企業方針も合わせて見て参考にしてください。従業員に対する評価基準が明確でない
曖昧な評価制度は、「ダメな会社」と見られがちな要因の一つです。評価基準が不明瞭だと、従業員も努力の方向性に迷ったり、モチベーションが下がる可能性があります。
また、評価担当者の主観やこれまでの経験などを反映している場合、「公平な評価が行われていない」「適切に評価されていない」と不信感を抱くことも。評価基準の曖昧さが判断ミスや価値観の押し付けなどにつながれば、「どれだけ頑張っても評価されない」といった不満につながり、離職を決意する人が増える恐れもあるでしょう。
2.派閥があり組織にまとまりがない
社長や幹部、部署間などに派閥が存在し、どこの派閥に属しているかが個人の評価につながってしまうのも「ダメな会社」の特徴です。
派閥があり、組織にまとまりがない会社では、社員は仕事で能力を発揮して成果を上げることよりも、社内でどれだけうまく立ち回れるかどうかに労力や精神力を割かなくてはなりません。その結果、組織全体にまとまりがなくなって士気が下がり、一致団結してプロジェクトに取り組むことができなくなる恐れもあるでしょう。
社内の派閥争いや人間関係のトラブルに巻き込まれてストレスを感じている人は「仕事の人間関係に疲れた!ストレスによる影響と辛くて辞めたいときの対処法」で対処するコツを紹介していますので、ぜひご一読ください。
3.責任の所在が不明瞭
「ダメな会社」に見られがちな特徴として、責任の所在が不明瞭な点も挙げられるでしょう。トラブルが起きたときに、責任の所在が不明瞭だと問題の収拾がつかなくなってしまいます。上司や上層部がそろって責任を回避しようとする場合、組織への不信感につながることもあるでしょう。
反対に、トラブルが起きても一緒に対処したり、改善案を考えたりしてくれる上司などがいれば、信頼感が深まり、従業員の働くモチベーションの向上にも期待できます。責任感のない上司への対処法は「責任感のない上司への対処法は?ストレスを溜めない工夫を紹介」を参考にしてください。
4.過剰な目標やノルマを強いる
極端な数字目標やノルマが設定されている場合、強いストレスやプレッシャーになることも少なくありません。目標を達成するための労力に結果や評価が見合わない場合、「自分の力が及ばないのか」と自分を責めてしまうことも。過剰なノルマをこなすために従業員が精神的に疲弊してしまうのも「ダメな会社」が持つ特徴であるといえます。
5.意思決定に時間がかかり過ぎる
意思決定が遅過ぎることも「ダメな会社」といわれがちな特徴として挙げられるでしょう。顧客のニーズを取り入れるのが遅れて競合他社に先を越されたり、資材を安く仕入れる好機を逃がしてしまったりと損失を被る場面が増える可能性も。
社内でも部下からの相談に対して解決を先延ばしにしていると、信頼が損なわれ「ダメな会社だ」という印象を与えてしまう恐れがあります。
6.コンプライアンスの意識が低い
「ダメな会社」の特徴として、コンプライアンスへの意識が低い場合もあるでしょう。特に、ハラスメントが横行していると、被害者はもちろん周囲の人も上司の顔色を伺いながら仕事をすることになります。
会社側に状況を立て直す意思がない場合、上司にだけ都合の良い職場環境を生み出してしまう可能性もあるでしょう。仕事に集中できない居心地の悪さが、仕事の効率やモチベーションの低下を招くこともあります。パワハラを受けていると感じたときは信頼できる上司に相談したり、労働基準監督署に相談が必要です。
職場でハラスメントを受けた際の対処法を知りたい方は「パワハラの定義とは?3つの要素や対処法について解説!」でも解説していますので、チェックしてみてください。
違法行為が常態化している
「ダメな会社」には違法行為が常態化しており、いわゆるブラック企業と呼ばれる会社の特徴がある場合もあるでしょう。また、無謀な経営や強引な仕事のやり方が違法行為につながる恐れもあるでしょう。以下は注意したい労働状況についてまとめたものです。
- ・給与の遅延、未払い
- ・違法な長時間労働、サービス残業、休日出勤
- ・脱税・横領などの疑惑
上記のような違法行為が組織内で常態化していたら、その企業は「ダメな会社」と認識されてしまう恐れがあるでしょう。
もし会社から給与が正しく支払われていない場合は、請求方法や専門機関への相談について解説している「給料未払いで生活できない!賃金の請求方法や応じないときの相談先を解説」もご一読ください。
「会議が長いほどダメな会社」は本当?
会議が長く「自分の仕事が進まない」と思う方もいるようです。しかし、会議が長い=ダメな会社というわけではありません。会議には全員の意思を統一し目標に向かって一致団結するなどの効果も見込めます。会社は1つの組織であり多用な考えを持つ人がいるため、会議が少ないとそれぞれが違う考え方で仕事をして、結果的に組織がまとまらないことも。会議は仕事において必要であることを覚えておきましょう。「ダメな会社」と思ったら見切りをつけることも必要
もし今勤めている会社に対して「ダメな会社かもしれない」と頻繁に感じるようになったら、会社が自分に与えてくれるものがあるか考えてみましょう。
もし、会社が自分に与えてくれるものがあるならば、「その会社、その仕事でしか得られないもの」と考えて在籍することをおすすめします。
ただし、明らかに重篤な問題があるにもかかわらず在籍が長期間に及ぶと、デメリットの方が大きくなる恐れも。そのため、未来の自分を守る手段として見切りをつけることも必要です。上記の項目に加えて「ブラック企業の特徴とは?入社前の見分け方と対処法を解説」をご一読ください。
ダメな会社に見切りをつけたらやりたいこと
将来性がない組織に見切りをつけるか悩んでいる方は、以下の行動を取り入れてみましょう。
- ・辞めた先輩方の意見を聞く
・周囲の人に相談してみる
・転職活動を始める
ダメな会社に転職しないための3つの対策
ダメな会社に見切りをつけて転職しても、また同じような特徴を持つ企業に入社してしまったら意味がありません。転職活動でダメな会社を回避するために、以下の3つの方法を試してみてください。
ダメな会社に転職しないための対策
- 頻繁に求人情報が出ていないか確認する
- 企業の評判について調べる
- エージェントに相談する
1.頻繁に求人情報が出ていないか確認する
常に求人を出しているということは、退職者が多かったり、人の入れ替わりが激しかったりする可能性も。ダメな会社かどうかを見極められるよう、定期的に求人サイトをみて、企業が出す求人情報の頻度を確認してみましょう。
しかし、人手不足や新規プロジェクトに向けて、積極的に人材を採用する企業もあります。頻繁に求人情報が出ているからといって「ダメな会社」に当てはまるわけではないため、注意しましょう。
2.企業の評判について調べる
企業の評判について、口コミの投稿があるサイトなどでも確認してみましょう。外部の企業が運営する企業の評判サイトでは、在職者や退職者から企業に関する情報が寄せられていることがあります。企業内で実際にどのような対応が取られているか、働き方や雰囲気など、自分では集めることが難しいリアルな情報を知ることができるでしょう。
ただし、口コミの情報を鵜呑みにするのも危険です。なかには間違った情報が書き込まれていることも。自身でその情報が正しいか確認するのがおすすめです。
企業研究は入念に行おう
企業について調べるときは「企業研究」を行うことがおすすめです。企業研究をすることで企業の強みや社風、事業内容などが分かり、会社の特徴を把握できます。他社と比較してみたり、インターンに参加したりしてみましょう。企業研究の方法については「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」をご一読ください。3.エージェントに相談する
「ダメな会社を避けて、次こそ納得できる環境に転職したい」という場合は、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
転職エージェントは、プロのアドバイザーが転職活動を徹底的にサポートをしてくれるサービス。さまざまな企業の求人を取り扱い、求人元の企業について労働環境や社風など独自の情報を集めていることも多いようです。
職場内の雰囲気から適正に合うかなども客観的に判断してくれるため、自分に合わない「ダメな企業」に転職してしまう可能性も低くなるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。