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仕事がつまらないときは転職すべき?原因と対処法を20代へ向けて解説
更新日
この記事のまとめ
- 仕事がつまらないときは、転職の前に問題を明確にしよう
- 20代の転職理由には、人間関係や仕事内容のへの不満が多い傾向がある
- 仕事がつまらないときは、今の環境で自分にできることを考えよう
- 転職先で「仕事がつまらない」と感じないためには自分への理解を深めよう
- 仕事がつまらない状況が解決しないときは転職も検討しよう
「仕事がつまらないから転職したい」と誰もが一度は感じたことがあるでしょう。仕事がつまらないときは、転職を考える前に原因をはっきりさせることが大切です。今の環境でできることを探し、それでも状況が改善されなければ、転職を検討しましょう。このコラムでは、「仕事がつまらない」と感じる5つの原因と3つの対処法を解説します。
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仕事がつまらないときは転職すべき?
「仕事がつまらない」という短期的な感情から、なんとなく転職するのは避けましょう。長く働いていると、入社したてのころのモチベーションを失い、目の前の業務にただ集中してしまいがち。すると、「なんだか毎日の仕事がつまらない」という状態になってしまうものです。まずは、「仕事がつまらない」と感じる原因を明確にし、今の環境で改善できることを考えてみましょう。それでも、状況が改善されないようであれば、仕事や職場に原因がある可能性があります。その場合、転職を検討するのがおすすめです。
仕事がつまらないのは当たり前と割り切るべき?
「仕事がつまらないのは当たり前」と感じる状況を変えないままで、仕事を続けるのはおすすめできません。日々の仕事に後ろ向きな姿勢で取り組んでいると、仕事に身が入らず昇給を逃したり、自分に合った転職先で活躍する機会を逃したりすることにも繋がります。「仕事に興味ない…続けるデメリットは?パターン別の対処方法も解説」のコラムでは、業務に興味が持てない原因と対処法を詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
仕事がつまらないときに転職を考える5つの原因
「仕事がつまらない」と感じる原因には、「自分の適性に合っていない」「仕事にやりがいや目標がない」「自分の仕事を正当に評価されていないと感じる」などがあります。まずは、何が原因で「仕事がつまらない」と感じ、転職を検討しているのか明確にしましょう。
1.仕事が自分の適性と合っていない
転職を考えている場合、「安定性を重視した」「夢や憧れで選んだ」など、自分の性格や能力の適性を考慮せずに現在の仕事を選択したことで、やりがいを見出せていないケースもあるでしょう。適性に合わない業務だと、ミスをしやすい状況に陥りやすいといえます。無意識のうちに不満を募らせ、「仕事がつまらない」と感じてしまうことが考えられるでしょう。
2.仕事に目標がなくやりがいを感じない
「目の前の仕事を何のためにやっているのか分からない…」と感じる方もいるでしょう。仕事に対する目標がないと、やりがいを見出せず「つまらない」「しんどい」と感じてしまう原因となります。「目標で仕事の成果が変わる!成功に繋がる設定の仕方とは」のコラムでは、目標を設定する意味と目標の立て方について詳しく解説しています。転職を考える前に仕事上の目標を設定し、つまらないという気持ちが改善するかどうか試してみると良いでしょう。
3.自分の仕事を正当に評価されていないと感じる
仕事に意欲的に取り組んでも、上司から正当な評価をされていないと感じる場合は、「仕事がつまらない」と感じる原因になります。特に、給与やボーナス、昇進などに関わる評価について不満を感じると、転職を検討したくなることもあるでしょう。ほかにも、自分よりも業績を挙げていない人が高く評価されているのを目の当たりにしたときに、会社や上司への不信感を抱くケースも考えられます。
4.仕事をするうえで理想と現実にギャップがある
転職を考える人のなかには、「仕事が合っていない気がする」「自分のやりたい仕事はこれじゃない」と、今の仕事内容に違和感を感じている方もいるでしょう。また、「仕事を進めるペースが周りの人と合わない」「職場の環境が整っていない」など、理想どおりに業務を進められず不満がたまることも。こうした理想と現実のギャップは、「仕事がつまらない」と転職を考える原因となります。
5.人間関係が上手くいっていない
「周りの社員と会話が弾まない」「ジェネレーションギャップがあり、仕事のやり方が合わない」など人間関係が上手くいかないことで、仕事がつまらないと感じる人もいるでしょう。「仕事の人間関係に疲れた!ストレスによる影響と辛くて辞めたいときの対処法」のコラムでは、苦手な人との付き合い方も紹介しているので、人間関係に悩み転職を検討している方は参考にしてみてください。
20代で転職を考える人が抱える仕事の悩み
転職を検討している人が抱える悩みは、仕事内容や賃金、人間関係などさまざまです。以下では、厚生労働省の調査をもとに、20代の方がどのような理由で転職しているかを紹介します。
20代の転職理由は自己都合がほとんど
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(18p)」によると、20代で転職した人の離職理由は、自己都合の割合がほとんどを占めており、20~24歳で87.3%、25~29歳で87.4%でした。
20代転職者の離職理由別の割合(令和2年)
自己都合 | 契約期間の満了 | 出向(移籍出向) | 倒産・整理解雇・人員整理による動奨解雇 | その他 | 不明 | |
---|---|---|---|---|---|---|
20~24才 | 87.3% | 3.3% | 0.2% | 2.5% | 1.2% | 5.6% |
25~29才 | 87.4% | 4.4% | 0.5% | 5.3% | 1.9% | 0.5% |
引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況(18p)」
また、自己都合による20代の離職理由で大きな割合を占めているのは以下の6つです。
自己都合による離職の理由別転職者割合
労働条件(賃金以外)が良くなかったから | 満足のいく仕事内容でなかったから | 賃金が低かったから | いろいろな会社で経験を積みたいから | 会社の将来に不安を感じたから | 人間関係が上手くいかなかったから | |
---|---|---|---|---|---|---|
20~24才 | 22.3% | 25.2% | 23.8% | 27.6% | 22.5% | 38.4% |
25~29才 | 25.5% | 31.4% | 31.3% | 20.9% | 25.4% | 22.4% |
引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況(18p)」
上記の表のとおり、20〜24歳で最も多かった理由は「人間関係が上手くいかなかったから」、25〜29歳では「満足のいく仕事内容でなかったから」という結果になっています。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
タイプ別「仕事がつまらない…」に関する悩み
ここでは、「入社数ヶ月の社会人」「入社3年以上の社会人」「フリーター」の仕事に関する悩みと転職する場合のポイントをそれぞれご紹介します。転職を検討している方は、今の環境で出来ることをしてみるのがおすすめですが、転職事情について知りたい方は参考にしてみてください。
入社数ヶ月の社会人の場合
入社したての社会人は、夢や目標を持って入社したにも関わらず、思い描いていた仕事と現実にギャップを感じ「日々の業務がつまらない」と悩んでいる人が多い傾向にあります。また、働き始めてから自分の理想とする仕事や働き方が見つかり、より自分に合った職場に転職したいと考える人もいるでしょう。
入社数ヶ月で仕事を変えるのは可能?
入社数ヶ月の場合も対策次第で転職は可能です。企業によっては第二新卒などの若い世代を積極的に採用している場合もあり、20代であれば十分に転職が目指せます。「新卒入社から3ヶ月で退職したら転職は不利?その後の影響や対策を解説」のコラムでは、入社して間もない時期に転職活動を行う場合の影響や対策を紹介しているのでチェックしてみてください。
入社3年以上の社会人の場合
入社3年以上の社会人の場合、「自分の能力をさらに伸ばせる環境に身を置きたい」と考える人が多い傾向にあります。入社して3年程度経つと業務や環境にも慣れ、「今の業務がつまらない」と物足りなさを感じ、「そろそろ次のステップに行きたい」「新しい物事に挑戦したい」と意欲が湧いてくるころです。スキルアップするための教育・人事制度が整っていない会社に勤めている場合は、「ここに在籍することで自分の望むキャリア形成ができるのか」と不安に思い転職を検討することもあるでしょう。
入社3年以上の場合も未経験の職種に挑戦できる?
20代であれば、入社3年以上であっても未経験の職種に転職することは可能です。社会人としてのマナーやスキルが備わっていることはメリットとなります。ただし、年を重ねるほど難易度が上がる傾向にあるので、できる限り早い段階で転職活動することをおすすめします。
フリーターの場合
フリーターの場合は、ルーティンワークの仕事が多い傾向にあり、毎日同じことの繰り返しに「つまらない」と感じる可能性があります。また、重要度の高い仕事を任せてもらえないことに、「つまらない」と感じる方もいるでしょう。アルバイトとして長期間勤めていれば責任のある仕事を任される可能性もありますが、正社員と比べると限定された範囲内での仕事が多く、達成感を得られにくい傾向があります。
フリーターから正社員は目指せる?
一般的に、年を重ねると就職が難しくなっていく傾向にあるので、フリーターから正社員を目指す場合は就職・転職エージェントを活用すると良いでしょう。正社員は給与面や福利厚生面で充実していることが多いので、生活を安定させたい人も転職の検討をおすすめします。「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」のコラムでは、フリーターから転職するコツを詳しく紹介しています。正社員に興味のある方は参考にしてみてください。
仕事がつまらないときの3つの対処法
仕事がつまらないときの対処法として、「今の環境で自分にできることを考える」「自分のやりたいことを探る」「転職して仕事や人間関係を変える」の大きく3つを紹介します。仕事がつまらないのは当たり前と割り切るのではなく、日々の仕事が楽しくなる工夫をしましょう。
1.今の環境で自分にできることを考える
「仕事がつまらない」と感じたときは、すぐに転職を考えるのではなく、まずは、今の環境で自分にできることを考えてみましょう。「同じ仕事をしている人にやりがいや目標を聞いてみる」「配置転換の希望を出してみる」など、今の職場でできることはいくつかあります。誰かに相談するのが難しい場合は、「今の仕事で感じたやりがいを書き出す」といった小さいことから始めてみましょう。仕事の業務への捉え方を変えるきっかけに繋がります。以下で1つずつ解説していくので、行動する際の参考にしてみてください。
同じ仕事をしている人にやりがいや目標を聞いてみる
同僚や先輩、上司など、同じ職場の人はもちろん、ほかの会社で同職種に就いている人にも、どのようなやりがいや目標があるのか聞いてみましょう。聞いた目標を自分の業務にも取り入れ、やりがいを感じられるかどうか試したり、自分にとって価値があるものなのかを確認したりするのもおすすめです。
配置転換の希望を出してみる
スキル・キャリアアップを図りたい場合は、配置転換ができるか上司に相談してみるのもおすすめです。環境がステージアップすることで、「日々の業務がつまらない」と感じずにモチベーションを高められるでしょう。配置転換について相談する際は、自分がどのようなキャリア形成を目指しているのか、具体的なビジョンを話すことが大切です。配置転換するための条件は、会社によって異なるので、社内規定をチェックし、自分が対象となるのか確認してから相談しましょう。
今の仕事で感じたやりがいを書き出す
小さなことでも良いので、「嬉しかったこと」「楽しかったこと」「やりがいを感じたこと」など、仕事中に感じた出来事を書き出してみてください。自分が当たり前と思い、忘れていたようなことから、仕事をする上で自分が大切だと感じている点に気づけ、日々の業務もポジティブに捉えられるでしょう。
2.自分のやりたいことを探る
「仕事がつまらない」と感じている人の中には、そもそも自分のやりたいことが分からずに転職を考えている人もいるでしょう。そういう人は、今「つまらない」と感じている内容を書き出し、その反対のことを考えてみてください。自分の理想の仕事や働き方を見つけるヒントとなるでしょう。「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」のコラムでは、やりたいことを見つける方法と具体例を詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
3.転職して仕事や人間関係を変える
今の環境で自分にできることをしても「仕事がつまらない」という状況が改善されない場合は、転職も検討しましょう。特に、人間関係で悩んでいる場合、社風が合っていない可能性もあります。その場合は、自分に合う転職先を選択することで解決できるでしょう。転職を考える場合は、本当に職場を変えて解決する問題かどうか確認してみることが大切です。
仕事がつまらなくて会社を辞めた場合の転職理由の答え方
面接で転職理由を聞かれた場合は、前職での不満を言うのではなく、転職先で実現したいことを重点的に述べるようにしましょう。「面接で転職理由を伝えるときのポイントは?答え方や回答例を紹介」のコラムでは、転職で使える回答例も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
転職後に「仕事がつまらない」と感じないためには
「今の仕事がつまらない」という理由で会社を辞めたいと考えている場合は、転職をくり返さないためにも以下4つのポイントを実践してみると良いでしょう。
1.転職を考える前に自分を知ろう
転職先のミスマッチを防ぐためにも、まず自分について知りましょう。「なぜ今の仕事がつまらないと感じているのか」「転職先で実現したいことは何か」「ワクワクするのはどんな仕事か」など、自問自答していきます。重要なのは、答えが出たらさらに深掘りをすることです。たとえば、今の仕事がつまらないと感じる理由が「人間関係が上手くいっていないから」であれば、「具体的に何に不満を感じているのか」と掘り下げることで「上司によく指摘される」→「仕事に正確さを求められる」→「正確性の必要な業務が苦手」など、自分への理解を深められます。自分の特性を基準に次の職場を検討することで、「転職先がつまらない」と感じるのを防ぐことができるでしょう。
2.転職先に求める条件を整理しよう
今の仕事が「つまらない」と感じた原因を参考に、転職先に求める条件を考えましょう。ポイントは優先順位をつけておくことです。すべての条件にマッチする企業を見つけることは難しいといえます。効率的に転職活動を進めるためにも、優先順位の高い3つをあげて転職先に求める譲れない条件を明確にしておくと良いでしょう。
3.仕事のモチベーションを高める工夫をしよう
充実感を持続させるには、仕事へのモチベーションを高める仕掛けを作ると良いでしょう。人は誰でも、時間が経過すると「慣れ」が生じます。入社直後は新鮮な気持ちで仕事に取り組めても、時間が経つと業務に慣れ、「つまらない」と感じやすくなるでしょう。以下はモチベーションを高める例です。
- ・ネガティブな言葉が浮かんだら、ポジティブな言葉に置き換える
- ・5年後、10年後の目標をつくる
- ・毎月1日に今月の目標を立てる
- ・誰の役に立っている仕事なのか、付箋に書いて目につく場所に貼っておく
- ・自分へのご褒美を設定する
仕事に対する意欲が高まれば、「つまらない」と感じずに日々の充実感を得られる可能性もあります。転職を考えている方はぜひ実践してみてください。
4.転職のプロと相談しながら仕事を決めよう
一人で転職先を探すと情報が偏ったり、「思っていた仕事と違った」とミスマッチが起こったりする可能性があります。求職活動を一人で行うことに不安のある方は、就職・転職エージェントを上手に活用すると良いでしょう。転職のプロに相談することで、自分では気づけなかった情報やアドバイスを得られるのでおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。