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履歴書の志望動機が思いつかない…書き方のコツは?例文でポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の志望動機には、なぜその企業なのか・貢献できること・入社後のビジョンを書く
- 採用担当者は履歴書の志望動機から、社風への相性や入社意欲を見極めようとしている
- 曖昧な内容や他社にも当てはまることは、履歴書の志望動機に書かないようにする
「履歴書の志望動機が思いつかない」と悩む方は多いでしょう。志望動機を作成する際は、自己分析を行い、企業の方針とマッチした内容にすることが大切です。このコラムでは、履歴書の志望動機で押さえたい基本や作成方法を解説。また、採用担当者が見ているポイントや履歴書の志望動機に書かないほうが良いフレーズなどもまとめています。
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履歴書の志望動機とは?
履歴書の志望動機は、「なぜその企業を希望するのか」を伝える項目です。企業の採用担当者は、自社で意欲を持って働いてくれる人を探しており、社風や採用ニーズに合うかどうかや、入社意欲の高さを志望動機から読み取ろうとしています。
なぜ志望動機を書くのか
前述したとおり、採用担当者は志望動機から適性を読み取ろうとしています。そのため、「求める人物像に合った強み」「入社したらどのように貢献できるか」「自社を選んだ明確な理由」を示し、採用担当者へ判断材料を提供するために書くものです。一貫性のあるアピールを心がけましょう。さらに、一緒に働きたいと思うような内容や、長く勤めたいという意欲が伝わってくる内容になると好印象を与えられます。
履歴書の志望動機の基本
文章を考える前に、履歴書を書くうえで知っておきたい志望動機の基本をご紹介します。
文字数の目安はある?
文字数は、1分程度で読める200字~300字程度を目安とします。文章量が少ないと、「入社意欲に欠ける」と判断され、また、多過ぎても「読み手への配慮に欠ける」と判断される可能性があるからです。志望動機を書く際は、記入欄の8割程度を埋めるつもりで、文字の大きさや読みやすさにも配慮しましょう。
構成の仕方は?
志望動機を作成する際は、構成も大切な要素の1つです。伝わりやすい順序で説明することで、説得力のある志望動機を作成できます。作成する際は、以下の流れを意識しましょう。
- 1.最初に結論を述べる
- 2.具体的なエピソードをいれる
- 3.入社したらどのように貢献できるのかを伝える
志望動機と自己PRとの違いとは
志望動機が「なぜその企業を志望したのか」といったことや、自身が貢献できること、叶えたいことを伝える内容であるのに対して、自己PRは、「自分の強み」を踏まえた上で貢献できること、どのように活躍できるのかを伝えるものです。同じような内容ではありますが、それぞれの対象が「企業」と「自分」で異なります。作成する際は、意識して書き分けるようにしましょう。自己PRの書き方については「自己PRとは?定義を知って効果的な書き方を覚えよう!面接の例文も紹介」のコラムで、詳細を解説しています。志望動機と自己PRの両方に一貫性を持たせることで説得力に繋がるので、併せて確認してみてください。
履歴書の志望動機で採用担当者が見ているポイント
採用担当者は、履歴書の志望動機から、「他社ではなく自社を志望した熱意」を見ています。以下で、採用担当者に意欲が伝わる志望動機の作り方を紹介します。
志望動機は書き出しが重要
志望動機を書く際は、結論から簡潔に述べると伝わりやすく好印象を与えられます。採用担当者を引き付ける書き出しができれば、そのあとの内容を読んでもらいやすいといえるでしょう。抽象的な内容や採用ニーズに合っていない書き出しにならないよう注意します。
なぜ自社を選んだのか?採用担当者に伝わる内容にする
企業は、「自社で意欲を持って働いてくれる」人を探しています。「どこでも同じように働く」人よりも「この場所でしかできないことを成し遂げる」という、より熱い思いを持っている人は魅力的に感じるはずです。そのため、書き出しで結論を述べたあとは、裏付けとなるエピソードを交えながら具体的な内容にしましょう。
採用ニーズに合っているか見極める材料を提供する
自分の持っている強みや活かせるスキル、経験をアピールすることは、企業にとって有益な人材であるかを判断する材料になります。正社員の経験がある方は、実績をもとにしながら記載するのがおすすめ。企業側とのミスマッチを防ぐためにも、自分の能力と必要とされている能力の関連をよく考えてみましょう。
志望動機を考えるためには準備が大切
志望動機を考える際は、企業研究を怠らないようにしましょう。応募企業のことをよく知らないまま書き出してしまうと、抽象的な内容で説得力がなく、印象に残りにくいものになってしまいます。企業理念や具体的な事業展開、商品・サービス展開、求人情報などを把握するとともに、メディアの動向もチェックしておきましょう。時間の余裕があれば、同業他社についても調べ、「その企業でしかやっていないこと」を深掘りすることがおすすめです。
履歴書に書く志望動機の組み立て方
志望動機を組み立てる際は、応募先の企業を理解して、自分の強みやスキルの活かし方をアピールすると効果的です。以下の4ステップを参考にしつつ、オリジナルの内容を考えてみましょう。
1.志望動機の基本を理解する
なぜ志望動機を書くのかを理解し、伝えるべき内容を意識すると採用担当者の印象に残る文章になります。前述したとおり、志望動機は応募企業に意欲を伝え、会社で活躍しているイメージをもってもらうための項目です。以下を意識して、伝えたいことを明確にしましょう。
- ・なぜその企業を選んだのか
- ・活かせるスキルや経験
- ・入社後に活躍できること
2.志望動機になりうる理由を見つける
応募企業のサービスや商品に関してだけでなく、企業理念まで把握し、なぜこの企業を希望するのかを明確にしましょう。さらに、商品を使ってみたり店舗に足を運んでみたり、直接体験し感じたことを説明できると説得力が増します。
3.志望先で自分の経験やスキルが活かせる理由を探す
次に、自分のスキルや経験がどのように貢献できるのかを考えてみましょう。そのためには、自己分析が必要です。過去のエピソード(アルバイトや部活動の経験など)を掘り下げて貢献できる強みを探しましょう。自己分析のやり方で迷った際は「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」を参考にしてみてください。自己分析の結果をもとに企業の求める人物像や募集要項などに当てはめてみると、活かせる理由を探せます。
4.入社後のビジョンを考える
具体的なキャリアビジョンは、企業側にとっても「入社後どう活躍してくれるか」といった正社員像をイメージしやすくなります。これまでの経験や実績をもとに、仕事への関わり方や貢献できそうなこと、具体的な目標などを伝えられると効果的です。
履歴書の志望動機で書かない方が良いフレーズ
履歴書の志望動機には、書かない方が良い文言もあります。以下で、志望動機に書くのを避けるべきフレーズを紹介。転職・就職を成功させるために、志望動機を作成する際は注意しましょう。
内容が漠然としている
「貴社の企業理念(方針)に共感しました」「人の役に立つ仕事がしたい」など、具体性に欠ける内容だけだと、応募先企業は「なぜ自社なのか」といった理由が見えてきません。もし、「~~に共感」といった内容を書きたい場合は、「企業や社会、業界などへの発展にどのように役立っているから魅力的に見えた」という点や、自分の実体験やビジョンに基づいて共感した部分を書きましょう。
応募企業の独自性がなく、他社でも通用する内容
「人の役に立ちたい」「営業職でがんばりたい」など、他社でもできることを志望動機として上げるのは好ましくありません。「この企業のどのような活動を見て、どのように活躍をしたいと思ったのか、自分はどこで貢献ができると思ったのか」具体的な例を記載しましょう。
給与や福利厚生、待遇への関心になっている
志望動機には、「給与が高い」「福利厚生が整っている」など、待遇面を書くのは避けましょう。福利厚生や待遇ばかりの内容になっていると、「~~をしてもらえるから貢献します」と、条件付きのような印象を与えてしまう懸念も。待遇について記載したい場合は、なぜその条件を求めるのかまで具体的に補足しておくのがおすすめです。志望動機はあくまでも、業務内容や企業理念など、仕事に関する内容になるよう心がけましょう。
履歴書に書く志望動機の例文と解説
では、志望動機は具体的にどのような内容にしたら良いのでしょうか。解説してきた内容を踏まえて、以下で志望動機の例文を紹介します。
例文
<塾アドバイザーの正社員>
私は貴社が展開する学習塾の良さを運営側として広め、1人でも多くの学習に悩む子どもやその保護者の役に立ちたいと考えています。
私は高校時代、少人数制の学習塾に通っていました。すぐ質問できる環境や分かるまで根気強く付き合ってくれる環境があり、勉強についていけず悩んでいた時期を乗り越えられた経験があります。
少人数制の学習塾は数多くありますが、貴社の「授業の基本は対話」という方針と、生徒の進路指導にも関われる独自のチューター制度に魅力を感じています。
学生時代の経験と営業経験で培ったコミュニケーション能力を発揮して、全国展開に向けた事業拡大に貢献できればと考え志望いたしました。
解説
内容を構成する要素は以下の4つです。
- ・入社後に達成したい目標
- ・目標の理由、オリジナリティーのある情報
- ・なぜ他社ではなく、その企業を選んだのか
- ・入社後にどのように貢献するのか
志望動機は、応募先企業の情報を調べ、企業方針とマッチするような内容にするのが重要です。しっかりと企業研究を行ったうえで、志望動機に記載する内容を決めていきましょう。また、各要素が具体的で分かりやすいことも大切です。例文で自身の体験をもとにしたように、オリジナリティーのある情報を入れると説得力が増します。関連づけられるエピソードがある場合は盛り込んでみましょう。
履歴書の志望動機と面接で伝える内容は変えるべき?
面接で話す志望動機は、履歴書の内容と同じでも問題ありません。しかし、書いたことを丸暗記して話すのは、意欲を感じづらくなります。面接で志望動機を伝える際は、履歴書の志望動機欄には書ききれなかったことを交えて話すと、気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
履歴書の志望動機の書き方や面接のことなどで悩んだら、就職・転職支援サービスのハタラクティブにご相談ください。
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履歴書の志望動機に関するFAQ
ここでは、履歴書の志望動機に関する疑問にQ&A方式で回答していきます。
履歴書の志望動機の文字数の目安はどのくらい?
文字数は、1分程度で読める200字~300字を目安に書くのが最適です。記入欄の8割程度を埋めるつもりで、文字の大きさや読みやすさにも配慮しましょう。履歴書の志望動機の基本知識については、このコラムの「履歴書の志望動機の基本」で解説しています。
履歴書に書く志望動機がない場合、どうすれば良いですか?
志望動機が書けない理由として、自己分析や企業研究が十分でないことが考えられます。まずは、仕事で大切にしたいことや自分の強み・経験などを分析しましょう。併せて、志望企業の特色を洗い出し、どの部分に魅力を感じるのか整理していくのがおすすめです。「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」では、志望動機の作り方が分からない場合のポイントを詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
未経験の場合、志望動機を書くときに気をつけることは?
未経験の場合、採用担当者がこれまでの実績を参考にできないため、なぜその分野で働きたいのか明確にする必要があります。また、役立ちたいという能動的な姿勢や企業とのマッチ度をアピールすることも大切です。「志望動機の作り方!未経験の仕事に応募する際の書き方や例文もご紹介」にて未経験職種に挑戦する際の志望動機の書き方について詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。