面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは

面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとはの画像

この記事のまとめ

  • 面接でのマナーは「自社に合う人材か」を判断するための材料の一つとして挙げられる
  • 服装や髪型だけでなく、かばんや靴などの小物に気を配るのも面接マナーの一つ
  • 受付から面接は始まっていると心得て、どんな場所でもマナーを守ることを心掛けよう
  • 面接官の話は最後まで聞き、質問されたら結論から述べるのがマナー
  • 退室時は感謝の心を持って、最後まで気を抜かずに礼儀を尽くそう

面接のマナーに不安がある方は多いのではないでしょうか。その人が自社にマッチするか否かを判断するための材料の一つといわれる面接マナー。面接では、言葉づかいや身だしなみ、所作など、さまざまなマナーがあります。新卒でも転職でも、基本的なマナーは重要です。当コラムでは、入室・退室のマナーや面接の流れ、好印象を与える表情などを解説します。正社員を目指して就職・転職活動を始める方は、ぜひ参考にしてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

面接におけるマナーとは?

マナーとは、礼儀作法のことを指し、相手に対して敬意や思いやりを表すためのものです。面接でのマナーは「一緒に働きたいと思える人材か」「自社の社員としてビジネスの場に出せそうか」などを判断する材料になります。面接でのマナーは覚えることがたくさんあるため「めんどくさい」「分からない」と、苦手意識を持つ人もいるでしょう。言葉遣いや立ち振る舞いなど、面接だけでなく、入社後も役立てられるマナー。社会人の一般常識として、ぜひ習得したいものです。

未経験OK多数!求人を見てみる

面接前にチェック!身だしなみのマナー

面接で第一印象を左右するのが、身だしなみです。マイナスイメージを与えないよう、スーツやシャツにしわ・汚れがないか事前にチェックします。アイロンをかけてもしわが取れない、洗濯しても匂いが取れないという場合は、自力で何とかしようとせず、クリーニングに依頼しましょう。

男性の服装マナー

企業側から「面接時は私服でお越しください」という指定があった場合を除き、男性はスーツが一般的。新卒者はリクルートスーツ、転職者はビジネススーツを着用しましょう。スーツは、黒や濃紺、濃いグレーなど、落ち着いた色を選びます。ワイシャツは白無地が基本で、ネクタイはスーツに合った色を選びましょう。柄入りでも問題はありませんが、面接の場においてはキャラクターものやブランド柄は避け、無地やストライプといったシンプルなものを選ぶのが無難です。ネクタイの色によって、相手に与える印象を変えることができるので「面接用のネクタイはどんなものを選ぶのがベスト?」のコラムを参考に選んでみてください。

女性の服装マナー

面接では、スーツを着用しましょう。スーツの色は黒やネイビー、グレーのほか、ライトグレー、ベージュなど、多少明るい色でも問題ありません。ボトムは、スカート・パンツどちらでもOKです。シャツ・ブラウスは、大きなフリルやレースといった華美な印象にならないものや、胸元が開きすぎないもの、透けない素材を選びましょう。色は白のほかに、スーツに合った淡いカラーが無難です。アクセサリーは、基本的につけないことが望ましいでしょう。

季節ごとの服装マナー

季節に合った服装選びもマナーの一つです。たとえば、冬の寒い日に夏用のスーツなど、季節にそぐわない素材は、周囲に違和感や悪い印象を与えかねません。また、夏場で暑くてもスーツに合わせるのは長袖のシャツ。ジャケットも必ず着用しましょう。冬場に活躍するコートは、シンプルなデザインのトレンチコートやステンカラーコートが面接の場にふさわしい装いです。色はスーツの色に合わせてオーソドックスな黒やグレー、紺、ベージュがおすすめです。

ヘアスタイルのマナー

ヘアスタイルも服装同様に、清潔感が求められます。社会人として、落ち着きと節度のある髪型を心掛けましょう。業界によりますが、男女とも自然な髪色が一般的です。前髪は、表情が見える程度に短くするか、横に流して目に掛からないようにします。男性は、耳に髪が掛からないショートカットや刈り上げのような清潔感のある髪型が望ましいでしょう。女性は、ショートの場合、サイドの髪で表情がわかりにくくならないよう、耳に掛けます。ミディアムやロングは、ハーフアップか1つにまとめ、顔に髪が掛からないようにしてください。華美なヘアアクセサリーは面接には不向き。ヘアゴムやバレッタも黒やこげ茶、紺のような落ち着いた色が良いでしょう。

小物のマナー

面接の際に使用するカバンや靴にもマナーがあります。カバン・バッグ類は書類を入れられるよう、A4サイズ以上のビジネスバックが無難。色は黒や茶系などで、靴やベルトと合わせると上手くまとまります。リュックやトートバッグは、カジュアルな印象になるため避けてください。靴は、男性の場合はベルトの色と合わせて、黒か焦げ茶の革靴を選びます。女性は、3〜5センチヒールの黒のパンプスがおすすめ。汚れやキズは目立つため、事前に手入れをしておきましょう。

面接における受付時のマナー

面接で企業を訪問したら、まずは受付に行き、挨拶をします。受付での挨拶は、面接の初めの一歩。「面接とは関係ない」と、気を抜かないようにしましょう。受付でのマナー違反は、人事部に伝わる可能性があります。多くの社員に自分の言動を見られていると心得て、どのような場面でもマナーをわきまえた、誠意ある対応を心掛けましょう。

受付は10分前に済ませる

面接時のマナーとして、約束の時間に遅刻しないことが大前提です。時間に余裕を持った到着を意識し、面接開始の10分前には受付を済ませるようにしましょう。

到着が早過ぎるのはマナー違反

面接開始よりも早く訪問すると、先方に迷惑をかけることになります。早めに到着した場合は、近くの喫茶店や商業施設などで時間調節をすると良いでしょう。

遅刻する場合は連絡をする

面接の遅刻はあってはならないことです。しかし、到着時間に余裕を持って出たとしても、想定外の事故やトラブルが発生することもあります。どうしてもやむを得ない事情で遅刻してしまいそうな場合は、速やかに応募先の会社へ電話を入れ、遅れる理由と到着予定時間を伝えましょう。メールで連絡すると先方が忙しくて確認できない場合もあるため、遅刻の連絡は電話が基本。ただし、電話が繋がらなかった場合はメールを入れ、時間をおいて電話をかけても問題ありません。連絡方法や伝え方は「面接で遅刻した場合の謝罪の仕方は?伝え方やメール例文を紹介!」のコラムで紹介しているので、確認しておきましょう。

必要事項を伝えて取り次ぎをお願いする

受付では「約束の時間、来社理由、自分の名前、担当者の名前」を伝えて、取り次ぎをお願いしましょう。「本日○時に、人事部の■■様と面接のお約束をしている△△と申します」のように、取次先と自分の名前、目的が分かるようはっきり伝えます。受付の人が案内をしてくれる場合は、最後にお礼を言うのを忘れないようにしましょう。

社員とすれ違ったら挨拶しよう

受付から面接室へ行く際、廊下やエレベーターで社員とすれ違うことがあります。そのようなときは「こんにちは」と挨拶するのがマナーです。すれ違う社員のなかには、経営者や人事担当者がいる可能性もあります。常にマナーを守って行動しましょう。

マスクの着脱は状況に応じて判断する

面接時のマスク着用が定着しつつありますが、なかには「面接ではかえってマナー違反になるのでは?」と、マスク着用の判断に迷う人もいるでしょう。その場合は「マスクは着用したままでよろしいでしょうか?」と、面接官に一言断りを入れると心象が良くなります。ただし、オンラインの面接はこの限りではありません。オンライン面接のマナーについては「Web面接を受けるのに最適な6つの場所!必要なマナーも合わせて紹介」で解説していますので、参考にしてください。

入室~面接開始までの流れとマナー

面接が始まれば、マナーや言動を厳しくチェックされます。一番緊張するところですが、ここで間違えたらやり直しはきかないため、一連の流れを掴んで覚えましょう。

ドアを3回ノックする

入室の際は、ドアを軽く3回ノックします。ノック後は、面接官から「どうぞ」と声をかけられるまで、その場で待機しましょう。また、ノックの回数が2回だと空室確認という意味合いになってしまうので、注意が必要です。

入室後は挨拶をする

入室する際は「失礼いたします」と、ドアの外側で挨拶をし、それからドアを開けて入るのがマナーです。この際、軽く会釈をしましょう。

ドアは静かに閉める

ドアは静かに閉めます。後ろ手で閉めるのはマナー違反になるため、体をドアに向けて静かに閉めましょう。ドアを閉めたら、面接官に向き直って「失礼します」と、言ってから一礼すると丁寧です。

下座の席の横に立つ

入室したら椅子に向かって進み、入口に近い下座の椅子の横に立ちましょう。「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○ ○○と申します。よろしくお願いいたします」と、大きな声ではっきりと挨拶し、一礼します。新卒者は、名前の前に学校名を述べましょう。

着席を促されたら座る

挨拶が終わり、面接官から「どうぞお掛けください」と着席を促されたら「失礼します」と言って座ります。

姿勢を正しくして座る

着席を促されたら、正しい姿勢で座ります。深く腰掛けないよう、座面半分~2/3程度の位置に座りましょう。背筋を伸ばし、あごを少し引くと姿勢が良くなります。手の位置は、男性は軽く握り太ももの上に、女性は両膝をきちんと揃え、手は重ねて膝の上に置いて座るのがマナーです。

荷物は床に置く

荷物は床に置きましょう。座るタイミングで、椅子の脚と平行に置きます。空いている椅子があっても、無断で置いてはいけません。置き場所を指定された場合は、指示に従います。コートや防寒着があるときは、裏地を表にしてから畳んでカバンの上に重ねましょう。傘は、傘立てや傘袋があれば利用しますが、なければカバンと一緒に持ち歩いて、横に並べて置くのがマナーです。

自分から話し始めない

面接は面接官が質問をし、応募者がそれを受け答えるという流れで進行していきます。自分をアピールしようと、焦って減点にならないように注意しましょう。面接室への入り方に関してさらに詳しく知りたい方は「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」にて解説しているので、チェックしてみてください。

好印象を与える面接中のマナー

面接中は、質問の答えだけでなく、話し方や態度などから応募者の人柄や入社への熱意などが判断されます。面接での対応が「運命の分かれ道」になることもあるため、マナーをしっかり押さえて面接に臨みましょう。

落ち着いて行動する

緊張するからといって、目が泳いでしまったりソワソワしてしまったりすると、面接官に落ち着きのない印象を与えかねません。「後ろめたいことがあるのだろうか」「自信がなさそう」などと思われないよう、落ち着いて行動することを心掛けましょう。本番で緊張しないために、就活前に面接の練習を繰り返し行っておくのがおすすめです。

正しい敬語を使う

面接で正しい敬語を使うのは、マナーの基本といえます。敬語に不安がある人は、敬語・尊敬語・謙譲語・丁寧語を事前に押さえておくと安心です。就活で使う敬語とは?種類や正しい使い方を一覧で紹介」で、頻出する敬語を確認してみてください。

口角を上げて話す

面接での表情は、印象に大きく影響します。面接の雰囲気にのまれてしまい、終始硬い表情ではマイナスな印象を与えてしまいかねないため、面接中はにこやかな表情を意識しましょう。口角を上げれば自然に笑顔がつくられ、親しみやすい印象を与えることができます。緊張が表情に出やすい人は、鏡の前で口角を上げる練習をしましょう。

面接官の話をよく聞く

面接では「話す」だけではなく、「話を聞く」ときの態度も見られています。会話のキャッチボールができるか否かを見極められているのです。面接官が話をしているときは、熱心に話を聞いていることがわかるよう適度に相槌を打ち、話を遮らずに最後までしっかり聞きましょう。

話すときは結論から述べよう

面接官から質問を受けた際は、相手の意図に沿って簡潔に回答しましょう。結論から述べて、論点を明確にするのがポイント。ダラダラと話してしまうと「結局何がいいたかったのだろう?」と思われてしまうので注意してください。面接での話し方の良い例・悪い例を「面接の基本はこれ!好印象を与えるコツとは」で紹介していますので、ご一読ください。

面接の退室マナーとポイント

最後まで良い印象で終わらせるために、退室時も気を抜かないようにしましょう。退室後は、面接官以外の社員にも振る舞いや行動を見られています。「建物を出るまでが面接」と、心得ておきましょう。

面接終了時は面接官へお礼を伝える

面接が終わったら、面接官の目を見て「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と、座ったままお礼を伝え、一礼するのがマナーです。このあと、書類などをカバンにしまって椅子の横に立ち、姿勢を正して再度一礼しましょう。

ドアの前で一礼してから退室する

ドアの前まで進んだら面接官へ改めて向き直り、一礼してから退室します。このとき「失礼いたします」と、面接官に一言述べてから一礼するとより丁寧です。退室する際、ドアの開閉は静かに行いましょう。

見送られる場合は最後まで配慮する

企業によっては、面接官や担当者にエレベーターや出口まで見送られることがあります。その場合は、面接官や担当者の後ろを歩き、案内に従いましょう。別れるときは「こちらで失礼いたします」と、挨拶をします。エレベーターまで見送られた場合は、ドアが閉まるまでお辞儀をし、最後まで礼儀を尽くしましょう。

こんなときはどうする?面接でのその他のマナー

応募先の企業によっては、控え室が用意されていたり、お茶を出してくれたりすることがあります。入室・退室や面接時だけでなく、いかなる場面でもマナーを見られていると意識しましょう。

控え室に案内されたときのマナー

面接会場に行く前に、控え室に案内されることがあります。控え室では、スマートフォンを見たり本を読んだりせずに、呼ばれるまで待つのがマナー。しばらく待たされることもありますが、正しい姿勢を保ちましょう。

名刺を渡されたときのマナー

面接官から名刺を渡されたら「頂戴します」と、丁寧に両手で受け取ります。名刺を受け取ったら自分の名前を名乗りましょう。受け取った名刺はしまわず、自分から見て机上の左側に置きます。転職者は、在籍している企業の名刺を渡す必要はありません。転職活動における名刺のマナーについては「転職活動の面接で名刺は必要?」をご覧ください。

お茶を出されたときのマナー

面接時にお茶を出されたら、先方のお心遣いをありがたく頂戴するのがマナーです。お茶が出てきた際は「ありがとうございます」と、お礼を言いましょう。面接官と会話中でお礼を述べるのが難しい場合は、軽い会釈でも構いません。面接官から「どうぞ」と勧められてから、出されたお茶を頂きます。

面接でのマナーに不安を感じている方は、一人で悩まずに就職・転職エージェントの力を借りましょう。20代の新卒や第二新卒、フリーターを対象とした就職・転職エージェントのハタラクティブは、面接で話す自己PRや志望動機の内容など、一人ひとりに合わせた丁寧な面接対策を行っています。提供するサービスはすべて無料なので「何を話したら良いのか分からない」「志望動機が思いつかない」という方は、お気軽にご相談ください。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ