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ニートの転職活動!成功させるコツやエージェントを利用するメリットを紹介
更新日

この記事のまとめ
- ニートから就職・転職したいなら、できるだけ早く求職活動を始めることが大切
- ニートが転職活動で苦戦するときに考えられる理由は、アピール材料が分からないこと
- ニートから就職・転職を目指す場合は、未経験OKの求人を中心に探すのがおすすめ
- ニートからの就職・転職活動では、就活の軸を明確にし自発的に行動することが大切
- 就職・転職エージェントを利用すると、自分に合う求人を効率的に探せる
「ニートから転職したいけど方法が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。ニートから正社員を目指すなら、就活の軸を明確にして自発的に行動することが大切です。このコラムでは、ニートが就職・転職を成功させるコツや、おすすめの求人情報サイトの選び方を解説します。また、就職・転職エージェントのサービス内容や利用するメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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【年代別】ニートの就職・転職事情
ニートから正社員を目指す場合は、できるだけ早めに就活を始めましょう。無職の期間が長くなると、「働く意欲がないのでは?」とネガティブな印象を抱く企業も。また、若い人材はポテンシャルを評価されやすいですが、年を重ねるにつれてスキルや経験を重視されやすいでしょう。
厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概要 3 性、年齢階級別の入職と離職」によると、入職率は、20~24歳以下の年齢でほかの年齢層より高くなっています。また、30代の入職率は、男性が10%前後、女性が15%前後でした。
引用:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要 3 性、年齢階級別の入職と離職」
この調査結果はニートからの入職率を示すものではありませんが、就職・転職はできるだけ早めに行動した方が有利になるといえるでしょう。ここでは、採用市場におけるニートの現状を年代別に紹介します。事前にチェックし、就職活動・転職活動の参考にしてみてください。
10~20代のニートはポテンシャル採用を狙える
就職活動や転職活動の際には、若さが大きな武器となるでしょう。10~20代の人を対象に、スキルや経験より将来性や人柄を重視する「ポテンシャル採用」を行っている企業もあります。若い人材は、「柔軟性がありそう」「社内が活性化しそう」といった前向きなイメージを持たれる場合もあります。
そのため、選考では、自分から学ぶ姿勢や素直さをアピールできれば、印象がプラスになる可能性があるでしょう。また、正社員としての社会人経験がある場合は、基本的なビジネスマナーが身についている点もアピール要素になります。
30代のニートから正社員を目指すなら早めの行動が大切
30代のニートから正社員になりたいなら、できるだけ早めに就職・転職活動を始めることが大切です。前述したとおり、年齢が上がるほど、ポテンシャルよりもスキルや経験などの「即戦力」が重視される傾向があるためです。
30代以降の就職・転職では、チームをまとめたり人材育成をしたりするといったマネジメント経験が求められる場合もあります。30代から正社員を目指す方は、「30代ニートが就職する7つの方法と就職エージェントのメリットをご紹介!」のコラムもご覧ください。就活の方法に不安がある場合は、ハローワークや就職・転職エージェントなどの就職支援サービスを利用するのもおすすめです。
参照元
厚生労働省
令和3年雇用動向調査結果の概要
ニートが就職・転職活動で苦戦するときに考えられる理由
ニートからの就職・転職活動で苦戦するときに考えられる理由は、「アピールできるポイントがないと思っている」「やりたい仕事が分からない」「就職や転職の知識が不足している」といったものがあります。
ここでは、これらの理由について詳しく解説しますので、「就職・転職したいのに上手くいかない…」とお悩みの方は参考にしてみてください。
アピールできる経験や強みが分からない
ニートの方でこれまでの経験に自信がない場合は、「就職・転職活動でアピールできる経験や強みが分からない」と悩んでしまうこともあるでしょう。しかし、自己分析を徹底して自分と向き合えば、仕事に活かせる経験や強みを発見できる可能性があります。たとえば、学生時代や前職の経験、趣味の活動などを振り返り、それらを通じて得たスキルや知識を洗い出してみるのがおすすめです。
やりたい仕事やキャリアプランが定まっていない
やりたい仕事やキャリアプランが定まっていないのも、ニートからの就職・転職活動で苦戦するときに考えられる理由の一つです。「早く就職したい」という焦りから、「職種にはこだわらない」と考えている方もいるでしょう。
しかし、やりたい仕事や入社後の目標が定まっていないと、企業側に「計画性がないのでは」といったネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。また、仕事に求める希望条件が曖昧な状態だと、就職できたとしても、ミスマッチで早期退職につながる可能性も。長く働ける仕事や職場を見つけるためにも、まずは「仕事に対して自分が求める条件は何か」を明確にしておきましょう。
就活や応募企業に関する知識が不足している
ニートからの就職・転職活動で苦戦してしまう場合、就活に関する知識が不足している可能性があります。たとえば、自己分析や企業研究のやり方、履歴書の書き方などが分かっていないことなどが挙げられるでしょう。知識不足の状態のまま就職・転職活動をしていると、自分に合う職種が分からなかったり、十分なアピールができなかったりする恐れがあります。
就職・転職について分からないことや不安な点があるときは、後述する「ニートにおすすめの公的機関による就職・転職支援サービス」で紹介しているサービスを活用して、サポートを受けてみるのもおすすめです。
ニート期間が長いと入社後の早期退職を危惧される
ニート期間が長いと、労働に必要な体力や意欲が不足していると捉えられて、入社後の早期退職を危惧される場合があるでしょう。「自社で長く働いてくれる人材であるか」は、企業が採用活動において重視するポイントの一つです。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると15~34歳の年代の離職期間は、1ヶ月未満の割合が最も高いようです。
年齢 | 1ヶ月未満 | 1ヶ月以上2ヶ月未満 | 2ヶ月以上 4ヶ月未満 | 4ヶ月以上 6ヶ月未満 | 6ヶ月以上 8ヶ月未満 | 8ヶ月以上 10ヶ月未満 | 10ヶ月以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
15~19歳 | 87.9% | 4.4% | ー | ー | 0.9% | ー | ー |
20~24歳 | 28.2% | 17.5% | 12.9% | 4.5% | 1.5% | 1.3% | 8.4% |
25~29歳 | 30.6% | 12.5% | 18.1% | 4.0% | 3.3% | 2.0% | 3.5% |
30~34歳 | 25.1% | 11.6% | 13.8% | 3.8% | 3.4% | 1.8% | 5.2% |
参照:「令和2年転職者実態調査の概況/表20 性・年齢階級・転職活動期間の有無・現在の勤め先の就業形態、直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間階級別転職者割合(p21)」
一方、この年代の離職期間が4ヶ月以上である割合は、いずれも10%以下であることが分かります。ニート期間が4ヶ月以上だと、選考時に「離職期間が平均よりも長い」と捉えられてしまう可能性があるといえるでしょう。
ニート期間があることが必ずしもマイナスの評価につながるわけではないものの、面接で空白期間について聞かれた際に説明できるよう準備しておくことが大切です。面接でのニート期間に関する答え方のポイントを、「ニートが就職・転職活動を成功させるには?」にて紹介しているので、ご一読ください。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
前職を退職した原因が応募者側にあるのではと思われる
前職の退職理由を伝える際、原因が応募者側にあるのではと思われてしまうと、マイナス評価につながる可能性があります。
たとえば、退職理由が「仕事のモチベーションを維持できなかった」といったネガティブな内容の場合、そのまま伝えてしまうと、「入社後も同様の問題につながってしまうのでは?」と捉えられかねません。
退職理由がネガティブな内容の場合は、前向きな表現に言い換えることで、好印象につながる可能性があります。前向きな表現に言い換えるコツは「退職理由は正直に言うべき?上司や面接官への上手な伝え方を紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
ニートから転職後すぐに戦力になることを期待される
ニートからの就活で苦戦するときに考えられる理由の一つには、即戦力になるのを期待されるということもあるようです。
ニートの期間は、仕事で求められる経験やスキルを習得する機会は少なくなりやすく、入社後すぐに実績を上げるのは難しい可能性があります。ニートから就職・転職をするなら、即戦力を求めている企業ではなく、「未経験者歓迎」といった経歴やスキルを重視しない企業を選ぶのも一つの手です。
ニートからの就職・転職を目指す際におすすめの仕事8選
ニートの方の就職・転職活動では、人柄やポテンシャルが重視されやすい仕事を中心に探すのも手です。ここでは、ニートからの就職・転職を目指す際におすすめの仕事8選をご紹介します。それぞれの職種の特徴を参考にして、職場選びの目安の一つにしてみてください。
1.施工管理職
施工管理職は、建築現場の施工のスケジュールや予算、現場の安全管理など、工事全体を指揮する仕事です。必須の資格はなく、「未経験OK」「経歴不問」としている求人もあるため、ニートから挑戦しやすい仕事といえます。また、ハウスメーカーや建築士事務所、公共団体や一般企業の施設管理に関する部門など、活躍の場もさまざまです。
職業情報提供サイトjobtagの「建築施工管理技術者」をみると、施工管理職の平均年収は約630万円、平均月収は約32万円となっています。
施工管理の具体的な仕事内容や将来性、向いている人の特徴などは「施工管理の仕事」で解説しているため、あわせてご参照ください。
正社員
施工管理職
年収 284万円 ~ 439万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
2.営業職
顧客に商品を売り込む営業職も、ニートから挑戦しやすい仕事といえます。顧客との信頼関係が要となる営業職は、経歴よりも人柄やポテンシャルが重視されやすいからです。
職業情報提供サイトjobtagの「営業の仕事」で紹介されているように、営業の方法には、既存の顧客を対象としたルート営業や商品の問い合わせをした方を対象とした反響営業などがあります。自分に合った営業スタイルを検討したうえで、求人を探してみましょう。
営業職に対して不安がある方は、「未経験で営業職はきつい?厳しいといわれる理由とおすすめの業界」のコラムも参考にしてください。
3.事務職
事務職は資格や経験を問わない求人もあるため、ニートからの就職・転職におすすめ。事務職には「一般事務」「営業事務」「貿易事務」「医療事務」などさまざまな種類があります。「貿易事務」や「医療事務」は業界特有のスキルが求められる傾向にあるので、未経験から就職・転職を目指す場合は「一般事務」が挑戦しやすいでしょう。
職業情報提供サイトjobtagの「一般事務」によると、一般事務職の仕事内容は、主に書類の作成や電話対応、データ入力などです。そのため、基本的なパソコンスキルやビジネスマナーなどが備わっていると、選考で有利になる可能性があります。
未経験から事務職に就く方法は、「未経験から事務職を目指すには?転職成功のコツや志望動機の書き方も解説」で紹介しているため、あわせてご確認ください。
正社員
事務職
年収 250万円 ~ 286万円
-
大手企業,未経験OK,土日祝休み,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
4.飲食店スタッフ
飲食店スタッフとは、カフェやレストラン、居酒屋といった飲食店で働くスタッフのことです。ホールスタッフとキッチンスタッフの2つに大きく分けられます。ホールスタッフの主な業務は、接客や注文伺い、料理の配膳などです。キッチンスタッフは、オーダーのとおりに料理を作ったり、食器を洗ったりします。
いずれもスキルや資格を必須としない求人があるため、ニートからの就職におすすめです。
正社員
店舗スタッフ職(店長候補)
年収 276万円 ~ 386万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
5.配達員
運転免許を取得している場合は、配達員もおすすめの就職・転職先です。職業情報提供サイトjobtagの「宅配便配達員」によると、配達員の仕事内容は、担当する地域での荷物の集荷・配達のほか、営業活動や集金もあります。トラックへの荷物の積み下ろしをこなせる体力や、荷物を正確に届けるための注意力・責任感も求められるでしょう。企業や個人宅などを訪ねて集荷・配達を行うため、接客の要素もある仕事です。
EC市場の拡大を受けて、今後も需要の増加が見込まれる職種であり、未経験者を積極的に募集している企業も。また、男性が多い傾向にある職業でしたが、近年は女性の配達員も増えています。
運転が好きな方は転職先として視野に入れておきましょう。配達員の仕事に興味がある方は「配送の仕事」もチェックしてみてください。
6.警備員
警備員は警備業法にもとづいた業務を行う職種であり、施設や工事現場、個人宅など働く場所はさまざまです。正社員だけでなく、派遣社員やアルバイトなどの求人もあるため、希望に合わせて働き方を選びやすいでしょう。
職業情報提供サイトjobtagの「施設警備員」によると、特に学歴や資格は必要とされず、入職後は警備業法で定められている30時間以上の新任教育や、各社で行われている研修などを経て勤務する流れのようです。警備に関する経験がなくても挑戦しやすい職種といえるでしょう。
正社員
常駐セキュリティスタッフ職
年収 301万円 ~ 466万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
7.工場や倉庫などでの軽作業
工場や倉庫などの軽作業もニートから就職・転職を目指す際におすすめの職種の一つです。軽作業の業務には、指示された商品のピッキングや、商品を出荷するための検品や梱包などがあります。
職業情報提供サイトjobtagの「倉庫作業員」によると、フォークリフト運転技能者や危険物取扱者といった資格があれば活かせるものの、必須資格ではないようです。接客業務を求められにくい職種であり、顧客とのコミュニケーションに対する苦手意識がある場合は、選択肢の一つとして検討してみましょう。
正社員
オペレーションスタッフ職
年収 264万円 ~ 336万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
8.清掃員
清掃員は未経験者を歓迎している傾向にある職種といえます。入社後に清掃に必要なスキルや知識を学ぶ研修や同行などが行われる職場もあるため、ニートから就職・転職したい場合も心強いといえるでしょう。
職場によっては、一人での作業が多いことも。「自分のペースで働きたい」といった希望がある場合にはおすすめの働き方の一つです。
また、清掃現場が施設の場合、利用者が少ない早朝の時間帯に働くこともあるため、求人を探す際は労働時間をしっかりチェックしてみてください。
正社員
清掃、害虫駆除、除菌抗菌コーティングスタッフ
年収 343万円 ~ 530万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
アルバイトやフリーランスを経て正社員を目指すのも一つの手
「ニートからいきなり正社員を目指すのは不安…」と感じる場合は、まずアルバイトやフリーランスとして働くのも一つの手です。ここでは、アルバイトやフリーランスとして経験や実績を積んでから正社員になる方法をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
アルバイトやパートから正社員に登用してもらう
まずアルバイトやパートとして働き、スキルや経験を身につけてから正社員登用制度を利用するのも選択肢の一つです。正社員登用制度とは、アルバイトやパートなどの非正規雇用の労働者の雇用形態を、正社員に切り替える制度を指します。
この方法は、実際に働いている会社で正社員になれるため、仕事内容や職場環境におけるミスマッチが起こりにくいのがメリットです。
ただし、正社員登用制度の有無や、登用の基準は企業によって異なります。また、登用の制度はあるものの、実績がないというケースも。制度の有無や実績をチェックしたうえで職場選びをするようにしましょう。
フリーランスで実績を積んでから正社員に就職・転職する
フリーランスで実績を積んでから正社員になるのも、ニートから就職・転職する方法の一つです。
フリーランスとは、会社に所属せず、個人で仕事を受注する働き方のこと。フリーランスで培った実績やスキルが評価されれば、正社員として就職・転職できる可能性があります。
ただし、専門スキルや営業活動を行うためのビジネスマナーが必要となる働き方であるため、思うように成果が出ず苦戦することも考えられるでしょう。
ニートが就職・転職活動を成功させるには?
ニートの方が就職・転職を成功させるには、求職活動の軸を明確にしたり、選考準備を十分に行ったりすることが大切です。
以下では、ニートから就職・転職活動を成功させる方法をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
ニートが就職・転職活動を成功させるには?
- 求職活動の軸を明確にする
- 未経験者を積極的に採用している企業を選ぶ
- 空白期間で得られた学びやスキルを伝えられる
- はっきりとした受け答えができるよう選考対策をする
- 自分に合う就職・転職活動の方法を見つける
1.求職活動の軸を明確にする
正社員を目指すニートの方は、求職活動の軸を明確にしましょう。求職活動の軸とは、仕事や会社を選ぶうえで譲れない条件のことです。たとえば、「仕事内容」「職場環境」「社風」などについて、自分の希望条件を考えてみましょう。求職活動の軸を決めることで、自分に合う会社を見つけやすくなったり、選考時に志望理由をアピールしやすくなったりします。
就職・転職活動における軸の決め方は、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
2.未経験者を積極的に採用している企業を選ぶ
ニートの方が求職活動を成功させるには、未経験者を積極的に採用している企業を選ぶことが大切です。前述のとおり、経験や知識よりも将来性を重視する「ポテンシャル採用」を導入し、未経験者を採用する企業があります。
このような企業では、未経験者を育成するため、教育制度やサポート体制を充実させていることも。その場合、未経験から就職・転職しやすく、入社後も仕事を覚えやすい環境があるといえます。求人を選ぶ際は、未経験者OKの企業に注目し、入社後のサポート体制もチェックしてみましょう。
経歴ではなく人柄や意欲を評価してくれる会社を探そう
ニートから就職・転職したい場合は、無職の期間の有無に関わらず採用してくれる会社を探しましょう。たとえば、大手企業や人気企業の選考は、志望者も多く経歴に自信のある人も応募するため、ニートの期間があると不利になることも。
しかし、中小企業や「経歴ではなく人柄や意欲を評価する」といった企業であれば、採用される可能性が高まります。なかなか選考に通過しないと悩んでいるなら、「ニートから中小企業への就職はアリ?メリットやデメリットを解説!」のコラムもご覧ください。
3.空白期間で得られた学びやスキルを伝えられる
ニートの方は、空白期間に得られた学びやスキルを伝えられるよう準備しておくことも重要です。ニートの就活における面接では、空白期間について尋ねられる傾向があります。たとえば、「希望する仕事に関連する資格を勉強していた」「興味のある業界や職種について情報収集していた」など、空白期間に学んだことを整理しておきましょう。
「空白期間を面接で聞かれたら?『何もしてない』はOK?答え方や例文を紹介」のコラムでは伝え方を詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
4.はっきりとした受け答えができるよう選考対策をする
面接ではっきりとした受け答えができるよう対策することも、ニートの状態から就職・転職を成功させるためのポイントです。面接では、ニートになった理由やニート期間に何をしていたかなどの質問をされる可能性が高いため、明確に答えられるよう十分に準備をしておきましょう。
また、職歴や前職の退職理由を伝える際は、嘘をつかないことが大切です。嘘をつくと、面接で前職の業務内容や詳細を掘り下げられたときに答えられない可能性があります。自信を持って面接に臨みたい方は、転職エージェントを利用し、プロに面接対策をサポートしてもらうのもおすすめです。
自己分析と企業研究も欠かさずに
ニートから就職・転職を目指す場合は、自己分析と企業研究も欠かさずに行いましょう。選考で、「自分の強み」「その強みを業務にどのように活かせるか」などを伝えることで、企業が求める人材とマッチしていることをアピールできるでしょう。
自己分析や企業研究の方法は「ニートから再就職を目指す!まずは何から始める?おすすめの仕事も紹介」のコラムでご紹介しているのでご活用ください。
5.自分に合う就職・転職活動の方法を見つける
ニートからの就職・転職を成功させるには、自分に合った方法を見つけることも大切です。たとえば、求人情報サイトで仕事を探したり、公的機関や民間の就職・転職支援サービスを利用するといった方法があります。ここでは、これらのサイトやサービスについて解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
就職・転職サイト(求人情報サイト)
就職・転職サイト(求人情報サイト)を利用すると、自分のペースで求人を探して応募できます。一方、自分にマッチする企業や職種を見極める必要があります。また、応募書類の作成や面接対策なども自身で行なわなければいけません。
公的機関の就職・転職支援サービス
公的機関の就職・転職支援サービスには、「ハローワーク」「ジョブカフェ」「地域若者サポートステーション」などがあります。それぞれ利用対象やサービス内容に特徴があり、後述する「ニートにおすすめの公的機関による就職・転職支援サービス」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、求人紹介や応募書類の作成、面接対策など就活全般についてサポートする民間のサービスです。「ニートの就職・転職活動にエージェントを利用するメリット」でエージェントのサービス内容を詳しくご紹介しているので、参考にしてみてください。
「ニートから正社員になりたいけど、就活を上手く進められるか不安…」と感じる場合は、求人情報サイトとエージェントの併用を検討してみましょう。
サービス任せにしないで自発的に行動しよう
ニートから正社員になるため就職・転職支援サービスを利用している方は、サービスに任せきりにせず、自発的に行動することを心掛けましょう。
就職・転職エージェントは求人紹介をはじめサポートが充実していますが、自分で行動したり、熱意を示したりしなければ就職・転職の成功にはつながりません。たとえば、「求人を紹介された企業について自分でも調べてみる」「アドバイザーへの質問や連絡を自分から積極的に行う」といった自主性のある行動が大切です。
ニートの就活におすすめの就職・転職サイトの選び方
ニートの方が就活で就職・転職サイト(求人情報サイト)を利用する際は、「ニートから挑戦しやすい求人情報があるか」「希望の求人を探しやすいか」をポイントに選びましょう。
ここでは、ニートの方の就活におすすめの就職・転職サイトの選び方をご紹介します。「どのような基準で求人情報サイトを選べば良いか分からない…」と不安に感じる方は、ぜひご活用ください。
ニートから挑戦しやすい求人情報があるか
就職・転職サイトを選ぶ際は、まず、ニートから挑戦しやすい求人の情報があるかを確認してみましょう。就職・転職サイトのなかには、学歴や経歴を重視される求人を紹介しているものもあるようです。
一方、「ニートOK」や「未経験者歓迎」といった求人が掲載されているサイトだと、希望条件に合う求人を見つけやすいといえます。
求人数が多く自分に合う求人検索がしやすいか
求人数が多く、自分に合う求人検索がしやすいかどうかも就職・転職サイトを選ぶポイントです。選択肢が多いことにより、自分のスキルや希望条件に合う企業や職種を選びやすくなります。
どの就職・転職サイトを利用するか迷ったら、希望の条件で求人を検索し、ヒットした求人数を比較して、より数の多いサイトを選ぶのも方法の一つです。
ニートにおすすめの公的機関による就職・転職支援サービス
ニートからの就職・転職活動で活用できるのは、就職・転職サイトだけではありません。地元企業の求人を多く扱うハローワーク、若者向け支援機関のジョブカフェや地域若者サポートステーションなども利用してみましょう。
ハローワーク
ハローワークとは、厚生労働省が管轄、サポートをしている雇用サービス機関です。全国におよそ500ヶ所設置されており、求人の検索や紹介などのサービスを無料で利用できます。
厚生労働省の「ハローワーク」で紹介されているように、ハローワークの支援窓口には「わかものハローワーク」「就職氷河期世代専門窓口」「人材確保対策コーナー」などさまざまな種類があるため、ニートの方は自身の状況に合った窓口を選びましょう。
ハローワーク利用時の詳細なフローは「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」で紹介しているため、気になる方はチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
ジョブカフェ
ジョブカフェとは「若年者のためのワンストップサービスセンター」の通称です。厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」によると、現在、46の都道府県が設置していて、ハローワークと併設している場合もあります。ハローワークは求人検索がメインとなるのに対し、ジョブカフェは「仕事探し」から内定までを一貫してサポートしてくれるのが特徴。利用者を若者に限定しているため、利用しやすいと感じる方もいるようです。
ジョブカフェについて詳しくは、「ジョブカフェはニートも利用できる?ハローワークとの違いとは」をご覧ください。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(サポステ)は、働くことに悩みを抱えている15~49歳までの人を対象に、就労に向けた支援を行う機関です。厚生労働省が委託した全国の支援機関が運営しています。ジョブカフェとの違いは、「働きたいけど一歩が踏み出せない」というフェーズから支援している点。コミュニケーションやビジネスマナーに関する講座も実施しています。就職を考えているものの、「何から始めたら良いか分からない」「人と関わるのが苦手」と悩んでいるニートの方は、利用を検討してみましょう。
サポステについては、「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」で解説しているので、あわせてご一読ください。
参照元
サポステ 地域若者サポートステーション
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ニートの就職・転職活動にエージェントを利用するメリット
就職・転職エージェントとは、求職者と企業のマッチングを行う民間のサービスです。就職・転職エージェントは、求人紹介や応募書類の添削、面接対策、企業とのやり取り代行などが主なサービス。たとえば、企業に取材して求人情報を得ているエージェントの場合、応募する前に詳しい企業情報を確認しやすいのがメリットです。ここでは、ニートからの就職・転職でエージェントを使うメリットを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
ニートの就職・転職活動にエージェントを利用するメリット
- 自分に合う求人を効率的に探せる
- 就職・転職アドバイザーのサポートがある
- 非公開求人を紹介してもらえる場合がある
- ブラック企業に入社する不安を軽減できる
- 求人票に載っていない企業情報も教えてもらえる
1.自分に合う求人を効率的に探せる
ニートの方が就職・転職エージェントを利用するメリットは、自分に合う会社や求人を効率的に探せる点です。アドバイザーがカウンセリングでこれまでの経験や希望条件などをヒアリングし、経歴や適性を考慮して求人を紹介してくれます。
2.就職・転職アドバイザーのサポートがある
エージェントを利用した場合、アドバイザーに就職・転職活動をサポートしてもらえます。代表的なものは、応募書類の添削や面接の練習、就職・転職に関する面談などです。
「無職の期間が長く、初めて就活する」「複数の企業に応募したい」といった場合は、これらのサポートを受けることでスムーズに就職・転職活動を進められる可能性があります。
担当者が合わない場合は変更も可能
就職・転職エージェントの担当者と合わない場合は、変更を依頼しましょう。内定まで関係性が続く担当者と相性が合わないと、サポートを受けていても就職・転職活動が思うように進まない可能性も。変更して欲しい旨を直接伝えにくい場合は、電話やメールでも問題ありませんので、お気軽にご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.非公開求人を紹介してもらえる場合がある
非公開求人を紹介してもらえる場合があるのも、ニートの方が就職・転職エージェントを利用するメリットの一つです。非公開求人とは、企業側の「応募が殺到して採用に時間が掛かるのを防ぎたい」「競合他社に知られずに募集をしたい」といった事情により、就職・転職エージェントのみで取り扱う求人を指します。一般公開されていないため、競争率が低い傾向があるでしょう。
4.ブラック企業に入社する不安を軽減できる
ブラック企業に入社する不安を軽減できるのも、就職・転職エージェントに相談するメリットです。ニートから就職・転職を目指している人のなかには、「入社した会社がブラック企業だったらどうしよう」と不安を感じている方もいるでしょう。求人の掲載が無料のサービスでは、採用に費用を掛けることに消極的なブラック企業が混じっている場合もあります。
しかし、就職・転職エージェントでは、求職者が応募企業に入社した後、企業からエージェントに報酬を払う仕組みです。また、エージェントによっては、アドバイザーや担当スタッフが実際に足を運んで話を聞いた企業の求人だけを紹介しています。そのため、「ブラック企業の求人が混ざっているのでは?」という不安が軽減されるでしょう。
5.求人票に載っていない企業情報も教えてもらえる
就職・転職エージェントを利用すると、募集要項には載っていない企業情報を得られます。たとえば、社内のリアルな雰囲気や面接の傾向などです。
これらは求人を見ただけでは読み取れない場合があり、事前に知っておけば選考対策に役立ちます。また、社内の様子を把握しておくことは、入社後のミスマッチ防止にもつながるでしょう。
就職・転職エージェントは複数登録するのがおすすめ
就職・転職エージェントによって対象の年齢層や扱う求人などが異なるため、同時に複数のエージェントに登録するのがおすすめです。
複数のエージェントに登録しておけば、より多くのサポートを受けられたり、求人に触れられたりするため、転職先の選択肢が増えます。また、先述した非公開求人もエージェントによって業界や職種などが異なるため、複数に登録すればそれだけチャンスが広がることに。
ただし、複数を使い続けるのは難しいため、ある程度の使用感を掴んだらメインで使うエージェントを決めるのも手です。「ニートから再就職を目指す!まずは何から始める?おすすめの仕事も紹介」でも、ニートの方におすすめの就職支援サービスをまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
「ニートから転職を目指しているけど、一人では不安」「自分に合うエージェントが分からない」とお悩みの方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブをご活用ください。プロのキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングや強みを引き出す自己分析で、就活を手厚くサポート。また、未経験者を積極的に採用している企業の求人を多数紹介しています。
履歴書の書き方のアドバイスや面接対策といったサポートも充実しているため、就活が初めての方も安心です。サービスの登録・利用は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ニートの就職・転職に関するQ&A
ここでは、ニートから就職や転職を目指す方が抱えやすいお悩みや疑問をまとめました。
ニートの期間がある場合も採用してくれる企業はある?
ニート期間が生じた場合も、企業の求める人材とマッチすれば採用される可能性はあるでしょう。
ただし、空白期間が長くなると就業意欲を不安視される恐れがあるため、できるだけ早めに行動を起こしましょう。ニートの就職・転職のコツが知りたい方は、「『ニートは就職できない』は嘘!正社員になる方法やおすすめの職業を紹介」を参考にしてみてください。
就活でブラック企業を見分けられるか不安…
就活でブラック企業を見分ける自信がない場合は、プロによるカウンセリングや入社後のフォロー体制がある就職・転職エージェントを利用するのがおすすめです。
担当者と自身のこれまでの経歴や仕事の希望条件を共有することで、自分に合う職種や企業を紹介してもらいやすくなり、ブラック企業を避けられる可能性があります。さらに、入社後のフォロー体制があれば、就職後に困ったことがあった場合も相談できるため、安心感につながるでしょう。
ニートは就職活動前に資格を取るべき?
応募先企業の業務に役立つ資格であれば、取っておくと選考で有利になる可能性があります。
ただし、資格の有無より実務経験を重視する会社もあるため、取得前に「本当に必要な資格なのか」を確かめましょう。資格の取得を考えている方は、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムも要チェックです。
ニートの就職・転職に職務経歴書は必要?
応募先の企業によっては、就職・転職活動で職務経歴書の提出が必要になる場合があります。特に転職活動では職務経歴書を求められるのが一般的であるため、履歴書とともに準備しておきましょう。
正社員経験がない場合、職務経歴書にはアルバイトの経歴を記載します。一般的にアルバイト経験は職歴として認められませんが、応募先企業の業務に関連する経験であればアピールにつながる場合があるため、記載しておくのがおすすめです。職務経歴書を書くときの注意点が知りたい方は、「転職に向けて職務経歴書の記載方法を解説!」をご覧ください。
ニートは就職・転職エージェントに登録できる?
就職・転職エージェントは、ニートの方も登録し、利用することが可能です。
就職・転職エージェントでは「就職活動や転職サイトの利用が初めてで何をしたら分からない」「したい仕事が分からない」など、悩みを抱えている方に寄り添ったサポートをしています。そのため、求職活動を始めたいニートの方は積極的に利用するのがおすすめです。
「無職の期間があって転職に自信がない」「就活をプロにサポートして欲しい」という方は、ハタラクティブにご相談ください。就職・転職支援の経験が豊富なキャリアアドバイザーが、丁寧なカウンセリングや強みを引き出す自己分析で手厚くサポートいたします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。