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ニートからの転職活動!おすすめの就職・転職支援サービスを紹介します
更新日
この記事のまとめ
- ニートが就職・転職エージェントを利用すると、自分に合う求人を効率良く探せる
- 就職・転職サイトを選ぶ際はニート向けの求人や情報があるかを目安にすると良い
- ニートから就職・転職する場合は経歴や学歴などが重視されにくい職種がおすすめ
- ニートから正社員を目指す方法には、フリーターからの正社員登用する方法もある
- ニートからの就職・転職活動では、就活の軸を明確にし自発的に行動することが大切
「ニートからの就活で活かせる就職・転職支援サービスはある?」と悩む方はいるでしょう。ニートからの就活では、就職・転職サイトやハローワーク、エージェントなどのサービスを利用するのがおすすめです。このコラムでは、ニートがエージェントを利用するメリットや就職・転職を成功させる方法などを解説します。また、年代別の就職・転職事情やニートが就きやすい職種の紹介もしているので、ぜひ参考にしてください。
ニートからの就職・転職はエージェントを活用しよう
就職・転職エージェントとは、求職者と企業のマッチングを行う民間サポート機関です。求人紹介や応募書類の添削、面接対策、企業とのやり取り代行などが主なサービス。転職エージェントは企業に取材して求人情報を得ている場合が多く、応募する前に会社の内部情報を確認しやすいのが特徴です。ここでは、ニートからの就職・転職でエージェントを使うメリットをまとめました。
ニートからの就職・転職はエージェントを活用しよう
- 自分に合う求人を効率良く探せる
- 就職・転職アドバイザーのサポートがある
- 非公開求人を紹介してもらえる場合がある
- ブラック企業に入社する不安を軽減できる
- エージェントでは企業の内部情報を得られる
1.自分に合う求人を効率良く探せる
ニートの方が就職・転職エージェントを使うメリットは、自分に合う会社や求人を効率良く探せて、サポートを受けられる点です。アドバイザーがカウンセリングを行ったうえで求人を紹介してくれるため、就職・転職エージェントを利用すれば、条件などを伝えておくだけで自分の経歴や適性に合った仕事が見つかります。
2.就職・転職アドバイザーのサポートがある
就職・転職エージェントを利用した場合、アドバイザーに就職・転職活動をサポートしてもらえます。代表的なのは、応募書類の添削や面接の練習、就職・転職に関する面談などです。
ニートのなかでも無職期間が長く、就活が初めての方や、複数の企業の選考を同時に進める方は、アドバイザーのサポートがあると効率良く就職活動を進められるでしょう。
担当者が合わない場合は変更も可能
就職・転職エージェントの担当者と合わない場合は、変更を依頼しましょう。内定まで関係性が続く担当者と相性が悪いと、サポートを受けていても就職活動が思うように進まない可能性も。変更してほしい旨を直接伝えにくい場合は、電話やメールでも問題ありませんので、お気軽にご相談ください。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.非公開求人を紹介してもらえる場合がある
非公開求人を紹介してもらえる場合があるのも、ニートが就職・転職エージェントを利用するメリットの一つです。非公開求人とは、企業側が時間を掛けずに採用を行いたい場合や、競合他社に知られないように募集をしたいときなどに、就職・転職エージェントのみで取り扱う求人を指します。一般公開されておらず競争率が低い傾向にあるため、採用のチャンスが高まるでしょう。
4.ブラック企業に入社する不安を軽減できる
ブラック企業に入社する不安を軽減できるのも就職・転職エージェントのメリットです。ニートからの就職・転職を目指している人のなかには、「入社した会社がブラック企業だったらどうしよう」と不安を感じている方もいるでしょう。求人の掲載が無料のサービスでは、採用に費用を掛けることに消極的なブラック企業が混じっている場合もあります。
しかし、就職・転職エージェントに求人を掲載した企業は、人材が入社後に報酬を払う仕組みになっているため、ブラック企業の求人が混ざる可能性が軽減されるでしょう。また、アドバイザーが実際に足を運んで話を聞いた企業の求人だけを紹介しているため、情報の信頼度も高く安心です。
5.エージェントでは企業の内部情報を得られる
就職・転職エージェントを利用すると、募集要項には載っていない企業の内部情報を得られます。たとえば、社内のリアルな雰囲気や面接の傾向などです。
これらは求人を見ただけでは読み取れない場合が多く、事前に知っておけば選考対策に役立ちます。また、社内の様子を把握しておくことは、入社後のミスマッチ防止にもつながるでしょう。
就職・転職エージェントは複数登録するのがおすすめ
就職・転職エージェントを利用するなら、一つだけではなく複数登録しておくと良いでしょう。複数のエージェントを登録しておけば、より多くのサポートを受けられたり、求人に触れられたりするため、転職先の選択肢が増えます。また、先述した非公開求人もエージェントによって持っているものが違うため、複数に登録すればそれだけチャンスが広がることに。ただし、複数を使い続けるのは難しいため、ある程度の使用感を掴んだらメインで使うエージェントを決めると良いでしょう。
ニートにおすすめのエージェント以外の就職・転職支援サービス
ニートからの就職活動で活用できるのは、エージェントだけではありません。地元企業を多く扱うハローワーク、若者向け支援機関のジョブカフェや地域若者サポートステーションなども利用してみましょう。
ハローワーク
ハローワークとは、厚生労働省が管轄、サポートをしている雇用サービス機関です。全国におよそ500カ所設置されており、求人の検索や紹介などのサービスを無料で利用できます。
ハローワークには「わかものハローワーク」「就職氷河期世代専門窓口」「人材確保対策コーナー」などさまざまな種類があるため、ニートの方は自身の状況に合った窓口を選びましょう。
ハローワーク利用時の詳細なフローは「ハローワークを利用する流れは?初めての応募申し込みや失業保険の申請方法」で紹介しているため、気になる方はチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
ジョブカフェ
ジョブカフェとは「若年者のためのワンストップサービスセンター」の通称。ハローワークは求人検索がメインとなるのに対し、ジョブカフェは「仕事探し」から内定までを一貫してサポートしてくれるのが特徴です。ハローワークと併設している場合もあります。利用者を若者に限定しているため、利用しやすいと感じる方も多いようです。
ジョブカフェについて詳しくは、「ジョブカフェはニートも利用できる?ハローワークとの違いとは」をご覧ください。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(サポステ)も、厚生労働省が設置する就職支援サービスです。ジョブカフェとの違いは、「働きたいけど一歩が踏み出せない」というフェーズから支援している点。人間関係やコミュニケーションに関する相談やセミナーも実施しています。就職を考えているものの、「何から始めたらいいか分からない」「社会に対応できるか心配」と悩んでいるニートの方は、利用を検討してみると良いでしょう。
サポステについては、「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」で解説しているので、あわせてご一読ください。
参照元
サポステ 地域若者サポートステーション
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ニート向けのサービスを選ぼう
就職・転職サイトやエージェントには「業界特化型」「ハイクラス向け」「既卒向け」などさまざまな種類があるため、自分の状況に合わせて選びましょう。口コミを参考にして転職サイトを選ぶのも一つの手です。いずれのサービスも会員登録は基本的に無料なため、複数登録して比較検討するのがおすすめ。ニートにおすすめの就職支援サービスやサポートをより多く知りたい方は、「ニートから再就職を目指す!まずは何から始める?おすすめの仕事も紹介」もチェックしておきましょう。
ニートの就活におすすめの就職・転職サイトの選び方
ニートの方の就活でインターネット上の求人情報媒体を利用する際は、「現在の状況に合う求人情報があるか」「希望の求人を探しやすいか」をポイントに選ぶことが大切です。
ここでは、ニートの方の就活でのおすすめの就職・転職サイトの選び方をご紹介します。「どのような基準で求人情報サイトを選べば良いか分からない…」と不安に感じる方は、ぜひご活用ください。
ニート向けの求人情報やコンテンツがあるか
就職・転職サイトを選ぶ際は、まず、ニートの方をターゲットにした求人情報やコンテンツがあるかを確認してみましょう。就職・転職サイトのなかには、学歴や経歴を重視される求人情報を紹介しているものもあるようです。
一方、ニートの方向けの求人情報やコンテンツの掲載がある媒体であれば、自分自身の状況に合う職種や企業を見つけやすいでしょう。特に、「ニートOK」や「未経験者歓迎」といった文言が求人情報の検索カテゴリに含まれている就職・転職サイトだと、希望条件に合う求人を見つけやすいといえます。
求人数が多く自分に合う求人検索がしやすいか
求人数が多く、自分に合う求人検索がしやすいかどうかも就職・転職サイトを選ぶポイント。選択肢の数が多いことにより、より自分のスキルや希望条件に合う企業や職種を選びやすくなります。
希望の条件で検索してヒットした求人数を比較して、より数の多いほうの就職・転職サイトを就活で選ぶのも方法の一つです。
【年代別】ニートの就職・転職事情
ニートから正社員を目指す場合は、できるだけ早めに就活を始めましょう。無職・空白期間が長くなると「働く意欲がないのでは?」と採用を避けられる可能性も。また、若い人材は男女問わずポテンシャルを評価されやすいですが、年を重ねるにつれてスキルや経験を重視されやすくなります。
ここでは、採用市場におけるニートの現状を年代別に紹介。事前にチェックし対策を講じておきましょう
10~20代のニートはポテンシャル採用を狙える
就職活動や転職活動の際には、若さが大きな武器となります。若い人材に対して、「柔軟性がある」「社内が活性化する」といった前向きなイメージを持つ企業は多いためです。
未経験は若さと将来性で十分にカバー可能です。将来性にも期待されやすく、入社後に人材を育成する目的で若い未経験者の採用を積極的に行う企業は多くあります。若さだけでなく学ぶ姿勢や素直さをアピールできれば、さらに内定を得られる可能性は高くなるでしょう。
また、一度でも社会人経験がある場合は、社会人の基本となるビジネスマナーが身についている点もアピール要素になります。
30代のニートは就職の難易度が高くなる
30代に入ってからの就活では、ニートの採用ハードルは高くなる傾向にあります。30代以降はスキルや経験などの「即戦力」が重視されやすいためです。
また、30代以降の転職ではマネジメント経験を問われる場合も多いため、チームをまとめたり人材育成や周囲のサポートをしたりするといった経験がなければ、選考を突破できない可能性があります。
30代から正社員を目指す方は、「30代ニートが就職する8つの方法と支援サービスのメリットをご紹介!」のコラムもご覧ください。また、より就職成功率を高めるためにも、30代のニートの方も就職・転職エージェントを積極的に利用することも検討しましょう。
ニートが就職・転職活動で苦戦する理由
ニートからの就職・転職活動で苦戦するのは、「アピールできるポイントがないと思っている」「やりたい仕事が分からない」「就職や転職の知識が不足している」といった理由がある場合も。
ここでは、ニートの方が就職・転職活動で苦戦する理由として挙げられやすいものを解説します。「就職・転職したいのに上手くいかない…」とお悩みの方は参考にしてみてください。
アピールできる経験や要素が分からない
社会経験がなかったり、前職での経験に自信がなかったりするニートの方は、「就職・転職活動でアピールできる経験や要素が分からない」と考えてしまうことがあるでしょう。
しかし、自己分析を徹底して自分と向き合えば、仕事に活かせる経験や要素を発見できる可能性があります。たとえば、学生時代や趣味活動、過去に働いた経験などを通して得たスキルや知識などがアピールになるため探してみるのがおすすめです。
これまでの経験や要素をどのように仕事に活かすかアピールできれば、ニートから就職・転職できる可能性が高まるでしょう
何の仕事をしたいか定まっていない
どのような仕事をしたいのか定まらないまま行動しているのも、ニートからの就職・転職活動が失敗してしまう原因の一つです。
「働いていない」という焦りから、「就職できればどこでも良い」「仕事は何でも良い」と考えている方もなかにはいるでしょう。しかし、何がしたいのか分からない、入社後の目標が定まっていないまま就職・転職活動をしていると、企業側に「何も考えずに行動している」といった印象を与えてしまう恐れがあります。
また、仕事に対する希望が定まっていない状態だと、就職できたとしても、ミスマッチで早期退職につながる可能性も。長く働ける仕事や職場を見つけるためにも、まずは「仕事に対して自分が求める条件は何か」を明確にしておきましょう。
就活や応募企業に対する知識が不足している
ニートからの就職・転職活動が失敗してしまう方は、就職・転職に関する知識が不足している可能性があります。たとえば、自己分析や企業研究のやり方、履歴書の書き方などが分かっていない、希望先の企業のことをきちんと理解していないなど。知識不足の状態のまま活動していると、就職・転職活動で十分なアピールができない恐れがあります。
就職・転職について分からないことや不安な点があるときは、「ニートにおすすめのエージェント以外の就職・転職支援サービス」で紹介しているサービスを活用して、サポートを受けてみるのもおすすめです。
ニート期間が長いと入社後に問題がないか不安視される
ニート期間が長いと、入社後の働きに問題が生じるのではないかと不安視され、選考へ悪影響を及ぼす場合があるでしょう。
「自社で長く働いてくれる人材であるか」は、企業が応募者を採用する際に見極めるポイントの一つです。ニート期間が長いことにより労働に必要な体力や意欲が不足していると捉えられて、入社後の早期退職を危惧されることもあり得るでしょう。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると15~34歳の年代の離職期間では、1ヶ月未満の割合が最も高いようです。
1ヶ月未満 | 1ヶ月以上2ヶ月未満 | 2ヶ月以上4ヶ月未満 | 4ヶ月以上6ヶ月未満 | 6ヶ月以上8ヶ月未満 | 8ヶ月以上10ヶ月未満 | 10ヶ月以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
15~19歳 | 87.9 | 4.4 | ー | ー | 0.9 | ー | ー |
20~24歳 | 28.2 | 17.5 | 12.9 | 4.5 | 1.5 | 1.3 | 8.4 |
25~29歳 | 30.6 | 12.5 | 18.1 | 4 | 3.3 | 2.0 | 3.5 |
30~34歳 | 25.1 | 11.6 | 13.8 | 3.8 | 3.4 | 1.8 | 5.2 |
引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況/表20 性・年齢階級・転職活動期間の有無・現在の勤め先の就業形態、直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間階級別転職者割合(p21)」
一方、離職期間が4か月以上である割合はいずれも10%以下であることが分かります。ニート期間が4ヶ月以上だと、選考時に離職期間が平均よりも長いと捉えられてしまう可能性があるといえるでしょう。
必ずしもニート期間があることにより不採用につながるわけではないものの、面接で空白期間を指摘された際に説明できるよう準備しておくことが大切です。面接でのニート期間に関する答え方は「ニートが就職・転職活動を成功させる方法」にて、ポイントをご紹介しているので、ご一読ください。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
ニートの前の退職の原因が応募者にあると思われる
前職の退職理由を伝える際、原因が応募者にあると思われてしまうと、マイナス評価につながり、選考を突破できない可能性があります。
たとえば、退職理由が「仕事のモチベーションを維持できなかった」といったネガティブな内容の場合、そのまま伝えてしまうと、「入社後も同様の問題につながってしまうのでは?」と捉えられかねません。
退職理由がネガティブな内容の場合は、前向きな表現に言い換えることで、好印象につながる可能性があります。前向きな表現に言い換えるコツは「退職理由は正直に言うべき?上司や面接官への上手な伝え方を紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
ニートの状態からだと転職後即戦力になるのが難しい
ニートの状態からの就活で苦戦する理由の一つには、企業で即戦力になるのが難しいこともあるようです。
ニートの状態だと、企業で必要な経験やスキルを習得できる機会は少なくなりやすく、入社後すぐに実績につなげるのは難しいと考えられます。即戦力を求めて採用選考を行う企業に応募する場合だと、選考突破へのハードルが高くなってしまうでしょう。
ニートの状態から就職・転職する場合は、「未経験者歓迎」といった経歴やスキルを重視しない企業を選ぶことを検討するのも大切です。
ニートが就活以外で正社員を目指す方法とは
スキルや実績を評価されることにより、ニートから正社員に働き方を変えられる場合があるでしょう。ここでは、ニートの状態から就活以外で正社員を目指す方法をご紹介します。「いきなり正社員を就活で目指すのは不安…」と感じる方は、ぜひチェックしてみてください。
アルバイトやパートからの正社員登用
就活以外でニートの状態から正社員を目指す方法として、アルバイトやパートで働いたあとに正社員登用制度を利用するものがあります。
正社員登用制度とは、アルバイトやパートなどのフリーターから正社員として働き方を変えられる制度のことです。実際に働いている現場で正社員になれるため、就活をして新たな職場を選ぶよりも仕事におけるミスマッチは起こりにくいでしょう。
正社員登用されるかどうかは、面談や筆記試験などによる評価により決まります。
すべての企業が正社員登用制度を採用しているわけではないため、制度が採用されているかどうかをチェックしたうえで職場選びをするようにしましょう。
フリーランスで実績を評価してもらい正社員になる
フリーランスで実績を評価してもらい正社員になることも、就活をせずに働き方を変える方法です。
フリーランスとは、会社に所属せずに独立し、自分のスキルで収入を得る働き方のこと。フリーランスで培った実績やスキルが評価されれば、正社員としてスカウトされる可能性があります。
ただし、専門スキルや自分自身で営業活動を行うためのビジネスマナーが必要となる働き方であるため、実績につなげるのに苦戦することも考えられるでしょう。
ニートが就職・転職しやすい仕事10選
ニートから就職・転職しやすいのは、経歴や知識を重視されにくい職種といえるでしょう。ここでは、ニートの状態から就職・転職しやすい仕事をご紹介します。それぞれの職種の特徴を参考にして、職場選びの目安の一つにしてみてください。
1.施工管理職
施工管理職は、建築現場の施工のスケジュールや予算、現場の安全管理など、工事全体を指揮する仕事です。必須の資格はなく、「未経験OK」「経歴不問」としている求人も多いため、ニートから挑戦しやすい仕事といえます。また、ハウスメーカーや建築士事務所、公共団体や一般企業の施設管理に関する部門など、活躍の場もさまざまです。
職業情報提供サイトjobtagの「建築施工管理技術者」では、施工管理職の平均年収は約620万円、平均月収は約32万円になります。
施工管理の具体的な仕事内容や将来性、向いている人の特徴などは「施工管理の仕事」で解説しているため、あわせてご参照ください。
正社員
施工管理職
-
年収 284万円 ~ 439万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
2.営業職
顧客に商品を売り込む営業職も、ニートから挑戦しやすい仕事といえます。顧客との信頼関係が要となる営業職は、経歴よりも人柄やポテンシャルが重視されやすいからです。
職業情報提供サイトjobtagの「営業の仕事」にあるように、営業職とひと口に言っても、既存の顧客を対象としたルート営業や商品の問い合わせをした方を対象とした反響営業など、さまざまな形式があります。自分に合った営業スタイルを検討したうえで、求人を探してみましょう。
営業職に対して不安がある方は、「未経験で営業職はきつい?厳しいといわれる理由とおすすめの業界」のコラムも参考にしてください。
3.事務職
事務職は資格が不要な場合が多く、未経験者の採用も行っているため、ニートの就職におすすめ。事務職には「一般事務」「営業事務」「貿易事務」などさまざまな種類がありますが、未経験から挑戦しやすいのは「一般事務」です。
職業情報提供サイトjobtagの「一般事務」によると、一般事務職の仕事内容は企業によって異なりますが、主に書類の作成や電話対応、データ入力などで、特別なスキルは基本的に要りません。ただし、基本的なパソコンスキルやビジネスマナーなどが備わっていると、選考で有利になる可能性があります。
未経験から事務職に就く方法は、「事務員は未経験から目指せる?業務内容と求められるスキルをチェック」で紹介しているため、あわせてご確認ください。
正社員
事務職
-
年収 250万円 ~ 286万円
-
大手企業,未経験OK,土日祝休み,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
4.飲食店スタッフ
飲食店スタッフとは、カフェやレストラン、居酒屋といった飲食店で働くスタッフのことです。ホールスタッフとキッチンスタッフの2つに大きく分けられます。ホールスタッフの主な業務は、接客や注文伺い、料理の配膳などです。キッチンスタッフは、オーダーのとおりに料理を作ったり、食器を洗ったりします。
いずれもスキルや資格を必須としない場合が多いため、ニートからの就職におすすめです。飲食関連の仕事に興味がある方は「飲食の仕事」もチェックしてみてください。
正社員
店舗スタッフ職(店長候補)
-
年収 276万円 ~ 386万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
5.介護職
近年、介護職は人手不足が問題となっています。しかし、少子高齢化の影響から今後も需要が増加すると考えられる職種です。求人が多数あり未経験者募集も多いことから、早いうちから経験を積んで資格を取得するのもおすすめ。資格を取得しておけば仕事の幅が広がります。
施設によっては資格取得の支援制度が整っているので、働きながら手に職をつけられることも魅力の一つです。未経験から介護職への就職を検討する場合は「未経験から介護職に転職したい!無資格でも大丈夫?志望動機の例文も紹介」もあわせて確認してみてください。
6.配達員
運転免許を取得している場合は、配達員もおすすめの転職先です。複雑な作業がなく、配達自体は一人で行う場合が多いため、黙々と作業をしたい方にも向いています。EC市場の拡大を受けて、介護職と同様に今後も需要が増加すると考えられる職種のため、未経験募集も多い傾向です。
また、職業情報提供サイトjobtagの「宅配便配達員」によると、男性が多い傾向にある職業でしたが、近年は女性の配達員の活躍も増えています。
運転免許やある程度の運転技術は必要ですが、コミュニケーションを過度にとる職種ではないため、運転が好きな方は転職先として視野に入れておきましょう。配達員の仕事に興味がある方は「配送の仕事」もチェックしてみてください。
7.警備員
警備員は警備業法にもとづいた業務を行う職種であり、施設や工事現場、個人宅など働く場所はさまざまです。正社員だけでなく、派遣社員やアルバイトなどの求人もあるため、希望に合わせて働き方を選びやすいでしょう。
職業情報提供サイトjobtagの「施設警備員」によると、特に学歴や資格は必要とされず、入植後は警備業法で定められている30時間以上の新任教育や各社で行われている教育などを経て勤務する流れのようです。警備に関する経験がなくても挑戦しやすい職種といえるでしょう。
正社員
常駐セキュリティスタッフ職
-
年収 301万円 ~ 466万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
8.工場や倉庫などでの軽作業
工場や倉庫などの軽作業もニートの状態からの就職・転職の際におすすめの職種の一つです。軽作業の業務では、指示された商品のピッキングや、商品を出荷するための検品や梱包などがあります。
職業情報提供サイトjobtagの「倉庫作業員」によると、フォークリフト運転技能者や危険物取扱者といった資格があれば活かせるものの、必須資格ではないようです。接客業務を求められにくい職種であり、顧客とのコミュニケーションに対する苦手意識がある場合は、選択肢の一つとして検討してみると良いでしょう。
正社員
オペレーションスタッフ職
-
年収 264万円 ~ 336万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
9.清掃員
清掃員は未経験者を歓迎している傾向にある職種といえます。入社後に清掃に必要なスキルや知識を学ぶ研修や同行などが行われる職場もあるため、ニートの状態から就職・転職する場合も心強いといえるでしょう。
職場によっては、一人での作業を主に行うことも。「自分のペースで働きたい」といった希望がある場合にはおすすめの働き方の一つです。
また、施設の清掃員だと、利用者が少ない早朝の時間帯に働くこともあるため、事前に労働時間をしっかりチェックしてみてください。
正社員
清掃、害虫駆除、除菌抗菌コーティングスタッフ
-
年収 343万円 ~ 530万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
10.IT業界
IT業界での業務においても、過去の経歴は重視されにくいでしょう。
未経験歓迎の求人もあり、必要なスキルや知識を入社後に研修で学べる場合もあるようです。職場によっては研修を終えたあとにリモート勤務を選べることも。ただし、パソコンスキルを求められる傾向にあるため、「パソコンの操作が苦手」という場合は苦戦してしまうことも考えられるでしょう。
IT業界の仕事は、職種によっても異なります。詳しくは、「IT業界の仕事」で職種ごとの業務内容をご紹介しているので、ご一読ください。
正社員
ITエンジニア職
-
年収 300万円 ~ 464万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト jobtag
ニートが就職・転職活動を成功させる方法
ニートが就職・転職を成功させるには、求職活動の軸を明確にしたり、選考準備を十分に行ったりすることが大切です。
以下では、ニートの状態から就職・転職活動を成功させる方法をご紹介します。
ニートが就職・転職活動を成功させる方法
- 未経験者を積極的に採用している企業を選ぶ
- サービス任せにしないで自発的に行動する
- 空白期間で得られた学びやスキルを伝えられる
- はっきりとした受け答えができるよう選考対策をする
- 転職・就職サイトやエージェントを併用する
1.求職活動の軸を明確にする
正社員を目指すニートの方は、求職活動の軸を明確にしましょう。何のために正社員になりたいのかが定まっていないと、アピール内容に一貫性が出にくくなります。その結果、せっかくアピールを行っても「アピール内容に説得力がない」「入社後に何を成し遂げたいのか分からない」と感じられてしまう場合があるようです。
軸の決め方は、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
2.未経験者を積極的に採用している企業を選ぶ
ニートの方が求職活動を成功させるには、未経験者を積極的に採用している企業を選ぶことが大切です。前述のとおり、未経験者を歓迎する企業は就職後に人材を育成する目的で採用を行う傾向があります。つまり、「社内の教育制度や研修制度が整っている可能性が高い」と捉えられるため、安心して業務に取り組めるでしょう。
ニートを雇ってくれる会社を探そう
「ニートを雇ってくれる会社なんてない」とネガティブになっていては、就職は成功しません。たとえば、大手企業や人気企業は志望者も多く優秀な人も選考に応募するため、経歴の面で不利になるのは事実です。しかし、中小企業や「経歴ではなく人柄や意欲を評価する」といった企業であれば、ニート歴の有無に関わらず採用される可能性はあります。なかなか選考に通過しないと悩んでいるなら、「ニートから中小企業への就職はアリ?メリットやデメリットを解説!」のコラムもご覧ください。
3.サービス任せにしないで自発的に行動する
ニートからの就職・転職を目指している方は、支援サービスにすべてを任せきりにせず、自発的に行動することを心掛けましょう。
就職・転職エージェントは求人紹介を中心としたサポートが充実していますが、自分で行動したり、熱意を示したりしなければ就職・転職の成功にはつながりません。たとえば、「求人を紹介された企業について自分でも調べてみる」「アドバイザーへの質問や連絡を自分から積極的に行う」といった自主性のある行動が大切です。
4.空白期間で得られた学びやスキルを伝えられる
ニートの方は、空白期間で得られた学びやスキルを伝えられるよう準備しておくことも重要です。ニートの求職活動における面接では、高確率で空白期間について尋ねられます。「空白期間によって得られたことを今後どのように活かしていきたいか」を整理しておくと良いでしょう。
具体的な説明方法は、「空白期間を面接で聞かれたら?『何もしてない』はOK?答え方や例文を紹介」のコラムをご覧ください。
5.はっきりとした受け答えができるよう選考対策をする
面接ではっきりとした受け答えができるよう選考対策することも、ニートの状態から就職・転職を成功させるためのポイント。面接では、ニートになった理由やニート期間に何をしていたかなどの質問をされる可能性が高いため、明確に答えられるよう十分に準備をしておく必要があります。
また、職歴や前職の退職理由といった経歴は嘘をつかないことが大切です。嘘をつくと、面接で前職の業務内容や詳細を掘り下げられたときに答えられない可能性があります。自信を持って面接を行いたい方は、転職エージェントを利用し、プロに面接対策をしてもらうのもおすすめです。
自己分析と企業研究も欠かさずに
ニートからの就職・転職を目指す場合は、自己分析と企業研究も欠かさずに行いましょう。「自分に何ができるのか」「その能力を企業のどの業務に活かせるのか」を伝え、企業とのマッチ度の高さをアピールすれば、評価してもらえる可能性が高まります。自己分析や企業研究の方法は「ニートから再就職を目指す!まずは何から始める?おすすめの仕事も紹介」のコラムでご紹介しているのでご活用ください。
6.就職・転職サイトやエージェントを併用する
就職・転職サイトやエージェントを併用することも、ニートの状態からの就活をスムーズに進めるコツといえるでしょう。
就職・転職サイトは、自分のペースで求人を見られるものの、応募書類の作成や面接対策などは自身で行わなければいけません。一方で、就職・転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーによる選考対策に関するアドバイスを受けることが可能です。「ニートの状態から一人で就活を上手く進められるか不安…」と感じる場合は、就活に関する不安を解消するためにも、就職・転職サイトとエージェントの併用を検討してみることをおすすめします。
「就職・転職サイトに登録はしたが、この先どうしたら良い?」「ニートを雇ってくれる会社はあるの?」と悩むニートの方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブをご活用ください。プロのキャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを行ったうえで、一人ひとりに合った求人をご紹介します。また、履歴書の書き方や面接対策といったサポート体制も充実しているため、就活が初めての方も安心です。サービスの登録・利用料は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ニートの就職・転職に関するQ&A
ここでは、ニートから就職や転職を目指す方が抱えやすい悩みや疑問をまとめました。
ニートの期間があっても採用してくれる企業はある?
ニート期間があっても、企業の求める人材と判断されれば採用してくれる企業はあるでしょう。必ずしもニート期間があるからといって、不採用とは限りません。
ただし、空白期間が長いほど就業意欲を不安視される可能性があるため、できるだけ早めに行動を起こしましょう。ニートの就職・転職のコツが知りたい方は、「『ニートは就職できない』は嘘!正社員になる方法やおすすめの職業を紹介」を参考にしてみてください。
ニートの就活でブラック企業を紹介されないか不安…
就活でブラック企業を紹介されないか不安を感じる場合は、担当者によるカウンセリングや入社後のフォロー体制がある就職・転職エージェントを利用すると良いでしょう。
担当者と自身のこれまでの経歴や働くことに対する希望条件が共有できていると、自分に合う職種や企業を紹介してもらいやすくなり、ブラック企業を避けられる可能性があります。さらに、入社後のフォロー体制があれば、就職したあとに困ったことがあったとしても相談できるため、安心感につながるでしょう。
ニートは就職活動前に資格を取ったほうが良い?
応募先企業の業務に役立つ資格であれば、取っておくと選考で有利になる可能性があります。
ただし、資格の有無より実務経験を重視する会社も多いため、取得前に「本当に必要な資格なのか」をよく確かめましょう。資格の取得を考えている方は、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムも要チェックです。
ニートの転職に職務経歴書は必要?
就職活動では職務経歴書を求められる場合が多いため、履歴書とともに準備しておきましょう。転職サイトに登録するだけの段階においても用意しておくのがおすすめです。
正社員経験がない場合、職務経歴書にはアルバイトの経歴を記載します。一般的にアルバイト経験は職歴として認められませんが、応募先企業の業務に関連する経験であればアピールにつながる場合があるため、記載しておくのがおすすめです。職務経歴書の記載方法が知りたい方は、「転職に向けて職務経歴書の記載方法を解説!」をご覧ください。
ニートは就職・転職エージェントの登録を断られる?
就職・転職エージェントは、ニートの方も登録し、利用することが可能です。
就職・転職エージェントでは「就職活動や転職サイトの利用が初めてで何をしたら分からない」「したい仕事が分からない」など、悩みを抱えている方に寄り添ったサポートをしています。そのため、就職活動を始めたいニートの方は積極的に利用すると良いでしょう。就職・転職を検討しているニートの方は、ハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。