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履歴書が書けない!新卒やニートの場合は?書き方を徹底解説!
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この記事のまとめ
- 履歴書は自分の情報を企業に知ってもらうための書類
- 職歴や資格がなく履歴書が書けないからといって、虚偽の記載をしてはいけない
- 履歴書に正社員としての職歴が書けない場合はアルバイトの経歴を書いても良い
- 履歴書を書けないと悩んだら、自己分析や企業研究をして書けるようになろう
- 履歴書が書けないと悩んでいるなら第三者への相談も有効
就職活動や転職活動において、「履歴書が書けない…」と悩んでいる方は多いでしょう。志望動機が書けない、そもそも基本的な書き方がよく分からないといった悩みをお持ちの方に向けて、このコラムでは履歴書をどのように書けば良いか解説します。履歴書1枚で就職活動を大きく左右しますので、知識を身につけておくことは重要です。就職活動中の方やこれから開始するという方は、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書が書けない3つの理由
履歴書が「書けない」「書くことがない」と悩む主な理由として、「基本的な書き方が分からない」「内容が整理できていない」「自己分析が不十分」が挙げられます。履歴書は企業に自分を売り込む最初の資料です。書けないと悩んだときは、「なぜ書けないのか」を考えてみましょう。
1.単純に履歴書の書き方が分からない
「アルバイト応募で使う履歴書は書いたことがあるけど、正社員応募の履歴書は書いたことがない」「今まで履歴書の見本を真似て書いていたからよく分からない」など、そもそも履歴書の基本的な記入方法が分からないという場合も。まずは、基本の書き方やルールを確認しましょう。
2.履歴書の内容を整理しきれていない
履歴書にある項目の内容を理解しきれていないことも、「書けない」と感じる理由の一つです。特に志望動機や自己PRは、「相手にどう伝わるか」「企業がなにを求めているのか」などを意識しながら記入する必要があります。志望動機や自己PRを記入しながら内容を考えてしまうと、まとまらず失敗してしまう場合もあるでしょう。履歴書を作成する前に、志望動機や自己PRなどの内容や伝えるべきことを整理しておきましょう。
3.自己分析ができていない
自己分析とは、これまでの経験や考え方をもとに自分の長所・短所や価値観を明らかにする作業のこと。自己分析が不十分だと、単にこれまでの経歴を羅列しただけなど、説得力の少ない履歴書になってしまいます。
自己分析が不十分だと自分の魅力に気づけない
自己分析が不十分だと、履歴書で会社に向けてアピールすべき「自分の魅力」が分からない恐れがあります。就活は自分を企業に売り込んで採用メリットを伝えるのが目的。自分の魅力が分からない状態では、なにをアピールしていいか分からず履歴書の志望動機や自己PRが書けない原因になります。
履歴書を書く目的とは
履歴書を記入する目的は、自身の情報や経歴を会社に知ってもらうためです。氏名や住所は雇用契約を結ぶうえで必須ですし、学歴や職歴、志望動機も応募者を採用するかどうかの判断基準になります。履歴書は会社に「自分はこのような人間です」とアピールするための重要な書類なのです。
履歴書についての詳しい書き方は、「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」もご参照ください。
就職と転職で履歴書は違う
一般的に、はじめての就職に向けた活動を「就職活動」、すでに正社員として働いており別の会社に勤務先を変えることを「転職活動」と表します。
就職活動では、社会人としての経験がないため学生時代やアルバイトから学んだことを中心に、将来性(ポテンシャル)を重視。いっぽう転職活動の場合は前職での経験やスキルをもとに、「採用したら前の会社での経験やスキルをどう活かすか」が重視されます。
自分が行うのが「就職活動」なのか「転職活動」なのかを意識し、企業が求める内容に沿った履歴書を作成しましょう。
自分に合った履歴書を使うのもおすすめ
履歴書には「JIS規格」をメインに、一般用や転職用、アルバイト・パート用などの種類があります。種類によって履歴書自体の大きさ、項目の内容と大きさなどが異なるのが特徴。アピールしたい内容や量によって履歴書を選ぶのも、書きやすくするコツといえるでしょう。選び方については「履歴書の種類の違いとは?転職・新卒・バイトで選び方は異なる?」のコラムをご確認ください。
履歴書が書けない人への5つの対処法
履歴書が書けない人への5つの対処法
- 自己分析をきちんと行う
- 企業研究を行う
- できる限りきれいな文字を心がける
- ニートであった経歴(空白期間)も正直に書く
- 新卒の場合は自己PRや資格を充実させる
履歴書が書けないときは、自己分析や企業研究を改めて行ってみましょう。「なぜ就職・転職したいのか」「なぜこの企業を選んだのか」「入社したらどんな活躍ができそうか」などを確認してください。また、経歴に自信がなくて履歴書が書けないという場合でも、虚偽の記載はNG。空白期間も正確に記入しましょう。
1.自己分析をきちんと行う
自己分析は就職・転職活動において欠かせない作業で、履歴書を書くためにも大切なことです。自己分析は自分のやりたいことや考え方を洗い出し、長所や短所を認識するために有効。何の仕事がしたいのか、どのような会社で働きたいのかなどを、自分で理解するための作業といえます。志望動機を書く際にも役立つでしょう。自己分析のやり方は、以下のような手順で行うのがおすすめです。
- ・小学生、中学生、高校生、大学生など時系列に沿って印象に残っていることを書き出す
- ・時系列ごとに楽しかったこと、大変だったこと、頑張ったことなどを書き出す
- ・それぞれのエピソードを掘り下げる
- ・なぜ頑張れたのか、結果を出せたのかを考える
- ・仕事をするにあたって優先したいものを3つまで決める(給与や通勤時間など)
エピソードについては、打ち込んで結果が出たことや表彰されたことなど、ポジティブな印象のものを探して自分の強みを発見しましょう。そのエピソードを深く掘り下げていくことで、自分の長所や強みとなる部分を認識できます。自分がどのようなことでやる気が上がったりモチベーションの向上に繋がったりするのかどうかも、同時に分かるでしょう。
なお、ネガティブなエピソードであっても、自分の短所を理解するのに役立ちます。また、現在の自分だけでなく将来像まで描いておくと、面接で質問されたときに戸惑わなくて済むでしょう。自分に合った求人を見つけられるポイントにもなるので、ぜひ実践してみてください。「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムでは、自己分析について動画でも解説しています。
2.企業研究を行う
志望動機に説得力を持たせるため、企業研究もしっかり行いましょう。面接官は、なぜ自社を志望したのかを知りたいと考えています。そのため、企業理念や取り組んでいる事業などを調べて、「同業他社ではなく、志望企業で働きたい」という理由を具体的に説明できるようになることが必要です。
企業の求人情報はもちろん、ホームページも隈なくチェックし、サービスや商品、事業の展開などから自分が共感できる点を探し出してください。同業他社と比較して、何が違うのか、どのような点で魅力を感じたのかという点も説明できるようになりましょう。複数の企業研究を行うときは、ノートにまとめるのがおすすめです。「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」を参考に、まとめ方を確認してみましょう。
3.できる限りきれいな文字を心がける
履歴書は内容だけでなく読みやすさも重要です。丁寧に書かれた文字は読みやすく、字がきれいというだけでも印象は良い方へ傾きやすくなります。文字の大きさや太さ、適度な字間に気をつけましょう。
字は小さすぎず大きすぎず、適切な大きさで書くようにします。黒いインクのペンで書き、芯の太さは0.5〜0.7くらいがおすすめです。採用担当者が読みやすいように心掛けて書きましょう。「履歴書で使うボールペン選びは重要!選ぶポイントとは?」のコラムでは、履歴書におすすめのペンについてまとめています。
4.ニートであった経歴(空白期間)も正直に書く
ニートだった時期がある場合も、空白期間は正直に書きましょう。「ニートの時期があるから、履歴書が書けない…」と思い悩む必要はなく、ニートだった経験がある方も就職や転職は可能です。まずは、空白期間は何をしていたのか、なぜ働いていなかったのかなどの理由を説明できるようにしましょう。そのうえで、どのような学びや経験があったのかをしっかり答えられれば問題ありません。
5.新卒の場合は自己PRや資格を充実させる
新卒者の場合は、履歴書の中でも自己PR欄や資格欄を充実させると良いでしょう。転職する場合は、今までのキャリアや携わってきた仕事内容といった職歴も評価の対象となりますが、新卒者にはそれがありません。そのぶん、自己PRや取得した資格で周囲と差をつけられれば、内定獲得に大きく近づけるでしょう。
履歴書で面接官が重視する3つのポイント
履歴書で面接官が重視する3つのポイント
- 書き漏れや誤字・脱字がないか
- 虚偽の記載がない
- 相手に伝わりやすい表現か
履歴書の内容だけで採用の可否が決まるわけではありませんが、応募者の人物像を判断するのに面接官が重視するポイントがあります。以下の3つには特に注意して書きましょう。
1.書き漏れや誤字・脱字がないか
書き漏れや誤字・脱字がないことは、履歴書を書くうえで大前提です。仕事に役立つ資格を持っていたり、面接で魅力的な自己PRができたりしても、履歴書の書き方が間違っていると評価が下がってしまう可能性もあります。履歴書を書いた後は必ず見直し、訂正すべき箇所がないかを確認しましょう。
2.虚偽の記載がないか
会社に評価されるような履歴書が書けないからといって、虚偽の経歴や資格を記載してはいけません。特に資格については、内容によって業務で実際に求められることもあります。なかには、資格がないと行ってはいけない業務もあるでしょう。内定後や実際に勤務を開始した後でも、経歴や資格を偽っていたことが発覚した場合、解雇されてしまうケースもあります。少しでも自分を良く見せたい気持ちがあっても、履歴書には事実のみを書きましょう。
3.相手に伝わりやすい表現か
志望動機を書くときは、最初に「なぜ応募先の会社で働きたいのか」を明確に示すことがポイントです。
悪い例として挙げられるのが、「私は△△の分野に興味があり、大学でも専攻しておりました。高校生のころに△△の経験をし、それがきっかけで…」というように、志望動機の結論ではなく事情や背景から説明してしまうこと。このような書き方をしてしまうと、結局何がいいたいのかはっきりしない文章になりがちです。また、面接官は一日に何人分もの志望動機を読むこともあるため、印象に残りづらくなる可能性もあるでしょう。
志望動機の書き出しは、「…と考えており、御社を志望いたしました」や「…という理由から、御社の△△部で働きたいと考えております」とします。このように、志望動機の結論がすぐに読み取れる形で始めると良いでしょう。
履歴書の項目ごとの書き方と注意点
前述したように、履歴書が書けない理由の一つには「基本的な書き方・マナーが分からないこと」が挙げられるでしょう。
ハローワークインターネットサービスの「③応募書類の作り方」には、履歴書は、「単なる応募の申込みや手続きを行うためだけの書類ではなく、応募先企業の採用担当者がその内容を見て採用・不採用の判断に使われる「審査書類」としても位置づけられます。」と記載されており、ルールに沿って作成することが推奨されています。
ここでは、項目ごとの書き方とマナーについてみていきましょう。
参照元
ハローワークインターネットサービス
履歴書・職務経歴書の書き方
日付
面接に直接履歴書を持っていく場合は当日の日付を、郵送する場合は投函日を記載しましょう。西暦と元号はどちらを使用しても問題ありませんが、学歴など履歴書全体で統一してください。履歴書の日付については「履歴書に記入する日付はいつが正しい?履歴書を書く上での注意点」のコラムでまとめています。
個人情報
氏名や住所、電話番号といった個人情報は間違いがないよう記載します。
氏名は欄に合わせてほかの文字より大きく、見やすく書くと良いでしょう。ふりがなは記載に合わせて平仮名もしくはカタカナを使用します。住所は都道府県から書き始め、マンションなど建物名も忘れずに。現住所と異なる場合は「連絡先」にも記入しましょう。
また、メールアドレスにも注意が必要です。昨今はメールで連絡を取ることが増えているため、アルファベットの見間違いが起きないよう見やすく丁寧に記載します。また、社用メールを書くのはマナー違反。必ずプライベートのアドレスを記載しましょう。
ビジネスにふさわしいアドレス
就活や転職活動で使用するメールアドレスはビジネスにふさわしいものを選びましょう。好きな芸能人やキャラクター、言葉などを使用したアドレスは幼稚な印象を与える可能性があります。「履歴書にメールアドレスを書く際のポイントと注意点」のコラムを参考に、必要に応じて新たなアドレスの取得も検討してみましょう。
証明写真
履歴書に貼る写真はスーツが基本です。表情にも注意して撮影しましょう。
スピード写真よりは、プロのアドバイスが受けられる写真スタジオを利用するのがおすすめです。また、写真が剥がれたときのために、写真の裏には名前を記載してください。証明写真で悩んだら、「履歴書の証明写真に適した服装とは?基本マナーを押さえ好印象を与えよう!」のコラムがおすすめです。
学歴
基本的に、大卒の人は高校から、高卒の人は中学からというように、最終学歴の一つ前から書き始めます。学校名は略さず、正式名称で書きましょう。特に高校の名前は、「△△高等学校」が正式名称なので、間違えないように注意してください。
学校を中退している場合は「中途退学」と書きます。中退しているにも関わらず卒業と書いてしまうと、経歴詐称とみなされる可能性があるので注意しましょう。「履歴書の学歴欄。専門学校を卒業した場合の書き方は?」もご確認ください。
職歴
一般的に、職歴は正社員としての経歴を書きます。ただし、フリーター歴が長かったり正社員の経験がなかったりする場合は、アルバイトの経歴を書いても問題ありません。単発から3ヶ月未満の短期アルバイトについては省いてもOK。アルバイトが多い場合は、応募する職種に活かせそうなアルバイト経験を優先して書くのがおすすめです。
なお、社名は正式名称で記載し、必要に応じて店舗名を書きましょう。社名に続けて業種や従業員数、職務内容を書くと相手に伝わりやすくなります。
志望動機
「履歴書で面接官が重視する3つのポイント」でも紹介したように、志望動機は答えを明確にすることがポイントです。また、記入欄に対して空白が目立ったり、逆に詰め込み過ぎて読みづらい文章になったりしないように気を付けましょう。「前職では残業が多く〜」などネガティブな内容は避け、ポジティブに書くのがポイントです。
免許・資格
はじめに所有している免許を記載して、次に資格を記載します。
業務に関連する資格を勉強中の場合は、その旨を書いてください。応募職種に全く関係ない資格や、対象が学生など業務に活用できない級などは記載しない方が無難です。詳しくは「履歴書の資格欄に「なし」と書いても良い?正しい書き方やポイントを紹介」のコラムでも解説しています。
趣味・特技
すべての履歴書に記入欄があるわけではありませんが、趣味や特技、自己PRを書くスペースが設けられているものもあります。人に自慢できるような特技がある、企業にアピールしたいことがあるという方は、この項目を充実させると良い評価につながる可能性が高くなるでしょう。
趣味や特技がない、と悩む方も多いようですが、空欄で提出するのはマナー違反や記載漏れと思われる可能性があるため避けるのが得策といえます。「履歴書の特技欄の書き方は?趣味との違いと特にないときの対処法」を参考に、自分の人柄が伝わる内容を考えてみるのがおすすめです。
自宅から勤務地までの距離
自宅から勤務地までの距離や通勤時間を記載します。
電車やバスを利用する場合は、路線や交通費などを聞かれたときにきちんと答えられるようにしておきましょう。
本人希望
履歴書の終わりにある本人希望記入の欄には、一般的に「貴社規定に従います」と書きます。複数の勤務地や部署の中から希望を書くよう会社から指示された場合を除き、自分の希望を書いてしまうと「この条件でないと入社してくれないのか」と思われる可能性があるでしょう。書き方で悩んだら、「履歴書に『特になし』と書くのはNG?印象の良い書き方を解説」のコラムも参考にしてみてください。
履歴書がどうしても書けないときは
履歴書がどうしても書けないという方は、インターネットを活用するのもおすすめです。インターネット上には、履歴書の見本が掲載されています。学歴や氏名、志望動機などを自身の情報に置き換えて書いてみましょう。ただし、見本の丸写しは避けるように注意し、書き終えたら確認するのが重要です。
第三者に相談してみよう
「履歴書の書き方が分からない」「一人ではうまく書けないところがある」「間違えるかも…」という場合は、第三者に相談してアドバイスや添削をしてもらうのが良いでしょう。身近に履歴書の書き方に詳しい方がいない場合は、就職・転職エージェントの利用がおすすめ。プロの目線から的確なアドバイスがもらえるため、「履歴書が書けない…」という悩みも解消されるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。