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最終面接で落ちるのはなぜ?内定を獲得するための対策や逆質問のポイントを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 最終面接で落ちるのは、熱意や志望度の高さが伝わっていないから
- 最終面接で落ちる場合は企業の方向性とあっていない可能性もある
- 最終面接で落ちるのが続くなら、基本マナーや選考対策を見直そう
- 最終面接の逆質問は最後のアピールチャンス
- 最終面接で落ちるのが続いたなら振り返りが必要
このコラムでは、最終面接で落ちてしまう理由から対策方法、逆質問のポイントを解説。就活をしていると、最終面接まで進んだものの内定に至らなかったという悔しい経験をすることもあるでしょう。最終面接で落ちることが続けば、どうしてもネガティブになってしまうもの。最終面接の結果が振るわない場合は、企業が重視するポイントや最終面接の目的を改めて確認しましょう。
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最終面接で落ちることはある
転職において、最終面接は企業が応募者とのマッチングを確実に行う場です。そのため、企業にマッチしない人材だと判断された場合、不採用になる可能性も大いにあるでしょう。
企業はコストを掛けて採用活動を行っています。そのため、即戦力だったり自社に適した人材だったりと、採用基準を満たす人を採用したいもの。だからこそ、最終面接では「応募先にマッチする人材であること」「働く意思を明確に示すこと」が欠かせません。
最終面接で落ちる確率は50%?
一般論ですが、最終面接で落ちる確率は50%といわれています。志望者に明らかな原因がなくても、それ以上に企業が欲しいと思う人材やアピールがうまい人がいるなど、「たまたま」落ちることもあるということ。つまり、しっかりと対策を行いアピールすれば、十分に採用される可能性はあるともいえます。- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
- やりたいことが分からない・・・
最終面接で落ちる4つの理由
最終面接で落ちる4つの理由
- 最終面接に入社確認の気持ちで臨んでいる
- 企業の方向性と合っていない
- 志望企業の情報収集不足
- 逆質問を活用できていない
最終面接で落ちてしまう理由として、「受かるのが当たり前」という気持ちで臨んでおり、対策が不十分なことが多いようです。ここでは最終面接で落ちてしまう4つの理由を解説します。これまでの選考を振り返り、自分に該当するものがあるかチェックしましょう。
1.最終面接に入社確認の気持ちで臨んでいる
最終面接に対して、「ほぼ受かるだろう」と考えている人もいるようです。しかし、最終面接はあくまで面接。入社意思の確認はもちろん、コストをかけても採用すべき人材かを確認するために行われます。
気を抜きすぎて受け答えが雑になってしまえば、入社意欲が低いと判断されてしまうこともあるでしょう。最終面接までくれば大丈夫だろうと油断せず、最後まで面接対策を行って臨むことをおすすめします。
2.企業の方向性と合っていない
最終面接では、企業と応募者の相性が本当に合っているかを確かめる場でもあります。そのため、企業のビジョンや社風、価値観と合っていないと判断された場合、最終面接で落ちる可能性も。
方向性が違うことで早期退職に繋がる可能性は大きいため、最終面接前に改めてミスマッチがないかを確認しておきましょう。
3.志望企業の情報収集不足
最終面接では、これまでの面接と異なる経営陣についての質問をされることも珍しくありません。面接の内容から志望企業の情報収集が不足していることが面接官に伝わると「志望度が低いのではないか」と思われてしまいます。
志望度が高ければ、その企業について理解を深め、内定が決まった際には「どのように活躍していきたいか」といった熱意を持っているはず。最終面接では、より高い志望度を確認されると心得ましょう。
4.逆質問を活用できていない
面接でよくポイントとされるのが逆質問です。もちろん最終面接でも逆質問の時間が設けられていることが多いでしょう。
逆質問は自分のアピールをする最後のタイミングでもあります。志望理由や自己PRで伝えきれなかった、企業に対する興味や意欲を伝えられるよう準備しておくと良いでしょう。最終面接での逆質問の具体的なポイントは後述する「最終面接で落ちるのは逆質問が原因?最大限活用するポイント」で紹介していきますので、あわせてご覧ください。
最終面接で落ちる可能性が高い3つの言動
最終面接で落ちる可能性が高い3つの言動
- 志望理由が薄い
- 自信がなさそうな態度をとる
- 待遇など希望条件のハードルが高い
ここでは最終面接で落ちる人の言動を3つ紹介します。これまで最終面接で落ちてしまった経験がある場合は、採用担当者にネガティブな印象を与えていなかったか、自己中心的な発言をしていなかったか振り返ってみてください。
1.志望理由が薄い
最終面接まで進めているものの、志望度が低い言動を取ってしまうケースもあるようです。具体的には、「最終面接まで進めたから」という気のゆるみから、対策を行わずに志望理由を述べてしまうことが挙げられるでしょう。
また、気のゆるみから前職を辞めた理由や志望理由の本音が出てしまう可能性も。「社内の人間関係が上手くいかなかった」「給与が低かった」「親に言われたから」「有名企業だから」といった理由は避けましょう。退職理由をポジティブな言葉に言い換えるコツは「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」で紹介していますので、あわせてご覧ください。
2.自信がなさそうな態度をとる
面接官は、経歴や志望理由の内容だけではなく、面接時の態度や雰囲気、人柄なども観察しています。自信がなさそうな態度の具体例としては「面接中に目を合わせない」「背筋が曲がり姿勢が悪い」「声が小さくぼそぼそと話す」「目線があちこち動く」など。
自信がなさそうな態度は、意欲の低さや採用リスクがあると捉えられてしまうこともあるでしょう。
3.待遇など希望条件のハードルが高い
最終面接では、待遇などの条件をすり合わせることもあります。しかし、この希望条件が企業側と合致しなければ、合わないと判断されて落ちる可能性は高まるでしょう。特に希望年収の伝え方には注意が必要。「希望年収を伝えるときのポイントとは?面接での答え方などとあわせて紹介」を参考に、伝え方を意識してみてください。
最終面接で落ちるなら確認を!内定を獲得するための対策
内定を獲得するための対策
- 面接の基礎を再確認する
- 企業情報を深掘りする
- これまでの面接内容を振り返る
- 第一志望であることを伝える
最終面接で落ちることが続くなら、改めて面接対策を行うことが大切です。「最終面接だから」と準備をおろそかにせず、最終面接だからこそ面接の基本を確認したり、企業情報を改めて調べたりしておきましょう。
面接の基礎を再確認する
最終面接の前こそ、面接の基礎や基本を再確認すべきです。最終面接まで進んでいると、面接の基礎は問題ないと考える人も多いでしょう。しかし、これまで行っていたマナーや立ち居振る舞いが間違っている可能性もゼロではありません。
前述したように、最終面接は役員や社長が面接官になる可能性が高いでしょう。ビジネスマナーやちょっとした所作までチェックされていると考え、身だしなみやマナーの見直しが必須です。
ポイント:伝える内容に一貫性を持たせよう
最終面接では、これまでの面接で話した内容と異なることを伝えるべきではありません。「違うことをアピールしたほうがいいのでは?」と考える方もいるようですが、矛盾が生じてアピールに失敗する可能性も。面接で話した内容は共有されているため、面接官が違ったとしても一貫性のあるアピールが大切です。
企業情報を深掘りする
前述したように、最終面接では志望度の高さや起業理解の深さがチェックされます。それらをはかるひとつの指針として、企業理解が挙げられるでしょう。
企業理念やビジョンはもちろん、役員・経営陣の名前などを問われることもあるようです。聞かれなかったとしても、経営者の著書を引用したアピールなどは効果的でしょう。
これまでの面接内容を振り返る
最終面接に臨む前に、これまでの面接内容を振り返っておきましょう。同じ質問を避けたり、これまでの面接で得た情報・回答からさらに深堀した返答をするためにも振り返りが大切です。
最終面接では企業と就活生の相性が合うか最終確認を行う場でもあります。企業が求める人材に合わせたアピールをするためにも、これまでの面接で得た情報は重要。逆質問で面接官から得た情報を志望動機に盛り込むことで、さらなる意欲をアピールできるでしょう。
ポイント:選考対策は最終面接前に必ず見直す
最終面接でも志望動機や自己PRを回答する場面が発生するでしょう。最終面接では、これまでの面接で得た情報をもとに、さらに深堀りした内容を伝えられると、より良い印象を与えることができます。面接を経て企業に対する理解が深まったり、仕事に対する考え方に変化が出ることもあるはずです。最終面接前には改めて選考対策を行っておきましょう。
第一志望であることを伝える
最終面接は採用を決める最後の選考です。企業側も内定を出した後に内定辞退がないよう、第一志望としている人材を選びたいと考えます。そのため、志望度や他の選考状況を聞かれた際に、第一志望であることをはっきり伝えましょう。このときあいまいに回答したり、自信なく回答したりすると、最終面接で落ちる可能性は高まります。
最終面接で落ちるのは逆質問が原因?最大限活用するポイント
逆質問を最大限活用するポイント
- オープン・クエスチョンを心がける
- 調べてわかることを聞かない
- 逆質問の理由も一緒に伝える
面接では逆質問のタイミングがあり、最後の大きなアピールチャンスともいえるでしょう。逆質問では「会話が続く」「調べてわからないこと」にするのがポイント。うまく活用し、企業に大きくアピールをしましょう。
オープン・クエスチョンを心がける
オープン・クエスチョンとは、「はい・いいえ」だけでは答えられない質問のことです。逆質問ではオープンクエスチョンを意識して、話を広げやすくしましょう。逆質問から会話が生まれコミュニケーションを取ることは、それ自体がコミュニケーション力のアピールにもなると考えられます。
調べてわかることを聞かない
最終面接に限らず、逆質問では、自分で調べればわかるような内容は聞かないようにしましょう。企業研究ができていないという悪い印象を与える可能性があります。
また、これまでの面接で説明を受けた内容についても質問しないほうが良いでしょう。前回と同じ事を聞いている=話を聞いていないという印象を与えかねません。ただし、これまでに調べたり聞いたりした内容について、さらに深掘りした質問をすることは問題ありません。企業に対する興味や関心があるという印象を与えることもできるでしょう。
逆質問の理由も一緒に伝える
逆質問をするときは、なぜその質問をしたのか理由まで伝えられると良いでしょう。例えば、企業が今一番力を入れていることを質問した場合、それを知ることで、今後身に付けておくべきスキルを把握したいといった理由や考えを伝えることがポイントです。また、理由や意図を伝えることは、意欲や熱意を伝えることにも繋がります。
最終面接で落ちたら必ず振り返りをしよう
最終面接で落ちるということは、最終的に採用された人との差はごく僅か。それでも最終面接で落ちると、それまでに費やした時間と労力が無駄だったと考えがちでが、最終面接まで残ったとポジティブに捉え、次の選考に向けて面接を振り返り、経験を活かすことが大切です。
たとえば、過度に緊張して受け答えに詰まったことが原因と振り返るなら、繰り返し模擬面接を行ったり最終面接で想定される質問を対策したりすることがポイントに。最終面接に対して気楽に捉えていたことが落ちる原因だったら、十分な企業研究や自己分析、最終面接に至るまでの面接を振り返った対策が必要となるでしょう。
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最終面接に関するFAQ
ここでは最終面接に落ちてしまう方がよく抱える疑問をFAQ形式で解消します。
最終面接で落ちるのはスキル不足だから?
十分なスキルを保有していても不採用になる可能性があります。
最終面接で落ちるのは、応募者に要因はなく、「より企業が欲しいと思う人材がいた」というケースも少なくありません。スキル不足というよりは相性やタイミングの要素も大きいと考えましょう。「最終面接を突破するコツは?よく聞かれる質問や受かるための対策を紹介!」のコラムで、最終面接でチェックされる点について確認するのもおすすめです。
最終面接は誰が担当するの?
最終面接は採用担当者だけでなく、人事部長や役員、社長なども参加します。
そのため、より企業として「この人を採るメリットはなにか」を理解したうえで志望動機や自己PRを考えましょう。特敵のスキルだけでなく企業目線で自分の長所を確認・記載がおすすめです。
最終面接で落ちると感じるフラグはある?
最終面接では、「面接時間が短い」「面接官がメモを取っていない」「質問に深掘りされない」といったことが起こると落ちるフラグ、といわれているようです。もちろん、あくまでも予測のため、これらが起きたからといって必ず落ちるわけではありません。
なお、「フラグ」とは、条件を満たしたかどうかを表すプログラミング用語。近年ではプログラミングに関係のない場面でも、「××が起こると△△になる」のように、展開が予測できることを示す言葉として浸透しています。就活のフラグについては「最終面接で落ちるフラグとは?回避するコツや受かるサインも紹介!」のコラムでも紹介しているので、ご確認ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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