25歳職歴なしの高卒から正社員就職できる？挑戦しやすい仕事の特徴を紹介

「25歳で職歴なしの高卒は就職できるのか」と不安になる方もいるでしょう。25歳であればポテンシャルを評価されやすいため、仕事への意欲をしっかりと伝えられれば就職できる可能性はあります。

このコラムでは、25歳の高卒の方が職歴なしから正社員就職を目指す場合の、就職のコツや注意点を解説。企業が25歳の若手人材に何を求めているのかを把握し、効果的なアピールで就職を目指しましょう。

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

25歳職歴なしの高卒から就職を目指せる

「25歳職歴なしで高卒」の方も、正社員就職を目指すことは可能です。企業は就職希望者に対して柔軟性や意欲を求めており、25歳という若い人材が採用される可能性は十分あります。就職を希望するなら、企業が何を求めて若年層を採用しているのかを知り、対策を行いましょう。

企業が職歴なしの若年層に求めること

企業が職歴のない若年層に求めるのは、柔軟性や仕事に対する熱意です。「職歴がない」とは、正社員経験がないことを意味します。企業によっては、「経験がないぶん、仕事の進め方が特定のやり方に偏っていない」「新しい仕事を吸収する力に優れている」と評価してくれる可能性があるでしょう。

また、「正社員になりたい」という気持ちを、仕事に対する熱意や意欲として評価してもらえる可能性があります。若いことから、長期的に働いてくれると期待する企業もあるでしょう。25歳で就職活動を行う場合、即戦力としてではなく、育成対象として評価される傾向があるといえます。

深刻な人材不足も影響している

25歳の高卒で職歴なしから就職できるチャンスがあるのは、年々深刻化する人材不足も理由の一つです。

総務省の「人口推計（2023年（令和5年）10月1日現在）結果の概要」によると、労働の中心である生産年齢人口（15～64歳）は、全人口の59.5%でした。1990年代以降、生産年齢人口の割合は低下している傾向にあり、労働力不足が進行していることが推察できるでしょう。

25歳の高卒で職歴なしから正社員を目指している方には、「25歳のニートは職歴なしで就職できる？成功率アップの就活方法とは」のコラムもおすすめです。また、フリーターとして働いているという場合は、「高卒フリーターから就職できる？不利といわれる理由や正社員になる方法を解説」のコラムを参考にしてみてください。

参照元
総務省
人口推計（2023年（令和5年）10月1日現在）

25歳高卒で職歴なしの方におすすめの仕事の特徴

高卒で職歴なしの25歳の方が正社員を目指すなら、「採用の対象が広い仕事」や「経験不問の仕事」がおすすめです。また、将来に向けて「働きながらスキルアップできる仕事」も検討してみましょう。

経験や学歴を問われず採用の対象が広い仕事

高卒後に職歴がない方の場合は、経験やスキルを問わない仕事がおすすめです。「未経験可」「スキル不問」といった求人を出している企業は、経験やスキルではなく意欲やポテンシャルを重視した採用活動を行っている傾向があります。入社後に仕事を覚えられるサポート体制が整っている場合もあり、経歴に不安のある方も安心して仕事を覚えられるでしょう。

働きながらスキルアップできる仕事

25歳で職歴なしなら、働きながらスキルアップできる仕事も考えてみましょう。具体的には、教育制度や研修制度が充実していたり資格取得の支援制度が整っている会社や、経験を積むことで管理職や専門職などキャリアアップの幅が広がりやすい職業などが挙げられます。

キャリアアップを目指しやすい職業やキャリアアップの方法については、「フリーターからキャリアを築きやすい仕事は？求人選びのコツをご紹介」のコラムをご覧ください。

高卒25歳職歴なしの方が就職を目指す際の5つの注意点

高卒で職歴のない25歳から就職を目指す場合は、できるだけ早く行動を起こすことが重要です。また、空白期間について整理したり自己分析や企業研究を行ったりして、選考対策を丁寧に行うのもポイント。ここでは、就職を目指すための主な注意点を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.できるだけ早く行動する

25歳で職歴なしの方が就職を目指すのであれば、できるだけ早く就職活動を始めましょう。なぜなら、年齢が若いほど意欲やポテンシャルといった、経験以外の部分を評価してもらいやすいためです。

なかには、25歳で職歴がないことから就職できるのか不安になってしまい、なかなか行動に移せない方もいるでしょう。しかし、未経験OKの求人や、学校卒業後に就業経験がない既卒者を受け入れている企業は一定数存在します。「25歳で無職だから」「職歴がないから」という先入観を捨て、自分から積極的に動くことが就活を成功させるコツです。

就職活動は、年齢が上がるほど即戦力としての経験やスキルを求められやすい傾向にあります。ポテンシャル採用については、「ポテンシャル採用とは？何歳まで適用される？新卒・中途との違いも解説」のコラムを参考にしてみてください。

2.空白期間の説明は明確にする

空白期間の説明で面接官を納得させられるよう、理由や反省点などを明確にしておくことが重要です。25歳の高卒で職歴なしの場合、7年間ほどの空白期間があると考えられます。面接では、なぜ空白期間があるのかを尋ねられるでしょう。そこで説得力のある説明ができるかが、就職活動を大きく左右します。

病気やケガ、介護といった明確な理由がある場合には、それを正直に話せば問題ありません。就活の失敗のような伝えにくい理由なら事実を述べ、空白期間から何を学んだか、これからどうしていきたいかを伝えましょう。そうすることで、就職への前向きな気持ちが面接官に伝わりやすくなります。

3.自己分析と企業分析はしっかりと行う

自分に合った仕事を探すためにも、自己分析と企業研究はできるだけ丁寧に行いましょう。
企業研究を十分に行わず、業界や会社の雰囲気、仕事内容について深く知らないまま応募してしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうことも。自分に合った企業を見つけて長く働くためには、入念に企業分析を行うことが欠かせません。

また、就職活動では自分を深く知ることも大切です。現在までの経験や性格から、どんな仕事が向いているのか、どんなことがやりたいのかを明確にすると、応募する企業や職業を絞りやすくなるでしょう。

4.条件を絞り込み過ぎない

25歳の高卒で職歴なしの方が就活を成功させるには、条件を絞り過ぎないことも大切です。条件が多過ぎると応募できる求人が少なくなってしまい、就活が思うように進まない可能性があります。

ただし、あまりにも条件を妥協してしまうと、入社後に働きにくさやストレスを感じることも。「給与は妥協できるけど残業は極力したくない」「通勤時間は短いほうが良いけど休日出勤はできる」というように仕事に求めるものを洗い出し、譲れない条件を3つほど定めておくのがおすすめです。

自分の求める条件に合った仕事を探すなら、就職・転職サイトやエージェントなどを活用してみてください。希望する条件を入力して検索したり、求職活動に精通したプロに相談できたりします。条件を入れ替えたり緩めたりして検索することで、今まで見つけられなかった求人を見つけられることもあるでしょう。自分の新たな可能性を探るためにも、ぜひ積極的に活用してみてください。

5.ビジネスマナーを身につける

社会人として働くうえで、ビジネスマナーはどの企業でも必要とされます。「職歴がない」という理由で考慮してもらえる場合は少なく、基本的なビジネスマナーは面接でも見られるため、事前にチェックしておきましょう。

たとえば、「挨拶がきちんとできる」「正しい敬語を使う」といった部分は、面接で確認されやすいポイントといえます。また、「しわや汚れのないスーツを着用する」「髪型やひげ、化粧などは清潔感のあるスタイルに整える」といった身だしなみも重要です。

「面接マナーを解説！就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムで面接に向けて押さえておきたい基本的なマナーや身だしなみのポイントをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

高卒25歳職歴なしから就職を成功させるには

25歳の高卒で職歴なしから正社員就職を成功させるためには、「応募する求人の目星をつける」「スケジュール管理をしっかり行う」ことなどを意識するのがおすすめです。ここでは、就職活動をスムーズに進めるための主なポイントをご紹介します。

1.求人の目星をつける

やみくもに応募するのではなく、求人に目星をつけることが大切です。職歴や学歴に不安がある場合は、「未経験歓迎」「経歴不問」といった条件に絞ることをおすすめします。また、「卒業後3年以内は新卒扱い」とする企業もあるので、応募条件をよく確認して就職活動を行いましょう。

一方で、マネジメント経験や専門スキルが必要な求人はポテンシャル採用を狙いにくいため、25歳で職歴なしから目指すのは難易度が高めといえます。経験やスキルが求められる仕事に就きたい場合は、まずは未経験可の仕事で経験を積み、将来的に目指す方法がおすすめです。

2.スケジュール管理を意識する

就職活動を進める際は、スケジュール管理を意識することが大切です。手当たり次第に行動すると、選考日程が重なったり、ほかの企業への書類提出が間に合わなかったりする可能性があります。

集めた情報をもとに選考日程から逆算して、「△日までに書類の提出」「△日までに企業研究」「△日までに自己分析」のように、スケジュールを具体的に決めるのがポイントです。しっかりと日程調整を行い、事前に見通しを立てておきましょう。
求職活動の流れは「就職したい！フリーター・ニート向けに就活の進め方を解説」のコラムで解説しているので、スケジュールを立てる際の参考にしてみてください。

3.就職支援サービスを利用する

就職活動の経験がなかったり疑問や悩みの相談先で困ったりしているなら、就職支援サービスの利用も検討してみましょう。就職支援サービスは、就職や転職を希望する人を包括的にサポートする事業です。ハローワークや就職エージェントなど、さまざまなサービスがあります。

就職支援サービスによって、応募企業や求人の紹介、提出書類の添削、面接の練習、選考スケジュールの調整など、提供内容はさまざま。年齢や職歴に関わらず支援を受けられるサービスや、「ミドルクラス向け」「××職向け」などターゲット層を限定しているサービスもあるため、自分に合ったものを選んで活用するのがおすすめです。

どのようなサービスを使うか迷う場合は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーターやニート、第二新卒など、若年層に特化した就職支援を行っています。求職者一人ひとりに合った求人紹介や就職支援をするために、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンのヒアリングを実施。一人ひとりの適性や希望を見極めてから求人紹介や選考対策を行うため、就職活動が初めての方も安心して自分に合った仕事を探せるでしょう。1分間で簡単に自分の適性を調べられる適職診断も活用できます。サービスはすべて無料で受けられますので、ぜひ一度ご利用ください。

25歳職歴なしの高卒からの就職に関するお悩みFAQ

25歳の高卒で職歴がない場合の就職に関連する疑問に、Q＆A方式でお答えします。

就職するためにするべきことは何ですか？

まずは自己分析や企業研究を念入りに行いましょう。自己分析では、学生時代やアルバイト時代の経験を深堀りし、得意・不得意や仕事に対する価値観などを洗い出します。企業研究は、就職情報誌や経済情報誌、企業のWebサイトなどから業界の特徴や企業の事業内容を調べましょう。
詳しいやり方は「フリーターが自己分析するのは何のため？やり方がわからない方へのヒント集」や「企業研究のやり方とは？情報収集の方法や得られるメリットなどを解説！」をご確認ください。

就職活動ではどんな準備をしたら良い？

就職活動では、面接対策を万全にしておきましょう。また、応募に必要な書類には何があるのかを確認することも大切です。履歴書や職務経歴書のほか、卒業証明書や成績証明書などが求められる場合もあります。
詳しくは「25歳でフリーターを続けるのはあり？就職すべき理由とおすすめの職種！」にも記載してあるので、参考にしてみてください。

25歳の高卒ニートは人生終わりですか？

高卒で25歳のニートから就職し、自分のライフプランを立て直すことは可能です。25歳は実務経験やスキルよりもポテンシャルを評価されやすい傾向にあるため、諦めずに就職に向けて行動することをおすすめします。このコラムの「高卒25歳職歴なしの方が就職を目指す際の5つの注意点」を参考に就職活動を始めましょう。

高卒で就職した会社を、25歳で転職するのはやめたほうが良い？

「やめたほうが良い」とは限りません。高校を卒業し新卒で就職した場合、25歳は入社5年目となります。ひととおりのビジネススキルが身につく年齢なので、転職市場で評価される可能性は十分にあるでしょう。25歳の転職事情については、「25歳での転職は遅い？異業種への転職を成功させるポイントを解説」のコラムで解説しています。

25歳での就職や転職を考えている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。