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派遣社員から正社員に転職するのは難しい?目指し方や注意点を解説!
更新日
この記事のまとめ
- 派遣から正社員へ転職するには、早めの行動が就活成功の鍵
- 派遣から正社員への転職を目指すには、働きながら転職活動を進めると良い
- 派遣から正社員に転職するメリットは、待遇改善やできる業務の幅が広がること
- 派遣から正社員に転職するポイントは、契約期間満了まで業務を誠実に対応すること
- 派遣から正社員への転職に不安があるなら、エージェントに相談してみよう
「派遣から正社員に転職するのは難しい?」と不安な方もいるでしょう。派遣から正社員になるのは可能ですが一定の大変さがあるので、なるべく早く行動するのが転職成功の鍵です。このコラムでは、派遣から正社員に転職する方法や注意点について紹介します。また、正社員になるメリット・デメリットや就活の際のポイントについても解説しているので参考にしてください。派遣から正社員の目指し方を知り、転職を成功させましょう。
派遣から正社員を目指すのは転職に不利になる?
結論からいうと、派遣社員から正社員への転職は可能です。正社員経験がなくても、派遣で身につけたスキルや新しい仕事を覚える意欲のアピールをすれば、正社員になれる可能性は十分にあります。しかし、状況によっては不利な状況になる場合も。以下で詳しく紹介するので確認してみましょう。
派遣から正社員への転職は早めに行動しよう
派遣から正社員を目指すのは一定の難しさがあるため、できるだけ早めに就活を始めると良いでしょう。企業のなかには、「入社後に成長してくれそう」というポテンシャルを評価し、未経験者を採用するところもあります。ポテンシャル採用は年齢が若いほど有利になるので、正社員を目指すなら早めに行動に移すのがおすすめです。
正社員経験がなくても転職活動へ一歩踏み出すことが重要
正社員経験がない状態で派遣社員から正社員を目指す場合も、まずは一歩踏み出して転職活動を初めてみることが重要です。正社員になるには年齢が若いほど有利になる傾向があります。迷っていて行動に移さなければ、今後正社員へ転職したいと思ったときに難易度がさらに高くなると考えられるでしょう。そのため、早めの一歩を踏み出し、少しでも若いうちに正社員を目指すことが大切です。
派遣から正社員への転職成功例
ここでは、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用し、派遣社員から正社員への就活を成功させたC.Kさん(22歳・大学中退)の体験談をまとめました。派遣社員から正社員を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「C.Kさんは大学を中退し、派遣社員としてコンビニ店員を続けながら、プロのフォトグラファーになるため勉強をしていました。周囲の就活が始まるタイミングで『カメラは趣味で続けていこう』と決意し、正社員を目指すためハタラクティブに登録したそうです。ハタラクティブを利用することで、「1人だと投げ出してしまいそうなときでも就活モードに入れた」「自分では選ばないような企業を紹介してもらえた」と振り返っています。」
C.Kさんの体験談の詳細は、「コンビニバイトの経験を活かし、カメラの道から保険会社営業に」をご覧ください。
派遣社員から正社員への転職を目指す3つの方法
派遣社員から正社員へ転職するには、主に3つのルートが存在します。転職活動を検討している方は、どのルートで正社員を目指すか考えてみてください。
派遣社員から正社員への転職を目指す方法
- 転職活動を行い正社員になる
- 派遣先の正社員登用制度で直接雇用してもらう
- 紹介予定派遣制度を利用して正社員になる
1.転職活動を行い正社員になる
派遣社員から正社員への転職を目指すルートとして、転職活動を行って現在の派遣先以外の企業に就職するパターンが挙げられます。転職活動を経て正社員になる場合、全く新しい職場で働くことになるので、事前の下調べが重要です。応募先企業の仕事内容や社風をよく調べて、自分に合った職場を探しましょう。
転職活動は、求人サイトを使って自分で行う方法もありますが、転職エージェントでプロのサポートを受けながら仕事を探す方法もおすすめです。「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く使い倒すコツ」では、転職エージェントのサービス内容や賢く使用するためのコツなどを紹介しているため参考にしてください。
働きながら転職活動を進めるのがおすすめ
派遣から正社員を目指す場合、転職活動は働きながら進めることをおすすめします。働きながら転職活動を行うと、空白期間ができるのを避けられるほか、転職活動が上手くいかなくても収入が途絶える恐れもありません。派遣社員を辞めてから転職するよりも、安心して就活を行えるでしょう。
また、焦って転職先を探す必要がないため、自分に合った仕事を見極めながら転職活動を進められるメリットもあります。
さまざまな職種に視野を広げて転職活動する
派遣から転職活動を行い正社員になる際は、1つの職種にこだわらず、多様な職種に目を向けて転職活動を行うのがおすすめです。さまざまな職種に目を向けることで、どのような職種があるのかを把握でき、自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。
たとえば、「未経験者歓迎」の求人では、経験のない仕事であっても一からスキルを身につけられます。「条件は良いけど、自分には△△職の経験がないから…」と考えて諦めず、さまざまな職種に目を向け挑戦してみることも大切です。
2.派遣先の正社員登用制度で直接雇用してもらう
派遣先の正社員登用制度を利用して正社員になる方法もあります。明確な登用制度がない場合でも、働きぶりを評価されて正社員としての雇用を打診されることも。
ただし、正社員登用制度がある職場でも100%正社員になれる保証はないので、過去の登用実績や登用の基準について調べておくことをおすすめします。正社員登用される見込みがあると判断できれば、派遣先で正社員を目指しても良いでしょう。
「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」では、正社員登用の基準や注意点などを紹介しています。
直接雇用のメリットとデメリット
派遣先に直接雇用されるメリットは、「仕事内容や職場の雰囲気を理解できている」「面接では伝わりにくい強みや仕事に対する姿勢などを伝えられる」などです。デメリットとしては、「必ずしも正社員になれるとは限らない」という点が挙げられます。
派遣先によっては、正社員ではなくまずは契約社員や属託社員からなど、別の雇用形態を提案される可能性もあるでしょう。そのため、派遣会社や派遣先に自分の希望をしっかりと伝えておくことが重要といえます。
3.紹介予定派遣制度を利用して正社員になる
紹介予定派遣とは、将来的に正社員になることを前提とした派遣制度のこと。派遣社員として派遣先で一定期間働いたあと、派遣先企業と本人の合意があった場合に派遣先の正社員として雇用される仕組みです。
紹介予定派遣では、派遣社員として働く間に、仕事内容や企業の雰囲気が自分に合うかを見極められることがメリットといえるでしょう。勤務先について十分に理解したうえで正社員として就職したい方におすすめの方法です。
紹介予定派遣で正社員になる流れについては、「紹介予定派遣の実態とメリットを解説!正社員になるコツとは」で詳しく紹介しています。
無期雇用派遣という働き方もある
派遣社員と正社員の間のような働き方ができる、無期雇用派遣という働き方もあります。無期雇用派遣とは、派遣会社と期限のない雇用契約を結び、その派遣会社の派遣社員として働くことです。
無期雇用派遣は通常の派遣とは異なり、同じ職場で3年以上働けないという決まりがないため、今の職場で長期的に働けて、スキルアップやキャリアアップを目指せるでしょう。
派遣から正社員として転職する際に必要な心構えとは?
ここでは、派遣から正社員として転職する際に必要な心構えについて解説します。正社員として就職したあとにミスマッチを感じて早期離職をすることにならないよう、前もって知っておきましょう。
派遣社員と正社員の違いを理解する
派遣社員から正社員を目指す際は、それぞれの違いについてよく理解しておくのが重要です。派遣社員と正社員の大きな違いの一つとして業務内容が挙げられます。派遣社員は入社してから業務内容に変化がないのに対し、正社員はスキルや経験に応じて業務内容が変化していくのも特徴です。
派遣社員と正社員の違いを理解できていないと、実際に正社員になってから「想定していたイメージと違った」「自分には派遣社員のほうが合っていた」となる場合も考えられます。入社後のミスマッチを防ぐためにも、派遣社員と正社員の違いをしっかりと理解して転職活動に臨みましょう。
派遣社員と正社員の違いについては、このコラムの「派遣から正社員として転職する4つのメリット」「派遣から正社員として転職する3つのデメリット」でも詳しく触れているので参考にしてください。
やりがいを求めるなら「正社員=安定」と思いこまない
派遣から正社員を目指す方のなかには、安定した仕事や収入を求めて「正社員になりたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、「正社員だから安定している」とは限らないのが実情です。
正社員採用されたからといって、その仕事がずっと安定している保証はありません。正社員として働いていくなかで、自ら進んで仕事を探し、積極的に企業の発展に貢献できる人材であることをアピールする必要もあるでしょう。
また、正社員を目指す場合、自分にとっての「仕事のやりがい」を考え、それに合う仕事を探すことも重要です。やりがいのある仕事で挑戦を続け、希望するキャリアプランの実現ができるような正社員を目指しましょう。
正社員を希望する派遣社員に企業側が求めるスキル
派遣社員から正社員として転職するのであれば、企業が正社員に何を求めているのか知っておくことが大切です。ここでは、正社員に求められる要素を紹介します。
正社員を希望する派遣社員に企業側が求めるスキル
- 自ら学び進める習得力
- 即戦力になる知識や経験
- 新しい環境に適応する力
- 高い好奇心
自ら学び進める習得力
正社員を希望する派遣社員に企業が求めるスキルは、自ら学び進める習得力です。正社員といっても新卒で入社するわけではありません。企業は、一から手取り足取りを覚えていくのではなく、自ら学んで成長していける人材を望んでいると考えられます。そのため、新しい環境でも自ら学び仕事を習得していく力がある人は、企業に評価される可能性が高いでしょう。
即戦力になる知識や経験
中途採用では、求人に記載されている業務の知識や経験があり、即戦力として活躍できる人材が求められています。20代であれば将来性を加味したポテンシャル採用によって転職できる可能性もありますが、30代以降の場合は派遣社員として身につけてきたスキルや知識、実績経験などが重要になるでしょう。
正社員への転職では、これまでの経験を活かして会社にどれだけ貢献できるかをアピールするのがポイントです。
新しい環境に適応する力
派遣から正社員として転職すると、すでに既存メンバーが行っている仕事やチームのなかに飛び込まなければいけません。そのため、自分から新しい環境に馴染める適応力が求められます。
また、未経験の仕事であっても自分から取り組み、トラブルなどが発生した場合でも乗り越えていけるスキルや対応力を持っている人材は、多くの企業で重宝されるでしょう。
高い好奇心
正社員の場合は、派遣と違って働くうちに職務範囲が変わることも多いため、何事にも好奇心を持って取り組む姿勢が求められます。
好奇心が高い人は、新しいことにも積極的にチャレンジしやすい傾向にあります。また、知らない知識の習得にも前向きなため、未経験の業務や新しい環境でも成長していけるでしょう。
派遣社員と正社員では求められることが違う
前述したように、派遣社員と正社員は働き方が違います。あらかじめ仕事内容が決まっている派遣社員とは違い、正社員はそれぞれの能力に合う仕事を割り振られるのが一般的。派遣社員は仕事で安定したパフォーマンスを求められるのに対し、正社員はスキルを成長させていくことが求められる傾向にあるといえるでしょう。正社員への転職の際は、応募企業が求める能力を分析すると就活に効果的です。「企業研究の仕方が分からない…」と不安に感じている方は、ぜひプロのキャリアアドバイザーにご相談くださいね。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
派遣から正社員として転職する4つのメリット
ここでは、派遣から正社員に転職するメリットを紹介します。正社員へ転職するか迷っている方は参考にしてみてください。
派遣から正社員として転職するメリット
- 待遇が良くなる
- 同じ企業に安定して勤められる
- できる業務の幅が広がる
- 昇進・昇給が期待できる
1.待遇が良くなる
派遣社員から正社員になると、ボーナスの支給があるなど待遇面が改善される傾向にあります。企業によってはボーナスがない場合もありますが、給与水準は正社員のほうが派遣社員より高いのが一般的です。
2.同じ企業に安定して勤められる
正社員は、退職したり定年を迎えたりしない限り、基本的には同じ職場で安定して働けます。派遣社員は派遣先の企業で働く契約期間が決まっているため、期間が終了すると更新もしくは契約終了となるのが一般的。契約更新のタイミングは1〜3ヶ月と短いことも多く、雇い止めになればまた新しい派遣先を探さなければなりません。その点、正社員は新しい仕事を探すことなく同じ職場で働き続けられるので、仕事を失うリスクが少ないといえるでしょう。
3.できる業務の幅が広がる
正社員として働くようになれば、派遣社員よりも幅広い仕事をする機会が増えるのもメリットの一つです。派遣社員は契約内容に応じた仕事を行うのが一般的なので、新しい業務が増えることはありません。一方で正社員は新しい仕事を任せられることもあるのがメリットです。そのため、業務範囲を広げて経験値を増やしたい人にとって、正社員はやりがいがある働き方といえるでしょう。
4.昇進・昇給が期待できる
正社員の場合、成績や努力次第で昇進・昇給が期待できます。年功序列の企業では、長く勤めるほど昇給していき、昇進することで役職につける場合もあるようです。
派遣社員の場合は、派遣元の会社と交渉して昇給が叶う場合はあるものの、正社員に比べて難しいのが現実。そのため、スキルを身につけ経験を積み、キャリアアップしていきたいという人の場合は正社員になるほうが良いといえます。
派遣から正社員として転職する3つのデメリット
正社員になってから後悔しないためには、派遣と比べたデメリットを把握しておくことが大事です。ここでは、正社員になるデメリットを紹介します。
派遣から正社員として転職するデメリット
- 残業が発生する可能性もある
- 企業によっては派遣よりも給与が低くなる可能性もある
- 責任のある仕事を任せられる可能性がある
1.残業が発生する可能性もある
正社員の場合、派遣社員に比べて残業が発生する可能性もあるでしょう。正社員は、責任のある仕事を任せられたり、派遣社員に比べて業務量が多かったりすることもあります。そのため、残業をしないと仕事が追いつかなくなる場合もあるでしょう。企業によって異なりますが、特に繁忙期は業務量がさらに増え、残業する日が多くなる可能性も考えられます。
残業をなるべく避けたい方は、求人に「残業なし」「週の残業△時間以内」などの記載がある企業を選ぶのがおすすめです。
2.企業によっては派遣よりも給与が低くなる可能性もある
企業によっては、正社員のほうが派遣社員よりも給与が低くなる場合もあります。特に未経験の仕事に挑戦する場合は、一から仕事を覚えていく必要があるため、新卒などと同程度の給与になる可能性もあるでしょう。派遣で高給与を貰っていた人は、一時的に収入がダウンする場合も考えられます。
未経験業界や職種への就職を考えている人は「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムもあわせてご参照ください。
3.責任のある仕事を任せられる可能性がある
正社員は、派遣社員より責任のある仕事を任せられる可能性があります。正社員は、長期的な労働が前提のため、年数を重ねるごとにスキルアップやレベルアップを求められ、それに応じて仕事内容の重要度も高まっていくでしょう。そのため、仕事に対するプレッシャーを抱きやすくなる可能性も。派遣社員より、重要な仕事を任されるのは当然ですが、責任感の重さをストレスに感じる人もいるようです。
派遣から正社員を目指して転職する際の9つのポイント
派遣から正社員を目指すと決めたら、転職活動をする前に理解しておきたいことがいくつかあります。納得のいく転職をするためにも、ここで確認しておきましょう。
1.契約期間満了まで業務は誠実に対応する
転職に気持ちが傾くと意識がそればかりに向いてしまい、現在の仕事に対して意欲を持てなくなることもあるでしょう。
しかし、派遣社員はやむを得ない事情を除き、契約期間中の退職はできません。契約期間中に辞めることは、派遣先に迷惑を掛けるだけでなく正社員として転職する会社にも「誠実に対応できない人」という印象を与えてしまいます。
スムーズに転職活動を進めるためにも、期間満了まで仕事に責任を持って取り組みましょう。
2.契約更新時期から逆算して転職時期を決める
派遣から正社員を目指して転職を目指す場合、契約更新時期から逆算して転職時期を決めましょう。前述でも触れたとおり、派遣社員は契約期間中の退職は原則できません。そのため、契約が切れるタイミングにあわせて転職先を決めるのがおすすめです。企業によっては「すぐに来てほしい」というところもあるかもしれませんが、派遣としての業務期間を考えながら転職活動のタイミングを図りましょう。
3.正社員として働きたい企業が人手不足になる時期を狙う
正社員として働きたい企業がある人は、その企業が人手不足になる時期を狙いましょう。売り手市場として急速に拡大している業界などの場合は、企業も人手不足になっている場合があります。適切なタイミングを狙って転職活動することで、本来であれば未経験からでは採用が難しいような企業でも、採用してもらえる可能性があるでしょう。
また、介護業界のように年々需要が高まり人手不足の傾向にあることから、未経験者を歓迎している業界もあります。希望する仕事が決まっていない場合は未経験からチャレンジしやすい業界を選ぶのもおすすめです。
4.派遣で身につけた経験・スキルが活かせる仕事を探す
派遣から正社員を目指す場合、派遣で身につけた経験やスキルが活かせる仕事を探すのもおすすめです。派遣で身につけた経験やスキルを活かせる仕事は面接で評価されやすく、入社後も会社に貢献できる可能性が高いといえます。
正社員経験がないからとネガティブにならず、自分のスキルや経験に自信を持ち、面接でアピールすることが大切です。
5.自分の得意なことや強みを見つける
派遣として働くなかで、自分の得意なことや強みを見つけるのも重要です。これまでに担当してきた業務や身につけたスキルを思い出し、自分の能力が活かせる仕事を探しましょう。具体的なエピソードを書き出して、どのような業務で評価されたかをまとめておけば、面接の際にも役立ちます。
また、失敗談や苦手分野を把握しておくことも、向いていない仕事を避けるためには大切になるでしょう。客観的な自己分析を行い、就活を進めるのがポイントといえます。
6.希望する職種の情報を集める
応募先の企業を探す前に、希望職種や業種の情報収集を行いましょう。情報収集には、業界で働く知人への相談や本、口コミサイトなど、さまざまな手段があります。
知人に相談する
身の回りに転職を希望している職種や業種で働いている知人がいる場合は、一度相談してみると良いでしょう。詳しい知識を持っている人から自分の希望する職種や業種の具体的な業務内容を聞くと、事前にミスマッチがないかどうか確認できます。
本を活用する
転職を希望している職種や業種に関係した本を読んで、その職種や業種に関する詳しい知識を身につける方法もあります。業界の種類や状況を幅広く把握したい方には、「業界地図」という書籍もおすすめです。
口コミサイトを活用する
求人サイトや就職情報サイトなどに掲載されている企業の口コミサイトを見れば、実際にその企業で働いている人の口コミを閲覧できます。空いた時間にチェックできるため、気軽に情報収集ができるメリットもあるでしょう。
ただし、口コミサイトの情報は自分では真偽を確かめられないので、参考程度に留めるのがポイントです。
7.履歴書には派遣先や活かせる経歴をすべて記載する
転職活動で履歴書を書く際は、派遣先や活かせる経歴をすべて記載するようにしましょう。派遣先をすべて記入し、応募先企業や希望する職種で活かせそうな経歴もあわせて記載しておくことで、社会人経験の豊富さや即戦力になれることなどをアピールできます。
派遣の経歴が長ければ、複数の会社で働くことになるので、職歴欄に多く記載することを気にする方もいるでしょう。しかし、派遣をしていれば職歴欄に記載する項目は多くなりやすいといえるので過度に気にする必要はありません。ただし、派遣期間中に辞めた場合、「継続力がないのではないか」と思われ不利になる可能性もあるため、面接の際にしっかり説明できるようにしておきましょう。
8.面接の「自己PR」や「志望動機」は派遣の経験を絡める
面接時の自己PRや志望動機では、派遣での経験を絡めながら話すことをおすすめします。派遣での経験を話すことで、これまでの派遣業務で身につけてきたスキルや経験のアピールにもつながるでしょう。
面接本番をイメージしながら対策をする
派遣社員から正社員として転職するには、面接本番をイメージしながら対策を行うことが重要です。面接の雰囲気を想像し、面接官が前に座っていることを意識しながら対策を行うことで、本番に近い状態での受け答えができるようになるでしょう。
また、自分の表情や受け答えのスピードを確かめるために鏡を見ながら話したり、動画を取って確認したりするのもおすすめです。
退職・転職を決めた理由はポジティブな伝え方を意識する
面接で退職・転職理由を聞かれたら、ポジティブに伝えましょう。嘘はいけませんが、退職・転職理由の伝え方によってはネガティブに捉えられ、あまり良い印象を与えられない可能性があります。面接官に良い印象を与えるためにも、「更なるスキルアップのために転職したい」のように正社員になる意欲を伝えましょう。ネガティブな退職・転職理由は、ポジティブに言い換えて答えることをおすすめします。
また、転職活動の面接では、「なぜ派遣社員から正社員になろうと思ったのか」を聞かれる可能性があるでしょう。正社員になろうと思ったきっかけは、正社員になることで実現できる内容を組み込んで伝えると効果的にアピールできます。たとえば、「派遣社員では関われなかった幅広い業務に挑戦したいから」「より専門的な業務に関わりスキルアップを目指したいから」など、より説得力のある転職理由を考えましょう。
「学ばせていただく」という受け身な表現は避ける
入社後の展望を聞かれた際、「学ばせていただく」という表現は避けるのがおすすめです。企業は、会社に貢献してくれる人材を求めていることが考えられます。「学びたい」というだけではなく、身につけたスキルを活かして「企業に貢献したい」という気持ちも伝えられるような自己PRを考えましょう。転職活動では積極的に成長できる人材であることをアピールするのが重要です。
受け身な表現を避ける志望動機の書き方については、「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」でも詳しく解説しているため参考にしてみてください。
9.転職エージェントを活用する
「一人で転職活動をする自信がない」という場合は、転職エージェントを利用して転職のサポートを受けるのがおすすめです。転職エージェントに登録する場合は、複数のエージェントに登録してみましょう。それぞれ得意分野や保有している求人などが異なるため、並行して利用することで希望条件によりマッチした求人が見つかりやすくなります。
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派遣社員から正社員への転職に関するFAQ
ここでは、派遣社員から正社員への転職を考えている人が抱えているお悩みをQ&A方式で解決します。
派遣社員から正社員に転職するなら早いほうが良いですか?
このコラムの「派遣から正社員への転職は早めに行動しよう」でも解説しているとおり、派遣社員から正社員に転職するのはなるべく早いほうが良いと考えられます。年齢が若いほどポテンシャル採用がされやすく、正社員としてのキャリアを構築しやすいからです。
年齢を重ねると経験を重視されるようになるため、これまでの社会人経験に見合ったスキルや能力を求められる傾向に。できるだけ早いうちに転職活動を始め、正社員を目指すのがおすすめです。
派遣社員から正社員へ転職する際の履歴書の書き方は?
派遣社員から正社員へ転職する際の履歴書は、今までの派遣先企業をすべて記入するようにしましょう。応募先企業で役立ちそうな経歴があれば、あわせて書くのも効果的です。派遣先や派遣元はできるだけ詳細に書き、どのような業務を担当していたかを分かりやすくまとめましょう。
派遣から正社員に転職する際の詳しい履歴書の書き方は、「派遣社員は職歴にならない?派遣経歴の履歴書への書き方や状況別の記載例」を参考にしてみてください。
応募先企業で活かせそうなスキルを書いたのに、書類落ちした理由は?
書類落ちの原因はさまざまですが、活かせそうなスキルの記載のみで、そのスキルが何に活かせるのかを記載していない可能性が考えられます。スキルの記載だけでなく、そのスキルが仕事にどう活かせるのか、詳しい内容を記載しアピールすることが重要です。
スキルのアピール方法については「職務経歴書で活かせるスキルをアピール!例文付きで書き方とポイントを解説」のコラムを参考にしてください。
正社員が不安な場合、派遣で経験を積むのはありですか?
正社員になる自信がない場合、派遣で経験を積むことも可能ですが、将来正社員への就職を考えている場合は早めの転職活動をおすすめします。正社員になる自信がない方は、「正社員になるのが怖いと感じる原因を解明しよう!就職しないリスクも解説」のコラムもあわせてご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。