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問題なし?月100時間残業とは
更新日
この記事のまとめ
- 月100時間の残業は、「過労死ライン」を超えている
- 時間外労働時間がなくならないのは、残業は当たり前という固定概念やマルチタスクで仕事をしていることなどが原因
- 時間外労働の限度を具体的に定める法改正が検討されている
- 残業が多くて辛い時は、上司への相談や転職を検討する必要がある
会社から「月に100時間の時間外労働」を求められたら、どのように対応したら良いのでしょうか?
月100時間の残業を、「多い」と感じる人もいれば、「当たり前」と思う人もいるでしょう。
ここでは、月100時間の残業にはどんなリスクがあるのか、なぜ長時間労働がなくならないのかについて、詳しく解説します。
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過労死ライン?100時間の残業が意味するもの
月の残業時間が100時間を超える場合、「過労死ライン」を超えて働くことを意味します。
過労死
過労死とは、過労が原因で脳溢血、心臓麻痺などの突然死を引き起こす、または自ら死を選択してしまうことです。
労働による過労死は、長時間残業や休日出勤で休みなく働くことにより、身体的・精神的に大きな負担が掛かることで引き起こされると考えられています。
過労死ライン
過労死ラインは、長時間労働による過労死または過労自殺を労災認定する基準です。
「過労死ライン=時間外労働時間80時間」とし、時間外労働と労働者の健康障害または過労死リスクとの因果関係を判断するひとつの目安としています。
労働による健康障害(過労死)として労災認定されやすいのは以下のケースです。
・月の残業時間が100時間を超える場合
・2~6ヶ月の平均残業時間が80時間を超える場合
このように、月100時間の時間外労働をするということは、労働者の健康や精神に大きな負担がかかり、リスクを伴います。
月80時間を超える残業が続いている場合は、上司への相談や残業時間、業務内容の見直しを行い、心身に負担をかけないように気を付ける必要があるでしょう。
なぜ長時間労働はなくならない?
時間外労働が月80時間を超えるような長時間労働は、どうしてなくならないのでしょうか。
残業が多い傾向がある人・職場の特徴についてまとめました。
残業が多い傾向がある人
・マルチタスク(同時並行作業)で抱えている業務が多い人…人材不足などにより社員1人あたりが抱える仕事量が多い
・作業効率が悪い人…能力不足や優先順位が付けられないなどが理由で、ほかの人より業務に掛ける時間が長い
残業が多い傾向がある職場
・長時間働くと評価される職場…残業するのは当たり前という考え方があり、評価のために率先して残業をする
・ワークライフバランスの概念がない職場…仕事と生活の調和が取れていない
・人手不足の職場…1人あたりの仕事量が増える
また、年配の方の中には「若い頃には身を粉にして働くもの」という考え方が定着していることもあるようです。
そういった固定概念や1人あたりの仕事量が多いことが原因で残業が常態化してしまうと、長時間労働はなくならないのではないでしょうか。
月100時間を超えて残業をしてもいいの?
前項で、長時間残業をすることは労働者にとってリスク伴うことだと説明しましたが、長時間労働に対してのルールはないのでしょうか。
平成29年3月に開催された働き方改革実現会議では、長時間労働が「健康の確保だけでなく、仕事と家庭生活との両立を困難にし、少子化の原因や、女性のキャリア形成を阻む原因、男性の家庭参加を阻む原因」であるということが課題として取り上げられました。
労働者が仕事と生活を両立するためには労働時間の見直しが必要と考えた上で、「時間外労働の限度を具体的に定める法改正」が検討されています。
検討されている時間外労働の上限規制は以下の通りです。
・原則として月45時間、年360時間とする。
・特例として、臨時的な特別の事情がある場合、労使が合意して労使協定を結ぶ場合は、年720時間とする。
また、年720時間以内において、一時的に事務量が増加する場合について、最低限上回ることのできない上限を以下のように定める。
・2ヶ月~6ヶ月の平均…80時間以内とする(休日労働を含む)
・1ヶ月単位では…100時間未満とする(休日労働を含む)
・原則を上回る特例の適用…年6回を上限とする
上記の時間外労働の上限規制によると、例外的に認める残業時間の上限を「月100時間未満」としています。
臨時的に認められているとはいえ、上限ギリギリの残業を行う際には長時間労働のリスクを充分に理解した上で行わなければならないのではないでしょうか。
参照元
首相官邸ホームページ
働き方改革実行計画(平成29年3月28日働き方改革実現会議決定)
残業が多いと感じる時は
時間外労働に対するルールは見直されつつあるものの、残業時間が月100時間未満であれば「過労死ライン」を超える時間外労働であっても特例的に認められるケースがあるというのが現状です。
そのため働く人の中には、時間外労働時間の上限に達していない場合でも、身体的に辛い、仕事量が多すぎる、と感じる人もいるようです。
残業時間が多すぎる、労働時間が長すぎて心身ともに辛いという人は、無理をし続けるのではなく、上司に相談してみることや、転職して新しい環境で働くことを検討してみてはいかがでしょうか。
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