年収200万円では貯金はいくらできる?

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この記事のまとめ

  • 年収とは、ボーナスや手当などを全て含めた税引き前の総支給額を指す
  • 平成27年の平均年収額は420万円だった
  • 年収200万円の生活では貯金が難しい
  • ゆとりのある暮らしのためには、年収アップを見込んだ転職がおすすめ

仕事をするうえで気になる大きなポイントといえば、「給与」がそのうちのひとつではないでしょうか。仕事でもらう給与は、生活そのものの質に関係するばかりか、生活の様々なシーンでも絡んでくる重要な要素です。
たとえば、住宅を借りる場合は審査の基準のひとつになります。車を購入する場合もローン審査の基準のひとつになります。保険会社との契約でも必要になる場合もあります。社会人の気になる年収事情について調べてみましょう。

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年収とは?

そもそも「年収」が何を指しているのか正確にご存じでしょうか。ローンを組む時や保険会社に提出する資料の中などで出てくる「年収」の欄。単純に毎月の給与×12か月を書いたら良いの?とかボーナスは含まれるのだろうか?と悩んだ経験がある方も多いでしょう。

毎月会社から受け取る給与は、もともと会社から支給されている給与の中から、住民税や源泉所得税など様々に必要なお金を差し引かれた残りの部分です。それに対し、「年収」とは、会社が支払った給与から税金や社会保険料など諸々のお金が引かれる前の総支給額を意味しています

総支給額は、交通費や残業代、ボーナス(賞与)など、1年間で支給された全てのお金の総額を意味します。1年というくくりは、会社の事業年度での計算ではなく、同じ年度内すなわち1月1日から12月31日までをひとくくりにします。

年収に対して、月収という言葉がありますが、これは年収を12分割したものを意味しています。ボーナスや手当など全てを含んだお金を月で均等割りした金額と言い替えることができます。例えば、年収200万円の場合、月収は200÷12で16.6666…で約17万円ということになります。

月給という言葉もよく耳にしますが、月収と月給は異なるものです。きちんと区別して理解しておきましょう。月収はボーナスや手当等を含んだ「年収」を割ったものですが、月給とは、毎月支払われる月の基本給と諸手当を含めた金額を意味します。

毎月手にする給与を考えた場合、月給に対して手取り額というものが問題になります。手取り額とは、実際に受け取ることができるお金のことを指しています。つまり、月給から住民税や所得税、社会保険料などが差し引かれた残ったお金です。

年収200万円を例に考えると、以下のとおりになります。

・ボーナスその他全てを含んだ1年間の総支給額(年収):200万円
・手取り額(年):(200-所得税や住民税など)=約170万円
・月収:200÷12=16.66666…のため約17万円
手取り額(月):(17万円―所得税や住民税など)=約14万円

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年収の平均

自分の年収が平均相場と比べて多いのか少ないのかご存知ですか?国税庁が行った平成27年民間給与実態統計調査によると、年収の平均は420万円(男性521万円・女性276万円)だという結果がでました。
企業の従事員10人未満の会社では平均年収が337万円で、5000人以上の場合は503万円と200万円近くも差があることがわかります。
年収が200万円以下の人は全体の23.6%を占めているにも関わらず、年収の平均は420万円です。年収200万は、平均に比べるとずいぶんと金額が低いといえるでしょう。

年収は従業員数以外にも、企業の規模にも関係しているのがデータからも読み取れます。同じ会社で勤め続けた場合、個人での頑張りで上げられる金額には限界がある場合があるということもいえるでしょう。

参照元
国税庁
平成27年分 民間給与実態統計調査

年収200万の暮らし

では、一般的に年収200万円の生活とはどのようなものか、具体的な数値を追いかけてイメージしてみましょう。月収から家賃や光熱費など必要になるお金を引いた残りが食費を含めた生活費全般になります。
一般的に家賃は月収の3分の1程度を占めるとされています。家賃が約7万円と考えると、水道や電気などの光熱費、携帯電話の通信費、生命保険料、車のローン代などを引くと、手元に残るのはほんの数万円です。そこから食費や交際費を捻出し、生活をやりくりすることになります。

贅沢をしなければ生活していけないわけではないですが、不慮の事故や病気など万が一の際には心配です。他にも年中行事などの際には出費もかさむことが予想されます。年収200万円の生活では、様々な支払いに追われてしまい、貯金用にお金を確保することは非常に難しいといえるでしょう。

子供がいる家庭では、子供にかかる保険料や教育費、被服費などその他の出費もかさみ、貯金を確保することはますまず難しくなります。そうなると、子供の将来の教育費の貯金など心配も出てくることでしょう。
貯金できるような家計の回し方をしたい場合には、配偶者と協力してお互いに仕事をし、世帯年収アップを図る必要があります。共働きが難しい場合には、転職をして個人の年収を上げることが理想的です。

ゆとりある生活を目指すなら

年収200万円では、生活にゆとりを持たせることは難しいでしょう。ゆとりのある生活をしたいと思う場合、まずは節約を心がけるという人も多いことでしょう。節約では支出しを抑えることはできますが、生活に「ゆとり」となると節約ではなかなか実現することが難しいものです。
生活のゆとりは、節約よりも年収アップを目指す方がより近道でしょう。

年収アップはいくつかの方法で実現することができます。まずは、会社内の制度を再確認してみましょう。資格を取得することで手当がアップする会社も多々あります。そういった制度があれば積極的にチャレンジしてみましょう。

ダブルワークOKの会社で働いている場合は、休日前などに少しアルバイトをするという方法もあります。とはいえ、本業に支障をきたしてしまっては意味がなくなってしまいます。ダブルワークをする場合は本業に影響のない範囲で行うことがポイントです。

年収アップを目指して転職するという方法もあります。しかし、転職の際は年収の他に、その会社と自分の価値観や相性が合うかなど、お金関係以外にも確認しておく内容があります。転職を検討する場合には、自分の能力や性格などの適性を客観的に知っておくことが大切です。

応募する企業に対しては、年収やその他の面でも企業研究をきちんと行いましょう。年収は上がったけれど休日が減った、年収は上がったけれど勤務時間が延びたなど、ライフスタイルにどの程度の影響がでるのか、応募する前にチェックすることを忘れずに。

自分の今の年収が年齢や勤続年数、職務内容に対して適正なものかどうかわからない時や、自分の能力や性格に合う仕事で年収アップを図りたい時など、転職について不安がある場合は、転職エージェントを利用しましょう。数多くのデータを参考に、プロの目から判断したアドバイスを受けることができます。

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