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就活をしてない大学3年生は危険?今すぐにすべきことを解説
更新日
この記事のまとめ
- 25卒の大学3年生で10月時点で就活をしてない人は9%
- 就活を何もしていない理由は、忙しさや始め方が分からないことが原因
- 就活をしてないと、応募できる企業が減るうえ準備不足で選考を突破しにくくなる
- 就活をしてない人は、まず自己分析をして就活の軸を決めるのが大切
- 就活をしてこなかった人は、焦って適当な企業選びをしないよう注意が必要
就活をしてないため、焦りや不安があるものの「何をしたら良いか分からない」と感じている方もいるのではないでしょうか。就活をしてない状況から脱却して就職を目指すなら、事前準備をしっかりと行うことが重要です。
このコラムでは、就活を何もしていない理由やしないことで生じる問題、これからできる準備について解説します。コラムを参考にして、諦めかけていた就職への第一歩を踏み出しましょう。
【25卒の大学3年生】10月時点で就活をしてない人は9%
大学3年生になるころには「就活に向けて何もしてない…」「そろそろ就活すべき?」と不安を感じている人も多いでしょう。キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、25卒の大学3年生の場合、10月時点で就活をまだ何もしていない人は9%でした。
言い換えると、25卒の大学3年生は10月時点で約9割が就活を始めていることになります。まだ何もしてないという人は、今から活動を開始しましょう。
何から始めたら良いか分からない方は「就活の準備はなにからすればいい?成功させるコツとは」を読み、就活のスケジュールやこれからやるべきことを確認してみてください。
24卒は大学3年の2月時点で2割の人が内定を持っていた
就職みらい研究所が24卒生に行った「就職プロセス調査」によると、大学3年の2月時点で、2割の人が内定を獲得していたとのことでした。なかには、行きたい企業の採用スケジュールがまだ出ておらず焦る人もいるでしょう。
しかし、焦り過ぎて就活の軸からずれた企業に就職しても、ミスマッチを起こす恐れがあるため注意が必要です。
採用競争の激化により、例年と採用スケジュールを変える企業もあります。まずは自己分析や面接対策などを行いつつ、企業からの情報にアンテナを張って情報収集をすることが大切です。
新卒の立場は貴重なため早めの就活が吉
就職を成功させるなら、若いうちから就活を始めるのが有利です。新卒という立場は大変貴重で、企業側は将来性を期待し、ポテンシャルや将来性を見込んで採用してくれます。しかし、中途採用の場合、「この業務をできる人がほしい」とすでに経験のある人やスキルを持った人を採用することがほとんどです。また、年齢が上がるにつれて求人の選択肢が狭くなったり、若い同僚との調和に課題が生じる懸念があったりして、正社員就職が難しくなる傾向があります。
中途採用と比較して、新卒採用で就活するほうが受けられる求人数が多く、選択肢も広いです。内定をもらえる可能性も高いので、大学生でまだ就活をしていない人は、新卒という立場を活用して就活を始めることをおすすめします。
参照元
キャリアチケット
【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査
就職プロセス調査
就活を何もしていない8つの理由
就活を何もしていない人のなかには、「就活の始め方が分からない」「やりたいことが見つからない」などの悩みを抱えて行動できずにいる人も多いようです。就活を始められない人は、なぜ始められないかを把握することから始めましょう。ここでは、活を何もしていない人によくある8つの理由を紹介します。
就活をしてない理由について詳しく知りたい方は、「就職したくないと思うのは甘え?就活以外の道や将来のためにできることは?」もあわせてご覧ください。
就活を何もしていない理由
- 就活の始め方が分からない
- 授業やサークル活動、アルバイトなどで忙しい
- やりたいことが見つからない
- 就活に対して苦手意識・不安がある
- 就活を楽観的に考えている
- そもそも働きたくない
- 就活せずに叶えたい夢がある
- 時間に縛られずに働きたい
1.就活の始め方が分からない
就活をしていない人のなかには、就活の始め方が分からず行動に移せていない人もいます。とくに大学生の場合、初めての就職活動に戸惑う人は多いでしょう。やるべきことが複数あり、どこから手をつけて良いのか分からないと感じる人も多いようです。
始めの一歩として「就活スケジュールを確認する」ことをおすすめします。それから、自分のやりたい仕事や目標を考えたり自己分析をしたりして、どのような仕事に就きたいか、どのような企業に応募するかを決めましょう。
就活準備に必要なことは、このコラムの「就活をしてない大学4年生・3年生が今すぐしたい就活準備」で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
2.授業やサークル活動、アルバイトなどで忙しい
大学生活をしながら就職活動をする場合、授業やサークル活動、アルバイトなどで忙しくて時間をとれず、就活をしてない人も多いようです。しかし、後回しにしてもいずれは就活を行わなければなりません。新卒の立場は貴重なため、スケジュール管理を徹底して空き時間を作りましょう。
スケジュール管理をする際は、優先順位を決めることが大切です。まずは、自分が1日の時間をどう使っているのか知るために、タイムスケジュールを書き出してみましょう。削れる部分があれば、そこを就職活動の時間に充てます。
また、場所の近い企業の説明会を1日にまとめて受けて、就活に掛かる時間を減らすのもおすすめの手段です。
3.やりたいことが見つからない
自分のやりたいことが見つからないため、やる気が出なかったり、どのような企業に応募して良いか分からなかったりして就活をしてない人もいるようです。「どのような業界に興味があるのか」「自分が何をしたいのか」などが分からないという人は、まずは自己分析から始めましょう。
自己分析をすることで、自分の考え方や大切にしているものなどの価値観を整理できます。自分の適正を知るのにも役立つので、自分に合う仕事を探すためにも必ず行いましょう。
やりたいことがない人が就活を進めるコツについては「就活でやりたいことがないときはどうする?自分に合う仕事の見つけ方を紹介」で紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください。
4.就活に対して苦手意識・不安がある
就活に対して苦手意識・不安があり、何もしてないという人もいるでしょう。他者から評価されることへの恐怖や、正社員としてやっていけるのかといった不安を抱えている人は多いです。このような不安があると、就活に対して後ろ向きになってしまうでしょう。
まずは就活に対しての苦手意識や不安の理由を把握し、解消することから始めるのがおすすめです。不安の原因や克服のコツは「就活がしんどいと感じる理由は?不安の原因や克服のコツを解説」で紹介しているので、こちらをチェックしてみてください。
5.就活を楽観的に考えている
就活を楽観的に考えていて何もしていない人もいるでしょう。「なんとかなる」という根拠のない自信があったり、周りの人がまだ就活を始めていなかったりすると、「まだ始めなくても大丈夫」と思ってしまうことがあるようです。
しかし、のんびりしていると、いざ就活を開始するころには周囲の人はすでに内定をもらっている、という状況に陥りかねません。その結果焦りが生まれて「どこでも良いから内定がほしい」と自分の希望条件に合っていない企業に就職しても、ミスマッチを起こす恐れがあります。
また、自分の希望を叶えられる企業はすでに募集を締め切っているという可能性もあるでしょう。
就活は、早いうちから行動したほうが自分の希望する条件を叶えやすく、内定も得やすい傾向があります。「まだ始めなくても大丈夫」と楽観的に考えず、早めの行動を心掛けましょう。
6.そもそも働きたくない
そもそも働きたくないと考えており、行動に移せずにいる人もいるでしょう。なかには「今のアルバイトをそのまま続ければ良い」と考えて、就活をしてない人もいるようです。
しかし、フリーターでい続けると、仕事の不安定さや収入面などさまざまなデメリットがあります。
詳しくは「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」で紹介しているので、一度チェックしてみましょう。
7.就活せずに叶えたい夢がある
就活をしてない理由には、小説家やアイドル、アーティストになるといった叶えたい夢があることも考えられます。正社員よりもフリーターのほうが、シフトの融通が利きやすい点で夢を叶えるには良いことも。経済的に自立することの難しさや社会的信頼の得にくさなど、フリーターでいることのデメリットを理解したうえで、夢を叶えるためにフリーターを選ぶ人もいるでしょう。
8.時間に縛られずに働きたい
フリーターは、働く時間を自由に決めやすいというメリットがあります。シフト制の場合は勤務日数や勤務時間を調整しやすく、時間に縛られずに働きたい人のなかには、就活をせずにフリーターを選ぶ人もいるでしょう。
就活をしてない理由をさらに詳しく知りたい方は、「就職したくないと思うのは甘え?就活以外の道や将来のためにできることは?」のコラムをご覧ください。
就活をしてないことで生じる問題
就活をしてないと、自分の将来を不安に感じることもあるでしょう。このまま就活をしないと、応募できる企業が減ったり準備不足で選考を突破しにくくなったりといった問題が生じます。また、正社員にならずにアルバイトなどを続けた場合に生じる問題も紹介するので、チェックしておきましょう。
就活をしてないことで生じる問題
- 応募できる企業が減る
- 準備不足で選考を突破しにくくなる
- 不安や焦りで気分が落ち込む
- 正社員になれない可能性がある
応募できる企業が減る
就活をしてない日々が続いて周囲より後れをとると、応募できる企業が減ってしまいます。早い段階で募集を開始している企業も多く、始めたころには採用が締め切られていることもあるでしょう。
せっかく「この企業に勤めたい」という企業を見つけても、採用が終わっていてはどうすることもできません。一般的に、エントリーが始まるのは大学3年生の3月ごろです。思い立ったらなるべく早く活動を始めましょう。
準備不足で選考を突破しにくくなる
就活をしてない期間が長く、人より遅れて開始した場合、ほかの就活生と比べて準備不足に陥る可能性が高いです。たとえば、自己分析や企業分析ができていないと、企業にあわせた自己アピールが難しくなります。よって、書類選考で落ちてしまう可能性が高いです。
また、面接対策などをしていないと、うまく話せなかったり質問に対して適切な答えを返せなかったりする恐れがあります。
履歴書やエントリーシート対策や面接対策などの準備は、数日で準備できるものではありません。早くから始めて、しっかりと準備しておくことが内定獲得のポイントです。
不安や焦りで気分が落ち込む
就活に向けて何もしてないと、「そろそろ始めなきゃ…」「まだ間に合うかな」「内定をもらえるだろうか」などと不安や焦りを感じるでしょう。不安や焦りから気分が落ち込むと、就活を始めてからも自信がなさそうに見えたりさらに動きにくくなったりして、本来のパフォーマンスを出せない恐れがあります。
また、周囲の人が「内定を獲得した」という報告をしているのを耳にして、より焦ったりプレッシャーを感じたりしてストレスを感じることもあるでしょう。
正社員になれない可能性がある
このまま就活をしなかったり、始めるのが遅過ぎたりした場合、正社員になれない可能性があります。目的を持ってフリーターを選ぶのであれば問題ありませんが、「こんなつもりではなかった」と後悔しないよう、フリーターの実情は事前に確認しておきましょう。
以下で詳しい内容を紹介します。
経済的な自立が難しい
時給制度で雇用されていると昇給の機会が少なく、正社員との収入格差が徐々に広がっていきます。若い段階では、収入がなくても貯金する必要がない場合もあるでしょう。
しかし、非正規の場合、同じ職場で何年働いたとしても大幅に昇給するのは稀です。そのため、正社員に比べて貯金が難しいといえます。
社会的信頼を得づらい
フリーター生活を続けていると、社会的信頼を得られない場合もあります。理由の一つに「収入の不安定性」が挙げられるでしょう。正社員であれば、ある程度安定した収入を得られるのが一般的です。
しかし、シフト勤務をするフリーターの場合、職場の都合により望んでいたよりも少ない時間しか働けないことも考えられます。その結果、正社員に比べると収入が毎月一定でなく、経済的に不安定な状態に陥りやすいです。
さらに、フリーターは正社員に比べて雇用そのものも不安定な場合もあり、雇用主の都合で急に解雇されることもあります。金融機関や不動産業者の審査において、フリーターであることが理由で審査に通らないこともあるでしょう。
老後の暮らしが心配
就活をしてないと収入が安定せず、老後の暮らしに影響を及ぼす可能性があるでしょう。定年退職後の生計を立てるために必要な資金は、以前の貯金や退職金、年金でまかなわれます。正社員であっても退職金が支給されないケースはありますが、フリーターで退職金がもらえることはほとんどないでしょう。
また、年金は、正社員は国民年金と厚生年金の両方から支給されますが、フリーターは国民年金だけが適用される場合もあります。日本年金機構の「令和5年4月分からの年金額等について」によると、67歳以下で満額の場合の国民年金の受給額は月に約6万6,250円とされており、これだけでは生活を維持するのは難しいことも考えられます。したがって、老後も生活費をまかなうために働き続けなければならない場合もあるでしょう。
就活をしてない場合のリスクを知りたい方は「就職しないとどうなる?正社員以外の生き方のリスクを解説!」もチェックしてみてください。
参照元
日本年金機構
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就活をしてない大学4年生が注意したいこと
周りが就活を進めるなか、「自分はまだ就活してない…」と焦りやプレッシャーを感じる人もいるでしょう。そのような状況の大学4年生が、これから就活をするにあたって注意しておきたいことを紹介します。ストレスやプレッシャーに負けないためにも、ここで紹介する方法を覚えておきましょう。
就活をしてない大学4年生が注意したいこと
- 就活をしていなかった自分を責めない
- 焦って適当な企業選びをしない
- 適度に息抜きをする
- ほかの就活生と比べ過ぎない
就活をしていなかった自分を責めない
大学4年生になってから就活を始めると、今までしてこなかったぶん苦労することは多いです。また、出遅れてしまったことに対して「自分はダメな人だ」と自分を責めたり後悔したりすることもあるでしょう。
しかし、就活をしていなかった自分を責めるのはやめましょう。過去の自分を責めても、現状が好転するわけではありません。気持ちが落ち込んだりネガティブ思考になったりして、自分の本来の魅力を選考でアピールしづらくなります。
「過ぎてしまったことは仕方ない」と割り切り、気持ちを切り替えて前向きに就活を進めましょう。
焦って適当な企業選びをしない
今まで就活をしてないと、焦って適当な企業選びをしてしまう恐れがあります。自分がやりたいことや自分に合った企業ではなく、内定が出やすそうな企業や条件の良い企業などを選ぶと、入社後にミスマッチを起こす可能性があるため注意が必要です。
就活を開始するのが遅い場合でも、自己分析や業界・企業研究の手順を飛ばしてはいけません。就活の軸を明確にしたうえで、自分に合った企業を選びましょう。
就活の開始が遅れて志望企業の募集が終わっていた場合も、すぐに諦めてはいけません。なかには二次募集を行う企業もあります。就活の二次募集については「就活の二次募集に受かるには?応募時期や内定獲得のコツを解説」で解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
適度に息抜きをする
就活をしてない人が遅れて就活を始めると、「これまでの後れを取り戻そう」と頑張り過ぎてしまうことがあります。しかし、無理をし過ぎると心に余裕がなくなって、焦りが面接官に伝わってしまうため注意が必要です。また、燃え尽きて急にやる気を出せなくなってしまうこともあるでしょう。
そのような状況になると、かえって内定が遠ざかり就活がうまくいかない可能性も。適度に息抜きをして、メリハリをつけて進めることをおすすめします。
ほかの就活生と比べ過ぎない
就活をしてない大学4年生が就活を始めると、自分の遅れが気になってほかの就活生と比べてしまうことがあります。自分が就活を始めたころにすでに内定をもらっている人がいると、焦りや妬みを感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、就活はただ内定をもらえば良いというものではありません。自分に合った企業に入社し、入社後もミスマッチを起こすことなく充実した社会人生活を送るのが理想です。
また、ほかの就活生と比べても状況は変わりません。過去の自分と比べて成長できているかを重視しつつ、自分に合った企業を探すよう努めましょう。
就活をしてない大学4年生・3年生が今すぐしたい就活準備
就活を始めるときに大切なのは事前準備です。就活をしてないことに焦りを感じる一方で、やることが多くて何から手をつけて良いのか悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは、就活をしてない大学4年生・3年生におすすめの就活準備について解説します。これから就活を始める方は、以下を参考にしてみてください。
就活してない大学4年生・3年生が今すぐしたい就活準備
- 就活スケジュールを確認する
- 自分のやりたい仕事や目標を考える
- 自己分析をする
- 就活の軸を作る
- 業界・企業研究をする
- 説明会へ参加する
- インターンシップに参加する
- 応募書類を作成する
- 適性検査対策をする
- ビジネスマナーを身につける
- 面接の練習をする
- 就職サイトに登録する
- 就職・転職エージェントに相談する
就活スケジュールを確認する
まずは、就活スケジュールを確認し、いつまでにどのようなことをしておく必要があるのかを把握しましょう。スケジュールを把握しておくことで、スムーズに就活を進められます。
一般的な就活のスケジュールは以下のとおりです。
- 大学3年生の7~9月ごろ:サマーインターンシップ
大学3年生の11~1月ごろ:ウィンターインターンシップ
大学3年生の3月:就活情報解禁・エントリー開始
大学4年生の6月:選考開始
大学4年生の10月:内定式
サマーインターンシップが始まる大学3年生の7月ごろまでに自己分析や業界・企業分析を行っておくと、よりスムーズに就活を進められます。さらに、エントリーシート対策や面接対策などもインターン選考までにできているのが理想です。
しかし、同じ業界でも企業によってスケジュールが違うこともあれば、当初のスケジュールとは変更となることもあります。応募しようと考えている企業がある場合は、企業のWebサイトを定期的に確認しましょう。
詳しい就活スケジュールは「就活はいつから始まる?スケジュールと事前にしておくべきことを紹介」で詳しく紹介しているので、こちらもあわせてチェックしてください。
自分のやりたい仕事や目標を考える
就活にやる気を出すためにも、自分のやりたい仕事や目標を考えてみましょう。やりたい仕事や目標が見つかり就活の目的がはっきりとすれば、モチベーションが高まり積極的に行動できるようになるはずです。
やりたい仕事を考える際は、自分の好きなことや興味のあること、得意なことなどから考えてみましょう。やりたいことが見つからない…という方は、「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」でやりたいことの見つけ方を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
自己分析をする
就活することを決めたら、まずは自己分析から始めましょう。就活で採用担当者に好印象を与えるためには、自分の強みを活かしたアピールが効果的です。何もしてない場合、面接で自己PRや長所・短所のアピールに困ってしまうでしょう。
自己分析を行うことで、自分の性格や適性を正しく理解して客観的な評価を下せるようになり、自分に適した仕事を探しやすくなります。また、自分を知ることでやりたいことや将来の目的、理想の働き方が見えてくるでしょう。
自己分析の方法は「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
就活の軸を作る
就職の軸とは、働くうえで自分の譲れないポイントのことです。たとえば、「若いうちから多くの仕事を任される仕事に就きたい」「若手でも裁量権の大きい仕事が良い」「自分のスキルを活かせる仕事が良い」などが挙げられます。
ほかにも、以下のようなポイントから自分の希望を洗い出してみましょう。
- ・職種
・業界
・業務内容
・企業理念
・社風
・福利厚生
・勤務地
・労働環境
なお、就活の軸は一つに絞る必要はなく、複数挙げて優先順位をつけましょう。就活の軸を明確にすると自分に合った仕事・企業を選ぶことができ、入社後のミスマッチを起こしにくくなります。
就活の軸の詳しい作り方は「就活の軸の決め方とは?面接での回答例を紹介」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
業界・企業研究をする
就職したい企業や業界が見つかったら、業界・企業研究を行いましょう。業界・企業研究を行うのは入社後のミスマッチを防ぎ、具体的な志望動機を考えるのにも重要です。
たとえば、企業説明会に参加することで、会社の経営理念や就職したい業界の内情を知ることができます。合同説明会は複数の企業が参加しているので、効率的に知見を深められるでしょう。
企業研究を行う際に重点的に押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
- ・企業の基本的な情報(仕事内容や福利厚生、教育制度など)
・企業が求める人物像
・給与水準
・企業の将来性
・社風と離職率
・他社と比較した弱点と有利な点
早めに情報を集めて企業研究を進めていけば、知識を蓄えた状態でスムーズに就活を進められるでしょう。
興味のある業界は、2~3種類ほどに絞ります。業界を絞らずに就活を進めると、一つひとつの業界・企業について調べるのに時間と労力が掛かり、準備不足に陥ってしまう可能性も。事前準備に時間を掛けられず志望動機が曖昧になれば、選考の通過率が下がってしまうでしょう。
業界研究の詳しいやり方は「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
説明会へ参加する
志望企業が決まっていない場合は、まず合同説明会に参加して情報を集めてみましょう。1日で複数の企業の説明を聞けるので、効率的に情報収集ができます。
志望企業が決まったら、企業が個別で行う企業説明会にも参加してみましょう。合同説明会よりもさらに詳しい説明を受けられます。企業の説明だけでなく選考の進め方についての説明があるほか、質疑応答の時間もあるので、企業研究で分からなかったことを聞くチャンスです。
また、企業によっては、企業説明会の参加者だけが応募できる選考がある場合もあります。興味のある企業の説明会には積極的に参加するのがおすすめです。
インターンシップに参加する
インターンシップは、企業によって夏に行うこともあれば、秋・冬に行うこともあります。サマーインターンシップは大学3年生の7〜9月ごろ、ウィンターインターンシップは大学3年生の11〜1月ごろに実施されるのが一般的です。参加を予定している企業がどの時期に行っているのかは、事前にチェックしておきましょう。
インターンシップに参加することで、職場の雰囲気や業務への理解が深まり、志望動機を作る際にも役立ちます。また、インターンシップ参加者は早期選考に進めることもあるため、参加しておくと就活を優位に進めやすくなるでしょう。
なお、インターンシップに参加するためにエントリーシートや履歴書の提出、面接などが必要になるケースもあるようです。事前に選考の準備を進めておくことをおすすめします。
インターンシップについて詳しく知りたい方は「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」もぜひご覧ください。
応募書類を作成する
応募書類として提出が必要なものは、履歴書と職務経歴書です。履歴書は、学歴や職歴などこれまでの経歴を示す書類です。氏名や住所をはじめ、志望動機や自己PR、長所、短所などを記入する必要があります。
履歴書と職務経歴書の職歴の欄には、正社員としての就業経験を記載するのが一般的です。しかし、職歴がない場合は、アルバイトとしての経験を記載してはいけないという規則はありません。就活をしてない場合は、アルバイトの実績や得たスキル、自身の強みなどを記入し、自己アピールに活かしましょう。
適性検査対策をする
SPIや玉手箱などの適性検査対策も大切です。一定スコア以上の人材を効率良く採用するために、人の集まりやすい大手企業を中心に多くの企業の選考で導入されています。インターンシップの選考や選考の序盤で実施されるため、早めの対策が必要です。
問題形式や難易度はWebテストごとに異なります。基本的には中学・高校レベルの問題ですが、出題範囲は広く、対策なしには解けない問題も多いです。少なくとも一ヶ月以上かけて問題集を解き、出題傾向を把握しておくようにしましょう。
適性検査対策では、複数の問題集を1回ずつ解くよりも、1~2冊を繰り返し解くのがおすすめです。また、時間配分を意識しながら解く練習をすると良いでしょう。
Webテストには複数の種類があるので、志望度の高い企業が採用するWebテストを優先的に勉強をするのがおすすめです。分からない場合は、メジャーなSPIや玉手箱から始めると良いでしょう。
種類ごとの適性検査対策については「Web適性検査はどう対応したらいい?種類ごとの特徴と対策をご紹介」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ビジネスマナーを身につける
ビジネスマナーは、就職活動中だけでなく実際に働き始めてからも必要になります。フリーターの方は、就職活動を始める前に下記を習得しておくのがおすすめです。
挨拶
挨拶は社会人としての基本です。明るくハキハキと挨拶をすれば、上司や同僚、取引先との信頼関係が築かれ、業務がスムーズに進むこともあるでしょう。常に笑顔を心掛けて、自分から元気良く挨拶をすることが大切です。
時間厳守
時間を守ることは、仕事でもプライベートでも当然のマナーです。出勤時はもちろん、会議や取引先への訪問に際しても、時間に余裕を持って計画的に行動しましょう。
もし、予定より遅れる場合は必ず連絡し、謝罪と遅れる理由、到着予定時刻を伝えることが重要です。
「報告」「連絡」「相談」
「報告」「連絡」「相談」は、業務をスムーズに進めるうえで欠かせないビジネスマナーの一つで、効果的なコミュニケーションスキルといえます。目的は情報の共有と伝達であり、業務を円滑に進めることです。仕事は協力して進めるものであると理解しておきましょう。
コミュニケーション
コミュニケーションによって相手との信頼を築くことで、業務を円滑に進めやすくなります。対話の際には相手を尊重し、敬語や言葉遣いに細心の注意を払うことが大切です。要点を明確に伝えることが重要なため、話す前に情報を整理し、自分で内容を理解しておきましょう。
まずは結論を述べ、そのあとに理由や経緯を説明すると伝達がスムーズになります。
面接の練習をする
面接練習をしていないと、内定を獲得するのは難しくなります。まずは、面接で頻出の質問を調べてみましょう。
面接官に好印象を持ってもらうためにも、事前に聞かれることを予測して回答を用意しておくのがおすすめです。実際に面接を受けたあとで反省点が浮き彫りになることもあるので、不採用でも落ち込み過ぎずに失敗を次に活かしましょう。
就活をしてない場合は、自己分析から始め、段階を踏んで面接対策まで行うのが得策です。就活をしてない場合の面接での受け答え方について知りたい方は、「既卒で空白期間があっても就活に影響はないの?面接対応の仕方も解説!」のコラムを参考にしてください。
就職サイトに登録する
就職サイトに登録すると、企業に関する情報を効率良く集められます。希望の職種や業界がある場合は条件を登録しておけば、自分の希望に沿った求人情報を受け取れるためおすすめです。
「企業について知りたいけど数が多くて大変…」という方は、いくつか就活サイトに登録して企業や求人情報を確認してみましょう。登録を済ませるだけで済むので、時間や手間をかけずに多くの企業情報を手に入れやすくなります。
就職・転職エージェントに相談する
就活をしてない場合に就職を考える際は、就職・転職エージェントの利用を検討してみましょう。就職・転職エージェントは、企業と求職者である求職者を結びつけ、マッチングをサポートする民間のサービスです。
転職エージェントを利用する利点は、プロに相談できることや、一人では見つけにくい魅力的な求人に出会える可能性があることなどが挙げられます。さらに、既卒者向けの選考対策から入社後のフォローアップまで、一貫したサポートを受けられるのも魅力です。
一方、デメリットは、担当者のスキルによって提案される求人が異なることがある点が挙げられます。自分に最適な求人情報やサービスを見つけるためにも、複数のエージェントに登録してみると良いでしょう。
就活をしてない現状を脱却したいと考えている方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは20代を中心とした既卒や第二新卒、フリーターといった若年層向けの就職・転職エージェントです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。