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コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!
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この記事のまとめ
- コミュニケーション能力とは、言葉や表情・身振りで情報伝達を行うスキル
- コミュニケーション能力が高い人は、話す順番や話の聴き方を意識している傾向にある
- 高いコミュニケーション能力とは、相手の立場になって考えられるスキル
- コミュニケーション能力とは、相手の話を「聴く」意識を持つことで高められる
コミュニケーション能力とは何か気になる方もいるのではないでしょうか?コミュニケーション能力は家族や友人との関係性を保つだけではなく、就活をする上でも面接などで使用できる重要なスキルです。このコラムでは、「コミュニケーション能力とは?」という基本的な知識から、スキルを高める具体的な方法までまとめています。自分のコミュニケーション能力に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
コミュニケーション能力とは何か
コミュニケーション能力とは、人と関わる上で、お互いを理解し合うための大切な対人スキルです。また、コミュニケーション(英:communication)という言葉は、 簡単にいえば人間同士が意思を伝え合う「情報伝達」を意味します。
「コミュニケーション能力」の定義はある?
コミュニケーション能力に明確な定義はなく、人や場面によって色々な定義づけがされているようです。
たとえば、文部科学省が公開している資料では、コミュニケーション能力を「いろいろな価値観や背景をもつ人々による集団において、相互関係を深め、共感しながら、人間関係やチームワークを形成し、正解のない課題や経験したことのない問題について、対話をして情報を共有し、自ら深く考え、相互に考えを伝え、深め合いつつ、合意形成・課題解決する能力」と定義しています。コミュニケーション能力は、家族や友人、職場間での関係性を維持する上で欠かすことのできない力といえるでしょう。
企業によっては入社後の新入社員研修でコミュニケーション研修を行っているところもあるようです。特にお客さまとのやり取りが多い職種では、一定のコミュニケーション能力が求められるでしょう。職場で求められるコミュニケーション能力については、「知っておこう!仕事に必要なコミュニケーション力を解説」でも詳しくまとめているので、あわせてご覧ください。
参照元
文部科学省
教育課程部会 言語能力の向上に関する特別チーム(第3回) 配付資料 資料5
コミュニケーションをとるために用いられる方法
コミュニケーションには、主に言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションがあり、それぞれ以下のような特徴があります。
言語コミュニケーション
「言語コミュニケーション」とは、言葉や文字で情報を交換することで、会話やメール、電話、筆談などを指します。言語コミュニケーション能力があると、就活で履歴書や職務経歴書などの文章を書く際に役立つでしょう。文字だけでのコミュニケーションとなるため、相手が理解しやすい文章を意識することが必要です。
話をする際は専門用語を噛み砕いて簡単にしたり、誤解を招かないような表現を用いたりすることで、よりスムーズなコミュニケーションがとれるでしょう。
非言語コミュニケーション
「非言語コミュニケーション」とは、表情や声のトーン、身振り手振りで意思を表すことをいいます。言語コミュニケーションとは異なり、視覚的な要素が多いのが特徴。具体的には、表情や態度、声のトーンなどが当てはまります。
言語コミュニケーションと合わせて使えば、より効果的なアピールができたり気持ちが伝わりやすくなったりするため、面接やプレゼンテーションなどに役立つでしょう。非言語コミュニケーションをうまく使うことで会話の雰囲気が良くなり、相手との信頼関係も築きやすくなります。
コミュニケーション能力を形づくる主な3つの要素
コミュニケーション能力には、主に「伝える能力」「聴く能力」「読み解く能力」の3つの要素があります。どちらの能力も欠かすことができない重要な要素なので、しっかり押さえておきましょう。
伝える能力
コミュニケーション能力の「伝える能力」とは、自分の意思を言語化し、相手が理解しやすいように工夫できる能力です。話の構成を考えながら話したり、言葉だけではなくジェスチャーなどを合わせて話したりすることで、より相手が理解しやすくなります。
聴く能力
コミュニケーション能力の「聴く能力」とは、相手の話をしっかり聴くことができる能力です。ただ聴くのではなく、相手から話題を引き出したり相手が話しやすい雰囲気を作ったりすることが重要となります。
読み解く能力
コミュニケーション能力の「読み解く能力」とは、相手の表情や態度、仕草などから、相手の考えていることや感じていることを汲みとる非言語の能力です。たとえば、「目が合わないから何かネガティブな気持ちを持っているのかも」「声のトーンが明るいから一緒に楽しめているのかも」といった言葉以外の情報をキャッチしてコミュニケーションに活かします。
コミュニケーション能力が高い人の共通点・特徴とは?
一般的に、コミュニケーション能力が高い人にはいくつかの共通点があります。以下の内容を参考に、自分に不足していると感じる点、こうなりたいと思う要素を洗い出していきましょう。
相手の話にしっかりと耳を傾けられる
コミュニケーションでは話すことも大切ですが、相手の話にしっかりと耳を傾けて理解しようとする姿勢も非常に重要です。相手の話をただ聴くのではなく、相手の立場になって内容を理解しながら聴ける人はコミュニケーション能力が高い傾向にあります。聴く姿勢を意識することで雰囲気も良くなり、会話が弾みやすくなるでしょう。
相手が理解しやすい伝え方を工夫できる
コミュニケーション能力が高い人は会話をする際に、相手が理解しやすいように分かりやすく物事を伝える工夫をしている傾向にあります。会話の順序を立てて話したり、相手の理解度に合わせて話を進めたりすることが大切です。
ジェスチャーや表情でもアピールできる
何かを伝える際にジェスチャーや表情などの非言語コミュニケーションをうまく採り入れて、自分の意見に説得力を持たせられる人は、コミュニケーション能力が高いといえるでしょう。また相手の話にうなずき、笑顔で話を聞くことによって会話の雰囲気も良くなります。
相手との関係性を踏まえた会話ができる
コミュニケーション能力が高い人は、相手との関係性を踏まえた会話を意識していることが多いようです。会話をする相手にはそれぞれの背景があり、価値観も違います。相手の立場になって物事を考えることで相手の気分を害することなく自分の意見を伝えられるでしょう。相手の話を聴くときも多様性を認め、相手を尊重することが大切です。
「コミュニケーション能力が低い」と思われやすい行動は?
コミュニケーション能力が低いと思われがちな行動は、表情が暗いことや、相手や会話に興味がなさそうな態度をとることなどが挙げられます。人の話をさえぎることやネガティブな意見ばかり言うことは相手が不快に感じる可能性があるため注意しましょう。次項では、コミュニケーション能力を高めるために意識したいポイントをご紹介します。
コミュニケーション能力を鍛えるための方法
コミュニケーション能力を鍛えるためには、どのようなことをしたら良いのでしょうか。以下のポイントを踏まえて、「聴く・話す・伝える」能力を鍛えていきましょう。
「聴く」を意識する
コミュニケーション能力とは、言い換えれば「聴く力」ともいえるでしょう。相手から話を引き出して会話を広げるには、相手の話をしっかりと聴くことが重要です。自分ばかりが喋っている状態では、会話のバランスがとれていないため、相手が退屈したり不満を抱いたりする恐れがあります。
コミュニケーションをとる際は、相手の話を聞きながら適度な相槌を打ち、会話が広がるような質問をして相手の話を引き出しましょう。途中で反論したいと思う点があっても、早とちりで話を誤解しないよう最後まで聞くことが大切です。
また、ありがちな失敗としては、相手が話している途中で次に自分が話す内容を考えてしまい、相手の話に集中できていないパターンが挙げられます。たとえば、興味がない趣味の話題であっても、「どうしてそれを好きになったの?」「どんな点に魅力があるの?」といった質問を意識的にすることで、関心を持って会話を続けられるでしょう。
話の結論から伝える
自分の話が相手に伝わりづらいと感じている方は、話の結論から伝える点を意識すると良いでしょう。何かを説明するときには「ここは省いても良いだろう」というように、相手がわかっていると思い込まないのがポイントです。特にビジネスシーンでは、難しい専門用語は誰にでも意味がわかるよう噛み砕いて表現するようにしましょう。話が複雑で長くなりそうなときは、「今日は〇〇と〇〇、そして〇〇についてお話しします」というように最初に話の全体像を伝えておくと相手が理解しやすくなります。
物事の説明は、多くの情報を提供して長く話せばわかりやすくなるというわけではありません。それよりも、要点のまとまった簡潔な話のほうが相手には伝わりやすいものです。説明が苦手で「コミュニケーション能力を高めたい」と思っている人は、事前に話の肝となる要点や話す順番をまとめ、最も伝えたいことは何かを意識するようにしましょう。
ジェスチャーや表情などを交える
ジェスチャーや表情などの非言語コミュニケーションを使うことによって、言葉以外でも自分の意思を表現することができます。たとえば、「ありがとう」や「ごめんなさい」も表情を交えて伝えたほうが誠意や気持ちがより伝わりやすいものです。また、相手の話を聴くときも、相槌を打ったりうなずいたりすることで、「自分の話をきちんと聴いてくれている」という印象を相手に与えられるでしょう。
コミュニケーション能力の高め方については、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」でもまとめているため、チェックしてみてください。どうしてもコミュニケーションへの苦手意識がある場合は、「コミュ障の就職活動は辛い?向いている仕事や就活のコツを解説」も参考にしてみると良いでしょう。
コミュニケーション能力を高めるメリットは大きい!
コミュニケーション能力は日常ではもちろん、ほかにもさまざまな場面で活用することができます。以下でコミュニケーション能力を高める主なメリットについて考えてみましょう。
ビジネスシーンで業務の円滑化や生産性アップが見込める
コミュニケーション能力はビジネスシーンで役立つことが多いでしょう。たとえば、お客さまとのやり取りがある仕事やプレゼンテーションを行う機会がある人にとって、コミュニケーション能力は身につけておきたいスキルの一つといえます。
また、コミュニケーションをとることによって、仕事上のすれ違いや誤解を防げるため、ミスの軽減にも役立つはずです。コミュニケーション能力は職種関係なく高めるメリットがあるといえるでしょう。
面接の質疑応答や自己PRに役立つ
採用活動を行う多くの企業では、経験やスキル、学歴以外にも、人柄が重要な評価基準となっています。面接では限られた時間の中で採用担当者とやり取りするため、「人柄」はその場のコミュニケーションのとり方で判断されやすいもの。そのため、面接では面接官が話している最中に相槌を打ったり、質疑応答や自己PRでも淡々と話すのではなく笑顔やジェスチャーを踏まえたりすると好印象です。
普段は快活な人でも、面接で緊張して曖昧な受け答えをしてしまうと「自信がない人、意欲が低い人」と思われる可能性があります。親しくない人と話すのが苦手、初対面の人に対して緊張しやすいという人は、特に入念な面接対策をする必要があるでしょう。
コミュニケーション能力に自信がない人は、面接にも苦手意識を持つことが多いようです。面接本番で効果的な自己PRができるよう、繰り返し模擬面接を行い練習しておくことをおすすめします。また、コミュニケーション能力を鍛えて対人スキルに自信が持てるようになれば、就活の自己PRでアピールポイントとしても挙げられるでしょう。
「コミュニケーション能力」を自己PRする際の言い換え例
ここでは、面接の自己PRで「コミュニケーション能力」をアピールする際の言い換え方の例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- ・傾聴力がある
- ・理論立てて説明することができる
- ・初対面の人ともすぐに打ち解ける
- ・相手に分かりやすく伝えることができる
- ・プレゼンテーションに自信がある
- ・相手の気持ちになって考えることができる
面接でコミュニケーション能力をアピールする際には、どのような面で強みと感じるのか具体的な内容になることを心がけましょう。自己PRの伝え方のコツは「面接でどう自己PRする?好印象を与えるコツや例文もご紹介!」でまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。