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仕事を辞める理由は嘘でも良い?本音を伝えないメリットとデメリットを解説
更新日
この記事のまとめ
- 本音をいうと角が立つ場合は、嘘の理由を伝えて仕事を辞めるのも1つの方法
- 仕事を辞めるために嘘の理由をいうメリットは、引き止めを回避しやすいこと
- 仕事を辞めるために嘘の理由をいうデメリットは、つじつまを合わせる大変さ
「仕事を辞める理由は嘘でも良い?」と悩む方は多いでしょう。会社や仕事の不満などが退職理由の場合は、本音を隠した方が良いこともあるようです。このコラムでは、退職理由で本音を伝えない方が良いケースを紹介。また、仕事を辞めるために嘘をつくメリットとデメリットや、注意点についてもまとめました。円満に仕事を辞めたい方は、退職理由を考えるための参考にしてみてください。
仕事を辞める理由は嘘でも良い?
本当の理由で退職するのが難しそうであれば、仕事を辞めるときに嘘の理由を伝えるのも1つの方法です。たとえ本当のことでも、会社や個人への不満を退職理由としてそのまま伝えると相手に不快感を抱かせてしまったり、本気度が伝わらず引き止めに合ったりする恐れがあります。仕事を辞めたいと思った原因によっては、本音を隠して退職の意思を伝えた方が円満に退職できるケースもあるといえるでしょう。
仕事を辞める理由が本音ではないほうが良いケース
仕事を辞める際に嘘の理由を伝えたほうが良いのは、どのような場合なのでしょうか。以下で例を紹介するので、自分の状況と照らし合わせ、本音を隠した方が良いかどうか判断するための参考にしてみてください。
会社の待遇や環境に不満がある場合
会社の待遇や環境に不満がある場合、会社には本音ではなく嘘の理由を伝えたほうが良いでしょう。具体的な会社への不満としては、以下のような例が挙げられます。
- ・業務量と給与が釣り合っていない
- ・残業が多く身体的な負担が大きい
- ・人間関係が悪く仕事をしづらい
- ・社風や経営方針に馴染めない
- ・会社の将来性に不安を感じる
仕事を辞める理由として上記のような不満を伝えると、「自分も同じ環境で働いているのに無責任だ」と思われてしまう恐れがあるようです。周囲の協力を得ながら円満に退職するためには、会社への不満はそのまま伝えないほうが良いでしょう。
仕事内容にやりがいを感じない場合
仕事内容にやりがいを感じない場合も、本音を避けた方が円満に退職できるでしょう。
- ・業務内容に興味を持てずやる気が出ない
- ・ノルマを達成するのが大変でモチベーションが維持できない
- ・仕事が単調で自分の成長につながっていない
仕事を辞める理由として上記のような原因を述べると、「経験を積むことで面白みが分かるはず」と引き止められてしまう可能性があります。強く引き止められると、退職の意思そのものが揺らぐこともあるため、正直に理由を話さないほうが得策といえるでしょう。
嘘の理由でも伝え方には気を配ろう
仕事を辞める理由は、内容だけではなく伝え方にも気を配りましょう。退職希望日までに十分な余裕を確保して、まずは直属の上司に相談します。メールでの報告は避け、口頭ではっきり伝えることが大切です。退職理由の伝え方は「仕事を辞める理由の伝え方とは?例文を参考に円満退職を目指そう」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
仕事を辞めるために嘘の理由を言うメリット
仕事を辞めるために嘘の理由を言うメリットは、「引き止められる可能性が低い」「退職手続きがスムーズに進みやすい」ということです。
引き止められる可能性が低い
仕事を辞めるために嘘の理由を述べることで、引き止められる可能性が低くなります。たとえば、結婚や体調不良などの個人的な理由であれば、会社側も引き止めにくいものです。退職理由が引き止められやすい内容の場合は、本音ではなく別の理由を伝えた方が良いといえるでしょう。会社側が退職を許可してくれない場合の対処法は、「仕事を辞めさせてくれないのは法律違反?対処法や相談先をご紹介」のコラムで解説しているので、ご一読ください。
退職手続きがスムーズに進む
仕事を辞めるために本音を隠すことで、退職手続きがスムーズに進みやすいというメリットが考えられます。上司や同僚に納得してもらえる理由を伝えることで周囲の協力を得やすくなり、書類のやり取りや業務の引き継ぎといった退職手続きを進めやすくなるでしょう。また、角が立ちにくい退職理由を伝えることで、退社後も会社と良好な関係を保てるというメリットも。退職後の公的手続きや転職先の入社手続きなどで、前職の会社に書類の発行を依頼する場合もあります。良い雰囲気のまま会社を辞めることで、退職後のやりとりで気後れすることなく連絡できる点は大きなメリットといえるでしょう。
退職後の手続きで必要な書類とは?
「雇用保険被保険者証」や「源泉徴収票」、「離職票」などは退職後の転職手続きや公的手続きで必要なので、忘れずに受け取りましょう。なお、「源泉徴収票」と「離職票」は退職日以降に発行されるため、郵送で受け取ります。「退職手続きに必要な書類とは?用意する方法や提出のタイミングを解説」のコラムでは、仕事を辞めるときの手続きや公的手続きで必要な書類を紹介しているので参考にしてみてください。
仕事を辞めるために嘘の理由を言うデメリット
仕事を辞めるために嘘の理由を言うデメリットは、「つじつまを合わせるのに気を使う」ことと「本当のことをいえずにストレスが溜まる」ことが挙げられます。以下で解説しているので、退職を切り出す前に確認しておきましょう。
つじつまを合わせるために気を使う必要がある
嘘の退職理由を言ってしまうと、つじつまを合わせるために気を使う必要があります。会社の規定や手続きに要する期間にもよりますが、申し出から実際の退職日までは1ヶ月程度かかるのが一般的です。その場しのぎの嘘をついた結果、途中でバレてしまうと、気まずい雰囲気の中で退職手続きを進めなければいけません。仕事を辞めるまでは、矛盾を生まないように「全員に同じ理由を話す」「必要以上のことを話さない」などの注意が必要なことを理解しておきましょう。
本当の理由を言えないことにストレスを感じる
仕事を辞めるときに嘘の理由を伝えることで、事実を話せずにストレスを感じる人もいるようです。本音を隠して嘘の理由をつき続けることに、罪悪感を抱いてしまう場合も。また、周囲の人や会社への不満を話せず、問題が解決しないまま会社を辞めることに釈然としない心持ちになる人もいるでしょう。円満に退職するためには、ある程度割り切って考えることが大切です。
仕事を辞める際に本音を隠しやすい理由5選
「本当の退職理由は伝えにくいけど、嘘がバレないか不安…」という人もいるでしょう。以下では、仕事を辞める際に本音を隠しやすい理由を5つ紹介します。上司や社内の人に納得してもらえる理由を考えるための参考にしてみてください。
1.結婚するため
結婚は仕事を辞める理由として挙げる人が多く、円満に退職しやすい理由の一つです。ただし、結婚したあとも同じ会社で勤務し続ける人もいる職場では、「結婚するから」だけでは、納得できる退職理由として不十分といえるでしょう。説得力をアップさせるためには、「結婚のタイミングで退職する理由」をしっかり説明することが大切です。具体的な理由としては、「結婚して遠隔地へ引っ越す」「配偶者の扶養に入るので仕事を辞める」「結婚を機に家業を継ぐ」など。結婚後に仕事を続けられない理由を具体的に伝えましょう。
2.体調不良のため
「体調不良のため」も、仕事を辞める理由としては本音を隠しやすい理由です。会社側が体調不良の悪化を懸念して、強引な引き止めを行う可能性も低いでしょう。もし休職を提案されたとしても、「仕事から離れて療養に専念したい」とはっきり意思を伝えることが大切です。「体調不良で退職できる?診断書の必要性や転職活動のコツを解説」のコラムでは、体調不良で退職する場合の流れやマナーを解説しているので、ぜひご一読ください。
3.家族の看病や介護のため
「家族の看病や介護のために、自身の生活スタイルを変える必要がある」というのも納得されやすい理由の一つです。自分の意思や会社の意向では解決できない問題のため、引き止められたり事情を詮索されたりすることも少ないと考えられます。
4.家業を引き継ぐため
「家業を引き継ぐため」も、納得されやすい退職理由の一つといえます。「両親が高齢のため」や「実家へ引っ越す必要があるため」などの理由をつけ加えると説得力が増し、引き止めも回避できるでしょう。
5.興味のある仕事に挑戦するため
「興味のある仕事に挑戦したい」という退職理由も本音を隠せる理由です。とはいえ、前述した4つの理由に比べて、引き止められやすいという特徴もあります。部署異動や待遇の改善を提案されて、引き止められる可能性もあるでしょう。スムーズに仕事を辞めるためには、異業種への転職希望を伝えて熱意や向上心をアピールするのが、退職を認めてもらうのには効果的といえます。「新しい環境でキャリアアップしたい」という従業員の前向きな気持ちを否定してまで引き止める会社は少ないでしょう。
「円満退職するための伝え方は?上司に切り出すときの注意点もご紹介」のコラムでは、円満に仕事を辞めるのに効果的な理由の例文を紹介しているので、あわせてご覧ください。
理由が「一身上の都合」のみでも退職できる
仕事を辞める理由が「一身上の都合」のみでも、基本的に問題ありません。理由の詳細を聞かれたくない場合や、嘘をつくことに罪悪感を覚える人は会社側に「一身上の都合で退職したい」と伝えましょう。ただし、上司が納得しなかったり、引き止めに合ったりすることも考えられるため、可能なかぎり退職理由の回答は準備しておいた方が安心といえます。「一身上の都合」の使い方は「「一身上の都合」とは?使い方や面接で理由を聞かれたときの対策を解説!」のコラムで解説しているので、ご一読ください。
嘘の理由で仕事を辞める際の3つの注意点
嘘の理由で仕事を辞める際には、「一貫性をもたせる」「繁忙期を避けて申告する」「会社を批判しない」といった3つの点に注意する必要があります。以下で解説しているので、参考にしてみてください。
1.理由には一貫性をもたせる
仕事を辞める嘘の理由には、一貫性をもたせましょう。相手によって話す内容が変わったり、当初伝えていた理由とズレたりすると、矛盾を指摘される恐れがあります。嘘の理由と気づかれないように、整合性のある内容を事前に練っておくことが大切です。
2.辞める意思表示は繁忙期を避ける
仕事を辞める申し出は、繁忙期を避けましょう。納得してもらいやすい退職理由を練っても、伝えるタイミングを誤ると「周りのことを考えていない無責任な人」とマイナスのイメージを与えてしまう恐れがあります。忙しい時期を避ければ上司にゆっくり話を聞いてもらえて、同僚に引き継ぎの協力も仰ぎやすいでしょう。仕事を辞めやすい時期の目安は「退職を申し出る時期の決め方は?おすすめのタイミングや伝える流れ」のコラムで解説しているので、ご覧ください。
退職日は会社側の都合も考慮して決めよう
退職日を決めるときは、自分の意思だけでなく会社側の都合も考慮しましょう。後任者の決定や引き継ぎに掛かる期間などを考えず一方的に退職日を決めてしまうと、無責任な印象を与えてしまいます。まずは直属の上司に退職の意思を伝え、仕事を辞めるまでに必要な手続きや業務を確認したうえで日程を決定しましょう。好印象な退職の切り出し方は「退職の切り出し方やタイミングについて解説!ケース別に理由の伝え方も紹介」のコラムで解説しているので、ご一読ください。
3.会社を批判する表現はしない
退職理由を考えるときは、会社を批判する表現は使わないように注意します。円満に仕事を辞めるためには、会社の責任を問うような表現は避けるのがベターです。待遇や人間関係に不満がある場合も会社を責めず、「自分に至らなかった点がある」という謙虚な姿勢で退職の意思を伝えましょう。
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仕事を辞めるときの嘘の理由に関するFAQ
ここでは、仕事を辞めるために本音を隠し、嘘の理由を伝えても良いのか疑問に思っている方のお悩みをQ&A方式で解決します。
仕事を辞める理由として嘘を言っても問題はない?
本音を伝えてしまうと円満退職が難しそうな場合は、仕事を辞めるときに嘘の理由を伝えるのも1つの方法でしょう。会社への不満や人間関係、仕事に対するモチベーションの低下などが原因で仕事を辞める場合、納得してもらいやすい別の理由を伝えたほうがスムーズに退職できる可能性もあります。「退職理由は正直に言うべき?上司や面接官への上手な伝え方を紹介」のコラムでは、退職理由の好印象な伝え方を解説しているので、ご一読ください。
退職理由で嘘をつくメリットとは?
退職理由で嘘をつくメリットは、「引き止めを回避しやすい」ことと「退職手続きがスムーズに進みやすい」ことの2点です。結婚や体調不良などの個人的な退職理由を伝えることで、引き止められる可能性は低くなります。また、角が立ちにくい嘘の理由を伝えることで、退職手続きに関して上司や同僚の協力を得られやすくなるのもメリットの一つです。詳しくはこのコラムの「仕事を辞めるために嘘の理由を言うメリット」をご覧ください。
嘘の理由で仕事を辞める場合の退職届の書き方は?
退職届には詳細な理由を記載する必要はなく、「一身上の都合」とだけ書くのが一般的です。もし、具体的な退職理由の記載を求められた場合は、口頭で伝えるのと同様にポジティブな内容を書きましょう。「退職事由はどう書く?人間関係や病気など理由ごとの具体的な書き方と伝え方」のコラムでは、退職届の書き方を詳しく解説しているので参考にしてみてください。
仕事を辞めるときに本音を隠しやすい理由はある?
「結婚するため」「体調不良のため」「家族の看病や介護のため」などの個人的な理由は、会社側に受け入れてもらいやすいようです。また、「興味のある仕事に挑戦するため」のような前向きな理由を伝えるのも良いでしょう。「嘘をついているのでは」と疑われないためには、一貫性のある内容を考えることが大切です。「ハタラクティブ」では専任のアドバイザーが退職に関する相談にお答えしますので、仕事を辞める理由でお悩みの方はぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。