指示待ち人間の心理的な特徴とは?受け身になる原因と脱却する方法

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この記事のまとめ

  • 指示待ち人間とは、自発的に行動がとれず上司や同僚からの指示を待っている人材のこと
  • 指示待ち人間は責任を負いたくない、仕事にやりがいを持っていないなどの特徴がある
  • 指示待ちの性質を改善するには、業務背景の理解や自分で考える癖をつけることが大切

「自分は指示待ち人間かもしれない」と仕事で主体的に動けず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。指示待ち人間は上司からの評価を受けにくく、周囲に悪い影響を与えてしまう恐れがあります。このコラムでは、指示待ち人間の心理的特徴や改善方法を解説。受け身になってしまう原因を紐解いて、脱却に努めましょう。

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指示待ち人間とは?

指示待ち人間とは、仕事において自発的な行動がとれず、上司や同僚からの指示を待つ人材を指します。指示を待ってから動くため従順で真面目な人材ともいえますが、社会人であれば自ら問題や課題を見つけて行動することが求められます。

このことから、指示待ち人間といわれる人は自分が今何を求められているか、何をしたほうが良いのかを考えて行動するのが苦手な方が多いようです。また、自分で考える力があったとしても、「行動する勇気がない」「不安な気持ちが先行して動けない」などの理由で、指示待ち人間になってしまっていることも。

理由を問わず指示を待つ受け身な姿勢は、主体的に動ける人と比較して「行動力に欠ける」「主体性が低い」とマイナスな評価を受けることも多いでしょう。

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指示待ち人間が持つ特徴8選

指示待ち人間には、行動や考え方などいくつかの特徴があります。ここでは、指示待ち人間が持つ主な8つの特徴についてまとめました。

1.自分で考えず漠然とした質問をする

指示待ち人間は、自主的に物事を深く考えずただ指示されることを待つことが多いため、物事を自分事として捉えず漠然とした質問をする特徴があります。たとえば、自分なりに考えを持っていれば「△△と思うのですが、その方向で進めて良いでしょうか」と、具体的な対応を交えて質問します。しかし、指示待ち人間は「どうしたらいいですか」と質問をすることが多いようです。

2.優柔不断で判断ができない

指示待ち人間は、何か行動を起こす際に優柔不断なところが出てしまいます。自分の意見に自信が持てず、常に誰かに答えを求めてしまうことも。決断力に自信がないと、優柔不断になってしまうことが多いようです。

3.自分の意見を言わない・言えない

「間違ったことを言っていたらどうしよう」という不安から、自分の意見を言わない、言えないことも指示待ち人間によく見られる特徴です。自分の意見を言わないと、「何も考えていないのか」「何もできない人」など、上司や同僚にマイナスなイメージを与えてしまう恐れがあるでしょう。

上司や同僚に萎縮して協力ができないことも

指示待ち人間には、手が空いたとき「△△しましょうか?」と協力する姿勢が見られないことも多いようです。「自分から何か申し出て余計なお世話だと思われたくない」「行動して失敗したらどうしよう」などネガティブな気持ちが先行して、指示待ち人間になってしまうようです。

4.責任を負いたくないため行動しない

本当は「こう動くべきだ」と考えていても実行に移さない指示待ち人間もいます。自分が起こした行動によって何か不都合が起きたとき、「責任を負いたくない」という気持ちが強いためといえるでしょう。

責任を負う立場でなければ、問題になったときに「△△さんの指示に従って動きました」と言えば、責任の追及先が指示した方に行くため、自分が表立って怒られることはないと考える方が多いようです。

5.仕事にやりがいを持っていない

自主的に行動できない指示待ち人間は、仕事にやりがいを持っていないことがあります。自分のやりたい仕事ができている人材は、自分から「こうしたほうが良いのではないか」と意見をもって動こうとすることもあるでしょう。

しかし、「言われたことだけやれば良い」という意識でいると仕事にやりがいを持てず、余計な作業をしたくない気持ちから消極的になり、指示を待つことに徹するようになります。

6.周りや自分の評価に関心がない

周りの人や自分の評価に関心がないのも、指示待ち人間に多い傾向です。たとえば、忙しい状況であれば空気を読み取って「何かすることはありますか」「△△しましょうか」など申し出るところを、「相手から指示されなければ、自分が手伝う必要はない」と考えて何も動かないことがあります。

7.業務への知識が足りない

指示待ち人間は、仕事への意欲が低いこともあり、業務への知識が不足する傾向も見られます。業務への知識がないと、自分で判断して動けません。日々言われたことをこなしているだけでは、その作業の意味や優先度などがわからず、そこで指示を待たずに自由に動けば問題を起こしてしまう可能性もあるでしょう。

自分の役目を理解していない

指示待ち人間の特徴として、自分の役目を理解していない点も挙げられます。組織の一員であれば、何らかの役目を持って採用されるもの。しかし、受け身になってしまい「自分が何をすれば良いのか」「どういう立場で仕事をするべきなのか」を理解できていない人も多いようです。仕事に対してどこか他人事のような気持ちでいるため、「自分の役割は何か」という考えに至らないことがあります。

8.臨機応変の対応や行動が苦手

先述したように、指示待ち人間は自主的に行動したり考えたりすることが苦手なため、臨機応変な対応ができない人材が多いようです。仕事を長く続けていれば自分の判断で動かなければいけない場面は必ずと言って良いほど出てきます。しかし、指示待ち人間はマニュアルに徹することが多く、トラブルが発生した場合に解決方法がわからずに、上司の指示を待とうとして動けなくなってしまいます。

指示待ち人間になる原因は?

指示待ち人間は、これまで過ごしてきた環境が原因のこともあります。
上司や同僚など身近に頼れる人がいると、その人を中心に仕事が回ることが多く、自分が率先して動かなくても仕事が回る状況に。その結果として指示を待つスタンスになってしまう恐れがあるでしょう。下記に、指示待ち人間が生まれる環境の特徴をまとめました。

自分で物事を選択する機会が少なかった

社会人になるまで、親族や学校の先生などから「△△をしなさい」「△△にしたほうがいい」など、自分で物事を選ぶ経験が少ない人は、指示待ち人間になりやすい傾向があるといわれています
周囲に選んでもらうのが当たり前、という環境にいた場合は、仕事においても自分で決めることができずに周囲や上司に相談したり、頼ってしまったりするでしょう。

周囲に完璧主義の人がいる

上司や先輩など、周囲に完璧主義の人がいる場合も、指示待ちの状態になりやすいといえます。完璧主義の人は担当業務を抜かりなく遂行したいと考えるため、部下やメンバーに「あなたは△△をしてください」など指示を出すことも。こういった状態が続くことで「自分で決めるよりあの人の指示を待った方がいい」という考え方になってしまうようです。

自分の意見を言いづらい環境にある

社内の雰囲気や上司の態度などから、自分の意見を言いづらい環境にあることも、指示待ち人間になる原因に考えられるでしょう。特に、上司や先輩が部下に仕事を押し付けるような雰囲気では、「自分の意見を言えない」「意見を言っても聞き入れてもらえない」と判断し、受け身になるのです

仕事の目的が理解できていない

周囲の環境ではなく、本人が仕事の目的を理解できていないことで指示待ち人間になることも。仕事のゴールが分からない状態のため当事者意識が薄く、指示を待ってしまう状態になります。「当事者意識とは?積極的に仕事に取り組める人材の特徴と主体性の持たせ方」のコラムでは、当事者意識についてまとめています。

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指示待ち人間が周囲に与える3つの影響

職場に指示待ち人間がいると、生産性や周りの人のモチベーションの低下など、何かとデメリットが生じてしまうことがあります。ここでは、指示待ち人間が周囲に与える4つの影響についてまとめました。

1.業務の生産性が下がる

指示待ち人間は主体的に動くことができないため生産性が下がる可能性が高まります。また、上司やリーダーには「具体的な指示をする」という業務が加わり、自分の仕事に集中できず作業効率は低下します。
職場に指示待ち人間がいればいるほど、企業の生産性は下がってしまうでしょう。

2.周りの人のモチベーションを下げてしまう

主体的に行動している人にとって、指示待ち人間は「この人はなぜ常に自分から行動しないのだろう?」と疑問を感じ、職場内に不満が溜まる可能性があります。

また、主体的に働いている人と指示待ち人間のあいだで給料の差がない場合は、仕事量と報酬が釣り合わないと感じ、モチベーションが低下していく恐れもあるでしょう。

3.周囲の人と信頼関係を築けない

指示待ち人間がいると、周囲は「いつになれば指示を待たずに自分で仕事が出来るようになるのか」と不安を持ち、チームの一体感は生まれにくいといえるでしょう。

会社から評価される人材の特徴について知りたい方は、「会社で評価される人が持っている特徴とは?」の記事もあわせてチェックしてみてください。

指示待ち人間はステップアップが難しい?

自ら考え、行動しない人は人の上に立つことが難しいといえるでしょう。組織の上に立つポジションでは、自分のこと以外にも目を向ける必要があり、さまざまな視点からより良い方向に進めるために指示を出す側になります。そのため、指示待ち人間のままでは組織をまとめ上げ、周囲のために上手く立ち回れるとはいえないもの。将来に向けて明確なビジョンがあるなら、意識的に指示待ち人間の性質を改善するよう努めることが重要です。

指示待ち人間を脱却するための4つのポイント

ここでは、指示待ち人間から脱却する方法を紹介します。
指示待ち人間という自覚を持っていても、改善点が見えていないとどうしていいか分からないまま時間が過ぎていきます。下記で紹介する4つの方法を意識して行動するように心掛けてみましょう。

1.業務背景を理解する

指示待ち人間は業務を表面上でしか捉えない傾向があるため、業務の本質や意味を理解する努力をしましょう。業務背景が分かれば自分が担当する仕事が明確になり、その先に何が求められているかも見えてきます

たとえば、データの収集を頼まれたとき、「指示されたデータを集める」と考えるのではなく「このプロジェクトはこういうもので、今からやる作業はこの部分で使われるデータだから、このようなクオリティが求められるだろう」と業務背景を踏まえたうえで考えます。

2.自分で考える癖をつける

ただ言われたことをやるのではなく、指示を受けたときに「こういう目的で自分に振られた作業なのか」と、予想で良いので自分なりに考えてみましょう。自分で考える癖をつけるのも指示待ち人間を脱却するための重要な方法です。

言われたとおりに業務を遂行することは大切ですが、これから先も同じ調子では自分で判断する力が養われません。ほかの人に頼らず自分で考えられるようになれば、徐々に仕事への理解度が深まり、作業に対しても自分の意見を持てるようになっていきます

3.疑問に感じたことは意見を言う

仕事をするうえで疑問に感じたことは、積極的に意見を言いましょう。
疑問を感じるにはある程度仕事への理解を深めなければいけません。意見を言うためには、自分の考えを持つ必要があります。どちらも指示待ち人間が苦手とする部分なので、指示待ち体質の改善に役立つでしょう。

4.お手本にしたい人を見つけて真似をする

お手本にしたい人を見つけて真似をすることも、指示待ち人間から脱却する方法の一つです。まずは、主体的に動ける人を観察してみましょう。良いタイミングで自分から提案できたり、誰かに何か言われずともテキパキと仕事をこなしていたりする人は、参考になる言動が多いはずです。お手本の人のような主体的行動を真似ることで、指示待ちすることも減ってくるでしょう。

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指示待ちにならず主体的に仕事に取り組むためには

仕事をするうえでやりがいや楽しさを得ると自分の自信にもつながり、充実感を得られます。個人の性格や知識不足など、指示待ち人間になってしまう理由はさまざまですが、まずはできるところから改善する努力をすることが重要です。

会社ではチームで動くことを求められる機会が多く、それぞれが主体的に行動することで効率よく業務が進みます。どうしても指示を待ってしまう、自分なりに努力しているのに結果が伴わないという場合は、今の仕事に適性がない可能性も考えられるでしょう。

自分の適性に合った仕事の探し方」でも説明しているように、仕事に適性がないと仕事がうまくいかず関心を持てなくなったり、ストレスを抱えてしまったりと悪循環に陥る可能性もあります。また、前述したように、本来は主体的なのに社内の環境や雰囲気、上司などが原因で指示待ち人間になってしまうこともあるでしょう。

指示待ちの状態から脱却したい、自分らしく働ける職場を探したいと考えているなら、転職も視野にいれてみてはいかがでしょうか。

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