指示待ち人間の心理的な特徴とは?脱却するポイントや向いている職業も紹介

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【このページのまとめ】

  • ・指示待ち人間とは、自発的に行動がとれず上司や同僚からの指示を待っている人
  • ・指示待ち人間は責任を負いたくない、仕事にやりがいを持っていないなどの特徴がある
  • ・指示待ち人間に適した仕事には事務職や工場勤務、運送業などがある
  • ・指示待ちの性質を改善するには、業務背景の理解や自分で考える癖をつけることが大切

「自分は指示待ち人間かもしれない…」と仕事で主体的に動けず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。指示待ち人間になってしまうと、仕事をするうえで周囲に悪い影響を与えてしまう恐れがあります。しかし、ポイントをおさえれば指示待ち人間から脱却することが可能です。このコラムでは、指示待ち人間の心理的特徴や改善方法を解説。また、性質を活かして働ける職業も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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指示待ち人間とは?

指示待ち人間とは、仕事において自発的な行動がとれず、上司や同僚からの指示を待っている人を指します。指示を待ってから動くため従順で真面目とも言えますが、自分が今何を求められているか、何をしたほうが良いのかを考えて行動するのが苦手な方が多いようです。
仮に考える力があったとしても、「行動する勇気がない」「不安な気持ちが先行して動けない」などの理由で、指示待ち人間になってしまっていることもあります。
いずれの理由で指示待ち人間になっていたとしても、主体性に動ける人と比較して「能力がない」とマイナスな評価を受けることも多いでしょう。

指示待ち人間が持つ特徴11選

指示待ち人間には、行動や考え方などいくつかの特徴があります。ここでは、指示待ち人間が持つ主な9つの特徴についてまとめました。

1.自分で考えず漠然とした質問をする

指示待ち人間は、自主的に物事を深く考えずただ指示されることを待つことが多く、漠然とした質問をする特徴があります。
たとえば、自分なりに考えを持っていれば「○○と思うのですが、その方向で進めて良いでしょうか」と、その考えに行きつく前提を踏まえて質問しますが、指示待ち人間は「どうしましょうか」と質問をすることが多いようです。

2.優柔不断で判断ができない

指示待ち人間は、何か行動を起こす際に優柔不断なところが出てしまいます。。
これまで仕事上で評価されることが少なかった場合、自分の意見に自信が持てずいつも誰かに答えを求めてしまうことも。決断力が育たず、優柔不断になってしまうことが多いようです。

3.自分の意見を言わない・言えない

「間違ったことを言っていたらどうしよう」という不安から、自分の意見を言わない、言えないことも指示待ち人間によく見られる特徴です。
自分の意見を言わないと、「何も考えていないのか」「何もできない人」など、上司や同僚にマイナスなイメージを与えてしまう恐れがあるでしょう。

4.責任を負いたくないため行動しない

本当は「こう動くべきだ」と考えていても実行に移さない指示待ち人間もいます。自分が起こした行動によって、何か不都合が起きたとき、「責任を負いたくない」という気持ちが強いためといえるでしょう。
責任を負う立場でなければ、問題になったときに「○○さんの指示に従って動きました」と言えば、責任の追及先が指示した方に行くため、自分が表立って怒られることはないと考える方が多いようです。

5.仕事にやりがいを持っていない

自主的に行動できない指示待ち人間は、仕事にやりがいを持っていないことがあります。
自分のやりたい仕事ができているなら、自分から「こうしたほうが良いのではないか」と意見をもって動こうとすることもあるでしょう。しかし、仕事にやりがいがなく「言われたことだけやれば良い」という意識でいると、余計な作業をしたくない気持ちから消極的になり、指示待ちの状況に徹するようになります。

6.周りや自分の評価に関心がない

周りの人や自分の評価に関心がない人も、指示待ち人間に多い傾向です。たとえば、忙しい状況であれば空気を読み取って「何かすることはありますか」「○○しましょうか」など申し出るところを、「相手から指示されなければ、自分が手伝う必要はない」と考えている指示待ち人間は何も動かないことがあります。また、「高く評価されたい」という気持ちの薄さから、仕事に対する責任感が十分でない人もいるようです。

7.業務への知識が足りない

指示待ち人間は、仕事への意欲がないこともあり、業務への知識不足から自信を持った判断がつかないことがあります。業務への知識がないと、自分で判断して動けません。日々言われたことをこなしているだけでは、その作業の意味や優先度などがわからない状況であり、そこで指示を待たずに自由に動けば問題を起こしてしまう可能性もあるでしょう。

8.臨機応変に対応や行動ができない

先述したように、指示待ち人間は自主的に行動したり考えたりすることが苦手なため、臨機応変な対応ができない人が多いようです。仕事を長く続けていれば自分の判断で動かなければいけない場面は必ずと言って良いほど出てきます。しかし、指示待ち人間はマニュアルどおりの内容をこなすのが精一杯になってしまう人も多いため、トラブルが発生した場合も誰かの指示を待とうとして動けなくなってしまいます。

9.余計な仕事をしたくないと思っている

「余計な仕事をしたくない」と思っている人が多いのも、指示待ち人間の特徴の一つ。誰かに指示をもらわずに仕事をするということは、自分で仕事を見つけてくることでもあります。しかし、指示待ち人間のなかには、余計な仕事を割り振られないよう、次の仕事の指示があるまで時間を持て余す人もいるようです。

10.上司や同僚に萎縮して質問ができない

指示待ち人間には、手が空いたとき「○○しましょうか?」と質問することが怖いという臆病なところも多いようです。職場の人間関係に萎縮してしまい、相手から何か言ってもらうのを待ちます。
「自分から何か申し出て余計なお世話だと思われたくない」「行動して失敗したらどうしよう」などネガティブな気持ちが先行して、指示待ち人間になってしまうようです。

11.自分の役目を理解していない

指示待ち人間の特徴には、自分の役目を理解していない点も挙げられます。組織の一員であれば、何らかの役目を持って採用されるもの。しかし、指示待ち人間は、自分が何をすれば良いのか、どういう立場で仕事をするべきなのか理解していない人も多いようです。仕事に対してどこか他人事のような気持ちでいるため、「自分の役割は何か」という考えに至らないことがあります。
新人のうちはそれが許されることもあるでしょう。しかし、役割を与えられないと動けない場合、勤続年数を重ねれば自ら率先して役割を得ていく姿勢が求められます。

職場環境が指示待ち人間を生み出すことも

指示待ち人間は、これまで過ごしてきた環境が生み出す場合もあります。
上司や同僚など身近な人間で頼れる人がいると、その人を中心に仕事が回ることが多く、自分が率先して動かなくても仕事が回る状況に置かれると、指示を待つスタンスになってしまう恐れがあるでしょう。
下記に、指示待ち人間が生まれる環境の特徴をまとめました。

・上司が下に任せず全部自分でやろうとする
・むやみに叱咤する
・最初から高いレベルを求める
・細かい指示出しで自分で考えなくてもいい環境

このように、指示待ち人間は職場環境や上司の対応によって変われる可能性があります。
「上司が合わなくてうまく仕事ができない…」と悩んでいるなら、「「上司と合わない…」ストレスを感じているときに使える対処法!」の記事もぜひ参考にしてみてください。

指示待ち人間はステップアップが難しい
自ら考え、行動しない人は人の上に立つことが難しいといえるでしょう。組織の上に立つポジションでは、自分のこと以外にも目を向ける必要があり、さまざまな視点からより良い方向に進めるために指示を出す側になります。そのため、指示待ち人間のままでは組織をまとめ上げ、周囲のために上手く立ち回れるとはいえないもの。将来に向けて明確なビジョンがあるなら、意識的に指示待ち人間の性質を改善するよう努めることが重要です。

指示待ち人間が周囲に与える4つの影響

職場に指示待ち人間がいると、業務の生産性の低下や周りの人のモチベーションを下げてしまうなど、何かとデメリットが生じてしまうことがあります。ここでは、指示待ち人間が周囲に与える4つの影響についてまとめました。

1.業務の生産性が下がる

指示待ち人間がいると、指示を待っている間は待機状態です。また、指示を出す人は面倒を見る業務が加わり、自分の仕事に集中できず作業効率は低下します。
職場に指示待ち人間がいればいるほど、誰かの足を引っ張ることにつながるため、企業全体としても業務の生産性は下がってしまうでしょう。

2.周りの人のモチベーションを下げてしまう

主体的に行動している人にとって、指示待ち人間は「この人はどうしていつも自分から行動しないのだろう?」と疑問を感じ、職場内に不満が溜まる可能性があります。また、主体的に働いている人と指示待ち人間のあいだで給料の差がない場合は、仕事量と報酬が釣り合わないと感じ、モチベーションが低下していく恐れもあるでしょう。

3.直属の上司の評価を下げてしまう

指示待ち人間がいると、「直属の上司の教育方法が悪い」と判断され、上司の評価を下げてしまう要因になります。
自分から動ける人を育成できるかどうかは、上に立つ者の質が問われる部分でもあります。入社から何年経過しても指示待ちをしている人がいれば、上手く人材育成できていないと会社から判断されてしまうこともあるでしょう。

4.周囲の人と信頼関係を築けない

指示待ち人間がいると、周囲は「いつになったら指示を待たずに自分で仕事が出来るようになるのか」と不安を持ち、信頼できる仕事仲間という認識や一体感は生まれにくいといえるでしょう。
また、指示待ち人間をそのまま放置していると、先述したとおり上司の責任にもなるため「上司は無能だ」と、上司と部下の信頼関係にも亀裂が入ってしまう可能性もあります。
会社から評価される人材の特徴について知りたい方は、「会社で評価される人が持っている特徴とは?」の記事もあわせてチェックしてみてください。

指示待ち人間を脱却するための5つのポイント

ここでは、指示待ち人間から脱却するポイントを紹介します。
指示待ち人間という自覚を持っている人も、改善したほうがいいところが見えていないとどうして良いか分からないまま時間が過ぎていきます。下記で紹介するポイントを意識して行動するように心掛けてみましょう。

1.業務背景を理解する

指示待ち人間は業務を表面上でしか見ないため、業務の本質や意味を理解する努力をしましょう。業務背景が分かれば、自分が担当する仕事が明確になり、その先に何が求められているかも見えてきます。
たとえば、データの収集を頼まれたとき、「指示されたデータを集める」と考えるのではなく「このプロジェクトはこういうもので、今からやる作業はこの部分で使われるデータだから、このようなクオリティが求められるだろう」と業務背景を踏まえたうえで考えることがポイントです。

2.自分で考える癖をつける

ただ言われたことをやるのではなく、指示を受けたときに「こういう目的で自分に振られた作業なのか」と、予想で良いので自分なりに考えてみましょう。自分で考える癖をつけるのも指示待ち人間を脱却するために大切なこと。言われたとおりに仕事をするのも悪いことではありませんが、これから先も同じ調子では自分で判断する力が養われません。
ほかの人に頼らず自分で考えられるようになれば、徐々に仕事への理解度が深まり、作業に対しても自分の意見を持てるようになっていきます。

3.疑問に感じたことは意見を言う

仕事をするうえで疑問に感じたことは、積極的に意見を言いましょう。
疑問を感じるにはある程度仕事への理解を深めなければいけません。意見を言うためには、自分の考えを持つ必要があります。どちらも指示待ち人間に欠けていた部分なので、指示待ち体質の改善に役立つでしょう。

4.周囲の人や業務に対して関心を持つ

指示待ち人間を抜け出すために、周りの人の業務に関心を持ちましょう。
周囲の人を通じて、状況を把握できるようになり、その場面で適している言葉もわかってきます。また、働く仲間とコミュニケーションを深めることも、組織で働く際には重要です。
コミュニケーション能力は誰にでも身につく!その高め方とは」の記事では、コミュニケーションスキルを高める方法について詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

5.お手本にしたい人を見つけて真似をする

お手本にしたい人を見つけて真似をするというのも、指示待ち人間から脱却する方法の一つです。まずは、主体的に動ける人を観察してみましょう。良いタイミングで自分から提案できたり、誰かに何か言われずともテキパキと仕事をこなしていたりする人は、参考になる言動がは多いはずです。お手本の人のような主体的行動を真似ることで、指示待ちすることも減ってくるでしょう。

指示待ち人間に適した4つの仕事

指示待ち人間から脱却するためには、自分に合った仕事や環境を見つけるのも一つの手です。指示待ち人間には、地道な作業の多い事務仕事やマニュアル化されている工場業務など適した仕事もあります。
下記で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.事務仕事

地道な作業が多い事務職では、言われたことをやる流れが多いため、指示待ち人間の人におすすめな仕事です。資料作成やデータ入力、電話・来客対応など、基本的に裏方の立場になるため、サポートの役割に不満を覚えない性格の人に適性があります。

2.工場業務

しっかりとしたマニュアルが用意されている工場勤務も、指示待ち人間に向いている職業でしょう。工場勤務では、商品の仕分けやピッキング、検品などが主な仕事です。
工場業務は細かく、正確性の高い作業が多いものの、変化の少ないルーティーンワークなので、伝えられる指示どおりの役割をしっかりこなせるかが求められます。

3.運送業や運輸業

運送業や運輸業も、指示された場所へ旅行客や品物を運ぶ仕事なため、指示待ち人間に向いています。仕事では運転がメインになるため、人とコミュニケーションをとる場面も少なく、空気を読んだり人の顔色を見たりして働くのが苦手という人に向いているでしょう。

4.法務関係の仕事

法務関係の仕事は、専門的な知識に基づいて、契約書の作成や提出された契約書の不備はないか、著作権や特許侵害に関わる内容がないか、といった確認作業が多い仕事です。
業務に関しての完璧さや根気は求められますが、指示された内容に対してきちんと応えていく仕事ということもあり、指示待ち人間に適しているでしょう。

指示待ち人間にならないように対策しよう

仕事をするうえでやりがいや楽しさを得ると自分の自信にもつながり、充実感を得られます。個人の性格や知識不足など、指示待ちに人間になってしまう理由はさまざまですが、まずはできるところから改善する努力をすることが重要です。指示待ち人間は、主体的に動ける人からすると「なぜ何か言われるまで動かないのか」と苛立たせる存在になりがちなのも事実。周りに迷惑を掛けるような存在になってしまうと職場でも居づらくなってしまうため、指示待ち人間にならないよう意識的に対策していきましょう。
しかし、「指示待ち人間から変わりたい」と思っていても、自分の性質を変えていくのは難しいもの。そんなときは、転職を視野に入れることもおすすめです。

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