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転職ブルーとは?内定承諾後に不安になる理由と対処法
更新日
この記事のまとめ
- 転職ブルーとは、内定を貰ったあとに不安を感じ気分が落ち込んでしまうことを指す
- 会社を退職することに対してもったいなさを感じていると転職ブルーになる
- 転職ブルーは環境の変化に対するストレスも原因である
- 自己分析をして自信をつけてから会社選びをすると、どの選択をしても後悔しなくなる
転職ブルーとは、内定承諾後に「これでよかったのか」「やっていけるのか」と不安になってしまう気持ちのこと。マリッジブルーやマタニティーブルーなどと同じく、世の中には憂うつな気持ちを表す△△ブルーという言葉がありますが、それは就活シーンにおいても同じです。このコラムでは、転職ブルーや内定ブルーを解消して晴れやかな気持ちで次のステージに進むためのコツを説明しています。
転職ブルーの原因は環境の変化に対する不安
転職ブルーとは、内定承諾後に不安になったり悩んでしまったりすることを指します。
転職によって、今の仕事から所属企業や働き方が変わります。これまで仕事で身につけてきたスキルや経験は転職先で活用できるものの、実績や評価、人間関係などは引き継げません。これらをゼロにした状態から改めて転職先でスタートすることに不安を覚えるのは当たり前といえるでしょう。
具体的な転職ブルーの例
原因は人それぞれですが、環境の変化にストレスを感じたり、今の会社と比較したりするのが転職ブルーのよくある要因。下記に具体例をまとめました。
具体的な転職ブルーの例
- 本当に転職して良いのか不安になった
- 現職の良い面が見えてきた
- 転職先で上手く馴染めるか不安
- 第一志望ではない企業からの内定だった
1.本当に転職して良いのか不安になった
とくに、初めて転職をする人に多くみられる原因がこれにあたります。新卒から働いていたなど、長く働いた会社を退職することは、就活のときに苦労した経験を無駄にしてしまうのではないかと感じてしまうものです。
2.現職の良い面が見えてきた
これは、働いている会社の人間関係が良好である場合に多くみられる原因です。転職のきっかけが給与などの待遇面に対する不満であった場合、「いざ転職!」となったときに良好な職場環境に改めて気づき「これでよかったのかな」と感じてしまうのです。その結果、「本当に転職するべきだなのか?」と悩み、転職後の変化に対する不安を感じることもあるでしょう。
3.転職先で上手く馴染めるか不安
内定承諾の段階では、転職先の勤務環境や人間関係などが分かりません。特に人間関係がうまくいかないと、業務に影響が出るだけでなく仕事への意欲が下がる原因に。「転職先でやっていけるか不安」と感じやすくなってしまいます。
4.第一志望ではない企業からの内定だった
焦って転職活動をしてしまった結果、第一志望ではない企業へ転職を決めたことが原因となり、転職ブルーになることがあるようです。縁やタイミングによっては第一志望ではない企業へ転職を決めることもありますが、入社を熱望した会社ではないため、「本当にこれでよかったのか?」という疑念が生まれてしまうのです。
内定前にできる転職ブルーへの対処法
新しい環境で、いつまでもマイナスな気持ちを引きずってしまうのは考えものです。なるべく前向きな気持ちで新しい仕事に臨めるよう、転職ブルーの解消方法について考えてみましょう。大切なのは、なぜ不安に感じているのか、その原因を追求すること。前項にてお伝えした内容を参考に、原因に合った解消方法についてご紹介いたします。
内定前にできる転職ブルーへの対処法
- 仕事選びの軸や転職理由を見直す
- 楽しいことをイメージする
- 仕事に関係のないことでリフレッシュする
仕事選びの軸や転職理由を見直す
「転職自体が間違いではないのか」「今勤めている会社のほうが良いのでは」という考えがある場合は、仕事選びの軸や転職を決意した理由を見つめ直してみてください。転職を決意した理由や目標を再確認すると、決断したことに対する自信を取り戻すことができます。
例えば、「今よりももっと給料を稼ぎたい」「自身のスキルをさらに活かしたい」「今よりもしっかり休みたい」など、転職を決意するに至った経緯を振り返ることで、転職を選んで良かったんだと再確認できるでしょう。
楽しいことをイメージする
転職先近辺の商業施設を検索する、ランチにピッタリのオシャレなカフェを見つけるなど、楽しい想像をしてみてください。仕事帰りにショッピングが楽しめそう、ランチにカフェへ行けば午後からの仕事をがんばれそうといった、前向きなイメージを持ってみましょう。
知人が増えるのが楽しみ、自分の知識や経験を活かして活躍できるのが楽しみなど、直接仕事に関係するような「楽しみ」でももちろん大丈夫。少しでもプラスの感情を持てることで、転職に対して待ち遠しいという気持ちが出てくるきっかけになるはずです。
仕事に関係のないことでリフレッシュする
転職までの期間、ブルーな気持ちを払拭するために趣味に没頭したり好きなものを食べたりするなど仕事に関係のない時間をつくるのも1つの方法です。自然や動物と触れ合う、普段会えない友だちと会うなど、自分に合ったストレスの解消方法を試してみてください。心身ともにリラックスできる時間を持つことで、転職活動のストレスを軽減し、前向きな気持ちになれるでしょう。
内定後にできる転職ブルーへの対処法
内定をもらったあとは、緊張が溶けて不安を感じやすくなります。不安というだけで内定辞退をするのは避けたいもの。以下を参考に安心して入社日を迎えましょう。
内定後にできる転職ブルーへの対処法
- 不安要素をできるだけゼロにする
- 不安を転職先の人に相談する
- 転職先に魅力を感じた理由を可視化する
不安要素をできるだけゼロにする
内定先のコーポレートサイトや採用ページなどを再確認し、自分が不安に感じている事柄に対して情報収集を行いましょう。不安要素を取り除くことが大切です。口コミサイトやOB訪問なども必要に応じて活用してみてください。
不安を転職先の人に相談する
入社前であっても、内定を承諾している時点でその企業の一員とみなされます。働き方や社風など外から見えづらい部分に不安を感じているなら、内定先の人事や採用担当者に正直に相談するのがおすすめです。必要に応じてオフィス訪問や面談を設定してくれるなど、安心して入社できるようフォローしてくれるでしょう。
転職先に魅力を感じた理由を可視化する
「転職先で馴染めなかったらどうしよう」「内定をもらったものの第一志望ではない」といった場合は、転職先の企業の魅力を見つめ直すことをおすすめします。
労働条件や待遇面など、志望する際に魅力に感じたポイントをもう一度振り返ってみましょう。良いところが見えれば見えるほど、ポジティブな気持ちになるのが人間心理です。転職先の良いところを紙に書き出してみると、ワクワクした気持ちで入社日を迎えられるはずです。
転職で内定を得たあと迷ったらやめたほうがいい?
転職活動の末に内定をもらったものの、転職すべきか迷っているという方もいるでしょう。この場合は一概に「転職すべき・現職に留まるべき」とはいえませんが、状況によっては転職をやめたほうがいいケースもあります。たとえば、転職に対して明確な目的や理由がなく、「今の仕事に飽きたから」「なんとなく状況を変えたいから」と考えている場合。明確な目的がない状態で転職しても、また新たな不満が起こる可能性があります。同じように、「現職に不満があることを転職の理由にしている」場合も注意が必要。不満の原因を明確にしなければ、転職しても問題解決にはなりません。転職に悩んだときは、「転職に迷うときにやるべきことを解説!やめたほうがいい?判断基準も紹介」のコラムもご確認ください。
転職ブルーが抜け出せないなら転職活動し直すのもアリ
これまで説明した転職ブルーの解消方法を試しても「やっぱり不安しかない」という場合は、転職のやり方自体が間違っていたという可能性もあります。その場合は改めて転職活動をし直すという選択肢をとることは間違いではありません。
転職は自分の人生に直結する大事な事柄。勢いで転職活動をしてしまった人はとくにやり直しを視野に入れた方が良いでしょう。もし転職活動をし直す余裕があれば、次のステップで行動をとってみてください。
転職活動をし直すときのコツ
- 自己分析をする
- 行きたい会社の特徴を可視化する
- 転職エージェントに相談する
自己分析をする
自分の軸が分析できていないと、自信がなくなりどのような選択肢をとっても迷いや不安が出てきてしまいます。自分の価値や強み、弱点をしっかり理解したうえで転職活動をすれば、本当にやりたいことや求めている環境を理解して会社選びをすることができます。企業選びで自分の適性に合った転職先を見つけやすくなるでしょう。
自己分析のやり方については「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にチャレンジしてみてください。
行きたい会社の特徴を可視化する
自己分析ができたら自分との相性が良い会社の条件がわかるようになります。どういう社風が良いのか、どのくらいの規模感のチームで働きたいのか、はたまた単独で黙々と働く環境が良いのかなど、自分に合った理想の会社が見えてくるのです。
これらは頭の中でざっくりと思い浮かべるのではなく、紙に書き出して見ると良いでしょう。そして、書き出した条件にぴったりな会社を求人検索して絞り込むと「ここに行きたい!」という会社がいくつか見えてくるはずです。
転職エージェントに相談する
求人情報を検索することも重要ですが、同時に転職エージェントにも並行して求人紹介を依頼しておくと効率的です。なぜなら、転職エージェントでは自分に合った会社を客観的視点で紹介してもらえるため、新たな可能性を発見できるからです。
転職エージェントは求職者の希望を聞くだけではなく、潜在的な価値を引き出してプロの視点から求人紹介をしてくれます。転職先の決め方で迷っているなら、エージェントのサポートを受けることで、より自信を持って転職活動を進めることができるでしょう。
相談先で悩んでいるなら、若年層向けエージェントのハタラクティブがおすすめ。専任アドバイザーによるマンツーマンサポートを行っています。
転職ブルーについても、事前の情報提供や企業へのヒアリングなどで対応。気になることは遠慮せずに聞ける雰囲気もポイントです。入社後も定期的なサポートがあるので、「事前に聞いていたことと違った」「こういうことで悩んでいる」なども相談できます。
転職はしたいけど不安がある方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
転職ブルーに関する疑問Q&A
ここでは、転職ブルーに関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
転職ブルーと内定ブルーの違いは?
転職ブルーは名称のとおり、前提が「転職」のため、すでに社会人経験がある人を指し、内定ブルーは新卒も含む内定者が対象であるといえるでしょう。しかし、転職ブルーと内定ブルーはどちらも「内定が決まったものの、不安が出てきた」という状態を指す言葉。対象となる範囲以外では、大きな違いはありません。
転職ブルーの原因はなんですか?
第一志望ではない企業から内定をもらった場合や、ほかにやりたい仕事がある場合などに転職ブルーに陥ってしまう人が多いようです。ほかにも、転職先で業務がうまく回せるのかや、人間関係を構築できるのかといった面に不安を覚える人もいます。「内定ブルーに陥る原因とは?未然に防ぐためのポイントをご紹介」でよくある原因を解説しているので、参考にしてください。
内定が決まってから入社を辞退することはできますか?
結論としては、入社の2週間前までであれば辞退することは可能です。
しかし、内定決定後、特に内定承諾書または誓約書を提出していたり、内定式に参加していたりする場合は、企業側もすでに入社に向けた準備をしています。直前になって辞退してしまうと多大な迷惑がかかるため、社会人としてあるべき選択をよく考えたうえで決断しましょう。「内定の断り方を教えてくれませんか?」で辞退方法を解説しているので、ご一読ください。
転職ブルーを解消する方法はありますか?
入社までの間、目の前にあるやるべきことに集中するのがおすすめです。
特に転職の場合は、業務の引き継ぎやお世話になった人への挨拶など通常業務以外にもやることがたくさんあります。それでも不安が解消されないときは、自分の心と向き合って不安になっている原因を突き止めましょう。「本当はほかに気になっている企業・職種があるから悩んでいる」といった場合は、企業紹介のほかカウンセリングなどのサービスも提供しているハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。