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履歴書の種類の違いとは?転職・新卒・バイトで選び方は異なる?
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書にはJIS規格や一般用など、さまざまな種類がある
- 企業から履歴書の種類に指定がなければ、アピールしたい項目に合わせて選ぶと良い
- 履歴書の用紙サイズにはA判とB判の2種類がある
- 履歴書は書店や文房具店、ネット通販で購入することができる
履歴書にはJIS規格や一般用などさまざまな種類があります。用紙のサイズや記入する項目に違いがあるため、どれを買ったら良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。このコラムでは、履歴書の特徴と、自分に合ったものを見つけるために、押さえておきたいポイントを解説しています。どの種類の履歴書を用意すべきかお悩みの方は、参考にしてみてください。
履歴書の種類
就職・転職活動で必要な履歴書には、さまざまな種類があります。ここでは、履歴書の具体的な種類をご紹介するので、参考にしてください。
履歴書の種類
- JIS規格
- 一般用
- 転職用
- パート・アルバイト用
JIS規格
JIS規格とは「日本工業規格」の略で、国が定めている標準規格です。就職や転職を希望する正社員だけでなく、アルバイトなどでも幅広く利用できる規格の履歴書で、企業によってはあらかじめJIS規格の履歴書での提出を指定している場合もあります。
特に応募先からの指定がなく、どの種類を使うか悩んだときにはJIS規格を選ぶと無難でしょう。特技や趣味の欄が小さい代わりに職歴欄が大きいので、転職回数が多い方にはおすすめです。
一般用
一般用の履歴書は、JIS規格以外の履歴書を指し、幅広い応募先に使えるような汎用的な内容となっています。販売メーカーによってそれぞれ記入欄のサイズが異なりますが、一般的に趣味・特技欄や自己PR欄、フリースペースなどの項目が多いのが特徴。社会人経験の浅い新卒やフリーターなど、職務経歴以外でアピールしたい方にはおすすめです。
転職用
転職用の履歴書は、職務経歴書とセットで販売されていることがあります。退職理由を記入する欄が設けられている場合もあり、自分自身のキャリアをしっかりとアピールしたい方におすすめです。
また、本人希望欄が具体的な項目ごとに分かれているものや、これまでの経験を伝えられるように自己PRの欄が大きいものまで、さまざまな種類があります。職歴をアピールしやすいので、JIS規格の履歴書には書ききれないほど転職経験がある方にも向いている履歴書といえるでしょう。
パート・アルバイト用
アルバイトやパート向けの履歴書は、希望出勤日や時間帯の記入欄があることが特徴です。未成年者向けに保護者署名欄が用意されていることもあります。就職や転職を希望する正社員の履歴書とは違いシンプルで、A4かB5サイズの用紙1枚のものや趣味・特技欄、自己PRの欄が少ないものが多いため正社員の求人に応募するには不向き。
履歴書についてさらに詳しく知りたい方は、「履歴書の様式はどれを選べば良い?種類ごとに向いているタイプを解説!」こちらのコラムもご一読ください。
履歴書の用紙サイズ
履歴書を選ぶ際には、種類だけでなくサイズも確認しましょう。どのような基準で選べば良いか悩んでいる方は参考にしてください。
履歴書はA判とB判の2種類
履歴書の用紙サイズはA4とB5サイズの2種類あります。一般的に使われることが多いのがA3用紙を二つ折りにしたA4サイズで、スペースが広くとられているので、見やすく記入しやすいのが特徴。履歴書に詳細な情報を記載するのに適しています。企業で使用しているほかの書類とサイズが合わせやすいため、企業側からA4サイズを指定されることもあるでしょう。
一方で、B4用紙を二つ折りにしたB5サイズの履歴書も人気です。A4サイズに比べて記入欄が小さいので、アピールポイントが少なくて余白が生まれてしまいそうな場合はB5サイズがおすすめです。
履歴書の用紙サイズで採用の合否が決まることはないと考えられますが、応募先の企業からサイズの指定がある場合は従いましょう。履歴書のサイズ選びで悩んだら、「履歴書のサイズはA4・B5どっち?選び方のポイントや種類を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
封筒は書類が折れないサイズを選ぼう
履歴書を入れる封筒は、正社員・アルバイトなど関係なく応募書類の用紙サイズに適したサイズを選びましょう。一般的なA4サイズの履歴書には、書類を折らずに収められる角型A4号または角型2号の封筒が適しています。また、応募書類は用紙サイズに合ったクリアファイルに入れ、白色や淡色の封筒に入れるようにしましょう。
職務経歴書はA4が一般的
転職活動に欠かせない職務経歴書は、A4サイズの用紙を用意するのが一般的です。A4サイズはスペースも広く使えるので、過去の職歴や職務経験、スキル、実績などを詳細に記入できます。「履歴書とサイズが揃っていないと見た目が良くないのでは…」と不安になるかもしれませんが、B5サイズの履歴書とA4サイズの職務経歴書というように、サイズを合わせずに提出してもかまいません。あらかじめ応募先から指示がある場合はそれに従い、適切な用紙サイズを選びましょう。
履歴書の入手方法
ここでは、履歴書の入手方法をご紹介します。急いで準備しなければならない方は、下記を参考に最適な手段を選びましょう。
購入できる場所
履歴書は下記のような場所で購入できます。
書店、文房具店
書店や文房具店では履歴書を取り扱っていることが多く、種類も豊富に揃えている傾向にあります。実際に手に取ってみたい、さまざまな種類を比較したいのであれば、書店や文房具店での購入がおすすめです。履歴書を入れるための封筒や証明写真を貼るためのシール、書き方ガイドがセットになった商品を販売している店舗もあるので、一度で応募に必要なものを揃えられます。
100円ショップ
100円ショップの一番のメリットは安く購入できることです。履歴書は書き損じた場合、修正液や修正テープを使わず、一から書き直すのがマナー。そのため、何枚も予備の用紙が必要になることもあります。大抵の場合、履歴書は一袋あたり3~5枚ほどなので、複数企業に応募することを考えるとやや不安な枚数です。ほかの履歴書に比べると商品の紙質や付属品の面はやや劣りますが、選考で不利になることはないので、出費を抑えて枚数を確保したい方に向いています。
コンビニ
「すぐに準備したい」「書き損じてしまって足りなくなってしまった」など、急に履歴書が必要になった際に頼れるのがコンビニです。種類を選ぶことは難しいですが、24時間・年中無休で気軽に買いに行けるのは、ほかの販売店にはない強みでしょう。ただし、店舗の規模によっては商品数が限られており、履歴書を取り扱っていない場合もあるので注意しましょう。急ぎでなければ、商品数が豊富な書店や、100円ショップを探すことをおすすめします。
ネット通販
近くに履歴書が売っていない場合や、いくつかの種類を比較したいときにはネット通販がおすすめです。送料や到着までの時間を考えると手間に感じる部分もありますが、実店舗に比べて履歴書の種類が多いので、自分に合ったものは探しやすいでしょう。
ただし、ネット通販で購入する場合は履歴書自体は安くても、地域によっては送料が高くなることもあるので注意が必要です。購入サイトによっては、まとめ買いでの割引やポイント付与を行っていることもあるので、事前に詳細を確認してから購入するようにしましょう。
どこで購入するか悩んだら、「履歴書はどこで買う?就職・転職で使える種類や購入時のポイントを解説!」のコラムもご参照ください。
無料で入手する方法
ネット通販や実店舗で購入しなくても履歴書を手に入れられます。使用する用途や応募先の要件に合わせて、適切なフォーマットやテンプレートを選ぶようにしましょう。
自作フォーマット
パソコンでExcelを利用し、自作のフォーマットを用いた履歴書を作成できます。PDFファイルに変換して、自宅やコンビニのプリンターで印刷するだけなので、Excelに慣れている方にはおすすめな方法です。設備が整っていれば自宅で完結するうえ、印刷費も安く抑えられます。
スマートフォンでもアプリを使って履歴書を作ることが可能です。ただし、自作するための時間が掛かったり、慣れていないと作成ミスが起きたりするので注意しましょう。
Web上のテンプレート使用
「履歴書 テンプレート」などと検索すると、無料で履歴書のテンプレートをダウンロードできるWebサイトが多くあります。自作に比べて時間が掛からず、ミスをする恐れもないため、パソコンやスマホで履歴書を入力したい場合におすすめです。書き損じた場合にパソコン上で修正できるので、1から書き直す必要もありません。ただし、歴史ある企業や手書きで出る人柄を大切にしている応募先には、パソコンで作成した履歴書を提出するのは不向きなので、枠組みだけ活用して内容は手書きにするなどの工夫をしたほうが良いでしょう。
履歴書の種類に決まりはないもののマナーは守ろう
履歴書を自作したり、Webからダウンロードしたりする際は項目の内容や大きさに注意しましょう。企業から指定がない限り使用する履歴書は自由ですが、基本情報や学歴・職歴欄、志望動機欄といった一般的な履歴書にある詳細項目は必ず設けるのが基本です。履歴書そのもののサイズも常識の範囲内に収めましょう。
履歴書選びのポイント
履歴書は、自分を効果的にアピールするために、自分に合った種類を選ぶことが大切です。複数応募する場合には、それぞれの応募先に適した履歴書を準備しましょう。
履歴書選びのポイント
- 自分がアピールしたい項目に沿ったものを選ぶ
- 応募先の指定があれば従う
- 付属品や枚数で選ぶ
自分がアピールしたい項目に沿ったものを選ぶ
履歴書は、自分がアピールしたい項目の有無や、欄の大きさで選んでみてください。新卒でまだ社会人としての経験や職歴がなく、アルバイト経験や趣味、特技、自己PRでアピールしたい場合は一般用の履歴書がおすすめです。一方で、転職経験が多い方は学歴・職歴欄の多い転職用の履歴書がおすすめです。特に職務経歴書がセットになった商品や退職理由の記入欄があるものなど、詳細な情報を記載できるスペースがある履歴書を選ぶと良いでしょう。
応募先の指定があれば従う
先述したとおり、履歴書の用紙サイズは2種類あります。応募先の企業から指定があれば、意向に沿ったサイズを選ぶようにしましょう。企業によってはJIS規格の指定や独自のテンプレートをあらかじめ提示されることも。応募先からの指定のサイズや規格、フォーマットの有無など、事前に確認しておくことが大切です。
付属品や枚数で選ぶ
履歴書は用紙5枚前後入っている商品が多くあります。書き損じが不安な方や、複数の応募先がある場合には、最初から10枚入りなどの多めのタイプを選ぶと安心です。また、付属品として封筒や証明写真用のシールが同封されているものを買えば、ほかに買い忘れる心配もありません。
履歴書は使用する種類も大切ですが、それ以上に中身が重要です。「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」のコラムでは、項目ごとの注意点をまとめているので、参考にしながら履歴書を完成させましょう。
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履歴書の種類に関するFAQ
最後に、履歴書の種類について悩んでいる方によくある質問をQ&A方式でご紹介します。
転職活動におすすめの履歴書はどれですか?
転職活動の際には、JIS規格か転職用の履歴書がおすすめです。
JIS規格の履歴書は日本の履歴書の参考例として扱われているので、特に応募先からの指定がなく、どの種類を使うか悩んだときに選ぶと無難でしょう。転職用の履歴書は、アルバイト・パート用などと違って、職務経歴書とセットになった商品や、退職理由を記入する欄がある場合が多く、自分自身の職歴やキャリアをしっかりとアピールできます。転職活動におすすめの履歴書については、「履歴書の種類で転職時におすすめのものとは?選び方や購入場所をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
履歴書はどこで買うのが良いですか?
履歴書は書店や文具店のほか、コンビニや100円ショップで購入できます。
履歴書は「どこで買うか」よりも「自分を効果的にアピールできるか」が重要。応募先の企業によっては、履歴書の形式を指定する場合があるので、事前に確認してから購入しましょう。
履歴書はコンビニのものでも良いですか?
履歴書はコンビニで購入したものでも、問題なく使えます。
コンビニで購入した履歴書だからといって、選考が不利になることもありません。コンビニで買える履歴書には、JIS規格や転職用などいくつかの種類がありますが、用途や目的に合ったものを選ぶのがポイントです。コンビニの履歴書については「履歴書はコンビニのものでも良い?用途による使い分けや印刷方法も紹介!」で確認しましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。