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ペンディングとは?正しい意味と使い方をマスターしよう
更新日
この記事のまとめ
- ペンディングとは、ビジネスシーンで使用されるカタカナ言葉の1つ
- ペンディングとは、「保留」「先送り」という意味がある
- 印象を良くするために「ペンディング」などのビジネス用語が使われることがある
- ビジネスシーンでは、「ペンディング」以外にも多くのカタカナ言葉が使われている
- 就職・転職活動では、ビジネス用語とあわせて正しい敬語を知っておくことも重要
「ペンディングとはどういう意味?」と疑問に思う人もいるでしょう。ビジネスシーンにおいて使われる言葉の中には、外来語を「カタカナ言葉」にしたものが多数あり、「ペンディング」もその1つです。このコラムでは、「ペンディング」の意味を使用例とともに解説。また、ペンディング以外にも、ビジネスシーンで使用されがちなカタカナ言葉を紹介します。
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ペンディングとは?
ペンディングとは、ビジネスシーンにおいて使われることの多い言葉の1つ。英語の「pendinng」に由来しており、本来の意味は「未決定で」「宙ぶらりんで」「係争中で」などです。ビジネス上では、「保留」「先送り」という意味で以下のような使われ方をしています。
例1
「この案件は、ひとまずペンディングすることにします」
例2
「今回は、前回ペンディングしていた議案について取り上げます」
例3
「ずっとペンディングしたままで良いのですか?」
上記の例を見て分かるように、ペンディングとは、何かしらを意図的にそのままにしておいたり、決定を先送りにすることを表す言葉です。
日本語ではなく「ペンディング」を使う理由
「ペンディング」という言葉を初めて耳にする人の中には、「どうして日本語(保留、先送り)を使わないのだろうか」と疑問に思う人もいるでしょう。ビジネスシーンで「ペンディング」を含むカタカナ言葉を使用するのは、相手により良い印象を与えるためとされています。たとえば、ある案件が進捗がない状態で「保留」「先送り」と日本語であからさまに表現されると、スタッフやクライアントは不安を感じてしまう可能性があるでしょう。しかし、「ペンディングにしましょう」と伝えれば、少しでも進捗があったような印象を与えられます。
カタカナ言葉は印象操作のために使われやすい
実際は、日本語であっても英語であっても、言葉の意味は大きく変わりません。しかし、ビジネスにおいて、「クライアントからの印象は売上に直結する」と考える企業は多いようです。そのため、印象を操作するために「ペンディング」と表現しているといえるでしょう。また、スタッフ同士でカタカナ言葉を使用することで、気持ちをビジネスモードへ切り替えたり、モチベーションアップにつなげたりする目的もあるといえます。「ペンディング」以外の知っておきたいビジネス用語
仕事上で使用されるビジネス用語には、ペンディングのほかにもさまざまな言葉が存在します。以下では、ビジネス用語の中でも特に使われやすい用語を例文と共にご紹介。「よく聞くけれども、意味は何となくしか分からない」と悩んでいる場合は、参考にしてみてください。
プロパー
プロパーには、「正規の」という意味があります。ビジネスシーンでは、新卒で入社した社員を「プロパー社員」ということが多いようです。また、業界によって「プロパー商品」「プロパー価格」などと使われることもあります。プロパーの意味や使い方については、「プロパーとは?ビジネス用語としての意味と使い方を知ろう!」も参考にしてください。
フィードバック
フィードバックとは、行った業務内容の評価を、当事者や会社に対して伝え返すことをいいます。目的は、評価する側が、評価される側のモチベーションを上げ能力を向上させることです。フィードバックは、たとえば以下のように使われます。
例
「的確なフィードバックのおかげで問題点が明らかになったうえ、その後のスキルアップに繋がりました。」
フィックス
フィックスは多くの意味を持つ単語ですが、ビジネス用語で使う場合は「固定」「決定」の意味で使われるのが一般的。また、「修正」という意味で使用されることもあるようです。IT業界では、プログラムの修正そのものをフィックスと呼ぶことがあります。フィックスの使用例は、以下のとおりです。
例1(固定、決定)
「手元のレジュメが、フィックス版のものです。ご確認ください。」
例2(修正)
「PCに不具合が生じた。早急にフィックスが必要なようだ。」
プライオリティ
ビジネス用語においては、「優先権、優先順位」という意味で用いられています。業務案件に着手する緊急度を表す言葉としても、使用されているようです。
例
「この案件はプライオリティ高めの対応でお願いします。」
リスケ
「スケジュールを再度組み直す」という意味で使用されています。どの業界でも使われていますが、金融業界の場合のみ「返済が困難になってきたので、返済計画を組み直す」という意味に限定して使用されるようです。
例1
「出張が入ったので、明日のミーティングは来週へリスケします。」
例2(金融業界)
「売り上げが落ちている取引先から、返済が困難なためリスケの依頼がありました。」
上記以外にも、多くのビジネス用語があります。馴染みのない言葉の意味を早合点したり、曖昧なままにしておくと、業務に支障が出る恐れも。分からない用語は素直に先輩へ尋ねたり、調べたりして、早期に解決することが大切です。「知っておきたいビジネス用語は?よく使われる言葉を一覧で紹介」では、より多くのビジネス用語を紹介しているので、チェックしてみてください。
また、企業によっては会社独自の言葉が存在することもあります。すぐにすべてのビジネス用語を覚える必要はありませんが、気になる業界で使用されやすいビジネス用語は事前に確認しておくのがおすすめ。あらかじめ目を通しておくことで自信や安心感につながり、就職・転職活動を進めやすくなるでしょう。
ビジネス用語とあわせて正しい敬語も把握しておこう
就職・転職活動では、ビジネス用語だけでなく、敬語の正しい使い方を知っておくことも重要です。「印象が良いビジネスメールの言い回しとは?間違えやすい敬語をご紹介」のコラムでは、ビジネスメールで押さえておきたい敬語や間違いやすい敬語の言い回しを紹介しています。「自分の敬語が正しいか自信がない」という場合は、ぜひチェックしてみてください。就職・転職活動に関して、ビジネス用語のほかにも役立つ情報を知りたい場合はハタラクティブを利用してみてはいかがでしょうか。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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