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異動願いの書き方とは?出すときのマナーと注意点
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この記事のまとめ
- 異動願いとは、会社内で異動を願い出るときに提出する書類のこと
- 異動願いを提出する前に、社内の人事制度を確認しておこう
- 異動制度の種類には、「自己申告制度」「社内FA制度」などがある
- 異動願いの書き方が会社で決められている場合は、その取り決めに従う
- 異動理由はネガティブで主観的なものではなく、前向きな書き方にしよう
- 異動が決まっても業務や引き継ぎを疎かにせず、責任を持って最後までやり遂げる
「異動願いの書き方を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。異動願いとは、社内で異動を希望する際に提出する書類のことを指します。書き方をはじめ、手順や提出するタイミングなどにマナーがあるため、しっかりと押さえておくことが大切です。このコラムでは、異動願いの書き方やマナー、相談するタイミングなどを紹介。会社内の異動を考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
異動願いとは
異動願いとは、同じ企業内で別の部署への配置転換を希望する際に提出する書類のことです。異動願いを出す主な理由としては、「キャリアアップを目指したい」「違う環境で成長を試したい」といった前向きなものが挙げられます。また、家庭の事情や体調問題といったやむを得ない事情により、配置換えや勤務地の変更などを希望する場合もあるでしょう。
異動願いを出す前に確認しておくこと
異動を考えるときは、まず会社の人事制度をチェックすることからはじめましょう。会社によっては「自己申告制度」「社内公募制度」「社内FA制度」などを設けているため、自分が利用できる制度がないかを確認します。
人事制度の種類について
主な人事制度の種類は、以下のとおりです。
「自己申告制度」
社員自らが自分のキャリアや実績、希望などを考慮して、企業へ人事異動を申告できる制度です。申告すれば誰でも異動できるという訳ではなく、企業側が必要と判断すれば異動することができます。
「社内公募制度」
既存部署に欠員が出た場合や人手が足りないときに、社内に人材の募集をかける制度です。部署によっては、面接やテストを課して異動を判断するケースもあります。
「社内FA制度」
企業で業績や経験が高く評価されている人に対し「フリーエージェント」の権利を与えることで、社員の自発的なキャリア開発を促す制度です。権利を与えられた社員が「FA宣言」をすると、その人の力を必要とする部署が声をかけます。希望部署から声をかけてもらうには、自らの実績や能力を売り込む必要があるでしょう。
なお、上記のような人事制度が職場にない場合や家庭の事情、体調不良といった個人的な問題がある場合でも、いきなり異動願いを出すのは避けたほうが無難です。どのような理由であっても、まずは直属の上司に相談するのが基本です。上司に話を通す前に噂が先行して職場に広まるのは印象が良くないため、軽はずみな言動をとらないよう注意しましょう。部署異動を相談する手順については、「部署を異動したい場合の相談相手とは?希望を叶えるポイントなどを解説」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
異動願いの書き方
異動願いの書き方は、会社によって書式が決まっている場合があります。あらかじめ就業規則で確認したり人事部に問い合わせたりして、会社の取り決めに従いましょう。異動願いの書式が決まっていない場合は、以下の項目を記載します。
日付
まず、右上に日付を書きます。日付は提出日を記載しましょう。
宛名
左上に「〇〇殿」または「〇〇人事部長殿」などと宛先を記載します。
部署名、氏名
宛名から1行空けて、右下に部署名と氏名を書き、捺印します。
タイトル
部署名や氏名の下の中央に「異動願」と記入します。
本文
タイトルを記載した下の行から、「この度以下の理由により異動を希望しています。ご配慮いただけますようお願い申し上げます。」などと本文を記入します。その下に「所属部署名と所属期間」「異動を希望する部署名」「異動希望時期」「異動を希望する理由」を箇条書きで記載しましょう。
結び
最後に、右下に「以上」と書いたら完成です。
企業によっては、異動願いの伝え方や提出書類に細かいルールがなく、上司に口頭で伝えれば済むこともあります。スムーズに異動の相談をするためにも、会社のルールは事前に確認することが大切です。
異動願いを出す際のマナーと注意点
では、異動願いを出す際は、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。以下で提出する際のマナーやポイントを紹介していきます。
異動理由はポジティブな内容にする
異動願いを書くときは、「人間関係によるストレス」「仕事がつまらない」などネガティブかつ主観的な理由ではなく、「異動が自身と会社の成長へと繋がる」といったポジティブな表現にすることがポイントです。体調不良や闘病などのやむを得ない理由がある場合は、診断書を提出するのも良いでしょう。異動によって改善する点や、業務に支障なく働けるということを説明し、会社から理解を得られるような内容に工夫することが大切です。
忙しい時期を避けて異動を相談する
異動を相談する時期は、会社の繁忙期や決算期はできるだけ避け、人事異動のタイミングを見計らうのがおすすめです。急な人事異動は、会社にとって負担になりやすいということを念頭に置き、相談後は焦らず落ち着いて人事や上司の決定を待ちましょう。また、異動が決まったあとも、現在の部署での仕事は変わらずに進めることが大切です。異動が決まったからといってなおざりにしていると、「無責任」というイメージに繋がりかねません。自分の業務はもちろん、引き継ぎなども最後までしっかり行い、スムーズで円滑な異動を目指しましょう。
「異動願いが受理されなかった」「今の働き方や仕事が自分に合わない」「自分に合った職場で働きたい」などとお悩みの場合は、転職を検討してみるのもおすすめです。
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異動願いに関するFAQ
ここでは、異動願いに関してよくある質問に、Q&A方式で回答します。
異動願いを提出するのに適したタイミングはありますか?
基本的に、人事異動シーズンの前には異動願いを出しましょう。会社の繁忙期や決算など多忙な時期は避けるのがマナーです。また、入社後間もないときの異動願いは、理由によってはマイナスな印象を与えかねません。異動願いを提出する前に職場の人事制度を確認しておきましょう。
異動願いが受理されないことはありますか?
異動願いを提出しても必ず承認されるわけではありません。理由としては「今の部署から抜けられたら困る人材」「今の部署に向いている」「異動のタイミングが適切でない」など、企業によってさまざまです。異動願いを叶えるコツは、「部署異動が行われる理由とは?希望したい場合や拒否できるかどうかも解説」のコラムでも触れているので参考にしてみてください。
異動願いで避けた方が良い理由とは?
「残業が多い」「給料が低い」などの理由は、企業側にマイナスな印象を与えかねません。基本的に人事異動とは、社員の能力向上やステップアップのために実施するもの。労働時間や勤務条件のみを理由とした人事異動は好ましく思われない可能性もあります。どうしても今の状況を変えたい場合は、ポジティブな理由を伝えましょう。「異動願いを提出したい!提出のタイミングや正しい書き方を例文付きで解説!」では、異動願いの内容を例文を交えて紹介しているので参考にしてみてください。
異動願いが通らなかったら諦めるべき?
異動願いが受理されなかった場合、時期を変えて再度提出することもできます。「どうしても新しい部署で働きたい」という意思があれば、「現部署の業務で成果を出す」「新しい部署で活かせるスキルを身につける」といった努力をしましょう。企業によっては、異動できる可能性があります。それでも異動が叶わない場合は、転職を視野に入れるのも一つの方法です。「ハタラクティブ」では、プロのアドバイザーが希望や適性に合った職場を提案しているので、ぜひ一度ご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。