- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 大学中退から高収入を得られる?平均年収の違いや稼げる仕事をご紹介
大学中退から高収入を得られる?平均年収の違いや稼げる仕事をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 大卒者と比べると、大学中退の方は平均賃金が低い傾向がある
- 大学中退で高収入を狙うなら、初任給が高い業界や成果が収入に直結する仕事を探そう
- 大学中退から高収入の企業を目指すなら、サービス業の経験や成長意欲のアピールが大事
- 大学中退から高収入を狙える業界の例は、IT業界や建設業など
- 大学中退から高収入を狙える仕事に就職するには、キャリアプランを考えることが大切
「大学中退で高収入を得て成功者になりたい」「大学中退後に稼げる会社に入社できる?」と考える方もいるでしょう。大学中退と大卒では平均賃金に差がありますが、大学中卒から狙える高収入な仕事の特徴を掴めば、叶えることは不可能ではありません。 このコラムでは、大学中退で高収入を狙える仕事の探し方をご紹介。高収入を狙える業界や就職のコツなども解説します。高収入を得たい大学中退の方はぜひご覧ください。
大学中退と大卒の平均収入の差はどれくらい?
大学中退すると最終学歴が高卒となり、大卒者に比べて初任給が低い傾向となるのが一般的です。また、会社によっては学歴が昇給・昇格にも影響する場合があるため、入社〜退職までの生涯賃金も低くなる可能性があるでしょう。 この項では、大学中退(高卒)の方と大卒の方の収入差について解説します。
初任給で5万円以上もの差がある
厚生労働省の調査「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (9)新規学卒者の学歴別にみた賃金」によると、男女計の最終学歴ごとの初任給は以下のとおりです。
最終学歴 | 賃金(男女計) |
---|---|
高校 | 18万6,800円 |
専門学校 | 21万4,500円 |
高専・短大 | 21万4,600円 |
大学 | 23万7,300円 |
大学院 | 27万6,000円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (9)新規学卒者の学歴別にみた賃金」
大学中退により最終学歴が高卒となった場合、大卒者に比べて初任給が5万円以上低いことが分かるでしょう。入社後、たとえ速いペースで昇給できたとしても、学歴による初任給の差を埋めるのは難しいといえます。そのため、大学中退者が将来性を軸に高収入を目指すには、入社後すぐに稼げる仕事を選ぶのがおすすめです。
平均賃金は男性だと10万円以上もの差
同調査の「(3)学歴別にみた賃金」によると、大卒の平均賃金(全年齢)は男性39万9,900円、女性29万9,200円なのに対し、高卒は男性30万6,100円、女性23万500円です。 また、学歴による年齢ごとの平均賃金を示したグラフは以下のようになっています。
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (3) 学歴別にみた賃金」
上記を見てみると、入社後の高卒者の給料の伸びは、大卒に比べてゆるやかであることが分かります。最も賃金が高い55〜59歳の時期には、大卒男性の平均賃金は52万600円、大卒女性は38万6,100円という結果になりました。しかし、高卒男性の平均賃金は36万500円、高卒女性は24万7,900円となり、大卒の方金額と比べると大きな差に。大学中退の方が高収入を得るためには、学歴に関係なく給与アップが狙える仕事を探す必要があるでしょう。
生涯賃金の差は約5,000万円にもなる
労働政策研究・研修機構(JILPT)「ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集― 21 生涯賃金など生涯に関する指標」の調査では、学校卒業後フルタイムの正社員を続けた場合の、60歳までに得られる退職金を含めない生涯賃金を示しています。調査結果によると、男性は大学・大学院卒で2億5,000万円なのに対し、高卒は2億円で、生涯賃金の差は5,000万円です。女性の場合は、大学・大学院卒が2億円、高卒が1億5,000万円となり、差額は5,000万円となります。
ただし、同調査によると、生涯賃金は企業規模が大きいほど高くなる傾向にあることも明らかです。大学中退の場合も、大企業に就職すれば入社後に高収入を狙える可能性はあり、将来性も期待できるでしょう。高収入のほかに大企業に就職するメリットを知りたい方は、「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」をご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
労働政策研究・研修機構(JILPT)
ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集―
大学中退者と大卒者の年収に差が出る理由
ここでは、大学中退者と大卒者の年収に差が出る理由をご紹介します。挙げられる主な理由は、以下の3つです。
大学中退は「高卒」扱いになり初任給が低いから
大学中退者と大卒者の年収に差が出る理由の一つは、主に学歴による初任給の違いです。「初任給で5万円以上もの差がある」で解説したように、高卒に該当する大学中退者と大卒者では、初任給の差が大きいことが分かっています。また、昇給額にも差が出る傾向があることから、両者の年収は年齢を重ねるごとに開きやすいようです。
大卒や新卒向けの求人に応募できないから
高卒に該当する大卒中退者は、募集要項が大卒以上の求人や新卒向けの求人に応募できません。高卒者や学歴不問で人材を募集している企業は中小規模が多い傾向があり、大手企業と比較すると、給与が低くなってしまう可能性もあるでしょう。
正社員として働き始めるのが遅くなるから
一概にはいえませんが、大学中退した方は正社員として働き始めるのが遅くなる場合もあり、年収に差が開くこともあります。大学を卒業する場合、通常は21~22歳頃に就活を行い、卒業後はすぐに正社員として働き始めるのが一般的です。一方、大学中退の場合、中退後すぐに就活を行って正社員になる方もいますが、フリーターや派遣社員などの非正規雇用で働き続けたり、一時的にニートとして過ごしたりする方もいるでしょう。就活のタイミングが遅れると、正社員としてのキャリアをスタートさせる年齢が高くなり、新卒で就職した大卒の方に比べて年収に差が出る場合があるでしょう。
大学中退で高収入を叶える就職先の特徴
大学中退から高収入を叶えるためには、平均給与が高かったり、学歴ではなく仕事の頑張りや成果が評価されやすかったりする仕事に応募するのがおすすめです。ここでは、高収入を狙える仕事や業界の一例をご紹介します。
平均給与が高い業界
金融業界や医療業界、マスコミといった、平均給与が高い業界・業種は将来性があり「稼げる仕事」といわれています。人気が高いぶん、大学中退から挑戦するにはハードルが高いと思われがちですが、仕事に活かせる資格などがあれば就職できる可能性はあるでしょう。語学力に自信がある人は、高収入を狙える外資系企業もおすすめです。 大学中退から稼ぎやすい業界については、後述する「大学中退から高収入を得やすい5つの業界」でご紹介しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
初任給が高い人手不足の仕事
人手不足の仕事では、人材確保のために入社の初任給を平均以上に高く設定している会社もあります。そのため、大学中退の場合も大卒並みの初任給を得られることも。ただし、就職後の給与アップが難しい会社もあるので、応募の際には注意しましょう。
頑張り次第で収入アップが可能な仕事
営業職や販売職のように、歩合制やインセンティブのある仕事は頑張り次第で高収入を目指せるため、将来性に期待できます。実力主義で学歴が関係ないため、大学中退から入社後、大卒以上に稼げる可能性がある仕事といえるでしょう。応募後の選考では人柄やコミュニケーション能力などが評価基準になるので、大学中退の場合も適性があればなお採用される可能性が高まるといえます。
大学中退から高収入を得たいという方は、「高卒の平均年収は?大卒と変わらない?給与の高い仕事と収入アップのコツ」を確認してみてください。高卒で年収が高い産業ランキングや、高卒で高収入を目指すコツなどを紹介しています。 また、「高卒で取れる資格はある?高収入を目指す方法やおすすめの職種も紹介!」では、最終学歴が高卒の方に向け、取ると応募後の選考で有利にはたらく資格や高収入の目指し方などを解説。大学を中退して高収入の仕事を目指しているなら、こちらのコラムを参考に資格取得を検討してみても良いでしょう。
大学中退から高収入を得やすい5つの業界
大学中退者が高収入を狙える仕事には、営業以外にもITエンジニアや建設業といった仕事があるようです。この項では、大学中退・未経験から高収入を狙える業界や職業を紹介します。
大学中退から高収入を得やすい業界
- 通信・IT業界
- サービス業
- 金融業
- 自動車業
- 建設・不動産業
大学中退から高収入を得やすい業界 通信・IT業界 サービス業 金融業 自動車業 建設・不動産業
1.通信・IT業界
近年急速に市場が拡大しているIT業界は、ITエンジニアやプログラマーなどの育成が追いつかず、人手不足が加速しています。そのため、通信・IT業界では、未経験OKとして採用を歓迎している企業も多いようです。大学中退の方も、技術系の学部にいた場合は将来性に期待され、採用されやすい場合もあります。
2.サービス業
サービス業は、大学中退から高収入を得られる可能性がある業界の一つです。サービス業は多様な職種が存在し、特に営業やマネジメント職では実績やスキルが重視されるため、学歴よりも経験や能力が評価されることがあります。現場での経験を積むことで、早期に管理職やリーダーシップポジションに昇進するチャンスもあるでしょう。
3.金融業
「大学中退から金融業を目指すのは難しいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、金融業のなかでも営業職やカスタマーサポートなどは、学歴よりもスキルや実績が重要視される傾向があります。また、金融業に特化した資格取得をすることで、採用担当者にアピールする材料となるでしょう。 なお、金融業の仕事に活かせる資格には、日商簿記やFP技能士などの資格が挙げられます。詳しくは後述の「大学中退から高収入を目指すためにおすすめの資格6選」で解説するので、あわせてご覧ください。
4.自動車業
自動車業には素材メーカーや部品メーカーなどさまざまな会社がありますが、大学中退の方の就職には、学歴をあまり重視されない自動車販売会社がおすすめです。自動車販売会社では売った車の台数に応じてインセンティブをもらえる場合も多いため、成績次第で高収入を狙うこともできるでしょう。
5.建設・不動産業
建設業は若手の人材不足のため、大学中退から就職しやすい仕事です。また、資格の種類も多く、手に職をつけられるため、学歴を問わず高収入を狙える仕事といえるでしょう。
体力勝負の仕事というイメージがありますが、施工管理技士の国家資格を取得して、工事のスケジュール管理や品質管理を担当する施工管理者になれば年齢を重ねても、働き続けやすいようです。経験を積んだり資格を取得したりすることで、長期的な高収入を目指せます。
大学中退で高収入を得たい方におすすめの職種6つ
大学中退で高収入を得たい方におすすめの職種には、営業職や販売職、IT系の技術職などが挙げられます。以下で詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退で高収入を得たい方におすすめの職種
- 営業職
- 販売職
- 事務職
- IT系の技術職
- ドライバー
- 公務員(大卒程度)
1.営業職
大学中退で高収入が期待できる応募先のひとつに、営業職があります。営業職はコミュニケーション能力があれば、専門的な知識がなくてもチャレンジできる職種です。また、営業職はどの業界にも存在しており、もともと求人数がほかの職種以上に多い傾向にあるため、大学中退後に学歴不問の求人を探しやすいでしょう。営業職は成績に応じてインセンティブを設定している企業も多いことから、高収入も狙いやすいといえます。
営業職は営業手当や歩合制で稼げる可能性がある
営業職は「基本給+歩合制」や「完全歩合制」になっていることが多いため、仕事での成果がそのまま収入に反映されます。そのため、入社後は年齢・勤続年数を問わず、実績次第で収入アップを目指せるのが特徴です。 しかし、同時に売上ノルマが設定されていることも多く、ノルマをクリアしなければ歩合給を手にできない場合もあることを覚えておきましょう。 ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
2.販売職
販売職は、大学中退の方も高収入を得るチャンスがある職種の一つです。学歴よりもスキルや経験が重視されるため、実力次第で多くの給与をもらえるでしょう。成績優秀な販売員は、将来的にマネージャーやリーダー職に昇進することも可能なため、これによりさらに高収入を得られることも。販売職も多くの業界に存在しているため、自分の興味や得意分野に合った業界を選ぶことが重要です。
3.事務職
事務職も、大学中退の方が高収入を得られる仕事です。事務職には多様な業務があり、企業によって求められるスキルや経験が異なります。一般的にはPCスキルやコミュニケーション能力が求められますが、就職した業界に特化した知識や資格があれば、より高い収入を得るチャンスが広がるでしょう。非正規雇用であっても事務職としての実務経験があったり、専門的なスキルを持っていたりする場合は、面接で企業から高めの給与を提示されることもあります。
4.IT系の技術職
IT系の技術職に求められるのはITスキルや経験であるため、学歴はそこまで重要視されないでしょう。大学中退であっても、スキルを身につけていたり知識をもっていたりすれば、大卒の方と同様の高収入を得ることも可能です。「1.通信・IT業界」でも触れたように、IT業界では人手不足が加速しているため、就職自体がしやすい傾向にあるといえます。
5.ドライバー
バスやタクシーなど、運転する車によって必要な免許は異なりますが、ドライバーの仕事は免許さえあれば、学歴に関係なく就職が可能です。なかでも、タクシーの需要が高い地域でのタクシードライバーや、長距離運転を行う大型トラックのドライバーなどは、高収入を得やすいでしょう。
ひとくちにドライバーといっても、職種は多種多様です。詳しくは、「正社員ドライバーになるには?転職成功のポイントや求人の探し方を解説!」のコラムをご覧ください。
6.公務員(大卒程度)
公務員は学歴不問なため、年齢制限をクリアできれば大学中退の方も挑戦可能です。公務員試験の「大学程度」は学歴ではなく試験の難易度のことなので、大学中退の場合も受験できます。公務員の上級試験(大卒程度)に合格すれば、大卒の方と同程度の収入を得られるでしょう。
ただし、試験は難関であるうえ、営業職などと比べると高収入をすぐに手に入れられる訳ではないといった側面も。民間企業と公務員の給与の違いや、大学中退者が受験できる公務員試験については「大学中退者は公務員になれる?面接の通過方法や給料事情をご紹介!」のコラムで詳しく解説していますので、ご覧ください。
大学中退から高収入を目指すためにおすすめの資格6選
ここでは、大学中退から高収入を目指すためにおすすめの資格をご紹介します。高収入を得るために役立つ資格はさまざまですが、大学中退の方におすすめの資格は、以下のとおりです。
大学中退から高収入を目指すためにおすすめの資格
- マイクロソフトオフィススペシャリスト
- 日商簿記検定
- TOEIC
- 秘書検定
- 宅地建物取引士
- FP技能士
1.マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、WordやExcel、PowerPointなどの操作スキルを証明するものであり、ビジネスシーンでの需要が高い資格です。多くの企業がマイクロソフトオフィス製品を業務に利用しているため、MOSの資格を取得することで、就職の際に有利に働くことが期待できます。特に、Excelのスキルはデータ分析や報告書作成に欠かせないため、資格を取得することで業務効率が向上でき、高収入の仕事に就くチャンスが広がるでしょう。
2.日商簿記検定
日商簿記検定は、初級から上級までのレベルがあり、自分のスキルに応じて段階的に学べます。特に、2級以上の資格を取得することで、企業の経理部門や会計事務所での就職が有利になる可能性があるでしょう。また、簿記の知識は会計業務だけでなく、経営やマーケティング、さらには起業を考える際にも役立ちます。フリーランスとして独立する際にも、自分のビジネスを管理するために必要なため、大学中退から高収入を目指すために取得しておくと、就職先の選択肢が増えるでしょう。
3.TOEIC
TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測定するための試験です。近年では英語力のある人材を求める企業も増えているため、大学中退の方が行う就活において、TOEICのスコアは企業へのアピール材料になるでしょう。英語力が必要な業務に就いた場合、TOEICの取得は就職後のキャリア形成にも影響を与える要素になります。特に、外資系企業や海外事業部などへの就職では有用といえるでしょう。
4.秘書検定
秘書検定は、ビジネスシーンで必要な基本的な知識やスキルを身につけられる資格で、特に企業の秘書や事務職で重宝されるでしょう。ビジネスマナーやスケジュール管理能力、情報管理能力など、職場で求められる幅広いスキルを習得できるので、多くの企業や業界に対しアピールできます。 また、秘書検定を取得することで就職の幅が広がり、より高収入の仕事に就ける可能性も高くなるでしょう。
5.宅地建物取引士
大学中退後に高収入を目指すための資格として、宅地建物取引士もおすすめです。宅地建物取引士の資格は、不動産業界での専門知識を証明するものであり、特に不動産の売買や賃貸に関する業務に従事する際に必要。宅地建物取引士の資格を取得すると、法律や不動産に関する知識を身につけられ、顧客に信頼性の高いサービスを提供できるでしょう。 また、宅建士として経験を積むことで、将来的には独立して不動産業を営むことも可能になり、高収入を得るチャンスが広がります。
6.FP技能士
大学中退から高収入を目指すために、FP技能士の資格を取るのもおすすめです。FP(ファイナンシャルプランナー)とは、個人や企業の財務状況を分析し、資産運用やライフプランに基づいたアドバイスを提供する専門家。資格を取得することで、金融知識や資産管理のスキルを身につけられます。FPは多くの業界において需要が高いため、経験を積めば高収入を得ることも可能です。
大学中退から高収入を狙える仕事に就職する6つのコツ
「大学中退してから社会人経験がない…」「大学中退した人に対して企業は厳しそう…」と不安な方もいるでしょう。ここでは、大学中退から高収入を狙える仕事に就職するコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.将来的なキャリアプランを考える
就活において、キャリアプランを考えることは大切です。キャリアプランを明確に持つことで、自分の目指す方向性や目標を具体的に描くことができ、企業選びや職種選択においても一貫性を持たせられます。これにより、自己PRや志望動機を作成する際にも、自分のビジョンに基づいた説得力のある内容を伝えることが可能になるでしょう。
高収入の仕事はそれだけ競争率が高いため、ほかの応募者と差をつけられるよう、綿密なキャリアプランを立てることが必要になります。「キャリアプラン例や具体的な立て方を解説!面接で効果的な答え方もご紹介」を参考に、キャリアプランを作成してみましょう。
2.早めに行動し空白期間を作らない
大学中退後はなるべく空白期間を作らず、できるだけ早く就活を始めるようにしましょう。空白期間があると、企業は「なぜ働いていない期間があるのか?」と懸念を抱きます。空白期間が長ければ長いほど、企業側を納得させるのが難しくなるでしょう。
面接で空白期間について尋ねられた時の答え方は、「空白期間を面接で聞かれたら?『何もしてない』はOK?答え方や例文を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
3.大学中退の理由をポジティブにまとめる
大学中退から高収入を狙える仕事に就職するためには、大学中退の理由をポジティブに捉え、自己成長の一環としてアピールすることが大切です。たとえば、「大学での学びが合わなかったことをきっかけに、より実践的なスキルを身につけるために関連する業種のアルバイトをしていた」と説明することで、積極的な姿勢を示せます。 大学中退をネガティブに捉えるのではなく、自分の成長の一部としてポジティブにアピールすることで、高収入の企業へ就職することも可能といえるでしょう。
大学中退の事実は隠さないようにしよう
「大学中退について聞かれたくない」「中退したことを隠したい」という気持ちがあっても、大学中退の事実は隠さないようにしましょう。大卒と偽ったり、中退であっても大学へ進学した経歴を書かなかったりするのは、経歴詐称に該当します。経歴詐称が発覚すると企業からの信頼を失ってしまい、不採用の可能性が高くなるでしょう。また、バレずに就職できたとしても、入社後に嘘が発覚した場合は、企業から何らかの処分を受ける可能性があります。
4.就きたい仕事の経験を積む
どうしても就活がうまくいかない場合、まずはアルバイトや派遣社員などで、就きたい仕事の経験を積むのもおすすめです。就きたい仕事やそれに関連する業務であれば、雇用形態が正社員ではなくても、実務経験として評価される可能性があります。就職までの空白期間を埋めることにも役立つので、選択肢の一つとして検討してみましょう。
5.学歴や経験不問の求人を探す
大学中退の方は、学歴や経験不問の求人を中心に探すことで、就職の可能性を高められるでしょう。求人のなかには「大卒以上」を募集要項としているものもあり、明記されていなくても大卒の応募者を優遇する企業も存在します。しかし、学歴不問の求人であれば、ポテンシャルやスキル、実績などを重視してもらえるため、学歴に関係なく高収入の仕事に就くチャンスがあるでしょう。
6.成長意欲をアピールする
就活では、成長意欲の高さをアピールするのが効果的です。「目標を達成したい」「もっと上を目指したい」という意欲が高い人は、大学中退・未経験から将来性を期待して採用される可能性が高くなります。成長意欲の高さをアピールするには、アルバイトでの努力や成功など、具体的なエピソードを根拠にすると説得力が増すのでおすすめです。
大学中退で高収入な仕事を探す際におすすめの方法
大学中退の方が高収入な仕事を探すときは、以下の方法がおすすめです。就活が初めての方や、就活に苦戦している方は、参考にしてみてください。
ハローワークを利用する
大学中退後に高収入の仕事を探す場合、ハローワークの利用を選択肢の一つとして検討してみましょう。ハローワークは就職や転職に関する幅広い情報を提供しており、特に地域に密着した求人情報を得ることができます。地元の企業や中小企業の求人が多く掲載されているので、大学中退の方が応募しやすいポジションが見つかる可能性もあるでしょう。
求人サイトに登録する
求人サイトには幅広い職種や業界の求人情報が掲載されており、自分の興味がある仕事を見つけやすいのがメリットです。また、フィルター機能を使って給与や勤務地、雇用形態などを指定することで、より自分に適した求人を効率的に探せます。スマートフォンがあれば隙間時間に手軽に求人を検索できるので、自分のやりたいタイミングや自分のペースで就活を進めたい方におすすめです。
就職・転職エージェントを活用する
就職・転職エージェントとは、求職者のスキルや経験に基づいて適切な求人を紹介してくれる、民間のサービスです。大学を中退した場合、学歴が重視される企業では不利になることがありますが、エージェントは一人ひとりの強みやポテンシャルを理解し、適切な職場を見つける手助けをしてくれます。
また、エージェントは業界のトレンドや求人市場の動向に精通しているため、今後のキャリアにおいて有望な職種や企業を提案してくれることも。履歴書の書き方や面接対策など、就活全般にわたるサポートも受けられるため、自信を持って就活に臨めるでしょう。
「大学中退から高収入を得られる仕事を探したい」という方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代の第二新卒やフリーターを対象にした就職エージェントです。学歴によって就職活動に自信の持てない方、正社員未経験で就職先の選択肢や応募先が少ない方など、就職活動に関するさまざまなお悩みをヒアリングし、仕事探しをサポートします。ハタラクティブでご紹介する求人は、学歴や経験を問わないものも多く、さまざまな応募先からぴったりの仕事を見つけられるでしょう。また、書類添削や面接対策などを行い、万全の体制で就職活動をお手伝いいたします。サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
大学中退で高収入の仕事に就くためのお悩みQ&A
ここでは、「大学中卒から高収入の仕事に就きたい」と考えている方に向け、よくある質問や疑問にお答えしていきます。
「大学中退・資格なし」で就職して高収入を狙えますか?
「大学中退・資格なし」から高収入の仕事に就職するのは、狙う企業や職種によっては難しい場合もありますが、不可能ではありません。学歴を重視している企業は少なくありませんが、学歴だけでなくスキルや経験、人柄などを基準に採用を行う企業も多いです。面接対策をしっかり行い、自分の強みを効果的に伝えることができれば、学歴に関係なく高収入を狙えるでしょう。
面接対策のやり方は、「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムを参考にしてみてください。
大学中退で高収入を狙える仕事は残業が多いですか?
残業が多い場合もあります。一般的に、高収入の仕事は業務量が多く、求められるスキルも高いといわれるのが理由です。一方で、残業が少ない仕事にはルーティンワークが多いものの、成長やスキルアップが難しい可能性があるでしょう。残業をしたくない方は、収入よりも働き方で会社で応募先を決めるほうがおすすめといえます。
残業が少ない会社の特徴については「『残業なし』の仕事に転職するには?正社員で土日休みも実現できる?」のコラムをご覧ください。
大学中退から高収入な正社員に就職できるか不安です…
大学を中退してしまった場合も、就職先の業界や職種の選び方を知っておくことで、正社員就職や高収入を叶えることは十分可能です。このコラムの「大学中退で高収入を叶える就職先」では、大学中退から高収入を叶えるための業界・仕事の選び方のポイントを解説しています。
なお、就職活動において就職先の選び方や応募書類、面接などの対策に不安のある方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが相談者にぴったりの求人情報をご紹介するほか、面接対策や企業とのやり取り代行など、全面的に就職活動をサポートいたします。サービスは無料ですので、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。