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仕事でミスが続くときの原因と対処法を紹介!気持ちを切り替える方法を解説
更新日

この記事のまとめ
- 仕事でミスが続くときは「事実確認」「上司への報告」「原因究明」の3段階で対処する
- 仕事でミスが続くときの原因は「寝坊/遅刻」「報告漏れ」「ビジネスマナーでのミス」など
- 「自分を労わる」「人に話す」ことなどが、仕事でミスが続くときの対処法
- 「失敗の共通点を探す」「違和感を放置しない」などが仕事のミスを防止する際に有効
- 仕事でミスが続くのは合っていない可能性もあるので、転職も検討してみよう
「仕事でミスが続くときがある…」とお悩みの方もいるでしょう。仕事でミスした場合は過度に落ち込まず、冷静にミスの原因を見極めたり対処法を試したりするのがおすすめです。
このコラムでは、仕事でミスしたときの対処法やよくある仕事の失敗経験について解説しています。仕事のミスの対処法や、辛い気持ちを切り替える方法もまとめました。このコラムを読んで、仕事のミスに対する不安を解消するきっかけにしてみてください。
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仕事でミスが続くときに知っておきたい3つのポイント
ミスが続いて落ち込む前に以下の3つのポイントを知っておきましょう。尊敬できる先輩や上司も、どのような人も最初から完璧だったわけではありません。ミスを繰り返すことで得られるものもあるはずです。ミスは自分自身を前進させるサインだと考え、落ち込み過ぎずに、冷静に対応してみてください。
1.ミスは誰にでも起こる当たり前のこと
ミスが続くと、「自分はだめな人間だ...」と感じてしまうことがあります。ですが、ミスから得られる教訓や改善策を、次の失敗を防ぐために活かせる可能性もあるでしょう。ミスは自分を変えるためのサインでもあるため、ミスが続く状況をチャンスと捉え、次の一歩を踏み出す力に変えるのがおすすめです。
2.落ち込むのは成長の始まり
ミスが続いて落ち込むときこそ、成長の第一歩です。落ち込む気持ちは、自分を「もっと良くしたい」「変わりたい」という意識の表れです。ミスを悔しいと思う気持ちは自分自身が前向きな証拠だといえます。
3.自分が思うほど周囲は気にしていない
ミスが続いたとき、「周りからどう思われているんだろう...」と不安になることもあるでしょう。しかし、自分が思うほど周りはあなたのミスを気にしていないものです。職場ではそれぞれが自分の業務や課題に集中しているため、一人のミスが長く心に残ることはないでしょう。
起こしたミスよりも、その次に取る行動の方が重要です。ミスしたことに捉われ過ぎず、「どうすればミスを挽回できるか」を考えましょう。
仕事でミスが続くときの主な原因とは?
「仕事でミスばかり続いてしまう…」という場合、落ち込むと同時に何が原因でミスしてしまうのか気になっている方も多いでしょう。下記では、ミスが続くときの主な原因について紹介していきます。自分に当てはまっているものがないか、一つひとつ確認していきましょう。
集中力が欠けている
仕事でミスが続く原因のなかで多いのが、集中力が欠けていることです。仕事中に別のことを考えていたり、前日に夜更かしをして頭が働かなかったりすると集中力が切れ、人間はミスをしやすくなります。また、仕事に集中できていないとミスが続くだけでなく、なかなか仕事がはかどらず一つの仕事を終わらせるのに時間が掛かってしまうこともあるのです。
仕事でのミスを避けるためにも、集中して効率良く仕事を行うことを心掛けましょう。夜更かしを控えるほか、集中力が切れたらミスのサインだと考え、軽いストレッチをしたり、コーヒーを飲んだりするなどして気持ちを切り替えることも大切です。
ミスを反省しない
仕事でミスした後になぜミスしたのか原因を考えないと、再度同じミスを繰り返す恐れがあります。
仕事でミスが続く場合は、何が原因でミスしたのかを明確にし、今後の業務に活かしましょう。また、ミスの原因を明確にすることによって、ミスを防ぐための対策を行えます。対策を行い、事前に失敗を防ぎましょう。
確認不足
仕事を行ううえで、確認不足が多いとミスが増える傾向にあります。大事な資料やお客さまから受けた商品の注文などを確認せずにそのまま納品してしまうと、後になってから資料に誤字が見つかったり、商品の数が合わなかったりすることなどがあるでしょう。
仕事でミスをしないためには、確認が重要です。「ミスが続く」「小さな失敗をよくする」という人は、確認作業をこまめに行うことをおすすめします。
仕事を始めたばかりで身についていない
仕事を始めたばかりでまだ業務の進め方が身についてない時期は、失敗してしまうことがあるでしょう。仕事に慣れるまでに掛かる時間は、早くても3ヶ月から半年程度は掛かるものです。新しい仕事を始めたばかりのときは、「人間は失敗しながらコツをつかんでいくもの」と考え、過度に気にしないようにしましょう。
ただし、仕事を始めたばかりだからといって何をしても許されるわけではありません。具体的には、「分からないことはすぐに確認する」「ミスをしたらすぐに報告する」「責任をもって取り組む」という点を意識しておく必要があります。
仕事でミスが続いて落ち込んでしまう場合は、「まだ仕事に慣れていないだけ」と気持ちを落ち着かせ、まずは仕事に慣れるのを目標に日々の仕事を一つずつこなしていきましょう。
職場環境が悪くパフォーマンスが落ちている
人間関係や労働環境といった職場の環境が悪く、パフォーマンスが落ちているときにもミスが続いてしまうことがあります。たとえば、職場で陰口を言い合う人がいたり、上司が高圧的で話し掛けづらかったりといった場合が考えられるでしょう。
ほかにも、自分と相性の悪い人とチームで仕事をするときや残業時間や休日出勤が多い環境なども、パフォーマンスは下がってしまうものです。
労働環境においては、来客や電話が多く、そのたびに応対をして作業を中断される場合などが挙げられます。また、外からの騒音があったり社内で怒鳴る人がいたりとストレスの多い環境では集中できないだけでなく、心身ともに消耗し、ミスにつながることもあるでしょう。
教育体制が整っていない
教育体制が整っておらず、すぐに現場に配属されるような環境の場合、失敗してしまうのも無理はありません。「とりあえずやって覚える」という教育方針の場合、ミスとリンクしているといっても過言ではないでしょう。
また、分からないことを気軽に聞ける環境かどうかも大切です。上司や先輩に質問できる雰囲気ではないと、分からないまま仕事を進めてしまい、ミスしてしまうこともあるでしょう。成長のスピードも遅くなってしまいがちです。
仕事でミスが起こりやすい状況の例は「失敗した時の対処法とは?ミスが起こりやすい状況と繰り返さないコツを解説」でも詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
仕事でミスが続くのは疲れが原因の可能性も
日ごろの業務やストレスで疲れが溜まり、その疲れがミスの原因となっている可能性もあります。疲れが取れないまま仕事をしようとすると、さらにミスしてしまい悪循環に陥ることも。疲れを溜めないためにも、適度な休息や早寝早起きなどを心掛けましょう。
仕事でミスが続くときの失敗談
小さなミスから大きな失敗まで、仕事内容によりミスの内容はさまざまです。ここでは、「一般的なミス」「職種別のミス」の2つに分け、よくある仕事の失敗談をご紹介します。それぞれのミスの内容と自分のミスを照らし合わせ、改善策を見出しましょう。
一般的な仕事のミス
よく起こる一般的な仕事でのミスは以下のとおりです。
寝坊/遅刻
よくあるミスの代表例は「遅刻」や「欠勤」といった勤怠に関わるものです。「時計のアラームを掛け忘れて寝坊した」「前夜に飲み過ぎて体調不良になった」というような、不注意が主な原因の場合を指します。真面目で注意深い人であっても、疲労が溜まっているときなどはうっかりミスをすることも。「自分は大丈夫」と過信せず、体調不良や病気にも気をつけましょう。
報告漏れ
仕事を進めるうえで、報告や連絡は社会人としての基本ともいえます。必要な報告を怠ると、余計な仕事が発生したり、業務が停滞したりと、悪影響が生じる可能性もあるので注意が必要です。仕事でミスが続くのを避けるためにも、報告すべき内容やフローをきちんと確認しておきましょう。
ビジネスマナーでのミス
得意先の名前を間違えたり、敬語の使い方が正しくなかったりと、ビジネスマナーにまつわる失敗もよくあります。特に新人のうちは、電話応対や名刺交換などで戸惑うこともあるようです。最初のうちは大目に見てもらえる可能性もありますが、いつまでもマナーが身につかないのは悪印象につながります。ビジネスマナーは社会人の常識と心得て、きちんと習得しましょう。
職種別のよくあるミス
職種別のよくある仕事でのミスは以下のとおりです。
営業
営業職の代表的なミスは、「商談をダブルブッキングしていた」「打ち合わせ時刻を間違えて伝えてしまった」「約束の時間に遅刻した」などスケジュールに関するものが多いようです。
そのほか、商品情報で間違えた情報を伝えてしまったり、お酒の席で酔いつぶれてしまったりといった失敗も考えられるでしょう。
製造業
製造業では、「機械操縦のミス」「流れ作業のペースを乱してしまった」「大量の商品を無駄にしてしまった」「部品を壊した」のような、作業工程におけるミスが考えられます。
製造業は機械を扱う専門的な業務のため、慣れないうちはミスが多いこともあるでしょう。就職したてや転職したての人は、同じミスが続くことがないよう、焦らず確実に業務に取り組んでワークフローを覚えることが大切です。
事務業
事務業でのミスはデータ入力や発注といったデスクワークで起こりがちです。
「間違えて入力してしまった」という場合には入力し直せば済みますが、「データを消してしまった」といった場合は企業の存続に関わる一大事になりかねません。日ごろから、こまめにバックアップをとる習慣をつけておきましょう。
また、発注ミスも身近なミスの一つです。ミスの度合いによっては会社の損害につながる可能性もあるので、最終確認でダブルチェックをするなど、慎重に取り組むことをおすすめします。
仕事でミスが続くときにありがちな言動5選
仕事でミスが続くときは、自分の言動に問題がないか見直してみるのがおすすめです。ここでは、失敗が続くときによくある言動を5つ紹介します。自分の言動を振り返って、当てはまっているものがないかチェックしてみましょう。
仕事でミスが続くときにありがちな言動
- 落ち込み過ぎて気持ちを切り替えられない
- ミスを隠したり他人のせいにしたりする
- 自己判断で行動する
- メモをとらない
- 語尾があいまい
1.落ち込み過ぎて気持ちを切り替えられない
仕事のミスによる落ち込みが続いて気持ちが切り替えられないと、集中できずにその後もミスが続いてしまう可能性があります。失敗を反省する気持ちは大切ですが、落ち込んだ気持ちを引きずり続けると悪循環に陥る恐れがあるため注意が必要です。
失敗を繰り返さないためには、原因を追究し「次からは気をつけよう」と気持ちを切り替えて向き合うようにしましょう。具体的な気持ちの切り替え方法は、「仕事でミスが続くときの辛い気持ちを切り替える方法」で解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.ミスを隠したり他人のせいにしたりする
自分のミスであるにも関わらず、ミスを隠したり他者のせいにしたりしていると、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。失敗を受け入れ、反省をすることで成長につながるためです。
「急かされたから」「周りがうるさく集中できなかったから」と自分のミスを他人や環境のせいにして言い訳をするのは避け、自分のミスを受け入れて次に活かす意識をしてみましょう。
また、仕事でミスをすると「怒られるのが怖い」と感じ、失敗を隠したくなることも。しかし、のちに発覚した場合、ミスを隠したこと自体が問題視されたり、失敗の発覚が遅れたことにより問題が大きくなったりする場合もあります。
人や会社に迷惑になるだけでなく、自分にとっても事態の悪化につながるため、失敗に気づいたらすぐに報告しましょう。
3.自己判断で行動する
仕事では自分で考えて行動することを求められますが、経験の浅いうちや慎重さが必要な業務の場合は、周囲に相談することも大切です。自分の考えを上司や先輩に伝え「この方法で仕事を進めて良いか」といった確認をしましょう。
「以前した仕事と同じような手順で進めれば良いだろう」と自己判断で行動してしまうと、失敗につながりかねません。こうした憶測による行動は控え、上司や先輩に確認をしながら確実な方法で業務を進めるよう心掛けましょう。
4.メモをとらない
新しい職場や新しい業務を始めたばかりのときは覚えることが多く、一度にすべてを記憶するのは困難です。その場では理解したつもりでも、あとから思い出そうとしても詳細までは覚えていないこともあるでしょう。
こうした意味から、メモをとらず記憶だけを頼りに仕事をしていると、記憶違いによるミスが発生する可能性があります。そのため、教えてもらったことは基本的にその場でメモをとるようにしましょう。
メモをとっておけば、再度上司や先輩に確認する必要がなくなります。逆に、教えてもらったことを何度も繰り返し聞いていると、「メモをとっていなかったの」と言われてしまうこともあるため注意が必要です。
5.語尾があいまい
語尾があいまいだと、相手に情報が伝わりにくく「言った言わない」のトラブルにつながりやすいといえます。たとえば、「その仕事は明日までに…」と伝えた場合、自分では「明日までにチェックして、その後作業する」と伝えたつもりでも、相手には「明日までに仕上げる」と受け取っている可能性があるでしょう。
その結果、翌日「今日仕上げるって言っていたのに」といったトラブルに発展してしまうことも。それがその日までに仕上げる必要のある仕事だったとなると、大きな失敗になりかねません。
あいまいな言い方をしてしまう原因は、「コミュニケーションを疎かにしている」「自分に自信がない」などが考えられます。あいまいな言い方による失敗をなくすために、まずは自分の仕事内容や役割をしっかり把握したり、丁寧なコミュニケーションを意識したりすることから始めてみましょう。
仕事でミスが続くときの対処法3選
仕事でミスしたときに大切なのは、ミスに対してきちんと対応することです。しかるべき処理をすれば、気持ちが落ち着くこともあるでしょう。ここでは、失敗時にとるべき適切な対応をご紹介します。
仕事でミスが続くときの対処法
- 焦らずに事実のみを確認する
- 上司に謝罪と報告をして指示を仰ぐ
- 原因を突き止めて次に活かす
1.焦らずに事実のみを確認する
失敗時に焦りはつきものですが、慌てて対応するとかえって仕事のミスによる影響が大きくなる可能性もあります。まずは冷静に、「何が起こったのか」という事実のみを確認することが大切です。思いつきで行動したり、自分だけで解決しようとし過ぎたりするのは避けましょう。
事実を確認するときは、出来事を時系列順に書き出すと把握しやすくなります。このとき、事実のなかに自分の憶測や推測が混ざらないよう注意が必要です。
2.上司に謝罪と報告をして指示を仰ぐ
仕事のミスについて事実確認を終えたら、すみやかに上司に報告しましょう。「叱られるから上司には言いたくない」と伏せてしまうのは逆効果です。対応が遅れるといつまでも問題が解決せず、ますます大きな被害につながりかねません。
失敗の影響を最小限に留めるためにも、上司への報告は必須と心得ましょう。上司への報告は結論(ミスの事実)を伝える形がおすすめです。このとき、原因や対策についての言及はあとに回して、事実のみを正確に伝えてください。
「おそらく原因は△△で〜」「△△の影響があったかと思われます」などのように、確定していない情報を加えると事実が歪んで伝わる可能性があります。上司が適切な判断を下せるよう、自分の推測や意見を加えないようにしましょう。報告後は、上司の指示に従って事態のリカバリーに取り組んでください。
3.原因を突き止めて次に活かす
状況が落ち着いたら、なぜこのミスが起きたのか、きちんと原因を追求しましょう。同じミスが続くことがないように注意することはもちろん、得た教訓をもとに改善策を考えるのもおすすめです。仕事や成長過程においてミスはつきもの。重要なのはその後の対応だと念頭に置き、仕事に取り組みましょう。
仕事のミスをメールで謝罪する場合の例文
仕事でミスした際に、メールで謝罪する場合の例文を、社内宛と社外宛の2パターンに分けて解説します。謝罪メールを送る際は、いずれの場合も以下の3点を意識するのがポイントです。
- ・まずミスの内容を伝える
- ・ミスに対する解決策を伝える
- ・言い訳しない
ここでは、具体的な例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
社内宛の謝罪メール例文
ここでは、社内宛に取り急ぎ謝罪を伝えるメール例文を紹介します。
件名:▲▲データ再送の報告とお詫び
△△さん、お疲れさまです。××です。
先日、お送りした▲▲のデータについて、一部内容に修正があります。
データが最新ではなく、昨年のデータをもとに作成してしまったためです。
ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありません。
当該箇所を修正したデータのファイルを添付しましたので、こちらをご査収ください。
今後このようなことがないよう、チェックを徹底していく所存です。
このたびは大変申し訳ございませんでした。
基本的には、直接もしくは電話で伝えるのが望ましいですが、電話に出られずすぐに連絡がつかないこともあります。そうしたケースでは、取り急ぎミスの内容と謝罪のメールを送りましょう。
社外宛の謝罪メール例文
以下は、社外宛に謝罪を伝えるメール例文です。
件名:▲▲(商品名)発注に関するお詫び
株式会社△△
△△部△△課△△様
平素より大変お世話になっております。
株式会社▲▲(自社名)の▲▲です。
先日ご注文いただいた商品につきまして、本来納品予定だった数を大幅に間違える不手際により納品が遅れておりますことを、心より深くお詫び申し上げます。
本日、不足分を発送させていただきました。
今回の不手際につきましては、現在体制の見直しを行っており、今後の再発防止に取り組む所存です。
このたびは、こちらの不手際により△△様にご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げますとともに、今後も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社▲▲
▲▲部
▲▲
こちらはすでに電話で状況報告を終えたあとのメールです。納品が遅れた原因と対応策を伝え、今後同様のミスのないよう再発防止対策を行っている旨を伝えます。相手は納品を待っている状況なので、いつ発送ができるかや発送完了の報告などはこまめに行うようにしましょう。
謝罪メールにふさわしい表現やマナーは「謝罪メールはどう書く?ビジネスシーンにふさわしい表現と守るべきマナー」で詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
仕事でミスが続くときの辛い気持ちを切り替える方法
仕事でミスが続くときは「どうして自分は失敗ばかりしてしまうんだろう…」「もう仕事を続ける自信がない、辞めたい…」とネガティブな思考に陥ってしまうこともあるでしょう。しかし、前述したように、仕事上の失敗やミスは誰にでもあり得ることです。そのため、仕事において重要なのは、「失敗しないスキル」よりも「失敗から立ち上がるスキル」といえます。以下に、失敗で落ち込んだ状態から回復に向かうアプローチをまとめました。
仕事でミスが続くときの辛い気持ちを切り替える方法
- 自責し過ぎない
- 自分を労う時間を作る
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
1.自責し過ぎない
ミスを起こしたことで「自分はだめな人間だ」と自らを責め過ぎるのは控えましょう。仕事での失敗を自身の存在の意味に結びつけず、「失敗は失敗」と切り離し、客観的に物事について考えることも大切です。
2.自分を労う時間を作る
仕事でのミスが続くことでネガティブ思考に偏ってしまうときは、趣味の時間を充実させたり、美味しい食事をしたりして、落ち込んでいる自分を労う時間を作りましょう。気持ちを切り替えられ、前向きな気持ちを取り戻せる可能性があります。
3.信頼できる人に話を聞いてもらう
気のおけない友人やパートナーなどに話を聞いてもらうのも一つの手です。直接の解決には至らなくとも、誰かに話すだけでモヤモヤした気持ちがスッキリすることもあります。また、客観的な意見やアドバイスをもらうことで、改善の糸口がつかめる場合もあるでしょう。
仕事でミスが続き「辛くて辞めたい…」と思っている方は、「もう仕事を辞めたいと感じたら退職すべき?対処法や転職成功の方法を紹介」のコラムに対策方法が紹介されているので、あわせてご参照ください。
仕事でミスが続くのを繰り返さないための7つの防止策
仕事でのミスが続いてしまうときは、どのようなミスが多いのかを把握することからはじめましょう。良く起こしてしまうミスなら、対処法を事前に把握しておくことで、ミスを起こしたときのリカバリーが早くなる効果もあります。
ここでは、同じミスを繰り返さないための防止策を7つ紹介するので、仕事をするうえでの参考にしてみてください。
仕事でミスが続くのを繰り返さないための防止策
1.ミスの共通のサインを探す
同じミスが続くときは、過去の失敗の内容を書き出して、共通のサインを探してみましょう。「忘れるミスが多い」「名前や数値を間違えやすい」「思い込みで失敗している」など、浮かび上がった類似性から自分が失敗する際のサインを認識することが大切です。
失敗のサインが分かると、注意深い行動や事前対策をとれるようになります。結果として、失敗の回数が減る可能性があるでしょう。
2.ミスしたときの対応を覚える
仕事でミスしたあと、どのように対応すれば良いのか、リカバリーの方法や解決に導くまでのフローをよく覚えておきましょう。流れをつかんでおくと、別の失敗でも慌てずスムーズに対応できる可能性があります。また、自分以外の誰かがミスしたときのフォローにも活かせるでしょう。
続いてしまう失敗ごとの対処法
失敗を起こしたあとのリカバリーも大切ですが、前提として失敗しないことが大切です。たとえば、「忘れるミスが多い」なら「必要事項を付箋に書いてパソコンに貼っておく」「リマインダーを設定する」などが防止策として考えられます。「名前や数値を間違えやすい」なら「作業を完了する前に誰かにチェックしてもらう」、「思い込みで失敗する」なら「作業を始める前にあらためてルールやフローを確認する」などがあります。
3.仕事での違和感を放置しない
仕事をしながら、「違和感」を覚えたときは要注意です。「いつもなら返事がもらえるころなのに先方からまだ返答がない」「見覚えのない資料がある」など、普段とは違うことが起こっているときは放置せず、違和感の正体を突き止めましょう。失敗の火種は思わぬところに隠れているものです。仕事上の違和感はミスのサインだと考え、日ごろから観察力や洞察力を養っておきましょう。
4.心と時間の余裕を作ることを意識する
同じ失敗が続く場合、心と時間の余裕がなくなって集中力や注意力が散漫になっている可能性があります。状況を改善させるためには、きちんと休んで心と時間の余裕を作ることが大切です。
失敗に対する反省の気持ちから「休憩時間を削ってでも後れを取り戻そう」と自分を追い込み休息を削ってしまうと、疲れやストレスからさらなる失敗につながりかねません。万全の状態で仕事をこなすためにも、精神的に余裕がないと感じたらミスが起こるサインと捉え、早めに休息を取りましょう。
5.見やすい工夫をしながらメモをとる
仕事で失敗を減らすには、見やすいメモをとるのが大切です。入社したてや新しい業務を始めたばかりのころは、できるだけ細かくメモをとりましょう。また、仕事に慣れてきていても、会議や朝礼などで新しい情報が共有される機会は多くあります。業務中さっとメモをとれるよう、ポケットサイズのメモ帳を持ち歩くのがおすすめです。
メモはあとで振り返ったり確認をする際に使うため、見やすい工夫をしましょう。具体的には、以下のような工夫が挙げられます。
- ・スマートフォンやパソコンのメモではなくアナログのメモ帳を使う
- ・三色ボールペンやマーカーを使う
- ・要点を中心にメモをとる
- ・日時を記載しておく
アナログのメモ帳は、手を動かして書くことで自分の記憶にも残りやすく、どこに何を書いたか見つけやすいためおすすめです。メモをとるときは、基本的には黒いペンで書きながら、重要な点を赤字に、追記を青色のペンにするなど自分なりのルールを決めて書くとあとで見直しやすくなります。
また、言われた内容をすべてメモをしようとすると、時間が掛かるうえ書くことに集中してしまい、話を聞くことがおろそかになってしまうことも。重要な意味を持つ要点だけをメモし、その日のうちにメモをまとめる時間を作ると、読みやすいメモを残せるでしょう。
まとめるなかで記憶があいまいな部分があれば、早い段階で確認もできます。
6.優先順位を意識して行動する
仕事でミスが続くのは、焦りによって集中力や注意力が散漫である可能性があります。優先順位が分からず、いつまでに何をすれば良いか分からないと、焦りからミスにしてしまう恐れも。そのため、優先順位を意識して行動するのが大切です。
仕事の優先順位は、「緊急度」と「重要度」を基準に決めましょう。「緊急度」の高い仕事とは、早急に対処が必要で、放置していると周囲にも影響が生じる可能性があります。一方「重要度」の高い仕事とは、長期的に見て対処が必要なもの、あるいは自身にプラスになるものだと考えましょう。
新人のうちは、どの仕事が緊急度や重要度の高い仕事か見分けがつかないことがあります。はじめのうちは、先輩や上司に確認をとりながら、1日の業務の流れやスケジュールを確認して行動するようにしましょう。
7.不明点はそのままにせず確認を徹底する
仕事での失敗を減らすには、不明点があればすぐに上司や先輩に確認することが大切です。分からないことをそのままにして仕事を進めると、ミスにつながります。また、慣れている業務であっても見直しが大切です。自分を過信せず、確認の徹底を心掛けましょう。
ミスが続くのは仕事が合っていない可能性もある
「入社以降、仕事のミスが続いている」「改善はしているけれど、新たな失敗が生じてしまう」といった場合は、仕事自体が合っていない可能性があります。このようなときは、「部署異動や業務変更を希望する」「思い切って仕事を変えてみる」なども一つの手です。特に、「このままではクビになってしまうかも…」「自分はこの仕事に向いていない気がする…」といった悩みのある方は、転職を検討してみましょう。
「この仕事向いていないのかも…」と思っている方へ、「仕事で失敗ばかり…もしかして向いてない?特徴や原因から改善策を考えよう」のコラムで、失敗ばかり繰り返してしまったときの状況や対策を詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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仕事でミスが続く人のお悩みに関するFAQ
ここでは仕事で失敗が続き悩んだ際によくある質問に回答します。
仕事で急にミスが増えたときは何が原因ですか?
これまでミスをしなかったにも関わらず急にミスが増えた場合、疲れが溜まっていたり余裕がなくなっていたりする可能性があります。
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仕事でミスばかりで自己嫌悪しています。
ミスや失敗が多くなると「自分はだめだ」とネガティブな気持ちになるのは無理もありません。
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仕事でミスが続く原因が分かりません…。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。