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休職中の転職活動は可能?バレたらどうなる?面接での伝え方や注意点を解説
更新日
この記事のまとめ
- 休職中の転職活動は違法にならないが、現職場とトラブルになる可能性もある
- 休職中の転職活動は、源泉徴収票の年間給与額からバレる可能性がある
- 休職中の転職活動はリスクがあるため復職後か退職後がおすすめ
- 休職中の転職活動は、自身の状況や会社の就業規則も踏まえて慎重に進めることが大切
休職中に転職活動を検討したとき、「違法性はないか」「バレないか」が気になる方もいるでしょう。結論からいうと、休職中の転職活動は違法ではないものの、リスクがあるためあまりおすすめできません。このコラムでは、休職中の転職活動をおすすめできない5つの理由や転職におすすめのタイミング、転職活動に成功するコツについて解説します。転職活動するか悩んでいる方は参考にしてみてください。
休職中に転職活動をすることは可能?
休職中に転職活動をすることは可能です。休職中に転職活動するかどうかは個人の判断に委ねられています。
しかし、病気や怪我など、やむを得ない事情から現職に籍を置いた状態で仕事から離れているのが「休職」です。現在の勤め先に復職することを前提に休んでいる状態のため、休職期間に転職活動するのはあまりおすすめできません。
休職中の転職活動は違法ではない
法律には休職中の転職活動への規定はなく、憲法で職業選択の自由も定められているため、休職中の転職活動は違法ではありません。
ただし、前述したように休職期間中の転職活動はできるだけ控えるのが無難です。その理由を次項の「休職中の転職活動はおすすめできない5つの理由」で詳しく解説します。
勤務先の就業規則に注意
休職中の転職活動は違法ではありませんが、就業規則によって「休職中の転職」を制限している場合もあります。そのため、就業規則を無視して転職活動をすると、後々トラブルになってしまう可能性があるため注意が必要です。
休職中に転職活動を考えている人は、まず勤務先の就業規則を確認してから行動するようにしましょう。
休職中の転職活動はおすすめできない5つの理由
休職中の転職活動は違法ではないものの、「休職」の目的や理由を考えると積極的に行うべきではないといえます。転職活動を行うことで復職に影響が出ることもあるでしょう。以下で休職中の転職活動をおすすめできない理由について紹介するので、参考にしてください。
休職中の転職活動はおすすめできない理由
- 健康状態が悪化する恐れがある
- 応募先の面接担当者に疑問に思われる
- 現職場とのトラブルに発展する恐れがある
- 場合によっては内定取り消しになる可能性もある
- 内定をもらっても後ろめたさから素直に喜べない場合がある
1.健康状態が悪化する恐れがある
休職中は働けない不安や焦りから「早く仕事を探さないと」と考えてしまいがちです。しかし、心身の体調を崩したことで休職している場合、万全でない状態で転職活動すると健康状態が悪化する恐れがあります。
休職する理由の多くは、病気や怪我などの治療に専念するため。「もう大丈夫」と独断で判断し転職を進めてしまえば、ストレスが多い環境に身を置いたことが原因で、また体調が悪化する可能性もあります。完治するまでは医師の指示に従って療養に専念しましょう。
2.応募先の面接担当者に疑問に思われる
休職中であることを伝えて転職活動した場合、採用側が納得できる理由を伝えられないと内定獲得は難しくなります。多くの採用担当者は、「体調が安定しない状態で問題なく働けるのだろうか?」「なぜ元の職場に復職しないのだろうか?」と懸念を抱くためです。
応募者本人が支障はないとアピールしても、採用担当者として全面的に信頼するのは難しい場合もあるでしょう。
休職理由や状況によっては良く思われない可能性も
休職中の転職活動は、休職理由や状況によっては企業に良く思われない可能性もあります。前述のように、休職中であることを面接官に伝えて転職活動を行った場合、「体調が優れないから休んでいるのに働けるのだろうか」「入社してもすぐ辞めてしまうのではないか」と懸念されてしまう恐れもあるでしょう。また、今の勤務先が休職中の転職活動を禁止していた場合、退職に関するトラブルに巻き込まれかねないため、応募先企業から採用を見送られることも考えられます。
3.現職場とのトラブルに発展する恐れがある
休職中に転職活動をすると、現職の会社とトラブルになる恐れがあります。会社が休職を認める目的は、社員が万全の状態で仕事に取り組めるようにするためです。復帰して働くことを期待していた会社としては、休職期間に転職活動していたと知れば快く思わないケースのほうが多いでしょう。
仮に復帰した後に転職する場合、短期間であっても復帰して働いたという事実があれば、現職で頑張ろうとした誠意が伝わり、円満に退職できる可能性が高まります。そのためにも、転職活動はできるだけ復帰後に行ったほうが良いでしょう。
今の勤め先に配慮しながら転職活動を行おう
休職中に転職活動をする際は、現職場への配慮も忘れないようにしましょう。SNSに書き込む、同僚や上司に話すなどの行動で、休職中に転職活動をしていることが知られないよう注意が必要です。
転職活動をしていることを現職場の人が知ったら、良く思われない可能性が高いでしょう。周囲に不安を与えないためにも、転職活動をしていることを公言しないのが賢明です。
4.場合によっては内定取り消しになる可能性もある
休職理由が業務に支障をきたすほどの重大な事柄であるにも関わらず、応募先の企業に隠していたり、虚偽の申告を行ったりしていた場合は、発覚した際に内定取り消しになる恐れがあります。
「職場とのすり合わせが必要な理由で休職した場合」で後述するように、通常通りの業務を行うのが困難な場合は、きちんと応募先に伝えたうえですり合わせを行いましょう。
休職中はどう過ごすべきか悩んでいる方は「休職中のおすすめの過ごし方を紹介!休んでいる間の給料についても解説」をチェックしてみてください。復職・転職したい場合の対処法や休職中のよくある悩みについても解説しています。
5.内定をもらっても後ろめたさから素直に喜べない場合がある
休職中の転職活動は、内定をもらっても後ろめたさから素直に喜べない場合もあるでしょう。なぜなら、休職中であることを秘密にしたまま転職活動を行うと、勤務先に「いつかバレるのではないか」と不安や後ろめたさを感じやすくなるからです。
また、勤務先を退職するときも今までお世話になった人に嘘をついて退職をすることになるので、心苦しくなってしまい、素直に内定を喜べないこともあるでしょう。
入社後にバレて会社に居づらくなる場合も
前職を問題なく退職できたとしても、入社後にバレて会社に居づらくなる場合も考えられます。休職中に転職活動を行っていたことがバレると、会社に不信感を抱かれたり、休職理由によっては解雇されたりする可能性も。入社後にバレて居づらくなるリスクを考えると、休職中の転職活動は避けたほうが無難といえるでしょう。
休職中の転職活動が応募先にバレることはある?
休職中に転職活動をする際「あえて伝える必要はない」「隠しておけばバレない」と考える方もいるでしょう。しかし、入社後の手続きを通して、転職活動をしたことが会社にバレることがあります。
ここからは、休職中の転職活動が応募先にバレる理由を詳しく見ていきましょう。
源泉徴収票の年間給与額からバレる
休職中に転職活動したことが源泉徴収票によってバレる場合があります。
源泉徴収票とは年末調整に必要な書類で、会社から支払われた給与の合計と控除された社会保険料や所得税の金額が分かるものです。休職期間中の収入は必然的に少なくなるため、入社後に提出した源泉徴収票に記載されている年間給与額から転職活動をしたことが発覚してしまう場合があります。
住民税の納税額からバレる場合もある
企業に所属している正社員は基本的に住民税が給与から天引きされます。住民税の金額は前年の所得で算出しているため、不自然なほど納税額が少ないと休職の可能性を疑われる場合もあるでしょう。
傷病手当の申請や健康診断でバレる
休職中の転職活動は、傷病手当の申請や健康診断でバレることがあります。
転職先で休職時の症状が悪化・再発した際は、傷病手当の申請手続きで過去の傷病手当について照会するため、休職していたことがバレる場合もあるでしょう。
また、入社後の健康診断の際に、これまでの病歴などから発覚する可能性もあります。
SNSへの投稿や休職中の会社の同僚の話などでバレる
転職活動についてSNSに投稿していたり、会社の同僚に話していたりする場合は、間接的に情報が漏れて職場の人にバレてしまう可能性があります。休職は復職が前提になっており、病気や健康上の問題であればそれを回復させることに専念するのが義務です。どうしても休職中に転職活動する際は、現職に可能な限り疑念を持たれないように進めることが重要といえます。
休職中に転職活動を進めるなら意識したい5つのポイント
休職中の転職活動に違法性はないため、実施すること自体は問題ありません。しかし、前述したように応募先企業に懸念を抱かれる可能性は高いため、「なぜ休職中に転職活動をしているのかを正直に伝える」「復職ではなく転職する目的を根拠とともに示す」といった対応がポイントになるでしょう。
休職中に転職活動を進めるためのポイント
- 嘘はつかず正直に答える
- 復職ではなく転職を選ぶ理由はできるだけ客観的に示す
- 休職中は無理のない範囲で転職活動する
- 応募先の企業でどのように活躍できるかアピールする
- 長期的に働くイメージをして転職活動を進める
1.嘘はつかず正直に答える
休職中の転職活動を成功させるには、まず嘘をつかないことが大切です。
「休職中の転職活動は違法ではない」でも述べたように、休職中の転職活動が法律上問題になることはありませんが、応募先の企業は「きちんと仕事ができる状態なのか?」「信頼に足る人物なのか?」という点を気にしています。
そのため、面接で嘘をつくと確実に評価が下がり、それを理由に内定を取り消されてしまう可能性も。転職活動しても良いのか問われたときには「休職中に転職活動しなければならない理由」をはっきりと伝えることで誠実な印象を伝えやすくなります。
2.復職ではなく転職を選ぶ理由はできるだけ客観的に示す
本来、休職は復帰を前提としているため、転職理由は相手が納得できるよう具体的に伝える必要があります。
「毎日3時間の残業が当たり前になっており、それを理由に体調を崩して休職した」「危険な現場にもかかわらず管理体制が行き渡っておらず、現場で怪我をして休職した」など、転職を選択した理由を客観的に示しましょう。
3.休職中は無理のない範囲で転職活動する
休職中は無理をするとさらに体調や怪我が悪化する恐れがあります。自分では「大丈夫」と思っていても採用担当者に敬遠される可能性もゼロではありません。しっかり体調を整えてから転職活動を始めましょう。
4.応募先の企業でどのように活躍できるかアピールする
休職中の転職活動では、応募先の企業でどのように活躍できるか具体的にアピールしましょう。
休職中であることを必要以上に気にせず、現職での経験や自分の強みを踏まえて応募先の企業に貢献していける人材だと伝えることが大切です。
企業側に「自社で活躍してくれそう」という印象を与えられれば、休職中であっても不利になる可能性は低いでしょう。
5.長期的に働くイメージをして転職活動を進める
長期的に働くイメージを持って転職活動を進めるのもポイントです。休職中という状態にあるため、応募先企業から「また休職してしまうのでは」「すぐに辞めてしまうのでは」と懸念されることもあるでしょう。
しかし、長期的に働くことを前提とし、キャリアプランや貢献できるスキルなどをアピールすれば採用担当者に入社後の活躍をイメージしやすく、評価されやすいといえます。
転職活動で「休職中」の旨を応募先に伝えたほうが良い場合
転職中であることを応募先に伝えるのは義務ではありませんが、「休職中の転職活動が応募先にバレることはある?」で述べたように、あとからバレてしまう可能性があるため、基本的に伝えることをおすすめします。特に下記のような場合は、トラブル防止のためにも伝えたほうが良いでしょう。
面接で確認されたとき
面接で現在の就業状況を確認された場合は、隠さず休職中であることを伝えましょう。休職中であるにも関わらず事実と違う就業状況を伝えてしまうと、後から発覚した際に内定取り消しやトラブルに発展する恐れがあります。面接で聞かれた際は、正直に現在の状況を答えましょう。
休職理由は現職の不満や愚痴にならないよう気をつける
休職理由が勤務先の労働環境や人間関係で体調を崩してしまったという場合もあるでしょう。しかし、転職活動で現職の不満や愚痴になるような休職理由の伝え方をしてしまうと、「何でも周りや環境のせいにする人なのでは?」と思われ、あまり良い印象を与えられない可能性があるので注意が必要です。休職理由を伝える際は、ポジティブな表現を意識しつつ、簡潔に分かりやすく伝えることをおすすめします。
休職期間が長いとき
休職期間が長い場合は、応募先に休職中であることを伝えたほうが良いでしょう。「源泉徴収票の年間給与額からバレる」でも解説したように、休職期間が長期だと給与の合計や所得税の金額などから発覚する可能性があります。
休職の事実を伝えずにあとから分かると不信感を持たれてしまう恐れがあるため、事前に伝えたうえで企業に判断を委ねるのが無難でしょう。
応募先がリファレンスチェックを行っているとき
応募先がリファレンスチェックを行っていることが分かっている場合も、休職中であることを伝えましょう。
リファレンスチェックとは、前職の関係者に応募者の勤務態度やスキル、人柄などを確認する調査のことです。「個人情報保護法 第二十七条」により、応募者への事前確認と合意を得なければならず、無断では行えません。
リファレンスチェックで休職していることが応募先に伝わる可能性が高いため、応募先から打診をされた場合は事前に伝えておくのが無難でしょう。
参照元
e-Gov 法令検索
個人情報の保護に関する法律
職場とのすり合わせが必要な理由で休職した場合
「病気で行える業務の範囲に制限がある」「家族の介護で働ける時間が限られている」など、職場とすり合わせをする必要があることで休職した場合は、事前に伝えておきましょう。伝えないままでいると、入社できても業務に支障を来す可能性があるからです。
企業によっては時短勤務などで対応してもらえる可能性もあるので、すり合わせが必要な理由で休職した場合は応募先にきちんと説明しましょう。
休職中であることを履歴書に書く必要はない
休職中に転職活動をする場合、履歴書に休職していることを書く必要はありません。「休職中であることを履歴書に必ず記載しなければならない」という決まりはないからです。しかし、履歴書に書かなくても、のちに質問されたりバレてしまったりすることも考えられるでしょう。そのため、面接時に質問をされたら面接官が納得のいく理由を答えられるよう、事前に用意しておくことをおすすめします。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
休職中の転職は不利?状況別に見る休職理由の伝え方
休職中に転職を考えている方は、状況に合わせて納得してもらえる休職理由を伝える必要があります。ここでは、状況別に見る休職理由の伝え方について紹介するので、参考にしてみてください。
ケガや病気で休職している場合
ケガや病気で休職中の場合は、「現在の状況」と「入社後に支障がないか」を伝えることが重要です。休職理由がケガや病気の場合は、完治していないまま入社したり、入社後に再発してしまったりすると業務に影響を及ぼすほか、休職や早期退職につながってしまう可能性も。そのため、面接時には正直に現状を伝えるようにしましょう。
資格や留学など勉強のために休職している場合
資格取得や留学などの勉強で休職中の場合は、何のために資格取得や留学を行っていたのかを伝えましょう。
もし、資格取得や留学が転職や自身のキャリアアップのためである場合は、アピールポイントになることも。また、資格取得や留学を通して学んだことや、入社後に仕事で活かしたいことなどを伝えられると評価してもらえる可能性もあるでしょう。
転職活動で休職中であることを伝える場合の例文
ここでは、転職活動の選考で休職中であることを伝える場合の例文を、履歴書と面接に分けて紹介します。以下を参考に、どのように伝えるか考えてみましょう。
履歴書に記載する場合
転職活動の履歴書に現在休職中であることを記載する際は、職歴の一番下に記載します。
「202○年3月~7月 病気療養のため休職(現在は完治しており、業務に支障はありません)」
履歴書への記載は必ずしなければならないと決まっているわけではないので、記載する際は上記のように簡潔な文章でまとめると良いでしょう。
面接で伝える場合
転職活動の面接で休職中の旨を伝える場合の例文は以下のとおりです。
「私は3月から現在まで病気療養のため、休職していました。人手不足で月60時間以上の残業や毎週の休日出勤が続いており、あまり休める日がありませんでした。その結果、心身の調子を崩してしまい、病院で診断を受け、休職することとなりました。
休職期間中のことを振り返ってみると、無理をせず労働環境改善のための提案をしていくべきだったと思います。御社は社員が積極的に意見や提案ができる制度を設けているので、活用してともに効率的に業務を進めていけるよう貢献していきたいと考えています」
面接で休職理由を伝える際は、ただ休職理由を伝えるだけでなく、「何が原因だったのか」「どのような方法で改善したのか」を伝えると良いでしょう。体調不良が原因で休職していた場合、面接官からまた同じような状況になってしまう可能性に不安を抱かれることも。しかし、自身で原因を理解し解決したことを伝えれば、同じような状況に陥っても解決できる力を持っているとアピールでき、面接官の不安払拭につながるでしょう。
休職中を避けるなら?転職活動を始める際におすすめのタイミング
休職中の転職活動にはバレるリスクがあるため、開始するタイミングは「復職後」「退職後」がおすすめです。ここからは復職後に転職活動を開始する場合、退職後に転職活動を開始する場合それぞれのメリットとデメリットを解説します。
復職後に転職活動を行う
復職後に転職活動するメリットは以下のとおりです。
- ・休職中に転職活動をすることによるリスクがない
・業務に支障なく働けることを転職先にアピールできる
・焦らずに自分のペースで転職活動を進めていける
しかし、仕事をしながら転職活動する場合は、思うように時間が取れない可能性もあります。時間が取れず、なかなか転職活動を進められない場合は転職エージェントを利用するのも一つの手です。
転職エージェントを利用するメリットについては「転職エージェントを利用するメリットとは」のコラムで詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
退職後に転職活動を行う
退職後に転職活動する場合のメリットは以下のとおりです。
- ・日程の融通が利きやすいため転職活動に集中できる
・「休職理由=退職理由」となり、転職先企業への説明をスムーズに行える
ただし、転職活動が長引けば、経済面での不安は大きくなるでしょう。さらに仕事が決まらない期間が長くなると、面接で不利になるリスクもあります。
休職後の転職活動についてさらに詳しく知りたい方は「休職後の転職は不利?タイミングと就職成功のポイントを解説」もチェックしてみてください。成功のコツも分かりやすく解説しています。
休職中の転職活動は慎重に進めることが大切
休職中に転職活動をする場合は、慎重に進めることが大切です。「休職中の転職活動はおすすめできない5つの理由」でも解説したように、休職中の転職活動は違法ではなくても、リスクが伴います。そのため、休職中に「今の仕事は自分に合っていないのかも」「転職したほうが良いのでは」といった気持ちのまま、よく検討せず退職したり選考を受けたりするのは避けたほうが無難です。
転職すべきか悩んだときは、まず自分を客観的に見つめ直し「自分がやりたいこと」「休職に至った理由」などを振り返ってみましょう。また、求人情報を見たり興味のある企業や職種の情報収集をしたりして、転職の必要性をよく考えてみることをおすすめします。
それでも転職活動を進めたいという気持ちが強い場合は、勤務先の就業規則で「休職中の転職制限の有無」を確認してから行動に移すようにしましょう。
転職エージェントに相談するのもおすすめ
復職後に転職を検討しているなら、転職エージェントに相談するのも一つの手です。転職エージェントを利用することで、応募したい企業の情報を詳しく教えてもらえたり、面接日の設定をしてもらえたりするので、よりスムーズに転職活動を進められます。また、担当者に具体的な転職の希望時期を伝えておけば、それに合わせてスケジューリングしてくれるので、忙しくても満足できる転職活動が行えるでしょう。
転職に関する相談先のエージェントで悩んでいる方は、ハタラクティブにご相談ください。
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休職中の転職活動に関するQ&A
最後に、休職中の転職活動に関する疑問についてQ&A方式で解決します。
休職中の転職活動は違法ですか?
違法ではありません。休職中であっても転職活動は認められているものの、信用問題も重要です。
自分が置かれている状況や人間関係、社会人としてどのような段取りで行動することが正しいのかを踏まえたうえで判断するよう心掛けましょう。休職中の転職活動については、「休職中の転職活動は違法ではない」もチェックしてみてください。
休職中にハローワークは利用できますか?
利用できます。ハローワークは在職中・休職中などに関わらず、誰でも利用できる公共職業安定所です。ハローワークでは求人検索をはじめ、就職相談や職業訓練の紹介、失業保険の手続きなどがあります。詳しい解説や利用する流れについては、「ハローワークで相談できる内容は?利用方法や失業保険の受給方法も紹介」もぜひチェックしてみてください。
1ヶ月の短い休職期間でも転職先にバレる?
休職期間が短い場合はバレる可能性が低い傾向にありますが、源泉徴収票や給与証明の提出を求められた際にバレる可能性もあるでしょう。
過去に休職していた期間があることを隠して転職すると、あとでバレた場合に職場に居づらくなったり問題になったりするリスクも。応募先企業には自身の職歴について正直に伝えることをおすすめします。自分の経歴に不安がある方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。専属のキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれるので、安心して転職活動を進めていけます。
「休職中」と言えずに内定が決まった際はどうしたらいい?
応募先企業に休職中であることが伝えられず、内定をもらったあとに連絡することになった場合は、話さなかった理由を伝えたうえで謝罪をしましょう。また、現在は業務に支障がない状況であることもあわせて伝えておくことが重要です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。