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美容師から転職するのは難しい?おすすめの職種や応募書類の書き方を解説
更新日
この記事のまとめ
- 美容師から転職する際は、仕事で培ったコミュニケーション能力が活かせる
- 美容師から転職したい主な理由には、長時間労働や身体的負担などがある
- 美容師から転職すると、収入アップが期待できる
- 美容師から転職するときに、経験を活かせる仕事や業界は豊富にある
美容師から転職したいと考えているものの、「どのような仕事が合っているか分からない」「無事に転職を成功させられるか不安」という方もいるでしょう。美容師として働いた経験は、多様な仕事で活かせます。企業ごとにあわせた対策をすれば、転職は成功させられるでしょう。
このコラムでは、美容師から転職する際におすすめの職種を紹介します。また、転職活動を成功させるためのコツや履歴書・職務経歴書の書き方もまとめました。
美容師から未経験の仕事に転職するのは難しい?
美容師から未経験の仕事に転職するのは、必ずしも難しいわけではありません。
なぜなら、美容師は専門的なスキルを要する職種であるものの、業務で培われたコミュニケーション能力や対人能力はほかの業種でも活かせるからです。幅広い業種で活躍できるスキルが身についているため、未経験の仕事にも挑戦できるでしょう。
美容師から転職するなら?おすすめの職種19選
ここでは、美容師から転職する方がその経験やスキルを活かして働ける転職先を紹介します。ブライダル業界やメイクアップアーティストなどの美容業界にくわえ、IT系の業界など美容師から転職して活躍できる場は多様です。
美容師から転職するなら?おすすめの職種19選
1.ウェディングスタッフ
美容師からの転職先として、結婚式場の美容スタッフが挙げられます。新婦の支度だけでなく、招待客の着付けやヘアセット、成人式の準備を行うこともあるようです。
2.ネイリスト
美容師からネイリストへ転職するのもおすすめです。ネイルサロンで働くネイリストの仕事では、美容師同様にお客さまとの会話の中から好みやライフスタイルを聞き出し、カラーやデザインを提案します。美容師でも必要とされるコミュニケーション能力が重視されるため、美容師の仕事での経験を活かせるでしょう。
3.アイリスト
美容師の転職先として、アイリストも良い選択肢の1つです。アイリストの仕事では、美容師と同様にお客さまとのコミュニケーションから好みや要望を聞き出す必要があります。顔の中でも繊細なパーツである目元をケアする仕事であるため、美容の知識をさらに深めたい方におすすめです。
4.メイクアップアーティスト
美容師からの転職先として、メイクアップアーティストもおすすめです。メイクアップアーティストの主な仕事は、雑誌やテレビなどのメディアやファッションショーなどのイベントでヘアメイクをすること。経験やスキルを活かしやすく、美容師から転職する仕事としておすすめできます。
作品づくりに関わる仕事なので、ほかのスタッフとのコミュニケーションが重要となり、臨機応変な対応や要望に応えるスキルが求められます。
5.美容部員
美容師から美容部員へ転職するのも良いでしょう。美容部員は、百貨店やドラッグストアなどの店頭でお客さまの悩みに合った商品を提案し販売する仕事です。その場で実際にお客さまに対してメイクすることもあり、美容師の仕事で身につけた対応力や提案力が活かせます。
6.アパレル販売員
美容師からアパレル販売員に転職するのもおすすめです。アパレル販売員の仕事は、来店したお客さまの好みや理想のファッションを聞き出しながら、商品を提案する仕事です。店内レイアウトの提案など、接客以外の場面でも提案力が求められるでしょう。
また、経験を積むと売上管理や従業員のシフト調整など、店舗運営のためのマネジメント能力も必要になります。
7.ホテルスタッフ
美容師の転職先として、ホテルスタッフも挙げられるでしょう。ホテルスタッフの仕事は多くの部門で構成されており、業務内容は多岐にわたります。宿泊客からの多様な要望に対して、臨機応変な対応をするためのホスピタリティが必要になるでしょう。
どの部門でも宿泊客への配慮が求められるため、美容師から転職すれば仕事で身につけた対人能力が活かせます。
8.飲食店
美容師から飲食店のホールスタッフに転職するのもおすすめです。飲食店のホールスタッフの仕事では、複数のお客さまの要望に一度に対応する必要があるため、臨機応変な対応が必要となります。
おすすめのメニューを聞かれたり、料理に対して質問されたりすることもあるため、美容師の仕事で培ったコミュニケーション能力や提案力、対人能力など複数のスキルを活かせます。
9.アミューズメント施設のスタッフ
美容師から転職する際のおすすめの仕事として、アミューズメント施設のスタッフが挙げられます。アミューズメント施設のスタッフの仕事は接客がメインなので、コミュニケーション能力や対人能力が必要です。美容師から転職すれば、これまでの経験を活かせるでしょう。
一方、接客だけでなく、清掃やトラブル対応、品出しなど複数の仕事をこなさなければならないことも多く、忍耐力も求められます。
10.美容ディーラーの営業職
美容師の経験を活かして、美容ディーラーの営業職に転職するのもおすすめです。美容ディーラーの営業の仕事は、美容室で使用される美容商品を提案する仕事です。美容師の希望に沿う商品を幅広い候補の中から提案する必要があり、美容の知識や提案力が必要となります。
また、美容室が取引先となるため、美容師の経験が活かせる仕事といえるでしょう。
11.美容メーカーの営業
美容師の転職先として、美容メーカーの営業になるのも良いでしょう。美容メーカーの営業職は、自社製品の販売範囲を拡大するために小売店に対して提案する仕事です。各小売店の本部への営業や各店舗でのディスプレイの提案など、実際に訪問する機会が多く、忍耐力や対人能力が求められます。美容師としての美容に関する知識も活かせるでしょう。
12.Webデザイナー
美容師の経験を活かして、Webデザイナーに転職するのもおすすめといえます。Webデザイナーは、Web広告やバナーをデザインする仕事です。デザインの技術だけでなく希望に合うWebデザインを提供する必要があるため、取引先とのコミュニケーションは必須になります。
13.Webプログラマー
美容師の転職先としてWebプログラマーが挙げられます。Webプログラマーは、アプリやサイトの作成のためにプログラミングする仕事です。個々のスキルを求められるため、美容師と同様にスキルを身につけたい方に向いているでしょう。
また、チーム単位で業務を進めていくので、コミュニケーション能力やマネジメント能力も活かせます。
14.ITエンジニア
美容師の転職先としてITエンジニアもおすすめです。ITエンジニアの仕事は、Webプログラマーが作成したプログラムをコンピューター上のシステムとして設計、運営する仕事です。システムの作成と修正を何度も繰り返して完成させていくため、忍耐力が必要となります。
ほかにも、完成までの期間や業務内容を計画する必要があり、マネジメント能力も活かせるでしょう。
15.ITクリエイター
美容師からITクリエイターに転職するのもおすすめです。ITクリエイターとは、サイトやゲームなどのWebコンテンツ全体をデザインする仕事です。Webプログラマーなどと連携して業務を進める必要があるため、対人能力やコミュニケーション能力、全体を統括するためのマネジメント能力が求められます。
16.商品企画
美容師の転職先として、商品企画の仕事も挙げられます。商品企画とは、自社で提供する製品やサービスを企画する仕事です。消費者のニーズやブランドイメージを考慮した企画と提案が求められるため、企画力・提案力とともに流行を察知する情報力も必要です。
美容師から転職する人は、お客さまのニーズと流行を押さえたスタイリングの提案の経験があるため、スキルを発揮できるでしょう。
17.営業職
美容師から営業職に転職するのも良いでしょう。営業職の仕事は取引先の企業に対して新商品を提案したり、販路拡大のために新規の取引先の企業と契約したりする仕事です。また、扱う商品やサービスによっては、個人相手に営業を行うこともあるでしょう。
顧客のニーズを汲み取りつつ商品やサービスを売り込むのが主な業務内容であるため、忍耐力や自社製品の魅力を伝えられるコミュニケーション能力が求められます。
18.営業アシスタント
美容師から営業アシスタントに転職するのもおすすめです。営業アシスタントとは、企業や個人へ訪問する営業スタッフのサポートとして、資料の準備や連絡を担う仕事です。取引先との商談を円滑に行うための細やかな配慮が必要となるため、美容師の仕事で培ったコミュニケーション能力や対人能力が活かせます。
19.事務職
美容師から転職するおすすめの仕事として、事務職も挙げられます。事務職では、電話応対や書類の作成、整理などの業務が主な仕事です。事務職はあらゆる部署と関わる可能性があり、さまざまな部署の方とのコミュニケーションが必要となります。
美容師から転職したいと思う6つの理由
美容師から転職を希望する理由は、人間関係の悩みや労働環境の問題など人によってそれぞれです。ここでは、美容師から転職したいと思う主な理由を6つご紹介します。
1.手が荒れる
シャンプーやカラー剤、パーマ剤といった薬剤が原因で手が荒れてしまい、美容師から転職を考える人もいるようです。肌質により個人差はありますが、1日に何度もお湯とシャンプー剤の影響を受けるため、スキンケアが追いつかない状態になることもあります。なかには、カラー剤やパーマ剤でアレルギーを起こしてしまう方もいるでしょう。
やりがいを感じられても、体質的な理由で美容師を断念してしまう人もいるようです。
2.身体がつらい
美容師は立ち仕事が多いため、身体的な負担がかかり転職を考える人もいるでしょう。美容師の仕事で体の不調を訴える人は多く、姿勢や靴を見直してもなかなか改善せずに医療機関での治療を要することもあるようです。
3.長時間労働を強いられる
美容師は長時間労働というイメージを持つ方もいるでしょう。その原因の一つとして挙げられるのが、アシスタントの練習時間です。美容師の卵であるアシスタントは、閉店後にカットの練習をするのが一般的だからです。
近年では職場環境が改善されてきているとはいえ、勤め先や状況によっては長時間労働になる可能性もあるでしょう。
4.人間関係が合わない
美容師は、店舗という狭い空間の中で少人数で働く場合が多いため、人間関係で不満を抱えると転職を考えるようになるかもしれません。
また、美容室によっては個人の営業成績などが顕著に出る場合もあるでしょう。スタッフ同士がライバル関係になったり、周囲と比較されたりする環境に居心地の悪さを感じ、転職しようと思う人もいるようです。
5.休日が少ない
美容室のなかには、週休1日であったり、場合によっては無休で営業していたりするサロンもあります。もちろん、週休2日制や完全週休2日制を採用している美容室もありますが、顧客からの予約があれば出勤することもあるでしょう。
また、人手不足が原因で、希望の休みが取れないことや休日出勤が必要な状況も考えられます。
6.給与が低い
国税庁が行った令和4年(2022年度)の「民間給与実態統計調査 業種別の平均給与(20p)」によると、美容師が該当する「サービス業」の一人あたりの平均年収は377万円でした。
一方、「同資料(17p)」における給与取得者全体の平均年収は457万6,000円であり、美容師が該当する「サービス業」の年収は平均より約80万円低いことが分かります。
美容師はアシスタントから始めてスタイリスト、トップスタイリストというように昇格するのが一般的な流れといえます。しかし、アシスタントからスタイリストへの昇格が容易ではなく、昇格までの大変さと給料が見合っていないことから転職を考える人も多いようです。
また、キャリアアップを図ろうとしても、アシスタント個人の希望だけでは叶わないという側面もあります。
美容師から転職したいと考えている方は、「転職したいと思ったら?行いたい準備と決断する基準を紹介」のコラムもご参照ください。
参照元
国税庁
民間給与実態統計調査結果
美容師から転職するメリット
美容師から転職を考えているものの、メリットがあるのか不安になり、行動に移せていない人もいるでしょう。ここでは、美容師から転職する際のメリットを紹介しているので、転職を考える際の参考にしてください。
高収入が期待できる
「給与が低い」でも紹介したように、美容師の給料は、給与取得者全体の平均年収より約80万円低くなっています。よって、転職先によっては今より収入が高くなる可能性があります。
1ヶ月の給与が高い、賞与があるなど、安定した仕事を選ぶことが大切です。
ワークライフバランスを保ちやすくなる可能性がある
美容師は、人員不足であったり、勤務後の練習などで残業が多かったりして、ワークライフバランスを保ちにくい傾向にあります。転職先として、「年間休日が120日以上確保されている」「残業が少ない」などの仕事を選ぶことで、プライベートの時間を確保しやすくなるでしょう。
また、「美容師から転職するなら?おすすめの職種19選」で紹介した仕事も視野に入れてみてください。
美容師免許は永年有効なので、もう一度美容師に戻ることもできる
美容師免許は永年有効のため、思い切って転職を考えても良いでしょう。転職をしてみて、「やっぱり美容師が合っている」「美容師免許を無駄にしたくない」と思ったら、再度美容師に戻ることもできます。転職をしても美容師に戻れる状況なら、思い切って1歩を踏み出せるでしょう。
美容師から転職するときに評価されやすい6つのスキル
ここでは、美容師から転職する方が持つ、転職活動で評価されやすい6つのスキルを紹介します。美容師の仕事は専門性が高いですが、以下のようなスキルは美容師以外の仕事に就いても役立つでしょう。
美容師から転職するときに評価されやすい6つのスキル
- 対人能力
- コミュニケーション能力
- 美容に関する知識
- 忍耐力
- 提案力や企画力
- マネジメント能力
1.対人能力
美容師は毎日さまざまなお客さまと関わるので、対人能力が身につきます。美容師から転職するときも、多くの仕事で対人能力を活かせるでしょう。
たとえば、企業の営業職では、初めて会う相手企業の方に自社の製品やサービスを提案するため、この対人能力が必要となります。
2.コミュニケーション能力
お客さまの希望を聞きながらサービスを提供する美容師には、会話からその人の好みやなりたい姿などを引き出す必要があるため、コミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力は美容師以外の仕事でも役に立つので、上手にアピールできれば面接で高く評価されるでしょう。
3.美容に関する知識
専門学校に通い、就職してからも研修など長い時間をかけて身につけた美容に関する知識は、美容師の財産です。ほかの業界ではなかなか身につけられないこれらの知識は、美容部員といった美容に関する業界に転職したときに評価されやすいでしょう。
4.忍耐力
美容師は就職後もスタイリストとしてデビューするまでは、アシスタントとして技術向上を目指す必要があるため、忍耐力が身につきます。根気強く学ぶ姿勢や経験は、どのような業界・職種に転職しても評価されるでしょう。
5.提案力や企画力
美容師は、お客さまにカラーやカット方法などスタイリングの提案をすることもあるため、提案力が身につくでしょう。また、最近ではSNSを利用した集客も主流になりつつあり、自分の得意とするスタイリングを提案する企画力も求められます。
これらを通して培った能力は、美容師から転職するときにも活かせるでしょう。
6.マネジメント能力
各サロンでの就業人数は少ないため、美容師はカットやカラーといった仕事のほか、店舗の運営に携わる機会もあります。備品の発注や新たなサービスの提案など、店舗運営も大事な業務の一つです。
運営で培われたマネジメント能力は、美容師から他業界に転職する際も評価されるでしょう。
美容師から転職するときに求められるスキルについては、「転職活動における市場価値とは?求められるスキルを年代別に紹介」のコラムもご参照ください。
美容師から転職するときの応募書類の書き方
転職活動するときには、履歴書や職務経歴書などの応募書類が必要になります。美容師の経験を活かして良い職場を見つけるためにも、転職するときに気をつけたい書類の書き方を押さえておきましょう。
1.履歴書
履歴書は、自身の学歴や職歴、保有資格といった基本情報を記す書類を指します。美容師から転職する場合の履歴書は、A4サイズ(見開きでA3サイズ)がおすすめです。また、採用担当者にやる気や熱意が伝わるよう丁寧に記載しましょう。
そのほかの注意点は、以下をご参照ください。
- ・履歴書に記載する年は、和暦または西暦で統一する
・住所は正しい記載方法(△丁目△番△号)で、建物名も省略せずに書く
・学歴は基本的に高校から書く
・資格名は正式名称で記載する
ついやりがちな間違いとして、書き損じを修正液や修正テープで直すことが挙げられます。字を間違えてしまったときは修正液や修正テープで直さず、新しく履歴書を書き直すようにしましょう。
履歴書の作成マナーについては、「履歴書作成を効率化!スマホやパソコンの活用方法と基本ルールを紹介」もチェックしてみてください。
2.職務経歴書
職務経歴書とは、これまでの職務を履歴書よりもさらに詳しく記す書類です。枚数が多いと採用担当者がチェックする際に時間がかかってしまうので、A4用紙2〜3枚にまとめましょう。
職務経歴書に決まったフォーマットはありませんが、履歴書と同様に過去から現在に向かって書く「編年体形式」、現在から過去に遡って書く「逆編年体形式」、職務の内容やプロジェクト、分野ごとに記載する「キャリア形式」の3つが基本とされています。美容師から転職する場合は、自分の経歴やアピールしたい内容にあわせて選んでみてください。
3.志望動機
志望動機では、「美容師から転職したい理由」を伝えるだけでなく、企業が求める人材やスキルを把握したうえで「なぜ美容師から転職を考えたのか」「なぜその企業に入りたいと思ったのか」という点をアピールしましょう。また、これまでの経験やスキルをどう役立てるのか、将来どのようなビジョンを描いているかといった点も見られているので、採用担当者が納得できる内容を用意しておくことが重要です。
4.自己PR
美容師から転職するときの自己PRでは、「自分の強み」と「その強みをどう業務で活かせるか」の説明がポイントです。強みを発揮したエピソードを盛り込んで具体的に説明すると、採用担当者も納得しやすいでしょう。
「顧客数を前年比△%増やした」「新規のお客さまを月平均△人獲得した」など、詳細な数字を用いると説得力が増すのでおすすめです。
美容師から転職を成功させる5つのコツ
ここでは、美容師から転職する方に向けて、転職を成功させるために押さえておきたいコツを5つ紹介します。初めての転職活動には悩みや不安がつきものです。
以下を参考に、後悔がないよう転職活動を進めましょう。
美容師から転職を成功させる5つのコツ
- 転職先の業界や会社の特徴をよく調べる
- 仕事への意欲をアピールする
- 転職理由を明確にする
- 美容師を辞めるリスクを考える
- 転職エージェントなどのサービスを利用する
1.転職先の業界や会社の特徴をよく調べる
美容師から転職するときに行っておきたいのが、「業界研究」と「企業研究」です。曖昧なイメージや勝手な印象だけで転職すると、ミスマッチの要因になります。特に、「仕事がきつい」「休みが少ない」などの理由で転職するなら十分な研究を行いましょう。
業界研究のやり方は「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」を、企業研究のやり方は「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムを参考にしてみてください。
2.仕事への意欲をアピールする
美容師から転職する場合は、仕事への意欲をアピールすることも重要です。
たとえば、販売職に就きたい場合、「販売経験がない」という経歴は美容師として培った提案力や忍耐力でフォローできます。志望する仕事が未経験でも、言い換え次第でプラスの印象を与えられるのです。
「美容師経験で得た提案力のスキルを活用して、顧客のニーズに合う商品や、それを超える提案を行っていきたいです」のように、自ら動いて仕事を得る気概があるというアピールにつなげましょう。
3.転職理由を明確にする
「なぜ美容師から転職したいのか」といった転職理由を明確にする必要があります。転職することで現状を良い方向へ変化させたいのであれば、転職そのものを目的とすることは避けたほうが良いでしょう。
実現したい将来像や生活など、転職をして将来どうなりたいのかをはっきりとさせることが、転職成功のカギといえます。
4.美容師を辞めるリスクを考える
「美容師免許は永年有効なので、もう一度美容師に戻ることもできる」でご紹介したように、美容師資格は一度取得すれば更新の必要がなく、資格があれば再就職できます。
とはいえ、美容師は技術職なので、現場から離れればスキルが落ちる可能性はあるでしょう。技術が落ちれば、再就職が難しくなる可能性も考えられます。これらを踏まえて、美容師から転職するかどうかを検討することが大切です。
5.転職エージェントなどのサービスを利用する
美容師から転職したい気持ちはあっても「転職活動のやり方に自信がない」「自分に合った仕事がわからない」と悩んでいる方は、転職エージェントのサービスを利用するのがおすすめです。
転職エージェントでは、就職・転職活動のノウハウを持ったプロが自分に合った仕事を紹介してくれます。履歴書の作成や面接対策などのサポートもしてくれるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
転職を成功させるためのコツをさらに詳しく知りたい方は、「転職準備は転職の成否に影響大!大切なポイントを紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
これまでの経験を活かして美容師からの転職を叶えよう
美容師として働くなかで身につけた、「コミュニケーション能力」や「提案力」などを活かせる職場は多くあります。転職活動のなかでも、エージェントとの面談や採用面接の場で「コミュニケーション能力」などは重要です。美容師から転職するのであれば、身につけたスキルや経験を活かせる職場を探すと良いでしょう。
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美容師から転職する際によくあるQ&A
ここでは、美容師から転職する際のよくあるQ&Aをご紹介します。
美容師から転職したら高収入を見込めますか?
美容師の収入は、給与取得者全体の平均年収より低い傾向にあり、転職することで高収入を目指せる可能性があります。また、美容師の仕事で培ったスキルや経験が評価されれば、好待遇で転職できることも考えられるでしょう。
美容師から転職する際の履歴書を書くコツは?
応募先企業で活かせる自身の経験やスキルをアピールしましょう。
また、誤字脱字がないよう丁寧に書くことも大切です。文章は結論から簡潔に記載し、採用担当者が見やすいレイアウトを心掛けましょう。
詳しくは、「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」を参考にしてみてください。
美容師から転職する理由はどのように答えれば良い?
ポジティブな言い方にしましょう。前職批判と捉えられると、採用が遠のくリスクがあります。
また、転職をして「この会社でどのように活躍ができるか」を具体的に説明できるようにしておきましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。