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面接の逆質問で差をつける！就職や転職で活かせるポイント6つと例文を紹介
この記事のまとめ
- 面接の逆質問では、入社後の展望のような自分の活躍をイメージさせる内容がおすすめ
- 企業が面接で逆質問を聞くのは、「やる気や積極性」「志望度」を見ている傾向がある
- 面接の逆質問を考えるためには、業界・企業研究がカギ
- 面接の逆質問で、「漠然とした質問」「調べれば分かる質問」などは避ける
- 面接対策が不安なら、エージェントに相談して万全に練習しよう
あなたにおすすめ！
「面接の逆質問は何を聞くべき？」と迷う方もいるでしょう。逆質問では、企業研究を行ったうえで分からなかった点や気になる点を聞くのがおすすめです。
このコラムでは、面接の逆質問のポイントや企業から見られていることを解説します。また、効果的な逆質問を考えるための準備も紹介。「逆質問で避けたほうが良い内容」「逆質問の回答例」なども説明するので、ぜひ面接対策に役立ててください。
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面接で逆質問をする際のポイント6つ
面接の逆質問のポイントには、「簡潔で分かりやすく伝える」「丁寧な言葉遣いを意識する」「企業研究で得た知識に基づいた質問をする」などが挙げられます。ここでは、面接時の逆質問のポイントを6つ紹介するので、面接対策をする際に確認してみてください。
簡潔に分かりやすく伝える
面接で逆質問をする際は、簡潔で分かりやすく伝えることがポイントです。
聞きたいことがまとまっていない質問や抽象的な質問では、面接官も回答に困ってしまい、貴重な時間を無駄にしてしまう恐れがあります。そのため、「未経験者向けの研修制度では、具体的にどのような内容の研修がありますか？」のように回答しやすい質問を心掛けましょう。
丁寧な言葉遣いを意識する
面接で逆質問をする際のポイントの二つ目は、丁寧な言葉遣いを意識することです。言葉遣いが悪ければ、せっかく質問の内容が良かったとしても良い印象にはつながりにくいでしょう。そのため、面接対策をする際には、回答や逆質問の内容だけではなく、「恐れ入りますが」のようなクッション言葉や、適切な敬語の使い方なども確認しておくのがおすすめです。
逆質問は「お礼の言葉」で締めると好印象
逆質問を終えるときは、「お礼の言葉」で締めると面接官により丁寧な印象を与えられるでしょう。
たとえば、「他に質問はございません。企業文化について詳しく伺えて、大変参考になりました。特に○○というお話が印象に残っております。ありがとうございました」のように、感想と感謝の言葉を簡潔に述べ、もう質問がないという旨を明確に伝えるのがおすすめです。
必要であればメモをとることがおすすめ
面接の逆質問の時間では、企業や入社後の仕事内容の詳細を伝えられる場合があります。その際は、必要に応じてメモをとるのがおすすめです。ただし、許可を得ずに勝手にメモをしたり、メモに集中し過ぎたりすると、面接官から「マナーが悪い」「話を聞いているのか分からない」と思われてしまう恐れがあります。そのため、メモをとる際には「面接官に許可をとる」「メモをとりながらも面接官とアイコンタクトをとる」などの気配りを忘れないようにしましょう。
逆質問以外にも、入退室や服装など面接のマナーは複数あります。面接時のルールを一人で確認するのが不安な方は、ぜひ私たちハタラクティブにご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
企業研究で得た知識に基づいた質問をする
面接で「質問はありますか？」と逆質問を求められたら、企業研究で得た知識に基づいた質問をするのがおすすめです。たとえば、「御社のWebサイトで拝見した『○○』という企業理念について、社員の方々はどのように体現されているのでしょうか？」というように、企業についてよく調べていると分かる情報を盛り込むことで、企業への関心の高さをアピールできるでしょう。
逆質問は企業理解を深めると同時に、自身をアピールする貴重な機会なので、積極的に活用しましょう。
入社後の活躍をイメージさせるような質問をする
面接官からの「質問はありますか？」に答えるときは、入社後の活躍をイメージさせる質問をするのも有効です。面接官に入社後の働く姿や活躍をイメージしてもらえれば、「採用したい」という思いにつながりやすくなる可能性があります。
たとえば、「将来的に○○のスキルを身につけて、○○事業に貢献したいと考えています。そのためには、どのような経験を積むことが必要でしょうか？」のように、入社後の展望と志望度をアピールできる内容がおすすめです。
面接の段階ごとに質問を変える
逆質問の内容は、面接の段階に応じて変えるのが望ましいでしょう。一般的には、一次面接から最終面接までの間に2〜3回の面接があり、選考が進むにつれて面接官の役職も上がる傾向にあります。就職・転職を成功させるには、それぞれの段階ごとで効果的な質問を準備しておくことが大切。以下で、「 一次・二次面接」と「最終面接（社長面接）」のそれぞれのポイントを紹介するので、確認してみてください。
一次・二次面接のポイント
一次面接では、基本的に人事部の採用担当者が面接官を担当するでしょう。ここでは、基本的なビジネスマナーや能力、適性など、パーソナリティの部分を見られる傾向にあります。
そのため、逆質問では、「○○職に求められる能力はどういったものですか」「御社で活躍している人の特徴を教えていただけますか」など、企業や業務とのマッチングを測れる質問がおすすめ。
二次面接では、管理職や現場責任者が面接官を担当する場合があります。ここでは、「企業に対する理解度」「応募職種で求められるスキルと適性のマッチ度」などが判断されるでしょう。そのため、経験者であれば経験やスキル、未経験者であれば積極的に学ぶ姿勢をアピールすることが大切です。
具体的には、「1日でも早く御社で活躍できるよう努力したいと考えています。入社前に身につけておくべきスキルや知識があれば教えてください」など、熱意が伝わるような質問をするのが望ましいでしょう。
最終面接（社長面接）のポイント
最終面接では、基本的に社長や役員クラスなど、会社の経営層が面接官となる傾向にあります。ここでは、会社の方向性と応募者のビジョンがマッチしているか、どのように会社に貢献してくれるかを見ているでしょう。
そのため、逆質問では会社や事業全体に関する質問がおすすめ。たとえば、「御社の○○という企業理念に共感しました。この理念を実現するための今後のビジョンについて、差し支えのない範囲で教えていただけますか」など。最終面接では、経営層だからこそ聞ける質問をしましょう。
「差し支えのない範囲で教えていただけますか？」と一言添える
逆質問をする際、「差し支えのない範囲で教えていただけますか」と一言添えることで、「配慮ができる」という印象につながるでしょう。企業の情報は社外秘が一般的であり、情報が洩れることで会社にとって不利益になることがあるからです。たとえば、事業展開が他社に漏れることで「先を越される」「より精度の高い商品・サービスを作られてしまう」など、企業にとってリスクが高くなります。
そのため、会社の事業展開やビジョンなどの質問をする際は、「差し支えない範囲で教えていただけますか」と一言添えることで、社会人としてのマナーが身についているという印象を与えられるでしょう。
面接官の回答に合わせて次の質問を決めるのもおすすめ
面接官の回答に合わせて、次の逆質問を考えると、自分の理解度をアピールできるでしょう。回答に合わせた質問は、ただ質問を用意するだけでなく、面接官の話を真剣に聞き、内容を理解していることを示せる可能性があります。また、さらに深く知りたいという姿勢を示すことで、探究心の高さをアピールでき、企業への関心の高さを印象づけられるでしょう。
面接の逆質問で見られていることとは
面接で「質問はありますか」と逆質問を求められるのは、「やる気や積極性」「志望度の高さ」などを確認している傾向があります。以下それぞれを詳しく解説するので、確認してみましょう。
やる気や積極性
面接で逆質問を求められる理由の一つは、企業が「逆質問があるかどうか」「どのような質問内容か」などから応募者のやる気や積極性を確認するためといえます。そのため、逆質問がなかったり、調べればすぐに分かるような質問をしてしまうと、面接官から「自社に興味がないのでは？」と思われる可能性があるでしょう。そのため、積極的に逆質問をしたり、企業の事業について深掘りした内容にしたりすることが大切です。
志望度の高さ
応募者の志望度の高さを確認する目的で、逆質問を求められることもあります。すでに志望動機を聞かれていたとしても、逆質問の内容から応募者の本気度を確かめたいという意図があるでしょう。
そのため、企業研究に基づいた具体的な質問をすることがおすすめ。たとえば、「貴社のグローバル戦略における、私の語学力を活かせる具体的なキャリアパスは？」といった具体的な質問をすることで、入社意欲を効果的に伝えられるでしょう。
会社とのマッチ度
面接で「質問はありますか」と聞かれる場合、会社とのマッチ度を計っている場合もあります。たとえば、業務内容についての逆質問は、「応募者が本当にやりたいことを実現できるのか」「仕事環境や進め方は適性に合うか」などの確認に役立つでしょう。面接官から「会社とミスマッチなのでは」と思われないために、企業の採用情報やホームページから、仕事内容や社風をよく確認しておくことが大切です。
コミュニケーション能力
面接の「質問はありますか」への回答の仕方から、コミュニケーション能力を判断している場合もあります。コミュニケーションは、仕事をするうえで不可欠なものです。そのため、「相手の立場を考慮して発言しているか」「状況に合った質問ができるか」という観点で見られている場合もあります。
逆質問は自由度が高いからこそ、自分本位な質問をするのではなく、相手の立場や状況を考えて質問をするようにしましょう。
着眼点や質問力
逆質問があるかを聞くことで、「どのようなものの見方をするのか」「分からないことを質問して解決しようとするか」など、着眼点や質問力を見ていることもあります。
仕事を行ううえで、常に物事に対する興味や疑問をもって取り組むことは「業務の改善」や「新しい商品の開発や新規事業の発展」などにつながる大切なポイント。そのため、就活の場でも業界や企業の情報を調べるだけではなく、自分なりの着眼点をもって取り組めるかという点を見ているようです。
また、仕事では分からないことは放置せずに質問し、解決していく必要があります。不明瞭な点や疑問点を放置することは、後々のトラブルに発展する可能性も。そのため、「問題点に対してしっかり確認作業ができるか」「聞きたいことを正しく聞けるか」という質問力も見られている場合があるでしょう。
面接の逆質問は何個用意していくべき？
面接の逆質問は、2〜3個程度準備しておくと安心です。面接時間や流れ、面接官の回答によって質問できないものが出る可能性があるため、複数の質問を用意しておくのが無難。ただし、質問し過ぎると、面接官の時間を奪ってしまったり、焦点がぼやけてしまったりする恐れがあるので注意しましょう。質問パターンについてはこのコラムで後述する、「面接の逆質問の例文」をご確認ください。
面接で逆質問をするための準備
面接で逆質問をするための準備としては、「業界・企業研究で情報を集める」「入社後にギャップを感じそうな点を考える」などが挙げられます。以下でそれぞれについて説明しているので、チェックしてみてください。
業界・企業研究で情報を集める
効果的な面接の逆質問のためには、事前の業界・企業研究が不可欠です。特に、以下の点に注目して調べてみましょう。
- ・企業の基本情報
- ・企業理念や社風
- ・職場環境
- ・業界や企業の将来性
- ・業界内における企業の位置づけ
業界・企業研究では、会社のホームページや業界地図、ニュース、インターネットなどを活用して業界や企業への理解を深めるのがおすすめ。また、上記の内容をほかの業界や企業と比較したうえで、応募企業の特徴を把握するのも有効です。一通り調べたうえで、「一日の業務の流れは？」「応募職種に求められる人物像は？」など、気になる点や詳しく知りたい点をピックアップしておきましょう。
業界研究のやり方は「業界研究のやり方は？就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムで、企業研究のやり方は「企業研究のやり方を解説！調べることや就職・転職活動への活かし方も紹介」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
入社後にギャップを感じそうな点を考える
面接の「質問はありますか？」に回答する際に、入社後にギャップを感じそうな点を考えるのがおすすめです。入社前に疑問点を解消することで、入社後のギャップやミスマッチを防ぎ、早期退職のリスクを減らせるでしょう。
配属される部署によっては、休日や残業時間が異なったり、職種によって給付される手当が異なったりすることも。そのため、自分が希望する働き方とマッチしているかを確かめる質問内容を考えるのも良いでしょう。
質問に優先順位をつけてまとめる
逆質問で複数の質問を用意した場合は、聞きたいことやアピールポイントをしっかりと伝えられるように、優先順位をつけることが大切です。準備した質問を闇雲に質問すると、時間が足りず、聞きたいことが聞けないまま面接が終わってしまう可能性があります。そのため、「どうしても聞きたいこと」「できれば聞きたいこと」「時間が余れば聞きたいこと」など、順位をつけておくことがおすすめです。
面接練習を行う
面接で逆質問をする準備として、面接練習を行うのがおすすめです。事前に質問内容を声に出して練習することで、本番でスムーズに質問できるようになるでしょう。
面接練習は一人で行うこともできますが、友人や家族、キャリアアドバイザーなどに協力してもらうと、客観的な意見をもらえるため、より効果的な練習になります。面接練習の方法について詳しくは、「面接練習をして就活・転職を成功させよう！一人で行う方法やよく聞かれる質問も紹介」のコラムで解説しているので、確認してみてください。
面接の逆質問の例文
ここでは、面接の逆質問の例文を紹介します。「逆質問が思いつかない」「具体的にどのようなことを聞いたらいいか分からない」という方は、以下を参考に考えてみてください。
面接の逆質問の例文
- 仕事内容についての逆質問
- 社風や文化についての逆質問
- キャリアパスについての逆質問
- 経営・事業戦略についての逆質問
- 自分と企業のマッチ度をアピールする逆質問
仕事内容についての逆質問
仕事への意欲を見せたいときは、仕事内容について深張りした逆質問がおすすめです。入社後に働いている姿を具体的にイメージし、知っておきたいことや分からない点を質問するのが望ましいでしょう。例文は以下のとおりです。
「チームで仕事をする際は、何人ぐらいで行いますか？」
「チーム内ではどのような役割がありますか？」
「目標達成のために、部署やチームではどのように取り組んでいますか？」
社風や文化についての逆質問
職場の雰囲気や取り組み方について質問することは、入社後のギャップをなくすためにも有効といえます。社風や文化について逆質問したい場合は、以下のような質問をするのがおすすめです。
「御社の『調和を大切にする』という企業理念が反映されている文化や体制は、どのようなものがありますか？」
「仕事の進め方やキャリアについて、相談できる環境はありますか？」
キャリアパスについての逆質問
キャリアパスについては、一次面接から最終面接までのどの段階においても聞きやすい質問といえます。また、逆質問への回答により応募企業で評価されやすいポイントを掴めれば、入社後に働くうえでも役立つでしょう。例文は以下をご覧ください。
「御社で早くから活躍するために、入社前や新人の間に学んでおくべきことはありますか？」
「業務に活かすために△△の資格取得を考えていますが、サポートを受けることは可能ですか？また、どういったサポートがあるのでしょうか」
経営・事業戦略についての逆質問
経営や事業戦略について逆質問するのであれば、経営層や役員クラスが面接を担当することの多い最終面接で聞くのがおすすめです。例文は以下のとおりです。
「御社の△△という企業理念は、事業においてどのように反映されていますか？」
「仕事の成果を評価するうえで、重視している点はどういったところですか？」
最終面接の逆質問を考えるポイントについては、「最終面接の逆質問は何個用意する？作成ポイントや終わり方を例文付きで解説」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
自分と企業のマッチ度をアピールする逆質問
逆質問で自分と企業のマッチ度をアピールするのもおすすめ。具体的には、企業が求める人材の特徴と自分の強みが一致していることを伝えるというように、アピールポイントを含めて質問すると好印象を狙いやすいでしょう。以下の例文を参考に、逆質問を作成してみてください。
「私は論理的思考力を強みとしています。御社のWebサイトで求める人材として『ロジカル思考ができる』とありましたが、業務においてロジカル思考力はどのように活かせますか？」
「御社の企業説明会で、今後の海外事業ではオーストラリアへの進出を目指していくと伺いました。私は学生時代、オーストラリアに1年間留学していたため、オーストラリア駐在に興味をもっています。今後オーストラリアに事業を展開する際、駐在員にはどのようなことが求められますか？」前述したように、逆質問は疑問を解消するだけでなく、自分の志望度や企業への関心をアピールする機会でもあります。上記の例文を参考に効果的な逆質問を考えてみてください。
独自性がある面白い逆質問を考えるには？
面接で差をつける独自性のある逆質問を考えるには、徹底的な企業研究と自分の個性を組み合わせることがコツです。多角的な情報収集と分析で独自の視点を見つけ、自分の経験やスキル、キャリアプランを踏まえた質問を考えましょう。好印象につながる逆質問を考えるコツは、「最終面接の逆質問で好印象を与えるには？やりがいを聞く際のコツもご紹介」で解説しています。
面接の逆質問で避けたほうが良い内容
面接の逆質問で避けたほうが良い内容には、「漠然とした質問」「給与や待遇面のみの質問」「調べれば分かる内容の質問」などが挙げられます。以下で、それぞれについて解説しているので、逆質問の際にネガティブな印象を与えないためにも、事前に確認しておきましょう。
漠然とした質問
面接の逆質問をする際は、漠然とした質問は避けましょう。たとえば、「事業展開について教えてください」のような漠然とした質問は、自分のなかで質問の詳細が分かっていても、面接官に質問の意図が伝わらなければ、回答に困ってしまいます。
また、面接官が質問の意図を誤解したまま答えた場合、求めていた回答がもらえないという可能性も。そのため、漠然とした質問ではなく、「〇〇事業への注力において、具体的にどのような戦略を立てていますか？」のように、的を絞った質問を準備するのがおすすめです。
給与や待遇面のみの質問
面接の「質問はありますか？」に答えるときのマナーとして、給与や待遇面のみを質問しないことも大切です。給与や福利厚生の質問だけだと、「待遇面のみを重視している」と捉えられ、印象が悪くなってしまう恐れもあります。企業側は、自社の理念や事業内容などに共感したうえで入社してほしいと考えているためです。基本的な給与や福利厚生の内容などは、企業のWebサイトや求人要項などで確認できるため、どうしても聞きたいことではない限り質問するのは避けましょう。
調べれば分かる内容の質問
企業の創業年や主力サービスなど、ホームページやインターネットなどで調べれば、すぐに分かるような内容を質問するのも望ましくありません。なぜなら、面接官に「企業研究が不足している」「入社する意欲が低いのでは？」と捉えられてしまう恐れがあるためです。基本的な情報は、事前に会社のWebページや求人要項を確認しておくことが大切です。
すでに説明があった内容を質問しないように注意
面接中や会社説明会などですでに説明があった内容も質問するのは避けましょう。面接官から「説明を聞いていない」と思われたり、印象が悪くなったりする可能性が高いためです。
ただし、説明された内容について深堀りして質問するのは有効といえます。たとえば、「先ほどご説明いただいた必要なスキルについて、御社で活躍されている先輩方はどのように活かしていますか」など。質問をすることで関心の高さや積極性を示せたり、会話が弾んだりして好印象につながる可能性があります。
自信過剰と捉えかねられない言い回しを避ける
面接官に、自意識過剰だと捉えられかねない言い回しも避けたほうが無難です。「私は英語力がネイティブレベルで語学の才能があると思っていますが、御社の業務で英語力を活かせる場面はありますか？」といった過度な自己アピールは、協調性や謙虚さが欠けていると思われる恐れがあります。適切な質問を通じて、柔軟性やチームワークの姿勢を示すことが大切です。
相手の立場に合わない質問
面接での「質問はありますか？」という場面では、相手の立場に合わない質問は避けるべきでしょう。なぜなら、面接官は担当ごとに異なる役職や視点をもっており、適切な情報を提供できない場合もあるからです。たとえば、現場社員に経営戦略を尋ねると、会話がスムーズに進まなくなることがあるでしょう。
相手に合わせた質問をすることは、柔軟性やコミュニケーション能力が評価され、好印象を残すことにつながります。そのため、面接前に相手の役職に応じた質問を考えておくことが望ましいでしょう。
面接官が答えに困る質問
面接で「質問はありますか？」と聞かれた際、面接官が答えに困る質問は避けましょう。前述と同様、面接官は段階に応じて役職が異なる傾向にあり、相手の専門性に合わない質問をすることは、無知や準備不足と思われかねません。たとえば、現場でしか分からない業務の実態を人事や役員に尋ねても、具体的な答えは得られません。事前に相手の役職に合った質問を考えておくことが重要です。
「特にありません」や「大丈夫です」と答える
「質問はありますか」と問われた際に「特にありません」と回答すると、「入社への熱意が低いのでは」と思われてしまう可能性があります。「逆質問の前に聞きたかった疑問が解消されてしまった」とならないように、事前に逆質問の内容をいくつか用意するのがおすすめです。
面接の逆質問で避けたほうが良い内容は、「面接で聞いてはいけない逆質問とは？失敗を回避して就職を成功させよう」のコラムでも解説しているので、参考にしてみてください。
用意していた逆質問が面接中にすべて解決してしまったら
「質問ありますか？」と聞かれる前に、面接中の会話で、準備していた逆質問がすべて解決してしまうこともあるでしょう。
その場合は、「△△について質問させていただこうと思っていましたが、先程詳しく説明していただいたので解決しました。ありがとうございました」という一言を伝えます。また、面接の時間をとってもらったことへの感謝も一緒に伝えられると好印象につながるでしょう。
面接の逆質問が不安ならエージェントに相談するのも手
面接の逆質問が不安な方は、エージェントにサポートしてもらうのがおすすめです。
面接の逆質問でつまずく方は少なくありません。せっかくの逆質問でアピールする機会を最大限に活かすためにも、的確な質問で企業への理解を深め、自身の熱意を伝えたいものです。
そこで、頼りになるのが就職・転職エージェントです。エージェントは業界や企業の特性に精通しており、自分の強みを活かせる逆質問を一緒に考えてくれます。また、応募書類の添削や面接対策もサポートしてもらえるでしょう。
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面接の逆質問に関するお悩み解消FAQ
ここでは、面接の逆質問で悩む方にありがちな疑問をQ&A形式で解消します。「面接時に逆質問の時間がなかった…」「新卒の場合、逆質問のコツはある？」など、疑問がある方はぜひご覧ください。
面接時に逆質問の時間がなかったことが不安です…
面接時に逆質問逆質問の時間が取れなかったからといって、必ずしも合否に直結するわけではありません。企業によっては、面接時間が限られており、当初の予定よりも時間が押してしまい、逆質問の時間が取れなくなってしまうこともあり得ます。もし、どうしても聞きたいことがある場合は、お礼メールで伝えるのが望ましいでしょう。
お礼メールの書き方やポイントは、「最終面接のお礼メールは必要？例文でポイント解説も」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
中途採用の面接ではどのような逆質問をすべき？
中途採用の面接では、入社意欲や活躍するイメージが伝わる逆質問を意識しましょう。企業への理解度を示すだけでなく、自分の経験やスキルを活かしてどのように貢献できるかを伝えることで、面接官が入社後の活躍をイメージしやすくなります。
中途採用の面接で行う、逆質問のコツは「中途採用面接の逆質問で好印象を与えよう！例文や6つの注意点を紹介」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
新卒が面接で逆質問をするときのポイントは？
新卒の方が面接で逆質問をする際は、企業への熱意と同時に、成長意欲を効果的にアピールできる質問がおすすめです。たとえば、「新入社員向けの研修制度や、メンター制度について詳しく教えてください。具体的にはどのような内容で、どれくらいの期間行われるのでしょうか？」のような質問の場合、企業の育成体制への関心を示しながら成長意欲をアピールできるでしょう。
このほかにも、逆質問のポイントはこのコラムの「面接で逆質問をする際のポイント6つ」をご確認ください。
面接の逆質問が思いつきません…
面接の逆質問が思いつかないときは、自分が志望企業で働いた際に、どのような疑問が生まれそうか考えてみましょう。たとえば、「独り立ちまでの期間はどのくらいなのか」「入社して最初に行う業務は何か」など、自分が働く姿をイメージすることで、疑問が浮かんでくる可能性があります。
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※2023年12月～2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています！
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
