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「シフト制の正社員はきつい」って本当?メリット・デメリットを詳しく解説
更新日

この記事のまとめ
- シフト制の仕事で正社員になると、人によっては「きつい」と感じる可能性がある
- シフト制は3種類あり特徴が異なるため、正社員として働く際は確認することが大切
- シフト制で正社員として働くメリットは「平日に休める」「収入アップを目指せる」など
- シフト制で働くデメリットは「予定が立てにくい」「生活リズムが崩れやすい」など
- 正社員でシフト制の場合は、自分の生活スタイルにマッチしているか確認する
「シフト制の正社員はきつい?」と気になる方もいるでしょう。シフト制の仕事で正社員として働く場合、先の予定が立てにくかったり残業や休日出勤が発生したりする可能性があり、人によっては「シフト制の正社員はきつい」と感じることがあるようです。
このコラムでは、シフト制の正社員がきついといわれる理由やメリット・デメリット、注意点などについて解説します。シフト制の正社員に興味のある方はぜひご一読ください。
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シフト制の正社員はきつい?
シフト制の仕事で正社員として働くことが「きつい」と感じるかどうかは人によって異なります。シフト制の仕事では、ほかの従業員が休みになったり遅刻や早退になったりすると、正社員が残業や休日出勤で担保する場合が多いようです。
また、シフト制では「日勤と夜勤が交互にある」「勤務時間が日によって違う」といったケースもあり、人によっては生活リズムが崩れることも。正社員でシフト制の場合プライベートに影響が出る可能性もあり、人によっては「きつい」と感じてしまうことがあるでしょう。
ただし、シフト制の仕事で正社員として働くメリットもあるので、シフト制の働き方が自分に合うかどうかを考えることが大切です。
残業手当や休出手当は支給される
シフト制の正社員は残業や休日出勤が発生する可能性があるといえますが、固定制と同様にシフト制の場合も「残業手当」「休出手当」は支給されます。労働基準法の「第三十二条の三の二」により、以下のように定められているためです。
シフト制の正社員として働くなかで、残業や休日出勤が多くても働いたぶんの手当が支給されるため、収入が増えるという点においてはメリットを感じる人もいるでしょう。
休み希望を出すことは可能
「正社員の場合は休み希望を出せない」というイメージを持っている方もいるでしょう。勤務先にもよりますが、正社員もシフトの希望は可能な場合が多いようです。
しかし、アルバイトの従業員やほかの正社員と休み希望が被っている場合は、上司に休み希望を別日にできないか交渉されることも。シフト勤務の正社員の場合、状況によっては希望休が通らない可能性があるので留意しておきましょう。
希望休にあわせて有給申請をする場合も
シフト制の場合は、希望休にあわせて有給申請をする場合があります。一般的に、正社員の休日は週1〜2日であり、希望休を休日にあわせてくれることもあれば有給で対応する場合も。勤務先によって細かいルールは異なるため、あらかじめ有給取得について確認しておきましょう。参照元
法令検索
労働基準法
シフト制とは
シフト制とは、勤務日数や時間を固定しない働き方のことです。厚生労働省の「「シフト制」労働者の雇用管理を適切に行うための留意事」によると、労働基準法により、1日の労働時間は8時間までと決まっています。そのため、営業時間の長いお店や平日・土日に関係なく稼働する仕事では、シフト制が活用されることが一般的です。
シフト制では、勤務時間が交代制で設定されるため、従業員は一定の時間ごとに交代しながら働きます。たとえば、営業時間が午前8時から午後10時までの14時間とするなら、「午前8時から午後4時まで」「午後2時から午後10時まで」のシフトを作成し、交代で働きます。とくに、アルバイトやパートタイムの仕事ではシフト制が一般的で、求人広告に「シフト制」や「交代制」と記載されることも。交代制について詳しく知りたい方は、「交代制とは?二交代と三交代の違いやメリットを解説」もあわせてご覧ください
固定制との違い
交代勤務であるシフト制に対して、固定制は職場の就業時間にあわせて決まった曜日、時間帯、就業時間で勤務する働き方です。接客を必要としないオフィスワーク系の職種は、「月曜から金曜までの9時〜17時」のように、固定制を導入していることが多くなります。
固定制のメリット・デメリット
固定制はシフト制と異なり勤務時間や日数が決まっているため、安定した収入を得られることや、家を出る時間や帰宅時間の目処が立ちやすいのがメリットです。
基本的に休日も固定されているので、プライベートの予定が立てやすいでしょう。一方、固定制のデメリットは、「9時から17時」のように日中に働くことが多いので、夜に働きたい人や、日によって勤務時間を変えたい人に不向きだといえます。
シフト制の労働時間
シフト制で働く場合も、労働基準法の「第三十二条」により、基本的な労働時間の上限は1日8時間、1週間で40時間と定められています。また、休憩時間についても労働基準法の「第三十四条」で定められており、1日の労働時間が6時間を超える場合には最低45分、8時間を超える場合には最低1時間の休憩が必要です。休憩時間は労働時間に含まれないため、シフトを組む際には休憩時間を含めた実働時間になるよう注意しましょう。
なお、勤務先が36協定を締結している場合は、一日の労働時間が8時間までとは限らないので確認が必要です。36協定とは、労働基準法第36条に基づき、企業と労働者の代表者が締結する労働条件に関する合意を指します。36協定を締結している勤務先では、「一日10時間勤務」「夜勤の場合は実働8時間、休憩2時間」といった場合もあるようです。
雇用形態に関わらずシフト制の仕事がある
シフト制はアルバイトやパートに多いイメージがありますが、正社員や派遣社員、契約社員など、幅広い雇用形態で導入されている働き方です。入院患者がいる病院や入所型の福祉施設などの医療機関では、スタッフが常駐する必要があるため、正社員もシフト制の勤務形態を採用しています。そのほか、工場勤務の製造業や宅配などの運送業も、正社員でシフト制が導入されているでしょう。参照元
厚生労働省
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労働基準法
シフト制の種類と特徴
シフト制のなかにも「自由シフト制」「固定シフト制」「完全シフト制」の3つがあります。仕事内容や企業、事業所によって採用するシフト制の種類が異なるため、違いを確認しておきましょう。
シフト制の種類
- 自由シフト制
- 固定シフト制
- 完全シフト制
1.自由シフト制
自由シフト制とは、労働者自身が希望の時間や日数を申請する働き方です。ただし、申請した日数・時間どおりに働けるわけではなく、ほかのアルバイトやパートの方の希望と調整したうえでシフトを決めます。自由シフト制は自分の状況に合わせた勤務が前提となるため、正社員で導入している企業は少ない傾向があるでしょう。
メリット・デメリット
自由シフト制には「収入を上げやすい」「生活にあわせて働く日時を選べる」というメリットがあり、「収入が不安定になる可能性がある」「予定を立てにくい」といったデメリットもあります。
自由シフト制の場合は自分が希望する日時で働けるため、給与が高めに設定されている深夜や早朝などの時間帯を選べば、収入アップが可能。また、働く日数や時間を伸ばせば、その分収入が上げられる点もメリットです。土日祝にガッツリ働きたい学生や、家事・育児・介護などの合間に働きたいという方には働きやすいシフトの種類といえるでしょう。
一方、自由シフト制で働くうえでのデメリットは、収入の不安定さや予定の組みにくさです。自由シフト制の場合、希望した日の人手が足りていて働けなかったり、働けても時間が短かったりすることも多く、労働時間が安定しているとはいえません。また、体調不良や家庭の都合などで休んでしまうと収入が減ってしまう可能性もあるため、収入が不安定になりやすいといえます。
さらに、自由シフトは週または月ごとにシフトが決定するため、長期的な予定を立てにくくなるでしょう。必ず休みが欲しい場合には、あらかじめシフト提出時にその旨を伝えたり、有給申請をしたりしなければならないのはデメリットといえます。
2.固定シフト制
固定シフト制とは、「毎週月・水曜の午後1時〜午後4時」のように、時間や日数が固定されている働き方です。他の曜日や時間に変更することはないため、予定を組みやすいメリットがあります。パート・アルバイトの勤務が多く、授業が終わってから働きたい学生や子どもを幼稚園に預けている間だけ仕事をしたい主婦(主夫)の方にニーズのある働き方だといえます。
メリット・デメリット
固定シフト制のメリットは「収入が安定しやすい」「生活サイクルが整いやすい」、デメリットは「シフトが入っている日に休みにくい」ことが挙げられます。
固定シフト制は働く曜日や時間が決まっているため、収入が安定しやすくなるでしょう。また、趣味や勉強、子育てなど個々のスケジュールに調和しやすく、生活リズムを安定させやすいのも特徴。事前に仕事の日が決まっているため、計画を立てやすいというメリットもあります。
一方、固定シフト制のデメリットとして、希望の休みを取りにくいことが挙げられます。シフトがあらかじめ決まっているため、予定がすでに組まれている日に急な休みを取得するのは難しいでしょう。たとえば、急病や私用で休みを取りたい場合、自分が休む代わりのスタッフを探さなければならない場合は、調整が難しくなることがあります。
ただし、長期的にスケジュールが把握できていれば、事前に調整を行うことで休みを確保することは可能でしょう。
3.完全シフト制
完全シフト制とは、いくつかの決まったシフトのなかから選ぶ働き方です。分かりやすい例には、2交代や3交代勤務のシフト制が挙げられます。「今週は早番、来週は遅番」というように、勤務する時間帯が週単位や月単位で異なる場合が多いでしょう。完全シフト制を導入する職種には、日勤と夜勤の交代制で勤務する、介護職や医療関係などがあります。
メリット・デメリット
「収入が増える可能性がある」「さまざまな時間の業務を経験できる」などが完全シフト制で働くメリットである一方、「働く時間が不規則になる可能性がある」「スケジュール調整が難しい」などがデメリットです。
完全シフト制で営業時間が長い場合や夜間シフトが含まれる場合に、深夜手当や早朝手当などの追加手当が支給されることがあります。手当が支給される時間帯に勤務することで、全体の収入が増える可能性があるでしょう。
また、勤務先によっては、勤務時間が異なるシフトに応じて担当する業務が変わることもあり、さまざまな業務を経験できる可能性もあります。幅広い業務を経験することで、より多くのスキルや知識を身につけられるため、キャリアの幅を広げるチャンスが増えるという点もメリットといえるでしょう。
完全シフト制のデメリットとしては、働く時間が「今日は10時から21時まで」「明後日からは深夜帯」というように、生活が不規則になる可能性があることが挙げられます。完全シフト制は勤務時間が幅広く設定されることがあり、勤務の時間帯が毎回異なる場合も。その結果、一定の生活リズムを維持するのが難しく、体調管理や健康維持が難しくなる可能性もあるでしょう。
また、日によって仕事の時間が変動する場合は、スケジュール調整が厳しいことも考えられます。そのため、完全シフト制は、比較的スケジュールに制約の少ない人などに適しているでしょう。
シフト制で正社員として働くメリット・デメリット
ここでは、シフト制の仕事で正社員として働くメリット・デメリットをご紹介します。先述したシフト制の種類別のメリット・デメリットとは別に、正社員ならではのメリット・デメリットを紹介するのでぜひチェックしてみてください。
メリット
以下は、正社員でシフト制の仕事をするメリットの一例です。
- ・平日に休みが取れる
- ・通勤ラッシュを避けられる可能性がある
- ・企業によっては5勤2休以外の働き方もできる
- ・収入アップを目指せる可能性がある
公休として平日に休んだり通勤ラッシュを避けたりといった固定制では難しいことを、シフト制であれば叶えられる可能性があります。それぞれのメリットについて以下で詳しくみていきましょう。
平日に休みが取れる
正社員でシフト制の仕事で働くメリットとしてまず挙げられるのが、平日に休みを取れることです。正社員でシフト制だと土日や祝日に出勤する場合も多く、公休が平日になることも。 免許の更新や通院など、平日にしなければならない用事も有給を使わずに対応できるのはメリットといえるでしょう。
また、平日は仕事や学校などで商業施設や観光地が空いていることも多いので、混雑を避けて外出できるのも魅力です。
通勤ラッシュを避けられる可能性がある
シフト制で昼頃からの出勤や夜勤がある場合は、通勤ラッシュを避けられるでしょう。通勤時の混雑はストレスの原因にもなり得るため、それを避けられるのはメリットといえます。
また、通勤ラッシュがあると乗りたい電車に乗れなかったり、道が混んでいたりして遅刻する可能性もゼロではありません。そのため、遅刻を防ぐために早めに家を出る必要がありますが、昼や深夜などの交通に支障が出にくい時間帯であれば、その心配も少なくなるでしょう。
企業によっては5勤2休以外の働き方もできる
企業によってはシフトの都合上、以下のようなシフトを組まれることもあるようです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
出勤 | 休み | 出勤 | 出勤 | 休み | 出勤 | 出勤 |
固定制の場合は5勤2休や土日祝休みなどが一般的ですが、シフト制の場合はそれ以外の働き方も可能な場合があります。「5連勤は疲れるからこまめに休みたい」といった場合にはメリットと感じやすいでしょう。
また、週2日休みの場合は、以下のように休みをつなげることで、有給を使わずに長期連休を取得することも可能な場合があります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
出勤 | 休み | 出勤 | 出勤 | 出勤 | 出勤 | 休み | 休み | 休み | 出勤 | 出勤 | 出勤 | 出勤 | 出勤 |
自己都合で連休を取りたい場合、固定制では有給を使わなければならない場合が多いでしょう。しかし、シフト制であれば出勤日を調整できるため、上記のように週2日ある休みをつなげて連休にすることが可能です。プライベートの予定に公休で対応できることもメリットといえるでしょう。
収入アップを目指せる可能性がある
シフト制の場合、時間外労働の有無や勤務する時間帯によっては収入アップを目指すことが可能です。シフト制の仕事では、ほかの従業員が休みになると残業になったり休日出勤になったりする可能性も。残業手当や休出手当が支給されれば、そのぶん収入を増やせます。
また、24時間稼働する工場や店舗などでは、夜勤にシフトを入れられることもあるでしょう。夜勤の場合は深夜手当が支給されるため、シフトの融通が利く企業であれば収入アップを目指しやすいといえます。
デメリット
シフト制で正社員として働くメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。
- ・年末年始やゴールデンウイークに連休を取りにくい
- ・予定を立てにくい
- ・生活リズムが崩れやすい
- ・休日出勤や残業が発生する可能性がある
シフト制だと、固定制で働く人にあわせて休みを取りにくかったり、勤務時間がバラバラの場合は生活に影響が出たりする可能性も。それぞれのデメリットについては、以下で詳しくご紹介するので、ぜひ確認してみてください。
年末年始やゴールデンウイークに連休を取りにくい
シフト制で働く正社員は、年末年始やゴールデンウィークなどで連休を取りにくいようです。シフトを組む際、アルバイトやパートで働く人の希望を優先する傾向にあります。自分が休みを希望する日の枠がすでに埋まっている場合、連休を取れない可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
ただし、子育てや介護をしながら正社員として働く場合、年末年始やゴールデンウィークなどは預け先が休みのため、優先的に休みを取れることもあるようです。企業によってルールや制度は異なるので、事前に確認しておきましょう。
予定を立てにくい
シフト制の場合、月単位や週単位で出勤日が決まることが多く、先の予定を立てにくいのはデメリットです。正社員だと自分が希望した日に休めない可能性もあるため、旅行やライブといった趣味がある方は、予定の組みにくさをストレスに感じる可能性もあるでしょう。
生活リズムが崩れやすい
シフト制は日によって出勤時間が違ったり、週によって休みのタイミングが変わったりするため、生活リズムが崩れやすいといえます。とくに、日勤と夜勤があるシフト制の場合は、生活リズムの切り替えが難しく、体調に影響が出ることも。シフト制の仕事で働く場合は、生活リズムの変化に対応できるか、自分に合っているかなどを確認することが大切です。
休日出勤や残業が発生する可能性がある
先述したように、シフト制の場合は、ほかの従業員が休みや遅刻になると残業になったり、休日出勤を頼まれたりすることもあります。残業や休日出勤によって、プライベートに影響が出る可能性があるのはデメリットといえるでしょう。
しかし、残業や休日出勤になった場合は手当が支給されるため、収入アップを目指せるという点はメリットとも捉えられます。自分の価値観も踏まえて、正社員としてシフト制で働くメリット・デメリットを考えてみてください。
シフト制が多い4つの職種
1.販売職
販売職は営業時間が長かったり固定の休みを設けていなかったりすることもあり、シフト制が多い傾向です。販売業としては、「アパレル販売」「コンビニ・スーパーのスタッフ」などが挙げられます。営業時間や対応時間が長いため、複数のスタッフを早番、中番、遅番に分けて対応するのが一般的です。
販売員に興味がある方は、「高卒から販売の仕事に就く方法とは?向いているタイプも紹介!」のコラムをぜひチェックしてみてください。販売員として働くメリット・デメリットや向いている人の特徴などをご紹介しています。
で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
2.飲食店
レストランやカフェ、居酒屋、ファストフード店などの飲食店も、シフト制を取り入れている場合が多いようです。営業時間が長い店舗では、シフト制により勤務時間をずらして対応します。飲食業界について理解を深めたいなら、「ニートから飲食業で正社員になるには?就職のポイント」のコラムがおすすめです。
3.製造業
製造業は、工場・倉庫で作業を行うのが一般的です。食品工場の加工や軽作業、製造ラインなどが該当します。工場や倉庫は、昼夜問わず作業を行う場合があるため、稼働時間が長い傾向があるでしょう。日中勤務や夜から朝方にかけての勤務など、長い稼働時間をカバーできるシフト制を導入している企業もあります。
製造業については、「製造技術の仕事」のコラムで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.医療関係のスタッフ
医療施設によっては、シフト制を導入している可能性があります。入院設備が整っている病院や24時間稼働している施設などは、一定数のスタッフを確保しておかなければなりません。そのため、二交代制や三交代制などで対応している場合が多いようです。
交代制については、「交代制とは?二交代と三交代の違いやメリットを解説」のコラムで解説しています。
5.配送ドライバー
配送ドライバーの仕事もシフト制の場合があります。とくに、24時間営業の店舗へ配送したり、長距離の配送を行っていたりする場合は、シフト制が多い傾向です。
なお、配送先や取り扱う物、企業の方針などによってシフト制かどうかは異なります。シフト制で働きたい場合は、求人票の内容や面接時などに確認しましょう。
公務員もシフト制の職種がある
公務員も職種によってはシフト制の可能性があります。たとえば警察官は、事故や事件などが発生したとき速やかに対応するために、24時間体制が基本です。そのため、二交代や三交代のシフト制の場合が多いでしょう。そのほか、消防士や自衛隊などもシフト制が導入されているようです。シフト制で給料や雇用が安定している仕事を希望しているなら公務員も選択肢の一つといえるでしょう。
シフト制で働くときの6つの注意点
シフト制の場合、体調を崩す可能性があったり休みの曜日や勤務時間がバラバラだったりします。そのため、働き方が自分に合っているかの確認や、シフトの提出期限を守るなどの注意が必要です。
以下で、シフト制で働く際の注意点を6つご紹介します。シフト制の仕事への正社員就職を目指している場合は、ぜひご確認ください。
1.自分の生活スタイルに合っているか確認する
先述のとおり、シフト制は働く時間帯や休みのタイミングが不規則な場合が多いため、体調を崩す可能性もあります。とくに、正社員として入社するとシフト制で長く働き続ける可能性があり、より体調不良のリスクが高まるでしょう。そのため、シフト制の仕事を検討している場合は、ライフスタイルの変化なども考慮して、シフト制の働き方が結婚後や年齢を重ねたあとの生活スタイルに合うかどうかも確認してみることが大切です。
シフト制で働く際、雇用主との労働契約をしっかり確認することで、自分の希望の働き方や条件を叶えられるかどうかを確かめられます。厚生労働省の「『シフト制』で働くにあたって知っておきたい留意事項」によると、シフト制で働く際は労働時間はもちろん、「休憩」「年次有給休暇」「安全、健康確保」「社会保険」など、自分の労働条件を確認しておくことが重要なようです。
あらかじめ労働条件を確認しておくことで、働き始めてから「思っていたのと違った」というようなトラブルを防げるでしょう。
参照元
厚生労働省
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2.希望シフトを期限までに提出する
シフト制で働くなら、出勤日や勤務時間、休みなどの希望を期限までに上司に伝えることが大切です。希望を伝え忘れてしまい、期限を過ぎてから報告したとしても、対応してもらえない可能性が高いでしょう。対応可能な場合も、遅れて出勤日や休みの希望を伝えるとシフト作成者に迷惑を掛けてしまうため、希望がある場合は期限内に申告することが大切です。
シフト作成のポイント
シフトを提出する際は、無理のない働き方を心掛けましょう。多くの場合、週に2日間の休みがあり、先述したように休みをつなげて連休を作ることも可能です。しかし、連休を作り過ぎてしまうと5連勤以上働かなければならなくなる可能性も。連勤の日数が多いと疲労が溜まり、体調を崩す可能性もあるため、シフトを作成する際は注意が必要です。
3.遅刻や無断欠勤をしない
社会人として遅刻や無断欠勤はマナー違反ですが、シフト制ではとくに注意が必要です。シフト制で遅刻や欠勤をしてしまうと、交代の人が不在となるため、前後のシフトに入っている人に迷惑を掛けることになります。
やむを得ず遅刻や欠勤をする場合は、できる限り早く責任者に連絡をしましょう。シフト制の場合は別の人が穴埋めを行うのが一般的なため、周囲に大きな迷惑を掛けることを理解してみてください。
4.「シフト制」以外の面にも目を向ける
シフト制の働き方ばかりに注目していると、業務内容や職場の雰囲気といった大切なポイントを見逃してしまう恐れがあります。働くうえで勤務形態も大切ですが、「仕事で自分の強みを活かせるか」「社風が自分の価値観とマッチしているか」も重要な要素です。
確認を怠ると、入社後にミスマッチを感じて早期離職につながる場合もあるので、気をつけましょう。
5.不規則な生活リズムによる体調不良に気を付ける
先述のとおり、シフト制では生活リズムが不規則になりやすく、体調不良を引き起こす可能性があります。体調不良になると自分がつらいのはもちろん、職場の人にもシフトの調整で負担を掛けてしまうため、自己管理に気をつけましょう。もし体調不良になってしまったら無理に出勤するのは避け、早めに上司へ連絡することが大切です。
6.給与の金額が合っているか確認する
シフト制では、残業や休日出勤が発生する可能性があります。残業した時間や休日出勤した日数などで支給される手当の金額が変わるため、給与の計算ミスが発生する可能性も。シフト制の場合は、給与額が合っているかどうか確認するのがおすすめです。
シフト制と固定制で迷ったときは
シフト制と固定制の働き方で迷ったら、自分が何を重要視するのか考えるのがおすすめです。生活リズムを一定に保ちたい、友人や家族との時間を大切にしたいと考えるなら土日休みの固定制が合っているといえます。一方で、平日に休みたい、自分の都合を優先したいと思うならシフト制が向いているでしょう。
自分の希望する働き方がシフト制と固定のどちらともあわないという場合は、「在宅ワーク」「フレックスタイム制」といった働き方もあります。「フルフレックスとは?メリット・デメリットとフルリモートとの違い」のコラムで、フレックスタイム制とフルリモートについて解説しているので、ぜひご一読ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。