SPIは転職でもある?種類や受検方式を把握して対策をしよう

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この記事のまとめ

  • SPIは多くの企業が中途採用の選考過程で導入しているので、転職活動でも対策が必要
  • 転職の場合「SPI-G」が使われるのが一般的だが、企業によって種類はさまざま
  • SPIを転職時に取り入れる目的は、面接への絞り込みのためと考えられる
  • SPIの受検方式はペーパーテスト・テストセンター・Webテスト・インハウスの4つ
  • 能力検査の対策法は、過去問・模擬試験で傾向や解答に必要な知識を学んでおくこと
  • 性格検査では無理して回答すると結果に矛盾が出るので、ありのままの自分で答えよう

「SPI対策は転職の際に必要?」と疑問に思っている方もいることでしょう。このコラムでは、SPIについて詳しく紹介。企業がSPIを行う目的をまとめました。また、SPIの種類や受検方式についても解説。採用試験を受ける前に、それぞれの特徴と傾向を把握しておきましょう。さらに、能力検査と性格検査の対策方法についても触れているので、ぜひ本コラムを就職・転職活動の参考にしてください。

SPIを転職の際に取り入れる目的は?

SPIとは、「Synthetic(総合的な)」「Personality(個性・性格)」「Inventory(評価)」の頭文字を取ったものです。多くの企業が新卒採用だけでなく、中途採用の選考過程でも導入しています。SPIを行うことで、応募者の資質や適性を見極め、求めている人材とマッチしているかを判断したり、入社後の適切な配属・育成の参考にしたりしているようです。

SPIの概要

SPIは、大手人材マネジメント会社が1974年に提供を開始したテストで、定期的にバージョンアップがされています。古いバージョンを使っている企業もありますが、広く使われているのは2013年に出たSPI3です。一般的には、バージョンに関わらず「SPI」と呼ばれています。

SPIの種類

SPIには大きく分けて、中途採用のための「SPI-G」、新卒採用のための「SPI-U」、高卒者向けの「SPI-H」、グローバル採用向けの「GSPI3」の4種類があります。中途採用試験で一般的に使われるのは「SPI-G」ですが、異なる企業もあるので、必ず前もって形式を確認しておきましょう。また、どの形式でも試験内容には、性格検査と能力検査が含まれています。性格検査と能力検査の内容についての詳細は「SPIを行う意味とは?気になる試験内容と受検ポイント」のコラムでご確認ください。

中途採用の場合、まずテストで応募者をふるいにかけ、ある程度の成績を修めた人から優先的に面接をするというケースも。SPIが採用の決定打というよりは、絞り込みに使われることが多いようです。スムーズに面接に進むために、転職者用のSPI対策本・対策サイト・対策アプリなどで慣れておくことをおすすめします。

SPIの受検方式は4つ!

SPIにはペーパーテスト・テストセンター・Webテスト・インハウス(応募先の企業のパソコンで受ける)の4つの受検方式があります。

特徴と傾向

ペーパーテストでは決められた時間内に解けば良いため、簡単な問題は短時間で解いて難しい問題に時間を割くことができます。一方、テストセンター・Webテスト・インハウスの場合は、パソコンを使用する様式。パソコン受検の場合は、1問1問に制限時間が設けられており、解答しなければどんどん次の問題にいってしまうという特徴があります。また、ペーパーテストなら分からない問題を後回しにできますが、パソコンでは解答の順番が決まっているため、自由に問題を解くということができません。
さらに、方式によって出題範囲や出題傾向も違います。たとえばテストセンターで受ける場合、非言語分野では筆算で解くことを前提とした問題が出されるのに対し、自宅で受けることが想定されるWebテストでは電卓の使用を前提とした問題が出ます。このように方式によって内容は変わるため、自分がどの方式で受けるのかを踏まえて対策することが必要です。
受検方式については「適性検査とSPIの違いとは?落ちる理由や対策方法とともに注意点も解説」のコラムでも解説しているので、併せてご覧ください。

SPIの対策方法は?

SPIは事前の対策がカギを握っています。能力検査と性格検査について、それぞれ対策方法をまとめました。

能力検査の対策

能力検査は、大きく分けて「言語分野(国語)」と「非言語分野(数学)」の2つです。基礎的な能力を測る検査なので、特別難しいものやひねりを効かせた問題はありませんが、問題数が多いのが特徴。1問あたりに割ける時間は、30秒から1分程度です。しかし、対策をすることで高得点が期待できるテストともいえます。過去問や練習問題を解いたり、模擬試験を受けたりするなかで問題の傾向や解答に必要な論理を学んでおきましょう。
また、企業によっては能力検査に「英語」や物事に対する理解力を見る「構造的把握力」の問題が出題されることもあります。熱意を見せるためにも、事前に傾向を把握し、しっかり対策をしておきましょう。

性格検査の対策

性格検査に関しては良く見せようと思って無理して回答すると、結果に矛盾やほころびが出てしまいます。仕事との相性を見るために参考にすることはあっても、適性検査の結果だけを見て合否を決めるということはほとんどありませんので、ありのままの自分で回答しましょう。また、性格検査の対策方法については「性格適性検査の対策方法は?回答のポイントや企業が実施する目的を解説」のコラムでも詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

就職・転職活動では、SPIだけでなく、応募書類や面接の対策も大切です。もし「一人で転職活動を進めるのは不安」「なかなか就職先が決まらない」という場合は、エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。ハタラクティブでは、第二新卒や高卒、既卒、フリーターの方を対象に就職・転職支援サービスを実施。応募書類の添削や面接対策など、就職を成功させるためのサポートを行っています。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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