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「仕事を辞めるしかない…」そう感じる原因や退職時のマナーを解説
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この記事のまとめ
- 「仕事を辞めるしかない」と考える理由は、人間関係のストレスや評価に対する不満など
- 仕事を辞めるしかないと考えるなら退職を検討するのも悪いことではない
- 仕事を辞めることを決意したら、まずは直属の上司に相談する必要がある
- 仕事を辞めることにしたら、退職理由を考慮して企業選びをしよう
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「仕事を辞めるしかない」と感じる原因
会社を辞めることに対し、「自分が任されている仕事を途中で放棄するようで、逃げるような後ろめたさ」を感じてしまう人は少なくありません。心身ともに限界になる前に、なぜ転職したくなったのかを客観的に分析することがおすすめです。ここでは、よくある転職理由をご紹介します。
「仕事を辞めるしかない」と感じる原因
- 人間関係のストレス
- 評価に対する不満
- 会社の方向性や将来への不安
1.人間関係のストレス
職場での人間関係がうまくいかず、「仕事を辞めるしかない!」と決意する人も多いでしょう。仕事において、周囲の人との関係性は非常に大切です。社員同士のコミュニケーションだけでなく、クライアントとの交流が必要な仕事もあるでしょう。
他者とコミュニケーションを取ることが苦手だったり、上司や同僚からハラスメントを受けていると感じたりすると、職場での人間関係がストレスになり、仕事を辞めたいと感じやすくなります。
2.評価に対する不満
「頑張っているのに評価されない」「仕事量に見合った給料が支払われない」などの悩みを抱えている人は、仕事を辞めやすいようです。自分が思っているより評価されないと、仕事に対するモチベーションも下がり、働く意欲が湧きにくくなるでしょう。
3.会社の方向性や将来への不安
会社の方向性や企業理念が自分の考え方と異なる場合や、将来に不安を覚えたときに、仕事を辞めることを決意する人もいるでしょう。入社したあとにミスマッチを感じたり、働くなかで自身のキャリアビジョンが変わったという場合もあります。
仕事を辞めるしかないと考えるなら退職を検討しよう
正社員でもアルバイトでも、正しい手順を追えば仕事を辞めることに問題はありません。仕事を辞めることばかり考える時間が長期間にわたって続くようなら、思い切って退職することをおすすめします。
ただし、一時的な感情や勢いで退職するのではなく、仕事を辞めることを決意した理由や、転職の目的を明確にすることが大切です。上司や人事に相談をして解決するような問題でなく、仕事を辞めることでしか解消できない理由があれば、退職に向けて動き始めるのが望ましいでしょう。
実際に退職しなくても、「仕事を辞めると決めたら楽になった」というように、前向きな気持ちになれる可能性があります。転職活動を行う際は自分に合った転職サイトや転職エージェントを利用すると、スムーズに転職活動を行えるでしょう。
仕事を辞めることは逃げではない
仕事を辞めることは、必ずしも「逃げ」になるわけではありません。状況や理由によっては、転職したほうが良いこともあるでしょう。仕事を辞めることが「逃げ」のように感じてしまう罪悪感は、前向きな気持ちに切り替えて対処することが大切です。自分はダメな人間なのではと悩み過ぎる必要はありません。「仕事を辞めるのは逃げ?退職の判断基準や辞め癖の克服方法を解説」では、仕事を辞めるかどうかの判断基準などについても詳しく解説しています。ぜひご参照ください。
「仕事を辞めるしかない」という場合の退職のポイント
たとえ嫌なことがあったとしても、会社に迷惑を掛ける辞め方をしてはいけません。できる限りの配慮をして退職準備を進めましょう。
「仕事を辞めるしかない」という場合の退職のポイント
- 退職の意思をしっかり伝える
- 業務の引継ぎを行う
- 公的手続きに必要なものを準備する
- 退職時に会社に返却するものを確認する
- 退職後の手続きを行う
退職の意思をしっかり伝える
仕事を辞めることを決意したら、まずは上司に退職の意思を伝えましょう。メールや電話ではなく、口頭で伝えるのがマナーです。取引先やお世話になった人への挨拶回りなど、退職までにやるべきことは数多くあります。余裕を持って退職の意思を伝え、慌てることがないようにしましょう。
また、会社によっては就業規則で「退職する場合は○○ヶ月前までに申し出ること」などと定められている場合があるため、必ず確認するようにしてください。会社の繁忙期を避けて退職する配慮も必要です。
退社と退職の違いとは?
「退社」とは、2つの意味をもつ言葉です。「仕事を辞めること」と「仕事が終わって会社を退勤すること」のどちらともとれます。そのため、「退社」という言葉だけでは相手が勘違いしてしまう恐れがあるでしょう。
一方、「退職」という言葉の意味は「仕事を辞めること」のみなので、会社を辞めることを伝えたい場合は「退職」という表現を用いると誤解なく相手に伝わりやすいようです。
業務の引継ぎを行う
上司と相談して退職日が決まったら、自分が今担当している業務の引継ぎや残務整理を行います。後任者のためにマニュアルを作成したり、資料をまとめたりしておくと安心でしょう。
仕事でお世話になった人には、退職の挨拶をして、しっかりと感謝の気持ちを伝えることも大切です。人事がまだ退職をオープンにしていない段階で勝手に挨拶をするのではなく、上司とタイミングを話し合ってからきちんと挨拶をしましょう。
公的手続きに必要なものを準備する
退職日の10日前を目安に、公的手続きの確認も行いましょう。具体的には、「年金手帳の受け取り」「税金に関する手続き」「雇用保険被保険者証の受け取り」などです。ギリギリになって慌てないよう、余裕をもって確認しておきましょう。
退職の手続きについて詳しくは「退職後の手続きは何をする?期限や順番、必要書類を分かりやすく解説!」のコラムをご確認ください。
退職時に会社に返却するものを確認する
退職時に、会社に返却しなければならないものもあります。たとえば、健康保険被保険者証や、社員証、業務で作成した書類などです。また、制服やパソコンが貸し出されている場合は、忘れずに返却しましょう。
退職後の手続きを行う
退職後にも手続きが残っているため、準備をしておきましょう。転職先が決まっているかそうでないかで、退職後の手続きは異なる部分があります。
転職先が決まっている場合
転職先が決まっている場合、雇用保険被保険者証や源泉徴収票、マイナンバーカードの写しなどの提出を転職先企業に求められる可能性があります。企業によってはほかの書類も提出しなくてはならないこともあるため、早めに準備をしておきましょう。
転職先が決まっていない場合
転職先が決まっていない場合は、ハローワークで失業給付の受給手続きをしたり、国民健康保険の加入手続きをしたりする必要があるでしょう。年末調整や確定申告などに関する確認も早めに行っておくと安心です。転職先の探し方については、「ニートの転職活動!成功させるコツやエージェントを利用するメリットを紹介」のコラムも参考にしてみてください。
仕事を辞めてから転職活動するメリット・デメリット
ここでは、仕事を辞めてから転職活動を開始するメリット・デメリットを紹介します。新しい転職先を決めてから退職する人も多くいますが、仕事を辞めた後に転職活動を始める方法も手段の一つです。メリット・デメリットを把握したうえで、自分にあったやり方であるか判断できるようにしましょう。
メリット
退職後に転職活動を始めると、準備の時間を十分に確保できるメリットがあります。自己分析や企業研究、書類作成などに落ち着いて取り組めるでしょう。
仕事を続けながら転職活動を行っていると、平日の夕方以降の選考が多くなりますが、希望者も集中するため日程調整が難しい場合もあります。仕事を辞めてから転職を始めれば、選考日程を柔軟に決められることも大きなメリットです。
デメリット
仕事を辞めてから転職活動を始め、なかなか希望する仕事に就けないと無収入の状態が続いてしまいます。貯金が減ってくると、焦って転職先を決めがちになるため注意が必要です。退職後に転職活動をしたいと考えている場合は、資産に余裕をもたせ、ゆとりをもって転職活動を進めましょう。
また、転職先が決まらないと無職の期間が長くなり、職歴にブランクができてしまいます。ブランクは、面接でも尋ねられる傾向にあるため、なるべく空白期間を生み出さないようにしつつ、面接で聞かれた際の回答を事前に準備しておきましょう。
仕事を辞めた原因別の企業選びのポイント
転職サイトに書かれている待遇の良さだけを気にして転職活動をしてしまうのは危険です。たとえば、自分の仕事に対する評価に不満がある場合、収入面だけを重視して転職すると前職と同じような不満を抱えてしまう恐れもあります。さらに、将来的なことまで視野に入れて企業を選ばなければ、また転職をしたくなる可能性も。
転職のきっかけになった条件改善に加えて、将来の見通しも視野に入れた企業選びが必要といえるでしょう。ここでは、前の項で挙げた3つの転職理由をもとに、企業選びのポイントをまとめましたので参考にしてください。
人間関係のストレスが原因の場合
人間関係にストレスを感じて仕事を辞める場合は、以下のことに注目して企業選びを行うのがおすすめです。
- ・組織体制はどのようなものか
- ・希望する部署の人数や構成比
- ・職場の雰囲気
仕事をするうえで誰ともかかわらずに働くことは難しいものの、自分に合った職場の雰囲気かどうかに注目して企業選びを行うことで、人間関係にストレスを感じにくくなるでしょう。転職サイトでは実際の職場の人間関係を確認することは難しいですが、「少人数の会社が良い」などの希望条件に当てはまるかどうかを確認することはできます。
また、転職エージェントを利用すれば、応募先企業の雰囲気を教えてもらえる可能性もあるでしょう。職場での人間関係については、「職場の人間関係に疲れた…ストレスを感じる原因と対処法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
評価に対する不満が原因の場合
自分の仕事に対する評価が不満で仕事を辞める場合は、企業選びの際、以下のことに注目してみてください。
- ・評価体制、給与体系が整っているか
- ・自分と同じ年齢の社員はどのようなポジションか
- ・キャリアアップした実績について
評価体制が整っている企業を選びたい場合は、企業の公式Webサイトや転職サイトなどで、どのような評価制度が設けられているかを確認するのが良いでしょう。実績を評価してほしいという人は、年功序列で評価される企業より、能力評価や業績評価が充実している企業を選ぶのがおすすめです。
会社の方向性や将来への不安が原因の場合
会社の方向性や将来性に不安を感じて仕事を辞める場合は、以下のことを確認したうえで企業を選ぶのがおすすめです。
- ・企業理念と自分の理想がマッチしているか
- ・業界や市場はどのような動きか
- ・人材育成に力を入れているか
これらは転職サイトに載っている求人情報のほか、企業のWebサイトで確認できることもあるため、チェックすることをおすすめします。企業をいくつか選定したあとは、企業研究をしっかりすることも忘れないようにしましょう。企業研究を入念に行うことで、転職後のミスマッチを防げます。
転職サイトや転職エージェントの利用について詳しく知りたい方は、「フリーターにおすすめの転職サイトの特徴は?エージェントのメリットも解説」をご一読ください。
仕事を辞める前に転職活動を始めるのもアリ
「仕事を辞めるしかない」と決意したあとも、働きながら転職活動を行う人は多いようです。転職先を決めてから退職することで、職歴のブランクや無収入の期間ができるのを避けられるメリットがあります。有給を利用してハローワークに行ったり、転職エージェントを利用したりすると、仕事を続けながらスムーズに転職活動ができるでしょう。ハタラクティブは、20代の若年層を対象とした就職・転職エージェント。一人ひとりに合わせた求人の紹介だけでなく、専任のキャリアアドバイザーとのカウンセリングや面接対策、応募書類の添削など、転職活動を成功させるためのサポートを実施します。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
「仕事を辞めるしかない」と悩む方のお悩み解消FAQ
ここでは、仕事を辞めることに対する不安や疑問について、Q&A方式で回答していきます。
仕事を辞める人の前兆はありますか?
仕事を辞めようと考えている人は、業務へのモチベーションが低くなることから、遅刻や早退、欠勤が増えることがあるでしょう。また、周囲の人と距離を取ったり、職場でのコミュニケーションが少なくなったりすることもあります。
働きながらの転職活動を考えている人は「仕事しながら転職活動するのは辛い?無理なく成功させるやり方を紹介」もあわせて参考にしてください。
退社を言い換えるとほかに何がありますか?
退社に似た言葉としては、退勤や帰社、退職、離職などがあります。
退社は、仕事を終えて会社を出る意味と、会社を辞める意味の2つをもっているため、会話やメールでは別の言葉を使用すると伝わりやすくなるでしょう。
退社の定義や他の言葉との使い分けについては、「『退社』とは?混同しやすい『退職』『帰社』『退勤』との違いと使い分け」を参考にしてください。
退職する際にやってはいけないことはありますか?
メールやチャットなどで退職を切り出すのは避けましょう。退職はお世話になっている直属の上司に直接切り出すのがマナーです。メールやチャットなどで済まそうとすると、上司や同僚からの印象が悪くなるおそれもあります。また、言葉の伝え方1つで、その後の人間関係に影響が出る可能性も。相手への配慮を忘れずに、自分の言葉で伝えましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。