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試用期間中に退職したい!退職理由と辞め方の手順を解説

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【このページのまとめ】

  • ・試用期間とは、1~6ヶ月程度で、企業側が採用者の能力を見極めるための期間
  • ・試用期間中も、本採用後と変わらないので退職できる
  • ・退職を決めたら就業規則や法律に従って直属の上司に早めの相談をする
  • ・退職理由を伝える際は、会社への批判を述べないよう伝え方には十分気をつける

監修者:後藤祐介

キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

試用期間中に退職したい場合、就業規則を確認し、日数に余裕を持って退職意思を伝えるのが社会人としてのマナーです。また、退職理由で会社の批判を伝えるのは避け、角が立たず、納得してもらいやすい伝え方を意識しましょう。このコラムでは、試用期間中に退職するメリットやデメリット、退職理由の回答例を詳しくご紹介します。試用期間中に退職したいと考えている方は、ぜひご参考にしてください。

   

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試用期間とは?

試用期間とは、採用された人がその職場で働くのに適した人材であるかどうか判断するために設けられた期間のことです。企業は試用期間を利用し、採用者の勤務態度やスキルなどを見て、本採用するか否かを決定します。

試用期間の一般的な長さは1~6ヶ月

試用期間は1ヶ月から6ヶ月が一般的な長さです。試用期間の長さについては就業規則や雇用契約書への明記が義務づけられているため、働く前に必ず確認するようにしましょう。試用期間の長さに関して法律上の明確な規定はありませんが、おおむね1年までという考え方が主流。理由のない延長や度重なる延長は社会通念に反するとされています。

試用期間中の給与や福利厚生

企業によっては、本採用後よりも試用期間中の給与が低い場合もありますが、基本的には、正規雇用と同じ待遇を受けることが可能です。
雇用保険や健康保険など各種社会保険への加入が義務づけられており、残業代もきちんと支払われます。会社ごとに定められている各種手当や有給などの福利厚生も同じように受けられるので、労働契約書を確認しておきましょう。

試用期間中の退職はできる?

試用期間中でも本採用後と待遇は変わらないので、退職は可能です。退職したいと考えた場合、通常の雇用契約解約と同様、会社の就業規則にある指定期日か、退職希望日の2週間前までの申告が必要となります。退職の際は、退職希望日より1ヶ月前の申告を必要とする企業が多いので注意しましょう。試用期間中に退職が決まった場合でも、働いた分の給与は支払われます。退職後は念のため、契約どおりの給与が振り込まれているのかチェックしてください。

試用期間であっても即日退職はできない

試用期間中であっても、就業規則で退職のルールが設けられているので、即日退職することはできません。試用期間でも法律上で労働契約が成立しているため、退職希望日の2週間前には退職を申し出る必要があります。ただし、会社と合意が取れた場合は即日退職できる場合も。
本採用前で任されている仕事の責任が少なく、引き継ぎが特に必要ないとしても、突然の退職は会社に多大な迷惑がかかります。もし退職の意志が固まっているのであれば、社会人としてのマナーを守り、なるべく早く直属の上司に退職の意思を伝えましょう。

試用期間中に退職する3つの手順

退職する意思が固まった場合は、以下の3つの手順を参考にしてみてください。社会人としてのマナーを守り、正しい手順で退職しましょう。 

1.上司に退職の意思を伝える

退職を決意したら、早めに直属の上司のアポイントを取り、相談の時間を設けてもらいましょう。退職の意思を伝えるときは、必ず直属の上司に伝えます。退職することが周囲から上司の耳に入れば、トラブルの原因になる可能性も。
前述のとおり、会社によっては就業規則に退職について記載されている場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。意思表示の際は、社会人としてのマナーを守って行動することが大切です。

2.退職届を提出する

上司に退職の旨を伝えたら、退職届を出しましょう。試用期間でも退職届の提出が必要です。企業によっては、氏名記入欄や退職日記入欄など指定のフォーマットを用意している場合もあります。会社からの指定がなければ、自身で退職届を作成しましょう。確実に退職の旨を伝えた証拠を残すためにも、退職届の提出は重要です。また、退職に必要な手続きについても人事に確認し、ルールに沿って迅速に行いましょう。

3.業務の引き継ぎをする

本採用前で任されている仕事が少ないとしても、退職日を迎えるまでは会社の一員であるため、責任を持って引き継ぎをしましょう。引き継ぎは、業務の進行状況を書類に残しておくと、後任者が理解しやすくなります。書類だけでは理解しにくい場合もあるので、渡す際に直接説明しましょう。

試用期間中に退職するメリット

試用期間での退職は、ストレスから解消され時間が無駄になりません。退職を悩んでいる方は下記のメリットを参考にしてみてください。

時間が無駄にならない

「仕事は最低3年間続けたほうが良い」という声が一般的で、すぐに退職してしまうのは得策ではないとされています。
しかし、不安を抱えたまま仕事していてはスキルが身につきにくく時間の無駄になる場合も。試用期間は残業が少ないことが多く、ある程度自由な時間を確保できるので、転職活動の時間に使えます。

新卒なら第二新卒枠が狙える

新卒で入社し、試用期間中に退職した方は、第二新卒枠が狙えます。第二新卒とは、新卒で就職した後3年以内に退職した人のこと。短期間でも1度社会人経験があれば、基本的なビジネスマナーが身についていると考えられるため、第二新卒は、近年の転職市場で需要が高まっている人材です。試用期間中に退職した場合は、第二新卒枠の求人に応募ができます。

ストレスや苦痛から開放される

今やっている業務が辛い場合、退職すれば苦痛やストレスから開放されます。
試用期間が終わり、本採用になると辞めづらくなってしまうことも。ストレスを抱えて時間を過ごすと精神的な疲れが感じやすくなる場合もあるので、心身の不調が業務に支障をきたす前に退職を考えましょう。

試用期間中に退職するデメリット

短期間での退職は、転職が不利になる可能性があります。メリットだけでなくデメリットにも目を向け、退職を検討しましょう。

転職が不利になる可能性がある

働いた期間が試用期間のみでも、履歴書の職歴欄に記載する必要があるため、短期間での退職は転職が不利になる可能性も。履歴書に書かなくても、雇用保険に加入しているので、会社で働いた履歴は残ります。入社後に発覚すればトラブルの原因になる場合も。また、第二新卒でも「1年くらいは経験年数が欲しい」と考える企業もあります。

根気がないと思われる

短期間で仕事を辞めると、少し辛いことがあるとすぐにあきらめてしまう性格だと見られる可能性もがあります。正社員は長く勤めることが前提なので、試用期間中に退職したと知れば「またすぐに辞めてしまうのでは?」と考える企業もあるでしょう。

退職理由の回答例

退職を伝える際の回答例を理由別にご紹介します。退職理由を上司に伝える際、言い方に十分気をつける必要があります。具体的な理由を聞かれ、会社批判に繋がる内容ではトラブルになる可能性も。角が立たず、納得してもらいやすい伝え方を意識しましょう。

希望していた業務内容ではなかった

「本日はお忙しいなかお時間をいただき、ありがとうございます。自分自身とても悩んだのですが、退職をしたいと考えています。新商品の企画に携わりたいと思い入社させていただいたのですが、実際は商品の請求書や出荷伝票の整理といった事務作業が多く、自分自身のやりたいこととの業務内容の乖離を感じています。試用期間中に退職の相談となってしまい大変申し訳ないのですが、ご相談させていただけますでしょうか。」

担当業務が希望していたものを異なっていた場合は、自分のやりたい業務ではないことを直接的に伝えることはせず、あくまで自分自身の主観であることを伝えましょう。

体調を崩し働けなくなった

「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。突然の相談となり恐縮ですが、現在退職を考えています。数週間前から体調が悪化し、このまま仕事を続けるのは難しいと感じています。試用期間中にこのようなお話をすることになり大変申し訳ないのですが、退職させていただきたく、ご相談させていただきました。」

体調を崩してしまった場合は、正直に理由を伝えましょう。医師から診断を受けてから伝えると退職交渉はスムーズに進みます。

社風や雰囲気が合わない

「本日お忙しい中お時間をいただきありがとうございます。突然のご相談で恐縮なのですが、退職を考えています。正直にお話しすると、自分が入社前に想定していた社風と実際の雰囲気が異なり、自分の性格では順応していけないと感じました。まだ試用期間中という立場で、大変申し訳なく思っています。ただ、退職するなら早い決断のほうがいい思い、お伝えさせていただきました。」

社風が合わずに退職したい場合、その理由をそのまま伝えるのは控えましょう。「会社が合わない要因」について詳細は伝えず、差し障りのない内容で伝えるのが適切です。

家庭の事情

「本日はお忙しいなかお時間をいただき、ありがとうございます。急なご相談で恐縮なのですが、実は親の介護が必要になり、働き続けるのが難しくなりました。試用期間中に退職することになってしまい申し訳ないのですが、ご相談させていただいてもよろしいでしょうか。」

家族の介護や夫の転勤など、家庭の事情で勤務できなくなった場合は、正直にその旨を伝えれば問題ありません。

入社後のミスマッチを防ぐためには?

入社後のミスマッチを防ぐには、自己分析や企業研究をすることが大切です。自分にあった仕事を選び、入社後のミスマッチを防ぐためのポイントを紹介します。

自己分析をする

ミスマッチ防止のためには、自分がどんな仕事をしたいか、どんな業務が向いているかを見極める必要があります。入社してから「やっぱりこの仕事は合わない」と気づくのでは遅いでしょう。そのため、自己分析をして自分のことをよく知っておくのが大切です。
今まで頑張ったことや楽しかったことなどを思い出し、「なぜ頑張れたのか?」「なぜ楽しいと感じたのか?」と深掘りしていきます。自分の価値観が徐々にハッキリしてくるでしょう。
そして、自己分析でわかった自分の求めていることと企業研究で得られた情報を照らし合わせてみます。おのずと、自分に合った企業がどれか判断できるようになるはずです。

企業研究をする

職場や仕事とのミスマッチを防ぐには、選考中に企業が求める人物像や企業風土、制度について知り、自分の能力を活かせる環境があるのかを分析しなければなりません。
企業のWebサイトを訪れれば、企業理念や事業内容などの情報が手に入るでしょう。採用情報を掲載しているサイトなら、福利厚生や待遇などもチェックできます。先輩社員のインタビューが掲載されていることもあるのでよく読んでみましょう。

転職エージェントを利用する

ミスマッチを防ぐためには、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントでは、定期的に企業を訪問して採用担当者と打ち合わせをしています。企業の労働実態や社風、人間関係などの企業の内情を熟知していることが多く、詳しい情報を提供してもらえるので、納得した状態で応募することができるでしょう。

20代など若年層を対象とした就活・転職エージェントであるハタラクティブでは、丁寧なカウンセリングにより、あなたに合った職場をご提案可能です。書類作成や面接対策などのアドバイスも実施しています。サービスは全て無料で利用可能ですので、「試用期間中だけど転職したい」と考えている方はぜひ1度ご相談ください。

試用期間の退職に関するお悩みQ&A

試用期間での退職は、どこまでが正社員と同じルールなのか分からないものです。ここでは、試用期間の退職に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。

試用期間中に円満退職するには?

試用期間中に円満退職するには、就業規則に沿って手続きをすることが大切です。上司に退職したい旨を伝え、相談して退職日を決めます。辞めた企業が転職後の取引先になる可能性もあるので、トラブルのないよう退職を心がけましょう。「試用期間中だけどもう辞めたい!円満に退職するには?」では、円満退職のポイントをまとめています。

試用期間中に退職したら履歴書はどう書くの?

試用期間に退職しても、必ず履歴書に記載をしましょう。書面での理由は「一身上の都合により」で問題ありません。採用面接で理由の詳細を聞かれたときは、志望動機と照らし合わせて一貫性のある回答をしましょう。詳しくは「【履歴書の疑問】試用期間中に退職時の書き方」をご確認ください。

退職の意思を伝えにくいです…

退職の旨は誰でも言い出しにくいものです。退職の意思が固いのならば、その後の活動のためにも早めの行動を心がけましょう。退職前に転職先を見つけたり、退職は迷惑をかけるものと割り切ったりして、自分自身を後押しします。「退職を言いづらい…という人にオススメの方法を大公開!」では、退職時の伝え方のポイントをご紹介していますよ。

退職届を出すタイミングがわかりません!

退職届は、退職前の2週間前までに出せば良いとされています。しかし、関係者がスムーズに手続きを進めるためにも、1ヶ月前に提出するのが望ましいです。就業規則に提出期間が書かれていることもあるので、事前にチェックしておきましょう。「いつまでに提出すれば良い?退職届を出すタイミング」では、退職前にやっておくべきことについても触れています。

退職日までが気まずいです。

退職日までの気まずさを和らげるには、周囲に迷惑をかけないことが大切です。辞めてしまうからと仕事の手を抜かず、意欲的に取り組むようにしましょう。気まずさを感じる理由や詳しい対処法は、「退職までの気まずい雰囲気は、どうやって乗り越える?」をご参考にしてください。

 

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