フリーターの末路とは?与える影響や回避に向けた就職成功のコツもご紹介

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この記事のまとめ

  • フリーターの末路が厳しい原因は、収入の少なさと雇用の不安定さにある
  • フリーターを続けていると、人間関係に望ましくない末路をたどる可能性がある
  • フリーターのまま30歳を超えると、ブラック企業に就職する末路も考えられる
  • フリーターの不安を払拭するなら、未経験可の求人を選んで就職成功を目指そう

フリーターを続けた場合の末路が不安なものの、具体的な解決策が分からず行動に移せない方もいるのではないでしょうか。フリーターが抱える将来の不安を払拭するためには、20代のうちに正社員を目指すのがおすすめです。
このコラムでは、フリーターが早めに就活するべき理由や就職成功のコツをご紹介。フリーターの経済面や人間関係についても解説しているので、不安を和らげるための参考にしてみてください。

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30代以上でフリーターのままだとあり得る経済的末路

30代以上でフリーターのままだとあり得る経済的末路の画像

フリーターは年齢を重ねても収入が増えず、年金の受給額も少ない傾向があります。そのため、将来的に生活が厳しくなる可能性があるでしょう。ここでは、フリーターを続けた場合の経済的な末路について解説いたします。

1.収入が増えず老後の生活の余裕がなくなる

フリーターを続けると、収入が増えず生活の余裕がなくなる恐れがあります。厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、フリーターを含む「正社員・正職員以外」の男女別の賃金推移は、以下のとおりです。

「正社員・正職員以外」の男女別の賃金推移のグラフ画像

引用元:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (p.13) 第6図 雇用形態、性、年齢階級別賃金

正社員は男女ともに年齢が上がるにつれて給与が上昇している一方、正社員以外の賃金は年齢を重ねてもほぼ横ばい。また、20代では正社員と正社員以外との賃金差が小さく、30代から大きくなっていることも分かります。
年齢が若いうちはフリーターの収入で生活できていても、将来も維持できるとは限りません。体力の衰えや病気によって働けなくなると、生活が困窮する可能性があります。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

フリーターは昇給やボーナスがほとんどない

フリーターは昇給幅が少なく、ボーナスもほとんどないため、収入の増加が見込めません。明確な昇給制度が設けられていることが少なく、昇給したとしても時給が数十円、日給が数百円上がる程度な傾向にあります。フリーターとして長く働いても、給与は大きく上がらないのが実情です。
また、フリーターはボーナスの対象外であるのが一般的。正社員が収入アップの機会に恵まれているのに対し、フリーターは働いた時間ぶんの収入しか得られないため、両者の年収の差は開いていきます。

フリーターと正社員の生涯賃金の差は大きい

フリーターと正社員の生涯年収の差は、約1億円。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「21 生涯賃金など生涯に関する指標」によると、大学・大学院を卒業後フルタイムの正社員を60歳まで続けた場合の生涯賃金は、男性が2億4,740万円、女性が1億9,800万円です。

学歴別の生涯賃金の棒グラフの画像

引用元:政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2023 21 生涯賃金など生涯に関する指標 (p.300) 図 21-1 生涯賃金(定年まで注、退職金を含めない、2022 年)

一方、大学・大学院を卒業後フルタイムの非正社員を60歳まで続けた場合の生涯賃金は、男性が1億4,000万円で、女性が1億1,920万円となっています。

非正社員を60歳まで続けた場合の生涯賃金の棒グラフの画像

引用元:政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2023 21 生涯賃金など生涯に関する指標 (p.315) 図 21-4 生涯賃金(非正社員定年まで注、退職金を含めない、2022 年)

体力があり長い時間働ける20代のうちは、フリーターで同年代の正社員と同等の収入を得られる場合もあるでしょう。しかし、フリーターと正社員の賃金差は30代以降開き、生涯をとおして見ると非常に大きな賃金格差が生まれます。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標―

2.年齢を重ねるにつれ雇用が不安定になる

フリーターのまま年齢を重ねると、年齢が若いときよりもアルバイトで採用される可能性が低くなることも。体力があり今後の成長も見込める若い人材のほうが企業にとって魅力的で、採用されやすい傾向があるからです。
また、フリーターから正社員への就職難易度も、30代以降に上がります。企業が年齢を重ねた人材に期待するのは、即戦力となる経験や能力です。フリーターのままでは充分なスキルを身につけられない場合もあるため、年齢が上がるほど就職活動は困難になるでしょう。

3.年金の受給額が少なければ定年後も働く必要がある

国民年金のみに加入しているフリーターの場合、厚生年金に加入している正社員と比較すると受給額が少なく、定年後も働き続けなければならなくなる可能性も。年金の種類は20歳以上60歳未満の日本国民すべてが加入する「国民年金」と、会社員や公務員が加入する「厚生年金」の2つです。
フリーターが厚生年金に加入できる場合もありますが、「労働時間及び労働日数が、正社員の4分の3以上」といった条件を満たす必要があります。日雇いや短期のアルバイトで条件を満たせず、厚生年金に加入できないフリーターもいるでしょう。

国民年金の受給額は、日本年金機構の「令和6年4月分からの年金額等について」によると、約6万8,000円。一方、厚生年金の受給額は給料と加入期間によって異なるものの、厚生労働省「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、平均で14万3,973円となっています。国民年金と厚生年金での平均受給額の差は約7万5,000円。国民年金だけで生活が苦しい場合は、定年後も働いて収入を得る必要があり、余裕のある生活が難しいことも考えられるでしょう。

フリーターの末路についてより詳しく知りたい方は、「バイトリーダーの末路は厳しい?不安を解消するための方法を解説」も参考にしてください。正社員と比較したフリーターの末路を、年齢別で解説しています。

参照元
日本年金機構
4月
厚生労働省
厚生年金保険・国民年金事業の概況

4.解雇される可能性がある

正社員と非正規社員の主な違いは、労働契約に期間が定められているかどうかです。アルバイトの場合、労働契約が固定されているため、契約期間が終了すると退職を求められる場合も。企業は、非正規社員を雇うことで、必要なときに人員を調整できます。そのため、非正規社員は正社員よりも先に解雇される可能性があるでしょう。法律上は合理的な理由が必要ですが、解雇されるかどうかの不安は常に存在します。

5.親からの経済的な援助を受ける可能性がある

フリーターは収入が限られている場合もあり、親からの経済的な援助を受けていることもあるでしょう。実際にお金をもらっていなくても、実家で暮らしている場合は、間接的な援助を受けていることになります。
また、親の退職により収入が減少した場合や、親が亡くなった場合、将来的に生活が困窮する可能性もあるでしょう。。そのため、できるだけ早く就職活動を始めることが重要です。

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フリーターの人間関係の4つの末路

フリーターの人間関係の4つの末路の画像

フリーターの雇用や収入の不安定さは、結婚や友人との関係に影響を及ぼすことも。ここでは、フリーターを続けると陥る可能性がある、人間関係の4つの末路について解説します。

フリーターの人間関係の末路

  • 生活が不安定なので結婚が難しくなる
  • 正社員の友人と話が合わず疎遠になる
  • 社会的信用が得られなくなる
  • 上司が年下になり働きづらさを感じる

1.生活が不安定なので結婚が難しくなる

フリーターは、収入や雇用の不安定さから、結婚が難しい場合もあるでしょう。住宅や車の購入、子どもの進学など、ライフイベントごとの出費を考えると、フリーターのままでは結婚に踏み切れないことがあります。
また、生活への不安から、結婚相手の親に反対される場合も。すべてのフリーターが結婚できないわけではありませんが、フリーターの経歴が結婚の妨げになってしまう可能性も理解しておきましょう。

2.正社員の友人と話が合わず疎遠になる

フリーターを続けると、同年代の正社員と話題が合わなくなり、次第に疎遠になる場合もあるようです。正社員の友人が昇格や昇給するのに対し、フリーターは大幅な昇給がないため収入面の差は顕著になります。結婚してマイホームをもち、ライフステージが変化していく正社員の友人と自分を比較してしまい、フリーターという立場に肩身の狭さを感じ、友人と疎遠になる方もいるでしょう。

3.社会的信用が得られなくなる

フリーターは雇用や収入が不安定なため、社会的信用が得にくく世間からネガティブな印象を抱かれることもあります。「賃貸契約やクレジットカードの審査が通らない」「車や家など高額の買い物をする際にローンが組めない」といった日常生活での不便が多くなる可能性も。安定した収入が見込める正社員と比べると、フリーターは日常的な制約があり、描いていたライフプランを実現できない場合があります。

4.上司が年下になり働きづらさを感じる

フリーターを続けると、正社員の上司が年下になる場合があり、働きづらさを感じることも。年下の上司から指導や叱責を受けることに抵抗を感じる方もいるでしょう。また、上司側も年上の部下に指示を出しづらいと感じるため、仕事に支障が出る場合もあるようです。職場での人間関係が原因で、仕事を続けにくくなる可能性があります。

親の支援を受けているフリーターの末路も厳しい

親から支援を受けてダラダラとフリーターを続けていると、良好な親子関係が保てなくなる可能性も。特に、親が年金ぐらしになるとフリーターの子どもを支援するのが負担になるでしょう。実家ぐらしや金銭的な援助によって成り立っている生活を、将来も維持できる保証はありません。

フリーターの人間関係の末路について、詳しく知りたい方は「フリーターが惨めさを感じる7つの要因とは?脱出する方法をご紹介します」を参考にしてみてください。

社会情勢がフリーターの末路に与える影響

景気の悪化や雇用状況の不安定さが増すと、フリーターの収入や雇用の見通しが不安定になります。また、社会的な孤立や精神的な負担が増大する可能性もあるでしょう。以下では、社会情勢がフリーターの末路に与える影響についてまとめました。

多様化する雇用形態と働き方

非正規社員には、アルバイトだけでなく、派遣社員やフリーランスといった働き方も含まれます。働き方や雇用形態が多様化し、正社員を選ばない方も増えているといえるでしょう。キャリアの選択肢は、正社員化フリーターの二者択一ではなく、自分の目標や希望に応じて多様化しています。
ただし、自分の理想の働き方を実現するには、ビジネスで通用するスキルを磨くことが重要です。

終身雇用から実力主義への変化

従来は、新卒で入社して定年まで一つの企業で働く終身雇用が一般的でしたが、近年では転職することは珍しくありません。また、年功序列から実力主義への移行が進み、賃金や役職は実力に基づいて決まる傾向があります。正社員であっても、安定的な雇用は保証されず、常にスキルアップして自己の価値を示すことが求められることも。そのため、雇用形態に関係なく、自らのスキル向上が不可欠です。

AI技術の発達

技術の進化によって、簡単な事務作業やデータ処理といった仕事がAIに置き換わりつつあります。これは、特にレジ打ちや入力作業を行うフリーターの方に影響を与える可能性が高いといえるでしょう。一方で、人に感動を与える接客やサービス業は、AIに置き換わりにくいと考えられています。

フリーターの末路をたどらないために必要な力

フリーターの将来を考え、正社員への転職を検討する方もいるでしょう。変化の激しい世の中を生き抜くためには、多様な力やスキルが必要です。
ここでは、これからの社会で求められる能力を解説します。将来のために、新たなキャリアを模索する参考にしてみてください。

経済力

フリーターの末路をたどらないためには、経済力が重要です。経済力があれば、将来の不確実性に備えられ、自分の選択肢が広がります。安定した収入源をもつことや賢い貯蓄の仕方を身につけることが、将来への安心感や自立につながることも。経済的な安定は、フリーターの末路を避けるために必要不可欠な力といえるでしょう。

社会的信用

フリーターの末路を避けるためには、社会的信用が不可欠です。社会的信用があれば、ローンの審査で有利になることも。金融機関は、返済能力や信頼性を評価してローンの審査を行います。社会的信用があれば、返済能力が高いとみなされ、審査を通過しやすくなるでしょう。

情報収集力

情報収集力は、フリーターの末路を回避するためには欠かせない力です。自分の将来やキャリアに関する情報を的確に把握し、それに基づいて行動することもできるでしょう。
たとえば、就職や職業訓練の情報を活用して自分に適した仕事やスキルを見つけたり、助成金や奨学金などの支援制度について情報を得ることで、経済的な不安を軽減したりすることも可能です。
労働市場や経済の動向に関する情報を把握すれば、将来のリスクを予測し、対策を講じられるでしょう。

主体性

フリーターの末路を回避するには、主体性を身につけることが重要です。自分の目標や価値観を明確にし、それに向かって行動することも可能になります。
主体性を身につけることによって、「キャリアや職業の選択について周囲の期待や社会の常識にとらわれずに、自分の意志や情熱に基づいて判断する」「困難や挫折に直面した際には、自ら解決策を見つけるための考え方や行動をとる」などを実現できるでしょう。

行動力

フリーターの末路をたどらないためには、行動力が重要です。行動力があれば、自ら積極的に機会を探し、目標に向かって行動することが可能。たとえば、「新しい仕事やスキルを学ぶための勉強会や研修に積極的に参加する」「自己啓発書を読んで自己成長に努める」など、自らの成長やキャリアの発展のために行動できるでしょう。

フリーターの末路を回避するためのキャリアプラン

キャリアプランとは、職業人生を計画することを指します。フリーターの末路を回避するためには、目標や望む未来を明確にし、そのために必要なスキルや経験を把握することが重要です。キャリアプランを実現するには、具体的な行動計画を立てることも必要になります。

自分のなりたい姿を明確にする

キャリアプランの作成で重要なのは、ゴールを設定することです。キャリアプランにおけるゴールとは、将来の理想の姿や目標を指します。自分が望む未来像を具体的にイメージし、それを目指すための計画を立てましょう。アルバイトの仕事内容にとらわれず、自分が本当にやりたいことや達成したい目標を書き出すのがおすすめです。

必要なスキルや経験を明確にする

フリーターの末路を回避するためのキャリアプランとして、必要なスキルや経験を明確にすることが挙げられます。自分が望む仕事やキャリアパスを考え、そのために必要なスキルや経験を洗い出しましょう。特定の職種や業界で求められるスキルや資格、経験を把握し、それに向けて学びや経験を積む計画を立てるようにします。

現状とのギャップを埋める方法を考える

フリーターの末路を回避するためには、自分の現在のスキルや経験、知識を客観的に評価し、目標とする職業やキャリアに必要な要素のギャップを把握しましょう。そのうえで、ギャップを埋めるための手段や方法を考えます。職業訓練や資格取得、実務経験の積み重ねなど、自己成長やスキルアップのための具体的な行動計画を立てることが大切です。

フリーターの末路が不安なら正社員就職がおすすめ

フリーターを続けることに不安を感じるなら、収入と雇用が安定した正社員になるのがおすすめ。特に、20代のうちは正社員採用のハードルが比較的低く、採用の可能性が高くなります。

就職のハードルが低い20代のうちに正社員を目指そう

フリーターから正社員に就職できるのは20代が主で、30代になると採用が難しくなる場合も。以下で20代のうちに正社員を目指すべき理由を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

フリーター期間が長いと就職に不利になる

フリーターの期間が長くなるほど、正社員への就職は難しくなるというデータがあります。独立行政法人労働対策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』」によると、フリーター継続期間と正社員になれた割合は、以下のとおりです。

フリーター継続期間と正社員になれた割合のグラフ画像

引用元:独立行政法人労働対策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』(p.128) 2.フリーター継続期間と正社員になれた割合 図表4‐33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合

フリーター期間が1年以内であれば、約68%の方が正社員になっている一方、5年以上になるとその割合は約32%まで落ち込んでいます。また、フリーター期間が1年を超えた時点で、正社員になれる割合が減少していることから、できる限り早く行動を起こしたほうが良いといえるでしょう。

若いうちはポテンシャル採用の可能性がある

企業の採用担当者は若い人材に対してポテンシャルを期待します。特に職歴のないフリーターが重視されるのは、仕事に対する熱意や将来性、人間性などです。仕事への意欲をもっている若い人材であれば、未経験であっても積極的に採用する企業も少なくありません。フリーターから正社員を目指す場合、ポテンシャルが評価される20代のうちの就職活動がおすすめです。

ブラック企業に就職する可能性が高くなる

年齢を重ねると就職先の選択肢が少なくなるため、ブラック企業に就職する末路を迎えてしまうこともあるでしょう。ブラック企業に就職した場合、過度な残業や人間関係が原因で、体調や精神面の不調をきたす末路も考えられます。収入と生活の両方を安定させるためにも、就職先を選ぶ余地がある20代のうちに、就職活動を行うことが重要です。

大卒フリーターは高卒フリーターより就職に有利?

フリーターの就職活動では、学歴より年齢が重視される傾向にあるため、必ずしも大卒が高卒より有利とは限りません。企業によっては、年齢が若い高卒フリーターのほうが採用されやすい場合もあるでしょう。

正社員になってフリーターの末路を回避したいと思っている方は、「フリーターは未来ない?不安を払拭する方法と正社員になるための方法とは」のコラムも参考にしてみてください。

参照元
独立行政法人労働対策研究・研修機構
労働政策研究報告書No.213 「大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」

フリーターが正社員として就職しやすい職種

フリーターから正社員を目指す場合、未経験での応募が可能な職種を選びましょう。未経験可の職業は、就職後の研修体制や資格取得支援制度が整っている傾向があります。以下で6つの職種を解説するので、仕事を選ぶ際の参考にしてみてください。

フリーターが正社員として就職しやすい職種

  • 販売職
  • 介護職
  • 工場作業員
  • 営業職
  • ITエンジニア
  • 製造業

1.販売職

販売職は学歴や職歴よりも、コミュニケーション能力や積極性が重視されるため、未経験から挑戦しやすい職種です。特に、接客業の経験があるフリーターの方は、アルバイト経験をアピールできる職種といえるでしょう。また、販売職は幅広い業界に求人があり、業界によって求められる素質が異なります。幅広い求人のなかから、自分に合ったものを探せるのが魅力です。

2.介護職

高齢化による人手不足から、未経験・無資格でも応募可能な求人が多いのが介護職の特徴。入社後の実務や研修によってスキルの向上を図れるため、フリーターの方が就職しやすい職種といえます。また、介護職として経験を積めば、介護福祉士やケアマネジャーの資格を取得できるのもメリット。働きながらスキルや資格を取得できるため続けやすく、転職もしやすい傾向があります。

3.工場作業員

工場作業員はマニュアルが決まっている作業が多いため、未経験から応募しやすい職種です。仕事内容は単純作業や一人で黙々と進められるものが多く、経歴に自信のない方やコミュニケーションが苦手な方にも向いているでしょう。繁忙期に採用数を増やすことがあるので、フリーターから正社員を目指す方にはおすすめ。正社員登用制度がある工場や、資格取得をサポートしてくれる会社もあるので、未経験からスキルの向上を図ることが可能です。

4.営業職

営業職は実力主義の場合が多いため、学歴や経歴不問の求人が多く、未経験から挑戦しやすい職種です。コミュニケーション能力に自信のある方や接客業の経験がある方は、採用される可能性が高いでしょう。ノルマや顧客対応など大変そうなイメージをもたれがちですが、頑張り次第で稼げる職種ともいえます。ルート営業や店舗営業、既存顧客対応、新規開拓営業など、営業職にはさまざまな種類があるので、自分に合った働き方を探しましょう。

5.ITエンジニア

人材不足のIT業界では、経歴や経験の有無に関わらず採用を行っている企業が多くあります。専門性の高い仕事内容でもあるため、入社後の研修や資格取得支援制度が整っていることが多いのが特徴です。資格を取得し経験を積むことでIT業界内での転職も有利になり、キャリアの向上が図りやすいというメリットもあります。

6.製造業

フリーターから正社員を目指すなら、製造業もおすすめです。製造業では、未経験者歓迎や年齢不問の求人が多く見られます。入社後には、研修や制服の貸与がある場合が一般的のため、社会人経験が浅いフリーターの方に適しているようです。
また、夜勤手当や残業手当が支給される職場があり、高収入も期待できます。コツコツとした作業が得意な方や体力に自信のある方は、挑戦してみると良いでしょう。

フリーターの末路を回避する就職成功の8つのコツ

フリーターから正社員への就職を成功させるためには、自己分析や企業研究を行い、就職しやすい職種を選ぶといったコツがあります。以下で8つのコツを解説するので、フリーターの不安な末路を回避するのに役立てましょう。

1.思い立ったらすぐに就活を始める

フリーターの長期化を不安に感じたら、すぐに行動を起こすのがおすすめ。「いつか正社員になろう」と思っていても、フリーターを続けているうちに、就職のハードルは上がっていきます。前述のとおり、フリーター期間が1年を過ぎると就職率は下がるため、不安になった時点ですぐに就職活動を行うことが重要です。

2.就職に役立つ資格を取得する

就職に役立つ資格には、TOEICやMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)といった汎用性の高いものが挙げられます。また、希望する業界・職種に役立つ資格を選ぶのもおすすめです。不動産関係では宅地建物取引士、IT業界ではITパスポートなどの資格を取得することで、就活での効果的なアピールにつながるでしょう。

フリーターの末路回避のために必要な資格を知りたい方は、「フリーターにおすすめの資格を種類別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」を参考にしてみてください。

3.自己分析や企業・業界研究を徹底する

正社員の就職を目指すにあたって、自己分析と企業研究を徹底して行う必要があります。自己分析では、過去の経験を振り返り、自身の好きなことや強みを洗い出しましょう。自分に合った仕事内容や働き方を把握でき、就職後のミスマッチを防止できます。
適性に基づいて応募したい職種や業界が決まったら、気になる会社のWebサイトや求人情報、ニュースなどさまざまな媒体から情報を収集し、企業研究を行いましょう。企業研究を行うと「希望に合った働き方ができるか」や「自身の強みを活かせる仕事か」などが判断できます。

4.アルバイト先の正社員登用制度を利用する

正社員登用制度を利用するのも、フリーターから脱却するために有効な手段です。正社員登用制度とは、非正規雇用から正社員雇用へ、雇用形態が切り替わる制度を指します。アルバイト先に制度がなければ、正社員登用制度を導入しているアルバイトへ就業するのも方法の一つ。企業によって基準は違うため、正社員登用制度の有無だけでなく、正社員になるための基準を事前に確認しておくことも必要です。

5.派遣社員から始めてみる

フリーターから正社員を目指す場合、派遣社員として働くのも一つの方法。フリーターとしての生活リズムから一気に正社員の生活へ移行すると、体力や精神的な負担が大きくなる場合があります。
派遣社員なら、契約の段階で業務内容や勤務時間を調整できるため、、正社員と比べると自由に働けるでしょう。ただし、非正規雇用のため、雇用が不安定な点は理解しておく必要があります。

6.複数企業に応募する

フリーターからの就職を成功させるためには、複数の企業に応募することが重要です。一つの企業に縛られず、幅広い選択肢をもつことで、自分に合った職場や条件を見つけやすくなります。
また、複数の応募先から内定を得ることで、交渉の余地が生まれ、自分にとってより良い条件での就職が実現しやすくなることも。積極的にさまざまな企業にアプローチすると良いでしょう。

7.就職先に関連する知識やスキルを身につける

フリーターから正社員を目指す場合、知識やスキルは必須ではないものの、身につけていれば仕事への意欲や積極性が評価される可能性があります。フリーターがアルバイトやパートで担当する仕事は、正社員に比べて簡易なものが多いため、フリーターのままでは就職活動に活かせる強みを習得することは難しいでしょう。スキルを身につけるためには、「プライベートで資格の勉強をする」「将来の希望に沿った内容のアルバイトに積極的に応募する」などの自発的な行動が必要です。特に、資格を取得すると自主的に学んだ姿勢を示せるため、仕事への意欲や将来の伸びしろを感じさせ就活で高評価につながるでしょう。フリーターの場合、職歴がないため、資格によってスキルを証明できるメリットもあります。

8.1人で不安なら就職支援サービスを利用する

フリーターから正社員への就職に不安を感じた場合は、就職支援サービスを利用するのがおすすめです。ハローワークや就職エージェントでは、担当者からのアドバイスを直接受けられるため、安心して就活を進められます。

ハローワークを利用する

ハローワークは、国が設置する公共職業安定所のことです。ハローワークでは、職業相談や求人への応募、応募書類の添削などのサービスを無料で利用できます。全体の求人数の多さや管轄地域に特化した求人の取り扱いが多いことがハローワークの特徴です。ハローワークは全国に設置されているので、まずは自宅近くのハローワークを探してみましょう。

就職エージェントを利用する

就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。専任の就職アドバイザーが適性に合った求人を紹介してくれるうえ、応募から就職までをサポートしてくれます。企業とのやり取りや面接日程の調整などを、アドバイザーが行ってくれることも特徴の一つ。アルバイトと並行しての就活でも準備を怠ることなく、自信をもって選考に臨めます。

フリーターを続けるのが不安なものの、就職活動のやり方が分からないという方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターやニートを中心とした若年層の就職を支援する就職エージェントです。専任のアドバイザーがカウンセリングを行い、豊富な求人のなかからあなたに合った仕事を提案いたします。また、ハタラクティブでは応募書類の添削や面接、企業との選考日程の調整など、応募から入社までの就職活動を徹底的にサポート。就職活動に不安を抱いている方も、安心してご利用いただけます。1分でできる適職診断も含め、サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

フリーターの末路に関するQ&A

ここでは、フリーターの末路に関してよくある質問と回答を紹介しています。

30代フリーターの末路はどうなりますか?

生活の困窮やライフプランの実現が難しくなることが考えられます。このコラムの「30代以上でフリーターのままだとあり得る経済的末路」で解説したとおり、正社員との生涯賃金の差は約1億円です。収入の不安定さから、生活に困窮したり、社会的信用が低いため結婚や住宅購入などのライフプランの実現が難しくなることもあるでしょう。

フリーターの就活で高卒と大卒の違いはある?

新卒採用に比べると学歴の差はないようです。高卒フリーターのほうが年齢が若いため、有利なこともあります。フリーターからの就職で大事なのは、年齢と仕事への意欲です。学歴を気にせず、積極的に求人に応募してみることをおすすめします。大卒フリーターの方は、「高学歴フリーターを続けても大丈夫?将来のリスクと就職成功のコツを解説」のコラムも参考にしてみてください。

夢があってフリーターをやめられません

タイムリミットを決めましょう。夢を諦めきれずに就職しても早期離職になる可能性があるため、「○歳まで」「3年間だけ」と終わりを決めて、それまでは夢に打ち込むのも方法の一つです。ただし、フリーターからの就職は早いほうが有利という点は念頭に置いておきましょう。「既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」のコラムでは、夢を追っていた方の志望動機の回答例をまとめているので、ぜひご一読ください。

フリーターが就職できるのは何歳までですか?

フリーターが就職しやすいのは主に20代といわれています。30代になると経歴や即戦力を期待されるからです。職歴よりもポテンシャルで採用されやすい20代のうちに就職するのが良いでしょう。「フリーターは何歳まで名乗れる?就職を考えるべき年齢を知ろう」のコラムでは、フリーターの就職可能な年齢について解説しているので、ぜひご一読ください。

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