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フリーター女性は就職すべき?リスクを知って自分に合う働き方を考えよう
この記事のまとめ
- フリーターを続けると突然収入や仕事を失うリスクがあり、将来に対する不安につなりやすい
- フリーター女性で結婚を希望している場合、収入への不安がハードルになる場合もある
- 就職支援サービスを活用すれば、希望に合う働き方を効率的に見つけることが可能
- フリーターから正社員を目指す際は、自己分析や企業研究で自分に合う仕事かを見極めよう
- フリーターの経歴があっても、働く意欲をアピールすると内定獲得できる可能性がある
フリーター女性で、「正社員を目指すべきか」「今の働き方だと将来の生活へ影響するのか」のように働き方にお悩みの方もいるでしょう。フリーターを続けると突然収入源を失うリスクがあります。将来に対する不安を避けるには、正社員を目指すほうが望ましいでしょう。
このコラムでは、フリーターを続けるメリット・デメリットや就職をして将来のリスクを避ける方法を解説。未経験から挑戦できる仕事も紹介するので、自分に合った働き方を実現するためにご一読ください。
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フリーターの女性は正社員として就職すべき?
フリーター女性がパートやアルバイトとして働き続けることに問題はありませんが、非正規雇用社員の働き方のメリットやデメリットを理解しておく必要があります。フリーターは、希望に合わせた働き方をしやすいメリットがある一方で、突然仕事や収入を失うリスクがあるからです。
ここでは、女性がフリーターを続けるデメリットやメリットを紹介するので、将来の働き方を考える際の参考にしてみてください。
女性がフリーターを続けるデメリット
フリーターの働き方を続けた場合、収入や仕事を失ったり、将来のライフプランに影響をおよぼしたりするリスクがあります。以下に、女性がフリーターを続けるデメリットをまとめました。
女性がフリーターを続けるデメリット
- けがや病気で休んだら収入が減る
- 突然仕事を失う恐れがある
- 年齢を重ねるほど貯金が難しくなりやすい
- 社会的信用を得にくい
- 結婚のハードルになる可能性がある
1.けがや病気で休んだら収入が減る
フリーターの場合、けがや病気で休んだら収入が減ってしまいます。正社員のように固定給ではないからです。
労働基準法第39条より、「使用者は、その雇入れの日から起算して6ヶ月間継続して勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、有給休暇を与えなければならない」ことを定められています。そのため、けがや病気で働けないときに有給休暇の残日数があれば、休む必要のある日数分申請をすれば収入が減るのを防ぐことが可能です。
しかし、有給休暇の日数の範囲内でけがや病気が回復できなければ、収入を維持できません。正社員は、「病気休暇」を利用できる場合もありますが、フリーターは利用できないことが一般的といえます。
有給休暇の特徴は、「有給とは何かを分かりやすく解説!取得条件やもらえないときの対処法」のコラムで解説しているので、あわせてご覧ください。
参照元
e-Gov法令検索
労働基準法
2.突然仕事を失う恐れがある
フリーターは有期雇用であり、突然仕事を失う恐れがあります。勤務先の業績が悪化した場合、正社員よりもフリーターが先に解雇されやすい傾向があるからです。
雇用が保証されている正社員は、会社に大きな損害を与える行為をする、犯罪を犯すなどの重大な過失がない限り、解雇を言い渡されることは少ないでしょう。
一方、フリーターで雇用期間に定めがある場合、企業側の意向によっては契約更新されない可能性も否定できません。フリーター女性のなかには、「急に仕事を失うかもしれない」という精神的ストレスを感じる人もいるでしょう。
3.年齢を重ねるほど貯金が難しくなりやすい
フリーターは正社員よりも貯金をするのが難しい傾向があります。正社員よりもフリーターの平均賃金のほうが少ないためです。また、正社員は住宅手当・家族手当などの各種手当や賞与などの福利厚生が用意されている場合もありますが、フリーターには適用されないことも多いため、貯金をしにくい原因になり得ます。
総務省統計局の「家計調査(家計収支編) 調査結果 単身世帯・勤労者世帯」によると、34歳以下の女性1人あたりの平均の消費支出は、17万7,995円でした。
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差」に記載されているフリーターと正社員の平均賃金と、34歳以下の女性1人あたりの平均の消費支出(17万7,995円)の差は以下のとおりです。
年齢 | 非正規雇用社員の平均賃金 | 非正規雇用社員の平均賃金と平均消費支出との差 | 正社員の平均賃金 | 正社員の平均賃金と平均消費支出との差 |
---|---|---|---|---|
20~24歳 | 19万5,800円 | 1万7,805円 | 23万5,700円 | 5万7,705円 |
25~29歳 | 21万4,400円 | 3万6,405円 | 26万5,100円 | 8万7,105円 |
30~34歳 | 21万3,400円 | 3万5,405円 | 28万2,200円 | 10万4,205円 |
※消費支出の内訳:食費、住居費、高熱・水道費、被服及び履物費、保健医療費、交通・通信費など。
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差」
総務省統計局「家計調査(家計収支編) 調査結果 単身世帯・勤労者世帯」
20~34歳の平均的な賃金と消費支出の差は、正社員は5~10万円程度、フリーターは1~3万円程度でした。正社員よりもフリーターのほうが貯金できる金額が少ないことが分かります。
前述したように、フリーターは突然収入や仕事を失う恐れがあるため、貯金をしておくほうが望ましいでしょう。家計簿をつけて支出を見直し、節約を意識することが大切です。
それでも貯金をすることが難しい場合は、安定した収入を得られる正社員の仕事への就職を検討することをおすすめします。
フリーターの状態から貯金をしながら収入アップを目指すコツは、「フリーターも貯金できる?貯蓄なしのリスクや収入を上げるコツも紹介」のコラムで解説しているので、ご活用ください。
参照元
総務省統計局
家計調査(家計収支編) 調査結果
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
収入面から一人暮らしをするのが難しい場合もある
フリーターの場合、収入面から一人暮らしをするのが難しい場合もあり得ます。総務省統計局の「家計調査(家計収支編) 調査結果 単身世帯・勤労者世帯」によると、34歳以下の女性の家賃地代は3万5,657円です。フリーターの方のなかには、家賃地代の金銭的な負担を避けるために実家暮らしをしている場合もあるでしょう。
フリーターとして働きながら一人暮らしをしたい場合は、引っ越しに伴う初期費用や1ヶ月あたりの生活費を確認したうえで検討することが大切です。
1人暮らしをする場合に掛かる費用は、「フリーターの一人暮らしはきつい?入居審査や家賃など気になる疑問を解決」のコラムで紹介しているので、現在の収入で実現できるかを考える際の参考にしてみてください。
参照元総務省統計局
家計調査(家計収支編) 調査結果
4.社会的信用を得にくい
フリーターは正社員で働く場合に比べると、社会的信用を得にくいでしょう。有期雇用のため、職や収入が不安定となりやすいためです。
たとえば、買い物や旅行などのためにローンの借り入れをしたり、一人暮らしをする際の賃貸契約をしたりする場合に、審査に通りにくい可能性があるでしょう。
結果として、ライフプランに影響がおよぶ場合もあり得ます。
5.結婚のハードルになる可能性がある
フリーターだからといって結婚できないとは限りませんが、結婚に伴う金銭的負担がハードルになる場合もあるでしょう。特に、現在は実家暮らしで住居に関する金銭的負担を避けられている場合は、「2人暮らしでの支出が心配で結婚に踏み出せない」といった悩みにつながる恐れもあります。
将来、結婚を考えているフリーターの女性の方は、正社員にならなかった場合のライフプランの影響を確認したうえで、働き方を考えることが大切です。
フリーター女性の結婚に関連したリスクは、「フリーター女性の結婚事情は?リスクや正社員を目指しやすい7業種を紹介」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。
結婚を機にフリーターになる人もいる
フリーターで働く方のなかには、結婚を機に正社員から働き方を変えた方もいるでしょう。フリーターは正社員に比べると、自身の都合に合わせて働きやすい傾向があるためです。
結婚後の生活や子育てとの両立を考えて、フリーターの働き方を選択する場合もあるでしょう。
女性がフリーターを続ける4つのメリット
女性がフリーターを続けるメリットとしては、自身の都合にあわせて働く時間や場所を調節しやすいことが挙げられるでしょう。ここでは、女性がフリーターを続けるメリットを紹介するので、デメリットと比べながら働き方を考えてみてください。
女性がフリーターを続けるメリット
- プライベートを優先しやすい
- 業務範囲が定められている
- アルバイトやパートは仕事を探しやすい
- 転勤を求められにくい
1.プライベートを優先しやすい
フリーターのメリットとして、仕事とプライベートのバランスを取りやすいことが挙げられます。フリーターは状況に合わせて出勤日数や勤務時間を調整できる傾向にあるためです。
たとえば、出産を機に一度職場から離れた女性が、仕事復帰への初期段階としてフリーターを選ぶことも。「出産後も働きたいけれど、急に正社員としてフルタイム勤務は不安…」という女性の希望にマッチした働き方の一つといえるでしょう。
2.業務範囲が定められている
フリーターは正社員に比べて業務範囲が定められている傾向があります。雇用契約で定められた業務に取り組むため、イレギュラーな対応や不慣れな作業をすることを求められにくいでしょう。
正社員よりも責任の範囲が狭い傾向があり、仕事に伴うストレスを抑えられる可能性もあります。
3.アルバイトやパートは仕事を探しやすい
フリーターの仕事は正社員と比べると仕事を探しやすいこともメリットといえるでしょう。選考時に経歴やスキルを重視されにくく、未経験であっても選考通過までスムーズに進める可能性があるためです。「興味がある分野のアルバイトがしたい」「近所で働きたい」といった希望も叶いやすいでしょう。
4.転勤を求められにくい
フリーターのメリットには転勤がないことも挙げられます。正社員であれば、会社からの辞令によって転勤を余儀なくされる場合がありますが、フリーターは基本的にありません。まれにフリーターが別店舗での勤務を依頼されることもあるようですが、正社員のように引っ越しを伴う可能性はなく、希望に合わなければ断ることも可能です。
フリーターの働き方は、急な転勤による生活の変化やストレスを感じにくいといえるでしょう。
ほかにも、フリーターと正社員の働き方の違いは、「正社員とフリーターの違いは?待遇や将来性を比較!就職成功のコツも解説」のコラムで解説しているので、自分に合った働き方を考える際にご活用ください。
フリーターとして働く女性の実情
フリーターとして働く女性の割合は年齢により異なりますが、正社員を目指す場合、就職活動を始めるタイミングや学歴によって選考通過までのハードルに影響する可能性があります。
ここでは、フリーターとして働く女性の実情を解説するので、自身の状況と照らし合わせながらキャリアビジョンをイメージしてみてください。
フリーターとして働く女性の割合
総務省統計局の「労働力調査 (基本集計) 2025年(令和7年)2月分 表2 雇用形態別雇用者数(p.2)」によると、フリーターとして働く女性の割合は41.5%(パート32.5%、アルバイト9.0%)でした。年齢別のフリーターと正社員の女性の割合は以下のとおりです。
雇用形態 | 15~24歳 | 25~34歳 |
---|---|---|
正社員の職員・従業員数 | 127万人 | 350万人 |
非正規雇用社員の職員・従業員数 | 153万人 | 150万人 |
参照:総務省統計局「労働力調査 (基本集計) 2025年(令和7年)2月分 18年齢階級別正規の職員・従業員数・19年齢階級別非正規の職員・従業員数」
15~24歳の女性の場合、フリーターを含む非正規雇用社員のほうが正社員よりも働く人の割合が高いことが分かります。一方、25~34歳では正社員の割合が15~24歳と比較すると2倍以上の数となっており、非正規雇用社員の割合よりも大きく上回っている結果でした。
20代後半以降、正社員へ働き方を変えている方が増えている可能性があるでしょう。
参照元
総務省統計局
労働力調査 最新の主な結果
フリーター女性の就職率
独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容-『第5回若者のワークスタイル調査』から-」によると、20~34歳のフリーター女性で正社員を目指して就職できた方の割合は60%以上でした。
年齢 | 正社員になろうとした方のうちなれた方の割合 |
---|---|
25~29歳 | 61.2% |
30~34歳 | 63.0% |
参照:参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容 図表4-28 男女別・年齢別 正社員になろうとした者のうち、正社員になれた割合(p.124)」
25~29歳と30~34歳で比較すると、フリーターから正社員になった女性の割合に大きな差はありません。しかし、フリーターから正社員を目指す場合は、年齢を重ねるほど応募先から経験やスキルを求められる傾向があることを理解しておく必要があるでしょう。
20代後半でフリーターから正社員就職を目指したい女性は「26歳のフリーターから正社員になれる?就職を成功させるためのコツを解説」や「27歳フリーターの女性は就職できる?成功につながる就活方法をご紹介」などのコラムにも目を通してみてください。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容 ―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
フリーター期間と就職率の関係
フリーター期間が短いほど就職しやすい傾向があります。独立行政法人労働政策研究・研修機構の同資料によると、フリーター期間が延びるほど就職した方の割合が低いことが分かりました。
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容 図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合(p.128)」
フリーター期間が3年を超えたタイミングで就職した方の割合が急激に減少していることが明らかです。フリーターから正社員を目指す場合は、できるだけ早く就職活動を開始するほうが望ましいといえるでしょう。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容 ―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
学歴別にみるフリーターの就職率
独立行政法人労働政策研究・研修機構の同資料よると、フリーターから正社員になれた女性の割合は以下のとおりです。学歴別に比較すると、高卒の女性フリーターよりも、大卒・大学院卒の女性フリーターのほうが、正社員として就職できた人の割合が高いことが分かります。
最終学歴 | 正社員になろうとした方のうちなれた方の割合 |
---|---|
高卒 | 40.0% |
専門・短大・高専卒 | 46.0% |
大学・大学院卒 | 52.1% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容、図表4-30 うち、正社員になれた割合(p.126)」
学歴が選考に影響するかどうかは、応募先の求める人材の条件や評価するポイントによって異なるでしょう。企業によっては、学歴や経歴に関係なく未経験者を積極的に採用している場合もあるからです。
たとえば、事務職や営業職、接客・販売職などは、就職時に専門的な知識やスキルを求められにくい傾向があります。
「高卒フリーター女性は正社員になれる!おすすめ職種や就職のポイントを紹介」のコラムでは、ほかにも学歴を重視されにくい職種を紹介しているので、チェックしてみてください。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容 ―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
フリーターから正社員になれるのは何歳まで?
フリーターから正社員を目指すうえで、年齢制限はありません。厚生労働省の「募集・採用における年齢制限禁止について(p.1)」より、「労働者の募集・採用に当たって、年齢制限を設けてはならないこと」が定められているためです。
しかし、即戦力を求める企業のなかには、「正社員経験1年」といったように経歴を応募条件に含めている場合があります。企業によっては経験やスキルを人材に求める場合もあるため、求人情報に記載されている応募条件をチェックしたうえで就職先を選びましょう。
自身に合う求人を選ぶのにお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへぜひご相談ください。あなたの強みや希望の働き方にマッチした求人選びをサポートします。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
厚生労働省
募集・採用における年齢制限禁止について
フリーターから就職しやりがいを見つけた女性の体験談
フリーターから就職をしたことでやりがいを見つけられた女性の方もいます。
ここでは、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用して、フリーターから正社員になった女性の体験談を紹介するので、今後の働き方を考える際の参考にしてみてください。
体験談1:Oさん(24歳)
以下は、24歳のOさんの体験談です。
詳しくは、「ダンスとバイト漬けの生活。気づいたら同い年の人たちがみんな働いていた」で確認できます。
体験談2:C・Kさん(22歳)
22歳のC・Kさんがアルバイトや派遣社員を経たあとに正社員へ就職した体験談は、以下のとおりです。
詳しくは「コンビニバイトの経験を活かし、カメラの道から保険会社営業に」をご覧ください。
フリーター女性の就職におすすめの仕事5選
フリーターから正社員を目指す際には、経歴を重視されにくい仕事に挑戦するのもおすすめの方法です。以下に、未経験から挑戦しやすい仕事をまとめたので、職種選びの際にご活用ください。
1.営業職
営業職は特別なスキルや経験を求められにくく、フリーター女性が挑戦しやすい傾向にある職種の一つです。企業によってはインセンティブ制度を採用しており、成果を上げた分だけ収入アップを狙える可能性もあります。
また、営業職はコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力など、ビジネスに必要なスキルを働きながら伸ばすことが可能です。
営業職の仕事内容が気になる方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。
2.事務職
フリーター女性の正社員就職には、一般事務や営業事務などの事務職もおすすめです。事務職も就職時に専門知識やスキルを求められにくく、未経験からスタートできる求人が多い傾向があります。
「残業が少ない」「土日祝は基本的に休み」といった条件の求人もあるため、プライベートを大切にしたい方も働きやすいでしょう。
事務職は、担当する業務によって、「一般事務」「経理事務」「営業事務」のように職種の種類が分けられていることが特徴です。「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムで種類ごとの特徴を紹介しているので、ご一読ください。
3.接客・販売職
コミュ二ケーション能力に自信があるフリーター女性には、接客・販売職もおすすめです。企業によっては、経験を問わず応募できるため、挑戦しやすい可能性があります。
人と接する仕事に興味があるフリーター女性は、接客・販売職を選択肢の一つに入れておくのも手です。
販売職の働き方の特徴や適性は、「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
4.クリエイティブ系職種
何かを作ることが好きなフリーター女性の方には、デザイナーやライターなどクリエイティブ系の仕事もおすすめです。経歴を重視せず未経験者を積極的に採用している企業も存在します。
同業種の正社員経験がなかったとしても、パートやアルバイトで業務に役立つスキルを習得できていると、選考通過までスムーズに進める可能性があるでしょう。
クリエイティブな仕事の分野は、デザイン系や映像制作系、ライティング系などが代表的です。どのような仕事があるのか気になる方は、クリエイティブな「クリエイティブな仕事がしたい!主な職種一覧や向いている人の特徴を解説」のコラムをチェックしてみてください。
5.コールセンターオペレーター
コールセンターオペレーターも、就職時に学歴や経歴を重視されにくく、フリーターからも挑戦できる職種の一つです。顧客への対応の仕方は、入社後の研修を通して学べることが一般的であり、未経験であっても挑戦しやすいでしょう。
コールセンターオペレーターは、顧客のニーズに寄り添うことを求められる仕事であり、コミュニケーションをとることが得意な方におすすめの職種の一つです。
ほかにも、フリーターから挑戦できる仕事は、詳しくは「フリーターは未経験から正社員に就職できる?おすすめの仕事や求人を紹介」のコラムで紹介しているので、ご一読ください。
フリーター女性が就職するための3つの方法フリーター女性の将来を明るくするための準備
フリーター女性の方が、前述したデメリットを避けて将来を明るくするためには、経験やスキルを習得して正社員就職を目指すのも手です。
ここでは、正社員を目指すうえでの準備の仕方を紹介するので、「どのように行動すれば将来起こり得るリスクを避けられる?」と不安を感じる方は、ご一読ください。
1.専門学校や職業訓練校に通ってスキルアップを図る
就職活動を始める前に、専門学校やハローワークが実施している職業訓練校に通ってスキルアップを図ることも、正社員就職を叶えるうえでは効果的です。希望する職種の業務内容によっては、特定の知識やスキルが必要となる場合もあります。就職活動時にすでに業務に役立つスキルを備えていることをアピールできれば、「働く熱意がある人材」として応募先に好印象を与えられるでしょう。
希望する仕事を決める際に、「入社する前に業務に役立つ知識やスキルを習得する方法があるか」を確認しておくことをおすすめします。
ハローワークで受けられる職業訓練は、ハローワークインターネットサービスの「職業訓練検索」で受講できる内容を検索することが可能です。希望する職種に関連する訓練がないか、チェックしてみましょう。
参照元
厚生労働省
ハロートレーニング
2.アルバイト先で正社員登用を目指す
パートやアルバイト先で正社員登用制度を利用して、働き方を変える方法もあります。
正社員登用制度は、非正規雇用社員が昇級試験や面接を経て雇用転換できる取り組みのこと。職場や仕事内容に慣れた状態から正社員として働けるため、「いきなり新しい職場へ就職するのは不安…」と感じる方にもおすすめです。
ただし、企業のなかには正社員登用制度があるものの、直近の雇用転換の実績がない場合も。制度を利用したとしても、企業が定める基準に達しなければ正社員登用されないことも考えられます。事前に過去の実績や登用条件、試験内容などを確認しておくようにしましょう。
正社員登用制度の特徴は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで解説しているので、ご参照ください。
3.正社員の求人へ応募する
フリーターを続けた先の将来のリスクを避けるために、正社員の求人へ応募することも方法の一つです。フリーターは有期雇用ですが、正社員は無期雇用であることが一般的であるため、職や収入の安定が期待できます。正社員の求人へ応募して、選考通過まで進めれば、これから先の収入や働き口などに関する不安も解消できるでしょう。
就職活動を進める際のポイントは、「フリーター女性が正社員就職を成功させる6つのポイント」で後述するので、ご一読ください。
フリーター女性が正社員就職を成功させる6つのポイント
フリーターから正社員を目指す際には、はやめに就職活動を開始し、自身に合った求人選びや選考対策をすることが重要です。ここでは、フリーター女性が正社員就職を成功させる6つのポイントを紹介します。
「将来への不安を解消するためには、どのように就職活動を進めれば良いか」とお悩みの方は、ぜひご一読ください。
フリーター女性が正社員就職を成功させる6つのポイント
- 早めに就職活動を始める
- 自己分析で自分に合う働き方を明らかにする
- 企業分析により応募先への理解を深める
- 未経験OKの求人に応募する
- 応募先の仕事で役立つ資格を取得する
- 就職支援サービスを活用する
1.早めに就職活動を始める
フリーターから正社員を目指す場合は、早めに就職活動を開始しましょう。年齢が若いほど企業からポテンシャルを評価される傾向があり、未経験からも挑戦できる求人が見つかりやすいためです。また、学校卒業後3年までは既卒として新卒採用枠に挑戦できる場合もあります。
フリーターを続けた場合、就職活動を始めた際に企業から正社員として働く意欲や早期離職を懸念されかねません。さらに、年齢を重ねるほど経験やスキルを求められやすく、挑戦できる求人の選択肢が狭まる恐れもあります。
希望に合う働き方ができる仕事の内定を得るためにも、できるだけ早く行動に移すように心がけましょう。
フリーター歴が長い場合のアピール方法は?
フリーター歴が長い場合は、空白期間で得た学びをアピールすることが大切です。たとえば、「接客業のアルバイトを通してコミュニケーションスキルを習得できた」のように、フリーター期間中に習得できたスキルを具体的に伝えられると、前向きなイメージにつながりやすいでしょう。
さらに、企業側へ「なぜ自社の正社員として働きたいのか」を明確に伝えて、応募先で働くことに対する熱意をアピールすることも必要です。応募先の働き方で魅力を感じた点や入社後に実現したい目標を伝えて、正社員として働く意欲をアピールしましょう。
空白期間が長い場合のアピールのコツは、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムで紹介しているので、選考対策をする際の参考にしてみてください。2.自己分析で自分に合う働き方を明らかにする
自己分析によって自分に合う働き方を明らかにすることも大切です。自己分析をすることにより、自身の性格や適性に対する理解を深められれば、自分に合った業界や仕事を見極めやすくなります。
自己PRの材料や適性のある仕事を見つけるヒントにもなるため、就職活動を始める前には自分の特性や得意なこと、短所などを把握しておきましょう。
自己分析の進め方は「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで説明しているので、チェックしてみてください。
もし、「自分だけで自己分析を上手く進められる自信がない」と感じる場合は、自身の特徴について周囲に確認したり、就職エージェントのキャリアアドバイザーへ相談したりすることがおすすめです。自身だけでは気づかなかった新たな一面や強み・弱みなどが見つかる可能性があるでしょう。
ライフプランを実現できる働き方を考える
自分に合う働き方を考える際は、「ライフプランを実現できるのかどうか」を考えることもポイントといえます。就職時には自分とマッチしていると思っていたとしても、結婚や子育てのようなライフプランによる状況の変化によって、働き方にミスマッチを感じることもあるかもしれません。
「結婚後もスキルアップしながら働きたい」「プライベートと両立しやすい環境を選びたい」のように、ライフプランに合わせたキャリアビジョンを考えてみましょう。キャリアビジョンを定められていると、選考対策のアピール材料にできたり、入社後のモチベーションにもつながります。
キャリアビジョンの考え方は、「キャリアビジョンとは?思いつかないときの考え方や書き方の具体例を解説」のコラムで紹介しているので、ご一読ください。
3.企業研究により応募先への理解を深める
企業研究により応募先への理解を深めましょう。企業に対する理解を深められれば、自分に合っているかを見極めたうえで応募できるため、入社後のミスマッチを防げる可能性があります。
応募先の特徴に合った選考対策も進めやすくなるため、企業のWebサイトや公式SNS、求人情報、口コミなどの情報をチェックしてみましょう。
企業研究の進め方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
4.未経験OKの求人に応募する
フリーターから正社員を目指すうえでは、「未経験OK」の求人へ応募することも方法の一つです。未経験者を歓迎している企業の場合、職歴に空白期間があったとしても、応募先で働く熱意や業務に役立つ強みをアピールすることで選考通過につながる可能性があるでしょう。
また、未経験者を積極的に受け入れている企業の場合、入社後の教育体制が充実している傾向にあります。正社員としての働き方に不安を感じている方も、チャレンジしやすいといえるでしょう。
5.希望する仕事で役立つ資格を取得する
応募先の仕事で役立つ資格を取得すると、選考時のアピール材料にできます。専門的な知識を身につけられるだけでなく、「目標に向かって努力ができる人」という前向きな印象を与えられる可能性もあるでしょう。
ただし、やみくもに資格を取得したり、資格を取ること自体が目的になってしまったりしないよう注意が必要です。応募先企業の仕事で本当に必要な資格なのかを吟味するようにしましょう。
フリーター女性におすすめの資格とは
フリーター女性が正社員を目指す際に資格取得をする場合は、「MOS」や「簿記検定」「秘書検定」などがおすすめ。パソコンや事務作業の業務に役立ったり、ビジネスマナーを習得できたりするため、選考対策のアピール材料にできます。ほかにも、フリーター女性のアピール材料になる資格は、「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムを参考にしてみてください。
6.就職支援サービスを活用する
フリーターから正社員就職を目指す際に、就職支援サービスを活用すると効率的に自分に合う応募先を見つけられる可能性があります。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」のアンケート結果によると、フリーターの方が就職先探しをする際には、「求人サイト」「ハローワーク」「就職・転職エージェント」などを利用している傾向があることが分かりました。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-6. 就職先探しの手段・利用サービス(p.31)」
以下では、上記の就職支援サービスや、34歳以下の方の就職活動に役立つジョブカフェの特徴を紹介します。「1人で就職活動を進めるのが不安…」とお悩みのフリーター女性の方は、ぜひ自分に合うサービスを見つける際にご活用ください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
求人サイト
求人サイトは、「未経験者歓迎」「経歴不問」のような仕事の希望条件に合う企業を検索することが可能です。フリーターの女性向けの求人を中心に取り扱っている求人サイトを選んで利用すれば、自身の状況に合った企業を効率的に見つけられる可能性があります。
時間や場所に関係なく、自分のペースで求人をチェックできることもメリットといえるでしょう。
ハローワーク
厚生労働省が運営するハローワークでは、窓口で求人や就職に関する相談ができます。応募書類や面接対策など就職活動に関するセミナーやサポートをしてもらうことも可能です。
また、このコラムの「1.専門学校や職業訓練校に通ってスキルアップを図る」で前述したように、業務に必要なスキルを習得できる職業訓練も実施しているため、自身の経歴やスキルに自信をもてない場合に役立つでしょう。
ハローワークの利用の仕方は、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」のコラムで解説しているので、ご参照ください。
参照元
厚生労働省
雇用
ジョブカフェ
ジョブカフェとは、「若年者のためのワンストップサービスセンター」が正式名称の就職支援施設のことです。年齢制限のないハローワークと異なり、ジョブカフェは主に34歳以下を対象に就職支援サービスを実施しています。
主に、就職に関する相談やセミナー、職場体験、企業との交流イベントなどのようなサービスを行っていることが特徴です。就職活動や入社後の働き方のイメージがもてない場合は、サービスを利用することで、不安を解消できる場合があります。
ジョブカフェの設置場所は、厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」に記載されているのでチェックしてみましょう。
また、ジョブカフェで利用できるサービスの特徴は、「ジョブカフェとは?対象年齢や利用時間・サービス内容などを紹介」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
若者への就職支援
就職エージェント
就職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求人探しから選考対策、入社後の働き方の相談までサポートしてくれるサービスです。アドバイザーが一人ひとりの適性や要望に沿った仕事を紹介してくれるので、「自分に合った仕事が分からない…」「就職活動のやり方に不安がある…」などで悩んでいる場合は活用してみましょう。
「経歴が選考対策で不利にならないか」「入社後の将来でミスマッチを感じないか」と自分に合う仕事探しにお悩みのフリーター女性の方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、既卒や第二新卒、フリーターといった若年層を中心に就職・転職支援を実施しています。プロのアドバイザーがカウンセリングを行い、求職者一人ひとりの適性や性格に合った求人をご紹介。事前に企業の社風や業務内容についてお伝えできるので、あなたにぴったりのお仕事がきっと見つかります。
また、未公開求人も取り扱っているので、自力では見つけられない企業に出会うことも可能です。サービスの利用はすべて無料なので、「自分に合う正社員の仕事で働きたい」と感じるフリーター女性は、お気軽にご相談ください。
女性フリーターの就職に関するQ&A
この項目では、女性のフリーターに関する質問に回答していきます。正社員への就職を検討している方は確認してみてください。
仕事を辞めてずっとフリーターを続けた女性の末路は?
フリーターは有期雇用であり、突然収入を失ってしまい、経済的困窮に陥る恐れがあります。正社員に比べると収入が少ない傾向があるため、将来の生活に対する不安につながりやすいでしょう。
女性で、結婚や子育てのようなライフプランを考えている場合は、収入や職の安定を期待できる正社員としての働き方を選んだほうが、得られるメリットが大きいかもしれません。
フリーターを続けた場合の将来のリスクは、「フリーターのままだと人生終わり?生涯設計に与える影響や逆転方法を解説」のコラムをご参照ください。
30代の女性フリーターは実家暮らしから独立できる?
一人暮らしを始めるための引っ越し費用や生活費などを払うための収入を確保できなければ、実家暮らしから独立することは難しいでしょう。また、収入が不安定だと、賃貸契約の審査自体が通りにくい場合も考えられます。
一人暮らしを希望する場合は、正社員で働いて安定した収入を確保することがおすすめです。
30代で正社員で働くメリットは、「30代フリーター女性は将来が不安?正社員になる方法やメリットを紹介!」のコラムで解説しているので、ご一読ください。
フリーター女性が正社員を目指しやすい仕事の特徴は?
フリーターの女性が正社員を目指しやすい仕事の特徴としては、選考時に経歴を重視していないことが挙げられます。たとえば、求人に「経歴不問」「未経験者歓迎」のような記載があると、フリーターの場合も選考通過までスムーズに進める可能性があるでしょう。
また、将来結婚や子育てをすることを希望している場合は、女性が多く活躍しているかどうかにも注目するのが大切です。
フリーターにおすすめの仕事は「フリーター女性が就職するには?おすすめの仕事や就活で内定を得るコツ」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
フリーターから正社員を目指せる経歴やスキルがない…
経歴やスキルがなくても、フリーターから正社員になることは可能です。業界や職種によっては、経歴やスキルを重視しないこともあります。
「経歴やスキルに自信がない…」と悩むフリーター女性の方は、ハタラクティブへご相談ください。アドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介。未経験歓迎、学歴不問といった人柄重視の求人も多数ご用意しているので、正社員経験のない方も安心して利用できます。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。