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女性がニートになる理由は?働かない4つのリスクや就職のメリットも解説!
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この記事のまとめ
- 女性がニートになる理由は就職活動の失敗や体調不良、婚活などさまざま
- ニートの女性はいずれ結婚するから働きたくないと考えず、就職するのがおすすめ
- 女性がニートを脱出するためには、規則正しい生活や自己評価を上げる習慣が大切
- ニートからの就職は、まず無理のないアルバイトから始めるのがおすすめ
いずれ結婚するつもりで仕事に就かず、ニートとして生活する女性は一定数いるようです。しかし、ニート状態のまま年を重ねると、結婚や就職が難しくなることもあり、さらに親の老後生活を支えなければならなくなることも。このコラムでは、女性がニートになる理由やこれから就職を目指す方法を紹介します。ニートから脱出して自立した生活を送りたい方は、就職活動の参考にしてみましょう。
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ニートの定義
ニートとは、就学や就労、職業訓練のいずれも行っていない人のことで、英語の「Not in Education,Employment or Training」の頭文字を取った略称。日本語では若年無業者とも呼ばれています。
厚生労働省は15~34歳の非労働者のうち、通学も家事も行っていない人のことをニートと定義づけていて、35歳以上で同じ状況の非労働者の場合は、高齢ニート・中年ニートと呼ばれることもあります。
引用:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、若年無業者と呼ばれるニートは2023年平均で59万人。前年に比べ2万人の増加です。
また、若年無業者の人口に占める割合は、全体では2.4%ですが、15~24歳では2.2%、25~34歳では2.6%。35~44歳では2.5%と、年齢とともに上がっていることも分かります。
ニートの定義については「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説!」では、詳しく解説しているのであわせてチェックしてみましょう。フリーターとの違いもご紹介しています。
参照元
総務省統計局
労働力調査
女性がニートになる理由とは?
「人間関係にトラウマがある」「就職活動がうまくいかなかった」など、女性がニートになる理由はさまざまです。
厚生労働省が2007年に実施した「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書」によると、これまでの生活歴において「ひきこもり」や「対人関係の苦手意識」、「生活習慣の乱れ」、「学校不適応」、「深刻な挫折経験」を経験しているケースが多いことが分かります。ここでは、女性がニートになる主な理由を紹介します。
学校や職場での人間関係でつまづいた
人間関係の問題は、女性・男性問わずニートになる理由の一つです。
社会生活において必要不可欠なコミュニケーションは、場合によってはストレスにつながることも。特に繊細な人や真面目な人、周囲を気にする人はコミュニケーションでストレスを感じやすい傾向にあるでしょう。
また、学校のイジメや職場の上司の嫌がらせに遭い、トラウマからニートになってしまうことも。対人コミュニケーションに不安があると、働くことに恐れを抱いてしまうようです。
就職活動がうまくいかなかった
もともと就職するつもりだったものの、内定を得られずニートになる女性もいます。また、内定を得られても内定先の企業に就職したいと思えず、辞退してニートになるケースもあるでしょう。
就職活動は、努力したからといって必ず成功するわけではありません。努力を否定されたように感じる経験から、就職する気になれず、ニートになる場合もあるようです。
体調を崩した
過労や病気、ケガなど体調を崩して職場を辞めたのをきっかけにニート歴が長くなる人もいるようです。
一般的にはニートに対してマイナスイメージを持っている人が多いですが、病気やケガなどやむを得ない事情で就業できないケースもあります。体調不良からニートを続けている場合は、しっかり療養したうえで就職活動の際に面接官にきちんと説明すれば、理解してもらえることが多いでしょう。
家事手伝いをしている
家事手伝いを行うため、就職しない女性は一定数います。家事手伝いといっても、家族の介護や看護など、必要に迫られたケースもあるでしょう。一概にニートと扱ってしまうことには語弊がありますが、一般的な認識としては家事手伝いとニートは大差がないと思われてしまうのが実情です。
家事手伝いについては、「家事手伝いとニートの違いは?就活のコツや空白期間の伝え方を解説」のコラムをご覧ください。
結婚を想定している
「頑張って就職してもいずれ結婚して辞めてしまう」「今付き合っている相手と結婚して専業主婦になる」という考えから、ニートを選ぶ女性もいます。
結婚を想定してニートになる女性の中には、交際相手がいないために婚活を行っている人も。
しかし、女性の社会進出が進んでいる昨今では「共働きで家庭を支えていきたい」と考える人も多く、ニートだと婚活がうまくいかない場合もあるようです。
ニートになった原因については「ニートになった理由とは?性格の傾向は?就職のための対処法も紹介」のコラムでも紹介していますので、参考にしてください。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究
女性がニートでいる4つのリスクとは?
働きたくないからといってニート期間を過ごすのはリスクを伴う行為です。将来経済的に困窮したり、親の高齢化によって扶養してもらえなくなったりと、生活が立ち行かなくなる可能性があります。
ここでは、女性がニートでいる主なリスク4つを紹介します。
1.親の高齢化に伴い扶養してもらえなくなる
収入のないニートの女性は、家計を支えてくれた親が働けなくなると、生活が立ち行かなくなるリスクを抱えています。
両親が健在のうちは、実家で暮らしていればニートでも生活できますが、現在家計を支えている家族がずっと元気とは限りません。働き手がいつかいなくなることを考えれば、ニートや家事手伝いを永遠に続けることは難しいといえるでしょう。
安定した生活を続けるためにも、ニートの女性は早めに就職して収入を得ることをおすすめします。
2.自分が病気になる
若いうちは健康でも、年齢を重ねると思いがけず病気にかかることがあります。入院や手術にはまとまったお金が必要になるうえ、治療しながら就職先を見つけることは就業経験のある人でも困難です。職歴のないニートの場合、なおさら仕事を見つけるのは難しいでしょう。
収入や貯金がない状態で病気を抱えたまま生活を送るのは厳しいため、ニートでいるのはリスクが高いといえます。
3.ニート期間が長引くほど就職が難しくなる
ニートを長期間続けている場合、就職先が見つかりにくくなる可能性があります。
就学も就労もしていないニート期間は就職活動において空白期間といい、長いほど選考で不利になることも。採用担当者によっては、「働く気がなさそう」「採用してもすぐ辞めるのでは?」と不信感を持たれてしまいます。
就職したいと思っても、「年齢に応じた経験やスキルがない」「働く意欲が低そう」といった理由から厳しい評価となり、就職活動がうまくいかない可能性も。ニート期間が短ければ雇ってくれる職場も多いので、社会復帰したいと考えている女性は早めに行動しましょう。
4.友人との関係が疎遠になりやすい
ニート歴が長くなるにつれて働いている友人に対して壁を感じ、疎遠になってしまうことも考えられます。
ニートは社会人や学生に比べて、社会との関わりが希薄です。そのうえ、友人との連絡も途絶えてしまうと家族以外との関わりがなくなり、よりコミュニケーションに不安を覚えることも。収入がないために、友人と会うこと自体が難しくなる可能性もあります。
学生時代に親しかった友人に対してニートであることを言い出せなかったり、引け目を感じてしまったりすることもあるでしょう。ニートでいると交友関係を失うリスクがあるので、不安を払拭するためにも就職するのがおすすめです。
ニートでいることに不安を感じたときは、生き方を見直す必要があります。
ライフスタイルの変え方を「ニートという生き方に不安がある?働かないリスクと行動を起こすポイント」で紹介しているので、現状を変えたい方は参考にしてください。
ニートの女性が就職するメリット
ニートでいるリスクを理解していても、対人関係や職場に対する不安から「働きたくない」と考える女性もいますが、就職にはメリットがあります。
以下で紹介する就職のメリットを見て「働いてみようかな…」と思った方は、就職活動に挑戦してみましょう。
経済的な不安が軽減される
収入を得ることで経済的な不安が軽減されるのは、就職する大きなメリットです。正社員の場合は、安定した雇用と収入が保障されます。アルバイトや派遣社員は正社員より安定性には欠けますが、働き方によっては十分な収入を得られるため、自立した生活を送れるでしょう。
急病や親の介護などでお金が必要になったときも、蓄えがあれば困りません。経済的な余裕は精神の安定にもつながるので、将来が不安なニートの女性は、就職を検討することをおすすめします。
家族を安心させられる
ニートの女性が就職するメリットは、家族を安心させられることです。
一生ニートでいたいと思っていても、親がいつまでも元気で養ってくれるとは限りません。親の介護が必要になったり他界したりした場合、生活に困るのは自分自身です。
親も子どもが仕事をしていないと、「自分が養えなくなったらどうしよう…」と心配になるでしょう。そのため、「心配をかけたくない」と思っているニートの女性にとって、家族を安心させられるのは、就職するメリットといえます。
社会に出ることで出会いの場が増える
結婚を考えているニートの女性の場合、就職は出会いの場が増えるメリットがあります。
職場で知り合ったことをきっかけに、交際・結婚に発展する女性は少なくありません。仕事を続けるうちに人脈が広くなり、相性の良い相手が見つかる可能性も高まります。
安定した収入を得て、気兼ねなく婚活に打ち込めるといったメリットもあるので、結婚したいニートの女性も就職を検討してみましょう。
ニートの女性が就職を目指す際には「ニートから就職は可能?どんな仕事がおすすめ?正社員になるコツを解説」のコラムも参考にしてください。
女性がニートを脱出するきっかけの作り方
これまでニートだった女性がいきなり働くのは難しいので、最初は生活習慣の見直しや就労の準備から始めてみましょう。
小さなことから一つずつ積み重ね、ステップアップしていくのがおすすめです。
規則正しい生活をする
昼夜逆転しているニートの女性は、規則正しい生活に戻すことが就職への第一歩です。
朝に散歩をすれば一日の体内時計をリセットできるだけではなく、仕事に必要な基礎体力も作られます。「出掛けるためにメイクをする」「外出用の服に着替える」というのも、気持ちの切り替えや生活習慣を整える効果的な方法といえるでしょう。
自分を肯定的にとらえる習慣を作る
過去に学校や職場で失敗した経験を持ち、自分に自信が持てずにニートになった女性は、自己肯定感を高める習慣を身につけましょう。
自分では欠点に感じているポイントも、他人から見れば長所になっている可能性があります。
自己肯定感を高めるために簡単な内容のToDoリストを作成し、達成したら自分を褒めるのも大切です。考え方ひとつで物事の見方は大きく変わるので、日ごろからトレーニングしてみましょう。
就職に役立つ資格を取得する
就職に活かせる資格の中から、興味があるものを選んで勉強してみるのも、ニートの脱出のきっかけになるでしょう。資格があれば、就職活動の際にニート期間も勉強にあてていたと解釈され、向上心があると評価してもらえます。
ただし、資格の勉強を優先してしまい就活が先延ばしになると、空白期間が延びるためより就職に不利になることも。就職先によっては社員の資格取得を支援する制度を設けているケースもあるため、「就職に必須の資格」以外は取得にかかる時間を考え、就活を優先することも検討しましょう。
実際に求人情報を見てみる
ニート状態になると「自分が働ける仕事なんてない」と思い込んでしまいがちですが、実際の求人情報を見てみると、さまざまな雇用条件や就業形態があることがわかります。自分のやってみたい仕事や職場の雰囲気の良い仕事などを見つければ、就職に対して前向きになれるでしょう。
また、求人情報を見ることで「仕事の種類」「条件の幅」「自分が応募できる求人の傾向」なども把握できます。「求人情報の見方とは?確認しておきたいポイントを紹介!」のコラムも参考に、求人情報に目を通すことから初めてみてください。
ニートの女性のための就活方法とは
就職するための準備が整ったら、就職活動を行いましょう。ここでは、ニートの女性が社会復帰を目指す際におすすめの就活方法を紹介します。
雇用形態にこだわらず求人に応募する
「いきなり正社員で働くのは厳しい」と感じるときは、アルバイトや派遣社員といった雇用形態の求人に応募するのがおすすめです。アルバイトは勤務時間や日数に柔軟に対応してくれる職場が多いので、ニートからの社会復帰に適しています。
アルバイトは職歴にはなりませんが、社会経験としてはカウントされるので、正社員求人に応募する際の経験やスキルに活用できるメリットも。また、アルバイトとして働いてみて、自分に合うかの判断ができる点もポイントです。
アルバイトや派遣で満足しないことが大切
ニートからアルバイトや派遣として働き始めることで、「これまで働いていなかったのに収入を得られるようになった」「今の働き方で十分」と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、アルバイトや派遣は正社員に比べて収入や雇用が安定しない働き方です。置かれた状況や考え方によって異なりますが、可能であれば正社員を目指しましょう。「正社員とフリーターの違いは?待遇や将来性を比較!就職成功のコツも解説」のコラムもご覧ください。ニートに特化した就職エージェントを利用する
自分の特性に合った就職エージェントを活用するのも、ニートの女性におすすめの就活方法です。
就職エージェントとは、求職者の希望に応じて求人情報を紹介してくれたり就活全般のサポートをしてくれたりする支援サービスのこと。ニート向け・女性向け・専門職向けなどさまざまなジャンルに特化した就職エージェントがあるので、働きやすい職場を見つけやすいのが特徴です。
一人で就職活動を行うのが不安なときは、就職エージェントに相談してみましょう。
30代以上のニートの女性でも就職できる!
30代、40代のニートの女性も、諦めずに就活すれば職場を見つけられます。職歴を問わない職場はたくさんあるので、ハローワークや民間の就職支援サービスを利用してみましょう。「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」では、ハローワークの利用方法について詳しく解説。自分に合った求人や1人では分からない就活のコツなどを教えてもらえます。正社員経験がなく、就職活動の進め方がわからないニートの女性は、ハタラクティブにご連絡ください。
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ニートに関するお悩みQ&A
ニートであることに不安や疑問を抱えている方に向けて、想定されるニートに関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
ニートでいるのは悪いこと?
ニートのままでいることを、一概に良い悪いと判断することはできません。
ただし、ニートでいることにリスクを伴う場合があります。就職活動は年齢が上がるほど難しくなるのが一般的。ニートのまま高齢になると、「年齢が高いのにスキルが身に付いていない」「年齢が高いので扱いづらい」といった印象から、仕事が見つからない恐れも。
ニート期間が長くて就職が怖いです。
就職への不安要素をすべて書き出し、「自分が何を怖がっているのか」を明確化しましょう。
不安要素がクリアになれば、やるべきことも見えてきます。自分にできることから一つひとつ取り組み、就職への恐怖心を解消していくのがおすすめです。詳細は「就活が怖い理由と克服方法を解説!不安を解消して内定を目指そう」をご参照ください。
ニートの女性が正社員を目指すには?
無理をせず、自分にできることから徐々に就活を進めると良いでしょう。
たとえば、アルバイトから段階的に正社員を目指すのも1つの手。就活に難しさや不安を感じる場合は、ハローワークの窓口や就職エージェントの活用がおすすめです。ハタラクティブは若年層向けの就職エージェント。働いた経験のない方の支援実績も多く、求人紹介も行います。ニートからの就職で悩んだら、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。