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履歴書の職歴欄にはどこまで書くの?すべて記入できないときの工夫
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この記事のまとめ
- 職歴が多い人は、転職者用の履歴書を使うのがおすすめ
- 学歴が長くなっている場合は、義務教育を省略するとスペースが有効活用できる
- 自分に合う履歴書が見つからない場合、パソコンで自作するという方法もある
- 履歴書に書ききれない詳しい職歴は「職務経歴書」に記載しよう
「履歴書の職歴欄は、どこまで書くのが正解?」転職経験が多いと、そんな疑問が生じることもあるでしょう。このコラムでは、履歴書にこれまでの職歴をすべて書ききれない場合、どのように対処したら良いのか、記載を省略しても良いのかなどの悩みに答えます。また、履歴書に職歴を書くときの注意点なども紹介。より良い転職活動にお役立てください。
履歴書に職歴を書ききれない…そんなときは
転職回数が多いと、履歴書にすべての職歴を書き込めないということもあるでしょう。直近の仕事だけでいいのでは?という声もありそうですが、やはりすべての職歴を滞りなく記載するのが社会人としてのマナーです。この項では、履歴書に職歴を書き切るための方法を見ていきます。
転職者向けの履歴書を選ぶ
履歴書には、パート向け、新卒向けなどさまざまな種類や形式があります。たとえば、アルバイト向けの履歴書は自己PR欄が小さい、新卒向けは職歴欄がないなど、それぞれの立場の人に合わせた作りになっています。転職者用の履歴書は職歴欄が広いのが特徴。職歴が多い人でも十分書き込めるよう作られているので、お店を回って自分に合った書式を探してはいかがでしょうか。店頭に限らず、ネット通販を利用すれば効率良く履歴書を探すことができます。
学歴を省略する
学歴欄に小学校からの学歴を書いている人はいませんか?一般的に学歴欄は中学卒業から書けば問題ありません。学歴を短くすることでその下の職歴のスペースが広くとれるので、必要のない学歴は書かないようにしましょう。
アルバイト・パートの職歴を省略する
アルバイトやパートの職歴を書いている人は、そちらも必要ないので省きます。応募先企業の仕事と関連の深いアルバイト経験なら別ですが、基本的に転職者が履歴書に書くのは正社員として勤めた経歴に限られます。
履歴書を自作する
既成の履歴書にこれまでの職歴を書ききれないのであれば、職歴欄が広い履歴書をパソコンで作ってしまうのもひとつの手です。 その場合は、WordやExcel、Open Officeなどのフォーマットを使用しましょう。応募先の企業から特に指定が無ければ、ネットで公開されている無料のテンプレートなどの活用がおすすめです。 職歴欄のスペースを広く修正したあと、全体のバランスを整えます。 自作した用紙にテキストも入力するのであれば、文字サイズやフォントを統一しましょう。また、印刷の際は普通紙などの薄い紙ではなく、履歴書専用紙や上質紙などのしっかりした紙を選択するのがポイントです。全体を通して読みやすく綺麗な書類作りを心がけましょう。
「履歴書作成のルールとは?アプリやパソコンを使用しても評価を得られる?」に、履歴書を自作する際の注意点が詳しく紹介されているので、そちらも参考にしてください。
履歴書の作成は手書きとパソコンのどちらが良い?
履歴書の作成に際し、手書きとパソコンで迷う人もいるでしょう。一般的には手書きのほうが無難といわれますが、IT系やベンチャー企業などは、パソコンで作成した履歴書を歓迎する傾向があります。一方、老舗企業は人柄がわかりやすい直筆の履歴書を好むもよう。志望先の業界や企業の傾向をよく調べて使い分けるのが賢明といえます。「履歴書作成は手書き?パソコン?」に手書きとパソコンのメリット・デメリット、業界の傾向などを解説しているので目を通してみてください。職務経歴書を活用する
転職回数が多く、市販の履歴書に職歴を書ききれないときは概要を職歴欄に一通り書いたあと、「詳細は職務経歴書に記載」という一文を付け足します。詳しい仕事内容については職務経歴書で説明するようにしましょう。 履歴書に記載する情報は、入社年月や社名など各社一行程度の簡潔な内容に留め、ポジションおよび仕事内容の詳細は職務経歴書へ書き込むとスペースを取らずに作成することができます。
書き方の例
平成〇年〇月 株式会社△△入社
令和〇年〇月 一身上の都合により退社
業務内容等の詳細は職務経歴書に記載
在職中に転職活動を行っている場合、履歴書に職歴を書いたら最後に「現在に至る」と記します。このとき、スペースが足りないようであれば改行せず、同列に「以上」と記載しても問題ありません。
職務経歴書には時系列に沿って記す「編年体形式」、就職先で関わったプロジェクトごとに記す「キャリア形式」、双方を組み合わせた書き方などがあります。自分の職歴が伝わりやすい方法で書きましょう。 職務経歴書の作り方については「職務経歴書で活かせるスキルをアピール!例文付きで書き方とポイントを解説」を参照ください。
履歴書に書ききれない職歴は省略してもいい?
職歴が多いと、「短い期間しか勤めていない会社は省略してもいい?」と思う方もいるのではないでしょうか。実際、転職活動の際の履歴書では「アルバイト・パートの内容は記載しなくてOKだが、正社員、派遣社員、契約社員として就職した事実はすべて記載する」のが正しいとされています。職歴の記載を省略すると不自然なブランクができてしまうほか、経歴の詐称と認識されることもあるかもしれません。面接中に経歴詐称が明らかになると不採用の可能性が高まりますし、せっかく採用されても解雇の対象になってしまったら大変です。件数が多くてもすべてきちんと書きましょう。また、派遣社員や契約社員としての職歴は、雇用形態を明記したうえで記載するようにします。
先ほども説明したように、アルバイトは原則として職歴に含まれません。しかし、応募先企業や業界に関連したアルバイト経験、正社員と同等レベルで仕事をした経験をアピールしたい場合は記載しても良いでしょう。その際も雇用形態がわかるように、「令和○年○月 株式会社○○ 入職(アルバイトとして)」のように書き方に工夫をします。
履歴書に職歴を書くときの注意点
職歴を書く際には注意しなければならないポイントがいくつかあります。履歴書でマイナスな印象を与えることがないようにするためにも、事前にチェックしておきましょう。
略称は使用しない
職歴を書く時は会社名や部署名は略さず記載しましょう。また、「(株)」は使わず「株式会社」と正しく書くのがマナーです。そのほか、平成を「H○年」、令和を「R○年」と略するような書き方も避けます。
社名に旧字が入っている場合は正式な表記を使う
社名に旧字が使われている場合、難しくても正式な表記を使うようにしましょう。例えば、「国」の旧字である「國」や「広」の旧字である「廣」などはよく企業名に使われています。また、会社の「会」が「會」になっている企業もあるので、自分の勤めていた企業の正しい表記を確認してから記入するようにしましょう。
年号は和暦か西暦かで統一させる
入社年の表記は和暦でも西暦でも構いませんが、履歴書内での表記は統一するのがルール。学歴は西暦なのに職歴は和暦になっているような書類は、統一感のない印象を与えます。学歴や職歴、資格の取得年の表記は、和暦か西暦かどちらかに統一しましょう。
以上が、履歴書の職歴欄を記入する際に注意したいポイントです。しっかり確認して、見やすく正しい履歴書を作成しましょう。
視覚的にも内容的にもわかりやすい応募書類作りは、面接での身だしなみ同様、求職者の印象を左右させる大切な要素。転職を成功させるためのポイントのひとつといえます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。