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内勤営業とは?仕事内容やきついといわれる理由を解説!平均年収も紹介
この記事のまとめ
- 内勤営業とは、社内や店舗を訪れたお客さまに対して営業活動を行う仕事
- 内勤営業の仕事内容は、「商品・サービスの提案や販売」「問い合わせへの対応」など
- 20代の内勤営業の平均年収は356万円で、平均月収は29万6,000円
- 内勤営業に向いている人の特徴は、「聞き上手」「勉強熱心」「接客経験がある」など
- 内勤営業は顧客から直接感謝の言葉を聞けるため、やりがいを感じやすい
あなたにおすすめ!
「内勤営業の仕事内容とは?」という疑問がある方もいるでしょう。取引先を訪問する外勤営業に対して、内勤営業は会社や店舗を訪れたお客さまに営業をする仕事です。
このコラムでは、内勤営業の業務内容や向いている人の特徴をご紹介します。営業事務や外勤営業との違いや平均年収についても解説しているので、ぜひ職種選びの参考にしてください。
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内勤営業とは
内勤営業とは、社内や店舗内で営業活動を行う仕事です。取引先に出向く外勤営業とは異なり、来店したお客さまに対して営業を行います。内勤営業がある主な業界は、保険や不動産、自動車、IT業界などです。内勤営業に必要な知識やコミュニケーションスキルは働きながら身につけることが可能なため、未経験者歓迎の求人も見つけやすいでしょう。
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内勤営業の仕事内容
内勤営業の主な業務は、店舗に来店したお客さまに商品やサービスを提案・販売することです。問い合わせに対応することもあります。
仕事内容 | 店舗に来店した顧客に対して商品やサービスを提案・販売する |
---|---|
向いている人 | ・初対面の人と円滑に会話できる人 ・プレゼンテーションが得意な人 ・基本的なビジネスマナーを身につけている人 |
ポイント | ・顧客との距離が近く、直接反応を感じられる ・新規顧客獲得に難しさを感じやすい ・シフト制で働く場合が多い ・接客やコールセンターで働いた経験があると活躍しやすい |
参照:ハタラクティブ「営業職とは」
内勤営業が働く店舗の例は、以下のとおりです。これらの店舗では、お客さまとカウンター越しで話すのが一般的といえます。
- ・旅行代理店
- ・保険代理店
- ・自動車販売店
- ・携帯ショップ
- ・不動産仲介業者
- ・ウェディングサロン
上記のような店舗で、内勤営業は、会話の中でお客さまの細かい要望を聞き、商品の紹介や提案を行います。また、お問い合わせやクレーム処理も内勤営業の業務です。
正社員
内勤営業職
年収 270万円 ~ 432万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
内勤営業とほかの営業職との違い
ここでは、内勤営業と営業事務・外勤営業との違いをご紹介します。職種の違いを理解し、自分に合った仕事を選びましょう。
営業事務との違い
内勤営業と営業事務はどちらも社内の業務が多い職種ですが、違いは業務内容にあります。内勤営業がお客さまへの営業を行うのに対して、営業事務とは、営業職のサポートをする仕事です。営業事務の主な業務は営業に必要な資料作成やデータ入力を行うことがメインで、事務職の一種といえます。
正社員
営業事務
年収 365万円 ~ 418万円
-
昇給あり,諸手当あり
外勤営業との違い
外勤営業は、取引先や客先に出向いて営業活動を行う営業職です。「訪問営業」や「飛び込み営業」と呼ばれることもあります。内勤営業と異なり、自社の商品やサービスに興味のない顧客に営業する場合もあるため、成約を取るのは難しい場合もあるでしょう。客先を回るため、業務時間中どのようなペースや計画で行動するかなど、比較的自由なことも特徴の一つです。
テレアポとの違い
企業によってはテレフォンアポインター(テレアポ)も内勤営業の仕事に含まれる場合があります。しかし、来店客にアプローチする内勤営業と、電話でアポイントメントを取るテレアポは、厳密には異なる種類の仕事です。
内勤営業とインサイドセールスの違いは?
内勤営業とインサイドセールスは、同じ職種だと捉えられる場合もありますが、厳密には営業手法や目的が異なります。内勤営業は対面での接客や商談が中心なのに対し、インサイドセールスは電話やメール、Web会議による非対面営業が主です。また、内勤営業は来店客への対応を行いますが、インサイドセールスは見込み客にアプローチして訪問営業に引き継ぐのが一般的です。
働くメリット
内勤営業は、オフィスワークが中心でありながら、お客さまとのコミュニケーションを通じて、将来に役立つ多様なスキルと経験を積めるのがメリットです。ここでは、具体的にどのような能力が身につくのか見ていきましょう。
- ・ヒアリング力 (お客さまの状況やニーズを正確に聞き出し、潜在的な課題まで把握する力)
- ・問題解決能力(お客さまからの問い合わせに対し、的確に状況を把握し、解決策を導き出す力)
- ・多様な顧客対応経験(年齢やニーズなどが異なるさまざまなお客さまに対応する経験)
- ・営業プロセス全体の経験(アポイントからクロージング、アフターフォローまで営業活動の一連の流れの経験)
これらのスキルや経験は、将来的に営業職を続けるにしても、企画、マーケティング、カスタマーサポートなど、どのような仕事に進む場合でも強みになるでしょう。内勤営業は、お客さまとのコミュニケーションを通じて課題解決をすることにやりがいを感じる方に、ぴったりの選択肢といえます。
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内勤営業はきつい?人によっては働きやすい場合も
営業職と聞くと、「忙しそう」「会社の売り上げノルマが厳しそう」といったイメージをもつ方もいるでしょう。一方、人によっては「働きやすい」と感じるようです。ここでは、営業職に対して「働きやすい」と感じる理由をまとめているので、職種選びの参考にしてみてください。
内勤営業がきついと感じる理由
「内勤営業がきつい」「やりがいを見つけにくい」と感じる背景には、以下のような理由が挙げられます。
内勤営業がきついと感じる理由
- 景気や流行の影響で売り上げが変動しやすい
- 土日が出勤日の場合がある
- 努力が評価に反映されにくいことがある
景気や流行の影響で売り上げが変動しやすい
基本的に、自ら営業をかけることが少ない内勤営業は、景気や流行、社会情勢によって売り上げや成績が左右されがちです。特に閑散期など、来店客の数が通常より少ない場合、売り上げが下がったり伸び悩んだりすることも考えられるでしょう。
土日が出勤日の場合がある
内勤営業の場合、土日や祝日に休みになるとは限りません。特に、営業の対象が個人の場合、顧客の多くが休日である土日を営業日とする会社もあるでしょう。会社の取り扱うサービスや商品によっては、集客のために土日や祝日にイベントを開催することも。顧客との接点をもちやすい一方、自分の家族や友人とは休みを合わせにくいため、人付き合いを大切にしたい方には「仕事がきつい」と感じる可能性があります。
努力が評価に反映されにくいことがある
内勤営業は成約見込みの高い顧客が多い傾向がある一方、外勤営業よりも明確な評価基準を設けにくかったり、成果が評価に反映されにくかったりすることがあるでしょう。「頑張ったぶん給与として反映される仕事がしたい」「数値やデータなど目に見える形で会社から評価されたい」という方は、その点で内勤営業がきつく感じる可能性があります。
内勤営業が働きやすいと感じる理由
以下は、内勤営業の働きやすさや、やりがいを感じられる理由です。
内勤営業が働きやすいと感じる理由
- 商品に関心をもっている顧客が多い傾向がある
- 顧客から直接感謝してもらえる
- 訪問による移動時間がないため効率的に業務を進めやすい
商品に関心をもっている顧客が多い傾向がある
外勤営業と比べて、内勤営業は購入意欲が高い顧客が多い傾向があります。会社の商品やサービスに興味をもった顧客が来店することが多いため契約が成立しやすく、業務のやりがいにもつながるでしょう。ただし、顧客獲得や新規開拓を行うことが少ないぶん、同業他社に負けない集客力が必要になります。
顧客から直接感謝してもらえる
顧客からの感謝の言葉を直接聞けるのも、内勤営業のメリットの一つです。人と関わることが好きな人や人を喜ばせるのが好きな方は、顧客が満足して喜んでくれることでやりがいを感じ、モチベーションアップにつながるでしょう。場合によっては顧客が「リピーター」「お得意さま」になって継続的に関われることもあります。
訪問による移動時間がないため効率的に業務を進めやすい
外勤営業と異なり、内勤営業は会社と営業先を往復する必要がありません。そのため、時間が節約できて効率的に業務を進めやすいのも、働きやすさを感じる理由の一つです。移動せず店舗やオフィス内で仕事をすることで、顧客との会話に集中しやすい、季節や天候に左右されることなくパフォーマンスを発揮しやすいといったメリットもあります。また、同じ店舗にいる上司や同僚と直接コミュニケーションがとれるので、連携が密に取りやすいでしょう。
内勤営業は社内の人間関係が仕事に影響することも
内勤営業は社内や店舗内で1日を過ごすため、人間関係にストレスを抱えていると職場での居心地が悪くなってしまう恐れがあります。外勤営業の場合は社内で過ごす時間が短いため、社員同士の人間関係が仕事の満足度に影響しにくいでしょう。外勤営業か内勤営業かで迷っている場合は、人間関係という指標もあわせて考えてみてください。内勤営業の平均収入
内勤営業の平均収入を知りたい方もいるでしょう。ここでは、年収・月収・賞与の平均値をまとめているので、参考にしてみてください。
平均年収
20代 | 356万円 |
---|---|
30代 | 417万円 |
40代以上 | 455万円 |
上記の内勤営業の平均年収は、営業職の中では低い傾向があります。理由として、外勤営業と比較すると、インセンティブ(歩合給)によって収入が大幅にアップする機会が少ないことが挙げられます。しかし、売り上げや成績に左右されにくい一方で、収入が安定しやすい傾向があるでしょう。
平均月収
20代 | 29万6,000円 |
---|---|
30代 | 34万7,500円 |
40代以上 | 37万9,000円 |
上記の平均月収は、前述した年代別の平均年収を12で割った数値です。
平均賞与
20代 | 118万4,000円 |
---|---|
30代 | 139万円 |
40代以上 | 151万6,000円 |
上記の平均賞与は、「前述した年代別の平均月収×2ヶ月分×2回(夏と冬)」で計算した数値です。
※上記の表の数値は独自に計算したデータです。また、年収・月収・賞与は企業や業務内容によって異なります。参考程度にご覧ください。
内勤営業のスケジュール
内勤営業のスケジュールは業界や企業によって異なりますが、基本的に定時勤務が多く、生活リズムが安定しています。オフィス内で勤務するため、外勤営業に比べて予定が立てやすく、プライベートとの両立がしやすい特徴があります。
一般的な内勤営業のスケジュールでは、朝はメールチェックや前日の問い合わせ対応から始まり、午前中に電話営業や見積書の作成、午後からは顧客対応や商談といった流れで業務を進めることが多い傾向にあります。業種によっては、定期的なミーティングや報告会なども組み込まれています。
年間休日数
内勤営業の年間休日数は業種や企業によって異なりますが、一般的には110〜120日程度です。営業先が小売業や飲食業などの接客業の場合、土日祝日が繁忙期となるため、平日休みが多い傾向にあります。
繁忙期には休日出勤が発生するケースもあるため、入社前に休日カレンダーを確認しておきましょう。会社によっては変形労働時間制を採用しているケースもあります。
1日の流れ
1日の流れの例として、賃貸物件を仲介する不動産会社の内勤営業の場合をご紹介。賃貸物件を仲介する不動産会社の内勤営業の1日は、お客さまの来店状況によって変化します。事前に来店予約が入っていたり、飛び込みで新規のお客さまが来店したりするので、その日の状況に合わせて臨機応変に対応することが求められます。
スムーズに業務を進めるためには、お客さま対応の合間の空き時間を有効活用して事務作業を行うことが大切です。
一日の流れ | 業務 |
---|---|
9:00〜10:00 | 出勤して開店準備やメールチェックを行う |
10:00〜11:00 | 予約して来店されたお客さまにヒアリングし、物件を紹介する |
11:00~12:30 | 社用車にお客さまを乗せて物件を案内する |
12:30〜13:30 | 休み |
13:30〜14:30 | 賃貸情報サイトに掲載している自社の物件情報を更新する |
14:30〜16:30 | 来店予約が入っていたお客さまに対応し、賃貸物件の契約手続きを行う |
16:30~18:00 | 自社で扱う新しい物件を賃貸情報サイトに登録する |
18:00 | 日報作成や翌日の予約の確認、閉店作業をしてから退勤 |
内勤営業に向いている人の特徴5つ
「内勤営業に興味があるけど向いているか分からない…」という方へ、向いている人の特徴を5つ解説します。自分に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
内勤営業に向いている人の特徴
- 聞き上手
- 接客や販売経験がある
- 気配り上手
- 商品の勉強を怠らない
- 分かりやすい説明が得意
1.聞き上手
内勤営業に向いている方の特徴の一つは、聞き上手な点です。お客さまの要望を聞き出せなければ、必要なサービス・商品の提案はできません。内勤営業は、他愛のない世間話から商品に関する要望までを聞き取り、会話の中からお客さまが求めているものを導き出すスキルが必要です。お客さまの話をしっかりと聞き、本題や要望を把握する力が求められます。
2.接客や販売経験がある
接客業や販売業、テレフォンアポインターといった職務経験があると、内勤営業で活躍しやすいでしょう。内勤営業は、接客・販売の業務と共通する部分があり、売り上げ向上や顧客増加の実績があると評価されます。このような理由から、接客・販売経験者を歓迎している求人もあります。
3.気配り上手
細かいところまで目が届く気配り上手な方は、内勤営業に向いている可能性があるでしょう。内勤営業の業務は、話す順序を相手に合わせて変えたり、要望に合った商品を紹介したりする臨機応変な対応が大切。お客さまが商品やサービスの提案を快く受けられるよう、好印象を与える話し方や気配りが求められるでしょう。
4.商品の勉強を怠らない
知的好奇心や向上心が強い勉強家の方は、内勤営業に向いている可能性があります。営業職は、自分が顧客に売り込む商品やサービスについて深く理解することが必要です。自分が理解していないものを顧客に売り込もうとしても、商品の魅力を伝えるのは難しいでしょう。接客技術や商品知識の勉強を継続的に行うことで、内勤営業としての活躍につながります。
5.分かりやすい説明が得意
対面・非対面に関わらず、どのような相手にも分かりやすく説明し、円滑なコミュニケーションを図るのが得意な方は内勤営業に向いているでしょう。内勤営業では、顧客にしっかりと商品の良さを伝えるために、説得力のある分かりやすい説明が求められます。ときには専門用語の使用を避け、誰でも理解できるような表現をすることも大切です。
内勤営業に活かせるスキル、経験
内勤営業では、コミュニケーション力と商品知識が重要です。対面のほか、電話やメールでのやり取りもあるため、声のトーンや文章での伝え方のスキルが活きます。また、過去の営業職や接客業の経験も役立つでしょう。
営業データを分析する能力も評価されるポイントになります。数字に強く、エクセルといったツールを使いこなせると、顧客管理や売り上げ予測がスムーズに行えるでしょう。社内での信頼関係を構築する能力も、他部署と連携する機会が多い内勤営業では大切な要素です。
役立つ免許/資格一覧
内勤営業に就くために必須の資格はありませんが、持っていると就職・転職で有利になったり実務に活かせたりする資格はいくつかあります。業界や取り扱う商品によって役立つ資格が変わる点に注意が必要です。
資格 | 役立つポイント |
---|---|
MOS (マイクロソフトオフィススペシャリスト) | 業務効率化、資料作成スキルの証明 |
日商簿記検定 | 数字への理解が深まったり、見積書作成の基礎知識が身についたりする |
TOEIC | スコアによっては外資系企業への就職に有利になったり、海外顧客に対応できたりする |
FP(ファイナンシャルプランナー) | 金融業界の内勤営業で顧客からの信頼性向上 |
宅地建物取引士 | 不動産会社の内勤営業で専門性を証明できる |
FP(ファイナンシャルプランナー)や宅地建物取引士といった特定の業界に特化した資格は、その業界での営業活動において必須となる場合もあり、キャリアの幅を広げる助けになります。取得したい資格を選ぶ際は、志望する業界や職種に合っているかをふまえて検討しましょう。
就職・転職する前に必要な準備
内勤営業への就職・転職を成功させるためには、事前の準備が大切です。まず業界研究を徹底し、自分が興味のある商材や分野を明確にしましょう。興味をもっている企業のサービスや商品を実際に試してみて、面接で感想や使い心地を話題にするのもおすすめです。
また、面接対策として以下の質問への回答を準備しておきましょう。
- ・なぜ内勤営業を志望するのか
- ・外勤営業ではなく内勤営業を選んだ理由
- ・過去の経験を仕事にどう活かせるか
転職の場合は、前職での実績を数字で表現して説得力をもたせましょう。たとえば「業務の効率化に努め、月間売り上げ○○%アップに貢献」というように、具体的な成果をアピールするのがおすすめです。
このほか、PCスキルの強化も重要なポイント。ワードやエクセルの基本操作をマスターしておくと、アピール材料になるうえに実務でも活かせる可能性があります。内勤営業では顧客と電話でやりとりする機会があるので、電話での会話に不安がある方は声の出し方や敬語の使い方を練習しておきましょう。
内勤営業はどんな風に働く?
ここでは、内勤営業が活躍する場所や働くスタイルについて解説します。自分の希望する働き方と合っているかチェックしてみてください。
働く場所
内勤営業は、不動産、金融など幅広い業界で働く場所があります。特に、お客さまと長くお付き合いして信頼関係を築いていくことが大切な業界で、活躍の場が広がっています。
たとえば、不動産会社では、来店したお客さまへの物件紹介や電話での問い合わせ対応を担当。顧客のニーズをヒアリングして、希望や予算に合った最適な物件を提案します。
金融機関においても内勤営業は欠かせません。銀行や保険会社では窓口業務に加え、既存顧客に電話やメールで定期的に連絡を取る「フォローアップ営業」を行うこともあるでしょう。お客さま一人ひとりの貯蓄や資産状況に合わせて、最適な金融商品を提案します。
働くスタイル
内勤営業の働き方の特徴は、時間管理がしやすく計画的に働けることです。ただし、常に社内で周囲の人と一緒に働くので、コミュニケーション能力や協調性が求められます。
内勤営業の働き方の特徴
- シフト制や固定時間での勤務が一般的
- 社内で上司や同僚と連携して成果を上げる
- 顧客管理ソフトといったITツールを活用して効率的に業務を進める
- 接客、メール・電話対応、資料作成など複数の業務を並行して行う
内勤営業のキャリア形成
内勤営業は、専門性を高めることでキャリアアップが可能な職種です。未経験からスタートし、経験を積みながら管理職や専門職へと成長していけます。内勤営業で培ったスキルを活かして社内で異動することも可能で、長期的なキャリア形成がしやすいといえるでしょう。
未経験からのステップアップ図
内勤営業は未経験からでもスタートしやすく、段階的にキャリアアップできる職種です。一般的に、以下のようにアシスタント、営業担当、チームリーダー、マネージャーの順でステップアップします。
キャリアステージ | 求められるスキル | 平均年数 |
---|---|---|
新人・アシスタント | 基本的な営業知識・電話応対 資料作成 | 0~1年 |
営業担当 | 商品知識・提案力・クロージング力 | 1~3年 |
チームリーダー | 指導力・問題解決力・業務効率化 | 3~5年 |
マネージャー | マネジメント能力・戦略立案数値管理 | 5年~ |
入社直後は先輩のサポート役として基本業務を学び、半年〜1年で自分の担当顧客をもつようになるでしょう。実務経験を3年ほど積むと、新人の教育係やチームのまとめ役を任されることが多い傾向です。
そこから営業成績が安定してくると、部下をもつマネージャーへとステップアップする道が開けます。キャリアの節目では、上記のようなスキルアップが必要となるでしょう。
異業種・異職種へのキャリアチェンジ例
内勤営業で身につけたスキルは、他の職種でも活かせます。特に顧客対応力やコミュニケーション能力は汎用性があり、さまざまな分野への転身が可能となるでしょう。
内勤営業からキャリアチェンジする例として挙げられるのが、培った商品知識や業界理解を活かして「マーケティング職」へ転身するケースです。顧客ニーズを直接把握できる営業経験は、商品企画や販促戦略の立案に役立ちます。
また、自社の商品やサービスを利用する顧客の成功を支援する「カスタマーサクセス」も、内勤営業経験者が転身しやすい職種といえるでしょう。
さらに、Web関連の職種へ転職する場合もあります。たとえば、デジタルマーケティングやコンテンツ制作など、顧客視点を活かせる分野です。営業の視点と提案力があれば、技術面は後から学ぶこともできるため、チャレンジの余地があるといえるでしょう。
まとめ
「内勤営業が自分に向いているか知りたい」「営業職に必要なスキルがあるか不安」という方は、就活のプロに相談してみるのもおすすめです。就職・転職支援のプロにアドバイスやサポートをしてもらうことで、就職活動を効率的に進められるでしょう。
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内勤営業に関するQ&A
ここでは、内勤営業に関するよくある疑問にお答えしています。内勤営業について興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
内勤営業と外勤営業との違いは何ですか?
主な違いは、営業場所や対象者です。内勤営業は店舗や社内で自社の商品に興味がある顧客に購入を促すのに対し、外勤営業は取引先に訪問し、商品の魅力を伝えることで購入を促します。このコラムの「内勤営業とほかの営業職との違い」でも解説しているように、内勤営業は飛び込みがなく自社の商品に興味がある顧客が相手のため、比較的挑戦しやすいといわれている営業スタイルです。
内勤営業にはどんな人が向いていますか?
内勤営業は、気配り上手や聞き上手だったり自社の商品に興味があり勉強熱心だったりすると、活躍できる可能性が広がるでしょう。顧客の言葉に耳を傾けてニーズを汲み取るのが重要な業務のため、相手の立場に立って考えることが必要といえます。
内勤営業の業務で辛いことはありますか?
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保険代理店や住宅展示場、不動産会社での営業などが挙げられます。内勤営業の業務の範囲は企業によって異なり、なかには、テレアポを行う場合も。内勤営業は、自社店舗を訪れたり、問い合わせをしてきたりした顧客への営業活動全般を指すので、幅広い業種で求人があるのが特徴です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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