月給と月収の違いとは?手取りや基本給といった給与の基本用語を解説月給と月収の違いとは?手取りや基本給といった給与の基本用語を解説
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「月給」とは基本給に各種手当(固定手当)を加えた賃金で、毎月固定で支払われるもの
月給と月収の違いは何か知りたい方もいるのではないでしょうか。月給は「毎月必ず支払われる固定の賃金(基本給+固定手当)」であり、月収は「月給に残業代や交通費などの変動手当をすべて含めた1ヶ月の総支給額(額面)」を指します。求人票を見る際や、自分の収入を正確に把握するためには、月給と月収の違いを理解しておくことが大切です。
このコラムでは、仕事をするうえで知っておきたい給与の仕組みについてまとめました。「月給」「月収」の意味と間違いやすい言葉を学び、これからの就職・転職活動にお役立てください。
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監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
月給と月収の違いは「変動手当」が含まれるか否か
月給と月収の最大の違いは、「残業代や交通費など、月によって額が変わる手当(変動手当)が含まれているかどうか」です。求人票や給与明細を見る際、この2つの言葉を混同してしまうと、「思っていたよりも実際の給与が少ない」というトラブルにつながりかねません。まずはそれぞれの正しい意味をしっかりと理解しておきましょう。
月給とは
月給は、基本給に役職手当や住宅手当、家族手当、資格手当など、毎月必ず支払われる手当(固定手当)を加えた賃金のことです。毎月固定で支払われる賃金ともいえます。「月給=基本給+固定手当」とイメージしてみると分かりやすいでしょう。
残業代や通勤手当のような、働く時間や状況によって毎月変動する手当(変動手当)は、月給には一切含まれません。そのため、基本的には毎月決まった額がベースとして保障されている金額だと考えることができます。
月収とは
月収とは、月給に残業代や通勤手当、インセンティブなどの「変動手当」をすべて足した、1ヶ月の給与の「総支給額(額面)」のことです。給与明細に記載されている「総支給金額」が月収に該当します。
月によって残業時間や営業成績などが異なるため、月収は毎月変動します。また、人によってはボーナスなどの臨時収入も含め、「年収を単純に12分割した金額」を月収と呼ぶケースもあるので、文脈によって相手の意図を汲み取る必要があります。
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間違いやすい「基本給」「手取り」「額面」「年収」との違い
月給や月収の他にも、求人票や面接では給与に関するさまざまな用語が飛び交います。これらを正しく理解していないと、給与の条件確認で損をしてしまう可能性も。ここでは、特に間違いやすい「基本給」「手取り」「額面」「年収」という4つの言葉について、分かりやすく解説します。
基本給とは
基本給は、税金や各種手当を除いた給与のベース部分のこと。交通費や役職手当といった各種手当、インセンティブのような報奨金を一切含まない、基本となる賃金を指します。基本給の基準は会社によって異なりますが、勤続年数や経験、スキルなどを考慮して決めるケースが多いようです。
基本給と月給が同額となる場合もある
新入社員などで役職がなく、固定手当がつかない場合は、基本給と月給が同額となる場合もあるでしょう。もし、年に1~2度の昇給のタイミングなどで基本給が上がれば、月給も高くなります。しかし、基本的に月給が大幅にアップすることは少ないようです。
「手取り」と「額面」の違い
手取り給与とは、総支給額から社会保険料や税金などを引いた、実際に手元に入ってくる金額のこと。銀行口座に振り込まれる額が「手取り給与」といえます。勤務先によっては、社会保険料や税金のほか、社員旅行費や親睦会費といった積立金が天引きされる場合もあるようです。
一方、額面給与とは、社会保険料や税金が差し引かれる前の給与の総支給額のことで、月収とほぼ同じ意味で使われます。「額面年収」なら1年間における給与の総支給額(年収)、「額面月収」なら1ヶ月の給与の総支給額(月収)を意味します。
額面年収は源泉徴収票の「支払金額」、額面月収は給与明細の「総支給金額」「総支給額」の欄から確認が可能です。
手取り給与は額面給与の8割程度
手取り給与は、額面給与の8割程度といわれています。月給別に考えると、手取り給与は以下のようになると予想できるでしょう。
- ・月給30万円 手取り24万円
・月給26万円 手取り20万8000円
・月給20万円 手取り16万円
手取りについては、以下のコラムでも詳しく紹介しているので、ぜひご一読ください。
年収が高いと手取り額が8割以下になる可能性もある
日本では「累進課税」という制度が採用されており、年収が高いほど支払う税金が増える仕組みになっています。年収が1000万円を超えるような場合は、「手取り=額面給与の約8割」に当てはまらないこともあるため、あくまで参考程度に留めましょう。
また、扶養家族の有無などでも手取り額は変わります。正確な金額を知りたい場合は、給与明細を確認するのが望ましいでしょう。以下のコラムでは、収入金額ごとの税率や控除額についてまとめているので、参考にしてみてください。
年収とは
年収は、月給に変動手当、ボーナス、インセンティブなどを合わせた、1年間すべての賃金を合計した総支給額のことを指します。所得税・住民税といった税金や社会保険料が引かれる前の金額です。単純に、会社が1年間で自分へ支払った賃金のすべてが年収であるとイメージすると分かりやすいでしょう。
年収も税金や社会保険料が引かれる前の「額面」の金額を指すのが一般的です。クレジットカードの審査や住宅ローンを組む際、あるいは転職活動において現在の給与を聞かれた際は、手取りではなくこの「年収(額面)」を答えるのが基本となります。
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【早見表】給与に関する基本用語まとめ
求人票を見るときや面接の際に迷わないよう、ここまでの給与に関する基本用語を分かりやすく一覧にまとめました。就職・転職活動中の企業選びの際にお役立てください。
基本給: 手当を一切含まないベースの賃金
月給: 基本給 + 毎月固定の手当(※残業代などは含まない)
月収(額面): 月給 + 変動手当(残業代など)= 1ヶ月の総支給額
手取り: 総支給額 -(税金 + 社会保険料)= 実際に口座へ振り込まれる額
年収: 1年間の総支給額(月収×12ヶ月分 + ボーナスなど)
なお、求人票に記載されるのは「基本給」か「月給」であることが多いようです。その場合、実際に手元に入る「手取り額」とは金額が異なります。額面給与と手取り給与の違いを理解していないと、「思っていたより給料が少ない」と困惑する可能性があるので注意しましょう。
就職・転職活動時の求人探しにおける3つのポイント
就職・転職活動時における求人探しでは、以下の3つのポイントを押さえておくのがコツです。
1.希望給与額を聞かれときは「月収」を答える
面接で「月の給与はいくらくらいを希望しますか?」と聞かれたら、月の総支給額である「月収」を答えるのが一般的。基本給に手当や残業代、交通費、インセンティブなどすべてを含めた金額を伝えましょう。間違って「手取り額」の希望を伝えてしまうと、面接官とのあいだに認識のズレが生じ、希望よりも低い給与額を設定されてしまう恐れがあるので注意が必要です。
ただし、残業代やインセンティブなどの変動手当は月によって変わります。給与額にこだわりがある場合は、「残業代・インセンティブを除いて月収△△万円以上」と答えるのも一つの方法です。
2.給与だけを求人探しの条件にしない
求人探しをしていると、どうしても給与面や待遇面に目がいきがちになります。しかし、長期的にやりがいをもって働くには、業務内容や社風などが自分に合うかどうかも大切です。「給与面は希望通りだったけれど、職場環境が合わず早期離職してしまった」とならないよう、会社が求める人物像と自分の能力、価値観などを照らし合わせてミスマッチを防ぎましょう。自分の適性に合う仕事の探し方については、以下のコラムも参考にしてみてください。
3.エージェントでプロの意見を聞く
就職・転職活動をするときは、視野を広くもつのも大切なポイントです。しかし、1人で求職活動をしているうちに、「自分に合う企業が分からない」「求人のどこに注目して探すべき?」と求人探しにつまづいてしまう人も少なくありません。そんなときは、1人で悩むのではなく、就職・転職のプロに相談してみるのがおすすめです。就職・転職エージェントなら、プロのアドバイザーが求職活動の疑問や不満を解消してくれるでしょう。
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