辞めるつもりで就職して大丈夫?辞めても良い場合や転職活動の進め方を解説

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この記事のまとめ

  • 辞めるつもりで就職する考え方は、転職が当たり前の現代では一般的になりつつある
  • 辞めるつもりで就職して問題ない理由は、ストレスや我慢が体調を崩す可能性があるため
  • 人間関係や激務な仕事内容で苦しむのならば、仕事を辞めても良い
  • 転職を行う場合は、新卒時の就職活動とは異なることを理解しよう

新卒入社した会社で働き続けることが当然だと考える方も多いでしょう。しかし、昨今では「転職」が当たり前の社会になっています。そのため、就職をする段階から「嫌なことや理不尽なことがあれば辞める」というつもりで就職する気持ちで臨むことも1つの考え方です。
このコラムでは、新卒入社した会社を辞めた理由や転職市場における「第二新卒」の価値を解説します。転職活動の進め方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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就職後すぐに仕事を辞めて良い場合もある

現代は終身雇用制度も薄れつつあるため、1つの仕事を一生続けるという時代ではありません。ストレスや我慢を感じながらも、1つの仕事を継続する必要はなく、仕事で耐え難いことが続いていたり辛い環境下に置かれていたりする場合は、新卒で入社した会社であっても辞めて別の道へ進む選択肢をおすすめします。

ここでは、就職後すぐに会社を辞めても良い3つの理由についてまとめました。

1.終身雇用は崩壊してきている

昨今の日本において、終身雇用の時代は終わりを迎えています。長きにわたり、大学を卒業し、新卒で入社をした会社で定年退職まで働くという考えが正しいとされてきました。

しかし、時代の移り変わりによって、「自分に合う労働環境を選べる」という考え方に大きく変化したのです。そのため、「新たに自分のやりたい仕事ができた」「今よりも良い労働環境で働きたい」など、さまざまな理由から転職をすることが当たり前の時代になったといえるでしょう。
経験とスキルを得た人材を確保できるとして、転職希望者の受け入れを積極的に行っている企業も多いようです

2.転職回数は多すぎなければ問題ない

先述したように、転職が当たり前の時代に変化しています。しかし、あまりにも転職回数が多いと、応募書類を見た企業側から「入社しても、すぐに退職するのでは?」「不満などをすぐに口に出してしまい、職場の雰囲気が悪くなるのではないのか」という印象を受ける恐れもあるでしょう。

そうなると、書類選考の段階で落ちてしまう可能性も。転職を何度も繰り返していることが伝わると、企業側にもマイナスのイメージを持たれてしまいます。もし転職回数が多い場合は、相手に不信感を与えないよう、履歴書に根拠のある具体的な退職理由を記入するのがおすすめです

仕事を辞めることは「甘え」だという人もいます。しかし、仕事を辞める判断が正しいのかどうかは、自分で決めれば良いのです。詳しくは「仕事を辞めたいのは甘え?辞めるべきかどうかの判断基準を解説」のコラムをご覧ください。

3.不景気でも就職先や転職先はある

転職を受け入れる企業は、景気に左右されることなく存在し続けます。そのため、転職先がまったくなくなるということはありません。また、近年では働き方が多様化してきており、フリーランスで働く方も多いようです。近年のインターネットの普及と定着によって、世界中どこにいてもインターネット環境さえあれば働けるようになっています。

そのため、企業の転職先が見つからなくても、フリーランスとして働く選択肢があります。また、完全リモートワークの企業も増えているので、居住地から遠い企業に転職し、リモートワークで働くことも検討できるでしょう。

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新卒入社した会社を辞めた理由

「新卒」とはその年に学校を卒業する人を指す言葉。多くの日本企業は「新卒採用」で学生を募集し、採用後は将来企業の中核を担う人材に育てるため、一から教育していきます。学生にとっては、社会人経験のない状態で会社に就職できる機会です。そして、新卒として就職活動をできるチャンスは基本的に人生で一度きり。

このような背景も相まって、新卒入社した会社を辞めるのには大変な覚悟がいるものですが、新卒入社した企業を比較的早い段階で退職する人がいるのも事実です。

企業とのミスマッチ

新卒入社した人が転職を考える理由として多いのが、就職先の企業とのミスマッチです。
新卒採用では企業による説明会やセミナーが数多く開催され、学生たちは人事担当者を通して会社の風土や仕事内容について知っていきます。

しかし、残念なことに、実際に入社してみると当初説明された仕事ができなかった、イメージしていた職場風土と違ったという事態が少なからず起こるようです。入社後に会社のビジョンと自分の考え方のズレに気付き、職場を去る人もいます。

職場環境の悪さ

人によっては、長く働くつもりで就職した会社の職場環境が悪かったという例も多いようです。たとえば、あまりにも残業が多く疲れてしまったり、人間関係に悩んだりして退職の決意をする人も。

一生懸命就職活動をして内定を手に入れた会社でも、その職場でやりたいことができなかったり、心身の限界を感じたりする場合は、仕事を長く続けるのが難しくなるのでしょう。

仕事を辞めることは、逃げではありません。退職するかどうかで悩んでいる方は、「仕事を辞めることしか考えられない!退職を伝える際の言い方やマナーを解説」もぜひ参考にしてください。

辞めるつもりで就職するメリット

ここでは、仕事を辞めるつもりで就職をするメリットについて紹介します。自分の状況を整理して判断をするようにしましょう。

仕事で理不尽なことや不満を抱えてもすぐに転職できる

仕事をするうえで、自分にとって不快な出来事も多くあるでしょう。初めから早い段階で仕事を辞めるつもりで就職していれば、理不尽なことや不満が起きた段階で迷わず離職を選べます

仕事は楽しいことばかりではなく、時には我慢も必要です。しかし、それが長く続くようならば、自分の居場所として合っているのかを見つめ直すことが重要であるといえます。

会社への依存度が減り個人で稼ぐ意識が芽生える

「いつでも仕事を辞められる」という気持ちでいると、会社への依存度が低い状態を保てます。会社のために働くよりも、自分のために働きたいという気持ちが大きくなっているのならば、転職して正当な評価を得られる環境に身を移すことを考えてもよいでしょう。

仕事は自分のためでもあり、会社を発展させるために行うものでもあります。しかし、会社のために自分を押し殺して、働くモチベーションを失うことも少なくありません。自分の人生を有意義なものにするためにも、新たな道を選択するのも1つの手段でしょう。

新卒入社後すぐに仕事を辞めてもいいケース

仕事を辞める人は少なくありませんし、辞めてから成功した人も多いもの。しかし、「辞めたい」と思ったからといってすぐに辞めていいわけではありません。
まずは、自分が辞めてもいいのか、下記の項目についてチェックしてみましょう。

・激務や残業が続き、心身ともに疲れを感じる
・問題点を改善する努力をした
・辞めたい理由がはっきりしていて、次のビジョンが明確
・転職先が決まっている

体力的、精神的に辛い場合は、退職することをおすすめします。転職活動をするにもパワーが必要ですから、限界が近づく前に決断した方が前向きな気持ちで行動でき、転職の結果にも良い影響があるでしょう。

また、問題点を改善する努力をしても自分の力の及ばないところに原因があるのなら、転職に切り替えたほうが賢明です。自分にとって価値ある時間を過ごすためにも、現実的な視点で判断するようにしてください。

転職に対して明確なビジョンがある場合も、退職した方がキャリア形成のうえでも納得のいく結果に。転職先が既に決まっているのであれば、早めに退職手続きを進めるようにしましょう。

新卒後すぐに辞めないほうがいい場合もある

新卒で仕事をすぐに辞めて問題ない場合がある一方、もう少し自分の中で整理してから決断したほうが良いこともあります。
下記を参考に、自分の退職理由に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

・なんとなく嫌で辞めたい
・研修など、一時的な不満が原因
・労働条件など、今後改善される見込みがあることが原因
・他の会社と比べて悪いところが気になっている

基本的に、日本ではまだ転職回数が少なく、勤続年数が長い人材が重宝される傾向にあります。そのため、退職する選択が頭によぎったら、具体的に何が原因で改善の見込みがないのかを考えてみたほうが良いでしょう。

具体的に仕事を辞めたい理由が分からなければ、転職活動時も「転職の軸」や「目指すビジョン」が分からず、転職してもまた同じように仕事を辞めたくなる可能性が。早期の離職や転職を繰り返さないためにも、よく考えてから退職を決断することが重要です。

また、仕事を辞めたい理由が一時的な場合も注意が必要。特に新卒入社後はやりたい仕事を行えることは少ないため、「△△が出来ないなら辞める」と思う方も多いようです。しかし、働き続けて経験を積むことで、将来的に希望する仕事を担当できることも。給与についても同様で、若いうちは少ないと感じても、経験や実績を重ねることで昇給すると考えられます。

しかし、自分の希望する働き方が叶えられる見込みがなかったり、心身ともに疲れを感じたりする場合は早期に行動することで、軌道修正することも必要となります。
転職をする場合のタイミングについては、「仕事が合わないから辞めたい!対処法や転職時に退職理由を伝えるコツを解説」も参考にしてください。

転職市場における第二新卒の価値

社会人経験が浅い状態で会社を辞めることには、一見すると大きなリスクがあります。なぜなら今後の伸びしろが期待される新卒採用と違い、中途採用では今までのキャリアが評価の対象となるからです。

ただし、新卒入社後3年以内であれば「第二新卒」としてアピールできることも。「経験やスキルがない自分を採ってくれる企業なんてあるの?」と不安を抱えている方は「第二新卒」の可能性について知っておきましょう。

第二新卒とは、新卒として入社した会社を数年以内に辞めた人材を指す言葉。最近では、中途採用とは別に第二新卒を積極採用する企業が増えています。

企業からすると、第二新卒は最初に就職した会社で社会人としての基本マナーを学んでいるため、教育コストを抑えられるというのが大きな魅力。また、多くの企業では、前職に就いていた期間が短い第二新卒を、前の会社の色に染まっていない柔軟な人材として歓迎しています。

このような事情から、経験やスキルが問われる中途採用と比べ、第二新卒の採用では、入社意欲やポテンシャルが評価の対象になる傾向があるのです。第二新卒と呼ばれる年齢のうちに転職活動をすれば、正社員経験が浅くても、チャンスを掴める可能性があります。

第二新卒については「第二新卒の就活は厳しい?面接対策のやり方や成功させるコツを解説」のコラムも参考にしてください。

就職活動とは勝手が違う?転職活動の始め方

初めて転職する人が気をつけたいのが、学生時代の就活と同じように転職活動を進めないことです。転職活動では、学校の指導や大規模な企業説明会がある新卒時の就活とは違って、自分から積極的に行動して情報収集する必要があります。

就職活動での失敗を活かすためには、自己分析を重ねるとともに、志望する業界・職種の知識を蓄える必要があります。たとえば、企業研究の不足で入社後にミスマッチが発覚したという人は、転職活動では面接中の質問で応募先の職場について理解を深め、再びミスマッチを原因に転職するという失敗を防ぎましょう。

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