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上京に必要な貯金は?引っ越し費用の目安や貯金なしで就職する方法も紹介
更新日
あまり貯金がなくても、上京して東京で就職できますか?
就職して上京したいけど、貯金がありません。東京で生活するには、どれくらいのお金が必要ですか?部屋の探し方や引っ越しの進め方もわかりません。
就職して上京することに対して、色々とわからないことが多く不安なようですね。 実家暮らしから上京する場合の必要経費、節約法をアドバイスします! ぜひ、参考にしてくださいね。
就活アドバイザーに詳しく聞いてみました!
上京するにあたってどのくらいの貯金が必要か知りたい方もいるでしょう。上京する際の個人の事情によって必要な金額が変わってくるため、自分には何の費用が必要になりそうか考えることが大事です。上京するのに最低限必要な費用や、状況別に必要になる費用を紹介するとともに、貯金なしで上京する方法も併せて解説。就職のために上京を考えている方はご一読ください。
上京して就職するのに貯金はどのくらい必要?
上京して就職するためには、ある程度まとまったお金が必要です。状況によるものの、50万円~100万円ほどあれば問題ないでしょう。以下、上京に必要な費用と場合に応じて必要になる費用をご紹介します。
上京に必要な5つの費用
上京する際に最低限必要な費用には、引っ越し費用や家電購入費用など次の5つが挙げられるでしょう。以下、それぞれ解説します。
1.引っ越し費用
引っ越し費用は自分の荷物を持って行くのに必要なお金です。いくら必要になるかは在住地域や荷物の量などによって異なります。また、業者によっても異なるので数社の見積もりを通じて引っ越し費用をいかに節約するかがポイントとなるでしょう。
2.家具や家電の購入費用
親元を離れて一人暮らしをする場合には、家具や家電の購入費用が必要。最低限の家電がないと生活に不便が生じるからです。よって、ある程度の購入費用は考えておくべきでしょう。中古で購入したり、知人から不要になったものを譲ってもらったりするのもおすすめです。
3.賃貸契約する物件の敷金や礼金
引っ越しの際には新居の敷金や礼金といった費用がかかるのもポイントです。物件により異なりますが、一般的に敷金や礼金はそれぞれ家賃の一か月分といわれています。よって、初月の家賃と合わせて3カ月分の費用を用意しておくのが望ましいです。
また、物件によっては不動産会社への仲介手数料がかかります。賃貸の場合の仲介手数料は、賃料の1カ月分であるのが一般的です。また、時期によっては不動産会社が仲介手数料が無料になるキャンペーンを行っているので、積極的に利用するのも良いでしょう。
前家賃が必要なこともある
初期費用の一部として、翌月分の家賃を請求されることもあります。「前家賃」ともいい、オーナーの収入確保のために請求されるものです。翌月分の前払いとなるので次の月に家賃を払う必要はありませんが、最初にかかる費用として大きい金額となるのであらかじめ想定しておきましょう。
4.最初の月の生活費
上京後の生活に困ることのないよう、最低でも初月分の生活費は用意しておきましょう。上京してすぐに働き始められても給料は一般的に翌月の支払いになるからです。よって、あらかじめかかる生活費を想定しておくと良いでしょう。
5.入社した職場までの交通費や定期代
就職先が決まっている場合は、職場までの交通費や定期代も想定しておくのが大事。入社してすぐに交通費が支給されるとは限らないためです。交通費は想定よりかかることが多いので、あらかじめひと月の費用を計算しておくと良いでしょう。
場合に応じて必要になる費用
最低限必要な費用にくわえて、次のような費用が必要になる場合があるので押さえておくと良いでしょう。以下、それぞれ説明します。
上京する際の交通費
在住地域によっては、上京する際の交通費を想定しておく必要があります。遠い地方の場合は交通手段によっても大きく金額が変わってくるからです。あらかじめどの交通手段を使うかを想定しておくと良いでしょう。
数カ月分の生活費
就職先がまだ決まっていない場合は、就職活動を想定して数カ月分の生活費を用意しておくと安心。上京してすぐアルバイトを決めたとしても、最初の給料日まではバイト代が入らないためです。また、すぐに仕事が決まるとは限らず就職活動が長引くことも。よって、できれば当面の生活費を準備しておくのが望ましいでしょう。
地方から上京して就職を考えている方は「地方出身者が上京して就職する際のポイントをご紹介」のコラムもご覧ください。
いくら貯金すればいい?上京に必要な予算を試算する方法
家賃の予算など上京に必要な予算を試算する方法は、以下のとおりです。
部屋の予算の出し方
家賃は、一般的に月収の1/3以下に収めるのが理想的とされています。自分の収入に見合った無理のない金額を設定しましょう。仕事が決まっている場合には臨時収入や昇給はあてにせず月収を基準に考えると、ゆとりのある生活ができます。
車やバイクを所有している、または所有する予定があるなら駐車場の有無と駐車料金も頭に入れておきましょう。
1.部屋の条件を考える
自分のライフスタイルに合ったこだわりを整理しておくと、部屋選びで悩まずに済みます。
例えば、衣服が多いので収納が多めの部屋というように、条件を書き出しておくと良いでしょう。
2.住む地域を考える
住む地域は、勤務先へのアクセスにくわえて住みやすさを考慮することが必要です。周辺の環境も視野に入れて考えると良いでしょう。
自分が主に利用する店舗や生活に必要な店舗の情報を収集しておくと役に立ちます。
住居の初期費用の考え方
引っ越しで一番費用がかかるのは不動産会社で物件を契約する際です。一人暮らしで賃貸物件を借りるには一般的に下記のような費用が必要となるでしょう。
以下、家賃7万円の部屋を借りると想定した場合の金額を算出してみました。
項目 | 金額 |
---|---|
敷金1ヶ月分 | 70,000円 |
礼金1ヶ月分 | 70,000円 |
初月分家賃 | 70,000円 |
仲介手数料 | 70,000円 |
火災保険 | 20,000円 |
鍵交換料 | 20,000円 |
合計 | 320,000円 |
上記では敷金も礼金も1ヶ月分ですが、物件によっては2~3ヶ月分がかかることも。なお、火災保険は法律上は義務ではありませんが、多くの場合は加入を求められます。鍵交換についても義務ではないものの、前入居者と同じ鍵を使用するのは防犯上とても危険。必ず実施しましょう。
さらに、上記にくわえ家賃保証会社の利用が必須である場合や敷金がない代わりにクリーニング料を請求される場合も。物件ごとに初期費用は異なるので、家賃だけで判断せず借りた場合に初期費用がどれくらい必要になるのか詳しく聞いてから判断しましょう。
上京して就職することのメリットや事前準備に関しては「東京で就職するメリットは?準備には何が必要?」のコラムが参考になるでしょう。
住んでいた物件を退去する場合に必要な費用
これまで住んでいた賃貸物件を退去する場合には、次のような費用も発生します。以下、それぞれ確認しておきましょう。
ハウスクリーニング費用
場合によっては、ハウスクリーニング費用が必要になることがあります。通常、賃貸物件を退去する場合の清掃費用は敷金で賄われますが、汚れがひどい場合や破損があった場合など敷金で足りない分は追加で請求されます。できるだけ追加で請求されないよう、普段から自分で綺麗に保つように心がけましょう。
不用品の処分費用
不用品が多い場合には、業者に引き取ってもらうための費用が発生することも。また、自分で処分する際にも、有料ゴミ袋代が思ったよりかかってしまう場合があるでしょう。普段から不用品はこまめに処分するなど、引っ越しの際に大きな負担にならないよう気をつけておくのをおすすめします。
賃貸契約違約金
「賃貸物件を退去する場合は退去日の1カ月前に予告する」という契約がある場合、1カ月前を過ぎて退去を申し入れると違約金が発生します。できれば一カ月前には退去の申し入れができるよう、引っ越しまでのスケジューリングは余裕を持って行いましょう。
すぐに上京したい場合に必要な貯金額
すぐにでも上京したいという場合には、最低でも100万円以上の貯金があるのが望ましいようです。想定される内訳には賃貸契約の初期費用や当面の生活費、ケガや病気など不測の事態に備えたお金などが挙げられます。おおよその内訳の例としては初期費用が約40万円で家具家電購入費用が10万円、残りの50万円が当面の生活費といったように想定されるでしょう。
しかし、かかる費用は場合によって異なるため自分自身の見積もりを考えておくのが大事です。先に挙げた例を使用するなら「家具家電の購入が不要なのでその分を予備費に充てる」といったように自分なりの内訳を考えてみてください。
一人暮らしに必要な費用については「一人暮らしの生活費をシミュレーションしよう!家賃の決め方や節約術も紹介」のコラムで詳しく解説しています。
貯金がなくても上京するための7つの方法
貯金がなくても上京したい人は、上京支援サービスを利用したり物件の初期費用をできるだけ抑えたりする工夫が必要です。以下、主な工夫をご紹介します。
1.上京支援サービスの利用
上京支援サービスを利用して上京するのも一つの手です。上京支援サービスとは地方から東京に就職したい人をサポートするサービスのこと。条件を満たせば交通費や宿泊費、引っ越し費用を負担してくれるのも魅力です。しかし、上京支援サービスは東京の企業に人材紹介するのが目的のため、紹介された企業に就職する必要があります。よって、ただ上京したいだけの場合は利用できないため注意しましょう。
2.ゲストハウスやシェアハウスの利用
ゲストハウスやシェアハウスの利用も費用を抑えられます。引っ越し先を決めずに上京し、ゲストハウスに泊まりながら就活や物件探しをするのも良い方法です。良い物件が見つかったらすぐに引っ越せるので、早めに決められるのであれば楽といえるでしょう。
3.知人や親戚の家に居候する
都内近郊に住む知人や親戚の家に頼んで居候させてもらう方法もあります。あまり長くいることはできないでしょうが、宿泊費はかからないのでお金がなくても上京する場合には有効です。迷惑をかけないよう、できるだけ就職先や賃貸物件を早めに決められるようにしましょう。
4.寮に入れる仕事に就く
住み込みや寮に入れる仕事を選ぶのも住む場所の心配をしなくて良いので有効といえるでしょう。寮がある仕事は運送業や軽工業、サービス業などに多いようです。敷金や礼金といった賃貸契約に伴う出費がないので経済的に助かります。
5.物件の初期費用をできるだけ抑える
賃貸物件を借りる際に、初期費用をできるだけ抑えるよう意識するのも良いでしょう。礼金不要の物件を選んだり仲介手数料無料のキャンペーンを利用したりといくつかの方法があります。不動産業者をいくつか周ってみて話を聞いてみるのがおすすめです。
6.安く賃貸契約できる時期を狙う
安く賃貸契約できる時期を狙うのも有効です。物件の契約にかかる費用は時期によって変動するからです。年度末などの引っ越しシーズンに高くなる傾向があり、逆に引っ越しする人が少ない時期には安くなります。特に上京する時期にこだわりがないなら、安い時期を狙って引っ越しすると良いでしょう。
安い物件が出回る時期
一般的に、引っ越しのハイシーズンである4月を超えると、敷金礼金が下がったり、家賃そのものが下がったりする物件が出回るといわれています。9月からは、転勤が多くなる時期となるため、安い物件を探すなら4月から8月がおすすめです。
7.引っ越し業者に払う費用を抑える
引っ越し業者に払う費用をできるだけ抑えるのも大事な点です。複数の業者に見積もりを取ってもらい、良い条件のところを選ぶと良いでしょう。しかし、安さだけで選ぶと業者の人数が少なすぎたり家具や家電の破損防止が甘かったりするので、内容はよく確認してください。
時間指定をしないのもひとつの方法
ほとんどの場合、引っ越しは午前中・午後など時間を指定して行います。しかし、費用を抑えたければ時間指定は行わない「フリー便」を活用しましょう。フリー便とは、日程だけ決めて時間は前日や当日にならないと分からない、というプランのこと。急いでいたり、特定の日時でないと引っ越しができなかったりという上京でなければ、活用を検討してみてください。
仕事を見つける前に上京することはできる?
結論からいうと仕事を見つける前に上京することは可能ですが、ややリスクが高い方法といえるでしょう。ここでは、仕事を見つける前に上京した際に想定されることと上京後に就職先を探す方法をご紹介します。
上京はできるが生活が不安定になるリスクが高い
仕事を見つける前に上京すると、そのあとに就職活動や物件探しを行う必要があるので非常に忙しくなるでしょう。また、いつ仕事が決まるのか分からないので生活が不安定になりやすく、お金が底をついて困ってしまう状況になる可能性も。もし上京してから仕事を探すのであれば、十分な蓄えを備えてからのほうが安心です。
上京してから就職先を探す方法
上京して就職先を探すには求人誌や就職サイトをチェックするほかに、就職支援サービスを利用するのもおすすめです。就職支援サービスでは応募者に対してカウンセリングを行い、希望や条件に合った求人を紹介してくれます。
幅広い求人紹介と手厚いサービスを受けたいなら、民間企業の就職支援サービスである就職エージェントがおすすめ。東京には就職エージェントが多いため、自分に合ったサービスを選べば内定までの道のりがスムーズになるでしょう。
上京後に就職エージェントを利用する際の注意点
上京後に就職エージェントを利用する際には、自分に合ったサービスを選ぶのが大事。東京には就職エージェントが多数ありますが、それぞれ支援対象や扱う業界に違いがあるからです。少しでも早く就職を決めて安定した生活を送るためにも、やみくもに利用するのではなく自分の立場や希望業界を考えたうえで選びましょう。
上京して就職先を探したいと考えている方は、20代向け就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブはスキルや経験に自信のない方に向け、ポテンシャルや人柄を重視した企業の求人をご紹介しています。東京で初めて就職する方にも専任の就活アドバイザーが丁寧にアドバイスをいたしますので安心です。ご登録、ご利用は無料なのも嬉しいポイント。どうぞお気軽にお問い合わせください。
上京して就職するのに必要な貯金に関するQ&A
上京して就職するのにいくら貯金が必要なのか知りたい方に向け、よくある質問と回答をご紹介します。
上京して就職するのに貯金はどのくらい必要?
就職活動のタイミングによって変わりますが、上京してから就職活動をするなら数か月分の生活費は確保したいところです。よって、最低でも100万円以上は必要になるでしょう。上京に必要な準備については「東京で就職したい!メリットは?新卒で上京するべき?後悔しない選択を」のコラムをご覧ください。
貯金がなくても上京できる?
貯金なしでも上京はできますが、その後の生活は厳しいものになるでしょう。就職先が決まっているならすぐに働けますが、決まっていない場合は就職活動をしながらアルバイトでお金を稼ぐことになるからです。できれば貯金を貯めてから上京するか、親戚や知人の家に居候させてもらうなど極力お金のかからない方法を取るなどの対策を取るべきでしょう。就活に必要な貯金については「就活には10万円以上かかる?今から始めよう就活貯金!」のコラムを参考にしてください。
貯金がなくても上京するには?
貯金がなくても上京したいのであれば、住み込みや寮付きの仕事を探すのをおすすめします。賃貸物件の初期費用がかからないため、そのぶんのまとまったお金を用意する必要がなくなるからです。主に引っ越しや賃貸契約などでお金が必要になるため、住居面で心配のないようにしておくのが良いでしょう。住み込みや寮付きの仕事に興味のある方は「住み込みの仕事はきつい?おすすめの職種や選ぶときのポイントを解説!」のコラムもご参照ください。
上京してから仕事を探すことは可能?
上京してから仕事を探すことはできますが、その際には就職支援サービスの利用をおすすめします。なぜなら、就職活動と新生活で忙しくなり選考対策がおろそかになりがちだからです。就職支援サービスでは就活アドバイザーが全面的にバックアップしてくれるので、選考対策に専念できるのが魅力。20代向け就職支援サービスのハタラクティブでは経験豊富な就活アドバイザーが就職活動を手厚くサポートしていますので、一度ご相談ください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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