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転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢い活用方のコツ
更新日

この記事のまとめ
- 転職エージェントは、求人紹介や選考対策などの転職支援サービスを提供している民間企業
- 転職エージェントの使い方次第で転職成功の可能性を高められる
- 転職エージェントの賢い使い方は、受け身にならず積極的にサービスを利用すること
- 自分に合った求人やサポートがある転職エージェントに登録することが大切
- 転職活動を効率的に進めるために、複数のエージェントに登録するのも賢い使い方
転職エージェントの賢い使い方について気になる方もいるでしょう。転職エージェントを効率的に使うには、すべてをアドバイザーに任せず自分から主体的に行動することが重要です。
このコラムでは、転職エージェントの基本的な利用方法やサービス内容を紹介します。賢く使うために役立つ情報や、自分に合った転職エージェントの見つけ方も解説。転職エージェントを利用するメリットを知り、転職活動を成功させましょう。
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転職エージェントの使い方の基本的な流れ
転職エージェントとは、転職を考えている求職者と人材を探している企業の橋渡しをするサービスです。転職エージェントでは求人紹介だけでなく、カウンセリングや面接対策、応募書類作成のサポートなど、さまざまな転職支援サービスを受けられます。
とはいえ、「便利そうだけど、使い方が分からない」という方もいるでしょう。ここでは転職エージェントの使い方の基本的な流れをご紹介するので、初めて転職エージェントを利用する方は参考にしてみてください。
転職エージェントの使い方の基本的な流れ
1.転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録するには、エージェントのWebサイト内で会員登録フォームから必要な情報を送信します。登録手続きが完了したら、電話やメールでエージェントから折り返しの連絡が来るのを待ちましょう。
登録手続きは転職エージェントによって異なる場合があるので、詳細は各エージェントのWebサイトで確認してみてください。
転職エージェントには総合型と特化型がある
転職エージェントには「総合型」と「特化型」の二種類があります。「総合型」とは、業界や職種を限定せず、まんべんなく取り扱っているタイプのこと。保有する求人数の多さから、中小企業から大企業まで幅広い企業の求人と出会えるため、「業界・職種を問わず求人を比較検討したい」「未経験分野も含めて選択肢を広げたい」という方におすすめです。
一方、「特化型」とは、特定の業界や職種の求人を専門に扱っているエージェントを指します。扱う業界・職種の求人情報のみを紹介してもらえるほか、特定の分野に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているのが特徴です。「××職でキャリアを極めたい」「目指す仕事の方向性が定まっている」という方に使いやすいといえるでしょう。
2.キャリアアドバイザーと面談をする
登録が完了したら、キャリアアドバイザーとの面談を行います。面談では、働き方の希望や現職における悩み、将来のキャリアプランなどを話し、アドバイスを受けながら転職の方向性を決めることが可能です。
面談は基本的にキャリアアドバイザーと一対一で行います。また、対面や電話、オンラインなど、さまざまな方法を選べる転職エージェントが多いので、「現職が多忙」「遠方から応募したい」という方も安心です。
3.求人を紹介してもらう
面談後は、ヒアリングした希望や条件に基づいて、求職者に適した求人案件が紹介されます。
転職エージェントは企業に直接取材しているのが一般的で、「採用したい人物像」「業界の特徴」「面接時の質問の傾向」「企業風土や社風」「従業員の雰囲気と傾向」などの情報を詳細に教えてもらうことが可能です。
4.応募先企業を決める
何件か求人を紹介されたら、キャリアアドバイザーと相談しながら応募先を決めましょう。
自分の希望とズレているように感じても、すぐに拒否するのではなく、まずはキャリアアドバイザーの意見を聞くのがおすすめ。キャリアアドバイザーはプロ目線で、「将来的に希望のキャリアを叶えられそう」などの考えがあって紹介しています。
応募をためらったらまずは相談し、紹介した意図を把握したうえでどうするか判断しましょう。
5.選考対策を行う
転職エージェントでは、選考前に担当アドバイザーと面接対策を実施します。応募先企業でよく聞かれる質問や応募書類の書き方を教えてもらえるほか、模擬面接を行い良かった点と改善点をフィードバックしてもらえることも。面接中の自分の回答や態度を改善するための貴重なアドバイスを得られるので、面接の通過率が上がるでしょう。
応募書類の使い回しはやめよう
「応募書類が用意できなかった」という場合も、別の企業用に作成した応募書類は使い回さないのが一般的です。どの企業にも共通しそうな内容だと、「就職できればどこでも良いのでは」と思われてしまいます。
企業は、働く意欲の高い人材を求めているもの。応募先ならではの特色や強み、企業理念などを盛り込み、オリジナリティのある応募書類を用意しましょう。応募書類を使い回すデメリットは、「不採用の履歴書は返却してもらえる?企業の義務や依頼方法を解説」のコラムでもまとめています。
6.内定承諾から入社準備へ進む
企業から内定をもらったら条件を確認し、承諾するかどうかを決めます。内定承諾を決めたら、入社に向けて準備を進めましょう。
内定後のやり取りは企業と応募者が直接行うのが基本ですが、転職エージェントがフォローしてくれる場合もあります。入社準備で困ったこと、企業に聞きにくいことなどがあれば、転職エージェントに相談が可能です。
また、在職中の場合は、退職のスケジュールや手続きについても担当アドバイザーに相談できます。退職に際してトラブルが発生すれば入社日にも影響するため、円満退職が叶うようアドバイスをもらいましょう。
「エージェント経由で応募=内定確定」というわけではない
転職エージェント経由で応募しても、選考を突破できない可能性はあります。企業は選考の過程で複数の応募者を比較するため、仮にスキルや経験が要件を満たしていたとしても、より適した候補者がいれば採用に至らない場合も。
また、企業側の事情で採用人数が減ったり、予定していたポジションがなくなったりすることもあります。転職エージェントを利用せずに応募した場合と比べて選考通過率は高い傾向にあるものの、不採用もあり得る点は覚えておきましょう。転職エージェントの賢い使い方
転職エージェントの賢い使い方の一つは、「面談前に自分でできる準備をすること」です。受け身の姿勢で転職エージェントを利用すると、言われるがままに応募する流れになってしまいます。ある程度の事前準備をしておけば、自分の希望や情報をキャリアアドバイザーに伝えられるので、効率的に選考対策を行えるでしょう。
転職エージェントの賢い使い方
1.登録する際のポイント
転職エージェントに登録する際は、提供されるサービスの内容に注目しましょう。また、最初から一つの転職エージェントに絞るより、複数のエージェントに登録して比較するのがおすすめです。
サービスによって利用対象者が異なる
転職エージェントは、転職を希望する人なら誰でも利用できるサービスです。しかし前述のとおり、特定の業界に特化していたり、一定の年齢層をターゲットにしていたりするエージェントもあるので、登録する際は注意する必要があります。
たとえば、20代向けのエージェントに40代の求職者が登録してもマッチングする求人が見つかりにくいため、利用を続けるか問われる可能性があるでしょう。転職エージェントを使うときは、自分の状況や希望に沿ったサービスを選ぶことが大切です。
複数の転職エージェントに登録する
転職活動を効率的に進めるには、複数の転職エージェントに登録するのもおすすめです。複数登録しておくことで、多様なアドバイスを受ける機会に恵まれ、視野が広がりやすいでしょう。また、幅広いジャンルの求人と出会えたり、異なる選考対策を受けられたりするのもメリットです。
複数の転職エージェントを併用する際は、スケジュールの不都合を生じさせないためにも、他社のサービスを利用している旨をキャリアアドバイザーに伝えましょう。そのほか、個人的に応募している企業がある場合も、選考状況や志望度を伝えておくのが大切です。
2.面談で希望を伝えるコツ
転職エージェントの面談で希望を伝える際は、自分の意見をしっかりと伝えるのが重要です。また、スキルや職歴を正直に伝えて、困っていること、悩んでいることを理解してもらうのが転職成功の近道といえます。
希望条件をまとめる
転職エージェントとの面談前に最低限考えておくべき項目は、以下の4つです。
- ・転職(就職)時期
- ・希望の業界や職種
- ・残業時間や福利厚生などの条件
- ・興味がある企業
自分が希望する転職時期や職種、働き方などを伝えられるように準備しておきましょう。また、自分が興味をもった企業に関する質問も用意しておくと、有益な情報を得やすくなります。
受け身にならず希望を伝える
転職エージェントとの面談では、受け身にならず希望や現状をはっきりと伝えることを意識しましょう。「転職して何がしたいのか」「どのような企業や働き方を希望するのか」といった内容を明確にしておくのがおすすめです。
転職に対するスピード感によってサポート内容が変わる場合もあるため、正直に希望を伝えないと「すぐに転職するつもりはないのに応募を急かされる」といったことも起こり得ます。
転職意欲の高さを伝えるのが転職成功のカギ
転職エージェントを利用した転職活動では、キャリアアドバイザーに就業意欲の高さを伝えるのがポイントです。キャリアアドバイザーの役割は、求職者と企業を結び付けること。意欲の高さがキャリアアドバイザーに伝われば、スピード感のある対応をしてもらいやすくなります。スキルや職歴については正直に伝える
「条件の良い求人を紹介してほしい」という気持ちがあっても、転職エージェントの面談でスキルや職歴に関する嘘や誇張は避けましょう。嘘が発覚すると信用を失うだけでなく、万が一転職できたとしても仕事についていけず後悔してしまう恐れがあります。自分の希望や適性にぴったりの仕事に出会うためにも、ありのままの自分について伝えましょう。
転職の希望時期はできるだけ早い日程を答える
転職エージェントに転職の時期を尋ねられた際は、できるだけ早い日程を答えましょう。早めに転職したい旨を伝えることで、エージェントからのサポートを積極的に受けられる可能性が高まります。
とはいえ、現在の職場の状況や引き継ぎの必要性を考慮しつつ、現実的なスケジュールを設定することも大切です。自分の希望と状況を踏まえたうえで、エージェントとしっかりコミュニケーションを取りながら転職活動を進めていきましょう。
転職エージェントを使うか迷っている方は、「転職エージェントは使わない方がいい?利用のメリットや使い方を解説!」の内容も参考に考えてみましょう。
3.選考対策で心がけること
転職エージェントの選考対策で大事なのは、現状を踏まえてどのような転職がしたいのかを明確にすることです。将来を見据えたポジティブな話し合いをするには、「自分が求めていること」「希望する働き方」などを伝えるよう意識してみてください。
転職目的を明確にする
転職エージェントを利用する前に、明確な転職目的を伝えられるようにしておきましょう。「なんとなく職場を変えたい」「とりあえず転職したい」などの曖昧な理由ではなく、スキルアップやキャリアアップ、働く環境の見直しなどできるだけ具体的に説明できることが大切です。
転職の目的を明示できれば、要望に沿った適切な求人情報を提供してもらいやすくなるでしょう。
転職目的が定まっていない方は、「転職の目的がないと成功しない?明確化したほうがいい理由と整理する方法」のコラムを参考にしてみてください。
転職に関して悩んでいることを書き出しておく
転職に関する悩みや疑問があれば、メモ帳やノートなどに書き出しまとめておくことも大切です。面接での答え方や履歴書の書き方、給与交渉についての悩みなど具体的な質問を用意しておくと、必要に応じた選考対策が受けられます。
難しい部分はアドバイザーと一緒に棚卸しできる
「自分の適職が分からない…」「転職したい理由が言語化できない」と悩んでいる方もいるでしょう。そのような場合は、ぜひキャリアアドバイザーにご相談ください。これまでの経験の棚卸しを一緒に行うため、客観的に適性や考えを整理できますよ。
また、仕事探しのプロであるキャリアアドバイザーに相談することで、自分自身では分からないような強みや魅力を再確認できる場合も。転職に求めるものが可視化できるだけでなく、あなたのキャリアを広げるきっかけにもなり得るので、積極的に活用してみてくださいね。
紹介された求人は断っても問題ない
転職エージェントに紹介された求人は、断っても問題ありません。転職エージェントは登録者の希望や条件に沿って求人を提案しますが、互いの認識にズレが生じる場合もあり、あまり気が向かない仕事を紹介されることもあるでしょう。転職エージェントからの紹介とはいえ、最終的な判断は自分でする必要があります。
断るときは理由を伝えよう
紹介された求人への応募を断る際は、理由を伝えるようにしてください。断った理由を明確に伝えることで、エージェントもより適切な求人を提案しやすくなります。
転職成功のためには、キャリアアドバイザーとの連携が欠かせません。認識のズレは早めに修正し、効率的に転職活動を進めましょう。4.面接前後における活用術
転職エージェントの賢い使い方の一つとして、面接前後のフォローを受けることも挙げられます。転職エージェントを活用すれば、自分では難しい情報収集や交渉などを代行してもらうことが可能です。
自信がなくても相談してみる
どうしても応募したい求人がある場合は、「自分のスキルでは無理かも…」と思っても相談してみましょう。転職エージェントは多くの求職者と企業をマッチングしてきた経験があるため、「採用されるチャンスがありそうか」を客観的に判断してくれます。
また、企業側と直接話して、「ポテンシャルがあるので面接を受けさせてもらえないか」と交渉してくれる可能性も。せっかく転職エージェントを使うなら、このような手厚いサポートを最大限に活用しましょう。
積極的に選考対策を受ける
転職エージェントは基本的に丁寧なサポートをしてくれますが、応募件数が増えてくると一社あたりの選考対策が不十分に感じることもあるでしょう。そのようなときは、自分から「職務経歴書にアドバイスが欲しい」「もう一度、模擬面接をやりたい」など、積極的にサポートを求めましょう。
面接後のフォローをしてもらう
転職エージェントは、求職者が面接で上手く伝えられなかったことを応募先企業にフォローしてくれます。面接が終わってから、「緊張で伝え忘れたことがあった」「もっとしっかりアピールしたいことがあった」というように後悔する場合も。エージェントから企業側に対し、応募者の意図や補足情報を伝えてもらえることを覚えておくと、選考後の安心感につながるでしょう。
企業からのフィードバックをもらう
たとえ不採用になってしまった場合も、企業から面接のフィードバックを受けられるのが、転職エージェントならではのポイントです。転職エージェントは、企業から選考結果だけでなく面接時の印象に関する具体的なコメントをもらい、求職者に伝えてくれます。
これにより、自分の強みや改善点を客観的に把握でき、次回の選考に向けた準備や自己成長に役立てられるでしょう。
5.内定後に条件確認を行う
無事に退職手続きが終わったら、新しい会社に入社します。入社時の服装や持ち物、自己紹介で話すことなどもキャリアアドバイザーに相談できるので、内定後も積極的に転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントのなかには、入社1ヶ月後・2ヶ月後・3ヶ月後と定期的に転職後の様子をヒアリングし、アドバイスをしてくれるところもあるようです。実際に勤務してみて条件や雰囲気にギャップを感じた場合は、担当アドバイザーに相談して条件の見直しや交渉をしてもらえます。
入社時期や条件について交渉をしてもらう
転職エージェントでは、応募先企業に対して希望年収の交渉も行います。応募者のスキルや経験、業界の相場などを考慮しながら、適切な年収を提案してくれるでしょう。エージェントは企業の給与体系や過去の交渉事例を把握しているため、現実的かつ効果的な交渉が可能です。エージェントが企業との間に入ることで、より客観的な視点から交渉を進められるでしょう。
条件交渉については、「面接で給料の話をしても良い?希望年収を聞かれたときの答え方」のコラムでも詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
転職エージェントの利用がおすすめな理由
転職エージェントの利用がおすすめな理由は、転職のプロに相談できることや、非公開求人を紹介してもらえる可能性があることです。詳しくは、以下の解説をご覧ください。
1.転職に精通したプロに相談できる
転職エージェントを利用すると、転職のノウハウを持つプロのキャリアアドバイザーに悩みを相談できます。「不採用が続いている」「面接が上手くいかない」など、転職に関する不安や疑問についてプロ視点のアドバイスをもらえるため、自分では気づかない改善点を発見できるでしょう。
転職活動に関する豊富なデータや情報がある
転職エージェントには、これまでの転職支援で蓄積されたデータや情報があります。そのため、過去の実績とデータに裏打ちされた信頼性の高いアドバイスや提案を受けられるでしょう。
エージェントが保有しているような詳細な情報やデータのなかには、1人で就活を進めるうえでは見つけられないものも。エージェントでしか得られない情報を活用して求職活動を進められるのも、利用をおすすめする理由の一つです。
2.応募書類の添削や模擬面接などの選考対策を受けられる
応募書類の添削や面接対策を受けられるのも、転職エージェントを利用するメリットの一つ。応募書類の作成に慣れていなくても、キャリアアドバイザーが選考に通過しやすい応募書類の書き方や応募先企業の特徴、記載すべきアピールポイントなどを教えてくれます。1人での選考対策に不安がある場合も、プロのアドバイスがあれば安心です。
3.業界や企業に関する情報を詳しく知れる
転職エージェントを利用すれば、希望する業界や企業に関する詳しい情報を掴めます。キャリアアドバイザーは企業と直接やり取りをしており、求人情報には載っていない業界の情勢や企業の雰囲気などを把握しているからです。「実際の職場の雰囲気」や「企業が求める人物像」など、気になることがあれば遠慮なく聞いて理解を深め、情報を上手く活用しましょう。
4.非公開求人を紹介してもらえる場合がある
転職エージェントを利用すると、一般の求人サイトでは取り扱っていない非公開求人を紹介してもらえる場合があります。非公開求人とは、一般公開している求人より条件が良かったり、まだ外部に発表できないプロジェクトのため非公開で人材募集をしたりするものです。公にすれば応募が殺到するような求人案件を紹介してもらえる可能性があるのは、大きなメリットといえます。
5.転職エージェントが扱う求人は高収入の傾向にある
転職エージェントが扱う求人案件は、ハローワークや求人サイトと比較すると高収入の傾向にあるのもメリットの一つです。
厚生労働省の「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会(資料4)」によると、転職エージェントを含む民間職業紹介事業者・ハローワーク・求人メディアのうち、最も年収帯が高いのは民間職業紹介事業者という結果が出ています。
ハローワーク | 民間職業紹介事業者 | 求人メディア | |
---|---|---|---|
最も高い年収 | 552万円 | 1,500万円 | 1,500万円 |
最も低い年収 | 218万円 | 350万円 | 200万円 |
参照:厚生労働省の「労働市場における雇用仲介の現状について(12p)」
求人メディアの年収帯は職種によって大きく差があり、低い職種だと200〜500万円、高い職種だと300〜1,500万円でした。
また、たとえば「人事」で比較すると、求人メディアは300〜700万円、民間職業紹介事業者は400〜1,100万円となっており、高収入を目指したい方には転職エージェントが向いていると考えられます。
参照元
厚生労働省
労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会
6.不採用の理由を聞いて改善策を練れる
通常の転職活動では不採用になった経緯や理由を教えてもらえない場合もありますが、エージェント経由ならその理由を確認できます。なぜなら、エージェントに対して応募者のフィードバックを行うことで、企業側の希望に合う人材を紹介してもらいやすくなるからです。そのため、応募者も確度の高い改善策を練れるでしょう。
7.日程調整や聞きにくい質問のやり取りを代行してくれる
転職エージェントでは、面接・入社日の調整や企業への質問などの連絡を代行してくれます。「在職中で提示できる日程が限られていて伝えづらい」「些細な疑問を質問して良いか迷う」という不安がある方も、担当アドバイザーに気兼ねなく相談することが可能です。
その場で解決することもあれば、アドバイザーから企業に連絡を取ってもらうことも。日程調整や質問に必要な労力・時間を選考対策に充てられるため、ストレスを軽減して転職活動に集中できるでしょう。
転職エージェントにはデメリットもある
転職エージェントを利用する際に、「アドバイザーによってサポートの質に差がある」「早期に転職する前提で話を進められる場合がある」「転職活動を自分のペースで進められないことがある」などのデメリットを感じる場合があるようです。
ただし、これらは「担当アドバイザーを変えてもらう」「最初に転職時期を明確に決めていないことを伝える」「自分自身でも企業の情報を調べ、エージェントに任せきりにしない」といった方法で解決できる可能性があります。メリットとデメリットを比較して、転職エージェントを利用するかどうかをよく考えてみましょう。転職エージェントの使い方で注意する点
転職エージェントを利用するときも、社会人として守るべき決まりやマナーを遵守しようとする姿勢が重要です。節度のない振る舞いを繰り返すとアドバイザーとの信頼関係を築けず、転職活動がスムーズにいかない恐れも。以下の注意点を確認し、気持ち良くエージェントを利用できるように意識しましょう。
忘れ物をしたり締め切りを破ったりしない
転職エージェントを利用する際は、忘れ物をしたり期限を破ったりしないことが大切です。言われたことを守れないと、アドバイザーから「転職の意欲が低いのでは」「就職後も物事にルーズなのでは」と懸念を抱かれかねません。
「面談の日時を変更したい」「現職が忙しくて書類の準備に時間が掛かる」などの事情がある場合は、なるべく早く相談するのがマナーです。ただし、予定の変更が重なると転職活動が停滞してしまう可能性もあるので、できるだけ仕事と両立できるようなスケジュール管理をしましょう。
身だしなみや振る舞いなどのマナーを守る
身だしなみやマナーもアドバイザーがチェックしているポイントの一つです。ビジネスの場にふさわしくない身だしなみや振る舞いは、アドバイザーに「企業に紹介できない」と判断されてしまう原因になり得ます。
転職エージェントとの面談はリラックスして臨んだほうが良いものの、面談は選考の前段階ととらえ、最低限のマナーは守るようにしましょう。具体的には、「髪型を整える」「清潔感を忘れない」「正しい敬語を使う」などを意識してみてください。「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムでは、マナーや身だしなみについて詳しく解説しています。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことは?
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことは、無断キャンセルです。無断キャンセルをすると、キャリアアドバイザーから「転職意欲が低い」「だらしない人」というマイナスな印象をもたれ、その後の転職活動のサポートに影響が生じる可能性があります。先述したように、予定の変更ややむを得ず欠席する必要がある場合は、できるだけすぐに電話連絡しましょう。転職エージェントを選ぶときに重視する3つのポイント
転職エージェントを選ぶ際は、「エージェントの種類が自分に合っているか」「求人数は豊富か」「相性の良いキャリアアドバイザーがいるか」を基準にしましょう。以下で、それぞれのポイントを詳しく解説しています。
転職エージェントを選ぶときに重視するポイント
- 転職エージェントの種類が自分に合っているか
- 求人を多く取り扱っているか
- 相性の良いキャリアアドバイザーがいるか
1.転職エージェントの種類が自分に合っているか
転職エージェントを選ぶ際は、サービスが自分に合っているかを確認しましょう。「転職エージェントには総合型と特化型がある」でも触れたように、扱う業界・職種や利用者層をある程度絞ることで、よりきめ細やかな選考対策を提供している転職エージェントもあります。具体的には、「医療・福祉特化型」「ミドルクラス向け」などがその例です。
自分の年齢や転職活動の方向性によって、相性の良いサービスは異なります。扱う求人の傾向やサービスの内容を事前に調べておき、求めるサポートが受けられるエージェントを厳選して活用しましょう。
2.良質な求人を多く取り扱っているか
求人案件の量だけでなく、質の良さも転職エージェントを選ぶうえで重要なポイントです。
求人数が多ければ選択肢が広がるため、案件が豊富なのはメリットといえます。しかし、優良企業の案件が少なければ、結果的に選択肢が多いとはいえないことも。実際に求人の紹介を受けてみて、条件の良い企業が少ないと感じたら、ほかの転職エージェントの利用も検討してみましょう。
また、一般では取り扱っていない優良企業の求人に出会える可能性を高めたい方は、一般公開している求人数だけでなく、非公開求人の取扱数にも着目してみてください。
キャリアアドバイザーの知識量もチェックしよう
担当のキャリアアドバイザーが、求人の内容をどのくらい理解しているかもチェックポイントです。たとえば、職場の雰囲気や業界の将来性などを具体的に説明してもらえれば、信頼できる可能性が高いといえます。求人を見て気になったことは、その場で質問すると良いでしょう。
3.相性の良いキャリアアドバイザーがいるか
転職エージェントを利用する際は、相性の良いキャリアアドバイザーがいるかどうかの判断も重要です。キャリアアドバイザーとの相性が良いと意思疎通が図りやすく、転職活動が円滑に進みやすいといえます。
ただし、相性は実際に会ったり話したりしてみないと分からないもの。複数の転職エージェントを利用しながら、自分に合ったキャリアアドバイザーを探してみましょう。
キャリアアドバイザーは変更できる
キャリアアドバイザーとの相性や関係性に不安がある場合は、担当者を変えてもらうことも可能です。転職エージェントでは求職者とアドバイザーの二人三脚で就職・転職を目指すので、担当者との相性は大切な要素といえます。相性が合わないまま転職活動を進めると、希望どおりの転職が叶わない恐れも。変更をお願いするのは失礼ではないので、我慢せず変更を申し入れましょう。
まれに、エージェント側からキャリアアドバイザーを変更されることもありますが、その場合は「求職者の希望する業界に詳しく、サポート経験が豊富な担当者」になるのが基本です。求職者側に問題があるわけではないので、気にせずサービスを利用しましょう。
転職エージェントの使い方を覚えて内定獲得を目指そう
転職エージェントは、就職・転職に関する手厚いサポートやサービスを受けられるのが大きな強みです。「初めての転職で不安」「在職中で転職活動が思うように進まない」という方は、転職エージェントを使い倒すというくらいの気持ちで積極的に活用してみましょう。
正社員の就活では転職エージェントの利用が多め
ハタラクティブの調査「若者しごと白書2024」によると、就活における就職・転職エージェントの利用率はフリーターよりも正社員のほうが高いことが分かりました。
以下の表は、学歴別の「企業探しの手段・利用サービス」の上位3位を抜粋したものです。
大卒正社員 | 高卒正社員 | 大卒フリーター | 高卒フリーター | |
---|---|---|---|---|
1位 | 求人・転職サイト(50.0%) | 求人・転職サイト(56.7%) | 求人・転職サイト(66.9%) | 求人・転職サイト(63.1%) |
2位 | 就職・転職エージェント(25.3%) | ハローワーク(18.6%) | ハローワーク(15.0%) | ハローワーク(22.9%) |
3位 | ハローワーク(8.0%) | 就職・転職エージェント(10.6%) | 就職・転職エージェント(9.5%) | 紙媒体(新聞・フリーペーパー・求人情報誌)(3.0%) |
回答者数:大卒正社員288人、高卒正社員263人、大卒フリーター326人、高卒フリーター271人
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 企業探しの手段・利用サービス【学歴別】(p.34)」
大卒正社員では4人に1人が就職・転職エージェントを利用しています。転職エージェントの手厚いサポートを利用して損はないと考え、上手な使い方を覚えて効率的に転職活動を行いましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
転職エージェントの使い方や選び方に迷っている方は、20代のフリーター・既卒・第二新卒の転職支援に特化したハタラクティブの利用をご検討ください。ハタラクティブは、未経験歓迎の求人を豊富に取り揃えているため、転職を機に新しい分野に挑戦したい方も安心です。1分程度でできる適職診断も活用できるほか、専任のキャリアアドバイザーからマンツーマンで助言してもらえるので、自分に合った仕事を多角的に探せるでしょう。
また、応募書類の添削や面接練習などの選考対策、企業とのやり取り代行なども行っています。在職中で忙しい方も総合的にフォローするので、より良い状態で本番に臨めるでしょう。サービスのご利用はすべて無料です。転職でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
転職エージェントの使い方に関するQ&A
ここでは、転職エージェントの使い方に関するお悩みをQ&A形式で解決します。転職エージェントの使い方に悩んでいる方は、参考にしてみてください。
転職エージェントの利用にお金が掛からないのはなぜ?
転職エージェントが無料であることについて、「裏事情があるのでは?」と考えてしまう人もいるでしょう。転職エージェントは契約が成立した企業から紹介料を得ているため、求職者側にお金が掛かることは基本的にありません。転職エージェントのサービス内容や使い方を詳しく知りたい方は、「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」のコラムもチェックしてみてください。
転職エージェントと転職サイトとの違いは?
キャリアアドバイザーによる支援の有無が大きな違いです。転職サイトでは全国の求人を掲載していますが、応募や企業とのやり取りは自力で行う必要があります。希望の分野が決まっている場合や、一人で転職活動を進めたい方に向いているでしょう。
転職エージェントは、求人紹介や面接練習、応募書類の添削といった選考対策を行い、企業との交渉代行などのサービスが豊富なのが特徴です。キャリアアドバイザーによる総合的なサポートを受けられます。
転職エージェントを利用したら必ず転職しなければいけない?
そのようなことはありません。転職エージェントでは「転職すべきか迷っている」という相談ができる場合もあるので、少しでも就職・転職に興味のある方は気軽に利用してみるのもおすすめです。
転職エージェントを使わないほうがいい人は?
応募先が決まっている人や、何事も自分で決めたい人は転職エージェントが必要でない可能性があります。ただし、自分で活動を進めつつ転職エージェントに登録することもできるので、早めの転職成功を目指したい方は併用するのもおすすめです。「転職エージェントは使わない方がいい?利用のメリットや使い方を解説!」のコラムでは、利用のデメリットについても解説していますので、参考にしてみてください。
正社員経験がないけど転職エージェントを使っても大丈夫?
転職エージェントには中途採用向け、フリーター向けなどさまざまな種類があります。正社員経験がない方は、未経験歓迎の求人や人柄重視の求人を多く扱っている転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
既卒や第二新卒、フリーターなどの就職・転職支援に特化したハタラクティブでは、正社員経験がない方の就職をサポートします。経歴に不安がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。