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ブラック企業かも…面接を受けるべき?特徴や質問例を把握して不安を解消!
更新日
面接に行く会社がブラック企業とネットに載っていました。どうしたら良いでしょう。
面接に行く会社の評判を確認していると、ネットにブラック企業と載っていました。
ネット上の評判や口コミについて、どこまで信じて良いのかが分かりません。もしブラック企業だったらと思うと、面接に行くのも不安です。こういうときはどうしたら良いのでしょうか?
インターネットでは匿名の書き込みをはじめとする、さまざまな意見が見つかります。
いずれも何か原因があったにせよ、ネガティブな意見を投稿する人も多いので、注意が必要です。ネット上の情報を鵜呑みにせず、実際の意見も参考にして面接に臨みましょう。
就活アドバイザーに詳しく聞いてみました!
「面接先がブラック企業かもしれない…」と考えると、不安になる方は多いでしょう。
しかし、ブラック企業だという情報の信ぴょう性を考察したり、実際に採用されて働いている人の声を聞いてみたりすると、印象が変わることもあるようです。
不安があるときこそネットの口コミだけに頼らず、実際の声に耳を傾け多角的に物事を見て、就職・転職の軸を整え面接に臨みましょう。
ブラック企業かも…?面接予定の会社は大丈夫?
誰でも匿名で気軽に意見を書き込めることから、インターネットの口コミや情報には信ぴょう性の低いものが含まれている場合もあるので、注意が必要です。
また、企業の評判に関する書き込みは退職者や関係者が行っているケースもあり、意見の偏りが見られることも。個人の事情や主観が反映されている可能性もあるため、インターネット上の口コミや評判はあまり鵜呑みにしないことが大切。
応募した面接先が「ブラック企業」と書き込みされている場合、誰かの期待に添えなかった事例の一つとも考えられます。たとえば、評価制度や給与といった待遇面が、書き込みをする人の期待を下回っていると、ネガティブな意見に繋がることが多いようです。実際に噂どおりの会社である可能性もありますが、採用後の待遇に期待し過ぎた結果、落胆が大きくなったという可能性もあるでしょう。
少ない口コミ数で企業の傾向を把握するのは特に難しい
そもそも口コミ数が少ないと、ほかに比較できる材料がなく情報が偏りがちになるため、企業の傾向を把握するのは難しいといえるでしょう。
たとえば、規模の大きな会社の場合、社員数の多さや歴史の長さ、知名度の高さに伴い、ネットの書き込みも増える傾向にあります。よほど書き込みに偏りがなければ、いろいろな立場や価値観の人が書き込んでいると考えられ、ある程度信頼がおける情報が存在する可能性も。
一方、小規模の会社は、口コミを書き込む可能性のある退職者や関係者が規模の大きな会社に対して相対的に少ない傾向のため、特定の出来事に対して書き込まれていることも少なくないようです。 この場合、会社全体の傾向は見えにくいと考えられます。
また、書き込みの時点では問題だったものの、会社や人事が対策して現状は改善されている可能性もあるでしょう。古い口コミや情報は企業の現状と乖離している場合があるため、投稿日時をチェックすることも重要です。
口コミを見て「面接先がブラック企業なのでは?」と不安になっている方は、「就活の口コミはあてにならない?ネットの情報に左右されない方法を解説!」のコラムもご覧ください。口コミサイトの概要やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
そもそもブラック企業とは?面接で分かる特徴
「ブラック企業」という言葉に明確な定義があるわけではありませんが、厚生労働省の「確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト」では以下の3点を一般的な特徴として挙げています。
1.労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
2.賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
3.このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
引用:厚生労働省「確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト」
また、面接でブラック企業かを判断するためには、ブラック企業に当てはまらない会社がどのような環境か知っておく必要もあります。ブラック企業とホワイト企業の違いを理解し、自分の感じた違和感の正体を突き止める力が必要です。
社会人経験がなくイメージしづらいという方は、「ブラック企業の特徴とは?入社前に見極める方法と対処法を解説」に具体的に解説されているので、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト
面接でブラック企業を見極める4つのポイント
ここでは、面接でブラック企業かどうかを判断するための目安として4つのポイントを紹介します。
1.面接官の態度は普通か
採用担当者の態度が著しく悪かったり対応が雑だったりした場合は、ブラック企業の可能性があるため注意が必要です。ほかにも面接で無茶なことを言われるようであれば、実際に働き始めるとパワハラをする会社や上司である可能性は高いといえます。
ただし、面接官が優しくて人当たりの良い人でもブラック企業の可能性はゼロではないので注意しましょう。パワハラの定義について詳しく知りたい方は、「パワハラの定義は?該当する3つの要素や対処法についても解説」もあわせてご確認ください。
2.労働基準法に違反していない企業か
「給与が低すぎる」「残業代が出ない」といった会社は、厚生労働省の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」に載っている可能性があります。面接先が載っていないか、面接前にチェックしておくことも必要です。
ただし、掲載されていないからといってホワイト企業とは限りませんし、すべてのブラック企業が掲載されているわけでもありません。情報収集の一環として、注意を払ってみましょう。
参照元
厚生労働省
労働基準関係法令違反に係る公表事案
3.口コミや評判が低すぎないか
前述したように、以前その会社に勤めていた人が会社の口コミや評判をWebに書き込むことが多いようです。あまりにも低い評価が多い企業は、ブラック企業の疑いもあるため注意が必要です。
ただし、最近では応募数に影響しないよう悪い評価を消す企業もあるため、評価が高いかどうかは一概には言えません。実際に働いていた人から直接話を聞いたなどでなければ、インターネットの情報はあまり鵜呑みにしないように注意しましょう。
4.内定が出るまでの日数が短くないか
ブラック企業は人員不足や人の入れ替わりが激しいため、すぐに内定が出て採用される可能性も高いようです。早ければ面接中や面接後の当日に内定の連絡が来ることも。 一般的に最終面接の結果が出るまでは1~2週間といわれています。「最終面接の内定結果が届くまでの期間とは?連絡が遅れる理由もあわせて解説」のコラムも参考にしつつ、内定の連絡が早すぎて不安を感じた場合は、正直に理由を聞いてみるのも一つの方法です。
面接1回の会社でもブラック企業とは限らない
書類選考がなかったり面接回数が少なかったりしても、ブラック企業とは限りません。たとえば、前任者が事情により退職するため求人を出した企業などは、できるだけ長い期間で引継ぎをするために早く内定を出したいと思う可能性もあるでしょう。 中小企業だと書類選考から面接を行い、内定を出す会社も多いようです。面接回数だけにこだわらず、ブラック企業かを判断するための特徴を把握して面接に挑むのが重要です。面接前に要チェック!ブラック企業のよくある特徴
誰でもブラック企業の面接は避けたいもの。応募や面接の前に、求人票や説明会でブラック企業かどうかを確認する必要があります。 以下では、具体的にどのような項目に注意してチェックすれば良いのかを紹介するので、応募する前の目安として参考にしてください。
1.給与の額が不自然
募集要項の給与額が低すぎる、もしくは高すぎるなど一般的な相場と大きく差がある場合は注意が必要です。ブラック企業の場合は低い給与で厳しい仕事や大量の仕事をさせられる可能性もあります。最低賃金を下回っていないか、という点にも注意しましょう。
また、給与が高すぎる場合は、厳しいノルマを達成しなければならない可能性も。基本給にプラスしたノルマ達成分の額を給与として掲載している可能性があるため、給与がどういった内訳なのか確認が必要です。
2.休日や残業の記載がない
年間休日数や福利厚生、残業についての条件が明記されているかどうかも、面接前に確認が必要な項目です。残業代を支払わない会社は違法なので基本的には記載されているはずですが、「みなし残業」で残業代が支払われる可能性もあります。
みなし残業で残業代が支払われる場合、一般的には規定の残業時間を超えた分は支払われますが、ブラック企業の場合はオーバーした分が支払われない可能性が高いので、注意が必要です。
みなし残業について詳しく知りたい方は、「みなし残業制度のメリットは?デメリットも把握して損のない働きを目指そう」のコラムも参考にしてください。
3.聞こえの良いキャッチコピー
給与額や残業時間といった具体的な内容には触れず、「アットホームな職場」「やる気と熱意を重視」「幹部候補として採用」など、聞こえの良いキャッチコピーだけが並べられている場合にも注意が必要です。
良い環境である可能性もありますが、「経験が浅いうちに責任ある仕事に就かせる」「感情論で物事を判断する」といったケースも。メリットだけではないということを念頭に置き、離職率や採用人数などのデータも交えて客観的に評価しましょう。
4.募集が長期間にわたっている
長期にわたって求人募集を出している企業は、募集をかけても応募者が集まらなかったり、採用してもすぐに辞めてしまうような環境だったりする場合があるため注意しましょう。
ただし、事業が急成長していたり、新しい事業をはじめたりと、ホワイト企業が人員を求めている可能性もあります。気になる場合は、現在の経営状況などを確認しておきましょう。
5.仕事内容や勤務時間が不透明
求人表に具体的な仕事内容や勤務時間が記載されていない場合は注意が必要。想定している以外の仕事を任されたり、慢性的に長時間労働を強いられたりする可能性があります。
そもそも、求人票や募集要項に仕事の詳細を明記していない会社だと、自分に向いている仕事かどうかも判断できません。勤務する時間や場所も生活に大きく関係するため、ブラック企業の疑いがある不透明な求人には注意が必要です。
6.採用人数が多すぎる
一度に採用する人数が多い企業は、会社の規模や売上によっては要注意。厳しい環境のため人員の入れ替わりが激しいブラック企業の可能性も考えられます。 大規模企業や売上が好調で成長中の企業であれば大量雇用も考えられますが、そうでない場合は採用担当者に理由を質問してみても良いでしょう。
求職活動でブラック企業の面接を回避するには?
ここまで、ブラック企業の見極め方や面接での対応方法を解説してきましたが、面接にかかる時間や労力を考えると、できればブラック企業の面接は避けたいものです。ブラック企業の面接を回避するためにはどうしたら良いのか、具体的なポイントを確認していきましょう。
自分の希望条件を明確にしておく
就職・転職活動の際は、給与や労働時間、仕事内容など、自分が仕事にどのようなことを求めるのかを明確にしておくことはとても重要なポイントです。
たとえば、仕事内容が厳しい企業であっても、若いうちからスキルを身に着けたいと思っている人にとっては、ブラック企業とは思わない可能性もあります。自己分析して希望条件をはっきりさせれば、自分にとってのホワイト企業の面接を受けられるチャンスが増えるでしょう。
求人票を隅々までチェックする
応募や面接の前に求人票をチェックし、疑問点があれば書き出してみるのもおすすめです。 給与や業務内容などはもちろん、労働場所・時間、契約更新の有無など、事前に確認できる項目は多数あります。ほかの求人票と見比べて、記載があいまいだったりそもそも未公表だったりする場合はブラック企業の可能性もあるので、注意が必要です。面接へ進むようであれば人事や採用担当者に直接質問しましょう。
OB訪問やイベントを活用する
OB・OG訪問、就活イベントなどに参加し、疑問点や不安要素について積極的に質問してみましょう。実情を知ると不安は軽減される可能性があり、面接対策も立てやすくなります。 情報収集はインターネットの書き込みだけに頼らず、人とのやり取りを通して知識を身に付けていくことを強くおすすめします。
OB・OG訪問後はお礼のメールを送る
OB・OG訪問に応えてくれる方は、後輩のために善意で時間を設けています。その善意に対しお礼のメールを送るのは、ビジネスマナーにおいて必須です。「OB・OG訪問におけるマナーとは?好印象を与えるためのポイントを解説」に、メールを送るタイミングや盛り込む内容、例文などが紹介されているので、ご参照ください。転職エージェントを活用する
「評判や口コミだけではブラック企業か見分けられない」「自分の判断力に自信がない」という方は、就職・転職エージェントの力を借りましょう。経験豊富な専任アドバイザーに相談すれば、企業の詳細な分析や、自分に合ったホワイト企業の紹介などを行ってくれます。
一人で調べてみて「もしかして、ブラック企業かも…?」という不安を抱いても、エージェントのアドバイスを参考にして面接に臨めるでしょう。インターネットの噂だけを鵜呑みにせず、より良い就職・転職先を見つけるためには有効的な手段といえます。
面接で「ブラック企業かも…」と面接で感じたときの質問例
面接中に「ブラック企業かも…」と不安にならないように、応募時点で質問を準備しておくのは有効な手段です。以下では、面接で活用できそうな質問例をまとめました。
テンプレート的な質問を用意しておけば、面接の最後に採用担当者から「何か質問はないですか?」と聞かれた際にも慌てず対処できるでしょう。面接の際、少し不安だと思った際にはぜひ参考にしてみてください。
- ・新人教育はどのような形で行われますか?
- ・有給の取得率はどのくらいですか?
- ・平均残業時間は月に何時間くらいですか?
- ・残業代の規定について教えてください
一度「この会社はブラック企業なのかも?」と疑ってしまうと、事前に確認した求人情報だけではどうしても不安が拭えないこともあるでしょう。疑問に思ったことはしっかりと面接で人事に確認しておくのが重要です。
お金に関する質問は要注意!
給与面や残業代について面接で根掘り葉掘り聞いてしまうと、採用担当者から「お金目的なのかも?」「仕事内容には興味がない?」と思われてしまう可能性もあります。もちろん仕事をするうえでお金は大事な要素ですが、企業側としては働きぶりが気になるのも当然のことでしょう。お金に関する質問の際は、「前職で残業代の規定があいまいだった」などの具体的なエピソードもあわせて説明すれば、マイナスイメージにはなりにくいといえます。ブラック企業かの判断は面接を受けてからでも良い
面接を受けた企業にこれまで紹介したブラック企業の特徴があったとしても、「負荷の高い仕事だが実力はつく」「勤務時間は長いが高収入」「給与は低いが自分が得意な単純作業が多い」など、程度や個人の価値観によってはこれらの要素がポジティブにとらえられることもあります。 マイナス面ばかりに目を向けるのではなく、自分が何を重要視するのか自己分析をしてみれば「自分にとってのホワイト企業」も見つかりやすくなるでしょう。
自分が職場に求めている条件次第では、一概にブラック企業とは言えず、働きやすい職場となる可能性も考えられます。面接に行ってみて、社員同士の雰囲気や話し方などを判断材料にしてみても良いでしょう。 応募や面接の段階でブラック企業だと早急に決めつけずに違う目線からとらえることで、新しい一面を発見できることも。どのような条件の仕事を避けたいか明確にし、それを指標に求職活動を行えば後悔しない企業選びができる可能性が高まります。 自分に合う企業を見つける力が身につくように正しい知識を蓄えて、今後の面接や就職・転職活動に活かしましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。