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「伺わせていただきます」正しい敬語かわかりますか?
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この記事のまとめ
- 敬語には相手を敬う「尊敬語」自分がへりくだる「謙譲語」丁寧な印象を与える「丁寧語」がある
- 「伺う」「いただきます」はどちらも謙譲語のため、「伺わせていただきます」は二重敬語で誤り
- ビジネスシーンには浸透しているので、問題なく使われていることもある
- 丁寧な印象を与えやすい「させていただく」も間違って使われていることが多いので注意
普段何気なく使っている敬語。どんな種類があって、どのように使い分けをしているのか意識したことはありますか?
このコラムでは、敬語の種類や使い方、間違いやすい言葉の言い換え例などをご紹介。
自分の敬語マナーに自信がないという方はぜひご確認ください。
◆敬語の種類
敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。
それぞれ、どのように異なっているのか解説します。
【尊敬語】
会話の相手を敬う表現で、相手を立てるときに使用する敬語です。
上司やお客様など、目上の相手に使用します。
【謙譲語】
自分がへりくだる(下手に出る)ときに使用する敬語です。自分が下手に出ることで、相手のことを立てることができます。
自分より立場が高い相手に使用しましょう。
【丁寧語】
相手に対して丁寧に述べる敬語です。相手を問わず使用することができます。基本的には「です」「ます」などの、丁寧な印象を与える言葉のことを指します。
◆「伺わせていただきます」は間違い?
ビジネスの場でよく聞く「伺わせていただきます」。一見丁寧に見えますが、実は間違っているとご存知でしたか?
「伺う」と「いただきます」はどちらも謙譲語のため、二重敬語となってしまい、正しい敬語ではないのです。
同じように、「お伺いします」や「お伺い致します」、「お伺いしたく存じます」なども実は二重敬語。
知らずに使うと失礼と受け取られてしまう可能性があるため、誤りだと知っておくことが大切です。
しかし、やりとりする相手が使用している場合や、先輩、上司などは気にせず使っている…というような場合には、周りに合わせて使用しても問題はないでしょう。
どうしても気になる場合は、「伺います」と一言で言い切るのが無難です。
◆「させていただきます」には注意が必要!
よく見る敬語の間違いに多いのが「させていただきます」。
語尾につけることで丁寧な表現になるというイメージがあるのか、どんな言葉にもつけてしまう人が少なくありません。
しかし、「させていただく」は相手に許可を求めるときや、恩恵を受ける際に使うのが正しい使い方。
例えば、「こちらのドアを閉めさせていただきます」というように、許可や恩恵に関わりがあるときにのみ使用するようにしましょう。
【よく見る誤った「させていただきます」とその言い換え例】
・見させていただきます
→「拝見します」
・改めてお電話させていただきます
→「改めてお電話いたします」
・お話させていただきます
→「お話します」
それぞれ良く使われている言葉なので違和感がないという方もいるかもしれませんが、言い換えの言葉を知っておくことでより正しい敬語を扱えるようになるかもしれません。
このように、間違った敬語は意外と知らずに使ってしまっていることも。
マナーや一般常識を見られる転職・就職前には、しっかり確認しておきましょう。
自分のマナーや敬語の使い方に自信がない方は、転職のプロに相談するというのも選択肢の一つです。
ハタラクティブでは応募書類作成から面接対策までマンツーマンでサポートするので、就活時に必要なマナーをしっかり身につけることができますよ。
就職・転職活動にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。