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「社風が合わない」で転職できる?対処法や注意点、退職理由の例文を紹介
更新日

この記事のまとめ
- 社風が合わないと転職を考える際は、慎重に検討する必要がある
- 入社後に「社風が合わない」と感じてしまう原因は、就職への焦りや企業分析の甘さなど
- 「社風が合わないから」と転職する場合は、企業研究や自己分析を徹底することが大事
- 社風が合わない会社から転職するなら、退職理由はポジティブに言い換えて伝えよう
「社風」は、会社が自分に合っているか判断する材料の一つ。入社した企業でいざ働いてみると「社風が合わない…」と感じて転職を検討する方もいるでしょう。社風が合わないと感じたら、本当に社風だけが原因なのかを熟考してから転職するかどうか判断することが大切です。
このコラムでは、「社風が合わない」と感じたときの対処法や退職に踏み切る判断基準を解説します。コラムを参考に、自分に合った社風の企業を探しましょう。
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社風が合わないを理由に転職しても良い?
「社風が合わない」という理由で転職しても問題はありません。
しかし、一時的なトラブルや些細な理由で退職しても、転職先で同じ理由や悩みが起こる可能性は十分にあります。また、「社風が合わない」と感じるたびに辞めてしまうと、短期間での転職を繰り返す恐れがあるでしょう。
転職を考えているなら「社風が合わない」と感じる根本的な理由を探り、解決策も検討しましょう。
「社風が合わない」が理由で転職を検討すべき状況
社風が合わないことが理由で「長期的な活躍を見込めない」「ストレスで心身に影響が出ている」という状況では、転職を検討するのが望ましい場合があります。以下でそれぞれを説明しているので転職を検討している方は以下を参考にしてみてください。
長期的な活躍を見込めない
今の会社で働き続けた将来を考えたとき、自分の成長が見込めなかったり、理想の働き方が叶わなかったりする可能性が高いなら、転職するのが望ましい場合があります。
転職して自分に合った環境に身を置くことで、スキルを発揮しやすく、より充実したキャリアを築ける可能性があるでしょう。
自分に合った会社の見つけ方については「自分に合った会社の選び方が分からない!企業を選ぶ基準やポイントをご紹介」をご一読ください。
ストレスで心身に影響が出ている
あまりにも社風が合わず心身に影響が出ている場合も、転職を考えるタイミングといえます。
社風が合わないことでストレスが溜まり、業務に支障をきたしていたり、精神的に追い詰められていたりする場合は転職をして働く環境を変えることで改善する可能性があるでしょう。
職場でストレスを感じる要因や対処法については、「ストレスで退職したいときの5つの対処法!円満退社をするコツは?」を参考にしてみてください。
よくある「社風が合わない」の例
一口に「社風」といっても、社内の雰囲気や仕事に対する考え方、会社の経営方針など、定義が明確に決まっているわけではありません。以下で「社風が合わない」と感じる場合の例を具体的に紹介します。
社内の雰囲気と合わない
社内の雰囲気や企業文化に馴染めず、自分とは合わないと感じることがあります。「上司の威圧的な態度や強い上下関係がある」「業務時間外の不要な連絡が多い」といった風土に苦手意識を持つ人もいるでしょう。
会社に昔ながらの習慣や慣例が多かったり、トップの意見が絶対だったりする場合も、人によっては「合わない」と感じることがあります。
人間関係は「社風」ではない
上司や同僚など、社員一人が会社の社風そのものではありません。たとえば、上司が大雑把で仕事を細かく見てくれないことに不満を感じていても、「社風である」とは限らないでしょう。
退職を希望する理由が、社風なのか人間関係なのかは、対処法や自分に合った会社を探すためにしっかり見極める必要があります。もし、人間関係が原因であれば、人事や相談できる上司に掛け合うのも手です。
仕事に対する考え方や取り組み方が合わない
周りの上司や同僚たちの仕事に対する価値観や向き合い方が自分と異なり、「社風が合わない」と感じる場合もあるでしょう。
たとえば、「自分は時間を掛けてキャリアアップしたいのに、経験が少ないうちから管理職を任される」といった場合が該当します。自分の仕事のスタイルと合わないと感じて、転職を検討する人もいるでしょう。
企業理念や経営方針が合わない
経営方針は経営者の意図が反映され、社員の働き方や考え方など組織の雰囲気に大きな影響があります。そのため、ほかの社員の働き方や仕事に対する考え方が自分と異なり、「社風が合わない」と感じる場合もあるでしょう。
「職場の人と考え方が合わない」「自分らしい働き方ができない」といった懸念から、転職を考える人もいます。
人事評価制度が合わない
人事評価制度の評価基準に納得がいかないと、「社風が合わない」と感じることもあるでしょう。
会社の評価基準が曖昧だったり、そもそも評価の仕組みがなかったりすると、仕事のモチベーションが低下してしまうことも。「評価してもらえる職場で働きたい」と考えて、転職を検討する人もいるでしょう。
社風が合わない会社に入社してしまう理由
転職先で同じ悩みを抱えないためには、社風が合わないと感じる会社に入社してしまう理由を知っておくことが肝心です。ここでは、会社とのミスマッチが起こる理由を詳しく解説します。
企業研究・自己分析が不十分
入社時の自己分析や企業研究が不十分だったために、自分と合わない会社に入社してしまう場合があるでしょう。
企業研究を十分に行わずに、会社のイメージや知名度、扱う商品・サービスだけを見て入社を決めていると、働き方に目が向かず、ミスマッチを起こしやすい傾向があります。
また、自己分析が不十分だと、自分の適性や強み・弱みが明確にならず、自分に合う社風を見極めるのは難しいでしょう。結果的に入社してから違和感を覚え、不満や悩みにつながることがあります。
就職に焦って入社を決めた
焦って入社を決めた場合も、会社とのミスマッチを起こしやすいといえます。卒業間近なのに内定がもらえていなかったり、なかなか転職先が決まらなかったりした場合、焦りや危機感が先立ってしまい、よく検討せず内定が出た会社に入社してしまう人もいるでしょう。
就職や転職することに焦っていると、求人情報に記載されている内容で会社を選んでしまい、自分に合った社風かどうか確認するのが後回しになりがちです。自分に合った社風か確認するためにも、求人情報だけでなく会社説明会に参加したり、OB・OG訪問をしたりして、企業に関する情報を多く得るのが望ましいでしょう。
社風が合わない職場から転職する前にできる4つの対処法
ここでは、「社風が合わない」と感じる職場から転職する前にできる対処法を4つ紹介します。以下を参考に転職前に対策をとってみてください。
1.信頼できる人に相談する
信頼できる上司や同僚に相談することで、職場環境の改善をしてもらえたり、対処法を一緒に考えてもらえたりするでしょう。また、客観的な意見をもとに、自分一人だと思い浮かばなかった解決策が見つかる可能性もあります。一人で悩まず、周囲の力に頼るのも一つの手です。
2.コミュニケーションの取り方を意識する
上司や同僚と「仕事に対する価値観が合わない」と感じている方は、コミュニケーションの取り方を見直すのも手です。
たとえば、相手のことを理解する意識をもって話を聞いたり、相手の立場になって考えたりすることで、その人なりの仕事に対する姿勢や考え方が見えてくるでしょう。
また、「コミュニケーションの取り方を意識しているのに合わない」という方は、無理に積極的なコミュニケーションをとるより、業務に必要な会話で留めるのも手です。仕事と割り切って職場の人と関わることで、気持ちが楽になる可能性があります。
3.時間によって解決するかを考えてみる
「社風が合わない」と感じる原因が、職場を変える必要があるものなのか、時間が解決できるものなのか考えてみるのもおすすめです。
たとえば、「入社後間もない」「異動してきたばかり」など、環境の変化によって「社風が合わない」と感じることもあるでしょう。しかしその場合は、時間が経って新しい環境に慣れることで、職場の雰囲気に馴染んだり、コミュニケーションがとりやすくなったりすることもあります。「合わない」と感じた原因に対処するのに転職が必要なのか、今一度見つめ直すことも大切です。
4.異動を依頼する
所属している部署やチームの雰囲気が合わないと感じる場合は、異動をすることで状況が改善される場合があります。
異動をすることで、同じ会社にいながら新しい人間関係を築けるでしょう。転職を決める前に、上司や人事部に異動を申し出るのも一つの手です。
仕事とプライベートのメリハリをつけるのも有効
「社風が合わない」と悩む場合は、ストレスを溜めないためにも、仕事とプライベートのメリハリをつけることが大切です。退勤後や休日は自分の時間を楽しみ、リフレッシュする時間を確保することで、心にゆとりを持って仕事に向き合える可能性があります。
また、メリハリをつけて仕事と向き合うことで、「今の社風が仕事に支障をきたすのか」「転職するべきなのか」などを見直すきっかけになり得るでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
社風が合わないと感じて転職するときの注意点
冒頭でも述べたとおり、社風が合わないと感じて転職するのは悪いことではありません。
しかし、「本当に転職を決めて良いのか」「感情だけで決めていないか」今一度考えてみましょう。以下では、社風が合わないと感じて転職するときの注意点を詳しく説明しています。
「社風が合わない」と感じる原因を特定する
なぜ社風が合わないと感じるのか、原因を特定することで、転職時の会社選びに役立つでしょう。
原因を特定せずに転職活動に踏み切ると、入社後に同じ状況に陥り、早期退職につながる恐れがあります。「合わない」と感じた場面を思い返し、具体的な原因を特定することで、社風が合わない会社を避けられるでしょう。
「社風が合わない」と言い訳にしていないか考える
転職したい理由を「社風が合わないから」と言い訳にしていないか考えましょう。自分にとって都合の悪い内容を「社風が合わないから」という言い訳で片付けていては、転職は成功しません。
社風が合わないと感じる原因を深掘りし、転職を希望する理由を明確にすることが、転職成功への第一歩です。「仕事に対する考え方や価値観が異なる」「休みの日も業務連絡が来る風土に馴染めない」など、具体的な理由を探り出しましょう。
「社風が合わない」を理由に転職する際のポイント5つ
ここでは「社風が合わない」と感じて、転職する際のポイントを解説します。転職先で「社風が合わない」と感じて転職を繰り返すことを避けるためにも、以下を確認してみてください。
「社風が合わない」を理由に転職する際のポイント
- 自己分析を行って自分の価値観を明確にする
- 企業研究をして経営方針や社風を把握する
- 職場見学をする
- 面接で社風について質問する
- 転職理由はポジティブなものにする
1.自己分析で自分の価値観を明確にする
社風が合わないと感じて転職する場合、自己分析を通じて自分の価値観を確認するのがポイントです。
自分に合った社風の会社を見つけるために、客観的に自分を分析し、「どのような人間関係を望んでいるのか」「どのように仕事を進めたいのか」など、自分の価値観を丁寧に分析しましょう。
自己分析のやり方は「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで解説しています。
2.企業研究で経営方針を把握する
企業研究を行い、会社の社風を知ることもポイントの一つに挙げられます。
会社の社風を知るのに効果的なのが、会社のホームページです。会社のホームページには、経営者の紹介や考え方が掲載されている傾向にあるでしょう。経営者の考え方は会社全体に社風として反映されることがあるので、社風を見極める一つの要素となります。
企業研究の方法は「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムで詳しく解説しています。企業研究に取り組む前に目を通しておきましょう。
SNSや口コミの情報を参考にするのも手
会社が発信しているSNSをチェックすれば、職場がどのような雰囲気なのか、どのような人たちが働いているのか確認できる可能性があります。
また、元社員が会社について口コミを投稿しているWebサイトの情報では、実際に会社で勤務経験がある人の意見を知ることができるでしょう。
ただし、口コミサイトは誰でも記載でき、情報の信憑性が低いため、あくまでも参考程度に捉えるのがおすすめです。
3.職場見学をする
実際に職場を見学することで、会社情報から読み取れなかった職場の雰囲気を、自分の目で確かめられるでしょう。
また、可能であれば、自分が希望する部署で働く社員と話す機会を設けてもらうのもおすすめです。仕事で関わる可能性がある社員がどのような人か知ることで、入社後のイメージが湧きやすいでしょう。
4.面接で社風について聞く
面接の逆質問で実際に社風について聞いてみるのも、具体的な社内の雰囲気を知るのに役立つでしょう。
質問をする際には、求人情報や会社のホームページ上で得られる情報をよく確認し、それを深掘りした質問をするのがコツです。
たとえば、「御社のホームページで、○○を大切にする社風があると拝見したのですが、実際にどのようなことに取り組まれていますか?」「御社ではどのような方が活躍されていますか?」など、具体的に社内の様子が分かる質問が望ましいでしょう。
5.転職理由はポジティブなものに言い換える
どのような事情があっても、転職理由はポジティブに言い換えることが大切です。社風が合わないことだけを転職の理由にすると、「社風だけで選んだのか」「社風が良ければどこでも良いのか」といった印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
そのため、社風が合わないと感じた原因を具体的に探り、「キャリアアップのため」「新しい環境でチャレンジするため」など、前向きな理由に転換して伝えることが大事です。
「社風が合わない」が原因で転職する理由の例文
では、実際にどのように転職理由を伝えればいいのか、例文をご紹介します。
「成績だけを重視する社風があり、自分の努力を認めてもらう機会が少なかった」という理由で転職する場合の例文は以下のとおりです。
前職は個人の成績を重視する社風だったため、自分の業務パフォーマンスを最大限発揮することを心掛けていました。
しかし、働くなかで個人のスキルを自分だけでなく、チームで活かす仕事がしたいと感じるようになりました。
そのため、社内全体で大きな事業を創り上げていくことを目指す会社に魅力を感じ、退職する運びとなりました。
上記のように、前職の不満は述べずに入社後に取り組みたいことを前向きに伝えるようにしましょう。
ほかにも、退職理由の例文は、「転職理由の好印象な伝え方は?状況別の例文とポイントを紹介!」を参考にしてみてください。
社風の合う会社探しはエージェントを活用しよう
社内の雰囲気や働く人の傾向は、会社のホームページやパンフレットなどである程度は確認できるものの、実際の雰囲気は入社してみないと分からないものです。転職してみたら「思っていた社風と違った」とミスマッチを感じることもあるでしょう。
その点、就職・転職エージェントは求人サイトとは異なり、掲載会社の社風や労働環境を十分に確認しているので、自分に合う社風の会社を見つけやすくなります。企業研究を行ってもいまいち社風が掴めない場合は、利用してみるのも手です。
「自分に合った社風が分からない」「ミスマッチを減らして転職したい」という方は、ハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブは若年層に特化した就職・転職エージェントです。扱う会社や求人はスタッフが事前に訪問調査を実施しています。社風や社内の雰囲気、働く社員の傾向、実際の勤務環境など、求人情報だけでは分からないことをお伝えできるのが強みです。
カウンセリングから内定まで専任のキャリアアドバイザーがサポートするので、まずはお気軽にご相談ください。
「社風が合わないから転職したい」と悩む方向けのFAQ
社風が合わないことが原因の退職理由の伝え方は?
社風が合わないことを転職理由として伝える際は、ポジティブな内容に変換することを心掛けましょう。「社風が合わなかったから」とそのまま伝えてしまうと、「自社に転職しても同じ理由で退職してしまうのでは」と懸念を抱かれてしまう恐れがあります。
「社風が合わない」と感じた原因を特定し、前向きな理由に変換するようにしましょう。
「社風が合わない」を転職理由にする際のポイントは、このコラムの「『社風が合わない』を理由に転職する際のポイント5つ」をご確認ください。
社風が合わないまま働き続けるとどうなりますか?
「社風が合わない」と感じたまま働くことでストレスが蓄積し、やがて「仕事が楽しくない」「働きたくない」とモチベーションが低下してしまう恐れがあります。長く働ける職場を見つけるためにも、社風をチェックしてから応募することが大切です。
なお、仕事が長く続かないことに悩む方は「仕事が長続きしないときの特徴は?改善する方法や転職時のポイントを解説」を参考にしてみてください。
社風はどのように見分けるのですか?
会社の社風は、会社のホームページやパンフレットなどにある、経営者からのコメントや、社内イベントの詳細で確認するのがおすすめです。また、社員インタビューのページもヒントになるでしょう。より具体的に知りたい場合は、会社訪問をする方法もあります。
社風の見極め方を知りたい方は、「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」で具体的な方法をチェックしてみましょう。
転職先でまた社風が合わないのを避けたいです。
転職先で「社風が合わない」と感じ、早期退職するリスクを減らすためにも、会社選びの時点で自己分析や企業研究を徹底するのがおすすめです。
もし、一人での会社選びに不安がある方は、転職エージェントに頼ることも検討しましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。