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転職理由はスキルアップ!考える際のポイントは?面接で伝える例文も紹介
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この記事のまとめ
- スキルアップを転職理由にするなら、応募先の企業に役立つスキルか確認しよう
- 転職理由でスキルアップできないことを前職のせいにするのは避ける
- 転職理由でスキルアップを伝えるならポジティブな言葉で表現する
- 転職理由としてスキルアップを伝えるなら、志望動機もスキルに関することを述べよう
- スキルアップを転職理由にするなら、今あるスキルもアピールすると効果的
スキルアップをしたいという転職理由をお持ちの方のなかには、「どうアピールして良いか分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。このコラムでは、転職理由でスキルアップを伝える際のポイントや回答例をご紹介します。また、スキルアップを転職理由にする際の注意点も解説。転職理由の内容に自信がない方や、思いつかない方は、ぜひ参考にしてください。
企業側は転職理由「スキルアップ」をどう見る?
企業側は、転職理由を聞くとき「自社で転職して満足できるような転職理由かどうか」といった点に注目しています。ここでは、スキルアップを転職理由にした際、企業側がチェックしていることをご紹介。ぜひ参考にしてください。
磨きたいスキルが自社で役に立つかどうか
転職理由としてスキルアップを主張した場合、企業側はその磨きたいスキルが自社で役立てられるものかどうかに注目します。たとえば、営業職を募集している企業に対し、「コミュニケーションスキルや折衝力をつけたい」といった営業に役立つスキルアップを希望すれば、好印象になるでしょう。
転職しないとスキルアップできないかどうか
企業側は、「スキルアップしたい」という応募者に対し、「そのスキルは前職で身につけられないのかどうか」をチェックしています。前職で身につけられるスキルなのに転職したいと考えるなら、「応募者は、スキルアップを環境任せにしようとしている」と思われる可能性があるからです。
スキルアップしたあとに退職しないかどうか
スキルアップだけを転職理由として伝えると、面接官は「スキルアップした後は辞めてしまうのでは」といった点を不安視します。「スキルアップをして、御社で△△のような形で貢献したい」と伝えれば、スキルアップしたあとも働く意欲があることをアピールできるでしょう。
企業側から転職理由を聞かれる理由とは?
企業側は、転職理由を聞くことで応募者の信頼性を判断します。人間性が社風とマッチしているか、履歴書と口頭での説明に矛盾点はないかなどを確認するのが目的です。企業側が聞き取りたい内容を把握していると、転職理由の答え方も工夫できるでしょう。また、前職に不満があり転職したいという理由のみ強調してしまうと、入社後の定着率や姿勢が懸念材料となってしまうことも。そのため、転職理由を説明する際は応募先企業で実現したいことをスキルアップと交えて説明することで、整合性がとれるでしょう。
スキルアップ以外によくある転職理由とは?
複数の転職理由があって、転職を決意する人もいます。スキルアップを転職理由にしようと考えている人も、ほかに理由がないか考えてみましょう。スキルアップ以外によくある転職理由は以下のとおりです。
・人間関係で課題があった
・仕事への興味がないことに気づいた
・違う業種や職種に関心が出た
・年収を増やしたい
面接で伝える転職理由は一つに絞らなくても問題ありません。たとえば、「スキルアップして今より年収が上げられるような働きをしたい」など組み合わせて伝えても効果的です。なお、「退職理由は建前を伝えてもいい?仕事を辞める本当の理由」のコラムでは、仕事を辞める理由について解説しています。
スキルアップを転職理由にするときのポイント
ここでは、スキルアップを転職理由にするときのポイントを紹介します。面接官に転職理由を深掘りされて上手く回答できない方は、チェックしておきましょう。
スキルアップを転職理由にするときのポイント
- 志望動機もスキルアップにつなげた内容にする
- 職場を変えてスキルアップできることを伝える
- 嘘やいい加減なことをいわない
志望動機もスキルアップにつなげた内容にする
転職理由をスキルアップにするなら、志望動機もそれにつなげた内容にしましょう。「スキルアップがしたい」という転職理由なのに、志望動機が「働きやすそうな環境だから」といったような内容では、「自社でスキルアップする気がないのか?」と面接官に疑問視されてしまいます。
転職理由としてスキルアップを伝えるなら、志望動機も「御社の○○の仕事では、△△な経験ができ、スキルアップができると考え志望しました」という形でスキルアップできそうな根拠を述べると良いでしょう。
既にある程度のスキルを持っていることを伝える
スキルアップを転職理由にするなら、今あるスキルのアピールも忘れないようにしましょう。転職する場合は、新卒と違いある程度の即戦力が求められます。前職で身につけたスキルが何もないと、面接官から「本当に転職することでスキルアップするのか」と不安視されやすくなってしまうでしょう。入社してもある程度は即戦力として活かせるスキルがないか、自身を深掘りしてみてください。応募先企業の方向性や事業とマッチするスキルを挙げることで、転職理由にした際の説得力があがります。
職場を変えてスキルアップできることを伝える
スキルアップを転職理由にする際は、「職場を変えることで、どのようにスキルアップできるか」を主張すると良いでしょう。加えて、「そのスキルが会社にどう活かせるか」といったことも伝えると、面接官は応募者が会社で活躍するイメージがしやすくなります。
ただし、「会社の環境によってスキルアップをしたい」という内容では、面接官から「スキルアップを会社任せにしている」と思われてしまうので、注意しましょう。応募企業でどのようにスキルアップを目指すのか、能動的に結果を出していきたいという姿勢をアピールすることが重要です。
他人のせいにした転職理由は悪印象になるリスクも
「上司が○○なせいでスキルアップが叶わなかった」というような転職理由は良い印象を受けません。スキルアップは自身の努力で成し遂げるもので、それを他人のせいにすると、面接官から「スキルアップの意思が弱い」とマイナスに思われるリスクがあります。嘘やいい加減なことをいわない
「本当の転職理由はスキルアップじゃないけど、印象が良さそうだから」という思いでスキルアップを転職理由にするのは控えましょう。スキルアップする気持ちが全くないなら、それは嘘になってしまいます。面接官は多くの応募者と対面しているため、嘘がバレるリスクがあるからです。
面接官に「この応募者は嘘をついているかも」と思われると信頼性が失われるので、発言には注意しましょう。ほかにも、面接で転職理由を伝えるときの注意点が知りたい方は「面接で転職理由を伝えるときのポイントは?答え方や回答例を紹介」をご覧ください。
スキルアップを転職理由にする際のステップ
ここでは、スキルアップを転職理由として伝える際の内容を考える手順を紹介します。スキルアップのために転職したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
本心の転職理由を書き出す
転職理由を考える際は、必ず事実をもとにしていきましょう。「聞こえがいいから」「採用担当者に良い印象を持ってもらいたいから」と嘘の転職理由を考えると、嘘だと発覚したときに内定を取り消しになったり、転職後のミスマッチに繋がったりするおそれがあります。そのため、まずはポジティブ・ネガティブ問わず本当の転職理由を書き出していきましょう。
転職理由をグループ分けする
転職理由の書き出しが終わったら、伝える内容と伝える必要のない内容でグループ分けしていきます。たとえば、解決するための行動を起こしたが叶わなかったこと、物理的に実現できなかったこと、行動を起こさなかったことなどに分類しましょう。3つ目のグループについては、採用担当者から深掘りされたときに回答しづらい可能性があるため、ほかの2つのグループに分類される理由から選ぶのがおすすめです。
前向きな表現方法に変換する
伝える内容と伝えない内容が決められたら、伝える内容を具体的にしていくとともに、前向きな表現方法に変えていくことが大切です。書類や面接では、転職理由を前向きな姿勢と捉えてもらう必要があります。たとえば、「残業が多く給料が安い」が転職理由であれば、「仕事の成果を適切に評価してもらえる職場で働きたい」などとプラスな伝え方に変換すると良いでしょう。
転職理由に矛盾が生じていないかチェックする
伝えたい転職理由の内容が詳しく決まったら、最後に内容に矛盾が生じていないかチェックしましょう。スキルアップを転職理由としているのに業務時間や人間関係にだけ焦点を当てていると一貫性がなく、採用担当者は転職理由が嘘ではないかと不信感を抱いてしまうおそれがあります。転職理由の矛盾は、第三者に確認してもらうと気づきやすいでしょう。
転職理由がスキルアップの場合の例文
ここでは、転職理由がスキルアップの場合の例文をご紹介します。以下にご紹介するので参考にしてみてください。
営業職の場合
「私は、今まで営業職をしていて、『より提案力を身につけたい』と思い、転職を決意しました。今担当している取引先は、定期発注のやり取りしかなく、自身で提案することがありません。上司に『ほかの新しい取引先も担当して提案の仕事をしてみたい』と相談したものの、現状は変わりませんでした。御社では、新規顧客へのアプローチを強みにしている点に魅力を感じました。これまで営業職で培ったコミュニケーション能力を活かしつつ、新規顧客とのやり取りで提案力を身につけてスキルアップし、御社に貢献したいと考えています。」
事務職の場合
「私はWordやExcelを利用したデータ管理スキルを活用できる新たな業務にチャレンジしたく、転職を決意いたしました。御社ではICTを活用した新規事業に取り組んでいると伺っております。新しい事務業務に携わることで自身のスキルアップに繋がるだけでなく、前職で培ったパソコンスキルを活かせる環境に身を置くことで業務の効率化にも貢献できると考えております。今後、御社では自分と事業それぞれが成長できる働き方で業務に取り組んでまいります。」
システムエンジニアの場合
「私はシステムエンジニアのなかでも、周りを引っ張っていけるような人材として御社のプロジェクトに携わりたいと考えております。小規模なシステム開発の現場でチームをまとめるリーダーとして働けることにやりがいを感じておりましたが、大規模なシステム開発に従事する機会に恵まれず、この度転職を決意いたしました。御社ではプロジェクトマネジメントのスキルも身につけることを目標に、システム開発へ貢献していきたいと考えております。」
看護師の場合
「私は新卒から4年間、〇〇科に携わり経験を積んできました。一人ひとりの患者様と向き合うなかで、まだまだ必要なスキルが不十分であることに気づき、より幅広い分野のスキルと経験を積みたいと考え総合病院である御社を志望いたしました。急性期から回復期、さらには在宅医療分野にまで広く精通しており、勉強会や講習会も定期的に開催している御社であれば、幅広いスキルを身につけ看護師としてのスキルアップが叶うと考えております。」
転職理由の例文は「転職理由別の例文紹介!好印象を与えるためのポイントをおさえよう」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
また、転職理由を上手く文章で表せないとお困りの方は「転職理由の書き方は?人間関係やスキルアップなど理由別の例文を紹介!」もおすすめです。
転職理由「スキルアップ」は具体的な内容を心掛けよう
転職理由をスキルアップにする場合は、「具体的にどのようなスキルをどうやって身につけるのか」といったことを伝えるようにしましょう。ただ単純に「スキルアップしたいから」といった転職理由では、面接官が応募者の考えを深く理解できません。
具体的に身につけたいスキルを伝えることで「そのスキルなら自社で身につけられる」と面接官が判断できます。「転職理由が漠然とした内容になってしまう…」という方は、身につけたいスキルについて深掘りしてみましょう。転職理由の内容が思いつかない方は、「転職理由と退職理由に違いはある?思いつかないときの対処法も解説」をご覧ください。
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スキルアップが転職理由の場合によくあるお悩みQ&A
ここでは、スキルアップを転職理由にする場合のお悩みをQ&A方式で解決します。
スキルアップは転職理由になる?
なります。「スキルアップしたい」という考えは仕事に対して意欲的であることがアピールできるので、面接官に好印象な転職理由でしょう。
面接での転職理由の伝え方のコツは「転職理由の書き方を解説!面接で本音を伝えて良い?好印象を与える例文」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
転職理由がスキルアップなら何に気をつけるべき?
転職理由をスキルアップにするなら、「会社ではなく、自身の力でスキルアップする意欲がある」ということを伝えるようにしましょう。
「この会社ならスキルアップできると思った」という内容だけでは、面接官から「会社任せにスキルアップしようとしている」とマイナスな印象を抱かれてしまいます。できるだけ意欲的でポジティブな転職理由を伝えられるようにしましょう。転職理由がネガティブな内容になりやすい方は「転職理由を言い換える方法とは?ポジティブな伝え方を例文とあわせてご紹介」や「面接ではポジティブな転職理由を伝えるべき?適切に言い換える方法とは?」をご覧ください。
スキルアップ以外の転職理由が知りたい!
スキルアップ以外の転職理由は「給料を上げたい」「仕事にやりがいを感じない」「ほかの仕事に興味を持った」「上司との関係が上手くいかなかった」などがあります。
スキルアップを転職理由に考えていたのに、なかなか内容が思い浮かばないという方は、ほかに転職理由がある可能性も。「転職理由は本音で答えた方が良い!ポジティブな表現に言い換える例文」でさまざまな転職理由をチェックしてみましょう。
スキルアップをしたいのに転職が上手くいかない…
なかなか転職が上手くいかない場合は、自己分析が足りていない場合があります。自身がどのようなスキルを、なぜ身につけたいのか考えてみましょう。
自己分析のやり方は「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」で紹介しています。また、一人の転職活動で不安があるとお悩みの方は転職エージェントのハタラクティブにご相談ください
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。