- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 自己紹介の例文11選!基本項目や好印象を与える話し方も解説
自己紹介の例文11選!基本項目や好印象を与える話し方も解説
更新日
この記事のまとめ
- 自己紹介の例文は、「1分」を目安に200~300文字で作成する
- 「自己紹介」と「自己PR」は内容と目的が異なるため注意する
- 自己紹介を面接で行う理由は、お互いのことを良く知るため
- 自己紹介で面接官が評価する項目は、第一印象や社風とのマッチ度
「自己紹介で何を話したら良いか例が思い浮かばない」と悩む方も多いでしょう。自己紹介では、自身の学歴の強み、業界や職種への興味をアピールする内容を話します。また、さまざまな業種を受ける方は、業種ごとに自己紹介の内容を変え、企業に合った強みをアピールするのもおすすめです。このコラムでは、自己紹介の基本項目や好印象を与えられる話し方について紹介。面接時の自己紹介でお悩みの方は参考にしてみてください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
自己紹介で伝える6つの基本項目
自己紹介で伝える基本項目は主に「名前・学校学部名・出身地」や「趣味や特技」「学生時代に力を入れたことや自分の強み」などが挙げられます。
以下で詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.名前・学校学部名・出身地
はじめに、名前や出身地を伝えます。第二新卒として転職活動を行う場合や、学校を卒業して間もない場合は、学校・学部名もあわせて伝えても良いでしょう。
選考が進むうえで、一次、二次面接での面識がある面接官がいたとしても自己紹介ではフルネームで答えるのがマナーです。
2.趣味や特技
次に、趣味や特技を紹介し人柄を伝えます。趣味や特技は個性が表れやすいため、面接官に自分のことを知ってもらえるでしょう。これまでに得た成果や乗り越えた困難を質問されることもあるので、準備しておくことをおすすめします。
自己紹介の趣味や特技に書く内容が分からない場合は、「特技の例文と一覧を紹介!履歴書や面接で自己PRにつなげる方法とは」のコラムを参考にしてみてください。
3.学生時代に力を入れたことや自分の強み
自己紹介で学生時代に力を入れたことや自分の強みを紹介すると、どのような経験を積んできたのかを伝えやすくなるのでおすすめです。部活動や勉強など頑張ったことや、志望企業で活かせるような強みがあれば、エピソード形式で簡潔に話すとより伝わりやすくなるでしょう。
4.業界や職種への興味やアピール
業界や職種への興味も自己紹介で伝えておくと良いでしょう。応募企業の業界や業種の動向や競合他社と比べた強みを述べ、自身が入社後に挑戦したいことを伝えると、「良く調べて面接に臨んでいる」と評価してもらえる可能性もあります。
また、就職したいという熱意も伝わりやすく、企業へのアピールにもつながるでしょう。
5.入社後に挑戦したいこと
自己紹介では、入社後に挑戦したいことや頑張りたいことを伝えましょう。たとえば、「さまざまな年代の人と話すのが好きなため、営業職に挑戦したい」など、自分の長所と重ねて話すと説得力が増します。
入社後に向けて、前向きな考えを述べると好印象を与えられるでしょう。
6.締めの挨拶
自己紹介の最後は、「本日はよろしくお願いします」と締めくくりましょう。締めの挨拶を述べると自己紹介の終わりが明確にでき、面接官は次の質問にスムーズに進めます。
エピソード別の自己紹介例4選
ここでは、約1分間で伝えられる自己紹介の例文4選をアピールポイントごとに紹介します。自分の経験からアピールできる話題を選択し、入社後に企業でどのように活かせるかを伝えましょう。
1.学業・ゼミの研究内容
以下は、学業・ゼミの研究内容を自己紹介に含める場合の例文です。
「△△と申します。本日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。
私は大学で、日本文学や歴史を研究しておりました。日本文学や歴史を海外に広められればと思い、今も都内の観光地で外国人観光客を案内するボランティアを続けております。また、語学力を向上させるため、1年間毎日欠かさずに勉強を続けTOEICで950点を取得しました。
御社では、グローバルな視点と継続力を武器に活躍できればと思っております。よろしくお願いいたします」
解説
資格取得などで高得点を得た実績をアピールしたい場合、「TOEICで950点を取得しました」と結果を伝えるだけでは、ほかの求職者に埋もれてしまうことも。得点を取るまでに努力した過程をアピールし、入社後も再現性があることをアピールしましょう。
「TOEICは就職に有利?取得しておきたい点数やアピール方法を解説」のコラムでは、TOEICをアピールする方法を解説しているので、あわせてご一読ください。
2.部活動・サークル活動
以下は、学業・ゼミの研究内容を自己紹介に含める場合の例文です。
「△△と申します。私は小学生の頃からサッカーを12年間続け、高校と大学ではキャプテンを務めました。最初は試合でなかなか結果が出ませんでしたが、サッカー選手との交流企画などさまざまな施策を講じてチームのモチベーションを上げ、仲間と切磋琢磨しながら県大会出場を果たしました。
サッカーを通して身につけたリーダーシップと粘り強く継続して結果を出せることを武器に、御社では新規顧客を担当する営業職で活躍したいと考え志望いたしました。
本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします」
解説
例文では、「試合で最初はなかなか結果が出なかった」と、苦悩をどうやって工夫して乗り越えたのかを具体的にアピールできています。乗り越えたエピソードに関して「さまざまな施策」で面接官の質問を誘導し、内容を深く掘り下げてもらえる可能性があるでしょう。
3.アルバイト
以下は、アルバイトの経験を自己紹介に含める場合の例文です。
「△△と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。
私が力を入れているのはアルバイトで、現在は2社掛け持ちで働いております。1つ目はコーヒーショップで、時間管理の責任者として働いております。2つ目はアパレル会社のSNS運用を行っております。SNSの運用ではフォロワーの増加に伸び悩むこともありましたが、2つの施策を打って5万人増加を達成いたしました。
御社の経営戦略にあるWebマーケティングの発展にアルバイトで培った経験を活かしたいと思い、入社を希望しております。よろしくお願いいたします」
解説
アルバイトは企業に直接関わるため、売上の向上につながった工夫や実績があれば再現性を積極的にアピールしましょう。成功例として2つの施策を挙げることで、前述のように質問を誘導し、詳しい内容について説明を求めてもらえる可能性があります。
また、アルバイト先で問題解決を行った経験は、採用後も活躍をイメージしやすく好印象を与えられるでしょう。
4.長期インターン
以下は、長期インターンの経験を自己紹介に含める場合の例文です。
「△△と申します。私が力を入れた経験は、大学時代に1年間勤務したインターンシップです。
株式会社◎◎の営業職のサポートとして、電話でアポイントの取得や商談を行いました。営業目標を追い続けると、商談相手の思いに寄り添えているか悩むときもありましたが、営業職で活躍される方にアドバイスを求めるなどの対策をとったことで、自分に課された営業目標を達成できました。
本日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします」
解説
長期インターンシップでは新卒で任される業務を体験する場合もあるため、即戦力をアピールできる可能性があります。面接では「具体的な企業名」「行った業務・実績」を伝え、基本的なビジネススキルをもちあわせていることをアピールするのがおすすめです。
自己紹介で避けるべき内容は?
自分の魅力を早くアピールしたいがために、自己紹介の重要なポイントとなる基本情報が欠けてしまうと、面接の評価が下がってしまいます。また、自己紹介を「自己PR」と混同してしまうのも評価を下げる原因に。質問の意図を正しく理解できていないと思われてしまいます。
そのほか、情報を羅列するだけの自己紹介やネガティブな内容を伝えることも避けましょう。
強み別の自己紹介例4選
この項では、強み別の自己紹介例について紹介します。強みは主に責任感やリーダーシップ、計画性、協調性などが挙げられるでしょう。自分の強みに合った自己紹介例を参考にしてください。
1.責任感
責任感が強みの自己紹介例は、以下のとおりです。
「△△と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。
私は高校時代、バスケ部のキャプテンをしており「県大会優勝」を目指し、ミーティングを月に1回から週に1回に増やしました。部員全員で同じ思いで練習に取り組めるように、話し合いをすることを大切にしてきました。「任された役割を全うする」責任感が強いところが自身の強みだと思っています。また、大学生になってからも強みを活かしアルバイトなどで常に自分の役割や義務を真剣に受け止め、行動してきました。御社に入社できたら自身の強みを活かし、課された業務やプロジェクトに対して最善を尽くします。
また、仕事に対して責任をもって働き、自分だけでなく取引先との信頼関係を築き、周囲の期待に応えられるよう努力していきたいと思っています。本日はよろしくお願いいたします」
2.リーダーシップ
リーダーシップが強みであることを伝えたい場合の自己紹介例は、以下のとおりです。
「△△と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。私は学生時代に生徒会長をしており、リーダーシップには自信があります。生徒会では、学校での暮らしがより良くなるよう自己啓発を行ったり、全校生徒の意見を取り入れたりして、先生方に提案する活動を行っていました。これらの活動からチームを率いて目標に向かい、効果的に指導することにやりがいを感じるようになりました。
生徒会長の経験で身についたリーダーシップやコミュニケーション能力、洞察力を仕事で活かし、将来的にはプロジェクトリーダーとして組織をまとめながら貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします」
3.計画性
計画性を強みとして伝えたい場合の自己紹介例は、以下のとおりです。
「△△と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。私は、大学時代に研究プロジェクトを行っており、そこで自身の強みが計画性であることに気づきました。その研究プロジェクトでは、複数の課題に取り組む必要があり、期限が迫っているレポートと同時にプロジェクトの準備をしなければなりませんでした。そこで私は、タスクをリストアップし各タスクに必要な時間を見積もり、優先順位をつけてレポートと研究を無事期限内に完了させました。この経験から、計画性の重要性を学び、タスクをより効率良く遂行するためには、計画を立てて行うことが重要だと理解しました。
もし、御社に入社できた際には、自身の強みを活かし計画的かつ効率的に業務を行い、貢献したいと思っています。本日はよろしくお願いいたします」
4.協調性
協調性が強みであることを伝えたい場合の自己紹介例は、以下のとおりです。
「△△と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。私は学生時代ボランティアサークルに所属しており、サークルメンバーと協力して目標を達成する喜びを味わいました。サークルでの活動を通して、メンバーと協力しイベントの準備を行ったり、運営を行ったりすることで、より良い結果を生み出せると学びました。
また、ボランティア先の方々やメンバーのことを考え、みんなで協力して何かを達成していくうちに自身の強みが協調性であることに気づき、協調性を活かせる仕事をしたいと思うようになりました。
御社に入社できたら私の強みである協調性を活かし、仲間と協力し合いながら信頼関係を築き、会社に貢献していきたいと思っています。本日はよろしくお願いいたします」
「協調性の意味をわかりやすく解説!ある人の特徴や自己PRの例文も紹介」のコラムでは、協調性の意味を解説しているので参考にしてみてください。
自己紹介で好印象を与える例
自己紹介では、人と重ならないエピソードを話すことで面接官の印象に残ります。趣味やこれまでに努力してきた話をすると、人となりを伝えられるでしょう。ここでは、自己紹介で好印象を与える例を紹介します。
部活動に関する話
部活動に関する話を伝えたい場合の自己紹介例は、以下のとおりです。
「高校では、バスケットボール部に所属していました。キャプテンを経験し、人前で考えを話したりチームをまとめたりすることの難しさを学びました。今ではこの経験を活かして、アルバイトリーダーとして、周囲の考えを集約し働きやすい環境を作れるように意識しています」
趣味に関する話
趣味に関する話を伝えたい場合の自己紹介例は、以下のとおりです。
「幼少期から10年間ピアノを習っていました。ピアノを演奏している間は、時間があっという間に経過するほど集中でき、ストレス発散にもつながっています。ピアノ演奏を通じて身につけた集中力を入社後に活かし、一つひとつの仕事に集中して取り組んでいきます」
自己紹介の作成手順例
自己紹介を作るときは、まず相手にどういった印象を与えたいかを考えます。次に、与えたい印象に合うキーワードやエピソードを用意し、言語化してまとめましょう。最後に、時間を計りながら実際に声に出して読みます。
1.企業が求める人物像を調べる
企業が求める人物像を調べるためには、企業のWebサイトで理念を確認したり企業説明会に参加したりする方法があります。企業が何を求めているのかを確認して、アピールすべき印象を決めましょう。
多くの企業は、「社会人としての教養がある」「コミュニケーションがとれる」のほかに、「専門的な経験や知識」を求めている場合があります。一定のスキルをもっていることを条件としている場合には、資格や即戦力をアピールすることが必要です。
企業が求める人物像は「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」のコラムで解説しているので、あわせてご参照ください。
2.企業が求める人物像に合うキーワードを決める
企業研究と自己分析を行い、企業が求める人物像に合うキーワードを決めます。面接では初対面の相手に約1分という短い時間で、自分が希望する企業の適性に合うかを伝えなければなりません。「企業が求める人物像」と「自分を表すキーワード」の抽出例は、以下のとおりです。
企業が求める人物像 | 自分を表すキーワードの例 |
---|---|
協調性がある人 | ラグビー部で副部長を経験 |
積極性がある人 | アルバイトで店長代理を経験 |
行動力がある人 | 地域復興サークルを立ち上げた |
このように2〜3個書き出し「自分を一番アピールできる話はどれか」でキーワードを決めましょう。また、企業が求める人物像と相違がないかも確認してください。
3.キーワードに基づいたエピソードを決める
自分を表すキーワードが決まったら、関連するエピソードを肉づけします。具体的なエピソードの内容によって「新しいことでも恐れずに挑戦する人」「年齢や性別に関わらずコミュニケーションがとれる人」など、印象が左右されるでしょう。
企業が求める人物像に近いエピソードを考えておくことが大切です。
キーワードやエピソードの抽象度が高過ぎると、「自己分析ができていないのでは」「深掘りしても答えられないのでは」と思われる可能性があります。具体性のあるエピソードにするには自己分析が欠かせません。
自己分析の方法を詳しく知りたい方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」も参考にしてください。
4.PREP法を意識して200~300字でまとめる
自己紹介を作成する際はPREP法を意識して、200〜300字を約1分で話すことを目安に文章をまとめましょう。PREP法は倫理的な文章で分かりやすく伝えるための手法で、「P結論・R理由・E具体例・Pまとめ」の順番で構成します。
結論に先回りして伝えるPREP法は、上司への報告や会議中の発言で端的に物事を伝える際にも役立つため、身につけておくのがおすすめです。
5.時間を計って音読してみる
自己紹介の文章ができたら、実際に音読して1分に収まるか確認しましょう。200〜300字でまとめたとしても、話すスピードによって1分で収まるとは限りません。本番の面接では時計を見ながら自己紹介できないため、練習をして感覚を掴むことが大切です。
また、音読する際は話す文章として違和感がないかも確かめます。「書き言葉」では誤りがなくとも「話し言葉」として確認すると、言葉遣いやリズム感がおかしい場合も。聞いたときに自然な文章になっているかを確認し、必要なら文章の手直しをしましょう。
自己紹介の時間配分の例
自己紹介は「基本情報・自分の定義づけ・面接への意気込み」で構成され、掛ける時間は「1分」が目安といわれています。以下で、約1分間で行う自己紹介の時間配分について見てみましょう。
1分を基準に作成
約1分間の自己紹介を行うときの時間配分は以下のとおりです。
- ・10秒:基本情報
・40秒:自分の定義づけ・入社への意気込み
・10秒:面接への意気込み・丁寧な挨拶
面接官に時間を指定されなくても、1分で自己紹介できるように準備しておくと良いでしょう。30秒や2分での自己紹介を求められる場合もありますが、まずは1分で話せるように準備をしておけば、調整しやすくなります。
本番で慌てないように、1分を基準に内容の取捨選択をしておくと良いでしょう。
10秒:基本情報
冒頭の10秒は基本情報として、名前や出身地を伝えましょう。自己紹介は、本人確認するうえでも大切な役割があります。
キャッチコピーは必ず好印象とは限らない
基本情報を伝える際、自分を印象づけるためにキャッチコピーを考えたほうが良いのか悩むこともあるでしょう。企業の面接官によってはキャッチフレーズが好まれず、高評価を得られない可能性もあります。企業の社風や口コミなどを参考に、自己紹介に取り入れるべきかを決めるのがおすすめです。
40秒:自分の価値観・入社への意気込み
基本情報と最後の挨拶の間の40秒は自分の価値観を簡潔に表し、「自分がどのような人間か」を面接官に印象づけて、入社への意気込みを語ります。40秒間で伝える内容の目的は、「引っかかりワードを仕込んで、自分を知ってもらう種をまくこと」です。
面接官が「もう少し詳しく知りたい」と感じて思わず質問したくなるようなエピソードや実績を2〜3ヵ所に入れて話しましょう。
抽象的に表現するのは避けてください。エピソードや実績を伝える際には面接官がイメージできるよう、数字などを用いて具体的に話すことが大切です。
10秒:面接への意気込みと丁寧な挨拶
自己紹介の最後の10秒は、面接への意気込みと丁寧な挨拶で締めましょう。面接への意気込みで具体的に伝えたい内容は、「就職や企業に対してどのような想いをもっているか」「面接にどのように取り組みたいか」の2点です。
たとえば、緊張しやすい方なら「本日はお時間をいただきありがとうございます。緊張しておりますが、相互理解を深める時間となるように頑張って自分のことを精一杯お伝えしますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします」と伝えるのもおすすめです。
緊張の糸がほぐれた状態で面接に臨めば、自分の魅力を出しやすくなるでしょう。
30秒程度で自己紹介をしなければいけないこともある
自己紹介は約1分程度で済ませるのが一般的ですが、30秒で自己紹介を求められる場合もあります。30秒で話せる内容は限られているため、伝えたい要点をしっかりまとめて話すことが重要です。
また、30秒で話せる文字量は約150〜200字程度なので、あらかじめ文章を作成しておくこともおすすめといえます。
面接で自己紹介を行う3つの理由
面接で自己紹介を行う理由は、「お互いのことを良く知るため」「面接の雰囲気づくりのため」などが挙げられます。自己紹介を行う理由をしっかり理解したうえで、何を伝えるのかを考えましょう。
1.お互いのことを良く知るため
面接官も求職者もお互いのことを良く知るために自己紹介を行います。面接が行われるまでは、書類上の情報しか知らないので、自己紹介を通して、実際の人柄や雰囲気から自社とマッチしているかを見極めているといえるでしょう。
2.面接の雰囲気づくりのため
自己紹介を行う理由の一つは、面接の雰囲気づくりのためです。自己紹介で面接の良い雰囲気を作れると、その後の質疑応答がスムーズにできたり、緊張感もほぐれて話しやすくなったりするでしょう。緊張していると人柄や良さが出せないこともあるので、自己紹介で良い雰囲気を作り、リラックスした状態で臨むことが重要です。
3.基本的なマナーを確認するため
自己紹介を行う理由は、基本的なマナーを確認するためでもあります。社会人になると、企業内だけでなく、取引先でもやり取りをする機会が増えるので、会社の顔として責任ある行動が求められるでしょう。
そのため、挨拶や態度などの基本的なマナーが必要になります。自己紹介を通して、基本的な挨拶ができるかをチェックされているともいえるでしょう。
面接マナーについて詳しく知りたい方は「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
自己紹介で面接官が評価する3つの項目
面接官は自己紹介の内容のほかに、第一印象やコミュニケーション能力をチェックしています。面接官に評価されるポイントを理解して、どこに意識を向けて自己紹介すれば良いのか確認しておきましょう。
1.第一印象・人柄
冒頭で述べたように、第一印象がその後のイメージに結びつきます。面接でポジティブな第一印象を与えるには、以下を意識しましょう。
- ・清潔感
・身だしなみ
・表情
・視線
・声の大きさ
面接官と対面した瞬間に評価が始まっていると捉えて面接に臨むようにしてください。
自己紹介は面接全体の印象を左右する
第一印象は「3秒」で決まるといわれており、冒頭で行う自己紹介は面接全体の印象を左右するほど重要な役割があります。第一印象で面接官に良いイメージを与えられなければ、後に高評価に覆すことは難しくなってしまうでしょう。
自分に興味をもってもらえるような自己紹介ができれば、面接官の質問したい気持ちをかき立て、印象に残る可能性が高くなります。作成方法のステップを踏んで、好印象になる文章術を身につけましょう。
2.コミュニケーション能力
自己紹介においてコミュニケーション能力は、「どれだけ適切に会話のやり取りができるか」で評価されています。面接官に聞かれたことを正しく理解し、分かりやすく回答ができているか見極められているようです。
「結論から伝える・相手に分かりやすく的確に答える・伝えたい内容はいくつあるのか先に伝える」などのポイントを意識すれば、コミュニケーション能力の評価は上がるでしょう。
「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」のコラムでは、コミュニケーション能力を鍛える方法を解説しているので、参考にしてみてください。
3.社風とのマッチ度
面接官はこれから一緒に働く仲間として応募者を見ており、社風とのマッチ度を評価しています。自己紹介で挙げるエピソードで「考え方・行動のパターン」を把握し、入社後も再現性があるかを判断することも。なかでも、今後も変化しにくい「つい熱中してしまうもの」の価値観からは、着眼点や考え方が社風と近ければ活躍を期待できると判断してもらえることが多いでしょう。自己紹介で上げるキーワードは再現性を裏づけるエピソードとなり得るため、慎重に選ぶ必要があります。
自己紹介で好印象を与えるコツ
自己紹介で好印象を与えるコツは、「大きな声と聞きやすいスピードを意識する」「明るい表情で目を見て話す」などが挙げられます。好印象を与えられるコツを知り、実際の自己紹介で実践してみましょう。
大きな声と聞きやすいスピードを意識する
自己紹介で好印象を与えるには、大きな声と聞きやすいスピードを意識すると良いでしょう。相手が聞きやすい声で話すと、聞き逃すことなく自分のことを知ってもらえます。
また、話し方によっても大きく印象が変わるため、ハキハキと大きな声で話すように意識しましょう。
明るい表情で目を見て話す
明るい表情で目を見て話すと、面接官に好印象を与えられるでしょう。緊張するとつい顔がこわばってしまいがちですが、怖い顔をして話しているより、緊張していても表情が明るいほうが印象が良いといえます。
また、アイコンタクトをとりながら話しましょう。目を見ていないと、「自信がないのでは」「嘘をついているのでは」と思われてしまう可能性も。好印象を与えるためにも目を見て話し、就職意欲を伝えましょう。
「面接で好印象を残すコツとは?話し方就職時の身だしなみも解説」のコラムでは、上記で述べた以外に面接で好印象を与えるコツを紹介しているので、あわせてご一読ください。
自己紹介の7つの注意事項
自己紹介を作成する際に注意するポイントは、以下の7点です。
- ・企業に合った強みや成果を記載する
・業界ごとに自己紹介を変える
・エントリーシートに結びつける
・情報を詰め込み過ぎない
・略語は使用しない
・面接中に態度に気をつける
・個性が強すぎる内容は避ける
短い時間で面接官へ簡潔に情報を伝えるために注意事項は押さえておきましょう。
1.企業に合った強みや活かせる成果を含める
自己紹介では、応募先企業で活かせる強みや成果を含めることが重要です。応募先企業で活かせない強みを書いても、有利になりにくいでしょう。強みやこれまでに得た成果が自社に合っていると判断されれば、入社後に活躍する様子をイメージしてもらいやすくなるメリットもあります。
2.業界ごとに作成する
自己紹介は、業界ごとに作成するようにしましょう。自己紹介で業界・業種に対するアピールも行うと、興味・関心が高いと思われやすくなるためおすすめです。面接官は、自社が位置している業界に対し求職者がどのくらい興味があるかも見ているので、業界ごとに自己紹介を作成すると良いでしょう。
3.提出した書類に結びつけて作成する
面接時の自己紹介は、提出した書類に結びつけて作成するようにしましょう。事前に提出している書類と異なる回答をすると「一貫性がない人」とネガティブな印象を与える恐れがあるため、自己紹介は一貫した内容でアピールすることが大切です。
提出書類と面接でアピール内容を変えてしまうと内容にズレが生じてしまいます。説得力も下がるため、自分の強みをより印象的にアピールするためにも一貫した内容で伝えることが重要です。提出書類の内容と相違が出ないように、企業ごとに書類の控えはとっておきましょう。
「エントリーシートとは?転職でも必要?履歴書との違いや書き方のコツを解説」のコラムでは、エントリーシートの書き方を紹介しているので参考にしてみてください。
4.情報を詰め込み過ぎず簡潔にまとめる
自己紹介は情報を詰め込み過ぎず、伝えたい内容を簡潔にすると面接官の印象に残りやすくなります。情報量が多いと何を言いたいのか伝わらない可能性もあるでしょう。
「一文を簡潔にまとめる」「接続詞は一回だけ使用する」などと決めて、話を端的にするのがおすすめです。
5.略語ではなく正式名称を使用する
年号や学校名、資格などは自己紹介の際には正式名称で伝えてください。たとえば、英検は「英語技能検定」、自動車免許は「普通自動車第一種運転免許」が正式名称です。約1分という短い時間でも「時間がないから」と略語は使用せず、正式名称で伝えることで丁寧な印象を与えられます。
面接はフォーマルな場なので、書類でも口頭でも略語ではなく、正式名称を使用するのがマナー。普段から略語を使用していると、思わず発言してしまう可能性があるため、正式名称を使用する癖をつけておきましょう。
6.面接中の態度に気をつける
緊張していても面接官と目を合わせて話し、笑顔で話せるように意識しましょう。着席してから自己紹介する場合は、姿勢正しく座り、手や足を組むのは避けてください。面接中の態度も評価の一部になっていると意識し、注意しましょう。
7.個性が強すぎる内容は避ける
面接官の印象に残ることは大切ですが、個性が強すぎる内容を話すのは避けましょう。「協調性がない」「自己主張が強すぎる」とネガティブな印象を与える恐れがあります。
面接官が興味を示せるような話題を選びましょう。
話したい内容を紙に書き出そう
自己紹介で話す内容がまとまらないときは、まず紙に自分に関するキーワードを書き出してみましょう。紙に書き出すことで、頭のなかが整理され、伝えたいことをピックアップできるようになります。また、自分に関するキーワードから関連する物事を結びつけることで、伝えたい内容がまとまりやすくなるでしょう。
自己紹介の練習方法
本番で好印象な自己紹介をするには面接練習を繰り返し行い、慣れることが大切です。人となりは話の内容だけでなく、話し方や言葉の選び方にも表れます。自己紹介の最初の10秒で面接官に好印象を与えるために、積極的に練習を行いましょう。
第三者に面接練習を依頼する
家族や友人と予定が合うなら、第三者に依頼して面接の自己紹介練習に付き合ってもらいましょう。第三者に面接練習をしてもらうと、自分では気づかない癖や改善点に気づくきっかけになります。
面接練習についてさらに詳しく確認したい方は、「面接練習をして就活・転職を成功させよう!一人で行う方法やよく聞かれる質問も紹介」も確認してください。
予想できる質問例に対する対策を行おう
面接では、「職歴、自己PRを交えて自己紹介をしてください」「弊社を受けようと思った理由を交えて自己紹介をお願いします」と聞かれることが予想されます。面接練習を行う際には、自己紹介だけを練習するのではなく、自己PRや志望動機を含めた自己紹介など、さまざまなパターンを練習しておくと安心できるでしょう。
スマホで撮影し客観的に見る
面接まで時間がない場合や複数人での面接練習に恥ずかしさを感じる場合は、スマホで撮影して自分を客観的に評価する方法もあります。対面面接とWeb面接を想定して、全身と上半身のみの2パターンで撮影するのもおすすめです。
撮影後は、以下の項目をチェックしましょう。
- ・姿勢
・表情や目線
・話すスピード
・声の大きさやトーン
・口癖
・身振り手振り
「自分が面接官の立場なら、良い印象を受けるか」を基準に、自然で違和感のない自己紹介であることを確認します。丸暗記は避け、態度で意欲を表せるように取り組んでください。
面接練習に不安を感じている方は、一人で悩まずに就職・転職エージェントの力を借りましょう。若年層に特化した就職・転職サービスのハタラクティブでは、求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつきます。就職活動の進め方や求人の紹介、面接対策、職業訓練での経験をどのようにアピールするかなど、マンツーマンでアドバイス。
また、企業へ直接聞きにくいことや就活中のスケジュール管理も、求職者に代わって行います。「自己紹介のアドバイスがほしい」「面接の様子を客観的に見てほしい」とお考えの方は、ハタラクティブにご相談ください。
自己紹介の例文に関するQ&A
ここでは、自己紹介の例文に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
自己紹介で印象が悪くなる言動は何ですか?
自己紹介の話が長かったり、態度が悪いと印象が悪くなる可能性があります。多くの情報を伝えたいからといって話が長くなってしまうと、結局何を伝えたいかが分からない状況に陥りやすいでしょう。
面接のマナーについて詳しく知りたい方は、「面接の基本マナーを押さえて好印象を与えよう!対策方法も解説」のコラムもあわせてご覧ください。
自己紹介のエピソードがない場合はどうすべきですか?
特別な経験や実績がないときは、特技や趣味などを振り返ってみましょう。苦手なことなどのネガティブな内容は避けてください。自己紹介は第一印象を決める重要な面接の一部であるため、より好印象を残せるよう徹底的な自己分析から始めるのがおすすめです。
「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムをご覧ください。
「簡単な自己紹介」とは何分話せば良いですか?
簡単な自己紹介は、30秒〜1分を目安に話すと良いでしょう。短すぎたり長すぎたりすると、自己紹介で好印象は残せません。自己紹介は基本の構成「基本情報・自分の定義づけや入社への意気込み・面接への意気込み」で話せば、簡潔に網羅して伝えられます。
ハタラクティブでは、「応募企業ごとの自己紹介を添削してほしい」といったお悩みにも対応するので、お気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。